JP2005085684A - カード用コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化や低コスト化を損なうことなくカードの飛び出しが防止できるカード用コネクタ装置を提供すること。
【解決手段】 カード1と係合して一体的に移動するスライダ6に、ガイド突部6a,6bとハート型カム溝8とを設けて、該カム溝8に摺動ピン9を係合させる。ハウジング3には、ガイド突部6a,6bとそれぞれ係合する第1ガイド溝2a,2bや、第1ガイド溝2bに連通してガイド突部6bをカード収容部3b側へ変位させる第2ガイド溝2cを開設しておく。ハートカム機構によるスライダ6のロックを解除して装着状態のカード1を排出させる際には、カード1の端子接触部1aが端子部材4から離れた後に、ガイド突部6bが第2ガイド溝2c内で揺動して、スライダ6をカード収容部3b側へ傾倒させようとする付勢力が発生するため、カード1はハウジング3の内壁2dに押し付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報記憶機能を有するカードが装着されるカード用コネクタ装置に係り、特に、そのカード排出機構の改良に関する。
この種のカード用コネクタ装置に具備されているカード排出機構としては、従来、装着状態のカードを挿入方向へ押し込むと、内蔵されているばねの力で該カードが排出できるように構成したものが広く知られている(例えば、特許文献1参照)。かかる従来のカード排出機構は、一般に、ハウジングのカード挿入口からカード収容部内へ挿入されたカードと係合して該カードの挿入・排出方向に移動可能なスライダと、このスライダをカード排出方向へ付勢するばね部材と、ハート型カム溝と、このハート型カム溝に沿って移動(摺動)する摺動ピンとを備えており、摺動ピンをハート型カム溝のロック部に係止させることによってスライダが所定位置にロックされるようになっている。
すなわち、かかる従来技術において、情報記憶機能を有するカードをハウジングのカード挿入口からカード収容部内へ挿入していくと、カードの先端部に押し込まれるスライダがばね部材の付勢力に抗して装置奥側へ移動していき、このスライダの移動に伴って摺動ピンがハート型カム溝に沿って摺動する。そして、カードをカード収容部内へ一定量挿入することによって、摺動ピンをハート型カム溝のロック部に係止させることができるので、スライダがロックされてカードが所定の装着位置に保持された状態となり、この状態でカードの端子接触部はハウジング内の端子部材と接触している。また、装着されているカードを排出させる際には、装着位置に保持されているカードを挿入方向(装置奥側)へ若干量押し込むことによって、摺動ピンをハート型カム溝のロック部から離脱させ、これによりスライダがロック解除されるためばね部材が該スライダを付勢するようになる。それゆえ、カードを押し込む操作力を取り除けば、ばね部材に付勢されるスライダがカードを押し込みながら排出方向(装置手前側)へ移動して、該カードを所定の排出位置まで排出させることが可能となる。
特開2000−251025号公報(第3−4頁、図2)
上述した従来技術では、カード排出機構の構成が単純化できるためカード用コネクタ装置の小型化や低コスト化が図りやすくなるが、スライダをカード排出方向へ付勢するばね部材の付勢力が強すぎると、カード排出時にスライダが勢いよく移動し、カード挿入口からカードが飛び出して脱落することが懸念される。そこで、ばね部材の付勢力を弱めに設定してカードの飛び出しを防止することが考えられるが、装着状態のカードの端子接触部とコネクタ装置の端子部材との間には接続の信頼性を確保するための接触圧が必要であり、カード排出時にはこの接触圧を上回る力でばね部材がスライダを付勢しなければならないため、ばね部材の付勢力が弱すぎるとカードが排出できなくなる虞があって好ましくはない。このほか、ハウジングの上蓋部の天井面にカードを上から付勢する弾性片を付設することによって、コネクタ装置内のカードを移動しにくくすることも考えられるが、その場合、前記接触圧に該弾性片の付勢力を付加した大きな力に抗してばね部材がスライダを付勢しなければカードを排出させることはできなくなるので、結局、ばね部材の付勢力を強めに設定する必要は生じるもののカードの飛び出しを防止する効果は低い。