JP2004024395A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004024395A
JP2004024395A JP2002182711A JP2002182711A JP2004024395A JP 2004024395 A JP2004024395 A JP 2004024395A JP 2002182711 A JP2002182711 A JP 2002182711A JP 2002182711 A JP2002182711 A JP 2002182711A JP 2004024395 A JP2004024395 A JP 2004024395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gaming machine
space
case
display
accommodating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002182711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3965084B2 (ja
Inventor
Sadao Ioki
井置 定男
Hideo Taguchi
田口 英雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP2002182711A priority Critical patent/JP3965084B2/ja
Publication of JP2004024395A publication Critical patent/JP2004024395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3965084B2 publication Critical patent/JP3965084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技機裏面の制御装置(基板)の配置を大幅に変更することなく、大型の基板を備えた表示制御装置を収装して製造コストの上昇を抑制する。
【解決手段】遊技盤に配設されて変動表示を行う変動表示装置8と、遊技盤の裏面に配設されて変動表示装置8を制御する表示制御装置150とを備えた遊技機において、変動表示装置8を内部に収容するとともに、この変動表示装置8の裏面側に表示制御装置150を収容するケース160を遊技盤の裏面に配設し、ケース160は、変動表示装置8を収容する前部ケース161と、表示制御装置150を収容する後部ケース162とから構成され、後部ケース162は、前部ケース161に対して所定の方向へずれた位置に形成される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変動表示装置を制御する表示制御装置を一体的に取り付ける遊技機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機には、図柄(識別情報)の変動表示等を行うために、遊技盤の所定の位置に液晶ディスプレイ(LCD)やCRTなどの変動表示装置を配置し、また、この変動表示装置の裏面には、変動表示装置を制御する表示制御装置を設けたものが知られている。
【0003】
変動表示装置にLCDを採用した場合では、LCDの裏面に表示制御装置(基板)を配置し、変動表示装置と表示制御装置を一体的にケースへ収装するものが知られている。
【0004】
また、近年の変動表示では、従来の2D(2次元画像)による表示に加えて、3D(3次元画像)の表示を行って変動表示ゲームの興趣を高めるものも採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年の遊技機では表示装置が大型化するのに加えて、変動表示ゲームを3Dで表示するものでは、グラフィック性能の高性能化を図るため、3D描画専用の素子(VDP=ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)の付加や、テクスチャバッファ等に用いる記憶領域の増大が必要となり、制御装置の基板上に配置される素子が増大し、この結果、表示制御装置を構成する基板も大型化する。
【0006】
しかしながら、従来の遊技機に、大型の基板を備えた表示制御装置を配置しようとすると、表示制御装置に隣接する基板の配設位置を変更する必要が生じ、この結果、遊技機裏面の制御装置の配置を全面的に見直す必要が生じ、製造コストの大幅な上昇を招くという問題があった。
【0007】
