JP2004031208A - カード用コネクタ装置 - Google Patents

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JP2004031208A JP2002187851A JP2002187851A JP2004031208A JP 2004031208 A JP2004031208 A JP 2004031208A JP 2002187851 A JP2002187851 A JP 2002187851A JP 2002187851 A JP2002187851 A JP 2002187851A JP 2004031208 A JP2004031208 A JP 2004031208A
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Tetsuji Ogino
荻野 哲治
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Abstract

【課題】横幅寸法を小さくすることができるカード用コネクタ装置の提供。
【解決手段】側縁部に凹部27を有するカード23が収容される収容部1aを備えるとともに、収容部1aの両側部にカード23を収容部1aに案内するガイド部2を備え、このガイド部2の内部に、カード23の凹部27に係合離脱可能なロック部31を有するロック部材28を、カード23の面部に対して交差する方向に、例えば直交する方向に回動可能に配設してある。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報記憶カードが収容される収容部を有するカード用コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のカードには側縁部に凹部が形成されているものがある。このような凹部を有するカードが収容される収容部を備えたカード用コネクタ装置として、カードの凹部に対向する横方向に、この凹部に係合可能な弾性片を配置したものが従来提案されている。この従来技術では、カードが収容部に収容された状態では、弾性片がカードの凹部に係合し、この弾性片により収容部のカードが抜け止めされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術では、カードの凹部に対向させて弾性片を配置してあることから、また配置された弾性片がカードの横方向に変位するものであることから、コネクタ装置全体の横幅方向が大きくなり、小型化を見込めない問題がある。
【0004】
本発明は、上記した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、横幅寸法を小さくすることができるカード用コネクタ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、側縁部に凹部が形成されたカードが収容される収容部を備えるとともに、上記収容部の両側部に上記カードを上記収容部内へ案内するガイド部を備え、このガイド部の内部に、上記カードの上記凹部に係合離脱可能なロック部材を、上記カードの面部に対して交差する方向に変位可能に配設したことを特徴としている。
【0006】
このように構成した本発明は、カードを案内するガイド部の内部にカードの凹部に係合離脱可能なロック部材を設けてあるので、カードが含まれる領域内にロック部材を配置させることができる。すなわち本発明では、従来、カードの凹部に係合離脱していた部材の配置、及び変位に必要であった横方向の寸法相当分を除去することができる。これにより、横幅寸法を小さくすることができる。
【0007】
また上記発明において、本発明は、上記ロック部材を回動可能に支持させるとともに、このロック部材の一端に、上記カードの上記凹部に係合離脱可能なロック部を設けたことを特徴としている。
【0008】
このように構成した本発明は、ロック部材の回動動作に伴って、このロック部材のロック部をカードの凹部に係合離脱させることができる。ロック部材の回動支持は簡単な構造で実現でき、また、ロック部は例えばロック部材の製作時に同時に形成させることができる。
【0009】
また上記発明において、本発明は、上記カードは、上記凹部が位置する少なくとも一方の側縁部にその挿入方向に沿って形成される段差部を有し、上記カードを上記収容部内へ収容した状態で、上記ロック部材が上記段差部によって形成される空隙部内に位置することを特徴としている。
【0010】
