JP2004021529A - ドキュメント管理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドキュメントについての改訂ごとの編集用形式として、バージョンデータを管理し(V)、当該管理されるバージョンデータのどれを公開対象とするかの情報を保持する(I)。各バージョンデータから生成された、閲覧用形式としてのレンディションデータ(R)は、各バージョンデータとの関連して保持されるとともに、どのレンディションデータを公開対象とするかの情報が保持される(V)。ドキュメントの提供時には、公開対象として設定されたバージョンデータと、レンディションデータとが提供される。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者の要求に応じてドキュメントを管理、提供するドキュメント管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
企業内など、所定のネットワーク環境下で、各利用者が作成、編集、改訂するドキュメントを管理し、各利用者間で共有に供する、ドキュメント管理装置が開発されている。また、ドキュメントの作成に用いられたアプリケーションソフトウエア(例えばマイクロソフト社のワード(商標)等のワープロソフトウエア)が、必ずしも各自利用できるものではないことに配慮して、こうしたソフトウエアで編集されたドキュメントを、閲覧用の形式としてテキストやPDF(Portable Document Format)といった形式に変換したもの(レンディションデータ)を生成し、オリジナルのドキュメントと併せて共有させるものもある。
【0003】
こうした従来のドキュメント管理装置では、ある利用者から、例えばワード(商標)で生成したドキュメントを登録対象として受取ると、そのドキュメントをストレージに格納するとともに、当該ドキュメントについての所定のレンディションデータを生成し、ドキュメントとレンディションデータとを公開して共有に供する。すなわち、各利用者から特定のドキュメントの提示が要求されたときに、当該ドキュメントとそのレンディションデータの一覧とを提供し、要求に応じて、ドキュメント又はレンディションデータを提供する。
【0004】
さらにドキュメントの作成者は、ドキュメントの改訂を行う場合がある。この場合、改訂したドキュメントは新たに別のドキュメントとして登録され、改訂後のドキュメントについてのレンディションデータが新たに生成され、公開される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来のドキュメント管理装置では、改訂されたドキュメントが登録される度に、改訂後のドキュメントについてのレンディションデータが生成されて公開されてしまう。このため、改訂中のドキュメントについて、レンディションデータを公開しないようにするには、当該ドキュメントについて、非公開の設定を可能とする等、ドキュメントごと公開しないようにするといった方法を採らざるを得ない。従って、例えばワード(商標)形式(編集可能な形式)のドキュメントは、公開して共有したいが、閲覧用形式であるレンディションデータとしては、改訂前のドキュメントについて作成されたものを公開したい、といった細かい要求に応えることはできず、利便性が低い。
【0006】
また、ドキュメントの改訂ごとに新たに登録してしまう場合、改訂後のドキュメントしか残らなかったりするといった問題点もあった。そこで、改訂前後のドキュメントを管理する方法としては、編集対象のドキュメントごとに編集用文書の改訂版を管理し、ドキュメントの現在の版と過去の版とを関連づけて提供することで、改訂前のドキュメントの参照を可能とした、いわゆるリバージョンツールがある。しかしながら、リバージョンツールでは、公開対象を細かに指定するといったことはできない。
【0007】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、利便性を向上できるドキュメント管理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ドキュメント管理装置であって、逐次的に改訂されたドキュメントごとに、各改訂時点での内容を編集用形式で保持するバージョンデータと、いずれかのバージョンデータとの関連において生成された、閲覧用形式としての、少なくとも一つのレンディションデータと、を管理する手段と、前記バージョンデータのうち、公開対象となるバージョンデータの指定を受けて、当該指定されたバージョンデータを公開対象として設定する手段と、前記レンディションデータのうち、公開対象となるレンディションデータの指定を受けて、前記公開対象となったバージョンデータに関わらず、当該指定されたレンディションデータを公開対象として設定する手段と、を含み、ドキュメントを利用者に提示する際には、前記公開対象となったバージョンデータと、公開対象となったレンディションデータとを提示することを特徴としている。
