JP2004028909A - 車内無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】同乗者も、運転座席に座っている運転者と同様のカーナビゲーションシステムの操作を行えるようにする。
【解決手段】車両の経路案内情報又は様々な情報の表示を行うカーナビゲーションシステム101に無線I/F部108を設け、表示手段(表示部111)及びユーザからの入力を受ける入力手段(入力部112)を有する車内携帯端末109が、無線I/F部115を介して、カーナビゲーションシステムと無線通信が行えるようにする。そして、携帯端末からの操作によって、カーナビゲーションシステムの表示手段(表示部103)で表示されている情報と同一の情報又は異なる情報を、携帯端末の表示手段に表示できるようにする。これによって、表示・操作系統を運転者と同乗者の双方に少なくとも1つずつ提供することが可能となる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などの車両の経路案内情報又は様々な情報の表示を行うカーナビゲーションシステムを用いた車内無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車(以下、車又は車両とも呼ぶ)を目的地まで誘導したり、自動車の乗員に様々な情報を提供したりすることが可能なカーナビゲーションシステムが急速に普及してきている。このカーナビゲーションシステムの普及は、液晶表示画面の技術向上、コンピュータ技術の発展による処理速度の高速化、低価格化に加えて、DVD(Digital Versatile Disk:デジタルバーサタイルディスク)やHDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)などの利用による地図データベースの大容量化、音声認識機能、マルチメディア機能のサービス性の向上によるところが大きい。さらに、最近では、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末を無線回線を介してカーナビゲーションシステムに接続し、カーナビゲーションシステムのサービス性を高める技術も提案されている。
【0003】
このような技術の代表的なものとして、例えば、特開2001−317952号公報に記載されているカーナビゲーションシステムが挙げられる。特開2001−317952号公報には、あらかじめ携帯端末装置の記憶手段にカーナビゲーション装置の運用に必要とする情報(目的地や経由地などの情報)を記憶させておき、カーナビゲーション装置の使用時に、携帯端末装置からカーナビゲーション装置に対して、記憶されている情報を送信する技術が開示されている。これにより、狭い車内において、面倒な手順と長い作業時間とを必要とするカーナビゲーション装置への直接入力を行うことなく、カーナビゲーション装置の設定を行うことが可能となる。
【0004】
また、特開平10−222057号公報には、カーナビゲーション装置において、ユーザより入力された特定情報に関する検索要求を、無線通信手段を介してサービスセンタに送信し、サービスセンタでは、当該検索要求に基づいて、検索要求に関する位置情報を含む検索結果を得て、カーナビゲーション装置に送信し、カーナビゲーション装置の表示手段に表示される当該検索結果に対応する地図上の位置に、当該検索結果を合成して表示させる技術が開示されている。これにより、運転者や同乗者が必要とする情報をサービスセンタから受信して、対応する地図上の位置に表示させることができ、運転者及び同乗者の快適なドライブを積極的に補助することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2001−317952号公報に記載のカーナビゲーションシステムの携帯端末装置は、狭い車内で、走行ルートや立ち寄り地などの設定を行う必要をなくすために、カーナビゲーション装置に対して、あらかじめ記憶手段に記憶されている情報を表示する機能、及び、その情報を送信する機能のみを有しているに過ぎない。したがって、この携帯端末装置を用いて、新たな走行ルートや行き先の設定などの状況に応じた設定や操作を行うことは不可能である。
【0006】
また、特開平10−222057号公報では、走行中にカーナビゲーション装置が無線回線を介してサービスセンタに接続し、検索サービスを利用することは可能であるが、通常、カーナビゲーションシステムのモニタは、運転席のそばのダッシュボードなどに設置されており、助手席や後部座席に座る同乗者からは見にくい場合がある。さらに、同乗者が、身を乗り出してモニタを見ることは、事故に繋がる危険性がある。また、ナビゲーション動作中に上記の検索サービスを利用すると、そのための表示メニューが、ナビゲーション表示画面に上書きされることがある。さらに、進行方向先のスポットを調べるために、地図をスクロールさせると現在の車両の位置が把握しにくくなり、本来のナビゲ−ション機能に支障をきたし、ルートを間違う危険性が生じる。
【0007】
上記課題に鑑み、本発明は、同乗者も、運転座席に座っている運転者と同様のカーナビゲーションシステムの操作を行うことが可能であり、運転者と同乗者が、互いに独立して、カーナビゲーションシステムからのサービスを同時に受けることが可能な車内無線通信システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、車両の経路案内情報又は様々な情報の表示を行うカーナビゲーションシステムと、表示手段及びユーザからの入力を受ける入力手段を有する携帯端末とが通信を行えるようにし、携帯端末からの操作によって、カーナビゲーションシステムの表示手段で表示されている情報と同一の情報又は異なる情報を、携帯端末の表示手段に表示できるようにしている。
