JP2004025250A - かしめ装置 - Google Patents

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▲高▼井 博康
Hiroyasu Takai
Tomohiro Yabe
矢部 智宏
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Abstract

【課題】被加工物の所望の部位のみを塑性変形させることが可能なかしめ装置を提供すること
【解決手段】かしめ部3は、本体部31に回転自在に設けられた複数のローラ32を備え、かしめ部3が被加工物である軸受け部材81を塑性変形させるときには、本体部31が駆動モータ5により回転駆動され、これに伴ない、ローラ32が外周面で軸受け部材81を押圧しながら転がるように回転する。したがって、軸受け部材81の所望の部位のみを徐々に塑性変形させることができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、かしめ部が被加工物を押圧し塑性変形させるかしめ装置に関するものであり、特にベアリングを装着する軸受け部材のベアリング抜け止めかしめ等を行なうのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、かしめ部が被加工物を押圧し塑性変形させるかしめ装置がある。例えば、被加工物である軸受け部材の凹部にベアリングを装着し、このベアリングが軸受け部材から脱落しないように軸受け部材を塑性変形させるかしめ装置が知られている。このようなかしめ装置の一例を図3に示す。
【0003】
図3に示すかしめ装置は、ベース102に対し図中上下方向に移動可能に支持されたメインシャフト101と、メインシャフト101の下端に設けられたかしめ部103とを備えている。かしめ部103の下部は下方に突出しており、保持部108に保持された軸受け部材81を塑性変形させるためのパンチ部103aを形成している。
【0004】
105は、油圧シリンダ等を備えた加圧部であり、加圧部105が駆動すると、駆動力がシャフト105a等を介してかしめ部103に伝達されるようになっている。
【0005】
そして、保持部108に保持された軸受け部材81をかしめ加工するときには、加圧部105の駆動力によりかしめ部103を下方に移動し、パンチ部103aを軸受け部材81のかしめ箇所に衝突させて、ベアリングが装着された軸受け部材81を塑性変形させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術では、かしめ部103のパンチ部103aが被加工物である軸受け部材81に衝突したときに、軸受け部材81の所望のかしめ箇所以外が変形する場合がある。
【0007】
例えば、図4に示すように、軸受け部材81の凹部81aにベアリング82を装着し、凹部81aの上端をパンチ部103aの衝突により塑性変形させるときには、パンチ部103aの衝突によって、軸受け部材81の凹部81aの形状が変形したり、ベアリング82が変形してしまう場合がある。このような場合には、軸受けとしての機能が低下するという問題がある。
【0008】
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、被加工物の所望の部位のみを塑性変形させることが可能なかしめ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
かしめ部(3)が被加工物(81)を押圧し塑性変形させるかしめ装置であって、
かしめ部(3)は、本体部(31)と、本体部(31)に対し回転自在に設けられた複数のローラ部材(32)とを備え、
かしめ部(3)が被加工物(81)を塑性変形させるときには、本体部(31)が回転駆動され、この回転駆動に伴ない、複数のローラ部材(32)が外周面(32a)で被加工物(81)を押圧しながら被加工物(81)表面上を転がるように回転されることを特徴としている。
【0010】
これによると、かしめ部(3)の複数のローラ部材(32)によって、被加工物(81)の所望の部位を徐々に塑性変形させることが可能である。したがって、被加工物(81)の所望の部位以外が変形することを防止し易く、被加工物(81)の所望の部位のみを塑性変形させることが可能である。
【0011】
また、請求項2に記載の発明では、複数のローラ部材(32)は、本体部(31)の回転軸に対し均等配置されていることを特徴としている。
【0012】
これによると、複数のローラ部材(32)による押圧力を均等にし易い。したがって、被加工物(81)の所望の部位を安定して徐々に塑性変形させることが可能である。このようにして、被加工物(81)の所望の部位のみを確実に塑性変形させることが可能である。
【0013】
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明を適用したかしめ装置の概略構成図である。
【0016】
図1に示すように、本実施形態のかしめ装置は、ベース2に支持されたメインシャフト1を備えている。メインシャフト1は、ベース2に対し回転可能に設けられ、ベース2内の部分に形成された図示しないボールねじ機構によって、回転したときには下端部が図中上下方向に移動するようになっている。
【0017】
メインシャフト1の下端には本体部31、ローラ部材であるローラ32および支持シャフト33からなるかしめ部3が設けられている。かしめ部3の本体部31はメインシャフト1に接続されており、メインシャフト1の下端部の上下動に連動するようになっている。
【0018】
本体部31の下面側には複数(本例では2つ)のローラ32が配設されている。ローラ32は、金属製のリング状(偏平円柱状)の部材であり、内部を貫通した支持シャフト33によって、本体部31に対し回転自在に設けられている。2つのローラ32は、メインシャフト1の回転軸、すなわち本体部31の回転軸(回転中心)を挟んで反対側に均等配置されている。また、支持シャフト33は、本体部31の回転軸に対して直交するように配置されている。
【0019】
