JP2004025507A - 試験装置及び記録装置 - Google Patents

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竹内 敦彦
Makoto Motosawa
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Abstract

【課題】印刷装置において、効率よく個体毎の印刷誤差を補正する。
【解決手段】副走査方向に配列された複数のドット印刷部を有する印刷ヘッド44を主走査方向に沿って繰り返し走査させることで、被印刷物11に印刷を行う印刷装置10を試験する試験装置100であって、印刷ヘッド44の被印刷物11に対する傾きに起因して生じる印刷結果の傾きを補正するために、複数の傾き補正値に基づく印刷をそれぞれ行うテスト印刷部130と、テスト印刷部130による印刷結果に基づいて選択された一の傾き補正値を、印刷装置10に格納させる設定部150とを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置の記録精度のばらつきを補正するための試験装置、及び記録精度のばらつきを補正できる印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラの普及に伴い、デジタル画像を記録装置で記録する機会が増加している。これに伴い、インクジェット式記録装置などの記録装置には、より高い記録精度が求められてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
記録装置にはヘッド部の被記録物に対する傾きに起因する記録誤差が存在する。この誤差量は記録装置の個体毎によって異なる。従って、効率よく個体毎の誤差を補正することが望まれている。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる試験装置及び記録装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、副走査方向に配列された複数のドット記録部を有する記録ヘッドを主走査方向に沿って繰り返し走査させることで、被記録物に記録を行う記録装置を試験する試験装置であって、記録ヘッドの被記録物に対する傾きに起因して生じる記録結果の傾きを補正するために、複数の傾き補正値に基づく記録をそれぞれ行うテスト記録部と、テスト記録部による記録結果に基づいて選択された一の傾き補正値を、記録装置に格納させる設定部と、を備えることを特徴とする試験装置を提供する。
【0006】
テスト記録部は、副走査方向の直線を複数の傾き補正値に基づいてそれぞれ補正し、各補正後の直線を、それぞれ、記録ヘッドを複数回走査することで記録させ、記録後の複数のドット記録部の配列より長い直線を、複数の傾き補正値に基づいてそれぞれ補正して記録し、直線の連続性によって一の傾き補正値を選択させてもよい。
テスト記録部は、副走査方向の同じ位置に、主走査方向の往路及び復路のそれぞれにおいて同一の直線を記録させ、2つの直線の平行度によって一の傾き補正値を選択させてもよい。
これらの場合、テスト記録部は、記録装置に、直線を白抜きで記録させてもよい。
【0007】
また、テスト記録部は、副走査方向の同じ位置に、主走査方向の往路及び復路のそれぞれにおいて同一の直線を記録させる第1テストモードと、副走査方向であり、複数のドット記録部の配列より長い直線を、複数の傾き補正値に基づいてそれぞれ補正して記録させる第2テストモードとを有し、第1テストモード又は第2テストモードの一方を先行して実行し、補正値設定部は、先行して実行したテストモードの記録結果に基づいて選択された一の傾き補正値を記録装置に格納し、更にテスト記録部は、残りのテストモードを実行し、補正値設定部は、残りのテストモードの記録結果に基づいて選択された他の傾き補正値を記録装置に格納させてもよい。この場合、テスト記録部は、一方のテストモードとして第1テストモードを実行し、他方のテストモードとして第2テストモードを実行してもよい。
【0008】
本発明の第2の形態は、副走査方向に配列された複数のドット記録部を有する記録ヘッドを主走査方向に沿って繰り返し走査させることで、被記録物に記録を行う記録装置であって、記録ヘッドの被記録物に対する傾きに起因して生じる記録結果の傾きを補正するために、複数の傾き補正値に基づく記録をそれぞれ行うテスト記録部と、テスト記録部による記録結果に基づいて選択された一の傾き補正値を格納する傾き補正値格納部と、傾き補正値格納部に格納されている一の傾き補正値に基づいて外部から入力された画像を補正して記録させる画像記録部とを備えることを特徴とする記録装置を提供する。
【0009】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0011】