【0009】
ここで、前記公開対象として設定されたバージョンデータを非公開として設定する手段と、各バージョンデータに対する利用者のアクセス権を管理するバージョン・アクセス権管理手段と、を含み、当該バージョン・アクセス権管理手段が、各バージョンデータについて、そのアクセス権設定の履歴を保持し、公開対象として設定されていたバージョンデータが非公開となったときに、当該バージョンデータについての前記履歴が参照され、公開対象として設定される前のアクセス権が、当該バージョンデータについて設定されることとするのも好ましい。
【0010】
また、前記公開対象として設定されたレンディションデータを非公開として設定する手段と、各レンディションデータに対する利用者のアクセス権を管理するレンディション・アクセス権管理手段と、を含み、当該レンディション・アクセス権管理手段が、各レンディションデータについて、そのアクセス権設定の履歴を保持し、公開対象として設定されていたレンディションデータが非公開となったときに、当該レンディションデータについての前記履歴が参照され、公開対象として設定される前のアクセス権が、当該レンディションデータについて設定されることとするのも好ましい。
【0011】
また、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ドキュメントの管理方法であって、逐次的に改訂されたドキュメントごとに、各改訂時点での内容を編集用形式で保持するバージョンデータと、いずれかのバージョンデータとの関連において生成された、閲覧用形式としての、少なくとも一つのレンディションデータと、を管理し、前記バージョンデータのうち、公開対象となるバージョンデータの指定を受けて、当該指定されたバージョンデータを公開対象として設定し、前記レンディションデータのうち、公開対象となるレンディションデータの指定を受けて、前記公開対象となったバージョンデータに関わらず、当該指定されたレンディションデータを公開対象として設定して、ドキュメントを利用者に提示する際に、前記公開対象となったバージョンデータと、公開対象となったレンディションデータとを提示することを特徴としている。
【0012】
また、本発明のある態様によれば、コンピュータに、逐次的に改訂されたドキュメントごとに、各改訂時点での内容を編集用形式で保持するバージョンデータと、いずれかのバージョンデータとの関連において生成された、閲覧用形式としての、少なくとも一つのレンディションデータと、を管理する手順と、前記バージョンデータのうち、公開対象となるバージョンデータの指定を受けて、当該指定されたバージョンデータを公開対象として設定する手順と、前記レンディションデータのうち、公開対象となるレンディションデータの指定を受けて、前記公開対象となったバージョンデータに関わらず、当該指定されたレンディションデータを公開対象として設定する手順と、ドキュメントを利用者に提示する際に、前記公開対象となったバージョンデータと、公開対象となったレンディションデータとを提示する手順と、を実行させるドキュメント管理プログラムとしている。
【0013】
さらに、上記従来例の問題点を解決するための本発明は、ドキュメントのデータ構造であって、当該ドキュメントについて、過去に行われた改訂ごとに、その改訂版の編集用形式であるバージョンデータを特定する第1データ要素と、前記バージョンデータごとに、当該バージョンデータについて生成されたレンディションデータを特定する第2データ要素と、を含み、前記第1データ要素と第2データ要素とのそれぞれに、公開対象とするか否かを表す公開属性情報が関連づけられていることとした。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施の形態によれば、逐次的に改訂され得るドキュメントを管理する際に、どの改訂版での編集用形式(バージョンデータ)並びに閲覧用形式(レンディションデータ)を公開するかを詳細に指定可能とすることで、利便性を向上する。具体的に本実施の形態に係るドキュメント管理装置1は、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、ストレージ13と、ネットワーク制御部14とを含んで構成され、ネットワークを介して利用者側のクライアント装置2に接続されている。