4は、加圧源としてのサーボモータである。サーボモータ4の回転軸の上端にはギア41が配設されおり、ギア41はメインシャフト1に設けられたギア42と噛み合っている。そして、サーボモータ4が駆動したときには、駆動力が伝達されてメインシャフト1が回転され、前述した図示しないボールねじ機構によって、メインシャフト1の下端部が図中上下方向に移動するようになっている。
【0020】
5は、かしめ部3の回転駆動源としての駆動モータである。駆動モータ5の回転軸には減速装置51が接続しており、減速装置51の出力軸にはギア52が配設されている。ギア52はかしめ部3の本体部31に固定されたギア53と噛み合っており、駆動モータ5が駆動すると、本体部31が水平面内で回転するようになっている。
【0021】
8は、かしめ部3の下方に設けられた保持部であり、保持部8には上面側に凹部が形成され、凹部内に本実施形態の被加工物である軸受け部材81が保持できるようになっている。
【0022】
次に、上述の構成のかしめ装置により、被加工物である軸受け部材81を塑性変形させる動作について説明する。
【0023】
図1に示すように、軸受け部材81をかしめ加工するときには、まず、後述する凹部81aにベアリング82を装着した軸受け部材81が保持部8にセットされ、次に、サーボモータ4と駆動モータ5が駆動される。
【0024】
サーボモータ4が駆動すると、その駆動力はギア41、42を介して伝達されてメインシャフト1が回転される。これにより、前述した図示しないボールねじ機構の作用によって、メインシャフト1の下端部が下方(保持部8方向)に移動する。これに伴ない、かしめ部3の本体部31も下方に移動する。一方、駆動モータ5が駆動すると、その駆動力は減速装置51、ギア52、53を介して伝達され、本体部31が水平面内(軸受け部材81の上面と平行な面内)で回転する。
【0025】
すなわち、サーボモータ4と駆動モータ5が駆動することで、かしめ部3の本体部31は水平面内で回転しながら下方に移動する。本体部31が回転しながら下降すると、本体部31の下面側に設けられたローラ32が軸受け部材81に当接し、図2に示すように、軸受け部材81のベアリング82が装着された凹部81aの上端部を押圧する。図2は、ローラ32による軸受け部材81押圧部位の概略断面図である。なお本例では、押圧時には、本体部31を毎分160〜200回転の速度で回転させ、毎秒0.1mmの速度で下降させている。
【0026】
このとき、本体部31は水平面内で回転しているので、ローラ32は、軸受け部材81の表面(上面)上を転がるように回転しながら、外周面32aで軸受け部材81を押圧する。ローラ32の外周面32aと軸受け部材81との接触面積は小さいので、ローラ32による押圧部は局所的に塑性変形し、この押圧部が本体部31の回転に伴なって移動する。また、ローラ32は回転しながら押圧するので、水平面方向の不要な摩擦を発生し難い。
【0027】
これにより、軸受け部材81の凹部81aの上端部近傍が全周に渡って徐々に内側に向かって塑性変形し、ベアリング82の脱落防止のためのかしめ形状が形成される。本例では、1800〜3000Nの荷重で押圧することで、軸受け部材81の凹部81aの上端部近傍を全周に渡って0.15〜0.3mm塑性変形させている。
【0028】
上述の構成および作動によれば、かしめ部3の本体部31の回転軸に対し均等配置された2つのローラ32によって、軸受け部材81の凹部81a上端近傍(本実施形態の所望の部位)を安定して徐々に塑性変形させることが可能である。したがって、軸受け部材81の他の部位やベアリング82が変形することを防止し易く、軸受け部材81の所望の部位のみを塑性変形させることが可能である。
【0029】
(他の実施形態)
上記一実施形態では、かしめ部3はローラ32を2つ備えていたが、3つ以上であってもよい。なお、3つ以上のローラを設ける場合も、ローラは本体部31の回転軸に対し均等配置すると押圧力を均等にし易く好ましい。
【0030】
また、上記一実施形態では、被加工物は軸受け部材81であったが、他の被かしめ部材であっても本発明が適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるかしめ装置の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるかしめ部位の概略断面図である。
【図3】従来のかしめ装置の概略構成図である。
【図4】従来のかしめ部位の概略断面図である。
【符号の説明】
1 メインシャフト
3 かしめ部
4 サーボモータ
5 駆動モータ
8 保持部
31 本体部
32 ローラ(ローラ部材)
32a 外周面
33 支持シャフト
81 軸受け部材(被加工物)
81a 凹部
82 ベアリング

Claims (2)

  1. かしめ部(3)が被加工物(81)を押圧し塑性変形させるかしめ装置であって、
    前記かしめ部(3)は、本体部(31)と、前記本体部(31)に対し回転自在に設けられた複数のローラ部材(32)とを備え、
    前記かしめ部(3)が前記被加工物(81)を塑性変形させるときには、前記本体部(31)が回転駆動され、この回転駆動に伴ない、前記複数のローラ部材(32)が外周面(32a)で前記被加工物(81)を押圧しながら前記被加工物(81)表面上を転がるように回転されることを特徴とするかしめ装置。
  2. 前記複数のローラ部材(32)は、前記本体部(31)の回転軸に対し均等配置されていることを特徴とする請求項1に記載のかしめ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103008445A (zh) * 2012-12-04 2013-04-03 西安庆安电气控制有限责任公司 一种用于轴承轴向固定的车床装置
CN107649555A (zh) * 2017-10-20 2018-02-02 武汉航达航空科技发展有限公司 飞机液压作动筒关节轴承用轮式卷边装置
CN107931450A (zh) * 2017-10-20 2018-04-20 武汉航达航空科技发展有限公司 飞机液压作动筒关节轴承用轮式卷边方法

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