JP2004018065A - 情報記録媒体収納ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】収納ケース内に固定状態で収納されている光ディスクが、外部からの衝撃等によって、固定状態から脱落することを防止する。
【解決手段】収納部4に収納されて突出部8に光ディスク1の孔部2が嵌合されて保持されている光ディスク1を、蓋部5の裏面に設けた支持部9の弾性変形によって固定する。すなわち、収納ケース3に光ディスク1が収納されて蓋部5が閉じられると、弾性変形している支持部9の復元力が光ディスク1の表面に加わる。このため、収納ケース3が外部から衝撃を受けたとしても、光ディスク1は常に突出部8に挿入された状態に保たれる。したがって、収納ケース3に収納されている光ディスク1が突出部8から外れなくなる。
【選択図】 図1
【解決手段】収納部4に収納されて突出部8に光ディスク1の孔部2が嵌合されて保持されている光ディスク1を、蓋部5の裏面に設けた支持部9の弾性変形によって固定する。すなわち、収納ケース3に光ディスク1が収納されて蓋部5が閉じられると、弾性変形している支持部9の復元力が光ディスク1の表面に加わる。このため、収納ケース3が外部から衝撃を受けたとしても、光ディスク1は常に突出部8に挿入された状態に保たれる。したがって、収納ケース3に収納されている光ディスク1が突出部8から外れなくなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚の孔付円盤状情報記録媒体、例えばCDやDVD等を積層して収納することが可能な情報記録媒体収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンパクトディスク(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)のような光ディスクを収納する収納ケースとして、様々な形状を有するものが市販されている。収納ケースは、収納方法という観点から、収納ケース内に光ディスクを固定するための固定手段を有する収納ケースと、収納ケース内には光ディスクを固定する固定手段を有さず、収納ケース内において光ディスクが固定されない状態で収納される収納ケースとに大別することができる。また、光ディスクの収納量という観点から、一つの収納ケースに一枚の光ディスクを収納する収納ケースと、一つの収納ケースに複数枚の光ディスクを収納できる収納ケースとに大別することができる。
【0003】
従来市販されている収納ケースのうち一般的であるのは、図4に示す収納ケースである。図4は、従来例として示す収納ケースの斜視図である。図4に示す収納ケースには、収納ケース内に一枚の光ディスクを固定することが可能な固定手段が具備されている。以下、図4に示す収納ケースの斜視図に基づいて、光ディスク及び収納ケースの構造について説明する。
【0004】
光ディスク101は、偏平な円盤形状を有しており、その中心には円形の孔部102が開けられている。
【0005】
収納ケース103は、収納部104に蓋部105が開閉自在に取り付けられて構成されており、全体がプラスチック材料で形成されている。また、収納部104及び蓋部105の側面には、蓋部105の閉状態を維持するための固定機構として、収納部104には突部106が、蓋部105には側孔107が設けられている。これら突部106及び側孔107は、蓋部105が閉じた状態を維持する場合に突部106及び側孔107は嵌合するように位置づけられている。
【0006】
収納部104は、光ディスク101を収納する収納スペース108及び光ディスク101を固定する固定部109から構成されている。収納スペース108は、光ディスク101の形状に合わせた凹部として形成されている。固定部109は、収納スペース108の中央に設けられている。この固定部109は、収納部104の底面から上方に突出しており、その形状は逆円錐台形を有している。ここで、固定部109の頂部の外径と固定部109の底部の外径とを比較すると、頂部の外径は底部の外径よりも若干大きく形成されている。また、固定部109の頂部及び底部における外径と光ディスク101の中心に開けられている孔部102の内径とを比較すると、固定部109の外径は孔部102の内径より大きく形成されており、固定部109の底部は孔部102の内径より小さく形成されている。そして、固定部109は複数個の爪状部材110に分割されているので、固定部109の軸方向と直交する方向に対して弾性変形し易い構造になっている。