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、小型化や低コスト化を損なうことなくカードの飛び出しが防止できるカード用コネクタ装置を提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は、ハウジングのカード挿入口からカード収容部内へ挿入されたカードと係合して該カードの挿入・排出方向に移動可能なスライダと、該スライダをカード排出方向へ付勢する付勢部材と、カム溝に沿って移動する摺動部材を有し前記スライダを所定位置にロック可能なハートカム機構と、該ハートカム機構が前記スライダをロックして前記カードが装着状態にあるときに該カードの端子接触部と接触する端子部材とを備え、装着状態にある前記カードを挿入方向へ押圧操作して前記スライダの前記ロック状態を解除することにより、前記付勢部材が該スライダを介して該カードを排出方向へ押し出すカード用コネクタ装置において、前記スライダの前記ロック状態を解除して前記端子接触部が前記端子部材から離れた後に該スライダの前記カード収容部側への可動を許容する揺動機構を設け、該揺動機構によって前記カード収容部側へ付勢される該スライダが前記カードを前記ハウジングの内壁に押し付けるように構成した。
このように構成されたカード用コネクタ装置では、カードの排出時にスライダをカード収容部側へ可動させようとする付勢力が生起されて移動中のカードをハウジングの内壁へ押し付けるため、カードは該内壁に摺接して摺動抵抗を受けながら排出されることになる。ただし、カードの端子接触部が前記端子部材から離れるまでは、スライダをカード収容部側へ可動させようとする付勢力は生起されないので、前記付勢部材の付勢力を強めに設定する必要はない。そして、カードはハウジングの内壁に摺接して適度な制動を受けながら排出方向へ移動していくことになるので、前記付勢部材の付勢力が強かったとしても、カードがカード挿入口から飛び出すことはない。
かかる構成のカード用コネクタ装置は、前記スライダに突設されたガイド突部と、前記ハウジングに開設されて前記ガイド突部が係合し該ガイド突部を前記カードの挿入・排出方向へ案内する第1ガイド溝と、前記ハウジングの前記第1ガイド溝と連通する位置に開設されて前記ガイド突部を前記カード収容部側へ変位させる第2ガイド溝とを備え、前記ガイド突部を前記第2ガイド溝内に位置させると前記付勢部材によって前記スライダが前記カード収容部側へ付勢されるようにしておくことが好ましい。これにより、前記揺動機構を前記第2ガイド溝と前記ガイド突部と前記付勢部材とによって構成することができるため、新たな部品を追加することなく簡素な構成でカードの飛び出しが防止できる。
また、この場合において、前記スライダに長手方向に離間させて配置した一対の前記ガイド突部が突設されていると共に、前記各ガイド突部を別々に係合させる一対の前記第1ガイド溝が前記ハウジングに開設されており、かつ、これら一対の第1ガイド溝に挟まれて前記カード挿入口から遠い奥側の第1ガイド溝と連通する位置に前記第2ガイド溝が開設されていれば、カード挿入口に近い手前側の第1ガイド溝に係合する一方のガイド突部を揺動支点として、第2ガイド溝内に位置する他方のガイド突部を前記カード収容部側へ揺動させやすくなる。そのため、スライダの奥側の端部によって排出時のカードを側方から確実に押し込むことができて、カードの制動が不十分になる心配がなくなり、信頼性の向上が図れる。
また、この場合において、前記ハートカム機構の前記カム溝が前記スライダの前記ガイド突部の存する側とは逆側の面に設けられていれば、該カム溝をハウジングに設ける構成に比べてスペースファクタが大幅に向上するため、コネクタ装置の小型化が促進できて好ましい。
本発明のカード用コネクタ装置は、スライダのロック状態を解除してカードの端子接触部が装置の端子部材から離れた後に、該スライダを装置のカード収容部側へ傾倒させようとする付勢力を揺動機構にて生じさせることにより、排出時のカードをハウジングの内壁に押し付けるというものなので、カードは該内壁によって適度な制動を受けながら排出方向へ移動していく。したがって、スライダをカード排出方向へ付勢する付勢部材の付勢力が強かったとしても、排出時のカードが装置のカード挿入口から飛び出す虞はなく、また、前記揺動機構は新たな部品を追加することなく簡素に構成できるため、装置の小型化や低コスト化を損なう心配もない。