また、上記3D表示を行う表示制御装置のVDPは、発熱量も大きくなるため、円滑に放熱(冷却)を行えるように構成する必要があり、特に、大型の変動表示装置(LCD)と組み合わせる場合では、LCDを構成するバックライトの発熱量も大きくなるため、表示制御装置と変動表示装置の冷却を、それぞれ円滑に行う必要が生じ、遊技機裏面の配置上の制約に冷却に関する制約が加わり、上記従来例のようにLCDの裏面に基板を取り付ける構成では、発熱量の大きい方(例えばLCD)の熱が基板に加わり、基板上の素子の冷却を妨げるという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、遊技機裏面の制御装置(基板)の配置を大幅に変更することなく、大型の基板を備えた表示制御装置を収装して製造コストの上昇を抑制し、さらに、表示制御装置と変動表示装置の冷却を円滑に行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、遊技盤に配設されて変動表示を行う表示手段と、前記遊技盤の裏面に配設されて表示手段を制御する表示制御基板とを備えた遊技機において、前記表示手段を内部に収容するとともに、この表示手段の裏面側に前記表示制御基板を収容するケースを遊技盤の裏面に配設し、前記ケースは、前記表示手段を収容する第1の収容部と、前記表示制御基板を収容する第2の収容部とから構成され、前記第1の収容部に収容される前記表示手段を遊技盤のほぼ中央に設けられる開口部に対応するように前記ケースを遊技盤裏面側に取り付ける第1の取り付け手段と、前記第1の収容部に対して所定の方向へずれた位置に前記第2の収容部を取り付ける第2の取り付け手段と、を備える。
【0010】
また、第2の発明は、前記第1の発明において、前記ケースは、第1の収容部と第2の収容部とを画成する画成部材を備え、前記第1の収容部と第2の収容部にはそれぞれ独立した換気手段を形成する。
【0011】
また、第3の発明は、前記第2の発明において、前記画成部材の遊技機前面側となる位置に前記表示手段を所定間隔空けて固定するとともに、前記画成部材の遊技機裏面側となる位置に前記表示制御基板を所定間隔空けて固定して、表示手段用空間と基板用空間とを画成し、前記換気手段は、前記第1の収容部の前記表示手段用空間と前記第2の収容部の前記基板用空間とを換気可能とする。
【0012】
また、第4の発明は、前記第1ないし第3の発明のいずれかひとつにおいて、前記第2の取り付け手段は、前記第2の収容部を、前記第1の収容部に対して脱着自在に構成する。
【0013】
また、第5の発明は、前記第1ないし第4の発明のいずれかひとつにおいて、前記第2の収容部を前記第1の収容部に対して所定方向へずれた位置に取り付け、このずれた領域に空間部を形成し、前記第2の取り付け手段を前記空間部に設ける。
【0014】
また、第6の発明は、前記第1ないし第5の発明のいずれかひとつにおいて、遊技機の裏面側に当該遊技機を作動させるための電気装置を設け、前記第2の収容部を前記第1の収容部に対して所定方向へずれた位置に取り付け、このずれた領域に空間部を形成し、前記空間部の遊技機裏面側となる位置に前記電気装置を重なるように配設する。
【0015】
ここで、遊技機を作動させる電気装置とは、表示制御基板(装置)以外の制御装置(基板)や電源装置等を示す。
【0016】
また、第7の発明は、前記第6の発明において、前記換気手段は、電気的に駆動されるファンと、前記ケースに開口されてケース内に空気を取り入れる取り入れ口と、ケース内の空気を排出する排気口とを備え、前記排気口は、前記空間部に空気を排出するように形成される。
【0017】
【発明の効果】
第1の発明は、表示手段と表示制御基板はケース内に一体的に収容されるとともに、表示手段を収容する第1の収容部と表示制御基板を収容する第2の収容部とに分かれており、遊技盤に取り付けられる第1の収容部を基準として、第2の収容部を所定の方向へずらしたことにより、他の電気装置(制御装置等)や遊技球の流路との干渉を避けることができ、大型の基板で構成された表示制御装置を採用した場合であっても、遊技機裏面の変更を最小限に留めて、製造コストの上昇を抑制することができる。
【0018】
また、第2の発明は、第1の収容部と第2の収容部との間に画成部材を設けて2つの空間に仕切り、さらに、それぞれ独立した換気手段を備えることで、表示手段の冷却と、表示制御基板の冷却をそれぞれの発熱量に応じて円滑に行うことが可能となる。
【0019】
また、第3の発明は、画成部材により表示手段用空間と基板用空間とを画成して換気手段が表示手段用空間と基板用空間とを換気可能としたので、表示手段の発熱により表示制御基板が直接加熱されるのを防ぎ、あるいは、表示制御基板の発熱により表示手段の裏面が直接加熱されるのを防いで、表示手段と表示制御基板の冷却性能を確保することができ、装置の信頼性を高めることができる。
【0020】
また、第4の発明は、第2の収容部は、第1の収容部に対して脱着自在に構成したので、容易に表示制御基板の交換を行うことができる。
【0021】