【0007】
ここで、光ディスク101を収納ケース103に収納する方法について説明する。収納ケース103は、通常は蓋部105が閉められている。図4に示す収納ケース103の場合は、収納部104の側面に設けられている突部106及び蓋部105の側面に設けられている側孔107が嵌合することにより、収納ケース103の閉状態が維持されている。外力によって突部106及び側孔107の嵌合をはずすと、蓋部105は開閉自在となり、蓋部105を開けると図4に示す開状態になる。次に、孔部102の位置を固定部109の上方に近接させ、光ディスク101の上方から光ディスク101の表面に対して垂直に力を加え、光ディスク101に対して下向きの力を加えることにより、光ディスク101を固定部109に固定する。次に、蓋部105を閉じて、突部106と側孔107とを嵌合させる。こうすることにより、収納ケース103は閉状態を維持できるようになり、光ディスク101は収納ケース103に収納される。
【0008】
次いで、固定部109によって光ディスク101の固定状態を維持することができるのは、以下の理由による。
【0009】
前述のように、固定部109は複数の爪状部材110によって構成されており、この爪状部材110は固定部109の軸方向と直交する方向に対して力が加えられると弾性変形し易い構造をしている。ここで、光ディスク101が固定部109に挿入されると、爪状部材110には固定部109の軸方向と直交し、固定部109の中心へ向かう方向に力が加えられる。そして、爪状部材110は固定部109の中心方向へ弾性変形を生じる。この時、弾性変形した爪状部材110には、その反作用として元の形状に復元しようとする復元力が働く。その復元力が孔部102との嵌合を維持する保持力として作用し、嵌合された光ディスク101は固定部109に固定されることになる。
【0010】
次いで、光ディスク101の上方から光ディスク101の表面に対して垂直方向の力を加えることにより、爪状部材110が弾性変形を生じるのは、以下の理由による。
【0011】
光ディスク101が固定部109に固定されるのは、孔部102と固定部109とが嵌合する際に、孔部102が光ディスク101の表面に対して垂直方向に加えられた力の向きを固定部109の軸方向と直交する方向、即ち爪状部材110が弾性変形を生じ易い方向に変換するからである。光ディスク101の表面に対して垂直方向に加えられる力が増加するに伴い、爪状部材110が弾性変形を生じる程度は増加することになる。光ディスク101を挿入する場合においては、固定部109の外径が孔部102との嵌合を許容する程度に達する時点で、孔部102は爪状部材110に弾性変形を生じさせることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
収納ケース103に光ディスク101が収納されている際、外部から収納ケース103に大きな衝撃力が加わると、収納ケース103に収納されている光ディスク101が固定部109から脱落するおそれがある。また、収納ケース103を繰り返し使用すると固定部109に疲労現象が発生し、固定部109を構成する爪状部材110が破損するおそれがある。これにより、収納ケース103の内部で光ディスク101が動き、光ディスク101の表面を傷つける可能性があり、不都合を生じる。
【0013】
次に、図4に示す固定部を両面に有し、2枚の光ディスクを収納及び保持できるようにした収納ケースも存在する。しかし、このような構造を有する収納ケースは、収納ケース自体の厚さが増し、収納スペースが過大になるという問題がある。これに対して、収納ケースの厚さを薄くすることが可能な袋状の収納ケースも存在する。しかし、複数枚の光ディスクを同一の収納ケース内に直接収納すると、光ディスク同士又は光ディスクと収納ケースとの間で光ディスク表面が擦れ、光ディスク表面が傷つきやすくなる。
【0014】
本発明の目的は、光ディスクが固定部から外れることがなく、繰り返し使用することができる収納ケースを提供することである。
【0015】
本発明の目的は、従来技術よりも少ない収納スペースで複数枚の光ディスクを同時に収納することができ、また、複数枚の光ディスクを同時に収納したときに、光ディスク表面が傷つかない収納ケースを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、一面に開口面を有し、底面から開口面の方向に向けて突出して孔付円盤状情報記録媒体の孔部との嵌合を許容する突出部を有し、複数枚の前記孔付円盤状情報記録媒体を収納可能な収納部と、前記収納部に対して開閉自在に取り付けられ、前記開口面を開閉する蓋部と、前記収納部に対して前記蓋部が閉じた状態を維持する固定機構と、前記蓋部の裏面から延出し、前記蓋部が閉じた状態を維持している場合において前記収納部に収納された前記孔付円盤状情報記録媒体に当接して弾性変形する支持部とを具備する。
