JP2004029628A - 電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】無駄な電力を使わずに、省電力化を図ることができる電子装置を提供する。
【解決手段】通信カラオケ装置1は、楽音情報を出力するスピーカ4と、楽音情報に関連する歌詞情報を表示するモニター5とを少なくとも備えている。通信カラオケ装置1は、同装置1が使用されているか否かを検知するための識別信号発信装置14及び使用検知装置15と、通信カラオケ装置1が使用されていない期間を計測するCPU8とを備え、CPU8は、通信カラオケ装置1のサブ電源19のオン時に、一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、サブ電源19をオフ状態にする。
【選択図】図1
【解決手段】通信カラオケ装置1は、楽音情報を出力するスピーカ4と、楽音情報に関連する歌詞情報を表示するモニター5とを少なくとも備えている。通信カラオケ装置1は、同装置1が使用されているか否かを検知するための識別信号発信装置14及び使用検知装置15と、通信カラオケ装置1が使用されていない期間を計測するCPU8とを備え、CPU8は、通信カラオケ装置1のサブ電源19のオン時に、一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、サブ電源19をオフ状態にする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザが選択した情報を出力する電子装置に関し、更に詳細には、省電力化を図ることができる電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、出力手段の一例として、カラオケ装置等が提案されており、カラオケ装置は、スピーカ等から楽音情報を流すとともに、楽音情報に関連する歌詞情報及び背景画映像を表示するCRT等の表示装置を備えている。このようなカラオケ装置をカラオケボックス毎に備えたカラオケ店においては、ユーザによるカラオケ曲のリクエストが無い場合には、カラオケ装置は、新譜案内画面やニュース画面をCRT等で表示したり、BGMを演奏することで、リクエストが行われるまでの間の穴埋めとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなカラオケ店では、利用客がカラオケボックスから退出して、誰もカラオケボックス内にいないにも関わらず、上記の新譜案内画面やニュース画面が表示されBGMが演奏されていることがあるが、これは省エネ、省電力といった面から考えると、とても無駄なことである。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、このような無駄な電力を使わずに、省電力化を図ることができる電子装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る発明によれば、ユーザが選択した情報を出力する出力手段を少なくとも備えた電子装置において、前記電子装置が使用されているか否かを検知する使用検知手段と、前記使用検知手段の検知に基づき、前記電子装置が使用されていない期間を計測する使用期間計測手段と、前記電子装置の電源のオン時に、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、少なくとも前記使用検知手段用の電源を除いて前記電源をオフ状態にする制御手段とを備えることを特徴とする。
【0005】
このような特徴を有する請求項1に係る電子装置によれば、出力手段はユーザが選択した情報を出力する。使用検知手段は、電子装置が使用されているか否かを検知することができ、使用期間計測手段は、電子装置が使用されていない期間を計測することができる。そして、電子装置の電源のオン時に、電子装置の未使用状態が一定期間継続した場合に、制御手段が電源をオフ状態にするので、電子装置の省電力化を図ることができる。
【0006】
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の電子装置において、前記使用期間計測手段が、計測する未使用状態の期間を変更可能に設定できる未使用期間設定手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
このような特徴を有する請求項2に係る電子装置によれば、未使用期間設定手段は、例えば、分単位とか或いは時間単位で任意に未使用状態の時間を変更できるので、電子装置の使用状況に応じて、電子装置の省電力化を図ることができる。
【0008】
また、請求項3に係る発明によれば、請求項1または請求項2に記載の電子装置において、前記電子装置の使用状況を記憶する使用状況記憶手段を備え、前記制御手段は、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した際に、前記使用状況記憶手段に記憶された過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、前記電源をオフ状態にしないことを特徴とする。
【0009】
このような特徴を有する請求項3に係る電子装置によれば、一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、制御手段が電源をオフ状態にするが、使用状況記憶手段が電子装置の使用状況を記憶しており、過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、電源をオフ状態にしないので、電源オフ状態から電源オン状態へ立ち上げる際の待機時間が無くて済み、電子装置の使用の利便性が向上するとともに、省電力化を図ることができる。
【0010】
また、請求項4に係る発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載する電子装置において、前記使用検知手段が電子装置の使用を検知した場合には、前記制御手段は前記電源をオン状態にすることを特徴とする。
【0011】
このような特徴を有する請求項4に係る電子装置によれば、前記電源がオフ状態にされた場合でも、使用検知手段がユーザの使用を検出した場合には、制御手段が前記電源をオン状態にするので、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【0012】
また、請求項5に係る発明によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載する電子装置において、前記電子装置は、通信手段を介してホスト装置と接続される通信カラオケ装置であって、前記制御手段は、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、少なくとも前記通信手段及び前記使用検知手段用の電源をオフ状態にせずに、その他の電源をオフ状態にすることを特徴とする。
【0013】
このような特徴を有する請求項5に係る電子装置によれば、電子装置は、通信手段を介してホスト装置と接続される通信カラオケ装置であるので、ホスト装置から通信手段を介してカラオケ用情報が通信されるが、使用期間計測手段が未使用状態が一定期間継続したことを計測した場合に、通信手段用の電源はオフ状態にされないため、ホスト装置からカラオケ用情報を受信することができる。そして、使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、制御手段は通信手段及び前記使用検知手段用の電源以外のその他の電源をオフ状態にするので、省電力化を図ることができる。また、通信手段及び使用検知手段用の電源はオフ状態にされないため、ホスト装置から通信手段を介してカラオケ用情報を受信することができるし、また、電子装置の使用も検出できる。
【0014】
また、請求項6に係る発明によれば、ユーザが選択した情報を出力する出力手段を少なくとも備えた電子装置において、前記電子装置が使用されているか否かを検知する使用検知手段と、前記電子装置の電源のオフ時に、前記使用検知手段が電子装置の使用を検知した場合には、前記電源をオン状態にする制御手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
このような特徴を有する請求項6に係る電子装置によれば、出力手段はユーザが選択した情報を出力する。そして、電子装置の電源がオフ状態にされて、省電力化された場合に、使用検知手段が電子装置のユーザの使用を検出した場合には、制御手段が前記電源をオン状態にするので、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【0016】
また、請求項7に係る発明によれば、請求項1または請求項6に記載する電子装置において、前記使用検知手段は、前記情報を選択するためのリモコンから出力された信号を検出した場合に、電子装置が使用されていると検知することを特徴とする。
【0017】
このような特徴を有する請求項7に係る電子装置によれば、リモコンからの信号を、使用検知手段が検知した場合には、電子装置のユーザの使用を検出した場合には、電子装置がオフ状態にあっても、制御手段が前記電源をオフ状態からオン状態にするので、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子装置について、通信カラオケ装置につき具体化した実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、通信カラオケ装置1を示すブロック図である。