図1は、本発明の試験装置によって試験されるインクジェット式印刷装置10の内部構成を示す側面概略図である。インクジェット式印刷装置10は、記録装置の一例であり、記録の一形態としての印刷を実行する。インクジェット式印刷装置10は、図2に示すように、被印刷物11を複数保持する載置部12、一の被印刷物11を載置部12から取り出して印刷するために給送する給送部20、給送部20により給送された被印刷物11に給送方向の動力を伝える搬送部30、被印刷物11に印刷を行う印刷部40、及び印刷された被印刷物11に排出方向の動力を伝える排出部50を、給送方向においてこの順に備える。
【0012】
給送部20は、例えば図示しないモータにより回転する略扇形の給送ローラ22、及び給送方向の上流端で軸に回動自在に取り付けられて給送ローラ22に押圧される分離パッド24を有し、給送ローラ22と分離パッド24との当接点に被印刷物11を挟むことで、被印刷物11を一つずつ分離して搬送部30に給送する。
【0013】
搬送部30は、モータ60により回転する搬送ローラ32、搬送ローラ32に連れ回る搬送従動ローラ34を有し、搬送ローラ32と搬送従動ローラ34との当接点に被印刷物11を挟むことで、給送部20により給送された被印刷物11を印刷部40の下部に給送する。
【0014】
印刷部40は、インクカートリッジを載置するキャリッジ42、キャリッジ42の被印刷物11に対向する面に設けられ、りインクを吐出するヘッド部44、キャリッジ42に設けられた軸穴46、軸穴46を挿通しキャリッジ42を給送方向に対して略垂直な方向にスライド可能に支持するガイド軸48、及び印刷の制御を行う印刷制御部49を有する。なお、ヘッド部44は、被印刷物11の給送方向に沿って複数のインク吐出口を有する。
【0015】
排出部50は、モータ60により回転する排出ローラ52、及び排出ローラ52に連れ回る排出従動ローラ54を有し、排出ローラ52と排出従動ローラ54との当接点に被印刷物11を挟むことで、印刷後の被印刷物11を排出する。
【0016】
なお、搬送従動ローラ34は、搬送ローラ32の上側に、搬送ローラ32よりヘッド部44側に設けられ、排出従動ローラ54は、排出ローラ52の上側に、排出ローラ52よりヘッド部44側に設けられる。これにより、被印刷物11は、印刷部40に対向する位置において下側にたわむ。
【0017】
上記した構成において、インクジェット式印刷装置10は、ヘッド部44をガイド軸48に沿って往復させつつインクを吐出する。印刷部40は、ヘッド部44が1走査する毎に被印刷物11を給送することで、被印刷物11の全体に印刷を行う。なお、ヘッド部44は、往路及び復路の双方で印刷を行う場合もあるし、一方のみで印刷を行う場合もある。
【0018】
なお、搬送部30及び排出部50には、モータ60より一本のベルト62を介して動力が伝達される。ベルト62には、テンショナー64により張力が与えられている。モータ60、テンショナー64、搬送部30、及び排出部50は、ベルト62の流れ方向に沿ってこの順に配置される。
【0019】
ここで、インクジェット式印刷装置10における印刷誤差について説明する。印刷誤差は、キャリッジ42の取付精度のばらつきが一因となる。この要因によるずれ量は、往路及び復路でも変化しない。
【0020】
また、設計上設けられたクリアランスに起因して、ヘッド部44は、被印刷物11に対して僅かながら鉛直方向及び水平方向に対して傾く。
インクを吐出してから被印刷物11に到着するまでの時間は、鉛直方向の傾きに起因して、吐出口毎に異なる。ヘッド部44は、往復運動しながらインクを吐出する。従って、鉛直方向の傾きにより、給送方向の印刷誤差が生じる。この誤差は、往路及び復路で逆向きとなる。また、ヘッド部44の水平方向の傾きは、往路及び復路で、互いに逆向きになる。すなわち、これらの要因による印刷誤差は、往路及び復路で変化する。
【0021】
これらの印刷位置の誤差を補正するため、印刷制御部49は、予め傾き補正値を格納する。そして印刷制御部49は、この傾き補正値に基づいて、各画素を印刷するためのインク吐出位置を、例えばインク吐出口毎に補正する。
【0022】
図2は、本発明の一実施形態である試験装置100の構成を、試験対象であるインクジェット式印刷装置10と共に示す図である。試験装置100は、テスト画像格納部110、傾き補正値格納部120、画像生成部130、印刷指示部140、及び設定部150を備える。試験装置100は、インクジェット式印刷装置10のヘッド部44の被印刷物に対する傾きに起因した印刷結果の傾きを補正する傾き補正値を、インクジェット式印刷装置10の個体毎に選択して設定するための装置である。
【0023】