このように構成した本発明は、カードの段差部によって形成される空隙部内にロック部材を位置させるので、カードの厚さ方向に相応する寸法、すなわちコネクタ装置の厚さ寸法を小さくすることができる。
【0011】
また上記発明において、本発明は、上記カードを挿入口方向へ排出する排出機構を備え、この排出機構が、カードを押し出す押し出し部材と、この押し出し部材を操作する操作部材とを含むとともに、上記操作部材の操作と、上記ロック部材の上記カードの上記凹部からの離脱動作とを連動させる連動手段を備えたことを特徴としている。
【0012】
このように構成した本発明は、カードが収容部に収容され、ロック部材によるカードロックが解除されている状態で、操作部材を操作すると、その操作に伴って押し出し部材が作動し、カードが挿入口方向に押し出される。また、ロック部材によってカードがロックされている状態で操作部材を操作すると、連動手段を介して、ロック部材をカードの凹部から離脱させることができる。
【0013】
また上記発明において、本発明は、上記排出機構が、ハート型カム溝と、このハート型カム溝を摺動する摺動部材と、上記押し出し部材を駆動する駆動板とを含み、上記操作部材を一旦押すことによりこの操作部材が第1の位置から第2の位置へ突出し、この第2の位置において上記操作部材を再度押すことにより上記摺動部材が上記駆動板を作動させ、この駆動板により上記押し出し部材が駆動する連動関係に設定してあるとともに、上記操作部材が上記第1の位置から上記第2の位置へ突出する過程で、上記ロック部材が上記カードの上記凹部から離脱する連動関係に設定してあることを特徴としている。
【0014】
このように構成した本発明は、製作の容易なハート型カム溝と、このハート型カム溝を摺動する摺動部材、及び製作の容易な駆動板を介してカードの排出動作を実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下,本発明のカード用コネクタ装置の実施形態を図に基づいて説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施形態の全体構成を示す図で、上面を覆うカバーを外した状態を示す平面図、図2の(a)図は図1のA方向から見た正面図、(b)図は図1のB方向から見た側面図、図3は図1に示す一実施形態に備えられるハート型カム溝を示す側面図である。
【0017】
図4は図1に示す一実施形態に備えられるプッシュロッド及びつまみを示す側面図、図5は図1に示す一実施形態に備えられる駆動板を示す側面図、図6は図1に示す一実施形態に備えられるロック部材を示す説明図で、(a)図は平面図、(b)図は本体を形成するシャーシに取り付けた状態を示す側面図である。
【0018】
本実施形態は、図1の左側位置を形成する前方位置に後述のカードが挿入される挿入口1を有し、内部にカードが挿入される収容部1aを有する。収容部1aの両側部にはカードを案内する一対のガイド部2を設けてある。後方位置には、カードの先端部に形成された端子に接続可能な外部接続コネクタ3を設けてある。この外部接続コネクタ3の上方には、軸4を中心に同図1の紙面に沿う方向に回動可能で、収容部1aに収容されたカードを挿入口1方向へ押し出す押し出し部材5を設けてある。この押し出し部材5の一端には、図2の(a)図にも示すように、収容部1aに収容されたカードの先端部に当接可能な突出片6を設けてある。
【0019】
一方のガイド部2の側方には、図2の(b)図にも示すように、押し出し部材5を操作する操作部材、すなわちプッシュロッド7と、このプッシュロッド7の挿入口1側の端部に装着したつまみ11とを配置してある。
【0020】
プッシュロッド7は、図1に示すように、このプッシュロッド7を挿入口1方向に付勢可能なばね10が係着される係合部8を有する。ばね10の他端は、本体を形成するシャーシ9に固定してある。また、プッシュロッド7には、図4に示すように摺動部材12を装着させてある。摺動部材12の一方の端部付近13がプッシュロッド7に取り付けられている。この摺動部材12の他端にはピン部14を形成してある。
【0021】
また、図1に示すように、摺動部材12に対向するように、ハート型カム溝15を設けてある。このハート型カム溝15は、本体を形成するシャーシ9に設けてある。このハート型カム溝15は、図3にも示すように摺動部材12のピン部14を係止させる係止部16と、摺動部材12のピン部14を係止部16まで案内する往路18と、ピン部14を係止部16から往路18まで案内する復路17とを有する。