【0017】
したがって、収納部に孔付円盤状情報記録媒体を収納して情報記録媒体収納ケースを閉じると、蓋部裏面から延出する支持部は、孔付円盤状情報記録媒体表面と接触して弾性変形を伴う。このとき、弾性変形を伴っている支持部には、その反作用として復元力が発生する。この復元力が孔付円盤状情報記録媒体を保持する。
【0018】
請求項2記載の発明は、前記支持部は、前記蓋部が閉じた状態を維持している場合において、前記孔付円盤状情報記録媒体に当接して弾性変形する爪部と、前記爪部に設けられ、前記蓋部が閉じた状態で前記孔付円盤状情報記録媒体と接することで、前記爪部を前記孔付円盤状情報記録媒体と非接触状態にする凸部とを具備する。
【0019】
したがって、支持部に爪部及び凸部を設けることにより、爪部が直接孔付円盤状情報記録媒体表面と接触しなくなる。このため、情報記録媒体収納ケースを閉状態とした際に、爪部と孔付円盤状情報記録媒体とが直接接することがなくなり、孔付円盤状情報記録媒体表面における傷の発生を防止することができる。
【0020】
請求項3記載の発明は、前記支持部は弾性を有する樹脂材料によって形成されている。
【0021】
したがって、弾性を有する樹脂材料によって支持部を形成することにより、容易に弾性を有する支持部を製作することが可能になる。
【0022】
ここで、爪部の形状には各種の形状が許容される。例えば、請求項4記載の発明は、前記爪部は、その形状が円弧形状、請求項5記載の発明は、前記爪部は、その形状が四角形状、請求項6記載の発明は、前記爪部は、その形状が三角形状を有する。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0024】
図1は、本実施の一形態の情報記録媒体収納ケース(以下、単に収納ケースという)についての外観を表す全体斜視図である。なお、図1の収納ケースは、蓋部を開けて展開した様子を表している。
【0025】
図2は、複数枚の孔付円盤状情報記録媒体(以下、単に光ディスクという)を収納した場合における、本発明の実施の一形態の収納ケースについての縦断面図である。
【0026】
本実施の形態は、複数枚の光ディスクを積層して収納することが可能な収納ケースに関する。
【0027】
まず、光ディスク1について説明する。
【0028】
光ディスク1は偏平な円盤状の形状を有しており、その中心には円形の孔部2が開けられている。
【0029】
次いで、収納ケース3について説明する。
【0030】
収納ケース3はプラスチック材料で形成されており、光ディスク1を収納する収納部4及び蓋部5から構成されている。収納部4及び蓋部5は、これらの側部に位置する側板7と共に一体成形されており、側板7の部分を開閉支点として開閉自在な構造を有する。
【0031】
収納部4は、光ディスク1を収納する収納スペース6を有し、一面に開口面を有する箱形の部材及び光ディスク1を保持する突出部8から構成されている。
【0032】
蓋部5は、開口面を閉じる蓋状部材及び収納部4に収納された光ディスク1に対して保持力を加える支持部9から構成されている。
【0033】
収納部4及び蓋部5の側面部には、収納部4及び蓋部5を閉じた際に閉状態を維持するための固定機構10が取り付けられている。固定機構10は、収納部4の側面部に設けられている固定部材10aと、蓋部5の側面部内側に設けられている固定溝10bとから構成されている。これら固定部材10a及び固定溝10bは、蓋部5を閉めた状態にしたときに、固定部材10aが固定溝10bと嵌合するように位置づけられている。
【0034】
突出部8は収納部4の底面の中心に位置し、上方に延出する円柱状の部材により構成されている光ディスク保持部8aと、光ディスク保持部8aの下部に位置し、収納部4の底面に接する円形平板8bとから構成されている。光ディスク保持部8aの外径は、光ディスク1の中心に開けられている孔部2の内径と比較すると、若干小さく形成されている。したがって、光ディスク保持部8aは孔部2と嵌合することにより、光ディスク1を保持している。このとき、光ディスク保持部8aは複数枚の光ディスク1を積層して保持することが可能な高さを有する。また、突出部8は、最下層に位置する光ディスク1の表面が収納部4の底面と接することで光ディスク1の表面に傷がつくことを防ぐため、光ディスク1と収納部4の底面の間に円形平板8bが配置された構造になっている。
