JP2004245654A - ナビゲーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ナビゲーション装置に記憶されている経路案内データに変更を加えたものを他者に提供できるようにする。
【解決手段】記憶されている経路案内データに対し経路の変更や目印の追加等のユーザによる編集を行わせるデータ編集手段と、前記データ編集手段による編集結果を新たな経路案内データとして記憶する記憶手段と、該経路案内データを着脱可能な外部記憶媒体に読み書きできるデータ格納手段と着脱可能な外部記憶媒体からなる転送手段と、を有するナビゲーション装置によって、経路案内データに変更を加えたものを他者に提供可能となる。あるいは、転送手段をナビゲーション装置の接続手段を介したデータ中継装置などとしても、経路案内データに変更を加えたものを提供可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、設定された目的地経路に対する走行案内を行うナビゲーション装置を用いたシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の走行に伴ってGPS等により現在位置を検出し、その現在位置を表示装置上に道路地図と共に表示して、現在地から目的地までの適切な経路を設定し案内するナビゲーション装置は、より円滑なドライブに寄与している。
【0003】
経路設定に際しては、一般にダイクストラ法あるいはそれに準じた手法が用いられる。ダイクストラ法では、ノード間のリンクに対するリンク情報を用いて現在地から各ノードに至るまでの経路計算コスト(経路に対する評価値)を算出し、目的地までの全てのコスト計算が終了した段階で、総コストが最小となるリンクを接続して目的地までの経路を設定している。
【0004】
しかし、前述の経路設定方法では、CD−ROMに記憶された道路データに基づいて経路案内データを探索するため、普段走行している道路を含む経路案内データを得たい場合があっても、必ずしも希望した検索結果が得られるとは限らない。また、日常の走行から得られる、日間・時間の通行量の変動,信号の連携の良し悪し,踏切の遮断時間,事故多発箇所,新規道路の開通等の情報は、CD−ROMには記憶されていない。そこで、ユーザがナビゲーション装置で検索された経路案内データを編集し、新たな経路案内データとして使用可能なナビゲーション装置がある。(特許文献1参照)
【0005】
また、経路案内データは、従来は他者と共有することができなかった。この問題を解決するために、運転者が実際に走行した経路案内データをリムーバブルメディア等のバックアップメモリに記憶し、所望の時期にバックアップメモリから読み出して表示したり、該メディア等の受け渡しや、通信手段によって他のナビゲーション装置との間で経路案内データを転送可能なナビゲーション装置がある(特許文献2参照)。複数の車両でグループ走行をする場合には、先頭車のナビゲーション装置で検索された経路案内データを音声(特許文献3参照)あるいはデータ(特許文献4参照)で後続車に伝えることのできる機能を持つナビゲーション装置もある。
【0006】
ナビゲーション装置には、ETCシステム(自動料金収受システム,ETC:Electronic Toll Collection)のETC車載器と連携動作によって、車両が料金所を通過して料金収受を行った際に、ETC車載器からナビゲーション装置に料金情報を送るものがある(特許文献5参照)。また、高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)の一環であるDSRC(専用狭域通信,DSRC:Dedicated Short Range Communication)技術では、ETC車載器を通じて情報通信を行う構成となっていて、ナビゲーション装置とETC車載器の連携システムは、車両の高度情報化には不可欠なものとなっている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−111354号公報
【特許文献2】
特開平4−353892号公報
【特許文献3】
特開平9−210700号公報
【特許文献4】
特開平9−210710号公報
【特許文献5】
特開2001−227976号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のように、経路検索結果の編集を行って最適な経路案内データとして活用することができるのは、編集を行うナビゲーション装置のみである。よって、該経路案内データを使用したい場合には、該経路案内データが記憶されたナビゲーション装置が搭載された車両を使用するか、該経路案内データと同じデータを別の車両のナビゲーション装置で新規に作成しなければならず、運転者にとっては不便である。
【0009】
また、特許文献2のように、経路案内データをバックアップメモリに記憶し、所望の時期にバックアップメモリから読み出して表示させたり他の運転者に転送する方法も、表示や転送できるものは実際に走行した軌跡データのみで、走行した軌跡データを編集したものを表示して経路案内を行ったり、他者に転送することはできない。