【0009】
すなわち、本発明によれば、車両の経路を案内するための経路案内情報を記憶する地図データベースと、前記経路案内以外の情報を記憶するメモリ手段と、外部からの操作によって前記地図データベース及び/又は前記メモリ手段から情報を取得するための第1の入力手段と、前記第1の入力手段によって取得された前記情報を表示する第1の表示手段と、他の装置と前記地図データベース及び/又は前記メモリ手段に記憶された情報の通信を行う第1の無線インターフェイス部とを有するカーナビゲーションシステムと、
前記第1の無線インターフェイス部を介して前記カーナビゲーションシステムと前記地図データベース及び/又は前記メモリ手段に記憶された情報の通信を行う第2の無線インターフェイス部と、外部からの操作によって前記地図データベース及び/又は前記メモリ手段から前記第2の無線インターフェイス部を介して情報を取得するための第2の入力手段と、前記第2の入力手段によって取得された前記情報を表示する第2の表示手段とを有する端末とによって構成される車内無線通信システムであって、
前記端末では、前記第2の入力手段への外部からの操作によって、前記第1の表示手段に表示された情報と同一の情報を前記第2の無線インターフェイス部を介して取得して前記第2の表示手段に表示するか、前記第1の表示手段に表示された情報とは異なる情報を前記第2の無線インターフェイス部を介して取得して前記第2の表示手段に表示することを特徴とする車内無線通信システムが提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の車内無線通信システムの好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明の車内無線通信システムの好ましい実施の形態を示すブロック図である。車載のカーナビゲーションシステム101は、制御部(CPU)102、表示部103、入力部104と、メモリ105、地図データベース106、センサ部107、無線I/F部108を有しており、各手段は、内部バス120によって接続されている。
【0011】
制御部102は、カーナビゲーションシステム101の内部処理を行う手段であり、例えば、CPUなどによって実現可能である。また、表示部103は、ナビゲーション画面を表示する手段であり、例えば、液晶パネル(液晶表示画面)、有機ELパネルなどによって実現可能である。また、入力部104は、ユーザ(特に、運転者)がカーナビゲーションシステム101を操作するための手段であり、例えば、リモコンなどによって実現可能である。また、メモリ105は、制御部102上で実行されるソフトウェア、その他のデータなどを格納するための手段であり、DRAMやSRAMなどによって実現可能である。
【0012】
また、地図データベース106は、地図情報や各スポット情報などを格納するための手段であり、CD−ROM、DVD、HDDなどによって実現可能である。なお、これらのCD−ROM、DVD、HDDなどは、高速アクセス及びランダムアクセス機能を有している。また、センサ部107は、自車位置を特定するためのGPSアンテナや、渋滞情報などを取得するためのVICSセンサなどである。また、無線I/F部108は、車内携帯端末109と無線回線により通信を行うためのインターフェイスである。なお、カーナビゲーションシステム101の無線I/F部108と、車内携帯端末109の無線I/F部115(後述)との間で行われる通信において、通信方式は限定されず、どのような通信方式を利用することも可能である。
【0013】
一方、車内携帯端末109は、制御部110、表示部111、入力部112、メモリ113、メモリカード114、無線I/F部115、携帯電話I/F部117を有しており、各手段は、内部バス119によって接続されている。
【0014】
制御部110は、車内携帯端末109の内部処理を行う手段であり、CPUなどによって実現可能である。また、表示部111は、ナビゲーション画面、又は、その他のサービス画面を表示する手段であって、液晶パネル(液晶表示画面)、有機ELパネルなどによって実現可能である。また、入力部112は、ユーザ(特に、同乗者)が車内携帯端末109を操作するための手段であり、タッチパネル、タッチパネルペン、ボタンなどによって実現可能である。また、メモリ113は、制御部110上で実行されるソフトウェア、その他のデータを格納するための手段であり、DRAM、SRAMなどによって実現可能である。なお、車内携帯端末109側に、カーナビゲーションシステム101が有する地図データベース106を設けることも可能であるが、この地図データベースは、現在高価であるため、カーナビゲーションシステム101側にのみ設け、必要に応じて、車内携帯端末109が、無線を介して、随時アクセスできるようにすることが好ましい。
【0015】
また、メモリカード114は、外部のパソコン(PC:Personal Computer)などとのデータの受け渡しを可能とするためのリムーバブルな(持ち運び可能な)記録媒体である。また、無線I/F部115は、カーナビゲーションシステム101と無線回線により通信を行うためのインターフェイスである。なお、車内携帯端末109の無線I/F部115と、カーナビゲーションシステム101の無線I/F部108との間で行われる通信において、通信方式は限定されず、どのような通信方式を利用することも可能である。また、少なくとも車内のどこに車内携帯端末109が存在しても、カーナビゲーションシステム101と車内携帯端末109とが通信可能であることが好ましく、その通信範囲は車内携帯端末109が車内に存在することを考慮すると、数mの範囲であることが好ましい。