【0022】
上述したプッシュロッド7とハート型カム溝16との間の領域には、図2の(b)図に示すように、プッシュロッド7の操作に伴って押し出し部材5を駆動する駆動板19を設けてある。この駆動板19は図5に示すように、摺動部材12のピン部14が当接可能な端部20を有するとともに、同図2の(b)図に示すように、押し出し部材5の端部22が連結される切り欠き21を有する。
【0023】
図1及び図2の(a)図に示すように、一方のガイド部2の内部に、カードの凹部に係合離脱可能なロック部材28を設けてある。このロック部材28は、図6の(a)(b)図に示すように、前述した挿入口1方向に位置する端部に、プッシュロッド7に設けた係合片29に係合可能な張り出し部30を有する。他端にカードの凹部に係合離脱可能なロック部31を有する。このロック部31は例えば挿入口1方向の端部が低くなるテーパ面に形成してある。また、ばね32の一端を受けるばね受け34を有する。
【0024】
ばね32は、ロック部材28に形成された軸33に装着され、一端が前述したようにばね受け34に係着され、他端が本体を形成するシャーシ9に係着される。ロック部材28の軸33はシャーシ9に支持される。ロック部材28は軸33を中心に、カードの面部に対して交差する方向に、例えば直交する方向に変位可能に、すなわち回動可能に配置されている。
【0025】
上述したプッシュロッド7に設けられる図6の(b)図に示す係合片29は、挿入口1側の端部が低くなるテーパ面に形成してあるとともに、後述するように、ロック部材28の張り出し部30の下側に係合可能になっている。このプッシュロッド7の係合部29とロック部材28の張り出し部30とによって、つまみ11及びプッシュロッド7の操作と、ロック部材28のカードの凹部からの離脱動作とを連動させる連動手段が構成されている。
【0026】
また、上述したつまみ11とプッシュロッド7から成る操作部材と、ハート型カム溝15と、駆動板19と、押し出し部材5とによって、カード23を挿入口1方向へ排出する排出機構が構成されている。
【0027】
なお、説明を簡単にするために、図1ではカバー9aを外して描いてあるが、図2の(a)図等に示すように、本実施形態は、上面を覆うカバー9aを有するものである。
【0028】
図7は図3に示すハート型カム溝15と、このハート型カム溝15を摺動する摺動部材12との動作関係を示す側面図である。この図7で、(a)図はカードロック時の状態を示す図、(b)図はカードの排出に際し一旦つまみ11が押され、その後つまみ11が挿入口1方向に押し戻された時の状態、すなわちカードの排出準備段階を示す図である。また、(c)図はカードの排出が実施される時の初期状態を示す図、(d)図はカードの排出中の状態を示す図である。
【0029】
図8は図6に示すロック部材28の動作を示す側面図で、(a)図はカードの挿入時の状態を示す図、(b)図はカードのロック時の状態を示す図である。
【0030】
図9も図6に示すロック部材28の動作を示す側面図で、(a)図はカードの排出に際し一旦つまみ11が押され、その後つまみ11が挿入口1方向に押し戻された時の状態、すなわちカードの排出の準備段階を示す図である。(b)図はカード排出過程を示す図、(c)図はカードの排出完了時の状態を示す図である。
【0031】
図8,9に示すように、本実施形態のコネクタ装置に挿入されるカード23は、側縁部に凹部27を有し、この凹部27にロック部材28のロック部31が係合離脱可能になっている。また、凹部27が形成された側縁部に段差部24を有し、カード23を収容部1aに収容した状態で、この段差部24によって形成される空隙部25内にロック部材28が位置するように設けてある。なお前述したように、収容部1aに収容されたカード23の先端部26に押し出し部材5の突出片6が当接可能になっている。
【0032】
以下に本実施形態の動作について説明する。
【0033】
[カード挿入動作]
図8の(a)図に示すように、カード23が挿入口1から挿入されると、カード23は図1に示すガイド部2上を摺動し、ロック部材28を乗り越えるようにして奥行き方向に移動する。この間、同図8の(a)図に示すように、カード23の先端部26の近傍部分がロック部材28のロック部31をばね32の力に抗して押し下げながら移動する。また、カード23の先端部26が図1に示す押し出し部材5の突出片6に係合した時点から押し出し部材5の回動が始まり、これに伴って図7等に示す駆動板19が挿入口1の方向へ移動する。
【0034】