また、第5の発明は、ずれた領域に空間部を形成して、第2の取り付け手段をこの空間部に設けたので、第2の取り付け手段を第1の収容部の外周から突出することなく配置することができ、大型の表示手段を採用した場合でも、配置を容易に行うことができる。
【0022】
また、第6の発明は、空間部の遊技機裏面側となる位置に電気装置を重なるように配設したので、第1の収容部との干渉を避けながら電気装置を遊技機の中心方向へずらして配設したり、大型化することができ、遊技機裏面側の限られた領域の電気装置の配置レイアウトの自由度が増す。
【0023】
また、第7の発明は、排気口が、ずれた領域となる空間部に形成されるので、ケース外への空気の排出場所が確保され、換気手段を充分機能させることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態を示す遊技機(カード球貸ユニットを併設したCR機)全体の構成を示す正面図で、図2は遊技機の背面図である。
【0026】
遊技機(パチンコ遊技機)1の前面枠3は本体枠(外枠)4にヒンジ5を介して開閉回動可能に組み付けられ、遊技盤6は前面枠3の裏面に取り付けられた収納フレーム50(図2参照)に収容される。図1は、便宜上遊技機の正面にあてはめた状態の図である。
【0027】
遊技盤6の表面には、変動表示装置(表示手段)8、大入賞口を備えた変動入賞装置10、一般入賞口11〜14、始動口16、普通図柄始動ゲート27A、27B、普通図柄表示器、普通変動入賞装置等が配設された遊技領域が形成される。前面枠3には、遊技盤6の前面を覆うカバーガラス18が取り付けられている。また、液晶パネルなどで構成された変動表示装置8は、遊技盤6のほぼ中央に設けられる開口部に対応するように取り付けられる。
【0028】
変動表示装置8は、表示領域に、左、中、右の三つの表示図柄(識別情報)が表示される。これらの表示図柄には、例えば「0」〜「9」までの各数字と、「A」〜「E」のアルファベット文字が割り当てられている。
【0029】
変動表示装置8は、始動口16へ遊技球の入賞があると、前述した数字、文字で構成される表示図柄が順に表示される。始動口16への入賞が所定のタイミングでなされたとき(具体的には、入賞検出時の特別図柄乱数カウンタ値が当たり値であるとき)には、大当たり状態となり、三つの表示図柄が揃った状態(大当たり図柄)で停止する。このとき、変動入賞装置10の大入賞口が所定の時間(例えば30秒)だけ大きく開き、多くの遊技球を獲得することができる。
【0030】
この始動口16への遊技球の入賞は、特別図柄始動センサで検知される。この遊技球の通過タイミング(具体的には、入賞検出時点での遊技制御装置100(図2参照)内に備えられた特別図柄乱数カウンタの値)は、特別図柄入賞記憶として、遊技制御装置100内の所定の記憶領域(特別図柄乱数記憶領域)に、最大で連続した4回分を限度に記憶される。この特別図柄入賞記憶の記憶数は、変動表示装置8の上側に設けられた4つのLEDからなる特別図柄記憶状態表示器17に表示される。遊技制御装置100は、特別図柄入賞記憶に基づいて、変動表示装置8にて変動表示ゲームを行う。
【0031】
前面枠3の下部の開閉パネル20には球を打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル22には下皿23及び打球発射装置の操作部24等が配設される。
【0032】
カード球貸ユニット用の操作パネル26には、カードの残高を表示するカード残高表示部(図示省略)と、球貸しを指令する球貸しスイッチ28と、カードの返却を指令するカード返却スイッチ30等が設けられている。
【0033】
カード球貸ユニット2には、前面のカード挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)のデータの読込、書込等を行うカードリーダライタと球貸制御装置が内蔵され、カード球貸ユニット用の操作パネル26は遊技機1の上皿21の外面に形成される。
【0034】
図2は遊技機1の裏側を示すもので、前面枠3の裏面には、遊技盤6を収納する収納フレーム50が取り付けられ、収納フレーム50の裏面に、各装置を配設する裏機構盤61が取り付けられる。
【0035】
裏機構盤61の上部には、外部から電源を取り入れるターミナル基板44、枠用外部端子42A、遊技球を貯留する球貯留タンク46、球貯留タンク46の球を樋ユニット部47に導くシュート48が取り付けられる。
【0036】
裏機構盤61の右下には、樋ユニット部47の球を遊技機1前面側の上皿21、下皿(受皿)23に払い出す排出装置(図示せず)を制御する排出制御装置400が取り付けられ、また、裏機構盤61の左側には、電源装置(電源基板)250が配設される。
【0037】