発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係るコネクタ装置のスライダの動作説明図、図2は該コネクタ装置に対するカードの挿入動作を示す説明図、図3は図2に対応するハート型カム溝と摺動ピンの相対位置関係を示す説明図、図4は該コネクタ装置のスライダの外観図である。なお、図1(a)〜(c)はカードからの反力がないと仮定した場合のスライダの動作位置を示している。また、図2(a)と図3(a)はカードの挿入を開始した状態を示し、図2(b)と図3(b)はカードを途中まで挿入した状態を示し、図2(c)と図3(c)はカードの装着を完了した状態を示している。また、図4(a)、(b)、(c)はそれぞれスライダの平面図、側面図、底面図を示している。
図1〜図3に示すカード用コネクタ装置は、シャーシ2上に図示せぬカバーを設けてなる箱形のハウジング3と、ハウジング3の内奥部に列設された複数の端子部材4と、ハウジング3の一側部に組み込まれたカード排出機構5とによって概略構成されている。ハウジング3には、情報記憶機能を有するカード1の挿入や排出を行うためのカード挿入口3aと、前記カバーに覆われた空間でカード挿入口3aを介して外部空間と連通しているカード収容部3bとが設けられている。カード排出機構5には、カード挿入口3aからカード収容部3b内へ挿入されたカード1と係合して該カード1の挿入・排出方向(図1〜図3の左右方向)に移動可能なスライダ6と、このスライダ6をカード排出方向(図1〜図3の右方向)へ付勢するコイルばね7と、スライダ6の上面に設けられたハート型カム溝8に一端部(摺動端部)9aを係合させた摺動ピン9とが具備されており、摺動ピン9の他端部9bはシャーシ2に揺動自在に支持されている。これにより、スライダ6の移動に伴って摺動端部9aがハート型カム溝8に沿って移動(摺動)することとなり、摺動端部9aがハート型カム溝8のロック部8a(図4参照)に係止されるとスライダ6が所定位置にロックされるようになっている。なお、図4に示すように、ハート型カム溝8は往路8bと復路8cと往復兼用路8dとを有し、往路8bと復路8cの接続部がロック部8aとなっている。また、図1,2に示すように、カード1の先端部の裏面側には、装着時に端子部材4と接触する端子接触部1aが配設されている。
スライダ6の奥側の端部には係合腕部10が横向きに突設されており、この係合腕部10はカード収容部3b内に配置されてカード1の先端部と係合する。また、スライダ6の底面には、長手方向に離間させて配置した一対のガイド突部6a,6bが突設されている。これらのガイド突部6a,6bは、シャーシ2に開設された第1ガイド溝2a,2bや第2ガイド溝2cに挿通されている。すなわち、シャーシ2にはスライダ6の下方領域に、カード挿入口3aの近傍から奥へ延びて一方のガイド突部6aと係合するスリット形状の第1ガイド溝2aと、この第1ガイド溝2aの奥側に所定間隔を存して設けられ他方のガイド突部6bが挿通される長孔形状の第2ガイド溝2cと、この第2ガイド溝2cの奥側に連通して設けられガイド突部6bと係合するスリット形状の第1ガイド溝2bとが開設されている。スライダ6がカード1の挿入・排出方向へ移動する際に、一方のガイド突部6aは第1ガイド溝2aによって常時位置規制されるが、他方のガイド突部6bは第1ガイド溝2b内にあるときだけ位置規制され、第2ガイド溝2c内にあるときには揺動可能となる。つまり、第1ガイド溝2a,2bに比べて第2ガイド溝2cは幅広に切り欠かれてカード収容部3bとの間隔が狭くなっているため、コイルばね7の付勢力によってガイド突部6bが第1ガイド溝2b内から第2ガイド溝2c内へ移動すると、このガイド突部6bはカード収容部3b側へ付勢されて揺動し、これにより、第1ガイド溝2a内のガイド突部6aを支点としてスライダ6をカード収容部3b側へ傾倒させようとする付勢力が発生する。
