JP2004023307A - 通信経路選択方法 - Google Patents
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- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Abstract
【課題】通信エリア406内で気象条件によって電波の減衰量が変化しても、例えば降雨強度が強くなって電波の減衰量が大きくなったときでも端末局が基地局からの電波を受信できるようにすることを目的とする。
【解決手段】基地局無線機101内に通信経路可変部104と記憶部103を設ける。制御部107で通信経路可変部104を制御し、気象条件に応じて通信経路を変化させることにより、例えば降雨強度が強くなったときには相手局からの電波を直接受信するのではなく中継局を介することにより、端末局を受信可能にする。
【選択図】 図1
【解決手段】基地局無線機101内に通信経路可変部104と記憶部103を設ける。制御部107で通信経路可変部104を制御し、気象条件に応じて通信経路を変化させることにより、例えば降雨強度が強くなったときには相手局からの電波を直接受信するのではなく中継局を介することにより、端末局を受信可能にする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は気象条件(例えば、降雨強度)に応じた無線機の通信経路選択(例えば、相手局へ直接通信するか、または中継局経由で送信するかの選択)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
送信器と受信器からなる従来の通信システムの一例を図4に示す。図4において、基地局401の通信エリア406内に基地局401と通信を行える端末局402、端末局404がある。
【0003】
基地局401から端末局402への送信信号403と基地局401から端末局404への送信信号のレベル405は同一で、基地局401は端末局402、端末局404の通信環境に関係なく送信を行っている。
【0004】
また、基地局401の構成ブロック図を図5に示す。図5に示すように従来の基地局401(基地局無線機501)は、電波を送受信するアンテナ102で受信した信号を、受信電力を増幅する増幅器110に送り、次に増幅器110で増幅した信号の電力を自動調節する自動ゲインコントロール(以下、AGCと称する)109に送り、AGC109からの信号を復調する復調器108に、アンテナ102で受信した受信電力レベル(以下、RSSIと称する)113と信号を送り、RSSI113と受信信号から復調した信号を、基地局無線機501全体を制御する制御器502に送る。制御器502は復調器108と送信信号を変調する変調器106の制御を行う。制御器502からの制御により変調器106から送信信号の電力を増幅する電力増幅器(以下、PAと称する)503に信号を送り、PA503を通った信号はアンテナ102から送信される。
【0005】
送信信号403、送信信号405を出力するときはどれも、制御器502から変調器106を通りPA503によって増幅され、アンテナ102によって出力される。よって送信信号403と送信信号405のレベルは同一となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図6に降水量(1時間当たりの降水量)と電波の減衰量(1km当たりの電波の減衰量)との関係を示す。図6の横軸は1時間当たりの降水量を、縦軸は1キロ当たりの減衰量を表わしている。図6には周波数の変化による減衰量の変化も合わせて示す。これより雨の量によって伝搬路の減衰量が変化することがわかる。
【0007】
従来の技術では図4に示す様に基地局401は端末局402、端末局404へ同一レベルの送信信号403、送信信号405を出力しているため、通信エリア406内で気象条件によって電波の減衰量が変化すると、端末局402と端末局404はそれぞれ送信信号403、送信信号405を受信できなくなる。また端末局の受信の安定度を増すために、図5のアンテナ102の高利得化やAGC109の広帯域化が必要になる。そのため、端末局の設備が高価になるという問題がある。また、端末局の配置場所毎の検討が必要になるといった問題がある。本発明では、これらの問題を除去することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題を解決するために、図1に示す基地局無線機101内に通信経路可変部104と記憶部103を設ける。制御部107で通信経路可変部104を制御し、気象条件に応じて通信経路を変化させることにより、例えば、大雨が降ったことで受信ができなくなった端末局でも受信可能とすることを目的とする。
【0009】