【0016】
また、携帯電話I/F部117は、例えば、ユーザ(特に、同乗者)の所有する携帯電話116との接続を可能とするインターフェイスである。なお、携帯電話116は、従来存在するものと同様、インターネットに接続する機能を有し、インターネットに接続して各種情報を取得することが可能なものであることが好ましい。
【0017】
次に、本発明の車内無線通信システムの外観及び概要について説明する。図2は、本発明の車内無線通信システムの好ましい実施の形態における外観を示す模式図である。図2には、カーナビゲーションシステム101の本体201、カーナビゲーションシステム101の表示部103であるモニタ202、カーナビゲーションシステム101の入力部104であるリモコン203、車内携帯端末109の本体204、車内携帯端末109の表示部111である液晶表示画面205、車内携帯端末109の入力部112であるタッチパネルペン206が図示されている。なお、図2では、車内携帯端末109の入力部112としてタッチパネルペン206を利用しているが、画面に指で触れることによって車内携帯端末109の操作・入力を行えるようにすることも可能であり、また、操作・入力用に複数の専用ボタンを設けることも可能である。
【0018】
次に、本発明の車内無線通信システムにおける動作について説明する。図3は、本発明に係る各装置内の状態遷移を示す模式図である。図3の右側は、カーナビゲーションシステム101側の制御部における代表的な処理プロセス(対車内携帯端末プロセス、カーナビプロセス、データベースプロセス)の動作、図3の左側は、車内携帯端末109側の制御部における代表的な処理プロセス(対ユーザプロセス、対カーナビゲーションシステムプロセス、表示プロセス)の動作が示されている。また、各遷移状態には、aからwまでの符号が割り付けられており、太線矢印のプロセス間通信シグナルには(1)から(10)までの番号、及び、符号αが割り付けられている。なお、各プロセス間通信シグナルに関して、明細書内では、数字をかっこでくくる表記で表しているが、図3では、数字の丸囲みの表すものとする。この図3の状態遷移を示す模式図と、図4から図8に示すシーケンスチャートとを参照しながら、本発明の車内無線通信システムにおける動作について説明する。
【0019】
<リアルタイムナビ画面表示処理>
まず、図3及び図4を参照しながら、本発明によって実現可能な車内携帯端末におけるリアルタイムナビ画面表示処理について説明する。図4は、本発明の車内無線通信システムに係る車内携帯端末におけるリアルタイムナビ画面表示処理のシーケンスチャートである。なお、図4に示すシーケンスチャートでは、左側に車内携帯端末における処理、右側にカーナビゲーションシステムにおける処理が示されており、また、図面の上から下に時間が経過しているものとする。
【0020】
カーナビゲーションシステム101の通常動作中、車内携帯端末109において、ユーザが入力部112を用いて「リアルタイムナビ情報要求」の指示を行う。これは、例えば、図2において、タッチパネルペン206を使用して、車内携帯端末109の本体204の液晶表示画面205上の「リアル」ボタンに触れることによって行われる。
【0021】
この入力を受けて、車内携帯端末では以下の処理が行われる。まず、車内携帯端末の対ユーザプロセスは、ステップS401において、ユーザからの入力を受けて、[a:アイドル状態]から[b:入力を解析]に移行し、ステップS403において、ユーザからの入力を解析する。対ユーザプロセスは、ステップS403での解析結果に応じて、「リアルタイムナビ情報要求」のシグナル(1)を対カーナビゲーションシステムプロセスに送出し、[a:アイドル状態]に戻る。
【0022】
一方、対カーナビゲーションシステムプロセスは、「リアルタイムナビ情報要求」のシグナル(1)を受けて、[c:アイドル状態]から[d:送信データセット]に移行し、ステップS405において、「リアルタイムナビ情報要求」を示す送信データを生成して、送信バッファにセットする。次に、対カーナビゲーションシステムプロセスは、[d:送信データセット]から[e:送信]に移行し、ステップS407において、送信バッファにセットされたデータをカーナビゲーションシステム101に送信する。以上の車内携帯端末109の制御部110における処理によって、無線I/F部115を介して、カーナビゲーションシステム101に「リアルタイムナビ情報要求」のデータが送信される。
【0023】
一方、車内携帯端末109からのデータを受けて、カーナビゲーションシステム101では以下の処理が行われる。まず、ステップS409において、カーナビゲーションシステム101の対車内携帯端末プロセスは、無線I/F部108を介して、車内携帯端末109からのデータを受信して、[q:受信]から[r:受信データ解析]に移行し、ステップS411において、受信データを解析する。対車内携帯端末プロセスは、ステップS411での解析結果に応じて、「リアルタイムナビ情報要求」のシグナル(7)をカーナビプロセスに送出し、[p:アイドル状態]に戻る。
【0024】
ステップS413において、カーナビプロセスは、「リアルタイムナビ情報要求」のシグナル(7)を受けて、所定の処理(図3に示す状態遷移図では図示省略)を行う。例えば、カーナビプロセスでは、メモリ105上に展開された、表示部103に表示する画面と同じ画面データを読み出し、この画面データ、自車位置、周辺スポット情報表示のための付属情報リンクの3つのデータを、「リアルタイムナビ情報」のシグナル(9)として、対車内携帯端末プロセスに対して送出する処理が行われる。