【0010】
さらに、特許文献3,4の、先頭車が後続車に経路情報を伝えるナビゲーション装置においても、経路案内データは先頭車しか有していないし、該ナビゲーション装置には経路案内データの編集機能はない。よって、他者に経路案内データを提供していることにはなるが、経路案内データは最適なものとはいえない。
【0011】
上記事情に鑑み、本発明の課題は、ナビゲーション装置に記憶されている経路案内データに対し、経路の変更や目印の追加等のユーザによる編集を行って最適な経路案内データとして、他のナビゲーション装置に提供できる機能を備えた、ナビゲーションシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
本発明は、上記課題を解決するナビゲーションシステムを提供するものであって、ナビゲーション装置が経路案内データに対し経路の変更や目印の追加等のユーザによる編集を行うデータ編集手段と、前記データ編集手段による編集結果を新たな経路案内データとして記憶する記憶手段を持ち、ユーザが経路案内データを自由に編集でき、編集した経路案内データを有線あるいは無線による通信手段で、他の車両のナビゲーション装置との間で経路案内データを遣り取りできるナビゲーションシステムを構成することにより、ユーザが編集した経路案内データをナビゲーション装置間で転送することが可能となる。
【0013】
経路案内データの転送方法においては、前記ナビゲーション装置が宛先を指定して経路案内データをデータ中継装置に送れば、該データ中継装置が該経路案内データを宛先のナビゲーション装置に送るという構成をとれば、経路案内データの転送が可能となる。また、ナビゲーション装置に記憶されている経路案内データを、可搬式の記憶媒体に書き込むためのデータ書き込み・読み出し装置を有するナビゲーションシステムという構成をとることでも、他のナビゲーション装置への経路案内データの転送が可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例としてのナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。本ナビゲーション装置は、位置検出器1,地図データ入力器6,操作スイッチ群7,送受信機11,外部記憶媒体13が使用可能な外部記憶装置12,これらの接続された制御回路8,制御回路8に接続された経路案内データ等を記憶する外部メモリ9,表示装置10を備えている。尚、制御回路8は通常のコンピュータとして構成されており、内部には、図2のように周知のCPU81,ROM82,RAM83,I/O84およびこれらの構成を接続するバスライン85が備えられている。
【0015】
前記位置検出器1は、周知の地磁気センサ2,ジャイロスコープ3,距離センサ4,および衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機5を有している。これらのセンサ等2,3,4,5は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、精度によっては前述したうちの一部センサで構成してもよく、さらに、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
【0016】
前記地図データ入力器6は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ,地図データを含む各種データを入力するための装置である。媒体としては、そのデータ量からCD−ROMまたはDVD−ROMを用いるのが一般的であるが、メモリカード,ハードディスク等の大容量の記憶媒体を用いてもよい。
【0017】
前記操作スイッチ群7は、例えば表示装置10と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられる。タッチスイッチは、表示装置10の画面上に縦横に微細に配置された赤外線センサより構成されており、例えば指やタッチペンなどでその赤外線を遮断すると、その遮断した位置が2次元座標値(X,Y)として検出される。これら操作スイッチ群7によって、種々の指示を入力することが可能である。
【0018】
前記表示装置10はカラーCRTやカラー液晶表示器により構成されており、表示装置10の画面には位置検出器1から入力された車両現在位置マークと、地図データ入力器6から入力された地図データと、更に地図上に表示する誘導経路等付加データとを重ね合わせて表示すると共に、本画面に経路案内の設定および経路誘導中の案内や画面の切り換え操作を行うためのボタンが表示される。
【0019】
図2のように、制御回路8を構成するROM82には、オペレーティングシステム(以下、OSという)82s及びナビゲーションプログラム(以下、ナビプログラムという)82pが格納されている。ナビプログラム82pは、OS82s上にてナビゲーションプログラム用ワークメモリ83wを作業領域とする形で作動する。RAM83には、OS82sのワークメモリ83sが形成される。