また、記憶部103で気象条件とその条件における通信経路を記憶することで、以後、同じ気象条件となったときに記憶している通信経路を用いるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例である通信経路選択方法における基地局無線機構成ブロック図を図1に示す。図1において基地局無線機101内にある通信経路可変部104は、基地局無線機101全体を制御する制御器107の送信開始信号により、インターネット111に接続し、インターネット111から情報の取得、記憶部103と信号のやり取り、通信経路可変部104によって通信経路選択を行う。インターネット111は、通信経路可変部104にインターネット111内の気象情報を保持している気象情報サーバ112の気象情報を提供している。気象情報サーバ112はインターネット111に気象情報を提供している。PA105は、変調器106で変調された信号の送信電力を変えることができ、その後送信信号をアンテナ102に伝える。アンテナ102は信号の送受信を行う。アンテナ102はPA105からの信号送信と、アンテナ102で受信した信号をPA110へ供給している。PA110はアンテナ102で受信した信号の受信電力を増幅し、その後信号をPA110で増幅した信号の電力を自動調節するAGC109へ伝える。AGC109は、PA110からの信号を復調とする復調器108に信号を伝え、アンテナ102で受信した受信電力レベル信号113を制御器107に出力する。復調器108は、AGC109からの信号の復調を行い、基地局無線機101全体を制御する制御器107へ伝える。制御器107は受信電力レベル信号113を受け、復調器108と、送信信号を変調する変調器106の制御を行う。制御器107からの制御により変調器106は、送信信号の電力を増幅するPA105に信号を送り、PA105を通った信号はアンテナ102から送信される。また、受信電力レベル信号113を受けた制御器107の基地局無線機101に対し応答を送信という制御により、PA105へ受信信号を出力する。
【0011】
送信を開始する基地局無線機101の制御器107は通信経路可変部104に通信経路を決定させる。通信経路可変部104はインターネット111にある気象情報サーバ112より気象情報を取得し、通信経路可変部104に格納する。通信経路可変部104は、記憶部103にある気象条件と通信経路のデータより通信経路を決める。通信経路可変部104は、通信経路に応じ送信相手を決定し、データを変調部106とPA105を経由させ、アンテナ102から送信を行う。
【0012】
以下に本発明の一実施例である通信経路選択方法を説明する。図2は記憶部103の記憶内容を説明するための項目内容の一例である。図3は通信経路可変部104が行う通信経路選択方法を示すフローチャートである。図7に本発明の一実施例である通信システムの構成ブロック図を示す。ここで基地局401、端末局402、端末局404の機器内部構成は基地局無線機101と同じ構成となっている。基地局401、端末局402、端末局404内の構成ブロック図は省略するが、図1に示す基地局無線機101内構成ブロック図と同じ符号を用いて説明する。
【0013】
図7に示すように、本実施例の通信システムは基地局401から端末局402に向けて送信信号403を出力する。しかし、端末局402から応答信号701が得られない場合、基地局401内の通信経路可変部104により通信経路の選択が行われ、端末局404へ送信を行い、後に端末局402へ送信を行う。この通信経路における応答信号703と応答信号704が得られた場合、この通信経路を基地局401内の通信経路可変部104に記録する。
【0014】
記憶部103には予め、図2に示すように降水量(K1 〜KN )201領域、気温(T1 〜TN )202領域、湿度(S1 〜SN )203領域、風力(W1 〜WN )204領域、通信経路(V1 〜VN )205領域を設ける。
【0015】
図3において、基地局無線機101の使用時には予めインターネット接続(ブロック301)を行う。そして基地局無線機101が待機中(ブロック317)において、制御器107による送信開始(ブロック302)が発生すると通信経路可変部104によって、インターネット111にある気象情報サーバ112へ接続する気象情報サーバ接続(ブロック303)を行い、気象情報の取得(ブロック304)を行う。通信経路可変部104は、取得した気象情報と記憶部103内の降水量201、気温202、湿度203、風力204の対応する情報の検索(ブロック305)を行う。
【0016】
対応する情報が有った場合、記憶部103より通信経路の取得(ブロック306)を行いそれにより送信TX1(ブロック308)を行う。対応する情報が無かった場合には、記憶部103より気象情報が近い値である通信経路を設定(ブロック307)し送信TX1(ブロック308)を行う。そして、相手端末局402が受信(ブロック309)を行い、その受信判定(ブロック310)を行う。相手端末局402で受信があれば相手端末局402の通信経路可変部104は、受信電力レベル信号113が得られ、これにより通信経路可変部104は変調部106に応答信号を送信するよう制御し、基地局401に対し応答TX2を送信(ブロック311)する。受信判定ブロック310で受信が無いと判定されれば、相手端末局402の通信経路可変部104は送信動作(ブロック311)を行わず、送信無し(ブロック312)となる。次に応答信号701を基地局401が受信(ブロック313)したか否かの受信判定(ブロック314)を行い、受信していれば、記憶部に降水量201、気温202、湿度203、風力204、通信経路205の条件の状態記憶(ブロック315)し基地局無線機101は待機状態(ブロック317)となる。受信していなければ、通信経路を変え(ブロック316)、通信相手を変えて再度送信TX1(ブロック308)を行う。このときは、最終送信相手の情報をデータに付加する。
【0017】
この処理の動作を繰り返すことにより、記憶部103に気象情報とそれに伴った最新の最適な通信経路を記憶することができ、気象状況にあった通信経路205を保つことができる。