【0015】
ドキュメント管理装置1の制御部11は、記憶部12に格納されているプログラムに従って動作し、ドキュメントの登録処理と、ドキュメントの改訂処理と、レンディション作成処理と、公開設定処理と、アクセス権設定処理とを基本的に実行している。これらの各処理については後に詳しく述べる。
【0016】
記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムを保持している。また、この記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。ストレージ13は、ドキュメント及びそれに関連するバージョンデータ及びレンディションデータを格納している。このストレージ13が本発明のバージョンデータ及びレンディションデータを管理する手段に相当する。ストレージ13では、具体的に各ドキュメントを図2に示すようなデータ構造で管理する。すなわち、ドキュメントは、インデックス情報部分(I)と、1つ以上のバージョンデータ部分(V)と、1つ以上のレンディションデータ部分(R)とを含んで構成される。インデックス情報部分(I)は、ドキュメントのタイトルと、公開対象のバージョンデータを特定する情報とを含んでなる。バージョンデータは、そのバージョンのタイトルと、公開対象として設定されているレンディションデータ(公開レンディション)を特定する情報と、当該バージョンデータを登録したときに生成されたレンディションデータ(初期レンディション)を特定する情報と、バージョンデータの実体と、を含む。レンディションデータ部分は、そのレンディションのタイトルと、レンディションデータの実体とを含む。
【0017】
ネットワーク制御部14は、制御部11から入力される指示に従ってバージョンデータやレンディションデータ等をネットワークを介して配信する。また、このネットワーク制御部14は、ネットワークを介して受信した、ドキュメントの登録、改訂、提供の要求を制御部11に出力する。
【0018】
[ドキュメントの登録処理]
ここで、制御部11の具体的な処理の内容について説明する。まず、制御部11は、クライアント装置2からネットワークを介して新規ドキュメントの登録要求を受けて、ドキュメントのインデックス部分を新たに生成し、登録対象となるドキュメントを編集用形式のデータ(バージョンデータ)として取得し、このバージョンデータに基づきバージョンデータ部分を生成する。また、当該バージョンデータから所定のレンディションデータを作成し、レンディションデータ部分を生成する。そして、これらを互いに関連づけてドキュメントとしてストレージ13に格納する。
【0019】
[ドキュメントの改訂処理]
また、制御部11は、こうして登録したドキュメントについて改訂の要求を受けて、改訂後のドキュメントを取得し、当該改訂後のドキュメントについて新たにバージョンデータ部分を生成し、当該バージョンデータから所定のレンディションデータを生成し、レンディションデータ部分を生成する。そして、改訂前のドキュメントにこれら新たに生成したバージョンデータ部分とレンディションデータ部分とを関連づけてストレージ13に格納する。
【0020】
[レンディション作成処理]
なお、制御部11のレンディション作成の処理とは、例えばバージョンデータとして登録されたマイクロソフト社のワード(商標)のデータをPDF(Portable Document Format)等の閲覧用形式に変換する処理である。また、当該バージョンデータをそのまま閲覧用形式として保持したものもレンディションデータとされる。
【0021】
制御部11は、利用者又はドキュメント管理装置の管理者が事前に定めた形式のレンディションデータを生成する。なお、どの形式のレンディションデータを生成するかは、ドキュメントごとに設定できるようになっているのも好ましい。この場合、どの形式のレンディションデータを生成するかを表す情報をインデックス情報部分に含めて記憶しておき、制御部11は、レンディション作成処理において当該情報を参照する。
【0022】
[設定処理]