【0025】
対車内携帯端末プロセスは、カーナビプロセスから「リアルタイムナビ情報」のシグナル(9)を受けて、[p:アイドル状態]から[s:送信データセット]に移行し、ステップS415において、「リアルタイムナビ情報」を示す送信データを生成して、送信バッファにセットする。次に、対車内携帯端末プロセスは、[s:送信データセット]から[t:送信]に移行し、ステップS417において、送信バッファにセットされたデータを車内携帯端末に送信する。以上のカーナビゲーションシステムの制御部110における処理によって、無線I/F部115を介して、車内携帯端末に「リアルタイムナビ情報」のデータが送信される。
【0026】
さらに、このカーナビゲーションシステム101からのデータを受けて、車内携帯端末109では以下の処理が行われる。ステップS419において、車内携帯端末109の対カーナビゲーションシステムプロセスは、無線I/F部108を介して、車内携帯端末109からのデータを受信して、[g:受信]から[f:受信データ解析]に移行し、ステップS421において、受信データを解析する。対カーナビゲーションシステムプロセスは、ステップS421での解析結果に応じて、「リアルタイムナビ情報」のシグナル(4)を表示プロセスに送出し、[c:アイドル状態]に戻る。
【0027】
表示プロセスは、「リアルタイムナビ情報」のシグナル(4)を受けて、[h:アイドル状態]から[i:メモリ記録]に移行し、ステップS423において、ステップS419で受けたリアルタイムナビ情報(地図データ、自車位置、付属情報リンク)をメモリ113に記録し、[i:メモリ記録]から[j:自車位置合成]に移行する。ステップS425において、表示プロセスは、自車位置の情報に基づいて、メモリ113上の地図データに自車位置を示すマークを合成して、[j:自車位置合成]から[k:付属情報アイコン合成]に移行し、ステップS427において、さらに、付属情報リンクの情報に基づいて、付属情報(スポット情報)の存在を示すマーク(アイコン)を合成する。
【0028】
これらのステップS425及びS427におけるデータ合成後、[k:付属情報アイコン合成]から[m:地図表示]に移行し、ステップS429において、合成した画面データを表示部111上に表示し、[h:アイドル状態]に戻る。以上のステップS401からステップS429までの処理により、カーナビゲーションシステム101上の表示と車内携帯端末109上の表示とをリアルタイムで同一表示とすることが可能となる。例えば、図2において、車内携帯端末109の表示部111である液晶表示画面205と、カーナビゲーションシステム101の表示部103であるモニタ202とは、同じ地図画面を表示することが可能となり、さらに、自車位置を示す三角印と付属情報の存在を示す影付きボタン「動物園」とを、それぞれの地図画面上の同じ位置に表示することが可能となる。
【0029】
<スクロール表示処理>
次に、図3及び図5を参照しながら、本発明によって実現可能な車内携帯端末におけるスクロール表示処理について説明する。図5は、本発明の車内無線通信システムに係る車内携帯端末におけるスクロール表示処理のシーケンスチャートである。なお、図5に示すシーケンスチャートでは、左側に車内携帯端末における処理、右側にカーナビゲーションシステムにおける処理が示されており、また、図面の上から下に時間が経過しているものとする。
【0030】
図4を用いて説明したリアルタイムナビ画面表示中、車内携帯端末109において、ユーザが入力部112を用いて「スクロール」の指示を行う。これは、例えば、図2において、タッチパネルペン206を使用して、車内携帯端末の本体204の表示画面上のいずれかの黒三角印に触れることによって行われる。
【0031】
この入力を受けて、車内携帯端末109では以下の処理が行われる。まず、車内携帯端末109の対ユーザプロセスは、ステップS501において、ユーザからの入力を受けて、[a:アイドル状態]から[b:入力を解析]に移行し、ステップS503において、ユーザからの入力を解析する。対ユーザプロセスは、ステップS503での解析結果に応じて、「スクロール」のシグナル(2)を表示プロセスに送出し、[a:アイドル状態]に戻る。
【0032】
表示プロセスは、「スクロール」のシグナル(2)を受けて、[h:アイドル状態]から[l:地図画面移動・自車位置合成]に移行し、ステップS505において、表示部111上に表示すべき位置までメモリ内の地図データをスクロール移動させて、ステップS507において、スクロール移動後の地図データに自車位置を示すマークを合成する。なお、ステップS509において、メモリ113内の地図データに、表示すべき位置の地図データが含まれているか否かを判断し、含まれている場合には、ステップS511の処理を行う一方、含まれていない場合には、後述のステップS513以降の処理を行う。
【0033】
メモリ113内の地図データに表示すべき位置の地図データが含まれている場合には、[l:地図画面移動・自車位置合成]から[m:地図表示]に移行し、ステップS511において、合成後の画面データを表示部111上に表示して、[h:アイドル状態]に戻る。以上の処理により、カーナビゲーションシステム101上では通常のナビゲーション処理を継続しながら、車内携帯端末109上では自由に地図表示をスクロールさせることができる。
【0034】