[カードロック動作]
カード23の収容部1aへの挿入が終了し、カード23の図示しない端子が外部接続コネクタ3に接続される状態に至ると、図8の(b)図に示すように、ロック部材28のロック部31がカード23の凹部27に対向し、ばね32の力によりロック部材28が回動する。これにより、カード23の凹部27内にロック部31が侵入して係合し、カード23は収容部1aからの取り出しが不能なロック状態となる。この状態において、収容部1aに収容されたカード23と、図示しない電子機器との間の所定の信号の送受信が可能となる。
【0035】
なお、上述のようなカードロック状態に至るまでは、つまみ11及びプッシュロッド7から成る操作部材は操作されないが、このときプッシュロッド7に装着された摺動部材12のピン部14は、図7の(a)図に示すハート型カム溝15の係止部16に係止された状態となっている。また、図1に示す状態は、このようなカードロック状態における平面図を示している。
【0036】
[カード排出の準備動作]
上述のようにカード23が収容部1aに収容され、ロック部材28によってロックされている状態から、カード23を挿入口1方向へ排出させようとするときには、プッシュ・プッシュ操作、すなわち、つまみ11を2回押す操作がおこなわれる。始めの1回はカード23の排出のための準備動作となる。
【0037】
この1回目のつまみ11の押し操作がおこなわれると、図7の(b)図に示すように、プッシュロッド7に装着された摺動部材12のピン部14がハート型カム溝15の係止部16から離脱し、復路17上を摺動する。ピン部14が係止部16から離脱したことにより、プッシュロッド7に対する拘束が解かれ、図1に示すばね10の力によりプッシュロッド7は、ロック位置である第1の位置から初期待機位置である第2の位置に向かって、すなわち挿入口1の方向に突出するように移動する。
【0038】
この間、図9の(a)図に示すように、プッシュロッド7の係合片29がロック部材28の張り出し部30の下側に係合し、ばね32の力に抗してロック部材28が前述とは逆方向に回動する。これにより、このロック部材28のロック部31がカード23の凹部27から離脱する。この状態では、カード23が収容部1aに収容されているものの、カード23に対するロックが解除される。すなわち、プッシュロッド7が前述したようにロック位置である第1の位置から、初期待機位置である第2の位置へ突出する過程で、ロック部材28のロック部31がカード23の凹部27から離脱し、このカード23のロックが解除される。
【0039】
[カード排出動作]
上述の状態から初期待機位置である第2の位置において、2回目のつまみ11の押し動作がおこなわれると、図1に示すばね10の力に抗しておこなわれるプッシュロッド7の移動に伴って、図7の(c)図に示すように、摺動部材12のピン部14がハート型カム溝15の往路18上を摺動し、駆動板19の端部20に当接する。引き続いておこなわれるプッシュロッド7の移動に伴って、図7の(d)図に示すように、ピン部14に押されて駆動板19が奥行き方向に移動する。この駆動板19の移動に伴って、図1に示す押し出し部材5が軸4を中心に同図1において反時計方向に回動し、その突出片6によって図9の(b)図に示すように、カード23が挿入口1方向へ押し出され始める。
【0040】
引き続きおこなわれるプッシュロッド7の移動に伴って、図7の(a)図に示すように、摺動部材12のピン部14がハート型カム溝15の係止部16に係止されたときには、図1に示すばね10はプッシュロッド7を挿入口1方向へ付勢する伸長状態に保持され、カード23の一部が挿入口1から突出し、図9の(c)図に示す状態となってカード23の排出動作は完了する。したがって、カード23を挿入口1から抜き取ることができる。
【0041】
このように構成した本実施形態は、カード23を案内する図1、図2の(a)図に示すガイド部2の内部にカード23の凹部27に係合離脱可能なロック部材28を設けてあるので、カード23が含まれる領域内にロック部材28を配置させることができる。したがって、ガイド部2の横方向にロック部材28の配置領域、及びロック部材28の駆動領域を設定しないで済み、これによって全体の横幅寸法を小さくすることができ、小型化を実現できる。
【0042】
また本実施形態は、ロック部材28を回動させることによりロック部31をカード23の凹部27に係合離脱させる構成にしてある。ロック部材28の回動支持は、ロック部材28の軸33をシャーシ9に取り付けるだけの簡単な構造で実現でき、また軸33およびロック部31はロック部材28の製作時に同時に形成させることができ、これらにより製作費を安く抑えることができる。