【0020】
また、外部メモリ9には、図3のように、ユーザデータファイル91,経路案内データファイル93が記憶されている。ユーザデータファイル91は、データ中継装置(後述)との通信時にユーザ認証を行うためのデータで、ユーザ名,パスワード,ナビ固有アドレスやナビ形式のナビゲーション装置の固有情報等が構成要素となっている。経路案内データファイル93は、経路案内データを判別できるような情報、例えば経路案内データ番号,経路案内データ名を付与して記憶される。
【0021】
このような構成を持つことにより、本ナビゲーション装置は、制御回路8のCPU81によりナビプログラム82pが起動されると、運転者が操作スイッチ群7を操作して、表示装置10上に表示されるメニューから目的地経路を表示装置10に表示させるための経路案内処理を選択した場合、次のような処理を実施する。即ち、運転者が表示装置10上の地図に基づいて目的地を入力すると、GPS受信機5から得られる衛星のデータに基づき車両の現在地が求められ、前述のダイクストラ法により、現在地から目的地までの最適な経路を求める処理が行われる。そして、表示装置10上の道路地図に誘導経路を重ねて表示し、運転者に適切な経路を案内する。
【0022】
次に、経路案内データの編集方法の実施例について説明する。経路案内データを作成するには、実際の走行軌跡データが経路案内データとして登録されているものを基に編集する方法と、出発地,目的地を指定して新規に経路案内データを作成する方法の2つがある。経路案内データの編集は、操作スイッチ群7(本実施例ではタッチパネル)によって行う。
【0023】
経路案内データを読み出して編集するには、先ず、ナビゲーション装置の操作スイッチ群7を操作して、表示装置10に図4のような経路作成画面を表示させる。次に「経路案内データデータ呼び出し」ボタンを押して、外部メモリ9の経路案内データファイル93から登録されている経路案内データを読み出す。次に、図5の画面表示で、「経路編集」ボタンを押して経路の変更を行う。図5の画面表示では、出発地が黒三角記号,目的地が黒四角記号,経路が太線で示されている。
【0024】
図6の画面で、変更開始箇所(図6(a)),変更終了箇所(図6(b))の順に指定する。指定された箇所は矢印で表示される。通過希望道路を指定(図6(c))する場合は、希望する道路をタッチするか、希望する経路をトレースする。通過希望道路の指定を終了すると、図6(d)のようになる。希望する道路が地図上に表示されていない場合でも、地図上の該当箇所をトレースすることにより、経路として選択することも可能である。所望の通りに経路が変更されたら、「完了」ボタン(図6(c)あるいは(d))を押して編集を終了する。尚、指定箇所を間違えた場合には、一つ前の段階に戻ることができる。また、経路案内データの上書き保存,新規経路案内データとしての保存を選択することが可能である。この後、図5の画面表示に戻る。
【0025】
経路案内データに目印を追加するには、図5の画面表示で、「目印編集」ボタンを押して目印の追加を行う。目印は幾つでも設定可能で、設定が終了したら経路案内データの編集時と同様に「完了」ボタンを押して編集を終了する。尚、この場合も、目印追加の取り消し・変更や、経路案内データの上書き保存,新規経路案内データとしての保存を選択することが可能である。
【0026】
新規に経路案内データを作成するには、ナビゲーション装置の経路検索機能を利用して経路を検索し、経路検索結果のうち、所望の経路に最も近いものを選択して編集の基とする方法と、経路検索機能を利用せずに地図上をトレースする等の手入力で作成した経路案内データを編集の基とする方法がある(図4の、「出発地・目的地設定」ボタンを押して作成)。編集方法は前述の通りである。
【0027】
次に、編集した経路案内データの、他のナビゲーション装置との転送について説明する。経路案内データの転送方法は、
(1)データ中継装置を介したナビゲーション装置間の通信による方法
(2)データ中継装置を介さないナビゲーション装置間の通信による方法
(3)外部記憶媒体の受け渡しによる方法
がある。
【0028】
先ず、(1)のデータ中継装置を介したナビゲーション装置間の通信による方法について説明する。図7は、ナビゲーション装置間の経路案内データの転送方法の例を示す構成図で、データ中継装置71を介してナビゲーション装置72からナビゲーション装置73へ経路案内データを送っている。ナビゲーション装置72およびナビゲーション装置73の構成は、図1に準ずるものとする。
【0029】
