JP2004031290A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004031290A JP2004031290A JP2002189917A JP2002189917A JP2004031290A JP 2004031290 A JP2004031290 A JP 2004031290A JP 2002189917 A JP2002189917 A JP 2002189917A JP 2002189917 A JP2002189917 A JP 2002189917A JP 2004031290 A JP2004031290 A JP 2004031290A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pot
- coil device
- induction heating
- heating cooker
- pan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B40/00—Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
- Induction Heating Cooking Devices (AREA)
- Cookers (AREA)
Abstract
【課題】鍋底に誘導される渦電流を異なることによる中心部と周辺部との過熱状態の差を均一化し、加熱ムラを解消することができる誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】本発明の誘導加熱調理器としてのIH炊飯器1は、渦巻き状のコイル装置11からの磁力線により、鍋10に渦電流を生じさせて発熱させるものであって、コイル装置11を構成する誘導コイルは、同心状に積層された異なる径を有する複数の渦巻き状コイル12、13、14とから構成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明の誘導加熱調理器としてのIH炊飯器1は、渦巻き状のコイル装置11からの磁力線により、鍋10に渦電流を生じさせて発熱させるものであって、コイル装置11を構成する誘導コイルは、同心状に積層された異なる径を有する複数の渦巻き状コイル12、13、14とから構成されている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させる誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させる誘導加熱調理器として、厨房調理機器やIH炊飯器などがある。図4は、従来の誘導加熱調理器としてのIH炊飯器に用いられる鍋101及びコイル装置102の概略図を示している。鍋101は、電気抵抗の大きい鉄製の鍋により構成されている。また、この鍋101の下方には、磁力を発生させるためのコイル装置102が設けられている。
【0003】
これにより、コイル装置102に高周波電流を供給すると、磁力線が発生し、この磁力線によってコイル装置102上方に設置された鉄鍋101の底に渦電流が流れる。そして、この渦電流と鉄鍋101自体がもつ電気抵抗とでジュール熱が発生する。これにより、鉄鍋101自体が発熱し、加熱調理を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の誘導加熱調理器に用いられるコイル装置102は渦巻き状に巻かれた単一の誘導コイルによって構成されていたため、コイル装置102の中心部における磁力線の密度が疎となり、鍋101の底に誘導される渦電流が中心部と周辺部とで密度の差が大きくなる。そのため、鍋101中心部が加熱されにくくなり、周辺部の加熱状態との差が生じ、全体として加熱ムラが生じる問題があった。
【0005】
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、鍋底に誘導される渦電流を中心部と周辺部とで均一化し、加熱ムラを解消することができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の誘導加熱調理器は、渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させるものであって、コイル装置は、同心状に積層された異なる径を有する複数の渦巻き状コイルから構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させる誘導加熱調理器において、コイル装置は、同心状に積層された異なる径を有する複数の渦巻き状コイルから構成されているので、従来疎となっていたコイル装置中心部における磁力線の密度が増加し、全体として均一とすることができるようになる。
【0008】