【0043】
また本実施形態は、カード23が、凹部27の位置する側縁部にその挿入方向に沿って形成される段差部24を有し、カード23を収容部1a内へ収容した状態で、ロック部材28が段差部24によって形成される空隙部25内に位置するように構成してある。これによりカード23の厚さ方向に相応する寸法、すなわちこのコネクタ装置全体の厚さ寸法も小さくすることができ、より小型化を実現できる。
【0044】
また本実施形態は、カード23を挿入口1方向へ排出する排出機構を備え、この排出機構が、カード23を押し出す押し出し部材5と、この押し出し部材5を操作するつまみ11及びプッシュロッド7とを含んでいる。さらに、つまみ11及びプッシュロッド7の操作と、ロック部材28のカード23の凹部27からの離脱動作とを連動させる連動手段、すなわちロック部材28に設けた張り出し部30とプッシュロッド7に設けた係合片29の組み合わせを有する構成にしてある。この構成により、つまみ11及びプッシュロッド7の操作に伴い、張り出し部30と係合片29を介してカード23の円滑な排出動作を実現できる。
【0045】
また本実施形態は、カード23の排出機構が、ハート型カム溝15と、摺動部材12と、駆動板19とを含み、つまみ11のプッシュ・プッシュ操作により摺動部材12が駆動板19を作動させ、この駆動板19により押し出し部材5が回動してカード23を押し出す連動関係に設定してある。また、プッシュロッド7がロック位置である第1の位置から初期待機位置である第2の位置へ突出する過程で、ロック部材28のロック部31がカード23の凹部27から離脱する連動関係に設定してある。すなわち、製作の容易なハート型カム溝15と、このハート型カム溝15を摺動する摺動部材12、及び製作の容易な駆動板19を介してカード23の排出動作を実現でき、製作費を安くすることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、横幅寸法を小さくすることができ、従来に比べて小型化を実現できる。
【0047】
また、本発明は、ロック部材を回動可能に支持させるとともに、このロック部材の一端に、カードの凹部に係合離脱可能なロック部を設けた構成にしてある。ロック部材の回動支持は簡単な構造とすることができ、ロック部はロック部材の製作時に同時に形成可能である。これらにより、製作費を安く抑えることができる。
【0048】
また、本発明は、カードが、凹部の位置する側縁部に段差部を有し、カードを収容部へ収容した状態で、ロック部材が段差部によって形成される空隙部内に位置する構成にしてある。これによりカードの厚さ方向に相応する寸法、すなわちコネクタ装置の厚さ寸法を小さくすることができ、より小型化を実現できる。
【0049】
また、本発明は、カードを挿入口方向へ排出する排出機構を備え、この排出機構が、カードを押し出す押し出し部材と、この押し出し部材を操作する操作部材とを含んでいる。また、操作部材の操作と、ロック部材のカードの凹部からの離脱動作とを連動させる連動手段とを備えた構成にしてある。これらにより、連動手段を介して、ロック部材をカードの凹部から離脱させることができ、カードの円滑な排出動作を実現できる。
【0050】
また、本発明は、排出機構が、ハート型カム溝と摺動部材と駆動板とを含み、操作部材を2度押すことにより摺動部材が駆動板を作動させ、この駆動板により押し出し部材が駆動する連動関係に設定してある。また、操作部材が第1の位置から第2の位置へ突出する過程で、ロック部材がカードの凹部から離脱する連動関係に設定してある。すなわち、製作の容易なハート型カム溝と摺動部材、及び製作の容易な駆動板を介して、カードの排出動作を実現でき、制作費を安くすることに貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード用コネクタ装置の一実施形態の全体構成を示す図で、上面を覆うカバーを外した状態を示す平面図である。
【図2】(a)図は図1のA方向から見た正面図、(b)図は図1のB方向から見た側面図である。
【図3】図1に示す一実施形態に備えられるハート型カム溝を示す側面図である。
【図4】図1に示す一実施形態に備えられるプッシュロッド及びつまみを示す側面図である。
【図5】図1に示す一実施形態に備えられる駆動板を示す側面図である。