裏機構盤61の下部には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置100、排出制御装置400等が配設され、遊技制御装置100の奥方に一部を隠した位置には、発射装置500を制御する発射制御装置550が配設される。
【0038】
前面枠3の下部には、中央にオーバーフロー流路(上皿21と下皿23とを結ぶ流路)等の連絡樋ボックス62が、左側に発射装置500が、右側にスピーカ95が取り付けられ、スピーカの収納カバーにカード球貸ユニット2と接続するための中継基板32が取り付けられる。
【0039】
遊技盤6の裏面側のほぼ中央には、変動表示装置8を制御する表示制御装置150が配設される。この表示制御装置150の基板(表示制御基板)は、3D画像を処理するための専用プロセッサや、ポリゴン描画に用いるテクスチャ等を格納したROMなど多数の素子が配置された大型の基板で構成される。
【0040】
表示制御装置150は、後述するように、外部から視認可能なケース内に変動表示装置8と共に収装され、表示ユニット160を構成する。
【0041】
図3は、変動表示装置8と表示制御装置150を一体的に収装した表示ユニット160を遊技盤側から見たときの斜視図で、図4は表示ユニット160の分解斜視図を示し、図5は遊技盤側から見た表示ユニット160の正面図、図6は遊技機裏面から見た表示ユニット160の背面図である。
【0042】
図3、図4において、表示ユニット160は、変動表示装置(液晶パネル)8を収装する前部ケース161(第1収容部)と、遊技機裏面側へ突出して表示制御装置(表示制御基板)150を収装する後部ケース162(第2収容部)を結合したものである。
【0043】
金属製のベース部材180の前方(遊技機前面側)に所定間隔を空けて変動表示装置8を固定し、そしてこのベース部材180の後方(遊技機裏面側)に表示制御装置150の基板150Aを所定間隔を空けて固定して、内部ユニットを構成し、この内部ユニットとして、変動表示装置8と表示制御装置150はケース内に収納される。
【0044】
そして、ほぼ方形の開口部161Aを備えて枠状に形成された前部ケース161の内周に、この内部ユニットの変動表示装置8を固定し、内部ユニットを前部ケースに取り付ける。また、遊技盤6側に面した前部ケース161の開口部には、透明の保護板80が取り付けられて、この表示ユニット160の前面を塞ぐとともに遊技球が変動表示装置8に衝突するのを防止している。
【0045】
そして、この前部ケース161の外周には、複数のブラケット170、171(第1の取り付け手段)が突設され、このブラケット170に設けた貫通孔に締結部材を挿通することで表示ユニット160が遊技盤6の裏面に装着される裏面構成部材(図示省略)に固定される。
【0046】
また、前部ケース161の外周上面と下面には、変動表示装置8の熱を放出するため、多数のスリット(第1換気手段)172、173が貫通形成され、前部ケース161の上面に設けたスリット172から、変動表示装置8によって熱せられた空気が放出され、前部ケース161の下面に設けたスリット173から外気が導入され、変動表示装置8の冷却が行われる。
【0047】
図4で示すように、変動表示装置8の裏面側には、表示制御装置150を取り付けるためのベース部材180が、後述するように取り付けられる。
【0048】
また、前部ケース161の裏面側には、図3、図5で示すように、変動表示装置8よりも面積の大きい表示制御装置150を収装するため、側方及び下方に突出した方形の張り出し部(切り欠き部)161Bが形成される。
【0049】
そして、遊技機裏面側の前部ケース161の開口は、表示制御装置150の基板を覆う開口部162Aを備えた箱状の後部ケース162が脱着自在に取り付けられる。
【0050】
ここで、後部ケース162の形状は、図6に示すように、長方形の箱状部材の図中右下に方形の張り出し部162Bを設けており、この張り出し部162Bが前部ケース161の張り出し部161Bを覆うように構成される。
【0051】
また、後部ケース162の側面には、図4に示すように、一方の側面に吸気口190、191が多数の貫通孔により形成され、この吸気口190、191対向する空間部に位置する側面には排気口192が多数のスリットにより貫通形成されており、この排気口192に対向する基板側には排気ファン193が配設されて、表示制御装置150の基板に配設された素子の冷却を行う(第2換気手段)。
したがって、後部ケース162の背面は、図2において、樋ユニット部47など排出機構や遊技球通路との干渉を回避するよう、一部を切り欠いた長方形の面を備える。
【0052】