一方、メモリ113内の地図データに表示すべき位置の地図データが含まれていない場合(スクロール表示させるための地図データがメモリ113上にあるデータから逸脱した場合)には以下の処理が行われる。表示部111上に表示すべき位置にメモリ113内の地図データをスクロール移動中(ステップS505)に、表示すべき位置がメモリ113上に保持されている地図データを逸脱していると判断された場合(ステップS509)、ステップS513において、表示プロセスは、不足分の画面データの範囲を示すための情報を含む「逸脱地図要求」のシグナル(6)を発生し、対カーナビゲーションシステムプロセスに送出して、[h:アイドル状態]に戻る。
【0035】
対カーナビゲーションシステムプロセスは、「逸脱地図要求」のシグナル(6)を受けて、[c:アイドル状態]から[d:送信データセット]に移行し、ステップS515において、「逸脱地図要求」を示す送信データを生成して、送信バッファにセットする。次に、対カーナビゲーションシステムプロセスは、[d:送信データセット]から[e:送信]に移行し、ステップS517において、送信バッファにセットされたデータをカーナビゲーションシステム101に送信する。以上の車内携帯端末109の制御部110における処理によって、無線I/F部115を介して、カーナビゲーションシステム101に「逸脱地図要求」のデータが送信される。
【0036】
一方、車内携帯端末109からのデータを受けて、カーナビゲーションシステム101では以下の処理が行われる。まず、ステップS519において、カーナビゲーションシステム101の対車内携帯端末プロセスは、無線I/F部108を介して、車内携帯端末109からのデータを受信して、[q:受信]から[r:受信データ解析]に移行し、ステップS521において、受信データを解析する。対車内携帯端末プロセスは、ステップS521での解析結果に応じて、「逸脱地図要求」のシグナル(8)をデータベースプロセスに送出して、[p:アイドル状態]に戻る。
【0037】
データベースプロセスは、「逸脱地図要求」のシグナル(8)を受けて、[u:アイドル状態]から[v:要求地図情報検索]に移行し、ステップS523において、要求された地図データ及び該当する付属情報リンクを地図データベース106から検索して読み出し、読み出したデータを含む「逸脱地図情報」のシグナル(10)を対車内携帯端末プロセスに送出して、[u:アイドル状態]に戻る。
【0038】
対車内携帯端末プロセスは、データベースプロセスから「逸脱地図情報」のシグナル(10)を受けて、[p:アイドル状態]から[s:送信データセット]に移行し、ステップS525において、「逸脱地図情報」を示す送信データを生成して、送信バッファにセットする。次に、対車内携帯端末プロセスは、[s:送信データセット]から[t:送信]に移行し、ステップS527において、送信バッファにセットされたデータを車内携帯端末109に送信する。以上のカーナビゲーションシステム101の制御部110における処理によって、無線I/F部115を介して、車内携帯端末に「逸脱地図情報」のデータが送信される。
【0039】
さらに、このカーナビゲーションシステム101からのデータを受けて、車内携帯端末109では以下の処理が行われる。ステップS529において、車内携帯端末109の対カーナビゲーションシステムプロセスは、無線I/F部108を介して、車内携帯端末109からのデータを受信して、[g:受信]から[f:受信データ解析]に移行し、ステップS531において、受信データを解析する。対車内携帯端末プロセスは、ステップS531での解析結果に応じて、「逸脱地図情報」のシグナル(4)を表示プロセスに送出し、[c:アイドル状態]に戻る。
【0040】
表示プロセスは、「逸脱地図情報」のシグナル(4)を受けて、[h:アイドル状態]から[i:メモリ記録]に移行し、ステップS533において、ステップS529で受けた逸脱地図情報をメモリ113に記録し、[i:メモリ記録]から[j:自車位置合成]に移行する。ステップS535において、表示プロセスは、自車位置の情報に基づいて、メモリ113上の地図データに自車位置を示すマークを合成し、[j:自車位置合成]から[k:付属情報アイコン合成]に移行し、ステップS537において、付属情報リンクの情報に基づいて、さらに、付属情報(スポット情報)の存在を示すマーク(アイコン)を合成する。
【0041】
これらのステップS535及びS537におけるデータ合成後、[k:付属情報アイコン合成]から[m:地図表示]に移行し、ステップS539において、合成した画面データを表示部111上に表示し、[h:アイドル状態]に戻る。以上のステップS501からステップS539までの処理により、車内携帯端末109は、スクロールにより逸脱した地図情報をカーナビゲーションシステム101から取得し、表示部111上に表示することが可能となる。
【0042】
<拡大/縮小表示処理>
次に、図3及び図6を参照しながら、本発明によって実現可能な車内携帯端末109における拡大/縮小表示処理について説明する。図6は、本発明の車内無線通信システムに係る車内携帯端末における拡大/縮小表示処理のシーケンスチャートである。なお、図6に示すシーケンスチャートでは、車内携帯端末109における処理が示されており、また、図面の上から下に時間が経過しているものとする。
【0043】
図4を用いて説明したリアルタイムナビ画面表示中、車内携帯端末109において、ユーザが入力部112を用いて「拡大」の指示を行う。これは、例えば、図2において、タッチパネルペン206を使用して、車内携帯端末の本体204の表示画面上のいずれかの拡大ボタンに触れることによって行われる。
【0044】
この入力を受けて、車内携帯端末109では以下の処理が行われる。まず、車内携帯端末109の対ユーザプロセスは、ステップS601において、ユーザからの入力を受けて、[a:アイドル状態]から[b:入力を解析]に移行し、ステップS603において、ユーザからの入力を解析する。対ユーザプロセスは、ステップS603での解析結果に応じて、「拡大」のシグナル(3)を表示プロセスに送出し、[a:アイドル状態]に戻る。