通信カラオケ装置1は、図1に示すように、演奏データ及び歌詞データ等を含むカラオケ用情報を送信することができるホスト装置2と通信回線3を介して接続されており、ホスト装置2は新曲などのカラオケ用情報を通信回線3を介して通信カラオケ装置1へ送信することができる。
【0019】
この場合、通信カラオケ装置1は、アンプ30を介して楽音出力手段としてのスピーカ4と、情報表示手段としてのモニター5にそれぞれ接続されており、モニター5が歌詞情報及び背景画情報を表示する際に、スピーカ4から楽音情報を流すことができる。
通信カラオケ装置1は、内部に通信手段としての通信装置6を備え、通信装置6は前記通信回線3と接続されており、例えば通信回線3が公衆回線の場合には、通信装置6はモデム等により構成される。また、通信カラオケ装置1は、記憶装置7及び制御手段としてのCPU8(中央処理装置)を内部に備えており、CPU8の制御の下に、通信装置6を介して定期的に新曲などのカラオケ用情報の取り込みを行い、記憶装置7は、その取り込まれたカラオケ用情報を記憶することができる。CPU8は、入力装置9と接続されており、入力装置9を介して、パネル10上に配置された多数のキーのタッチ操作入力信号を入力することができる。また、入力装置9は、リモコン信号受信装置11と接続されており、リモコン信号受信装置11は、リモコン12から出力される例えば選曲情報としての選曲用のリモコン信号を受信することができる。
【0020】
そのリモコン12は、リモコン信号を無線通信用信号として出力できるリモコン信号発信装置13を備えており、その他に、一定周期毎に識別信号を発信する識別信号発信装置14を備えている。識別信号発信装置14は、通信カラオケ装置1側に、リモコン12の存在または不存在を識別させるために、識別信号を発信するものであり、通信カラオケ装置1は、その識別信号を受信する使用検知装置15を備えている。そして、使用検知装置15は、前記CPU8と電気的に接続されているので、リモコン12がユーザによってカラオケボックス内のある部屋に持ち込まれた場合には、使用検知装置15が識別信号発信装置14からの識別信号を受信することにより、CPU8はリモコン12の存在を識別することができる。
すなわち、通常この種の通信カラオケ装置1が多数設置されているカラオケボックスでは、リモコン12やマイクロフォン(図示せず)は、通信カラオケ装置1が設置された各部屋には置いてなく、カラオケボックスのフロントで一元的に管理されている。これは、各部屋の使用時間管理と、リモコン12やマイクロフォンの紛失防止のためにこのようなシステムが採られている。
つまり、通信カラオケ装置1を利用するためにカラオケボックスに訪れたユーザがフロントで受付を済ませると、部屋が指定されると共にその部屋で使用されるリモコン12やマイクロフォンがそのユーザに渡され、また、通信カラオケ装置1の利用の終了して部屋を退出する時には、リモコン12やマイクロフォンを持って出てフロントに返却するようになっている。
従って、ユーザが、リモコン12やマイクロフォンを通信カラオケ装置1が設置された部屋に持ち込むと、通信カラオケ装置1の使用検知装置15は、リモコン12の識別信号発信装置14からの識別信号を受信し、使用検知装置15を介して、CPU8は通信カラオケ装置1が使用状態であること検知する。反対に、ユーザが通信カラオケ装置1の利用を終え、リモコン12を持って部屋を退出すると、使用検知装置15はリモコン12の識別信号発信装置14からの識別情報を受信することができなくなる。それにより、CPU8は、通信カラオケ装置1が使用されなくなったことを判別することができる。従って、識別信号発信装置14及び使用検知装置15は、通信カラオケ装置1が使用されているか否かを検知する使用検知手段として機能する。
【0021】
通常カラオケボックスでは、通信カラオケ装置1が設置された部屋が多数存在するので、リモコン12の識別信号発信装置14が発信する識別信号に識別情報としての識別IDを含ませておき、各部屋毎にその識別IDを異ならせることが望ましい。
一方、通信カラオケ装置1の記憶装置7には、その通信カラオケ装置1が設置された部屋の識別情報としての識別IDが記憶されており、CPU8は、記憶装置7に記憶された識別IDを含む識別信号を使用検知装置15が受信していると判断したとき、通信カラオケ装置1が使用状態であることを検知する。
これにより、隣接する部屋にリモコン12が持ち込まれたときの誤認識を防止することとができる。
【0022】
また、リモコン12の識別信号発信装置14と、通信カラオケ装置1の使用検知装置15との通信距離は、カラオケボックスの部屋の大きさにもよるが一般的には、10メータ以下が望ましく、そのようになるように、リモコン12の識別信号発信装置14の出力や、通信カラオケ装置1の使用検知装置15の受信感度が設定されている。通常カラオケボックスでは、フロントと各部屋は10メータ以上離れており、これにより、フロントに置いてある状態のリモコン12から出力された識別信号を受信することを防ぐことができる。
更に、リモコン12に、識別信号発信装置14に供給される電源をオン・オフするスイッチ手段としての電源スイッチを設け、リモコン12がフロントに返却されたときには、この電源スイッチを切って識別信号発信装置14から識別信号が出力されないようにしてもよい。
【0023】
また、CPU8は、BGM等の音楽、音声等を発生させるための音発生装置16と接続されており、その音発生装置16は、アンプ30を介してスピーカ4と接続されている。CPU8は、モニター5の背景画に歌詞情報を表示するためのモニター制御装置17と接続されており、モニター制御装置17はモニター5と接続されている。
前記音発生装置16は、記憶装置7から読み出されてCPU8から供給されるカラオケ用情報の演奏データに基づいて伴奏音を発生させ、それによりスピーカ4からは、伴奏音楽が放音される。前記演奏データは、MIDIデータで構成されている。
前記モニター制御装置17は、記憶装置7から読み出されてCPU8から供給されるカラオケ用情報の歌詞データに基づいて歌詞文字を生成する。また、前記モニター制御装置17には、背景画再生装置31から背景画となる動画が供給されており、前記生成した歌詞文字と背景画とをスーパーインポーズした上でモニタ5に出力している。
通信カラオケ装置1は、常時電源18の他に、サブ電源19を備えており、常時電源18は、通信装置6、記憶装置7、CPU8及び使用検知装置15と接続されており、これら通信装置6、記憶装置7、CPU8及び使用検知装置15は、常時電源18から電力が供給されて常時動作状態にある。従って、通信カラオケ装置1の通信機能及び使用検知機能は常時動作状態にある。
また、サブ電源19は、入力装置9、パネル10、リモコン信号受信装置11、音発生装置16、モニター制御装置17及びAC電源制御部32と接続されている。従って、サブ電源19は、入力装置9、パネル10、リモコン信号受信装置11、音発生装置16及びモニター制御装置17に、電力を供給して動作状態を維持できるが、これら入力装置9、パネル10、リモコン信号受信装置11、音発生装置16及びモニター制御装置17は常時動作状態にある必要はない。これは、通信カラオケ装置1が使用されない未使用状態が続き、予め設定された設定時間が超過した場合には、CPU8がサブ電源19をオフ状態にして、省電力化を図るためである。
また、前記AC電源制御部32は、サブ電源19から電力が供給されると、アンプ30、モニター5及び背景画再生装置31に商用電源であるところのAC100Vの電力を供給し、それにより、アンプ30、モニター5及び背景画再生装置31等の周辺機器は、動作可能な状態となる。
【0024】
その通信カラオケ装置1の未使用状態の設定時間は、通信カラオケ装置1の管理者によるパネル10上の管理操作(パネル10上の特定キーを2個同時に押すことにより起動される管理モード上でパネル10上のキーを操作して設定値を入力方法)を用いて、例えば10分とか20分とかあるいは1時間とか2時間とか任意に未使用状態の時間を変更設定でき、つまり、未使用期間設定手段としてのCPU8はパネル10上の管理操作に基づく入力信号を、入力装置9を介して入力でき、記憶装置7の所定の記憶領域に記憶できる。そのため、任意に設定変更された未使用状態の設定時間が経過すると、CPU8はサブ電源19をオン状態からオフ状態に変化させて、使用状況に応じて、通信カラオケ装置1及び周辺機器の省電力化を図ることができる。
【0025】
そして、パネル10またはリモコン12の操作によって予約されるところの予約曲が選択されていない通信カラオケ装置1のアイドリング状態の場合、通信カラオケ装置1は、次の選曲が行われるまでの間、モニター5上で新譜案内画面やニュース画面を表示するとともに、スピーカ4からBGM曲を流すBGM演奏を行う。
更に、ユーザがリモコン12をもって退室して、通信カラオケ装置1の未使用状態の場合、使用検知装置15がリモコン12の識別信号発生装置14から出力される信号を検知しなくなってから予め設定された時間を超過した場合には、CPU8はモニター5上での画面表示を停止するとともに、スピーカ4から流れるBGM演奏を停止して、サブ電源19をオフ状態にするが、通信機能に関連する常時電源18はオン状態を維持するので、通信カラオケ装置1はホスト装置2から新曲などのカラオケ用情報を常時受信し、記憶することができる。
【0026】