次に、前部ケース161と後部ケース162の結合は、図6に示すように、遊技機裏面から見て、後部ケース162の左辺162Lは、前部ケース161の左辺161Lに対して所定量だけ図中右側にオフセットしており、後部ケース162に覆われない前部ケース161の裏面オフセット部にはカバー面166が形成される。なお、オフセットとは、所定の方向へ所定量だけずれて配置するものであり、この例では、図6で示すように、前部ケース161の中心161c(変動表示装置8の中心)に対して、後部ケース162の中心162cが水平面内で所定の方向(図中右下)へ所定量だけずれた位置に配置されることを指す。このことはより、後部ケース162がオフセットしている分だけ遊技機裏面側から見て左側に空間部が形成される。
【0053】
さらに、表示制御装置150の基板を収装する前部ケース161の張り出し部161Bが図5において左下へ突出するため、裏面側から取り付ける後部ケース162も、図6に示すように、変動表示装置8を収装する前部ケース161に対して図中右下へオフセットすることになる。
【0054】
これにより、図2に示すように、遊技盤6のほぼ中央に配置される変動表示装置8に対して、後部ケース162に覆われる表示制御装置150は、図中右下へオフセットして取り付けられることになり、また、電源装置(電気装置)250が空間部の遊技機裏面側となる位置に配設されている。
【0055】
なお、電源装置250を遊技機に取り付けた状態で、本実施形態は、前記空間部がそのまま空間を維持する高さに電源装置250を配置するようにしたが、空間部内に電源装置250の一部がくい込んだ状態となっても良い。
【0056】
この電気装置250の奥側に前記切り欠き部が位置して前部ケース161が入り込んだ状態で電源装置250と表示制御装置150が隣り合って配設されることで、図中左側の電源装置250は表示制御装置150に干渉されることが無く、従来の配設位置を変更することなく、前部ケース161の裏面の一部を覆うように取り付けられる。また、後部ケース162の図中右上を切り欠いたように形成したため、図2において、樋ユニット部47や排出機構との干渉を回避することができ、大型の基板によって構成された表示制御装置150を採用しながら、他の制御装置や遊技球通路を変更する必要がなくなって、製造コストの上昇を抑制することが可能となるのである。
【0057】
また、図6において、後部ケース162と前部ケース161の右側の側面には、紙面の貫通方向でのみ係合可能な引っかけ部163が形成され、さらに、図6、図7で示すように、前部ケース161の裏面に設けたオフセット部のカバー面166には可撓性の爪164(係止部材)が立設され、この爪164と係合する係合部165が後部ケース162に形成され(爪164と係合部165により第2の取り付け手段を構成)、後部ケース162の左辺162L(左側の側面)は爪164によって脱着自在に結合される。なお、このオフセット部(カバー面166で覆われる領域)は、前部ケース161の裏面が遊技盤の裏面に露出する面で、カバー面166はこの面を封止する。
【0058】
次に、図8を参照しながら表示制御装置150の基板の取り付け構造について説明する。
【0059】
図8は、表示ユニット160を分解した状態の左側面図で、図9は、同じく表示ユニット160を分解した状態の右後方からの斜視図で、図10は、同じく表示ユニット160を分解した状態の左後方からの斜視図で、図11は、ベース部材の斜視図、図12は、内部ユニットの側面図を示す。
【0060】
これら図8〜図12において、前部ケース161には、前述したように、内部ユニットが取り付けられる。そして、この内部ユニットのベース部材180は、前部ケース161の開口部161Aとほぼ同一形状に形成されたベース板面1801を含み、変動表示装置8を前部ケース161に収納した状態で内部ユニットを固定すると、前部ケース161の後方側開口部がこのベース部材180のベース板面1801により塞がれる状態となる。
【0061】
このベース部材180は、図9、図11、図12にも示すように、ベース板面1801から遊技機前面側に向けて所定の長さの脚部1810を形成し、その脚部1810の先端に変動表示装置取り付け部1811が形成される。この変動表示装置取り付け部1811に変動表示装置8を固定すると、変動表示装置8裏面と、ベース部材180のベース板面1801との間に所定空間が形成される。
【0062】
そして、このベース板面1801から遊技機裏面側に向かって、後部ケース162の上面側と下面側にそれぞれ沿うように脚部181、181と、この脚部181に表示制御装置150の基板150Aを固定するための基板固定部182が形成される。ここで、図4にも示すように、脚部181は板状部材で形成されるので、ベース部材180はほぼコの字状となって前部ケース161の裏面を覆い、変動表示装置8の裏面から所定の間隔を置いて表示制御装置150の基板150Aを支持する。なお、基板150Aは部品実装面を後部ケース162に向けて固設される。
【0063】