【0045】
表示プロセスは、「拡大」のシグナル(3)を受けて、[h:アイドル状態]から[n:地図画像拡大/縮小]に移行し、ステップS605において、表示すべき地図データを拡大する。そして、表示プロセスは、[n:地図画像拡大/縮小]から[j:自車位置合成]に移行し、ステップS607において、拡大後の地図データに自車位置を示すマークを合成し、[j:自車位置合成]から[k:付属情報アイコン合成]に移行し、ステップS609において、さらに、付属情報リンクの情報に基づいて、付属情報(スポット情報)の存在を示すマーク(アイコン)を合成する。
【0046】
これらのステップS607及びS609におけるデータ合成後、[k:付属情報アイコン合成]から[m:地図表示]に移行し、ステップS611において、合成した画面データを表示部111上に表示し、[h:アイドル状態]に戻る。以上のステップS601からステップS611までの処理により、車内携帯端末109は、地図を拡大して、表示部111上に表示することが可能となる。なお、同様の処理によって、地図を縮小して表示することも可能である。
【0047】
<付属情報表示処理>
次に、図3及び図7を参照しながら、本発明によって実現可能な車内携帯端末109における付属情報表示処理について説明する。図7は、本発明の車内無線通信システムに係る車内携帯端末における付属情報表示処理のシーケンスチャートである。なお、図7に示すシーケンスチャートでは、左側に車内携帯端末109における処理、右側にカーナビゲーションシステム101における処理が示されており、また、図面の上から下に時間が経過しているものとする。
【0048】
カーナビゲーションシステム101の通常動作中、車内携帯端末109において、ユーザが入力部112を用いて「付属情報要求」の指示を行う。これは、例えば、図2において、タッチパネルペン206を使用して、車内携帯端末の本体204の表示画面上の「動物園」を示す影付きボタンに触れることによって行われる。
【0049】
この入力を受けて、車内携帯端末109では以下の処理が行われる。まず、車内携帯端末109の対ユーザプロセスは、ステップS701において、ユーザからの入力を受けて、[a:アイドル状態]から[b:入力を解析]に移行し、ステップS703において、ユーザからの入力を解析する。対ユーザプロセスは、ステップS703での解析結果に応じて、指定された付属情報の判別コードを含む「付属情報要求」のシグナル(1)を対カーナビゲーションシステムプロセスに送出し、[a:アイドル状態]に戻る。
【0050】
一方、対カーナビゲーションシステムプロセスは、「付属情報要求」のシグナル(1)を受けて、[c:アイドル状態]から[d:送信データセット]に移行し、ステップS705において、「付属情報要求」を示す送信データを生成して、送信バッファにセットする。次に、対カーナビゲーションシステムプロセスは、[d:送信データセット]から[e:送信]に移行し、ステップS707において、送信バッファにセットされたデータをカーナビゲーションシステム101に送信する。以上の車内携帯端末109の制御部110における処理によって、無線I/F部115を介して、カーナビゲーションシステム101に「付属情報要求」のデータが送信される。
【0051】
一方、車内携帯端末109からのデータを受けて、カーナビゲーションシステム101では以下の処理が行われる。まず、ステップS709において、カーナビゲーションシステム101の対車内携帯端末プロセスは、無線I/F部108を介して、車内携帯端末109からのデータを受信して、[q:受信]から[r:受信データ解析]に移行し、ステップS711において、受信データを解析する。対車内携帯端末プロセスは、ステップS711での解析結果に応じて、「付属情報要求」のシグナル(8)をデータベースプロセスに送出し、[p:アイドル状態]に戻る。
【0052】
データベースプロセスは、「付属情報要求」のシグナル(8)を受けて、[u:アイドル状態]から[w:付属情報検索]に移行し、ステップS713において、付属情報の判別コードを基にして、地図データベース106上で要求された付属情報を検索して読み出し、読み出したデータを含む「付属情報」のシグナルαを対車内携帯端末プロセスに送出して、[u:アイドル状態]に戻る。
【0053】
対車内携帯端末プロセスは、データベースプロセスから「付属情報」のシグナルαを受けて、[p:アイドル状態]から[s:送信データセット]に移行し、ステップS715において、「付属情報」を示す送信データを生成して、送信バッファにセットする。次に、対車内携帯端末プロセスは、[s:送信データセット]から[t:送信]に移行し、ステップS717において、送信バッファにセットされたデータを車内携帯端末109に送信する。以上のカーナビゲーションシステム101の制御部110における処理によって、無線I/F部115を介して、車内携帯端末109に「付属情報」のデータが送信される。
【0054】
さらに、このカーナビゲーションシステムからのデータを受けて、車内携帯端末109では以下の処理が行われる。ステップS719において、車内携帯端末109の対カーナビゲーションシステムプロセスは、無線I/F部108を介して、車内携帯端末109からのデータを受信して、[g:受信]から[f:受信データ解析]に移行し、ステップS721において、受信データを解析する。対車内携帯端末プロセスは、ステップS721での解析結果に応じて、「付属情報」のシグナル(5)を表示プロセスに送出し、[c:アイドル状態]に戻る。
【0055】