【0035】
支持部9は、基板部9aと基板部9aの一部に切起片として形成されている爪部11とから構成されている。基板部9aの中心には、光ディスク保持部挿入孔9bが開けられている。光ディスク保持部挿入孔9bは、蓋部5を閉じた際に光ディスク保持部挿入孔9bと光ディスク保持部8aの頂部とが嵌合するように位置づけられている。また、爪部11は、基板部9a上において2個設けられている。これらの爪部11は、それぞれ対角方向に配置されており、それぞれ同一円周方向へ突出するように位置づけられている。
【0036】
爪部11は四角形状を有しており、爪部11の先端側には半球形状を有する凸部12が設けられている。図1においては、爪部11は蓋部5から上方に向けて斜めに突出している。したがって、収納ケース3を閉じると、支持部9は収納ケース3の内部に位置づけられる。このとき、支持部9、爪部11及び凸部12は、前述の突出部8へ向けて突出するように位置づけられている。
【0037】
このような構成において、収納ケース3は、通常は収納部4及び蓋部5の側面部に設けられている固定機構10によって固定されており、収納ケース3の蓋部5が閉じた状態になっている。ここで、固定機構10の固定状態を解除すると蓋部5は開閉自在なる。収納ケース3は、蓋部5を側板の部分を開閉支点として開放すると、図1に示す状態になる。次に、光ディスク1を収納する。光ディスク1を収納する場合は、収納部4の中心に設けられている光ディスク保持部8aと孔部2とを嵌合させることにより行われる。このとき、光ディスク保持部8aの下方に設けられている円形平板8bは、光ディスク1及び収納部4のスペーサーの役目を果たしている。これにより、光ディスク1は収納部4の底面に対して上方に位置づけられるので、光ディスク1の表面は収納部4の底面とが擦れて傷が生じることを防止している。ここで、複数枚の光ディスク1を収納する場合は、同様の方法によって先に収納した光ディスク1の上方に次の光ディスク1を積層させていく。複数枚の光ディスク1を挿入した場合は、光ディスク1の間にはスペーサーがないので、図2に示すように光ディスク1の表面が接する状態となる。
【0038】
次に、収納部4及び蓋部5の側面に設けられている固定機構10を嵌合させ、蓋部5を閉じる。このとき、収納部4及び蓋部5を嵌合させることにより、蓋部5が閉じた状態を維持させることができる。また、このとき収納ケース3の内部では、蓋部5に設けられている爪部11が光ディスク1に対して上方から保持力を加えている。光ディスク1にはその表面に対して保持力が垂直方向に加えられる。この保持力は、複数枚の光ディスク1に対して同時に加わるので、複数枚の光ディスク1を同時に保持することができる。
【0039】
次いで、蓋部5を閉じた状態にした場合において、爪部11が光ディスク1に対して上方から保持力を発生する理由は、以下の通りである。
【0040】
収納ケース3に光ディスク1が収納されていない場合、爪部11の先端側に設けられている凸部12は、円形平板8bと接している。これに対し、収納ケース3に光ディスク1が収納されている場合は、円形平板8bの上に光ディスク1が存在する。このとき、収納ケース3に光ディスク1が収納されると、凸部12は収納されている光ディスク1の表面に接する。したがって、凸部12の位置は、光ディスク1が収納されていない状態と比較すると、光ディスク1の厚さに相当する分上方に位置づけられる。このとき、爪部11には弾性部材を用いているので、爪部11は弾性変形をする。そして、爪部11には、弾性変形による反作用として、復元力が生じる。この復元力は、収納されている光ディスク1の表面に対して垂直方向に加わり、突出部8の軸方向に対して光ディスク1が動かないようにするための保持力となる。
【0041】
この復元力は、凸部12の位置が上方に位置づけられる程、言い換えれば爪部11が弾性変形する度合いが大きいほど大きくなる。したがって、一枚の光ディスク1を収納した場合と複数枚の光ディスク1を積層して収納した場合を比較すると、爪部11に生じる復元力は後者の方が大きいといえる。
【0042】
本実施の形態である収納ケース3は、蓋部5に形成されている爪部11の弾性変形によって爪部11に復元力を生じさせ、この復元力を利用して1枚又は積層された2枚以上の光ディスク1を同時に保持することが可能になる。また、爪部11の高さ位置を蓋部5の裏面から0.5mm以上のスペースを確保することにより、外部から加わる衝撃や振動に対して、緩衝効果を有することもできる。