この実施の形態の場合、CPU8がサブ電源19をオン状態からオフ状態にするに際し、過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、サブ電源19をオフ状態にしない態様にすることができる。これは、サブ電源19をオフ状態からオン状態へ立ち上げる際には、少々の待機時間が必要であるが、現時刻の使用頻度が高い場合は、オフ状態にしない態様にすることにより、その待機時間が無くて済み、通信カラオケ装置1の使用の利便性を向上させるためである。そのため、使用状況記憶手段としての記憶装置7には、CPU8が過去の使用状況が把握できるように、カラオケ曲が演奏される毎に演奏時刻のデータなどが含まれる演奏実績データが記憶される。図2は、その演奏実績データに基づいて作成された通信カラオケ装置1の使用状況の概要を示す演奏実績としての演奏ログであり、演奏実績データが網掛け部分は連続して、通信カラオケ装置1が使用されていたことを表している。演奏ログは、演奏実績データが連続する場合以外に、例えば、ある演奏実績データから次の演奏実績データまでの経過時間が、例えば10分以内である場合には、それを連続して示している。
この時、CPU8は例えば過去2ヶ月間の演奏ログのデータを記憶装置7から読出し、過去2ヶ月間における同じ曜日の同時刻での通信カラオケ装置1の使用状況を調査し、使用頻度が高い場合には、サブ電源19をオフ状態にしない制御を行う。
これは、カラオケボックスでは、曜日によって稼働状況が大きく異なるためであり、過去数ヶ月、例えば、過去2ヶ月の同じ曜日の演奏ログを調査することにより、通信カラオケ装置1の使用状況についてより正確な判断が可能となる。従って、例えば今日が火曜日で祭日である場合には、使用状況判断手段としてのCPU8が、過去2ヶ月の火曜日の演奏ログを調査するのではなく、過去2ヶ月の土曜日、または日曜日の演奏ログを調査するように構成してもよい。これは、祭日の通信カラオケ装置1の使用状況は、土曜日、または日曜日の使用状況に近いためである。
【0027】
次に、図5に示すフローチャートを用いて、通信カラオケ装置1の演奏動作について説明する。
このフローチャートは、サブ電源が入っているときに、所定のインターバルで定期的に実行される。
まず、記憶装置7の予約曲記憶エリアに予約曲として選曲番号が記憶されているかどうかが判断される(S30)。予約曲として選曲番号が記憶されている場合(S30:YES)、CPU8は予約曲の演奏をする(S31)ので、利用者は通信カラオケ装置1を利用することができる。次に、CPU8は予約曲の演奏が終了したか否かを判断する(S32)。予約曲の演奏が終了した場合(S32:YES)、演奏終了曲の選曲番号、演奏開始及び終了日時を記憶装置7に記憶して(S33)、S30に戻る。
S30において、予約曲として選曲番号が記憶されていない場合(S30:NO)、新譜案内やニュースなどをモニター5に表示する(S34)。それにより、予約曲が無いアイドリング状態の場合、新譜案内やニュースなどをモニター5に表示することになる。ここで、CPU8は曲が予約されたか否かを判断し(S35)、曲が予約された場合(S35:YES)、予約された曲の曲番号を記憶装置7に記憶する(S36)。次に、現在通信カラオケ装置1が既に予約された曲を演奏中か否かが判断され(S37)、演奏中でない場合(S37:NO)、CPU8は新譜案内やニュースなどの表示を中止して(S38)、S31において、予約曲の演奏を行う。S37において演奏中の場合(S37:YES)、S32に進み、予約曲の演奏が終了したか否かを判断する。また、S35において、曲が予約されていない場合(S35:NO)、現在演奏中か否かが判断され(S39)、演奏中でない場合(S39:NO)、S34に戻り、新譜案内やニュースなどを引き続きモニター5に表示する。S39において演奏中の場合(S39:YES)、S32に進み、予約曲の演奏が終了したか否かを判断する。
それにより、予約曲が無いアイドリング状態の場合、新譜案内やニュースなどをモニター5に表示しながら、曲が予約されたか否かを検出し、曲が予約された場合、予約曲の演奏を行う。また、曲の演奏が終了した場合、演奏終了曲の選曲番号、演奏開始及び終了日時を記憶装置7に記憶することになるので、記憶された演奏実施データは後述する通信カラオケ装置1の使用状況の調査(図4参照)に利用することができる。
【0028】
次に、図3のフローチャートを用いて、通信カラオケ装置1の使用状況を調査した上で、サブ電源19のオフ状態とオン状態とを切り換える切換動作について、CPU8の動作処理を説明する。図3は、通信カラオケ装置1のサブ電源19のオフ状態とオン状態とを切り換える切換動作を示すフローチャートである。
まず最初に、お店の店員がパネル上の電源スイッチ(図示せず)を投入すると、常時電源18の他に、サブ電源19が投入され、CPU8は内部の常時電源18及びサブ電源19の電源状態をオン状態に設定して両電源18、19をオンとする(S1)。これにより、通信装置6、記憶装置7、CPU8及び使用検知装置15には、常時電源18から電力が供給されて動作状態となる。また、入力装置9、パネル10、リモコン信号受信装置11、音発生装置16には、サブ電源19から電力が供給されて動作状態となる。さらに、AC電源制御部32にもサブ電源19から電力が供給されるので、そのAC電源制御部32を介してモニター5、アンプ30及び背景画再生装置31にAC100Vの電力が供給されて動作状態となる。従って、通信カラオケ装置1は、周辺機器を含めて使用可能な状態となる。CPU8は予め設定されているサブ電源19をオフ状態にするまでの未使用期間設定値を記憶装置7から読み出し(S2)た後に、記憶装置7内の未使用期間計測用カウンタを初期値「ゼロ」にてクリア(S3)する。その後、CPU8は通信カラオケ装置1のサブ電源19の電源状態がオン状態か否かを検出する(S4)。
【0029】
サブ電源19の電源状態がオン状態の場合(S4:YES)、識別信号検知判別手段としてのS5において、CPU8は使用検知装置15が識別信号を受信したか否かを検出する。ユーザーがリモコン12及びマイクロフォンを持って部屋に入ると、使用検知装置15はリモコン12からの識別信号を受信するので(S5:YES)、未使用期間計測用カウンタを初期値「ゼロ」にてクリアするために、S3に戻る。従って、使用検知装置15がリモコン12からの識別信号を受信している限り、サブ電源19は、オンの状態が保たれる。
ユーザーがリモコン12及びマイクロフォンを持って部屋を退室すると、使用検知装置15が識別信号を受信しなくなるので、S5における判断が「NO」となり、通信カラオケ装置1が未使用状態とみなされて、S6において、使用期間計測手段としてのCPU8は未使用期間計測用カウンタをインクリメントして、未使用期間を計測する。比較手段としてのS7において、CPU8は未使用期間計測用カウンタに記憶された未使用期間情報としてのカウンタ値と、S2にて取得した未使用期間設定情報としての未使用期間設定値とを比較して、未使用状態が一定期間継続したか否かを検知する。未使用状態が一定期間継続していない場合(S7:NO)、CPU8はS4に戻り、再びサブ電源19の電源状態を検出する。未使用状態が一定期間継続する場合(S7:YES)、過去の使用状況を調査(図4において後述)する(S8)。
【0030】
使用頻度判断手段としてのS9において、記憶装置7に記憶された過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には(S9:YES)、前記サブ電源19をオフ状態にしないように、S3に戻って、未使用期間計測用カウンタを初期値にてクリアする。記憶装置7に記憶された過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が低い場合には、前記サブ電源19をオフ状態に設定(S10)して、サブ電源19からの電力供給を切断する(S11)。
【0031】
S4において、サブ電源19の電源状態がオフ状態の場合(S4:NO)、識別情報検知判断手段としてのS12において、CPU8は使用検知装置15が識別信号を受信したか否かを検出する。使用検知装置15の識別信号が受信しない場合(S12:NO)、CPU8はS3に戻る。利用者がリモコン12を持って部屋に入ると、使用検知装置15が識別信号を受信するので、S12の判断は「YES」となり、サブ電源19の電源状態をオン状態に設定して(S13)、オフ状態のサブ電源19をオン状態にする(S14)。それにより、サブ電源19がオフ状態において、使用検知装置15がユーザの通信カラオケ装置1の使用を検出した際には、CPU8がサブ電源19をオン状態にするので、サブ電源19をオン状態にする手間を省くことができる。
【0032】
次に、図4のフローチャートを用いて、通信カラオケ装置1の過去の使用状況の調査について説明する。図4は、上述した図3に示されたフローチャートにおけるS8のサブルーチンであり、通信カラオケ装置1の過去の使用状況を調べる際のサブルーチンを示すフローチャートである。
CPU8は記憶装置7に設けられた使用日数計測用カウンタをクリア(S21)した後に、現在時刻を取得する(S22)。演奏ログの作成手段としてのCPU8は、過去2ヶ月の演奏実績データから図2に示すような演奏ログを作成する(S23)。具体的には、記憶装置7に記憶された演奏実績データを過去2ヶ月分読み出し、ある演奏実績データの演奏終了時間(最小時間単位は分)と次の演奏実績データの演奏開始時間(最小時間単位は分)が連続している場合や、ある演奏実績データの演奏終了時間(最小時間単位は分)から次の演奏実績データの演奏開始時間(最小時間単位は分)までの時間が10分以内の場合には、それらの時間帯は、通信カラオケ装置1が使用されていたとする概略的な通信カラオケ装置1の使用状態を示すところの図2に示すような演奏ログを作成して記憶装置7に記憶する。これにより、選曲のためにわずかに時間が空いて演奏していなかった場合に、通信カラオケ装置1が非使用状態にあると誤って判断をすることがない。CPU8はS23にて作成した演奏ログから1週間前の同じ曜日、同時刻(例えば日曜日12時等)の使用状況を調べ(S24)、調査手段としてのS25において、通信カラオケ装置1が使用されていたか否かを検出する。CPU8は通信カラオケ装置1が使用されていた場合には(S25:YES)、CPU8は使用日数計測用カウンタをインクリメント(S26)して、通信カラオケ装置1が使用されていた日数をカウンタアップする。通信カラオケ装置1が使用されていない場合には(S25:NO)、CPU8はS27に進む。