制御部11は、バージョンデータやレンディションデータに対する種々の設定処理を行うべき要求をクライアント装置2から受けて、当該要求を行った利用者を認証し(例えばユーザ名及びパスワードによる)、当該利用者が登録したドキュメントの一覧を提供する。また、ここから設定の対象となるドキュメントが特定されると、当該ドキュメントについてのプロパティ情報(主としてインデックス情報部分に含まれる情報)を表示するインタフェースをクライアント装置2に対して提供する(図3)。なお、本実施の形態においては、制御部11は、Webサーバとして動作しており、インタフェース画面は、Webページとして提供される。
【0023】
この図3に示したように、制御部11は、このインタフェースに、バージョンとやアクセス権となどを設定するためのボタン(B)を含める。そして利用者が「バージョン」のボタンをクリックした(バージョンのボタンに関連づけられたリンクを要求した)場合、制御部11は、バージョン情報(主としてバージョンデータ部分に含められる情報)を提示する(図4)。この、図4に示されたインタフェースでは、制御部11は、登録されているバージョンデータの一覧(LV)と、公開対象として設定されているバージョンデータを識別するための記号(S)と、バージョンデータごとに生成されたレンディションデータのリスト(LR)と、公開対象の設定など、バージョンデータ部分を編集する際にクリックすべき「Edit」ボタン(B)とが含まれる。
【0024】
[公開設定]
利用者が図4の「Edit」ボタンをクリックすると、制御部11は、それに応答して、図5に示すように、公開対象のバージョンデータを変更するためのインタフェースを提供する。このインタフェースでは、登録されているバージョンデータの一覧(LV)と、各バージョンデータごとに生成されたレンディションデータのリスト(LR)と、各バージョンデータに対応付けられたラジオボタンと、公開なしを指定するためのラジオボタンとからなるラジオボタン群(BG)と、設定した内容を登録するための「Apply」ボタン(B)とを含む。
【0025】
ここで利用者が、いずれかのバージョンデータに対応付けられたラジオボタンをクリックしてオンとし、「Apply」ボタンをクリックすると、当該対応するバージョンデータが公開対象としてインデックス情報部分に登録される。また、「公開なし」を指定するためのラジオボタンをクリックしてオンとし、「Apply」ボタンをクリックすると、公開対象のバージョンデータがないことを表す情報がインデックス情報部分に登録される。
【0026】
また、利用者がいずれかのバージョンデータを選択し、この選択したバージョンデータ(以下、「選択バージョン」と呼ぶ)についての情報を表示させると、図6に示すように、当該バージョンデータに基づいて作成された「レンディションデータ」の一覧(L)と、どのレンディションデータが現在公開対象となっているかを表す記号(S)と、レンディションデータに関する情報を編集するための「Edit」ボタン(B)とを含むインタフェースが提供される。
【0027】
ここで利用者が「Edit」ボタンをクリックすれば、図7に示したようなレンディションデータの一覧(L)と、各レンディションデータに対応付けられたラジオボタン、及び「公開レンディションなし」のラジオボタンを含んだラジオボタン群(BG)と、設定した内容を登録するための「Apply」ボタン(B)とを含んだインタフェースが提供される。
【0028】
ここで利用者が、いずれかのレンディションデータに対応付けられたラジオボタンをクリックしてオンとし、「Apply」ボタンをクリックすると、当該対応するレンディションデータが公開対象として、選択バージョンについてのバージョンデータ部分に登録される。また、「公開なし」を指定するためのラジオボタンをクリックしてオンとし、「Apply」ボタンをクリックすると、公開対象のレンディションデータがないことを表す情報が、選択バージョンについてのバージョンデータ部分に登録される。なお、ここでは公開対象のレンディションデータは一覧から選択するものとしていたが、公開対象の設定において、どの形式でのレンディションデータを生成するかの指示の入力を受けて、当該指示された形式のレンディションデータを生成し、当該生成したレンディションデータを公開対象として設定するようにしてもよい。
【0029】
なお、公開するバージョンデータやレンディションデータは、複数あっても構わない。つまり、複数のラジオボタンがオンとなるようになっていてもよい。また、ラジオボタンでなく、チェックボックス等、他のインタフェース要素を利用してもよい。
【0030】
[アクセス権設定]