これにより、鍋底に誘導される渦電流も中心部と周辺部とで均一化され、従来、加熱され難かった鍋中心部の加熱を良好に行えるようになり、加熱ムラを解消することができるようになる。そのため、局所的な加熱による焦げ付きなどの不都合を未然に回避することができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の誘導加熱調理器を適用した実施例としてのIH炊飯器1について図1を参照して説明する。図1は本発明の誘導加熱調理器を適用したIH炊飯器1の斜視図を示している。係るIH炊飯器1は、上面を開口した本体2と、この本体2の上面開口を閉塞可能とする蓋3とから構成されている。本体2は、当該本体2上部を形成する本体上部2Aと、本体2下部を形成する本体下部2Bとから構成されており、本体上部2Aの前面には、当該IH炊飯器1を操作するための操作スイッチ5及び表示手段としての表示部6などが設けられている。また、本体上部2Aの上部には、当該IH炊飯器1を持ち運び可能とするための把手部7が回動自在に取り付けられている。
【0010】
また、前記蓋3は、前記本体上部2Aの後端に回動自在に枢支されて取り付けられており、蓋3前部には、当該蓋3を本体上部2Aに係脱自在に係合する係合部8が設けられている。
【0011】
前記本体2内には、図示しない鍋収容部が形成されており、この鍋収容部には、例えば鉄などの電気抵抗が大きい材料にて構成された鍋10が取出自在に収容されている。鍋10は、上方に開口した有底筒状に形成されており、この鍋10の上端は、外方に水平に折曲されたフランジ9が形成されている。
【0012】
このとき、蓋3には、当該鍋10が収容された状態で鍋10内を略密閉可能とするための図示しない蓋パッキンを備えた内蓋が設けられており、蓋3が閉塞された状態で、鍋10のフランジ9は、蓋パッキンと密着し、鍋10内は略密閉される。
【0013】
一方、前記本体2の下部、即ち本体下部2Bには、前記鍋収容部の底部に位置してコイル装置11が設けられている。本発明の誘導加熱調理器におけるコイル装置11は、電磁誘導加熱用の複数の(本実施例では3つの)誘導コイル12、13、14により構成されている。これらの誘導コイル12、13、14は、それぞれ異なる径となるように渦巻き状に巻き付けて構成されており、これらの誘導コイル12、13、14を同心状に積層することにより構成されている。
【0014】
次に、図3を参照して本実施例のIH炊飯器1の回路構成を説明する。17は、マイクロプロセッサを構成する制御装置18及び演算装置19、計時装置20と、ROM及びRAMなどから成る記憶装置21を備えて成るマイクロコンピュータである。このマイクロコンピュータ17の入力側には、A/D変換器から構成される入力装置22が接続され、この入力装置22を介して、前記鍋10が鍋収容部の底面に当接しているか否かを検知する鍋センサ23と、前記蓋3が本体2に閉塞され前記係合部8によって係合保持されているか否かを検知する蓋センサ24と、前記鍋10が鍋収容部内にあるか否かを検出する鍋スイッチ25と、前記操作スイッチ5等が接続されている。
【0015】
また、マイクロコンピュータ17の出力側には、出力装置30が接続され、この出力装置30を介して、鍋10を電磁誘導加熱する誘導加熱手段としてのコイル装置11と、IH炊飯器1の動作状態、例えば炊飯や保温などの状態を表示する表示手段6と、例えば炊飯の終了を報知するブザー31等が接続される。
【0016】
前記誘導加熱手段としてのコイル装置11は、前記マイクロコンピュータ17からの出力信号に基づき所定の高周波電流を供給する高周波電流発生装置32と、その高周波電流値を可変しつつ前記各誘導コイル12、13、14に対する通断電を制御する出力調整回路33とが設けられている。
【0017】
以上の構成により、マイクロコンピュータ17は、操作スイッチ5の炊飯や保温などの入力信号や鍋センサ23、蓋センサ24及び鍋スイッチ25の検出信号及びマイクロコンピュータ17の計時装置20からの情報に基づき、予め記憶装置21に設定された制御情報に従ってコイル装置11及び表示手段6、ブザー31を制御する。
【0018】
コイル装置11には、マイクロコンピュータ17からの出力信号に基づき、所定の高周波電流が高周波電流発生装置32より出力調整回路33を介してそれぞれの誘導コイル12、13、14に供給される。これにより、それぞれの誘導コイル12、13、14に磁力線が発生し、その磁力線上にある鍋10に渦電流が発生する。この渦電流が電気抵抗が大きい例えば鉄製の鍋10においてジュール熱を発生して鍋10自体が加熱される。
【0019】
ここで、本発明のコイル装置11は、異なる径を有する渦巻き状の複数(本実施例では、3つ)の誘導コイル12、13、14を同心状に積層して構成されているため、従来の誘導加熱調理器におけるコイル装置では疎となっていたコイル装置中心部における磁力線の密度を増加させることができるようになり、これにより、全体として磁力線の密度を均一化することができるようになる。
【0020】