【0033】
CPU8は一週間おきに2ヶ月前までの使用状況の調査が完了したか否かを検出し(S27)、通信カラオケ装置1の使用状況の調査が完了していない場合には(S27:NO)、S24に戻る。通信カラオケ装置1の使用状況の調査が過去2ヶ月分完了した場合には(S27:YES)、CPU8はS9に進む。
具体的には、記憶装置7に記憶された演奏ログについて、図2の網掛け部分の重なる場合の日数を調べ、2ヶ月前までの同じ曜日、同時刻(例えば日曜日12時等)の使用日数について、例えば8日の内、6日以上使用された場合は、使用頻度が高い(S9:YES)として、CPU8は未使用期間計測用カウンタを初期値「ゼロ」にてクリア(S3)して、サブ電源19をオフ状態にしないようにする。
また、2ヶ月前までの同じ曜日、同時刻(例えば日曜日12時等)の使用日数について、例えば使用が8日の内、6日以下の場合は使用頻度が低い(S9:NO)として、CPU8はサブ電源19の電源状態をオフ状態に設定(S10)して、サブ電源19からの電力供給を切断にして(S11)、省電力化を図る。このように過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、電源をオフ状態にしないので、電源オフ状態から電源オン状態へ立ち上げる際の待機時間が無くて済む。
【0034】
以上の実施の形態によれば、楽音情報を出力するスピーカ4と、楽音情報に関連する歌詞情報を表示するモニター5とを少なくとも備えた通信カラオケ装置1において、通信カラオケ装置1が使用状態にあるか否かを検知するための識別信号発信装置14及び使用検知装置15と、通信カラオケ装置1が使用されていない期間を計測するCPU8と、通信カラオケ装置1のサブ電源19のオン時に、一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、サブ電源19をオフ状態にするCPU8とを備えるので、通信カラオケ装置1の省電力化を図ることができる。
この実施の形態では、使用検知装置15が、リモコン12の識別信号発信装置14から発信する識別情報を受信することで通信カラオケ装置1の使用状況を検知していたが、使用検知手段としては、必ずしもリモコン12に限定される訳ではなく、例えば温度センサ、赤外線センサなどでもって、部屋に人が入室したことを検出して通信カラオケ装置1が使用される状況になった事を検知してもよく、検知することが可能な方法であれば何でも良い。
【0035】
また、未使用状態が継続したことを検出するまでの時間を、通信カラオケ装置1の入力装置9を介して入力する記憶装置7に記憶していたが、通信回線3を介してホスト装置2から配信して記憶装置7に格納するものであってもよい。
更に、使用検知手段としてのリモコン信号受信装置11及び入力装置19に対して常時電源18から常に電力を供給して常に動作状態とし、リモコン信号受信装置11がリモコン12からの選択信号を受信したときに、通信カラオケ装置1が使用される状況になったと検知するようにしてもよい。この実施の形態の場合、使用感知装置15やリモコン12側の識別信号発生装置14を必要とせず、構成が簡単になる。この実施の形態の場合、図3に示すフローチャートにおいて、リモコン12からの曲選択信号をリモコン信号受信装置11が受信しない場合、S5の判断が「NO」となり、一定時間の間、リモコン信号受信装置11が曲選択信号を受信しないと、S7〜S11が実行されて、サブ電源19がオフ状態にされる。また、リモコン12から出力された曲選択信号をリモコン信号受信装置11を介してCPU8が検知すると、サブ電源19は、S12〜S14が実行されて、電源オン状態になり、電源をオン状態にする手間を省くことができる。この実施の形態の場合、未使用時間の設定時間は、前述の実施の形態の設定時間より長く設定する必要がある。また、カラオケ装置、特に通信カラオケ装置以外の電子装置に本発明を適用しても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1に係る電子装置によれば、ユーザが選択した情報を出力する出力手段を少なくとも備えた電子装置において、前記電子装置が使用されているか否かを検知する使用検知手段と、前記使用検知手段の検知に基づき、前記電子装置が使用されていない期間を計測する使用期間計測手段と、前記電子装置の電源のオン時に、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、少なくとも前記使用検知手段用の電源を除いて前記電源をオフ状態にする制御手段とを備えるので、電子装置の電源のオン時に、電子装置の未使用状態が一定期間継続した場合に、制御手段が使用検知手段用の電源を除いた電源をオフ状態にして、電子装置の省電力化を図ることができる。
【0037】
また、請求項2に係る発明によれば、使用期間計測手段が、計測する未使用状態の期間を変更可能に設定できる未使用期間設定手段を備えたので、電子装置の使用状況に応じて、電子装置の省電力化を図ることができる。
【0038】
また、請求項3に係る発明によれば、電子装置の使用状況を記憶する使用状況記憶手段を備え、前記制御手段は、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した際に、前記使用状況記憶手段に記憶された過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、前記電源をオフ状態にしないので、電源オフ状態から電源オン状態へ立ち上げる際の待機時間が無くて済み、電子装置の使用の利便性が向上するとともに、省電力化を図ることができる。
【0039】
また、請求項4に係る発明によれば、前記電源のオフ時に、使用検知手段が電子装置の使用を検知した場合には、前記制御手段は前記電源をオン状態にするので、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【0040】
また、請求項5に係る発明によれば、電子装置は、通信手段を介してホスト装置と接続される通信カラオケ装置であって、前記制御手段は、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、少なくとも前記通信手段及び前記使用検知手段用の電源をオフ状態にせずに、その他の電源をオフ状態にするので、使用期間計測手段が未使用状態が一定期間継続したことを計測した場合に、通信手段及び前記使用検知手段用の電源はオフ状態にされないため、ホスト装置から通信手段を介してカラオケ用情報を受信することができるし、また、電子装置の使用も検出できる。
【0041】
また、請求項6に係る発明によれば、ユーザが選択した情報を出力する出力手段を少なくとも備えた電子装置において、前記電子装置が使用されているか否かを検知する使用検知手段と、前記電子装置の電源のオフ時に、前記使用検知手段が電子装置の使用を検知した場合には、前記電源をオン状態にする制御手段を備えたので、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【0042】
また、請求項7に係る発明によれば、前記使用検知手段は、リモコンから出力された信号を検出した場合に、電子装置が使用されていると検知するので、電子装置が、オフ状態にあっても、制御手段が前記電源をオフ状態からオン状態にすることができ、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施の形態の通信カラオケ装置を示すブロック図である。
【図2】上記実施の形態の通信カラオケ装置にて用いる演奏ログから使用状況を説明する説明図である。
【図3】上記実施の形態の通信カラオケ装置のサブ電源のオフ状態とオン状態とを切り換える切換動作を示すフローチャートである。
【図4】上記実施の形態の通信カラオケ装置の過去の使用状況を調べる際のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】上記実施の形態の通信カラオケ装置の演奏動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信カラオケ装置(電子装置)
2 ホスト装置(ホスト装置)
3 通信回線
4 スピーカ(出力手段)
5 モニター(情報表示手段)
6 通信装置(通信手段)
7 記憶装置(使用状況記憶手段)
8 CPU(制御手段、使用期間計測手段、未使用期間設定手段)
9 入力装置
10 パネル
11 リモコン信号受信装置
12 リモコン(使用検知手段)
13 リモコン信号発信装置
14 識別信号発信装置(使用検知手段)
15 使用検知装置(使用検知手段)
16 音発生装置
17 モニター制御装置
18 常時電源
19 サブ電源