本実施の形態においては、各バージョンデータや各レンディションデータについてのアクセス権が個別に管理され、またこれらに対するアクセス権設定の履歴が保持され、公開設定に連動して、当該履歴が参照され、アクセス権が設定される。ここでアクセス権は、例えば読取り可能か否か、書き込み可能か否か、等を、利用者ごと又は利用者グループごとに設定したものである。
【0031】
具体的に制御部11は、利用者がバージョンデータやレンディションデータ(以下、これらを総称して「オブジェクトデータ」と称する)に対して行った、アクセス権の変更の履歴を各オブジェクトデータごとに保持している。また、この履歴には、アクセス権の変更の内容に対して、当該変更がされた時点で、当該オブジェクトデータが公開対象となっていたか否かを表す情報が関連づけられている。そして制御部11は、公開対象として設定されたオブジェクトデータについては、各利用者に対して読取り可能となるようアクセス権を設定する。
【0032】
また、公開対象となっているオブジェクトデータが公開対象でなくなる(非公開となる)と、制御部11は、当該オブジェクトデータについてのアクセス権の変更履歴から公開対象となる前のアクセス権の状態を参照し、当該公開対象となる前のアクセス権の状態となるように、オブジェクトデータのアクセス権を設定し、当該オブジェクトデータを登録した利用者以外の利用者に対して、読取り不能とのアクセス権を設定する。
【0033】
なお、このような公開設定に連動したアクセス権の設定処理は、必ずしも必要なものではなく、管理者がこの設定処理を行うか否かを選択できるようにしておいてもよい。
【0034】
[情報提供処理]
次に、制御部11が、登録されているドキュメントに関する情報を提供すべき要求をクライアント装置2から受けた場合の処理について説明する。この場合、制御部11は、図8に示す処理を開始し、まず、提供要求されたドキュメントを特定する(S1)。そして、そのドキュメントに関する情報をストレージ13から読出して、インデックス情報部分を参照し、公開対象として設定されているバージョンデータがあるか否かを調べる(S2)。ここで、公開対象として設定されているバージョンデータがあれば(Yesならば)、当該バージョンデータの実体情報(例えばワード(商標)の文書そのもの)を記憶部12にコピーする(S3)。次に、ドキュメントに含まれる各バージョンデータ部分を参照し、各バージョンデータ部分に、公開対象として設定されているレンディションデータがあるか否かを調べ(S4)、公開対象として設定されたレンディションデータがあれば(Yesならば)、当該レンディションデータを記憶部12にコピーしておく(S5)。そして、記憶部12にコピーしたバージョンデータ及びレンディションデータの一覧を提供するインタフェースであるWebページを生成して、要求元となっているクライアント装置2に対して提供する(S6)。
【0035】
また処理S2において、公開対象として設定されたバージョンデータがなければ(Noならば)、登録日時が最も新しいバージョンデータを記憶部12にコピーして(S7)、処理S4へ移行する。また処理S4において公開対象として設定されたレンディションデータがなければ(Noならば)、登録日時が最も新しいバージョンデータから生成されたレンディションデータを記憶部12にコピーして(S8)、処理S6へ移行する。
【0036】
また制御部11は、処理S6で提供したインタフェースを介してバージョンデータやレンディションデータを取得する要求が行われると、記憶部12にコピーしたものを当該要求元となったクライアント装置2へ送信する。
【0037】
なお、ここでは、提供するオブジェクトデータを一旦記憶部12に格納するようにしているが、この代わりに、各オブジェクトデータへのリンク(URL等)を処理S6にて提供するようにすれば、記憶部12へのコピーは必ずしも必要でない。
【0038】
[動作]
次に本実施の形態に係るドキュメント管理装置1の動作について説明する。まず利用者が新規にドキュメント「aaa.doc」を登録する要求を行うと、ドキュメント管理装置1がこのドキュメント「aaa.doc」についてのインデックス情報部分と、当該「aaa.doc」を編集用形式であるバージョンデータとして含むバージョンデータ部分と、を生成し、これらを互いに関連づけてストレージ部13内に格納する。
【0039】
またドキュメント管理装置1は、「aaa.doc」に基づき、事前にされた設定に従って、閲覧用形式であるレンディションデータ(ここでは、「aaa.txt」(テキスト形式)と「aaa.pdf」(PDF形式)との2つであるとする)を生成し、これらを含んだレンディションデータ部分を生成して、上記バージョンデータ部分に関連づけてストレージ部13に格納する。なお、ここではドキュメントが登録されたときにレンディションデータを生成することとしているが、ドキュメント登録時だけでなくユーザが要求したときにレンディションデータを生成するようにしてもよいし、どちらのタイミングでレンディションデータを生成するかを設定により切替可能としておくことも好ましい。