【0043】
次いで、本実施の一形態の収納ケースにおける変形例について、図3に基づいて説明する。
【0044】
図3は爪部11の形状の変形例を示す平面図である。なお、図3中において(a)は爪部11の形状が円弧形状、(b)は爪部11の形状が四角形状、(c)は爪部11の形状が三角形状を有する。
【0045】
爪部11の形状は円弧形状、四角形状及び三角形状のうちいずれの形状を採用しても、同様の効果が得られる。また、爪部11の数量についても、支持部9に成形させる数量によらず、同様の効果が得られるが、図3(a)〜(c)に例示したように、均等に配置された3点支持によれば、最も安定に光ディスク1を保持することが可能になる。
【0046】
尚、本実施の形態では、爪部11と支持部9とは一体成形されているが、本実施の形態における爪部11と同様の効果を奏する部材であれば、爪部11には、例えば板バネのような別部材を用いてもよい。
【0047】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、収納された孔付円盤状情報記録媒体は、弾性変形した弾性部材が生じる保持力によって保持されるので、情報記録媒体収納ケースに外部から衝撃等が加わった場合においても、孔付円盤状情報記録媒体を情報記録媒体収納ケース内で保持することが可能である。また、孔付円盤状情報記録媒体は重ねて収納することが可能である。これによって、複数枚の孔付円盤状情報記録媒体をコンパクトに収納することができる。
【0048】
請求項2記載の発明によれば、爪部が触れることによる孔付円盤状情報記録媒体表面における傷の発生を防止することができる。
【0049】
請求項3記載の発明によれば、支持部に弾性を有する樹脂材料を用いることにより、弾性部材を用いた支持部を容易に製作することができる。
【0050】
請求項4ないし6記載の発明によれば、爪部の形状が円弧形状、四角形状、三角形状いずれの形状であっても爪部は同様の効果を奏するので、爪部は任意形状とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す蓋部を開いた収納ケースの全体の斜視図である。
【図2】光ディスクを2枚収納した場合における態様を示す収納ケース全体の縦断断面図である。
【図3】蓋部裏面に形成される爪部の形状パターンの一例を示す平面図である。
【図4】収納ケースの従来の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 孔付円盤状情報記録媒体
2 孔部
3 情報記録媒体収納ケース
4 収納部
5 蓋部
8 突出部
9 支持部
11 爪部
12 凸部
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚の孔付円盤状情報記録媒体、例えばCDやDVD等を積層して収納することが可能な情報記録媒体収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンパクトディスク(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)のような光ディスクを収納する収納ケースとして、様々な形状を有するものが市販されている。収納ケースは、収納方法という観点から、収納ケース内に光ディスクを固定するための固定手段を有する収納ケースと、収納ケース内には光ディスクを固定する固定手段を有さず、収納ケース内において光ディスクが固定されない状態で収納される収納ケースとに大別することができる。また、光ディスクの収納量という観点から、一つの収納ケースに一枚の光ディスクを収納する収納ケースと、一つの収納ケースに複数枚の光ディスクを収納できる収納ケースとに大別することができる。
【0003】
従来市販されている収納ケースのうち一般的であるのは、図4に示す収納ケースである。図4は、従来例として示す収納ケースの斜視図である。図4に示す収納ケースには、収納ケース内に一枚の光ディスクを固定することが可能な固定手段が具備されている。以下、図4に示す収納ケースの斜視図に基づいて、光ディスク及び収納ケースの構造について説明する。
【0004】
光ディスク101は、偏平な円盤形状を有しており、その中心には円形の孔部102が開けられている。
【0005】