以下、経路案内データ中継装置である図7のデータ中継装置71の動作について説明する。図8は本発明のデータ中継装置71の一実施例の全体構成を示すブロック図である。データ中継装置71は、CPU103と、ROM104、RAM105、入出力インターフェースであるI/O102等からなるコンピュータ本体112を備え、これに周辺機器として、キーボード106あるいはマウス107等の入力手段,CD−ROMドライブ108あるいはフレキシブルディスクドライブ109等の記録媒体読取手段,ハードディスクドライブ(以下、HDDと記す)110,モニタ制御部111を介して接続されるモニタ113,プリンタ114,ナビゲーション装置との通信を行う通信制御部115等が接続されたコンピュータシステムとして全体が構築されている。
【0030】
HDD110には、オペレーティングシステム(以下、OSという)161及びアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションという)162が格納されている。アプリケーション162は、データ中継装置71の機能を実現するため、OS161上でアプリケーションワークメモリ152を作業領域とする形で作動する。また、HDD110には、データ中継装置71を利用するユーザの認証に必要なユーザデータファイル163(図9),ユーザ毎に確保される経路案内データファイル164(図10)が記憶されている。RAM105には、OS161のワークメモリ151、及びアプリケーションのワークメモリ152がそれぞれ形成される。
【0031】
データ中継装置71(図7)に経路案内データを送信するには、ナビゲーション装置72(図7)を操作することにより、表示装置10(図1)に図11(a)のような経路案内データ送受信画面を表示させ、送信したいデータ(図11(a))および送信先(図11(b))を選択の後、図11(c)の「送信」ボタンを押すと、ナビゲーション装置72は送受信機11(図1)を介して、予め設定されているデータ中継装置71を呼び出す。データ中継装置71はユーザ認証を行い、正規ユーザであることが確認されて通信が確立したら、ナビゲーション装置72は該経路案内データをデータ中継装置71に送信する。経路案内データの送信が完了すると、表示装置10は図11(d)のような送信完了通知画面となる。
【0032】
前述のナビゲーション装置72(図7)のデータ送信時におけるデータ中継装置71(図7)の動作は、図12を用いれば以下のように説明できる。アプリケーション162(図8)が起動すると、ナビゲーション装置72からの接続要求待ちの状態となる。通信制御部115(図8)を介してナビゲーション装置72から接続要求を検知した場合(S111)には、ナビゲーション装置72から送られてくるユーザ名,パスワード等のユーザ認証に必要なデータを受信し、ユーザデータファイル163に登録済のデータ(図9)と照合し、正規ユーザの場合にはユーザ認証正常終了情報をナビゲーション装置72に送信して応答を待つ(S112)。
【0033】
ユーザ認証正常終了後にナビゲーション装置72(図7)から送られてきたデータが、「経路案内データ送信要求」である場合には、該経路案内データを送信先ユーザの経路案内データファイル164に記憶する(S114)。尚、経路案内データファイル164は、図10(a)のようにユーザ毎に領域が確保され、図10(b)のようにユーザ毎の領域には、経路案内データ番号,経路案内データ名,経路案内データが記憶される。ナビゲーション装置72から接続解除要求が送られてきた場合には、通信制御部において直ちに接続を解除し通信処理を終了する(S119)。
【0034】
ナビゲーション装置73(図7)は一定時間(例えば30分)間隔でデータ中継装置71に接続し、自己宛の経路案内データの有無を問い合わせる。問い合わせを受けたデータ中継装置71(図7)は、ナビゲーション装置73に相当するユーザの経路案内データファイル164(図8)を検索し、ナビゲーション装置73に対して未送信の経路案内データがあるかを調べる。ナビゲーション装置73への未送信の経路案内データがある場合は、該当する経路案内データをナビゲーション装置73に送信する。該経路案内データを受信したナビゲーション装置73の表示装置10(図1)には、該経路案内データを受信した旨のメッセージ(図14)が表示される。
【0035】
上述の方法の他に、データ中継装置71(図7)がナビゲーション装置72(図7)から経路案内データの受信を終了した後に、送信先のナビゲーション装置73(図7)を呼び出し、ユーザ認証の後に該経路案内データをナビゲーション装置73に送る方法を採ってもよい。ナビゲーション装置73が呼び出しに応答しなかった場合には、所定の時間(例えば1分)をおいて所定の回数(例えば10回)呼び出して、該経路案内データの送信の再試行を行う。その結果、ナビゲーション装置73が呼び出しに応答しない場合は、ナビゲーション装置72は、表示装置10(図1)に不達の旨を表示する。
【0036】
経路案内データを蓄積するためのデータ中継装置は、専用機の他に、インターネットサーバ,個人使用のパーソナルコンピュータを用いてもよい。また、通信方法は、データ中継装置71の通信制御部115(図8),ナビゲーション装置72,73に内蔵された送受信機11(図1)を用いる方法の他に、ナビゲーション装置に外部接続する無線通信手段(例:携帯電話)を使用して通信を行う方法を採ってもよい。さらに、現在開発が進められている前述のDSRC技術を用いれば、ETCシステムの車載器もナビゲーション装置と連携できるように接続すると、無線通信手段としての使用が可能となる。無線通信手段の代わりに、電話回線,LAN等の有線通信手段を用いてもよい。