このように構成されたカード用コネクタ装置において、まず、カード1を挿入して装着させる際の動作について説明する。図2(a)および図3(a)は、カード1をカード挿入口3aからカード収容部3b内へを挿入して該カード1の先端部をスライダ6の係合腕部10に当接させた状態を示しており、このとき摺動ピン9の摺動端部9aはハート型カム溝8の往復兼用路8dの最奥部に位置している。この状態から操作者がカード1をカード収容部3b内へ押し込んでいくと、カード1の先端部が係合腕部10を押し込むため、スライダ6がコイルばね7の付勢力に抗して装置奥側へ移動していき(図2(b)参照)、このスライダ7の移動に伴って摺動端部9aがハート型カム溝8の往復兼用路8dから往路8bへと移動する(図3(b)参照)。そして、操作者がカード1をさらに押し込んで摺動端部9aが往路8bの最前部に到達すると、スライダ6のさらなる移動は摺動ピン9によって規制されるが、ここで押し込み操作力を除去すれば、スライダ6がコイルばね7の付勢力で装置手前側へ若干量戻されて摺動端部9aがハート型カム溝8のロック部8aに係止されるため、スライダ6がロックされてカード1は所定の装着位置に保持された状態となる(図2(c)および3(c)参照)。この状態でカード1の端子接触部1aはハウジング3内の端子部材4と接触しているので、電気信号の授受が可能となる。
なお、このようにカード1をカード収容部3b内へ挿入して装着させる過程で、スライダ6は図2(a)〜(c)に示すように、ガイド突部6aが第1ガイド溝2a内を装置奥側へと移動し、かつガイド突部6bが第2ガイド溝2c内から第1ガイド溝2b内へと移動していき、第1ガイド溝2a,2bはスライダ6を直線状に移動させるガイド機能を果たす。
次に、図2(c)に示す装着状態のカード1を排出させる際の動作について説明すると、操作者はこのカード1を装置奥側(カード挿入方向)へ若干量押し込むことによって、摺動ピン9の摺動端部9aをハート型カム溝8のロック部8aから離脱させることができ、これによりロック解除されたスライダ6がコイルばね7に付勢されるようになる。したがって、カード1を押し込む操作力を除去すれば、コイルばね7に付勢されるスライダ6が、係合腕部10を介してカード1を押し込みながら装置手前側(カード排出方向)へ移動していき、その際、ロック部8aから離脱した摺動端部9aは復路8cから往復兼用路8dへと移動していく。ただし、コイルばね7の付勢力によってガイド突部6bが第1ガイド溝2b内から第2ガイド溝2c内へ移動すると、前述したようにガイド突部6bがカード収容部3b側へ揺動して、スライダ6をカード収容部3b側へ傾倒させる付勢力が生じるため、カード1はスライダ6によってシャーシ2の内壁2dへ押し付けられる(図1(a)、(b)参照)。したがって、カード1は該内壁2dに摺接して摺動抵抗を受けながら、排出方向へ移動していくことになる。つまり、カード1は該内壁2dから制動を受けつつ、係合腕部10を介してコイルばね7に付勢されながら排出されることになり、それゆえコイルばね7の付勢力が強かったとしても、カード1がカード挿入口3aから飛び出すことはない。
こうして適度な制動を受けながらカード1は所定の排出位置まで移動し、操作者がこのカード1をコネクタ装置から抜き取ると、カード1からの反力が除去されるため、スライダ6はカード収容部3b側へやや大きく傾倒した姿勢となる(図1(c)参照)。そして、この状態で再びカード1をカード挿入口3aからカード収容部3b内へ挿入して、カード1の先端部を係合腕部10に押し当てると、図2(a)に示すように、スライダ6は傾倒前の姿勢に押し戻されて、スライダ6の長手方向がカード1の挿入・排出方向と略合致する。
なお、かかる排出動作時に、カード1の端子接触部1aが端子部材4から離れるまではガイド突部6bが第1ガイド溝2b内に位置しているため、スライダ6をカード収容部3b側へ傾倒させようとする付勢力は発生しておらず、それゆえカード1と内壁2dとの間の摺動抵抗は小さい。したがって、コイルばね7の付勢力は、端子接触部1aと端子部材4との間の接触圧に抗してスライダ6を装置手前側へ移動させうる程度でよく、該付勢力を強めに設定する必要はない。つまり、コイルばね7の付勢力が強すぎると、排出時のカード1をシャーシ2の内壁2dへ押し付けても該カード1がカード挿入口3aから飛び出す虞があるが、本実施形態例では、コイルばね7の付勢力を強めに設定する必要がないので、カード1の飛び出しを確実に防止することができる。