また、ベース部材180には、ベース板面1801の裏面と基板固定部182の間に、サブ基板150Bを固定する第2基板固定部183が形成される。本実施形態では、変動表示装置8のインバータ基板が固定されているが、表示制御装置150の基板面積が大きいときには、一部をサブ基板150Bとして分割し、2階建て構造として表示制御装置150の面積の増大を抑制することもできる。
【0064】
こうして、前部ケース161に、内部ユニットを固定することで、変動表示装置8の裏面から所定の間隔(距離)離れたところにベース部材180のベース板面1801が位置し、このベース板面1801がこの前部ケース161の開口部全部を覆うように配設される。そして、このベース板面1801を間に挟んで前記変動表示装置8の反対側に所定間隔を空けて表示制御装置150の基板150Aが配設される。そして、この状態からさらに後部ケース162を取り付けると冷却のための貫通孔を除いて内部は封止される。
【0065】
表示ユニット160の内部は、ベース部材180のベース板面(画成部材)1801によって、変動表示装置8とベース板面1801との間の空間(前部空間(表示手段用空間))が画成される。また、図10にも示すように、後部ケース162の空間は、さらに、ベース板面1801と基板150Aとの間の空間(第1後部空間(基板用空間))と、基板150Aと後部ケース後部壁面と空間(第2後部空間)との2つの空間が形成されている。変動表示装置8側の空間には、図4で示したように、前部ケース161の上面及び下面に設けたスリット172、173より内部の換気が行われ、変動表示装置8の冷却を行うことができ、また、変動表示装置8の裏面からベース部材180の基板固定部182までは、所定の間隔(前部空間と第1後部空間)を設けて所定の空気量を確保するようにしたので、変動表示装置8からの発熱により基板150Aが加熱されるのを抑制できる。
【0066】
また、基板150A側の空間には、排気口192に対向する基板150A側には排気ファン193が配設されて基板150Aがこの排気ファン193のほぼ中央の高さに配設されており、第1後部空間と第2後部空間ともにこの排気ファン193を作動させることで内部の換気が行われる。よって、基板150Aの部品実装面と後部ケース162の後部壁面の空間(第2の後部空間)は、排気ファン193により吸気口190、191から導入した外気により各素子の冷却を行った後、排気口192より排出する。
【0067】
なお、変動表示装置8の裏面からベース板面1801で仕切られる空間の空気量は、スリット172、173の開口量と、変動表示装置8の発熱量に応じて適宜設定される値であり、空気の温度上昇が過大になるのを抑制し、変動表示装置8の発熱により基板150Aの加熱を抑制するものである。
【0068】
また、後部ケース162の吸気口190、191及び排気口192は、側面に設けたが、吸気口190、191を下面に、排気口192を上面に設けても良い。
【0069】
また、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】パチンコ機の裏面図である。
【図3】表示ユニットの斜視図である。
【図4】同じく、表示ユニットの斜視分解図である。
【図5】遊技盤側から見た表示ユニットの正面図である。
【図6】遊技機裏面から見た表示ユニットの背面図である。
【図7】遊技機裏面から見た表示ユニットの斜視図である。
【図8】表示ユニットの側面図で、前部ケースと後部ケースを分解した状態を示す。
【図9】同じく表示ユニットを分解した状態の右後方からの斜視図である。
【図10】同じく表示ユニットを分解した状態の左後方からの斜視図である。
【図11】ベース部材の斜視図
【図12】内部ユニットの側面図を示す。
【符号の説明】
8 変動表示装置
100 遊技制御装置
150 表示制御装置(変動表示制御手段)
161 前部ケース
162 後部ケース
150A 基板
180 ベースユニット
250 電源装置

Claims (7)

  1. 遊技盤に配設されて変動表示を行う表示手段と、前記遊技盤の裏面に配設されて表示手段を制御する表示制御基板とを備えた遊技機において、
    前記表示手段を内部に収容するとともに、この表示手段の裏面側に前記表示制御基板を収容するケースを遊技盤の裏面に配設し、
    前記ケースは、
    前記表示手段を収容する第1の収容部と、
    前記表示制御基板を収容する第2の収容部とから構成され、
    前記第1の収容部に収容される前記表示手段を遊技盤のほぼ中央に設けられる開口部に対応するように前記ケースを遊技盤裏面側に取り付ける第1の取り付け手段と、
    前記第1の収容部に対して所定の方向へずれた位置に前記第2の収容部を取り付ける第2の取り付け手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ケースは、第1の収容部と第2の収容部とを画成する画成部材を備え、前記第1の収容部と第2の収容部にはそれぞれ独立した換気手段を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記画成部材の遊技機前面側となる位置に前記表示手段を所定間隔空けて固定するとともに、前記画成部材の遊技機裏面側となる位置に前記表示制御基板を所定間隔空けて固定して、表示手段用空間と基板用空間とを画成し、