これにより、鍋10の底に誘導される渦電流も中心部と周辺部とで均一化され、従来、加熱され難かった鍋10中心部の加熱を良好に行えるようになり、加熱ムラを解消することができるようになる。そのため、局所的な加熱による焦げ付きなどの不都合を未然に回避することができるようになる。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させる誘導加熱調理器において、コイル装置は、同心状に積層された異なる径を有する複数の渦巻き状コイルから構成されているので、従来疎となっていたコイル装置中心部における磁力線の密度が増加し、全体として均一とすることができるようになる。
【0022】
これにより、鍋底に誘導される渦電流も中心部と周辺部とで均一化され、従来、加熱され難かった鍋中心部の加熱を良好に行えるようになり、加熱ムラを解消することができるようになる。そのため、局所的な加熱による焦げ付きなどの不都合を未然に回避することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導加熱調理器としてのIH炊飯器の斜視図である。
【図2】鍋及びコイル装置の概略図である。
【図3】本発明のIH炊飯器の電気ブロック図である。
【図4】従来の鍋及びコイル装置の概略図である。
【符号の説明】
1 IH炊飯器
2 本体
3 蓋
5 操作スイッチ
6 表示部
10 鍋
11 コイル装置
12、13、14 誘導コイル
17 マイクロコンピュータ
18 制御装置
22 入力装置
30 出力装置
32 高周波電流発生装置
33 出力調整回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させる誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させる誘導加熱調理器として、厨房調理機器やIH炊飯器などがある。図4は、従来の誘導加熱調理器としてのIH炊飯器に用いられる鍋101及びコイル装置102の概略図を示している。鍋101は、電気抵抗の大きい鉄製の鍋により構成されている。また、この鍋101の下方には、磁力を発生させるためのコイル装置102が設けられている。
【0003】
これにより、コイル装置102に高周波電流を供給すると、磁力線が発生し、この磁力線によってコイル装置102上方に設置された鉄鍋101の底に渦電流が流れる。そして、この渦電流と鉄鍋101自体がもつ電気抵抗とでジュール熱が発生する。これにより、鉄鍋101自体が発熱し、加熱調理を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の誘導加熱調理器に用いられるコイル装置102は渦巻き状に巻かれた単一の誘導コイルによって構成されていたため、コイル装置102の中心部における磁力線の密度が疎となり、鍋101の底に誘導される渦電流が中心部と周辺部とで密度の差が大きくなる。そのため、鍋101中心部が加熱されにくくなり、周辺部の加熱状態との差が生じ、全体として加熱ムラが生じる問題があった。
【0005】
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、鍋底に誘導される渦電流を中心部と周辺部とで均一化し、加熱ムラを解消することができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の誘導加熱調理器は、渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させるものであって、コイル装置は、同心状に積層された異なる径を有する複数の渦巻き状コイルから構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させる誘導加熱調理器において、コイル装置は、同心状に積層された異なる径を有する複数の渦巻き状コイルから構成されているので、従来疎となっていたコイル装置中心部における磁力線の密度が増加し、全体として均一とすることができるようになる。
【0008】
これにより、鍋底に誘導される渦電流も中心部と周辺部とで均一化され、従来、加熱され難かった鍋中心部の加熱を良好に行えるようになり、加熱ムラを解消することができるようになる。そのため、局所的な加熱による焦げ付きなどの不都合を未然に回避することができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の誘導加熱調理器を適用した実施例としてのIH炊飯器1について図1を参照して説明する。図1は本発明の誘導加熱調理器を適用したIH炊飯器1の斜視図を示している。係るIH炊飯器1は、上面を開口した本体2と、この本体2の上面開口を閉塞可能とする蓋3とから構成されている。本体2は、当該本体2上部を形成する本体上部2Aと、本体2下部を形成する本体下部2Bとから構成されており、本体上部2Aの前面には、当該IH炊飯器1を操作するための操作スイッチ5及び表示手段としての表示部6などが設けられている。また、本体上部2Aの上部には、当該IH炊飯器1を持ち運び可能とするための把手部7が回動自在に取り付けられている。
【0010】
また、前記蓋3は、前記本体上部2Aの後端に回動自在に枢支されて取り付けられており、蓋3前部には、当該蓋3を本体上部2Aに係脱自在に係合する係合部8が設けられている。