しかも、本実施形態例においては、カード1の排出動作時にガイド突部6bを第1ガイド溝2b内から第2ガイド溝2c内へ導き入れるだけで、スライダ6をカード収容部3b側へ傾倒させようとする付勢力が発生するようにしてあるため、新たな部品を追加することなく簡素な構成でカード1の飛び出しが防止できる。また、このとき第1ガイド溝2aに係合する一方のガイド突部6aを揺動支点として、第2ガイド溝2c内に位置する他方のガイド突部6bがカード収容部3b側へ揺動しやすくなっているため、スライダ6の奥側(コイルばね7側)の端部によって排出時のカード1を側方から確実に押し込むことができ、それゆえカード1の制動が不十分になる心配はなく信頼性が向上している。
なお、本実施形態例では、ハート型カム溝8がスライダ6のガイド突部6a,6bの存する側とは逆側の面に設けられているため、ハート型カム溝8をハウジング3に設ける構成に比べてスペースファクタが大幅に向上し、それゆえコネクタ装置の小型化が促進されている。ただし、ハート型カム溝8をハウジング3に設ける構成の場合でも、本発明を適用することによってカード1の飛び出しを防止することはできる。
本発明の実施形態例に係るコネクタ装置のスライダの動作説明図である。 該コネクタ装置に対するカードの挿入動作を示す説明図である。 図2に対応するハート型カム溝と摺動ピンの相対位置関係を示す説明図である。 該コネクタ装置のスライダの外観図である。
符号の説明
1 カード
1a 端子接触部
2 シャーシ
2a,2b 第1ガイド溝
2c 第2ガイド溝
2d 内壁
3 ハウジング
3a カード挿入口
3b カード収容部
4 端子部材
5 カード排出機構
6 スライダ
6a,6b ガイド突部
7 コイルばね(付勢部材)
8 ハート型カム溝
9 摺動ピン
10 係合腕部

Claims (4)

  1. ハウジングのカード挿入口からカード収容部内へ挿入されたカードと係合して該カードの挿入・排出方向に移動可能なスライダと、該スライダをカード排出方向へ付勢する付勢部材と、カム溝に沿って移動する摺動部材を有し前記スライダを所定位置にロック可能なハートカム機構と、該ハートカム機構が前記スライダをロックして前記カードが装着状態にあるときに該カードの端子接触部と接触する端子部材とを備え、装着状態にある前記カードを挿入方向へ押圧操作して前記スライダの前記ロック状態を解除することにより、前記付勢部材が該スライダを介して該カードを排出方向へ押し出すカード用コネクタ装置において、
    前記スライダの前記ロック状態を解除して前記端子接触部が前記端子部材から離れた後に該スライダの前記カード収容部側への可動を許容する揺動機構を設け、該揺動機構によって前記カード収容部側へ付勢される該スライダが前記カードを前記ハウジングの内壁に押し付けるように構成したことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  2. 請求項1の記載において、前記スライダに突設されたガイド突部と、前記ハウジングに開設されて前記ガイド突部が係合し該ガイド突部を前記カードの挿入・排出方向へ案内する第1ガイド溝と、前記ハウジングの前記第1ガイド溝と連通する位置に開設されて前記ガイド突部を前記カード収容部側へ変位させる第2ガイド溝とを備え、前記ガイド突部を前記第2ガイド溝内に位置させると前記付勢部材によって前記スライダが前記カード収容部側へ付勢されるようにしたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  3. 請求項2の記載において、前記スライダに長手方向に離間させて配置した一対の前記ガイド突部が突設されていると共に、前記各ガイド突部を別々に係合させる一対の前記第1ガイド溝が前記ハウジングに開設されており、かつ、これら一対の第1ガイド溝に挟まれて前記カード挿入口から遠い奥側の第1ガイド溝と連通する位置に前記第2ガイド溝が開設されていることを特徴とするカード用コネクタ装置。
  4. 請求項2または3の記載において、前記ハートカム機構の前記カム溝が、前記スライダの前記ガイド突部の存する側とは逆側の面に設けられていることを特徴とするカード用コネクタ装置。
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