テスト画像格納部110は、インクジェット式印刷装置10をテストするためのテスト画像を格納する。傾き補正値格納部120は、インクジェット式印刷装置10の印刷精度を補正する傾き補正値を、複数種類格納する。テスト印刷部130は、傾き補正値格納部120が格納する複数種類の傾き補正値のそれぞれに基づいてテスト画像を補正することで複数の補正テスト画像を生成し、複数の補正テスト画像のそれぞれを、インクジェット式印刷装置10に、同一の被印刷物11に対して印刷させる。
複数の補正テスト画像の印刷結果を同一の被印刷物11上で検討することにより、そのインクジェット式印刷装置10に対しては、どの傾き補正値が好ましいかを容易に選択できる。
【0024】
設定部150は、選択された傾き補正値を傾き補正値格納部120から読み出し、インクジェット式印刷装置10の印刷制御部49に設定する。この時、設定部150は、外部からの入力に基づいて傾き補正値を選択してもよいし、印刷指示部140の指示に基づいた印刷結果をスキャナー等で読み込んで画像処理することで、傾き補正値を自動的に選択してもよい。
【0025】
従って、試験装置100を用いることで、容易に個々のインクジェット式印刷装置10に適した傾き補正値を選択して印刷制御部49に設定することができる。特に、ヘッド部44が大型である場合、補正の効果は顕著となる。
【0026】
図3(A)は、テスト画像の一例を示す図であり、図3(B)は、当該テスト画像に基づいて印刷される印刷画像の一例を示す図である。本例は、ヘッド部44が往路及び復路の一方のみで印刷する場合に用いられるテスト画像であり、印刷方向によらない取付誤差を補正するための傾き補正値を設定するために用いられる。
図3(A)において、テスト画像は、インクジェット式印刷装置10の給送方向に略平行な直線画像210である。その長さは、ヘッド部44が有する吐出口の列の長さより長い。
図3(B)において、印刷画像215は、直線画像210から生成された複数の補正テスト画像を、被印刷物11を動かさないまま、互いに離間してヘッド部44の移動方向に並べて印刷したものである。本例において、印刷指示部140は、印刷画像215を給送方向において2つに分け、一方を印刷させた後、被印刷物11を直線画像210の長さほど動かして、他方を印刷させる。
【0027】
適正な傾き補正値(本例によれば傾き補正値c)を設定した場合、印刷画像215は、給送方向に直線的に連続して印刷される。ここで、本例のような印刷を行うと、各傾き補正値における印刷画像215は、給送方向に不連続に印刷される。従って、直線画像210の傾きすなわち2本の直線画像210の連続性を容易に確認できるため、的確な傾き補正値を容易に認識できる。
【0028】
なお、直線画像210は、ヘッド部44が有する吐出口の列より短くてもよい。この場合、試験装置100は、第1の直線画像210の下端を、最も給送方向下流側に位置する吐出口が印刷するように合わせて印刷させた後、第2の直線画像210の上端を、最も給送方向上流側に位置する吐出口に合わせて印刷させる。すなわち、第1の直線画像210を印刷するときは、上流側の吐出口はインクを吐出せず、第2の直線画像210を印刷するときは、下流側の吐出口はインクを吐出しない。ここで、第1の直線画像210の下端と第2の直線画像210の下端とが給送方向において連続するようにする。
【0029】
図4(A)はテスト画像の他の例を示す図であり、図4(B)は、当該テスト画像に基づいて印刷される印刷画像の他の例を示す図である。本例は、ヘッド部44が往路及び復路の一方のみで印刷する場合に好適なテスト画像である。
本例は、図3の反転画像を印刷させる方式であり、テスト画像として、被印刷物11の搬送方向に略平行な太線画像220を2本並べて白抜きの直線画像222を生成させたものである。本例における直線画像222を、図3における直線画像210と同等に扱い、その連続性を確認することで、的確な傾き補正値を容易に確認できる。また、直線画像222を白抜きとしたことにより、エッジの数が増えるため、条件によっては更に容易に直線画像222の連続性を判定できる。
【0030】
図5(A)はテスト画像の他の例を示す図であり、図5(B)は、当該テスト画像に基づいて印刷される印刷画像の他の例を示す図である。本例は、ヘッド部44が往路及び復路の双方で印刷する場合に印刷方向に起因する印刷誤差を補正するための傾き補正値を設定するのに好適なテスト画像である。
【0031】
図5(A)において、テスト画像は、インクジェット式印刷装置10の給送方向に略平行な直線240を2本並べたものである。その長さは、ヘッド部44が有する吐出口の列の長さに概略等しく、また、互いの間隔は、例えば1mm以下である。一方の直線240は、必ずヘッド部44の往路で印刷され、他方の直線240は、必ずヘッド部44の復路で印刷される。
図5(B)において、印刷画像245は、2本の直線240を複数の補正値に基づいて補正し、各補正値に基づいて生成された補正テスト画像のそれぞれを、被印刷物11を動かさないまま、互いに離間してヘッド部44の移動方向に並べて印刷したものである。