【0040】
ここで当該利用者が、登録したドキュメント「aaa.doc」について改訂を加えると、当該改訂後の「aaa.doc」を新たなバージョンデータとしてストレージ部13に格納するとともに、この改訂後の「aaa.doc」に基づくレンディションデータを生成してストレージ部13に格納する。
【0041】
これにより、ストレージ部13には、当該ドキュメントに関連づけて、2つのバージョンデータと、各バージョンデータについてのテキスト・PDFの両形式である合計4つのレンディションデータが登録された状態となる。なお、以下の説明では改訂前のものに係るオブジェクトデータについては「aaa.doc(1)」のように「(1)」を付して第1番目のバージョンであることを表し、改訂後のものに係るオブジェクトデータについては「aaa.doc(2)」のように「(2)」を付して第2番目のバージョンであることを表すこととするが、実際にはこれらのオブジェクトデータはいずれも名称とは関わりのない識別子によって識別されるため、同じ「aaa.doc」という名称が付された状態となっている。
【0042】
利用者は、ここで例えばバージョンデータについては改訂後のものを、レンディションデータについては改訂前のものを公開対象としたい場合、図5に例示したインタフェースから、改訂後のバージョンデータ「aaa.doc(2)」を公開対象とする。また、図4に例示したインタフェースから改訂前のバージョンデータを選択し、改訂前のバージョンデータについての情報を表示させ、当該バージョンデータから生成されたレンディションデータの一覧を編集する指示を行い(図6にて「Edit」ボタンをクリックして)、図7に示したインタフェースを表示させて、ここで改訂前のバージョンデータから生成されたレンディションデータ「aaa.txt(1)」及び「aaa.pdf(1)」を公開対象として設定する。
【0043】
そして他の利用者が、当該ドキュメントの提供を要求すると、ドキュメント管理装置1が、公開対象として設定された改訂後のバージョンデータと、改訂前のバージョンデータに基づくレンディションデータとを、当該他の利用者に提供する。つまり、「aaa.doc(2)」、「aaa.txt(1)」及び「aaa.pdf(1)」が提示される。
【0044】
このように本実施の形態によれば、従って、例えばワード(商標)形式(編集可能な形式)のドキュメントは、公開して共有したいが、閲覧用形式であるレンディションデータとしては、改訂前のドキュメントについて作成されたものを公開したい、といった細かい要求に応えることができ、利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るドキュメント管理装置及びその接続状態を表す構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るドキュメント管理装置でのドキュメントのデータ構造の一例を表す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るドキュメント管理装置により提供されるインターフェースの一例を表す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るドキュメント管理装置により提供されるインターフェースの一例を表す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るドキュメント管理装置により提供されるインターフェースの一例を表す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るドキュメント管理装置により提供されるインターフェースの一例を表す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るドキュメント管理装置により提供されるインターフェースの一例を表す説明図である。
【図8】ドキュメントの提供処理の一例を表すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 ドキュメント管理装置、2 クライアント装置、11 制御部、12 記憶部、13 ストレージ部、14 ネットワーク制御部。