【0018】
更に本実施例以外の通信経路選択方法で、「気象情報サーバを定期的に接続して気象情報を定期的に取得する。」といった例も考えられる。
【0019】
また、インターネットを用いるのではなく、降雨計から気象情報を取得することも可能である。
【0020】
【発明の効果】
本発明を実施することで、気象条件等の電波の減衰量変化に対応できるため、基地局401、端末局402、端末局404の設置場所等の検討が不要になり、安定な受信状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である基地局無線機の構成を示すブロック図。
【図2】通信経路選択方法における基地局無線機の記憶部の記憶内容説明図。
【図3】本発明の一実施例である通信経路選択方法を示すフローチャト。
【図4】従来の一例である通信システムの構成を示すブロック図。
【図5】従来の一例である基地局無線機の構成を示すブロック図。
【図6】降水量と電波の減衰量との関係を示す図。
【図7】本発明の一実施例である通信システムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
101:基地局無線機、102:アンテナ、103:記憶部、104:通信経路可変部、105:PA(パワーアンプ)、106:変調器、107:制御器、108:復調器、109:AGC、110:増幅器、111:インターネット、112:気象情報サーバ、113:RSSI(電力レベル信号)、201:降水量格納領域、202:気温格納領域、203:湿度格納領域、204:風力格納領域、205:通信経路格納領域、301〜317:フローチャートのブロック、401:基地局、402:端末局(相手端末局)、403:送信信号、404:端末局、405:送信信号、406:通信エリア、501:基地局無線機、502:制御器、503:PA、701:端末局402の応答信号、702:端末局404の送信信号、703:端末局402の応答信号、704:端末局404の応答信号。
【発明の属する技術分野】
本発明は気象条件(例えば、降雨強度)に応じた無線機の通信経路選択(例えば、相手局へ直接通信するか、または中継局経由で送信するかの選択)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
送信器と受信器からなる従来の通信システムの一例を図4に示す。図4において、基地局401の通信エリア406内に基地局401と通信を行える端末局402、端末局404がある。
【0003】
基地局401から端末局402への送信信号403と基地局401から端末局404への送信信号のレベル405は同一で、基地局401は端末局402、端末局404の通信環境に関係なく送信を行っている。
【0004】
また、基地局401の構成ブロック図を図5に示す。図5に示すように従来の基地局401(基地局無線機501)は、電波を送受信するアンテナ102で受信した信号を、受信電力を増幅する増幅器110に送り、次に増幅器110で増幅した信号の電力を自動調節する自動ゲインコントロール(以下、AGCと称する)109に送り、AGC109からの信号を復調する復調器108に、アンテナ102で受信した受信電力レベル(以下、RSSIと称する)113と信号を送り、RSSI113と受信信号から復調した信号を、基地局無線機501全体を制御する制御器502に送る。制御器502は復調器108と送信信号を変調する変調器106の制御を行う。制御器502からの制御により変調器106から送信信号の電力を増幅する電力増幅器(以下、PAと称する)503に信号を送り、PA503を通った信号はアンテナ102から送信される。
【0005】
送信信号403、送信信号405を出力するときはどれも、制御器502から変調器106を通りPA503によって増幅され、アンテナ102によって出力される。よって送信信号403と送信信号405のレベルは同一となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図6に降水量(1時間当たりの降水量)と電波の減衰量(1km当たりの電波の減衰量)との関係を示す。図6の横軸は1時間当たりの降水量を、縦軸は1キロ当たりの減衰量を表わしている。図6には周波数の変化による減衰量の変化も合わせて示す。これより雨の量によって伝搬路の減衰量が変化することがわかる。
【0007】
従来の技術では図4に示す様に基地局401は端末局402、端末局404へ同一レベルの送信信号403、送信信号405を出力しているため、通信エリア406内で気象条件によって電波の減衰量が変化すると、端末局402と端末局404はそれぞれ送信信号403、送信信号405を受信できなくなる。また端末局の受信の安定度を増すために、図5のアンテナ102の高利得化やAGC109の広帯域化が必要になる。そのため、端末局の設備が高価になるという問題がある。また、端末局の配置場所毎の検討が必要になるといった問題がある。本発明では、これらの問題を除去することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題を解決するために、図1に示す基地局無線機101内に通信経路可変部104と記憶部103を設ける。制御部107で通信経路可変部104を制御し、気象条件に応じて通信経路を変化させることにより、例えば、大雨が降ったことで受信ができなくなった端末局でも受信可能とすることを目的とする。