【0032】
的確な傾き補正値(本例によれば傾き補正値c)を設定した場合、直線240は、給送方向に略平行に印刷される。また、上記したように、ヘッド部44の往路と復路で、印刷誤差は逆向きに表れる。
この結果、本例のような印刷を行うと、各傾き補正値における2本の直線240は、傾き補正値が不的確であるほど、互いの平行度は悪くなる。従って、的確な傾き補正値を容易に確認できる。
【0033】
図6は、試験装置100の動作例を示すフローチャートである。まず、試験装置100は、一のモードすなわち図5に示したパターンによるテスト印刷を実行する(S10)。そして、印刷結果に基づいて選択された傾き補正値をインクジェット式印刷装置10に格納する(S20)。そして、他のモードすなわち図3又は4に示したパターンによるテスト印刷を実行する(S30)。そして、印刷結果に基づいて選択された傾き補正値をさらにインクジェット式印刷装置10に格納する。
従って、試験装置100は、カートリッジの走査方向に起因した印刷傾きとキャリッジ42の取付時の傾きに起因した印刷傾きの双方を補正するような傾き補正値を設定できる。また、先にカートリッジの走査方向に起因した印刷傾きを補正するための試験を行うことで、的確にキャリッジ42の取付時の傾きに起因した印刷傾きを補正できる。
【0034】
ここで、試験装置100は、図5のパターンによる補正値、及び図3又は図4のパターンによる補正値のそれぞれを格納してもよいが、S20で設定された補正値を用いてS30の試験を行い、S40で、補正値を設定し直す構成としてもよい。
【0035】
図7は、図6のS20の詳細例を説明する。まず、傾き補正値を初期化して(S100)、往路にて一方の直線240を印刷した(S110)後、復路にて他方の直線240を印刷する(S120)。そして、傾き補正値を規定量ほど増大させる(S130)と共に、ヘッド部44の案内方向の印刷位置を変更する(S140)。増大後の傾き補正値が予め設定されている最大傾き補正値以下の場合(S150:No)、S110に戻る。増大後の傾き補正値が最大傾き補正値を超えている場合(S150:Yes)は動作を終了する。
本例によれば、図5で示したテスト画像を用いたインクジェット式印刷装置10の傾き補正値設定を行うためのテスト印刷を、容易に行える。
【0036】
図8は、図6のS30の詳細例を説明するフローチャートである。まず、傾き補正値を初期化して(S200)、テスト画像を印刷する(S210)。そして、傾き補正値を規定量ほど増大させる(S220)と共に、ヘッド部44の案内方向の印刷位置を変更する(S230)。増大後の傾き補正値が予め設定されている最大傾き補正値以下の場合(S240:No)、S210に戻る。増大後の傾き補正値が最大傾き補正値を超えている場合(S240:Yes)は、ヘッド部44の吐出口列の長さほど被印刷物を搬送する(S250)。そして、ヘッド部44の案内方向の印刷位置を基準位置に戻した後、S200〜S240と同様の動作を繰り返す(S260〜S300)。
本例によれば、図3又は図4で示したテスト画像を用いたインクジェット式印刷装置10の傾き補正値設定を行うためのテスト印刷を、容易に行える。
【0037】
なお、本実施形態においては試験装置100とインクジェット式印刷装置10を別体としたが、インクジェット式印刷装置10に試験装置100の機能を内蔵させてもよい。この場合、インクジェット式印刷装置10の印刷制御部49の機能が本実施形態と異なる。
【0038】
図9は、本変形例におけるインクジェット式印刷装置10の印刷制御部49の機能構成を示すブロック図である。印刷制御部49は、テスト画像格納部410、補正値格納部420、テスト印刷部430、及び画像印刷部440を有する。テスト画像格納部410及びテスト印刷部430の機能は、試験装置100のテスト画像格納部110及びテスト印刷部130の機能と同じであるため詳細を省略する。
補正値格納部420は、複数の補正値を格納すると共に、設定された補正値を他から識別可能に保持する。画像印刷部440は、外部から印刷すべき画像データを受信すると、設定された補正値を補正値格納部420から読み出し、この補正値に基づいて画像データを補正した後、印刷を実行する。
【0039】
従って、本変形例によれば、試験装置100がない場合でも、インクジェット式印刷装置10の補正値を設定できる。
【0040】