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザが選択した情報を出力する電子装置に関し、更に詳細には、省電力化を図ることができる電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、出力手段の一例として、カラオケ装置等が提案されており、カラオケ装置は、スピーカ等から楽音情報を流すとともに、楽音情報に関連する歌詞情報及び背景画映像を表示するCRT等の表示装置を備えている。このようなカラオケ装置をカラオケボックス毎に備えたカラオケ店においては、ユーザによるカラオケ曲のリクエストが無い場合には、カラオケ装置は、新譜案内画面やニュース画面をCRT等で表示したり、BGMを演奏することで、リクエストが行われるまでの間の穴埋めとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなカラオケ店では、利用客がカラオケボックスから退出して、誰もカラオケボックス内にいないにも関わらず、上記の新譜案内画面やニュース画面が表示されBGMが演奏されていることがあるが、これは省エネ、省電力といった面から考えると、とても無駄なことである。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、このような無駄な電力を使わずに、省電力化を図ることができる電子装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る発明によれば、ユーザが選択した情報を出力する出力手段を少なくとも備えた電子装置において、前記電子装置が使用されているか否かを検知する使用検知手段と、前記使用検知手段の検知に基づき、前記電子装置が使用されていない期間を計測する使用期間計測手段と、前記電子装置の電源のオン時に、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、少なくとも前記使用検知手段用の電源を除いて前記電源をオフ状態にする制御手段とを備えることを特徴とする。
【0005】
このような特徴を有する請求項1に係る電子装置によれば、出力手段はユーザが選択した情報を出力する。使用検知手段は、電子装置が使用されているか否かを検知することができ、使用期間計測手段は、電子装置が使用されていない期間を計測することができる。そして、電子装置の電源のオン時に、電子装置の未使用状態が一定期間継続した場合に、制御手段が電源をオフ状態にするので、電子装置の省電力化を図ることができる。
【0006】
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の電子装置において、前記使用期間計測手段が、計測する未使用状態の期間を変更可能に設定できる未使用期間設定手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
このような特徴を有する請求項2に係る電子装置によれば、未使用期間設定手段は、例えば、分単位とか或いは時間単位で任意に未使用状態の時間を変更できるので、電子装置の使用状況に応じて、電子装置の省電力化を図ることができる。
【0008】
また、請求項3に係る発明によれば、請求項1または請求項2に記載の電子装置において、前記電子装置の使用状況を記憶する使用状況記憶手段を備え、前記制御手段は、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した際に、前記使用状況記憶手段に記憶された過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、前記電源をオフ状態にしないことを特徴とする。
【0009】
このような特徴を有する請求項3に係る電子装置によれば、一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、制御手段が電源をオフ状態にするが、使用状況記憶手段が電子装置の使用状況を記憶しており、過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、電源をオフ状態にしないので、電源オフ状態から電源オン状態へ立ち上げる際の待機時間が無くて済み、電子装置の使用の利便性が向上するとともに、省電力化を図ることができる。
【0010】
また、請求項4に係る発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載する電子装置において、前記使用検知手段が電子装置の使用を検知した場合には、前記制御手段は前記電源をオン状態にすることを特徴とする。
【0011】
このような特徴を有する請求項4に係る電子装置によれば、前記電源がオフ状態にされた場合でも、使用検知手段がユーザの使用を検出した場合には、制御手段が前記電源をオン状態にするので、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【0012】
また、請求項5に係る発明によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載する電子装置において、前記電子装置は、通信手段を介してホスト装置と接続される通信カラオケ装置であって、前記制御手段は、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、少なくとも前記通信手段及び前記使用検知手段用の電源をオフ状態にせずに、その他の電源をオフ状態にすることを特徴とする。
【0013】
このような特徴を有する請求項5に係る電子装置によれば、電子装置は、通信手段を介してホスト装置と接続される通信カラオケ装置であるので、ホスト装置から通信手段を介してカラオケ用情報が通信されるが、使用期間計測手段が未使用状態が一定期間継続したことを計測した場合に、通信手段用の電源はオフ状態にされないため、ホスト装置からカラオケ用情報を受信することができる。そして、使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、制御手段は通信手段及び前記使用検知手段用の電源以外のその他の電源をオフ状態にするので、省電力化を図ることができる。また、通信手段及び使用検知手段用の電源はオフ状態にされないため、ホスト装置から通信手段を介してカラオケ用情報を受信することができるし、また、電子装置の使用も検出できる。
【0014】
また、請求項6に係る発明によれば、ユーザが選択した情報を出力する出力手段を少なくとも備えた電子装置において、前記電子装置が使用されているか否かを検知する使用検知手段と、前記電子装置の電源のオフ時に、前記使用検知手段が電子装置の使用を検知した場合には、前記電源をオン状態にする制御手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
このような特徴を有する請求項6に係る電子装置によれば、出力手段はユーザが選択した情報を出力する。そして、電子装置の電源がオフ状態にされて、省電力化された場合に、使用検知手段が電子装置のユーザの使用を検出した場合には、制御手段が前記電源をオン状態にするので、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【0016】
また、請求項7に係る発明によれば、請求項1または請求項6に記載する電子装置において、前記使用検知手段は、前記情報を選択するためのリモコンから出力された信号を検出した場合に、電子装置が使用されていると検知することを特徴とする。
【0017】
このような特徴を有する請求項7に係る電子装置によれば、リモコンからの信号を、使用検知手段が検知した場合には、電子装置のユーザの使用を検出した場合には、電子装置がオフ状態にあっても、制御手段が前記電源をオフ状態からオン状態にするので、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子装置について、通信カラオケ装置につき具体化した実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、通信カラオケ装置1を示すブロック図である。
通信カラオケ装置1は、図1に示すように、演奏データ及び歌詞データ等を含むカラオケ用情報を送信することができるホスト装置2と通信回線3を介して接続されており、ホスト装置2は新曲などのカラオケ用情報を通信回線3を介して通信カラオケ装置1へ送信することができる。
【0019】
この場合、通信カラオケ装置1は、アンプ30を介して楽音出力手段としてのスピーカ4と、情報表示手段としてのモニター5にそれぞれ接続されており、モニター5が歌詞情報及び背景画情報を表示する際に、スピーカ4から楽音情報を流すことができる。
通信カラオケ装置1は、内部に通信手段としての通信装置6を備え、通信装置6は前記通信回線3と接続されており、例えば通信回線3が公衆回線の場合には、通信装置6はモデム等により構成される。また、通信カラオケ装置1は、記憶装置7及び制御手段としてのCPU8(中央処理装置)を内部に備えており、CPU8の制御の下に、通信装置6を介して定期的に新曲などのカラオケ用情報の取り込みを行い、記憶装置7は、その取り込まれたカラオケ用情報を記憶することができる。CPU8は、入力装置9と接続されており、入力装置9を介して、パネル10上に配置された多数のキーのタッチ操作入力信号を入力することができる。また、入力装置9は、リモコン信号受信装置11と接続されており、リモコン信号受信装置11は、リモコン12から出力される例えば選曲情報としての選曲用のリモコン信号を受信することができる。
【0020】
そのリモコン12は、リモコン信号を無線通信用信号として出力できるリモコン信号発信装置13を備えており、その他に、一定周期毎に識別信号を発信する識別信号発信装置14を備えている。識別信号発信装置14は、通信カラオケ装置1側に、リモコン12の存在または不存在を識別させるために、識別信号を発信するものであり、通信カラオケ装置1は、その識別信号を受信する使用検知装置15を備えている。そして、使用検知装置15は、前記CPU8と電気的に接続されているので、リモコン12がユーザによってカラオケボックス内のある部屋に持ち込まれた場合には、使用検知装置15が識別信号発信装置14からの識別信号を受信することにより、CPU8はリモコン12の存在を識別することができる。