表示プロセスは、「付属情報」のシグナル(5)を受けて、[h:アイドル状態]から[i:メモリ記録]に移行し、ステップS723において、ステップS719で受けた付属情報をメモリ113に記録し、[i:メモリ記録]から[o:付属情報表示]に移行する。そして、ステップS725において、表示プロセスは、受け取った付属情報を表示部111上に表示し、[h:アイドル状態]に戻る。以上のステップS701からステップS725までの処理により、表示部111上に表示されている地図画面上に重なる形で、カーナビゲーションシステムから受け取った付属情報を表示することが可能となる。例えば、イメージとしては、図2の車内携帯端末の本体204の表示パネル上に別ウィンドウで「動物園」に関する付属情報が表示される形となる。
【0056】
<行き先指定処理>
次に、図3及び図8を参照しながら、本発明によって実現可能な車内携帯端末109における行き先指定処理について説明する。図8は、本発明の車内無線通信システムに係る車内携帯端末における行き先指定処理のシーケンスチャートである。なお、図8に示すシーケンスチャートでは、左側に車内携帯端末109における処理、右側にカーナビゲーションシステム101における処理が示されており、また、図面の上から下に時間が経過しているものとする。
【0057】
例えば、図5を用いて説明したスクロール処理などの非リアルタイムナビ画面表示中、車内携帯端末109において、ユーザが入力部112を用いて「行き先変更」の指示を行う。これは、例えば、図2において、タッチパネルペン206を使用して、車内携帯端末の本体204の表示画面上の「行先変更」ボタンに触れることによって行われる。なお、スクロール画面表示の際、表示画面の中央に行き先を決めるための十字マークなどを表示することが望ましいが、このような表示は、すでに従来のカーナビゲーションシステムにおいても行われている。本発明では、従来の表示方式に基づいて、このような表示を行うようにしてもよい。
【0058】
ユーザからの入力を受けて、車内携帯端末109では以下の処理が行われる。まず、車内携帯端末109の対ユーザプロセスは、ステップS801において、ユーザからの入力を受けて、[a:アイドル状態]から[b:入力を解析]に移行し、ステップS803において、ユーザからの入力を解析する。対ユーザプロセスは、ステップS803での解析結果に応じて、行き先を指定する地図上の座標情報などを含む「行き先変更要求」のシグナル(1)を表示プロセスに送出し、[a:アイドル状態]に戻る。
【0059】
一方、対カーナビゲーションシステムプロセスは、「行き先変更要求」のシグナル(1)を受けて、[c:アイドル状態]から[d:送信データセット]に移行し、ステップS805において、「行き先変更要求」を示す送信データを生成して、送信バッファにセットする。次に、対カーナビゲーションシステムプロセスは、[d:送信データセット]から[e:送信]に移行し、ステップS807において、送信バッファにセットされたデータをカーナビゲーションシステム101に送信する。以上の車内携帯端末109の制御部110における処理によって、無線I/F部115を介して、カーナビゲーションシステム101に「行き先変更要求」のデータが送信される。
【0060】
車内携帯端末109からのデータを受けて、カーナビゲーションシステム101では以下の処理が行われる。まず、ステップS809において、カーナビゲーションシステム101の対車内携帯端末プロセスは、無線I/F部108を介して、車内携帯端末109からのデータを受信して、[q:受信]から[r:受信データ解析]に移行し、ステップS811において、受信データを解析する。対車内携帯端末プロセスは、ステップS811での解析結果に応じて、「行き先変更要求」のシグナル(7)をカーナビプロセスに送出して、[p:アイドル状態]に戻る。
【0061】
ステップS813において、カーナビプロセスは、「行き先変更要求」のシグナル(7)を受けて、行き先を指定する座標情報などに基づいて行き先を変更し、その後、ステップS815において、所定のナビゲーション処理を開始する。以上のステップS801からステップS815までの処理により、車内携帯端末109を使用して、カーナビゲーションシステム101に対して、行き先の変更の指示を行うことが可能となる。
【0062】
また、図1に示すように、携帯電話I/F部117を介して、車内携帯端末109と携帯電話116とを接続し、携帯電話116によるインターネット接続によって、車内携帯端末109上でインターネットサービスを利用することも可能である。また、さらに、カーナビゲーションシステム101と車内携帯端末109とは、無線I/F部108及び無線I/F部115を介した無線回線による通信が可能なので、カーナビゲーション101が車内携帯端末109及び携帯電話116を介して、インターネットサービスを利用することも可能である。
【0063】
このインターネット接続を利用することによって、例えば、車内携帯端末109を操作してナビゲーション支援サービスを行うインターネット上のWWWサーバに接続し、所望のスポットを検索して、その場所に向かうための座標データをダウンロードし、さらに、無線回線を介して車内携帯端末109からカーナビゲーションシステム101にこの座標データを転送することによって、自動的に行き先変更の指示及び行き先の指定を行うも可能である。
【0064】