【0011】
前記本体2内には、図示しない鍋収容部が形成されており、この鍋収容部には、例えば鉄などの電気抵抗が大きい材料にて構成された鍋10が取出自在に収容されている。鍋10は、上方に開口した有底筒状に形成されており、この鍋10の上端は、外方に水平に折曲されたフランジ9が形成されている。
【0012】
このとき、蓋3には、当該鍋10が収容された状態で鍋10内を略密閉可能とするための図示しない蓋パッキンを備えた内蓋が設けられており、蓋3が閉塞された状態で、鍋10のフランジ9は、蓋パッキンと密着し、鍋10内は略密閉される。
【0013】
一方、前記本体2の下部、即ち本体下部2Bには、前記鍋収容部の底部に位置してコイル装置11が設けられている。本発明の誘導加熱調理器におけるコイル装置11は、電磁誘導加熱用の複数の(本実施例では3つの)誘導コイル12、13、14により構成されている。これらの誘導コイル12、13、14は、それぞれ異なる径となるように渦巻き状に巻き付けて構成されており、これらの誘導コイル12、13、14を同心状に積層することにより構成されている。
【0014】
次に、図3を参照して本実施例のIH炊飯器1の回路構成を説明する。17は、マイクロプロセッサを構成する制御装置18及び演算装置19、計時装置20と、ROM及びRAMなどから成る記憶装置21を備えて成るマイクロコンピュータである。このマイクロコンピュータ17の入力側には、A/D変換器から構成される入力装置22が接続され、この入力装置22を介して、前記鍋10が鍋収容部の底面に当接しているか否かを検知する鍋センサ23と、前記蓋3が本体2に閉塞され前記係合部8によって係合保持されているか否かを検知する蓋センサ24と、前記鍋10が鍋収容部内にあるか否かを検出する鍋スイッチ25と、前記操作スイッチ5等が接続されている。
【0015】
また、マイクロコンピュータ17の出力側には、出力装置30が接続され、この出力装置30を介して、鍋10を電磁誘導加熱する誘導加熱手段としてのコイル装置11と、IH炊飯器1の動作状態、例えば炊飯や保温などの状態を表示する表示手段6と、例えば炊飯の終了を報知するブザー31等が接続される。
【0016】
前記誘導加熱手段としてのコイル装置11は、前記マイクロコンピュータ17からの出力信号に基づき所定の高周波電流を供給する高周波電流発生装置32と、その高周波電流値を可変しつつ前記各誘導コイル12、13、14に対する通断電を制御する出力調整回路33とが設けられている。
【0017】
以上の構成により、マイクロコンピュータ17は、操作スイッチ5の炊飯や保温などの入力信号や鍋センサ23、蓋センサ24及び鍋スイッチ25の検出信号及びマイクロコンピュータ17の計時装置20からの情報に基づき、予め記憶装置21に設定された制御情報に従ってコイル装置11及び表示手段6、ブザー31を制御する。
【0018】
コイル装置11には、マイクロコンピュータ17からの出力信号に基づき、所定の高周波電流が高周波電流発生装置32より出力調整回路33を介してそれぞれの誘導コイル12、13、14に供給される。これにより、それぞれの誘導コイル12、13、14に磁力線が発生し、その磁力線上にある鍋10に渦電流が発生する。この渦電流が電気抵抗が大きい例えば鉄製の鍋10においてジュール熱を発生して鍋10自体が加熱される。
【0019】
ここで、本発明のコイル装置11は、異なる径を有する渦巻き状の複数(本実施例では、3つ)の誘導コイル12、13、14を同心状に積層して構成されているため、従来の誘導加熱調理器におけるコイル装置では疎となっていたコイル装置中心部における磁力線の密度を増加させることができるようになり、これにより、全体として磁力線の密度を均一化することができるようになる。
【0020】
これにより、鍋10の底に誘導される渦電流も中心部と周辺部とで均一化され、従来、加熱され難かった鍋10中心部の加熱を良好に行えるようになり、加熱ムラを解消することができるようになる。そのため、局所的な加熱による焦げ付きなどの不都合を未然に回避することができるようになる。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させる誘導加熱調理器において、コイル装置は、同心状に積層された異なる径を有する複数の渦巻き状コイルから構成されているので、従来疎となっていたコイル装置中心部における磁力線の密度が増加し、全体として均一とすることができるようになる。
【0022】
これにより、鍋底に誘導される渦電流も中心部と周辺部とで均一化され、従来、加熱され難かった鍋中心部の加熱を良好に行えるようになり、加熱ムラを解消することができるようになる。そのため、局所的な加熱による焦げ付きなどの不都合を未然に回避することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導加熱調理器としてのIH炊飯器の斜視図である。
【図2】鍋及びコイル装置の概略図である。
【図3】本発明のIH炊飯器の電気ブロック図である。
【図4】従来の鍋及びコイル装置の概略図である。
【符号の説明】