    前記換気手段は、前記第1の収容部の前記表示手段用空間と前記第2の収容部の前記基板用空間とを換気可能としたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記第2の取り付け手段は、前記第2の収容部を、前記第1の収容部に対して脱着自在に構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の遊技機。
  5. 前記第2の収容部を前記第1の収容部に対して所定方向へずれた位置に取り付け、このずれた領域に空間部を形成し、
    前記第2の取り付け手段を前記空間部に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかひとつに記載の遊技機。
  6. 遊技機の裏面側に当該遊技機を作動させるための電気装置を設け、
    前記第2の収容部を前記第1の収容部に対して所定方向へずれた位置に取り付け、このずれた領域に空間部を形成し、
    前記空間部の遊技機裏面側となる位置に前記電気装置を重なるように配設することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載の遊技機。
  7. 前記換気手段は、電気的に駆動されるファンと、前記ケースに開口されてケース内に空気を取り入れる取り入れ口と、ケース内の空気を排出する排気口とを備え、
    前記排気口は、前記空間部に空気を排出するように形成されることを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
JP2002182711A 2002-06-24 2002-06-24 遊技機 Expired - Fee Related JP3965084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002182711A JP3965084B2 (ja) 2002-06-24 2002-06-24 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002182711A JP3965084B2 (ja) 2002-06-24 2002-06-24 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004024395A true JP2004024395A (ja) 2004-01-29
JP3965084B2 JP3965084B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=31179134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002182711A Expired - Fee Related JP3965084B2 (ja) 2002-06-24 2002-06-24 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3965084B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068753A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Heiwa Corp 遊技電気部品冷却装置
JP2009060955A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Heiwa Corp パチンコ遊技機の画像表示装置
JP2009254834A (ja) * 2009-06-01 2009-11-05 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2019000551A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 株式会社大一商会 遊技機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07204326A (ja) * 1994-01-25 1995-08-08 Heiwa Corp 遊技機における可変表示装置の保護構造
JPH09308735A (ja) * 1996-05-21 1997-12-02 Sankyo Kk 遊技機
JPH11446A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Daiichi Shokai Co Ltd 弾球遊技機