【0009】
また、記憶部103で気象条件とその条件における通信経路を記憶することで、以後、同じ気象条件となったときに記憶している通信経路を用いるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例である通信経路選択方法における基地局無線機構成ブロック図を図1に示す。図1において基地局無線機101内にある通信経路可変部104は、基地局無線機101全体を制御する制御器107の送信開始信号により、インターネット111に接続し、インターネット111から情報の取得、記憶部103と信号のやり取り、通信経路可変部104によって通信経路選択を行う。インターネット111は、通信経路可変部104にインターネット111内の気象情報を保持している気象情報サーバ112の気象情報を提供している。気象情報サーバ112はインターネット111に気象情報を提供している。PA105は、変調器106で変調された信号の送信電力を変えることができ、その後送信信号をアンテナ102に伝える。アンテナ102は信号の送受信を行う。アンテナ102はPA105からの信号送信と、アンテナ102で受信した信号をPA110へ供給している。PA110はアンテナ102で受信した信号の受信電力を増幅し、その後信号をPA110で増幅した信号の電力を自動調節するAGC109へ伝える。AGC109は、PA110からの信号を復調とする復調器108に信号を伝え、アンテナ102で受信した受信電力レベル信号113を制御器107に出力する。復調器108は、AGC109からの信号の復調を行い、基地局無線機101全体を制御する制御器107へ伝える。制御器107は受信電力レベル信号113を受け、復調器108と、送信信号を変調する変調器106の制御を行う。制御器107からの制御により変調器106は、送信信号の電力を増幅するPA105に信号を送り、PA105を通った信号はアンテナ102から送信される。また、受信電力レベル信号113を受けた制御器107の基地局無線機101に対し応答を送信という制御により、PA105へ受信信号を出力する。
【0011】
送信を開始する基地局無線機101の制御器107は通信経路可変部104に通信経路を決定させる。通信経路可変部104はインターネット111にある気象情報サーバ112より気象情報を取得し、通信経路可変部104に格納する。通信経路可変部104は、記憶部103にある気象条件と通信経路のデータより通信経路を決める。通信経路可変部104は、通信経路に応じ送信相手を決定し、データを変調部106とPA105を経由させ、アンテナ102から送信を行う。
【0012】
以下に本発明の一実施例である通信経路選択方法を説明する。図2は記憶部103の記憶内容を説明するための項目内容の一例である。図3は通信経路可変部104が行う通信経路選択方法を示すフローチャートである。図7に本発明の一実施例である通信システムの構成ブロック図を示す。ここで基地局401、端末局402、端末局404の機器内部構成は基地局無線機101と同じ構成となっている。基地局401、端末局402、端末局404内の構成ブロック図は省略するが、図1に示す基地局無線機101内構成ブロック図と同じ符号を用いて説明する。
【0013】
図7に示すように、本実施例の通信システムは基地局401から端末局402に向けて送信信号403を出力する。しかし、端末局402から応答信号701が得られない場合、基地局401内の通信経路可変部104により通信経路の選択が行われ、端末局404へ送信を行い、後に端末局402へ送信を行う。この通信経路における応答信号703と応答信号704が得られた場合、この通信経路を基地局401内の通信経路可変部104に記録する。
【0014】
記憶部103には予め、図2に示すように降水量(K1 〜KN )201領域、気温(T1 〜TN )202領域、湿度(S1 〜SN )203領域、風力(W1 〜WN )204領域、通信経路(V1 〜VN )205領域を設ける。
【0015】
図3において、基地局無線機101の使用時には予めインターネット接続(ブロック301)を行う。そして基地局無線機101が待機中(ブロック317)において、制御器107による送信開始(ブロック302)が発生すると通信経路可変部104によって、インターネット111にある気象情報サーバ112へ接続する気象情報サーバ接続(ブロック303)を行い、気象情報の取得(ブロック304)を行う。通信経路可変部104は、取得した気象情報と記憶部103内の降水量201、気温202、湿度203、風力204の対応する情報の検索(ブロック305)を行う。
【0016】
対応する情報が有った場合、記憶部103より通信経路の取得(ブロック306)を行いそれにより送信TX1(ブロック308)を行う。対応する情報が無かった場合には、記憶部103より気象情報が近い値である通信経路を設定(ブロック307)し送信TX1(ブロック308)を行う。そして、相手端末局402が受信(ブロック309)を行い、その受信判定(ブロック310)を行う。相手端末局402で受信があれば相手端末局402の通信経路可変部104は、受信電力レベル信号113が得られ、これにより通信経路可変部104は変調部106に応答信号を送信するよう制御し、基地局401に対し応答TX2を送信(ブロック311)する。受信判定ブロック310で受信が無いと判定されれば、相手端末局402の通信経路可変部104は送信動作(ブロック311)を行わず、送信無し(ブロック312)となる。次に応答信号701を基地局401が受信(ブロック313)したか否かの受信判定(ブロック314)を行い、受信していれば、記憶部に降水量201、気温202、湿度203、風力204、通信経路205の条件の状態記憶(ブロック315)し基地局無線機101は待機状態(ブロック317)となる。受信していなければ、通信経路を変え(ブロック316)、通信相手を変えて再度送信TX1(ブロック308)を行う。このときは、最終送信相手の情報をデータに付加する。