【0037】
経路案内データの形式が、ナビゲーション装置72(図7)とナビゲーション装置73(図7)では異なる場合もある。この場合は、データ中継装置71のアプリケーション162(図8)の中に、経路案内データを変換するプログラムを用意しておけばよい。これは、ユーザデータファイル163(図9)内のナビ型式情報のように、ナビゲーション装置の型式情報をデータ中継装置71が把握することによって実現できる。データ中継装置71に送られてきたナビゲーション装置72からの経路案内データの形式と、転送先であるナビゲーション装置73の経路案内データの形式とを比較し、異なる場合は経路案内データ変換プログラムによって、ナビゲーション装置73で読み取り可能な経路案内データの形式に変換する。
【0038】
次に、前記(2)のデータ中継装置71(図7)を介さないナビゲーション装置間の通信による経路案内データの転送方法について説明する。図11(b)の送信先選択時において、ナビゲーション装置72(図7)が選択する経路案内データ送信先が、データ中継装置71の代わりに、ナビゲーション装置73(図7)に相当するユーザとなり、ナビゲーション装置72がナビゲーション装置73を直接呼び出して経路案内データを送信する。この場合、ナビゲーション装置73がデータ中継装置71の図12のような動作を行う。
【0039】
また、受信側のナビゲーション装置73(図7)がナビゲーション装置72(図7)を呼び出して経路案内データを受信する方法もある。この場合は、図13(a)のように受信先選択画面において、ナビゲーション装置72に相当するユーザを指定し、ナビゲーション装置72との通信が確立すると、ナビゲーション装置72から送られて来た、受信可能な経路案内データの一覧が表示されるので(図13(b))、希望する経路案内データを選択する(図13(c))。経路案内データの受信が正しく終了すると、図13(d)が表示される。
【0040】
前述したものは、ナビゲーション装置72(図7)とナビゲーション装置73(図7)に内蔵された送受信機11(図1)を用いる方法であったが、前記(1)の方法の説明で述べたのと同様に、携帯電話やETC車載器のような外部接続する無線通信手段や、電話回線,LAN,USB(Universal Serial Bus:ユニバーサル・シリアル・バス)等の有線通信手段を用いてもよい。
【0041】
最後に、前記(3)の外部記憶媒体による経路案内データの転送方法について説明する。図11(b)の経路案内データ送信先選択画面で、外部記憶装置12(図1)に挿入された外部記憶媒体13(この場合はメモリカード)を指定する。これにより、経路案内データが外部記憶媒体(メモリカード)に記憶される。外部記憶媒体上の経路案内データを使用したい場合には、図13(a)の経路案内データ受信先選択画面で、外部記憶媒体(この場合はメモリカード)を指定し、その中に記憶されている経路案内データを選択すれば、ナビゲーション装置に経路案内データとして登録され、以降の経路案内に使用可能となる。
【0042】
前述の例では、外部記憶装置12(図1)はメモリカードスロットで外部記憶媒体13はメモリカードであったが、外部記憶装置12は、メモリカードスロットの他に、光磁気ディスク装置,CD−RW装置,DVD−RAM装置など、外部記憶媒体13は、メモリカードの他に、光磁気ディスク,CD−RW,DVD−RAM等、一般に使われていて経路案内データを保存し転送するために必要な記憶容量を有しているものであればよい。
【0043】
また、外部記憶媒体に記憶された経路案内データをパーソナルコンピュータに保存し、パーソナルコンピュータからインターネット等の通信回線経由で送信先ナビゲーション装置に直接送る方法や、経路案内データを電子メールの添付ファイルとして送り、該電子メールを受け取った側が添付されている経路案内データをパーソナルコンピュータから外部記憶媒体に記憶し、それをナビゲーション装置へ読み込む方法を採ってもよい。
【0044】
前記(1)の方法で説明したのと同様に、前記(2),前記(3)の方法においても、経路案内データの形式が、ナビゲーション装置72(図7)とナビゲーション装置73(図7)では異なる場合には、ナビゲーション装置72,73のナビプログラム82p(図2)の中に、経路案内データを変換するプログラムを用意しておけばよい。経路案内データの変換は、経路案内データの送信前あるいは受信後のいずれでも行うことができる。
【0045】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての車載用ナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図。