すなわち、通常この種の通信カラオケ装置1が多数設置されているカラオケボックスでは、リモコン12やマイクロフォン(図示せず)は、通信カラオケ装置1が設置された各部屋には置いてなく、カラオケボックスのフロントで一元的に管理されている。これは、各部屋の使用時間管理と、リモコン12やマイクロフォンの紛失防止のためにこのようなシステムが採られている。
つまり、通信カラオケ装置1を利用するためにカラオケボックスに訪れたユーザがフロントで受付を済ませると、部屋が指定されると共にその部屋で使用されるリモコン12やマイクロフォンがそのユーザに渡され、また、通信カラオケ装置1の利用の終了して部屋を退出する時には、リモコン12やマイクロフォンを持って出てフロントに返却するようになっている。
従って、ユーザが、リモコン12やマイクロフォンを通信カラオケ装置1が設置された部屋に持ち込むと、通信カラオケ装置1の使用検知装置15は、リモコン12の識別信号発信装置14からの識別信号を受信し、使用検知装置15を介して、CPU8は通信カラオケ装置1が使用状態であること検知する。反対に、ユーザが通信カラオケ装置1の利用を終え、リモコン12を持って部屋を退出すると、使用検知装置15はリモコン12の識別信号発信装置14からの識別情報を受信することができなくなる。それにより、CPU8は、通信カラオケ装置1が使用されなくなったことを判別することができる。従って、識別信号発信装置14及び使用検知装置15は、通信カラオケ装置1が使用されているか否かを検知する使用検知手段として機能する。
【0021】
通常カラオケボックスでは、通信カラオケ装置1が設置された部屋が多数存在するので、リモコン12の識別信号発信装置14が発信する識別信号に識別情報としての識別IDを含ませておき、各部屋毎にその識別IDを異ならせることが望ましい。
一方、通信カラオケ装置1の記憶装置7には、その通信カラオケ装置1が設置された部屋の識別情報としての識別IDが記憶されており、CPU8は、記憶装置7に記憶された識別IDを含む識別信号を使用検知装置15が受信していると判断したとき、通信カラオケ装置1が使用状態であることを検知する。
これにより、隣接する部屋にリモコン12が持ち込まれたときの誤認識を防止することとができる。
【0022】
また、リモコン12の識別信号発信装置14と、通信カラオケ装置1の使用検知装置15との通信距離は、カラオケボックスの部屋の大きさにもよるが一般的には、10メータ以下が望ましく、そのようになるように、リモコン12の識別信号発信装置14の出力や、通信カラオケ装置1の使用検知装置15の受信感度が設定されている。通常カラオケボックスでは、フロントと各部屋は10メータ以上離れており、これにより、フロントに置いてある状態のリモコン12から出力された識別信号を受信することを防ぐことができる。
更に、リモコン12に、識別信号発信装置14に供給される電源をオン・オフするスイッチ手段としての電源スイッチを設け、リモコン12がフロントに返却されたときには、この電源スイッチを切って識別信号発信装置14から識別信号が出力されないようにしてもよい。
【0023】
また、CPU8は、BGM等の音楽、音声等を発生させるための音発生装置16と接続されており、その音発生装置16は、アンプ30を介してスピーカ4と接続されている。CPU8は、モニター5の背景画に歌詞情報を表示するためのモニター制御装置17と接続されており、モニター制御装置17はモニター5と接続されている。
前記音発生装置16は、記憶装置7から読み出されてCPU8から供給されるカラオケ用情報の演奏データに基づいて伴奏音を発生させ、それによりスピーカ4からは、伴奏音楽が放音される。前記演奏データは、MIDIデータで構成されている。
前記モニター制御装置17は、記憶装置7から読み出されてCPU8から供給されるカラオケ用情報の歌詞データに基づいて歌詞文字を生成する。また、前記モニター制御装置17には、背景画再生装置31から背景画となる動画が供給されており、前記生成した歌詞文字と背景画とをスーパーインポーズした上でモニタ5に出力している。
通信カラオケ装置1は、常時電源18の他に、サブ電源19を備えており、常時電源18は、通信装置6、記憶装置7、CPU8及び使用検知装置15と接続されており、これら通信装置6、記憶装置7、CPU8及び使用検知装置15は、常時電源18から電力が供給されて常時動作状態にある。従って、通信カラオケ装置1の通信機能及び使用検知機能は常時動作状態にある。
また、サブ電源19は、入力装置9、パネル10、リモコン信号受信装置11、音発生装置16、モニター制御装置17及びAC電源制御部32と接続されている。従って、サブ電源19は、入力装置9、パネル10、リモコン信号受信装置11、音発生装置16及びモニター制御装置17に、電力を供給して動作状態を維持できるが、これら入力装置9、パネル10、リモコン信号受信装置11、音発生装置16及びモニター制御装置17は常時動作状態にある必要はない。これは、通信カラオケ装置1が使用されない未使用状態が続き、予め設定された設定時間が超過した場合には、CPU8がサブ電源19をオフ状態にして、省電力化を図るためである。
また、前記AC電源制御部32は、サブ電源19から電力が供給されると、アンプ30、モニター5及び背景画再生装置31に商用電源であるところのAC100Vの電力を供給し、それにより、アンプ30、モニター5及び背景画再生装置31等の周辺機器は、動作可能な状態となる。
【0024】
その通信カラオケ装置1の未使用状態の設定時間は、通信カラオケ装置1の管理者によるパネル10上の管理操作(パネル10上の特定キーを2個同時に押すことにより起動される管理モード上でパネル10上のキーを操作して設定値を入力方法)を用いて、例えば10分とか20分とかあるいは1時間とか2時間とか任意に未使用状態の時間を変更設定でき、つまり、未使用期間設定手段としてのCPU8はパネル10上の管理操作に基づく入力信号を、入力装置9を介して入力でき、記憶装置7の所定の記憶領域に記憶できる。そのため、任意に設定変更された未使用状態の設定時間が経過すると、CPU8はサブ電源19をオン状態からオフ状態に変化させて、使用状況に応じて、通信カラオケ装置1及び周辺機器の省電力化を図ることができる。
【0025】
そして、パネル10またはリモコン12の操作によって予約されるところの予約曲が選択されていない通信カラオケ装置1のアイドリング状態の場合、通信カラオケ装置1は、次の選曲が行われるまでの間、モニター5上で新譜案内画面やニュース画面を表示するとともに、スピーカ4からBGM曲を流すBGM演奏を行う。
更に、ユーザがリモコン12をもって退室して、通信カラオケ装置1の未使用状態の場合、使用検知装置15がリモコン12の識別信号発生装置14から出力される信号を検知しなくなってから予め設定された時間を超過した場合には、CPU8はモニター5上での画面表示を停止するとともに、スピーカ4から流れるBGM演奏を停止して、サブ電源19をオフ状態にするが、通信機能に関連する常時電源18はオン状態を維持するので、通信カラオケ装置1はホスト装置2から新曲などのカラオケ用情報を常時受信し、記憶することができる。
【0026】
この実施の形態の場合、CPU8がサブ電源19をオン状態からオフ状態にするに際し、過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、サブ電源19をオフ状態にしない態様にすることができる。これは、サブ電源19をオフ状態からオン状態へ立ち上げる際には、少々の待機時間が必要であるが、現時刻の使用頻度が高い場合は、オフ状態にしない態様にすることにより、その待機時間が無くて済み、通信カラオケ装置1の使用の利便性を向上させるためである。そのため、使用状況記憶手段としての記憶装置7には、CPU8が過去の使用状況が把握できるように、カラオケ曲が演奏される毎に演奏時刻のデータなどが含まれる演奏実績データが記憶される。図2は、その演奏実績データに基づいて作成された通信カラオケ装置1の使用状況の概要を示す演奏実績としての演奏ログであり、演奏実績データが網掛け部分は連続して、通信カラオケ装置1が使用されていたことを表している。演奏ログは、演奏実績データが連続する場合以外に、例えば、ある演奏実績データから次の演奏実績データまでの経過時間が、例えば10分以内である場合には、それを連続して示している。
この時、CPU8は例えば過去2ヶ月間の演奏ログのデータを記憶装置7から読出し、過去2ヶ月間における同じ曜日の同時刻での通信カラオケ装置1の使用状況を調査し、使用頻度が高い場合には、サブ電源19をオフ状態にしない制御を行う。
これは、カラオケボックスでは、曜日によって稼働状況が大きく異なるためであり、過去数ヶ月、例えば、過去2ヶ月の同じ曜日の演奏ログを調査することにより、通信カラオケ装置1の使用状況についてより正確な判断が可能となる。従って、例えば今日が火曜日で祭日である場合には、使用状況判断手段としてのCPU8が、過去2ヶ月の火曜日の演奏ログを調査するのではなく、過去2ヶ月の土曜日、または日曜日の演奏ログを調査するように構成してもよい。これは、祭日の通信カラオケ装置1の使用状況は、土曜日、または日曜日の使用状況に近いためである。
【0027】
次に、図5に示すフローチャートを用いて、通信カラオケ装置1の演奏動作について説明する。
このフローチャートは、サブ電源が入っているときに、所定のインターバルで定期的に実行される。
まず、記憶装置7の予約曲記憶エリアに予約曲として選曲番号が記憶されているかどうかが判断される(S30)。予約曲として選曲番号が記憶されている場合(S30:YES)、CPU8は予約曲の演奏をする(S31)ので、利用者は通信カラオケ装置1を利用することができる。次に、CPU8は予約曲の演奏が終了したか否かを判断する(S32)。予約曲の演奏が終了した場合(S32:YES)、演奏終了曲の選曲番号、演奏開始及び終了日時を記憶装置7に記憶して(S33)、S30に戻る。