【図6】図1に示す一実施形態に備えられるロック部材を示す説明図で、(a)図は平面図、(b)図は本体を形成するシャーシに取り付けた状態を示す側面図である。
【図7】図3に示すハート型カム溝と、このハート型カム溝を摺動する摺動部材との動作関係を示す側面図で、(a)図はカードロック時の状態を示す図、(b)図はカードの排出に際し一旦つまみが押され、その後つまみが挿入口方向に押し戻された時の状態、すなわちカードの排出の準備段階を示す図、(c)図はカードの排出が実施される時の初期状態を示す図、(d)図はカード排出中の状態を示す図である。
【図8】図6に示すロック部材の動作を示す側面図で、(a)図はカード挿入時の状態を示す図、(b)図はカードロック時の状態を示す図である。
【図9】図6に示すロック部材の動作を示す側面図で、(a)図はカードの排出に際し一旦つまみが押され、その後つまみが挿入口方向に押し戻された時の状態、すなわちカードの排出の準備段階を示す図、(b)図はカード排出過程を示す図、(c)図はカードの排出完了時の状態を示す図である。
【符号の説明】
1  挿入口
1a 収容部
2  ガイド部
3  外部接続コネクタ
4  軸
5  押し出し部材(排出機構)
6  突出片
7  プッシュロッド(操作部材)〔排出機構〕
8  係合部
9  シャーシ
9a カバー
10 ばね
11 つまみ(操作部材)〔排出機構〕
12 摺動部材(排出機構)
13 端部付近
14 ピン部
15 ハート型カム溝(排出機構)
16 係止部
17 復路
18 往路
19 駆動板(排出機構)
20 端部
21 切り欠き
22 端部
23 カード
24 段差部
25 空隙部
26 先端部
27 凹部
28 ロック部材
29 係合片(連動手段)
30 張り出し部(連動手段)
31 ロック部
32 ばね
33 軸
34 ばね受け

Claims (5)

  1. 側縁部に凹部が形成されたカードが収容される収容部を備えるとともに、
    上記収容部の両側部に上記カードを上記収容部内へ案内するガイド部を備え、このガイド部の内部に、上記カードの上記凹部に係合離脱可能なロック部材を、上記カードの面部に対して交差する方向に変位可能に配設したことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記ロック部材を回動可能に支持させるとともに、
    このロック部材の一端に、上記カードの上記凹部に係合離脱可能なロック部を設けたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  3. 上記請求項1または2記載の発明において、
    上記カードは、上記凹部が位置する少なくとも一方の側縁部にその挿入方向に沿って形成される段差部を有し、
    上記カードを上記収容部内へ収容した状態で、上記ロック部材が上記段差部によって形成される空隙部内に位置することを特徴とするカード用コネクタ装置。
  4. 上記請求項2または3記載の発明において、
    上記カードを挿入口方向へ排出する排出機構を備え、
    この排出機構が、カードを押し出す押し出し部材と、この押し出し部材を操作する操作部材とを含むとともに、
    上記操作部材の操作と、上記ロック部材の上記カードの上記凹部からの離脱動作とを連動させる連動手段を備えたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  5. 上記請求項4記載の発明において、
    上記排出機構が、ハート型カム溝と、このハート型カム溝を摺動する摺動部材と、上記押し出し部材を駆動する駆動板とを含み、
    上記操作部材を一旦押すことによりこの操作部材が第1の位置から第2の位置へ突出し、この第2の位置において上記操作部材を再度押すことにより上記摺動部材が上記駆動板を作動させ、この駆動板により上記押し出し部材が駆動する連動関係に設定してあるとともに、
    上記操作部材が上記第1の位置から上記第2の位置へ突出する過程で、上記ロック部材が上記カードの上記凹部から離脱する連動関係に設定してあることを特徴とするカード用コネクタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008218007A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Tyco Electronics Amp Kk イジェクト機構及びカードコネクタ

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