【0017】
この処理の動作を繰り返すことにより、記憶部103に気象情報とそれに伴った最新の最適な通信経路を記憶することができ、気象状況にあった通信経路205を保つことができる。
【0018】
更に本実施例以外の通信経路選択方法で、「気象情報サーバを定期的に接続して気象情報を定期的に取得する。」といった例も考えられる。
【0019】
また、インターネットを用いるのではなく、降雨計から気象情報を取得することも可能である。
【0020】
【発明の効果】
本発明を実施することで、気象条件等の電波の減衰量変化に対応できるため、基地局401、端末局402、端末局404の設置場所等の検討が不要になり、安定な受信状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である基地局無線機の構成を示すブロック図。
【図2】通信経路選択方法における基地局無線機の記憶部の記憶内容説明図。
【図3】本発明の一実施例である通信経路選択方法を示すフローチャト。
【図4】従来の一例である通信システムの構成を示すブロック図。
【図5】従来の一例である基地局無線機の構成を示すブロック図。
【図6】降水量と電波の減衰量との関係を示す図。
【図7】本発明の一実施例である通信システムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
101:基地局無線機、102:アンテナ、103:記憶部、104:通信経路可変部、105:PA(パワーアンプ)、106:変調器、107:制御器、108:復調器、109:AGC、110:増幅器、111:インターネット、112:気象情報サーバ、113:RSSI(電力レベル信号)、201:降水量格納領域、202:気温格納領域、203:湿度格納領域、204:風力格納領域、205:通信経路格納領域、301〜317:フローチャートのブロック、401:基地局、402:端末局(相手端末局)、403:送信信号、404:端末局、405:送信信号、406:通信エリア、501:基地局無線機、502:制御器、503:PA、701:端末局402の応答信号、702:端末局404の送信信号、703:端末局402の応答信号、704:端末局404の応答信号。
Claims (7)
- 複数の無線機からなる通信システムにおいて、通信経路を選択して通信を行うことを特徴とする通信経路選択方法。
- 請求項1記載の通信経路選択方法において、伝搬路の変化に応じて通信経路を変化させる通信経路可変部を通信システムに有することを特徴とする通信経路選択方法。
- 請求項2記載の通信経路選択方法において、前記通信経路可変部は外部からの気象情報に応じて通信経路を変化させることを特徴とする通信経路選択方法。
- 請求項2記載の通信経路選択方法において、インターネット又は外部気象情報検知器より前記気象情報を取得することを特徴とする通信経路選択方法。
- 請求項2記載の通信経路選択方法において、前記通信経路可変部は外部からの気象情報とそれに対応する通信経路を記録する記憶部を有することを特徴とする通信経路選択方法。
- 請求項1記載の通信経路選択方法において、相手局無線機からの送信電力を前記無線機が受信したとき、前記相手局無線機へ所定時間内に受信信号を送ることを特徴とする通信経路選択方法。
- 請求項2記載の通信経路選択方法において、前記無線機は前記受信信号を受信したときの通信経路を記録する記録部を有することを特徴とする通信経路選択方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002173517A JP2004023307A (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 通信経路選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002173517A JP2004023307A (ja) | 2002-06-14 | 2002-06-14 | 通信経路選択方法 |
Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017050833A (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | 富士通株式会社 | プログラム、情報処理装置及び情報処理方法 |
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- 2002-06-14 JP JP2002173517A patent/JP2004023307A/ja active Pending
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