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0041】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、記録装置において、効率よく個体毎記録誤差を補正することことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録装置の一例であるインクジェット式印刷装置10の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態である試験装置100の構成を、試験対象であるインクジェット式印刷装置10と共に示す図である。
【図3】図3(A)は、テスト画像の一例を示す図であり、図3(B)は、当該テスト画像に基づいて印刷される印刷画像の一例を示す図である。
【図4】図4(A)は、テスト画像の他の例を示す図であり、図4(B)は、当該テスト画像に基づいて印刷される印刷画像の一例を示す図である。
【図5】図5(A)は、テスト画像の他の例を示す図であり、図5(B)は、当該テスト画像に基づいて印刷される印刷画像の一例を示す図である。
【図6】試験装置100の動作例を説明するフローチャートである。
【図7】図6のS10の詳細例を説明するフローチャートである。
【図8】図6のS30の詳細例を説明するフローチャートである。
【図9】変形例としてのインクジェット式印刷装置10の印刷制御部49の機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 インクジェット式印刷装置
44 ヘッド部
100 試験装置
110、410 テスト画像格納部
120、420 傾き補正値格納部
130、430 テスト印刷部
440 画像印刷部

Claims (7)

  1. 副走査方向に配列された複数のドット記録部を有する記録ヘッドを主走査方向に沿って繰り返し走査させることで、被記録物に記録を行う記録装置を試験する試験装置であって、
    前記記録ヘッドの前記被記録物に対する傾きに起因して生じる記録結果の傾きを補正するために、複数の傾き補正値に基づく記録をそれぞれ前記記録装置に行わせるテスト記録部と、
    前記テスト記録部による記録結果に基づいて選択された一の前記傾き補正値を、前記記録装置に格納させる設定部と、
    を備えることを特徴とする試験装置。
  2. 前記テスト記録部は、副走査方向の直線を前記複数の傾き補正値に基づいてそれぞれ補正し、各補正後の前記直線を、それぞれ、前記記録ヘッドを複数回走査することで記録させ、記録後の前記直線の連続性によって前記一の傾き補正値を選択させることを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記テスト記録部は、副走査方向の同じ位置に、主走査方向の往路及び復路のそれぞれにおいて同一の直線を記録させ、2つの前記直線の平行度によって前記一の傾き補正値を選択させることを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  4. 前記テスト記録部は、前記直線を白抜きで記録させることを特徴とする請求項2又は3に記載の試験装置。
  5. 前記テスト記録部は、
    副走査方向の同じ位置に、主走査方向の往路及び復路のそれぞれにおいて同一の直線を記録させる第1テストモードと、
    副走査方向であり、前記複数のドット記録部の配列より長い直線を、前記複数の傾き補正値に基づいてそれぞれ補正して記録させる第2テストモードと
    を有し、前記第1テストモード又は前記第2テストモードの一方を先行して実行し、
    前記補正値設定部は、先行して実行した前記テストモードの記録結果に基づいて選択された一の前記傾き補正値を前記記録装置に格納し、
    更に前記テスト記録部は、残りの前記テストモードを実行し、
    前記補正値設定部は、前記残りのテストモードの記録結果に基づいて選択された他の前記傾き補正値を前記記録装置に格納させることを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  6. 前記テスト記録部は、前記一方のテストモードとして第1テストモードを実行し、前記他方のテストモードとして第2テストモードを実行することを特徴とする請求項5に記載の試験装置。
  7. 副走査方向に配列された複数のドット記録部を有する記録ヘッドを主走査方向に沿って繰り返し走査させることで、被記録物に記録を行う記録装置であって、
    前記記録ヘッドの前記被記録物に対する傾きに起因して生じる記録結果の傾きを補正するために、複数の傾き補正値に基づく記録をそれぞれ行うテスト記録部と、
    前記テスト記録部による記録結果に基づいて選択された一の前記傾き補正値を、格納する傾き補正値格納部と、
    前記傾き補正値格納部に格納されている前記一の傾き補正値に基づいて外部から入力された画像を補正して記録させる画像記録部と
    を備えることを特徴とする記録装置。
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