S30において、予約曲として選曲番号が記憶されていない場合(S30:NO)、新譜案内やニュースなどをモニター5に表示する(S34)。それにより、予約曲が無いアイドリング状態の場合、新譜案内やニュースなどをモニター5に表示することになる。ここで、CPU8は曲が予約されたか否かを判断し(S35)、曲が予約された場合(S35:YES)、予約された曲の曲番号を記憶装置7に記憶する(S36)。次に、現在通信カラオケ装置1が既に予約された曲を演奏中か否かが判断され(S37)、演奏中でない場合(S37:NO)、CPU8は新譜案内やニュースなどの表示を中止して(S38)、S31において、予約曲の演奏を行う。S37において演奏中の場合(S37:YES)、S32に進み、予約曲の演奏が終了したか否かを判断する。また、S35において、曲が予約されていない場合(S35:NO)、現在演奏中か否かが判断され(S39)、演奏中でない場合(S39:NO)、S34に戻り、新譜案内やニュースなどを引き続きモニター5に表示する。S39において演奏中の場合(S39:YES)、S32に進み、予約曲の演奏が終了したか否かを判断する。
それにより、予約曲が無いアイドリング状態の場合、新譜案内やニュースなどをモニター5に表示しながら、曲が予約されたか否かを検出し、曲が予約された場合、予約曲の演奏を行う。また、曲の演奏が終了した場合、演奏終了曲の選曲番号、演奏開始及び終了日時を記憶装置7に記憶することになるので、記憶された演奏実施データは後述する通信カラオケ装置1の使用状況の調査(図4参照)に利用することができる。
【0028】
次に、図3のフローチャートを用いて、通信カラオケ装置1の使用状況を調査した上で、サブ電源19のオフ状態とオン状態とを切り換える切換動作について、CPU8の動作処理を説明する。図3は、通信カラオケ装置1のサブ電源19のオフ状態とオン状態とを切り換える切換動作を示すフローチャートである。
まず最初に、お店の店員がパネル上の電源スイッチ(図示せず)を投入すると、常時電源18の他に、サブ電源19が投入され、CPU8は内部の常時電源18及びサブ電源19の電源状態をオン状態に設定して両電源18、19をオンとする(S1)。これにより、通信装置6、記憶装置7、CPU8及び使用検知装置15には、常時電源18から電力が供給されて動作状態となる。また、入力装置9、パネル10、リモコン信号受信装置11、音発生装置16には、サブ電源19から電力が供給されて動作状態となる。さらに、AC電源制御部32にもサブ電源19から電力が供給されるので、そのAC電源制御部32を介してモニター5、アンプ30及び背景画再生装置31にAC100Vの電力が供給されて動作状態となる。従って、通信カラオケ装置1は、周辺機器を含めて使用可能な状態となる。CPU8は予め設定されているサブ電源19をオフ状態にするまでの未使用期間設定値を記憶装置7から読み出し(S2)た後に、記憶装置7内の未使用期間計測用カウンタを初期値「ゼロ」にてクリア(S3)する。その後、CPU8は通信カラオケ装置1のサブ電源19の電源状態がオン状態か否かを検出する(S4)。
【0029】
サブ電源19の電源状態がオン状態の場合(S4:YES)、識別信号検知判別手段としてのS5において、CPU8は使用検知装置15が識別信号を受信したか否かを検出する。ユーザーがリモコン12及びマイクロフォンを持って部屋に入ると、使用検知装置15はリモコン12からの識別信号を受信するので(S5:YES)、未使用期間計測用カウンタを初期値「ゼロ」にてクリアするために、S3に戻る。従って、使用検知装置15がリモコン12からの識別信号を受信している限り、サブ電源19は、オンの状態が保たれる。
ユーザーがリモコン12及びマイクロフォンを持って部屋を退室すると、使用検知装置15が識別信号を受信しなくなるので、S5における判断が「NO」となり、通信カラオケ装置1が未使用状態とみなされて、S6において、使用期間計測手段としてのCPU8は未使用期間計測用カウンタをインクリメントして、未使用期間を計測する。比較手段としてのS7において、CPU8は未使用期間計測用カウンタに記憶された未使用期間情報としてのカウンタ値と、S2にて取得した未使用期間設定情報としての未使用期間設定値とを比較して、未使用状態が一定期間継続したか否かを検知する。未使用状態が一定期間継続していない場合(S7:NO)、CPU8はS4に戻り、再びサブ電源19の電源状態を検出する。未使用状態が一定期間継続する場合(S7:YES)、過去の使用状況を調査(図4において後述)する(S8)。
【0030】
使用頻度判断手段としてのS9において、記憶装置7に記憶された過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には(S9:YES)、前記サブ電源19をオフ状態にしないように、S3に戻って、未使用期間計測用カウンタを初期値にてクリアする。記憶装置7に記憶された過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が低い場合には、前記サブ電源19をオフ状態に設定(S10)して、サブ電源19からの電力供給を切断する(S11)。
【0031】
S4において、サブ電源19の電源状態がオフ状態の場合(S4:NO)、識別情報検知判断手段としてのS12において、CPU8は使用検知装置15が識別信号を受信したか否かを検出する。使用検知装置15の識別信号が受信しない場合(S12:NO)、CPU8はS3に戻る。利用者がリモコン12を持って部屋に入ると、使用検知装置15が識別信号を受信するので、S12の判断は「YES」となり、サブ電源19の電源状態をオン状態に設定して(S13)、オフ状態のサブ電源19をオン状態にする(S14)。それにより、サブ電源19がオフ状態において、使用検知装置15がユーザの通信カラオケ装置1の使用を検出した際には、CPU8がサブ電源19をオン状態にするので、サブ電源19をオン状態にする手間を省くことができる。
【0032】
次に、図4のフローチャートを用いて、通信カラオケ装置1の過去の使用状況の調査について説明する。図4は、上述した図3に示されたフローチャートにおけるS8のサブルーチンであり、通信カラオケ装置1の過去の使用状況を調べる際のサブルーチンを示すフローチャートである。
CPU8は記憶装置7に設けられた使用日数計測用カウンタをクリア(S21)した後に、現在時刻を取得する(S22)。演奏ログの作成手段としてのCPU8は、過去2ヶ月の演奏実績データから図2に示すような演奏ログを作成する(S23)。具体的には、記憶装置7に記憶された演奏実績データを過去2ヶ月分読み出し、ある演奏実績データの演奏終了時間(最小時間単位は分)と次の演奏実績データの演奏開始時間(最小時間単位は分)が連続している場合や、ある演奏実績データの演奏終了時間(最小時間単位は分)から次の演奏実績データの演奏開始時間(最小時間単位は分)までの時間が10分以内の場合には、それらの時間帯は、通信カラオケ装置1が使用されていたとする概略的な通信カラオケ装置1の使用状態を示すところの図2に示すような演奏ログを作成して記憶装置7に記憶する。これにより、選曲のためにわずかに時間が空いて演奏していなかった場合に、通信カラオケ装置1が非使用状態にあると誤って判断をすることがない。CPU8はS23にて作成した演奏ログから1週間前の同じ曜日、同時刻(例えば日曜日12時等)の使用状況を調べ(S24)、調査手段としてのS25において、通信カラオケ装置1が使用されていたか否かを検出する。CPU8は通信カラオケ装置1が使用されていた場合には(S25:YES)、CPU8は使用日数計測用カウンタをインクリメント(S26)して、通信カラオケ装置1が使用されていた日数をカウンタアップする。通信カラオケ装置1が使用されていない場合には(S25:NO)、CPU8はS27に進む。
【0033】
CPU8は一週間おきに2ヶ月前までの使用状況の調査が完了したか否かを検出し(S27)、通信カラオケ装置1の使用状況の調査が完了していない場合には(S27:NO)、S24に戻る。通信カラオケ装置1の使用状況の調査が過去2ヶ月分完了した場合には(S27:YES)、CPU8はS9に進む。
具体的には、記憶装置7に記憶された演奏ログについて、図2の網掛け部分の重なる場合の日数を調べ、2ヶ月前までの同じ曜日、同時刻(例えば日曜日12時等)の使用日数について、例えば8日の内、6日以上使用された場合は、使用頻度が高い(S9:YES)として、CPU8は未使用期間計測用カウンタを初期値「ゼロ」にてクリア(S3)して、サブ電源19をオフ状態にしないようにする。
また、2ヶ月前までの同じ曜日、同時刻(例えば日曜日12時等)の使用日数について、例えば使用が8日の内、6日以下の場合は使用頻度が低い(S9:NO)として、CPU8はサブ電源19の電源状態をオフ状態に設定(S10)して、サブ電源19からの電力供給を切断にして(S11)、省電力化を図る。このように過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、電源をオフ状態にしないので、電源オフ状態から電源オン状態へ立ち上げる際の待機時間が無くて済む。
【0034】
以上の実施の形態によれば、楽音情報を出力するスピーカ4と、楽音情報に関連する歌詞情報を表示するモニター5とを少なくとも備えた通信カラオケ装置1において、通信カラオケ装置1が使用状態にあるか否かを検知するための識別信号発信装置14及び使用検知装置15と、通信カラオケ装置1が使用されていない期間を計測するCPU8と、通信カラオケ装置1のサブ電源19のオン時に、一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、サブ電源19をオフ状態にするCPU8とを備えるので、通信カラオケ装置1の省電力化を図ることができる。