Claims (6)
- 逐次的に改訂されたドキュメントごとに、各改訂時点での内容を編集用形式で保持するバージョンデータと、いずれかのバージョンデータとの関連において生成された、閲覧用形式としての、少なくとも一つのレンディションデータと、を管理する手段と、
前記バージョンデータのうち、公開対象となるバージョンデータの指定を受けて、当該指定されたバージョンデータを公開対象として設定する手段と、
前記レンディションデータのうち、公開対象となるレンディションデータの指定を受けて、前記公開対象となったバージョンデータに関わらず、当該指定されたレンディションデータを公開対象として設定する手段と、
を含み、
ドキュメントを利用者に提示する際には、前記公開対象となったバージョンデータと、公開対象となったレンディションデータとを提示することを特徴とするドキュメント管理装置。 - 請求項1に記載のドキュメント管理装置において、
前記公開対象として設定されたバージョンデータを非公開として設定する手段と、
各バージョンデータに対する利用者のアクセス権を管理するバージョン・アクセス権管理手段と、を含み、
当該バージョン・アクセス権管理手段が、各バージョンデータについて、そのアクセス権設定の履歴を保持し、公開対象として設定されていたバージョンデータが非公開となったときに、当該バージョンデータについての前記履歴が参照され、公開対象として設定される前のアクセス権が、当該バージョンデータについて設定されることを特徴とするドキュメント管理装置。 - 請求項1または2に記載のドキュメント管理装置において、前記公開対象として設定されたレンディションデータを非公開として設定する手段と、
各レンディションデータに対する利用者のアクセス権を管理するレンディション・アクセス権管理手段と、を含み、
当該レンディション・アクセス権管理手段が、各レンディションデータについて、そのアクセス権設定の履歴を保持し、公開対象として設定されていたレンディションデータが非公開となったときに、当該レンディションデータについての前記履歴が参照され、公開対象として設定される前のアクセス権が、当該レンディションデータについて設定されることを特徴とするドキュメント管理装置。 - 逐次的に改訂されたドキュメントごとに、各改訂時点での内容を編集用形式で保持するバージョンデータと、いずれかのバージョンデータとの関連において生成された、閲覧用形式としての、少なくとも一つのレンディションデータと、を管理し、
前記バージョンデータのうち、公開対象となるバージョンデータの指定を受けて、当該指定されたバージョンデータを公開対象として設定し、
前記レンディションデータのうち、公開対象となるレンディションデータの指定を受けて、前記公開対象となったバージョンデータに関わらず、当該指定されたレンディションデータを公開対象として設定して、
ドキュメントを利用者に提示する際に、前記公開対象となったバージョンデータと、公開対象となったレンディションデータとを提示することを特徴とするドキュメント管理方法。 - コンピュータに、
逐次的に改訂されたドキュメントごとに、各改訂時点での内容を編集用形式で保持するバージョンデータと、いずれかのバージョンデータとの関連において生成された、閲覧用形式としての、少なくとも一つのレンディションデータと、を管理する手順と、
前記バージョンデータのうち、公開対象となるバージョンデータの指定を受けて、当該指定されたバージョンデータを公開対象として設定する手順と、
前記レンディションデータのうち、公開対象となるレンディションデータの指定を受けて、前記公開対象となったバージョンデータに関わらず、当該指定されたレンディションデータを公開対象として設定する手順と、
ドキュメントを利用者に提示する際に、前記公開対象となったバージョンデータと、公開対象となったレンディションデータとを提示する手順と、
を実行させることを特徴とするドキュメント管理プログラム。 - ドキュメントのデータ構造であって、
当該ドキュメントについて、過去に行われた改訂ごとに、その改訂版の編集用形式であるバージョンデータを特定する第1データ要素と、
前記バージョンデータごとに、当該バージョンデータについて生成されたレンディションデータを特定する第2データ要素と、
を含み、
前記第1データ要素と第2データ要素とのそれぞれに、公開対象とするか否かを表す公開属性情報が関連づけられている、ドキュメントのデータ構造。
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