1 IH炊飯器
2 本体
3 蓋
5 操作スイッチ
6 表示部
10 鍋
11 コイル装置
12、13、14 誘導コイル
17 マイクロコンピュータ
18 制御装置
22 入力装置
30 出力装置
32 高周波電流発生装置
33 出力調整回路
Claims (1)
- 渦巻き状のコイル装置からの磁力線により、鍋に渦電流を生じさせて発熱させる誘導加熱調理器において、
前記コイル装置は、同心状に積層された異なる径を有する複数の渦巻き状コイルから構成されていることを特徴とする誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002189917A JP2004031290A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002189917A JP2004031290A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 誘導加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004031290A true JP2004031290A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31184198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002189917A Pending JP2004031290A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004031290A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8565264B2 (en) | 2007-08-10 | 2013-10-22 | Fujitsu Limited | Radio apparatus, radio communication system, and radio information notification method |
-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002189917A patent/JP2004031290A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8565264B2 (en) | 2007-08-10 | 2013-10-22 | Fujitsu Limited | Radio apparatus, radio communication system, and radio information notification method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6441296B2 (ja) | 誘導加熱用スイッチ回路付き容器を使用した誘導加熱システム | |
JP6921232B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP5943683B2 (ja) | 誘導加熱装置 | |
JP2000041838A (ja) | 電気鍋 | |
JPWO2020166061A1 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2004031290A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2988050B2 (ja) | 電気炊飯器 | |
JP2007075506A (ja) | 電磁誘導加熱調理器用容器 | |
JP3292059B2 (ja) | 電気炊飯器 | |
JP2788682B2 (ja) | 蓋付加熱容器 | |
JP3600542B2 (ja) | 電磁誘導加熱調理器 | |
JPH07106172B2 (ja) | 電磁加熱容器 | |
JP4073825B2 (ja) | 電気炊飯器 | |
JPH01218411A (ja) | 電気炊飯器 | |
JP3531478B2 (ja) | 電気炊飯器 | |
JPH04322617A (ja) | 電気炊飯器 | |
JP5424309B2 (ja) | 電磁誘導加熱調理器及び電磁誘導加熱調理器セット | |
JP2000300425A (ja) | 電磁誘導加熱式炊飯器 | |
JPH0295316A (ja) | 炊飯器 | |
JPH09442A (ja) | 電気ポット | |
JPH03212224A (ja) | 調理器 | |
JPH01218414A (ja) | 電気炊飯器 | |
JPH02242582A (ja) | 誘導加熱装置 | |
JP2004296279A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
KR101307720B1 (ko) | 유도가열 히터가 구비된 전기 조리기기 |