この実施の形態では、使用検知装置15が、リモコン12の識別信号発信装置14から発信する識別情報を受信することで通信カラオケ装置1の使用状況を検知していたが、使用検知手段としては、必ずしもリモコン12に限定される訳ではなく、例えば温度センサ、赤外線センサなどでもって、部屋に人が入室したことを検出して通信カラオケ装置1が使用される状況になった事を検知してもよく、検知することが可能な方法であれば何でも良い。
【0035】
また、未使用状態が継続したことを検出するまでの時間を、通信カラオケ装置1の入力装置9を介して入力する記憶装置7に記憶していたが、通信回線3を介してホスト装置2から配信して記憶装置7に格納するものであってもよい。
更に、使用検知手段としてのリモコン信号受信装置11及び入力装置19に対して常時電源18から常に電力を供給して常に動作状態とし、リモコン信号受信装置11がリモコン12からの選択信号を受信したときに、通信カラオケ装置1が使用される状況になったと検知するようにしてもよい。この実施の形態の場合、使用感知装置15やリモコン12側の識別信号発生装置14を必要とせず、構成が簡単になる。この実施の形態の場合、図3に示すフローチャートにおいて、リモコン12からの曲選択信号をリモコン信号受信装置11が受信しない場合、S5の判断が「NO」となり、一定時間の間、リモコン信号受信装置11が曲選択信号を受信しないと、S7〜S11が実行されて、サブ電源19がオフ状態にされる。また、リモコン12から出力された曲選択信号をリモコン信号受信装置11を介してCPU8が検知すると、サブ電源19は、S12〜S14が実行されて、電源オン状態になり、電源をオン状態にする手間を省くことができる。この実施の形態の場合、未使用時間の設定時間は、前述の実施の形態の設定時間より長く設定する必要がある。また、カラオケ装置、特に通信カラオケ装置以外の電子装置に本発明を適用しても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1に係る電子装置によれば、ユーザが選択した情報を出力する出力手段を少なくとも備えた電子装置において、前記電子装置が使用されているか否かを検知する使用検知手段と、前記使用検知手段の検知に基づき、前記電子装置が使用されていない期間を計測する使用期間計測手段と、前記電子装置の電源のオン時に、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、少なくとも前記使用検知手段用の電源を除いて前記電源をオフ状態にする制御手段とを備えるので、電子装置の電源のオン時に、電子装置の未使用状態が一定期間継続した場合に、制御手段が使用検知手段用の電源を除いた電源をオフ状態にして、電子装置の省電力化を図ることができる。
【0037】
また、請求項2に係る発明によれば、使用期間計測手段が、計測する未使用状態の期間を変更可能に設定できる未使用期間設定手段を備えたので、電子装置の使用状況に応じて、電子装置の省電力化を図ることができる。
【0038】
また、請求項3に係る発明によれば、電子装置の使用状況を記憶する使用状況記憶手段を備え、前記制御手段は、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した際に、前記使用状況記憶手段に記憶された過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、前記電源をオフ状態にしないので、電源オフ状態から電源オン状態へ立ち上げる際の待機時間が無くて済み、電子装置の使用の利便性が向上するとともに、省電力化を図ることができる。
【0039】
また、請求項4に係る発明によれば、前記電源のオフ時に、使用検知手段が電子装置の使用を検知した場合には、前記制御手段は前記電源をオン状態にするので、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【0040】
また、請求項5に係る発明によれば、電子装置は、通信手段を介してホスト装置と接続される通信カラオケ装置であって、前記制御手段は、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、少なくとも前記通信手段及び前記使用検知手段用の電源をオフ状態にせずに、その他の電源をオフ状態にするので、使用期間計測手段が未使用状態が一定期間継続したことを計測した場合に、通信手段及び前記使用検知手段用の電源はオフ状態にされないため、ホスト装置から通信手段を介してカラオケ用情報を受信することができるし、また、電子装置の使用も検出できる。
【0041】
また、請求項6に係る発明によれば、ユーザが選択した情報を出力する出力手段を少なくとも備えた電子装置において、前記電子装置が使用されているか否かを検知する使用検知手段と、前記電子装置の電源のオフ時に、前記使用検知手段が電子装置の使用を検知した場合には、前記電源をオン状態にする制御手段を備えたので、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【0042】
また、請求項7に係る発明によれば、前記使用検知手段は、リモコンから出力された信号を検出した場合に、電子装置が使用されていると検知するので、電子装置が、オフ状態にあっても、制御手段が前記電源をオフ状態からオン状態にすることができ、電源をオン状態にする手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施の形態の通信カラオケ装置を示すブロック図である。
【図2】上記実施の形態の通信カラオケ装置にて用いる演奏ログから使用状況を説明する説明図である。
【図3】上記実施の形態の通信カラオケ装置のサブ電源のオフ状態とオン状態とを切り換える切換動作を示すフローチャートである。
【図4】上記実施の形態の通信カラオケ装置の過去の使用状況を調べる際のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図5】上記実施の形態の通信カラオケ装置の演奏動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信カラオケ装置(電子装置)
2 ホスト装置(ホスト装置)
3 通信回線
4 スピーカ(出力手段)
5 モニター(情報表示手段)
6 通信装置(通信手段)
7 記憶装置(使用状況記憶手段)
8 CPU(制御手段、使用期間計測手段、未使用期間設定手段)
9 入力装置
10 パネル
11 リモコン信号受信装置
12 リモコン(使用検知手段)
13 リモコン信号発信装置
14 識別信号発信装置(使用検知手段)
15 使用検知装置(使用検知手段)
16 音発生装置
17 モニター制御装置
18 常時電源
19 サブ電源
Claims (7)
- ユーザが選択した情報を出力する出力手段を少なくとも備えた電子装置において、
前記電子装置が使用されているか否かを検知する使用検知手段と、
前記使用検知手段の検知に基づき、前記電子装置が使用されていない期間を計測する使用期間計測手段と、
前記電子装置の電源のオン時に、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した際に、少なくとも前記使用検知手段用の電源を除いて前記電源をオフ状態にする制御手段とを備えることを特徴とする電子装置。 - 請求項1に記載する電子装置において、
前記使用期間計測手段が、計測する未使用状態の期間を変更可能に設定できる未使用期間設定手段を備えたことを特徴とする電子装置。 - 請求項1または請求項2に記載する電子装置において、
前記電子装置の使用状況を記憶する使用状況記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、前記使用状況記憶手段に記憶された過去の使用状況履歴から現時刻の使用頻度が高い場合には、前記電源をオフ状態にしないことを特徴とする電子装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載する電子装置において、
前記電源のオフ時に、前記使用検知手段が電子装置の使用を検知した場合には、前記制御手段は前記電源をオン状態にすることを特徴とする電子装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載する電子装置において、
前記電子装置は、通信手段を介してホスト装置と接続される通信カラオケ装置であって、
前記制御手段は、前記使用期間計測手段が一定期間未使用状態が継続したことを計測した場合に、少なくとも前記通信手段及び前記使用検知手段用の電源をオフ状態にせずに、その他の電源をオフ状態にすることを特徴とする電子装置。 - ユーザが選択した情報を出力する出力手段を少なくとも備えた電子装置において、
前記電子装置が使用されているか否かを検知する使用検知手段と、
前記電子装置の電源のオフ時に、前記使用検知手段が電子装置の使用を検知した場合には、前記電源をオン状態にする制御手段を備えたことを特徴とする電子装置。 - 請求項1または請求項6に記載する電子装置において、
前記使用検知手段は、前記情報を選択するためのリモコンから出力された信号を検出した場合に、電子装置が使用されていると検知することを特徴とする電子装置。
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-
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