JP2000237412A (ja) * 1999-02-23 2000-09-05 Daiichi Shokai Co Ltd 表示装置
JP2002045530A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Heiwa Corp 表示ユニット及び遊技機
JP2002102499A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2002102500A (ja) * 2000-10-02 2002-04-09 Heiwa Corp 遊技機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07204326A (ja) * 1994-01-25 1995-08-08 Heiwa Corp 遊技機における可変表示装置の保護構造
JPH09308735A (ja) * 1996-05-21 1997-12-02 Sankyo Kk 遊技機
JPH11446A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Daiichi Shokai Co Ltd 弾球遊技機
JP2000237412A (ja) * 1999-02-23 2000-09-05 Daiichi Shokai Co Ltd 表示装置
JP2002045530A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Heiwa Corp 表示ユニット及び遊技機
JP2002102499A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2002102500A (ja) * 2000-10-02 2002-04-09 Heiwa Corp 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068753A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Heiwa Corp 遊技電気部品冷却装置
JP2009060955A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Heiwa Corp パチンコ遊技機の画像表示装置
JP2009254834A (ja) * 2009-06-01 2009-11-05 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2019000551A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 株式会社大一商会 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3965084B2 (ja) 2007-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4307802B2 (ja) スロットマシン
JP2004024395A (ja) 遊技機
JP2009006010A (ja) 遊技機
JP6433254B2 (ja) 遊技機
JP2003062283A (ja) 遊技機
JP5092388B2 (ja) 遊技機
JP6548606B2 (ja) 遊技機
JP2009279163A (ja) 遊技機
JP5568967B2 (ja) 遊技機
JP6433255B2 (ja) 遊技機及び遊技用装置
JP5050688B2 (ja) 遊技機
JP4683528B2 (ja) 表示装置付遊技機
JP2001327728A (ja) 図柄表示装置の基板保護構造および弾球遊技機
JP2007143915A (ja) 遊技機
JP2007020800A (ja) 遊技機
JP5737236B2 (ja) 遊技機
JP5194506B2 (ja) 遊技機
JP2006034775A (ja) 遊技機
JP2003236195A (ja) 遊技機
JP2006167357A (ja) 遊技機
JP4488164B2 (ja) 遊技機
JP4535368B2 (ja) 表示装置付遊技機
JP6333705B2 (ja) 遊技機
JP2020124560A (ja) 遊技機
JP2006034778A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100601

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100601

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees