JP2004022172A - トラッキング火災防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源プラグと電源コンセントとが差し込まれる結合部分でのトラッキング現象の発生をいち早く検知し、トラッキング現象による火災を未然に防止する。
【解決手段】制御部200に第1基準温度値Aおよびそれよりも高い第2基準温度値Bの少なくとも2つの基準温度値を設定し、電源プラグの差込刃間もしくは電源コンセントの受け刃間の少なくともいずれか一方に備えられた温度センサ300からの温度検出信号と第1,第2基準温度値A,Bとを比較して少なくとも2段階にわたって警報を発し、最終的には電源ブレーカ(もしくは漏電ブレーカ)800を作動させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源プラグと電源コンセント(電源タップと呼ばれるケーブルコンセントを含む)との結合部分でのトラッキング現象による火災を防止するトラッキング火災防止装置に係り、特に詳しくは、トラッキング現象を初期段階で報知してトラッキング現象による火災を防止するトラッキング火災防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラッキング現象による火災は、電源プラグを電源コンセントに差し込んで長時間放置状態にすることにより引き起こされることが特に多い。これは、電源コンセントに差し込まれた電源プラグの端子部(差込刃)間に埃などが付着し、埃が大気中の水分を吸収することが引き金とされる。
【0003】
電源プラグは、電源コンセントに差し込まれることにより、その端子部には所定の電圧(商用電源の場合AC100V)がかかる。したがって、電源プラグが電源コンセントに差し込まれたままの状態では、電源プラグには、常に所定の電圧がかかっている状態となる。
【0004】
このため、電源プラグの端子部間に埃や水分が付着することによって、両端子部間に微弱電流が流れて微小火花を伴う放電が始まる。この状態が継続すると、微小火花が電源プラグを徐々に焦がし、ついには電源プラグに炭化導電路が形成される。
【0005】
電源プラグに形成された炭化導電路には、電源プラグに流れる電気によって継続的に電気が流れ、次第に発熱して時間の経過とともに発火し、結合部分からの火災に至ることがある。
【0006】
このようなトラッキング現象による火災を防止するため、電源プラグを電源コンセントから抜いて埃や錆が付着していないか、あるいは、過剰な熱を持っていないかを点検することが呼びかけられている。
【0007】
しかしながら、電源プラグと電源コンセントとが、目に見える範囲に位置している場合には点検することは容易であるとしても、冷蔵庫や洗濯機などの大型電化製品の背面などに位置する場合には、これらを移動して点検することは決して容易ではない。
【0008】
そこで、トラッキング現象の要因ともなる埃などが付着するのを防止する一つの例として、電源プラグの端子部(差込刃)に例えばユリア樹脂からなるキャップなどを被せて、両端子部間に埃が溜まらないようにした電源プラグが提案されている。
【0009】
また、別の例として、仮に電源プラグが発火したとしても、その発火が周辺箇所に広がらないようにするため、電源プラグのプラグ本体に装着されるシリコンゴムなどの絶縁材料からなるプラグカバーも提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前者の電源プラグの端子部に被せられるキャップは、端子部に埃などが付着することを防止できるとしても、両端子間の隙間を完全になくすことは難しく、一旦トラッキング現象による炭化導電路が形成されてしまうと、これを防ぐことはできない。
【0011】
また、後者のプラグ本体に装着されるプラグカバーは、トラッキング現象による発火を一時的に防止することはできるとしても、電源プラグ自体の炭化を防止することはできず、やはり、トラッキング現象による火災を防止する有効な手段とはいえない。
【0012】
したがって、本発明の課題は、電源プラグと電源コンセントとが差し込まれる結合部分でのトラッキング現象の発生をいち早く検知し、トラッキング現象による火災を未然に防止することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、電源プラグと電源コンセントとの結合部分の温度を電気的に検知して、トラッキング現象による火災を防止するトラッキング火災防止装置であって、前記電源プラグの差込刃間もしくは前記電源コンセントの受け刃間の少なくともいずれか一方に備えられ、前記結合部分の温度を検出する温度センサと、第1基準温度値およびそれよりも高い第2基準温度値の少なくとも2つの基準温度値が設定されるメモリを有し、上記温度センサから出力される検出温度と前記各基準温度値とを比較して異なる警報信号を出力する制御部とを含み、前記制御部は、前記検出温度が前記第1基準温度値よりも大きいときは第1警報信号を発して所定の報知手段を作動させるとともに、前記検出温度が第2基準温度値より大きいときは第2警報信号を発して電源遮断手段を作動させることを特徴としている。
【0014】
温度センサとしては、安価に入手し得る熱電対あるいはサーミスタが好ましく採用されるが、熱電対を採用する場合には、電源プラグの差込刃もしくは電源コンセントの受け刃に直接的に取り付けることにより、結合部分の温度を敏感に検出できる。
【0015】
また、サーミスタを用いる場合には、高抵抗体を介して電源プラグの差込刃間もしくは電源コンセントの受け刃間に接続することにより、同様に結合部分の温度を敏感に検出できる。この場合には、サーミスタと高抵抗体との接続点から温度検出信号を得ることができる。
【0016】
制御手段から出力される第1警報信号にて作動される報知手段は、ブザーなどの音出力手段や、既存の室内の電灯や蛍光灯などの照明手段を利用することができる。これにより、結合部分の温度異常を聴覚あるいは視覚に訴えて確実に報知することができる。
【0017】
また、制御手段から出力される第2警報信号にて作動される電源遮断手段は、電源ブレーカもしくは漏電ブレーカなどの電源遮断器の配線間に接続されるリレー回路であることが好ましく、これによれば室内の電源自体が落とされることになる。電源遮断器を電源ブレーカとする場合、リレー回路への突入電流を緩衝させるため、リレー回路を放電管を介して配線遮断器の配線間に接続することが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のトラッキング火災防止装置100を概略的に示すブロック図であり、図2ないし図4に、このトラッキング火災防止装置100が備える温度センサ300の具体的な構成例を示す。
【0019】
このトラッキング火災防止装置100は、基本的な構成として、温度センサ300と、温度センサ300からの温度検出信号aに基づいて警報手段を作動させる制御部200とを備えている。
【0020】
温度センサ300は、後述するように電源プラグもしくは電源コンセントの少なくともいずれか一方に組み込まれており、電源プラグと電源コンセントとの結合部分の温度を検出する。
【0021】
制御部200には、検出回路210と2つのメモリ211,212とが含まれている。一方のメモリ211には第1基準温度値Aが書き込まれており、他方のメモリ212には第2基準温度値Bが書き込まれている。
【0022】
なお、説明の都合上、メモリを2つとしているが、1つのメモリに第1基準温度値Aと第2基準温度値Bとが書き込まれてもよい。また、メモリに代えて例えばディップスイッチなどにて基準温度値A,Bを設定するようにしてもよく、このような態様も本発明に含まれる。
【0023】
第1基準温度値Aは、電源プラグと電源コンセントの結合部分がトラッキング現象により発熱した場合、その初期段階で警報を発するための所定温度値(例えば100℃)に設定され、第2基準温度値Bは、第1基準温度値Aより大きな値であって、例えば発火に至る直前の温度値(例えば180℃)に設定される。なお、きめ細かく警報を発生させるため、基準温度値を3つ以上としてもよい。
【0024】
検出回路210には、温度センサ300からの温度検出信号aが増幅器600およびA/D変換器400を介して取り込まれる。検出回路210は、温度検出信号aと第1,第2基準温度値A,Bとを比較し、温度検出信号aが第1基準温度値Aより大きいときは報知手段600に警報信号bを出力し、温度検出信号aが第2基準温度値Bより大きいときは電源遮蔽手段700に警報信号cを出力する。
【0025】
報知手段600は警報信号bを受けて作動する。報知手段600は、例えばブザーや警報ランプなどの聴覚あるいは視覚に訴える手段で構成されることが好ましいが、別の方法として、既存の室内照明(蛍光灯や白熱電球など)を点滅させるようにしてもよい。
【0026】
電源遮蔽手段700は警報信号cを受けることにより作動する。この実施形態において、電源遮蔽手段700は、各家屋に設けられている電源ブレーカ800からの引き込み配線810,820間に、好ましくは低抵抗体730を介して接続されるリレー回路710により構成されている。
【0027】
リレー回路710は、警報信号cを受けてスイッチ720がオンとされ、これにより引き込み配線810,820間に低抵抗体730を介して大電流が流れるため、電源ブレーカ800が作動する。
【0028】
なお、スイッチ720のオン時の突入電流からリレー回路710を保護するため、リレー回路710に対して直列にアレスタなどの放電管740を接続することが好ましい。
【0029】
また別の例として、図6に示すように、電源遮断器として漏電ブレーカ801を利用する場合には、リレー回路710を抵抗体731を介して漏電ブレーカ801のアース端子に接続し、リレー回路710をオンさせることにより、漏電ブレーカ801を擬似的に漏電させる。
【0030】
この場合、抵抗体731には、漏電ブレーカ801に対してその感度電流以上の電流が流れるような抵抗値Rを有するものが採用される。例えば、漏電ブレーカ801の感度電流が15mAであるとすると、抵抗体731の抵抗値Rは、
R<(100V/0.015A)
に設定されることになる。
【0031】
次に、図2および図3により、本発明のトラッキング火災防止装置100が備える温度センサ300について説明する。図2は温度センサ300として熱電対311を電源プラグ10に組み込んだ例を示す一部に断面を含む平面図で、図3は温度センサ300としてサーミスタ321を電源プラグ10に組み込んだ例を示す一部に断面を含む平面図である。
【0032】
電源プラグ10自体の構成は公知のものであってよい。すなわち、電源プラグ10は、耐熱性合成樹脂からなる外装ケース12を有するプラグ本体11を備え、プラグ本体11の前面13には一対の差込刃(端子部)14,14が突設されており、プラグ本体11の後部からは差込刃14,14に接続された電源ケーブル15,15が引き出されている。
【0033】
図2に示す例においては、温度センサ300に熱電対311が用いられ、熱電対311は差込刃14,14間に配置されている。熱電対311のリード線312,312は、リード線収納外皮313内を通されて電源ケーブル15,15とともに外装ケース12外に引き出されている。
【0034】
したがって、温度センサ300は、熱電対311によって差込刃14,14間の温度を検出し、その温度検出信号aをリード線312,312を介して制御部200に出力する。
【0035】
この例において、熱電対311は外装ケース12を形成している樹脂内に埋設されているが、図示しない例えばブラケットなどの支持手段にて差込刃14,14間に配置されてもよい。また、熱電対311を差込刃14,14のいずれか一方に直接接する状態で取り付けることにより、差込刃14を介して電源プラグ10の温度を敏感に検出することができる。
【0036】
図3に示す例においては、温度センサ300としてサーミスタ321が用いられている。この場合においても、サーミスタ321は差込刃14,14間に配置される。
【0037】
サーミスタ321は単独部品として、上記熱電対311と同じく、外装ケース12を形成している樹脂内に埋設されてもよく、また、図示しない例えばブラケットなどの支持手段にて差込刃14,14間に配置されてもよいが、この例では、電源プラグ10の温度をより敏感に検出するため、次のような態様を採用している。
【0038】
すなわち、サーミスタ321に、ほぼ電気的に絶縁に近いメガオーム(MΩ)オーダーの高抵抗体322を直列に接続し、その直列回路を差込刃14,14間に接続する。そして、サーミスタ321と高抵抗体322との接続点qに、リード線323を接続して温度検出信号aを取り出す。なお、リード線323はリード線収納外皮324内を通して電源ケーブル15,15とともに外装ケース11外に引き出す。
【0039】
電源プラグ10の温度は、サーミスタ321と高抵抗体322との分圧比として検出されるが、サーミスタ321を差込刃14に接続することにより、差込刃14の温度も検出することができるため、その分、信頼性が高められることになる。
【0040】
このようにして、本発明によれば、トラッキング現象の原因となる埃などの付着により差込刃14,14間に温度異常が生じたとしても、熱電対311あるいはサーミスタ321によって差込刃14,14周辺の温度を検出することができる。また、熱電対311あるいはサーミスタ321は小型であるため、電源プラグ10に多少の手を加えるだけで、容易にプラグ本体11内に組み込むことができる。
【0041】
次に、図4および図5により、本発明のトラッキング火災防止装置100の温度センサ300をケーブルコンセント(電源タップ)20に組み込んだ例について説明する。図4は温度センサ300に熱電対331を用いた例で、図5は温度センサ300にサーミスタ340を用いた例である。
【0042】
ケーブルコンセント20自体の構成も公知のものであってよい。すなわち、ケーブルコンセント20は、耐熱性合成樹脂からなる外装ケース21を備え、外装ケース21の上面23側には、同じく耐熱性合成樹脂からなるコンセント支持体22が保持されている。
【0043】
コンセント支持体22には、電源プラグ10の差込刃14,14が差し込まれる受け刃25,25が備えられ、受け刃25,25は、表面23側に開口を有して形成される受け刃収納穴26,26内に収納されている。なお、受け刃25,25は、バネ弾性を有する金属片で形成され、その各々には電源ケーブル27,27が接続されている。
【0044】
図4に示す例においては、先の図2の例で説明したのと同じく、温度センサ300として熱電対331が用いられている。コンセント支持体22には、受け刃収納穴26,26のほぼ中間の位置に温度センサ収納穴28が形成されており、その中に熱電対331が収納され、封止樹脂29により固定され、かつ、シールされている。
【0045】
熱電対331のリード線332,332は、リード線収納外皮334内を通されて、電源ケーブル27,27とともに外装ケース21外に引き出され、図1の制御部200に至る。
【0046】
これにより、温度センサ300は、熱電対331によって受け刃収納穴26,26の周辺の温度を検出し、その温度検出信号aをリード線332,332を介して制御部200に出力する。
【0047】
なお、この例では、コンセント支持体22内に予め温度センサ収納穴28を設けることによって熱電対331を後から組み込むことに対応させているが、コンセント支持体22の成形時に予め熱電対331を組み込んでもよい。
【0048】
また、先の図2の例で説明したのと同様に、熱電対331を受け刃25,25の一方に直接接するように取り付けてもよい。なお、場合によっては、熱電対を2つとし、その各々を受け刃25,25のそれぞれに直接接するように取り付けてもよい。
【0049】
図5の例においては、温度センサ300にサーミスタ341が用いられるが、先の図3で説明したのと同じく、サーミスタ341にほぼ電気的に絶縁に近いMΩオーダーの高抵抗体342を直列に接続し、その直列回路を受け刃25,25間に接続するようにしている。
【0050】
サーミスタ341と高抵抗体342との接続点tに、温度検出信号aを取り出すためのリード線343が接続され、リード線343はリード線収納外皮344内を通して電源ケーブル27,27とともに外装ケース11外に引き出される。
【0051】
この例においても、コンセント支持体22の温度は、サーミスタ341と高抵抗体342との分圧比として検出されるが、サーミスタ341が受け刃25に接続されていることにより、受け刃25の温度も検出されるため、その分、信頼性が高められる。
【0052】
なお、図5の例においては、サーミスタ341および高抵抗体342はコンセント支持体22の成形時に予め埋設されているが、図4の例と同様にセンサ収納穴を設けて、その中に収納するようにしてもよい。その場合も、サーミスタ341および高抵抗体342を封止樹脂によってシールすれば、外部からの衝撃によってサーミスタ341を保護することができる。
【0053】
本発明のトラッキング防止装置100は、図2ないし図5の例で説明した態様にしたがって、温度センサ300を電源プラグ10および/またはケーブルコンセント20内に組み込むことにより、電源プラグ10とケーブルコンセント20との結合部分の温度を検出することができる。
【0054】
したがって、温度センサ300から出力される温度検出信号aの異常を制御部200で検出することによって、トラッキング現象による温度異常を初期段階では報知手段600により報知させて、電源プラグ10の結合部分の点検作業を促すことができる。
【0055】
また、報知手段600による警告にもかかわらず、さらに温度が上昇する場合には、発火危険温度に達する前に電源ブレーカ800を遮断することによって電源プラグ10やケーブルコンセント20に対する電源を落とすことができるため、トラッキング現象による火災を有効に防止することができる。
【0056】
なお、上記実施形態において、電源プラグ10が差し込まれるコンセントとしてケーブルコンセント20を例として説明したが、壁面に配設されるいわゆる壁コンセント内に熱電対あるいはサーミスタを備える温度センサ300を埋設してもよいことはいうまでもない。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、制御部に第1基準温度値およびそれよりも高い第2基準温度値の少なくとも2つの基準温度値を設定し、電源プラグの差込刃間もしくは電源コンセントの受け刃間の少なくともいずれか一方に備えられた温度センサからの温度検出信号と第1,第2基準温度値とを比較して、少なくとも2段階にわたって警報を発するようにしたことにより、電源プラグと電源コンセントとが差し込まれる結合部分でのトラッキング現象の発生をいち早く検知し、トラッキング現象による火災を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラッキング火災防止装置を示す概略的ブロック図。
【図2】本発明のトラッキング火災防止装置の温度センサが組み込まれる電源プラグを一部断面で示す平面図。
【図3】本発明のトラッキング火災防止装置の温度センサが組み込まれる電源プラグの他の例を一部断面で示す平面図。
【図4】本発明のトラッキング火災防止装置の温度センサが組み込まれるケーブルコンセントの一例を示す断面図。
【図5】本発明のトラッキング火災防止装置の温度センサが組み込まれるケーブルコンセントの他の例を示す断面図。
【図6】電源遮断器として図1の電源ブレーカに代えて漏電ブレーカを用いる場合のリレー回路の接続状態を示す配線図。
【符号の説明】
10 電源プラグ
11 外装ケース
12 プラグ本体
14 差込刃
20 ケーブルコンセント
22 コンセント支持体
25 受け刃
26 受け刃収納穴
28 温度センサ収納穴
29 封止樹脂
100 トラッキング火災防止装置
200 制御部
300 温度センサ
311,321 熱電対
331,341 サーミスタ
332,342 高抵抗体
400 A/D変換器
600 報知手段
700 電源遮蔽手段
710 リレー回路
720 スイッチ
800 電源ブレーカ
801 漏電ブレーカ

Claims (6)

  1. 電源プラグと電源コンセントとの結合部分の温度を電気的に検知して、トラッキング現象による火災を防止するトラッキング火災防止装置であって、
    前記電源プラグの差込刃間もしくは前記電源コンセントの受け刃間の少なくともいずれか一方に備えられ、前記結合部分の温度を検出する温度センサと、
    第1基準温度値およびそれよりも高い第2基準温度値の少なくとも2つの基準温度値が設定されるメモリを有し、上記温度センサから出力される検出温度と前記各基準温度値とを比較して異なる警報信号を出力する制御部とを含み、
    前記制御部は、前記検出温度が前記第1基準温度値よりも大きいときは第1警報信号を発して所定の報知手段を作動させるとともに、前記検出温度が第2基準温度値より大きいときは第2警報信号を発して電源遮断手段を作動させることを特徴とするトラッキング火災防止装置。
  2. 前記報知手段として、音および/または光による報知器が用いられる請求項1に記載のトラッキング火災防止装置。
  3. 前記電源遮断手段として、電源ブレーカもしくは漏電ブレーカなどの電源遮断器の配線間に接続されるリレー回路が用いられる請求項1または2に記載のトラッキング火災防止装置。
  4. 前記電源遮断器が電源ブレーカである場合、前記リレー回路は、放電管を介して前記配線遮断器の配線間に接続される請求項3に記載のトラッキング火災防止装置。
  5. 前記温度センサには熱電対が用いられ、前記熱電対が前記差込刃もしくは前記受け刃に直接的に取り付けられている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のトラッキング火災防止装置。
  6. 前記温度センサにはサーミスタが用いられ、前記サーミスタは高抵抗体を介して前記差込刃間もしくは前記受け刃間に接続され、前記サーミスタと高抵抗体との接続点から温度検出信号を得る請求項1ないし4のいずれか1項に記載のトラッキング火災防止装置。
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