【図2】制御回路の構成を示すブロック図。
【図3】外部メモリ内のファイル構成を示すマップ。
【図4】経路案内データ編集時におけるメニュー選択表示画面例の説明図。
【図5】経路案内データ編集開始時の表示装置における表示画面例の説明図。
【図6】経路案内データ編集実行時の表示装置における表示画面例の説明図。
【図7】経路案内データの受け渡し方法の例を示す構成図。
【図8】経路案内データ中継装置の全体構成を示すブロック図。
【図9】経路案内データ中継装置内のユーザデータファイルの内容を示すマップ。
【図10】経路案内データ中継装置内の経路案内データファイルの内容を示すマップ。
【図11】経路案内データ送信操作時の表示装置における表示画面例の説明図。
【図12】経路案内データ中継装置内の経路案内データ受信時の動作例を示すフロー図。
【図13】経路案内データ受信操作時の表示装置における表示画面例の説明図。
【図14】経路案内データ受信時の表示装置における表示画面例の説明図。
【符号の説明】
7 操作スイッチ群
8 制御回路
9 外部メモリ
10 表示装置
11 送受信機
12 外部記憶装置
13 外部記憶媒体
71 データ中継装置
72,73 ナビゲーション装置

Claims (5)

  1. 電子的な地図データと車両の現在位置データとに基づき目的地への経路を案内するナビゲーション装置と、
    経路案内データに対し経路の変更や目印の追加等のユーザによる編集を行わせるデータ編集手段と、
    前記データ編集手段による経路案内データの編集結果を新たな経路案内データとして記憶する記憶手段と、
    他のナビゲーション装置とのデータ通信を可能とする接続手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記データ編集手段により編集された経路案内データを他の車両のナビゲーション装置との間で前記接続手段を介して転送可能とするための転送手段と、
    を有することを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 前記転送手段は、前記ナビゲーション装置の前記接続手段を介して接続され、前記ナビゲーション装置から送られてきた経路案内データを、他の車両のナビゲーション装置に転送するデータ中継手段であることを特徴とする、請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 電子的な地図データと車両の現在位置データとに基づき目的地への経路を案内するナビゲーション装置と、
    経路案内データに対し経路の変更や目印の追加等のユーザによる編集を行わせるデータ編集手段と、
    前記データ編集手段による経路案内データの編集結果を新たな経路案内データとして記憶する記憶手段と、
    可搬式の記憶媒体を着脱可能に受け入れて、前記記憶手段に記憶されている前記データ編集手段により編集された経路案内データを該記憶媒体に書き込むためのデータ書き込み装置と、
    を有することを特徴とするナビゲーションシステム。
  4. 電子的な地図データと車両の現在位置データとに基づき目的地への経路を案内するナビゲーション装置と、
    経路案内データに対し経路の変更や目印の追加等のユーザによる編集を行わせるデータ編集手段と、
    前記データ編集手段による経路案内データの編集結果を新たな経路案内データとして記憶する記憶手段と、
    可搬式の記憶媒体を着脱可能に受け入れて、前記記憶手段に記憶されている前記データ編集手段により編集された経路案内データを該記憶媒体に書き込み、また別のナビゲーション装置による編集された経路案内データが記憶された可搬式の記憶媒体を着脱可能に受け入れて、該記憶媒体に記憶されている該経路案内データを読み出す、データ書き込み・読み出し装置と、
    を有することを特徴とするナビゲーションシステム。
  5. 電子的な地図データと車両の現在位置データとに基づき目的地への経路を案内するナビゲーション装置と、
    経路案内データに対し経路の変更や目印の追加等のユーザによる編集を行わせるデータ編集手段と、
    前記データ編集手段による経路案内データの編集結果を新たな経路案内データとして記憶する記憶手段と、
    可搬式の記憶媒体を着脱可能に受け入れて、前記記憶手段に記憶されている前記データ編集手段により編集された経路案内データを該記憶媒体に書き込むための、請求項3に記載のデータ書き込み装置、または、可搬式の記憶媒体を着脱可能に受け入れて、前記記憶手段に記憶されている該経路案内データを、該記憶媒体に書き込み、また別のナビゲーション装置による編集された経路案内データが記憶された可搬式の記憶媒体を着脱可能に受け入れて、該記憶媒体に記憶されている該経路案内データを読み出す、請求項4に記載のデータ書き込み・読み出し装置に、着脱可能に装着される可搬式の記憶媒体を含むナビゲーションシステム。
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