さらに、図1に示すように、車内携帯端末109に装着可能なメモリカード114内に、あらかじめ各スポットの座標データを書き込んでおき、その座標データを読み出させることによって、行き先の指定を行うことも可能である。すなわち、例えば、自宅のパソコンで、インターネットサービスなどにより所望のスポットを検索して、その場所に向かうための座標データをダウンロードして、あらかじめメモリカード114に書き込んでおく。そして、この座標データが記録されたメモリカードを車内携帯端末109に装着し、無線回線を介して車内携帯端末109からカーナビゲーションシステム101にこの座標データを転送することによって、自動的に行き先変更の指示及び行き先の指定を行うも可能である。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、車両の経路案内情報又は様々な情報の表示を行うカーナビゲーションシステムと、表示手段及びユーザからの入力を受ける入力手段を有する携帯端末とが通信を行えるようにし、携帯端末からの操作によって、カーナビゲーションシステムの表示手段で表示されている情報と同一の情報を、携帯端末の表示手段に表示できるようにしているので、表示・操作系統を運転者と同乗者の双方に少なくとも1つずつ提供することが可能となり、特に、一方の表示・操作系統として、無線通信を用いた車内携帯端末を利用とすることにより、例えば、助手席や後部座席に座る同乗者が使いやすい表示・操作系統を提供することが可能となる。したがって、同乗者も、運転座席に座っている運転者と同様のカーナビゲーションシステムの操作を行うことが可能となり、同乗者が身を乗り出してナビゲーション画面を見る必要もなくなって、サービス性が向上し、事故の危険性も低減される。
【0066】
また、本発明によれば、車両の経路案内情報又は様々な情報の表示を行うカーナビゲーションシステムと、表示手段及びユーザからの入力を受ける入力手段を有する携帯端末とが通信を行えるようにし、携帯端末からの操作によって、カーナビゲーションシステムの表示手段で表示されていない情報を、携帯端末の表示手段に表示し、それぞれ独立して、カーナビゲーションシステムの表示及び操作と携帯端末の表示及び操作とが行われるようにしているので、カーナビゲーションシステム側でナビゲーション処理を継続した状態で、車内携帯端末側でスクロールや付属情報を参照したり、様々な付加機能(検索、インターネット、AV配信など)を活用したりすることができるようになる。したがって、運転者と同乗者が、互いに独立して、ナビゲーションシステムからのサービスを同時に受けられるようになり、同乗者は、運転者側のナビゲーション画面表示とは独立した表示を得ることが可能となって、運転に必要な情報の提供の阻害が起こらず、危険性も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車内無線通信システムの好ましい実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の車内無線通信システムの好ましい実施の形態における外観を示す模式図である。
【図3】本発明に係る各装置内の状態遷移を示す模式図である。
【図4】本発明の車内無線通信システムに係る車内携帯端末におけるリアルタイムナビ画面表示処理のシーケンスチャートである。
【図5】本発明の車内無線通信システムに係る車内携帯端末におけるスクロール表示処理のシーケンスチャートである。
【図6】本発明の車内無線通信システムに係る車内携帯端末における拡大/縮小表示処理のシーケンスチャートである。
【図7】本発明の車内無線通信システムに係る車内携帯端末における付属情報表示処理のシーケンスチャートである。
【図8】本発明の車内無線通信システムに係る車内携帯端末における行き先指定処理のシーケンスチャートである。
【符号の説明】
101 カーナビゲーションシステム
102、110 制御部(CPU)
103、111 表示部
104、112 入力部
105、113 メモリ
106 地図データベース
107 センサ部
108、115 無線I/F部
109 車内携帯端末
114 メモリカード
116 携帯電話
117 携帯電話I/F部
119、120 内部バス
201 カーナビゲーションシステムの本体
202 カーナビゲーションシステムのモニタ
203 リモコン
204 車内携帯端末の本体
205 液晶表示画面
206 タッチパネルペン

Claims (1)

  1. 車両の経路を案内するための経路案内情報を記憶する地図データベースと、前記経路案内以外の情報を記憶するメモリ手段と、外部からの操作によって前記地図データベース及び/又は前記メモリ手段から情報を取得するための第1の入力手段と、前記第1の入力手段によって取得された前記情報を表示する第1の表示手段と、他の装置と前記地図データベース及び/又は前記メモリ手段に記憶された情報の通信を行う第1の無線インターフェイス部とを有するカーナビゲーションシステムと、
    前記第1の無線インターフェイス部を介して前記カーナビゲーションシステムと前記地図データベース及び/又は前記メモリ手段に記憶された情報の通信を行う第2の無線インターフェイス部と、外部からの操作によって前記地図データベース及び/又は前記メモリ手段から前記第2の無線インターフェイス部を介して情報を取得するための第2の入力手段と、前記第2の入力手段によって取得された前記情報を表示する第2の表示手段とを有する端末とによって構成される車内無線通信システムであって、
    前記端末では、前記第2の入力手段への外部からの操作によって、前記第1の表示手段に表示された情報と同一の情報を前記第2の無線インターフェイス部を介して取得して前記第2の表示手段に表示するか、前記第1の表示手段に表示された情報とは異なる情報を前記第2の無線インターフェイス部を介して取得して前記第2の表示手段に表示することを特徴とする車内無線通信システム。
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