収納ケース103は、収納部104に蓋部105が開閉自在に取り付けられて構成されており、全体がプラスチック材料で形成されている。また、収納部104及び蓋部105の側面には、蓋部105の閉状態を維持するための固定機構として、収納部104には突部106が、蓋部105には側孔107が設けられている。これら突部106及び側孔107は、蓋部105が閉じた状態を維持する場合に突部106及び側孔107は嵌合するように位置づけられている。
【0006】
収納部104は、光ディスク101を収納する収納スペース108及び光ディスク101を固定する固定部109から構成されている。収納スペース108は、光ディスク101の形状に合わせた凹部として形成されている。固定部109は、収納スペース108の中央に設けられている。この固定部109は、収納部104の底面から上方に突出しており、その形状は逆円錐台形を有している。ここで、固定部109の頂部の外径と固定部109の底部の外径とを比較すると、頂部の外径は底部の外径よりも若干大きく形成されている。また、固定部109の頂部及び底部における外径と光ディスク101の中心に開けられている孔部102の内径とを比較すると、固定部109の外径は孔部102の内径より大きく形成されており、固定部109の底部は孔部102の内径より小さく形成されている。そして、固定部109は複数個の爪状部材110に分割されているので、固定部109の軸方向と直交する方向に対して弾性変形し易い構造になっている。
【0007】
ここで、光ディスク101を収納ケース103に収納する方法について説明する。収納ケース103は、通常は蓋部105が閉められている。図4に示す収納ケース103の場合は、収納部104の側面に設けられている突部106及び蓋部105の側面に設けられている側孔107が嵌合することにより、収納ケース103の閉状態が維持されている。外力によって突部106及び側孔107の嵌合をはずすと、蓋部105は開閉自在となり、蓋部105を開けると図4に示す開状態になる。次に、孔部102の位置を固定部109の上方に近接させ、光ディスク101の上方から光ディスク101の表面に対して垂直に力を加え、光ディスク101に対して下向きの力を加えることにより、光ディスク101を固定部109に固定する。次に、蓋部105を閉じて、突部106と側孔107とを嵌合させる。こうすることにより、収納ケース103は閉状態を維持できるようになり、光ディスク101は収納ケース103に収納される。
【0008】
次いで、固定部109によって光ディスク101の固定状態を維持することができるのは、以下の理由による。
【0009】
前述のように、固定部109は複数の爪状部材110によって構成されており、この爪状部材110は固定部109の軸方向と直交する方向に対して力が加えられると弾性変形し易い構造をしている。ここで、光ディスク101が固定部109に挿入されると、爪状部材110には固定部109の軸方向と直交し、固定部109の中心へ向かう方向に力が加えられる。そして、爪状部材110は固定部109の中心方向へ弾性変形を生じる。この時、弾性変形した爪状部材110には、その反作用として元の形状に復元しようとする復元力が働く。その復元力が孔部102との嵌合を維持する保持力として作用し、嵌合された光ディスク101は固定部109に固定されることになる。
【0010】
次いで、光ディスク101の上方から光ディスク101の表面に対して垂直方向の力を加えることにより、爪状部材110が弾性変形を生じるのは、以下の理由による。
【0011】
光ディスク101が固定部109に固定されるのは、孔部102と固定部109とが嵌合する際に、孔部102が光ディスク101の表面に対して垂直方向に加えられた力の向きを固定部109の軸方向と直交する方向、即ち爪状部材110が弾性変形を生じ易い方向に変換するからである。光ディスク101の表面に対して垂直方向に加えられる力が増加するに伴い、爪状部材110が弾性変形を生じる程度は増加することになる。光ディスク101を挿入する場合においては、固定部109の外径が孔部102との嵌合を許容する程度に達する時点で、孔部102は爪状部材110に弾性変形を生じさせることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
収納ケース103に光ディスク101が収納されている際、外部から収納ケース103に大きな衝撃力が加わると、収納ケース103に収納されている光ディスク101が固定部109から脱落するおそれがある。また、収納ケース103を繰り返し使用すると固定部109に疲労現象が発生し、固定部109を構成する爪状部材110が破損するおそれがある。これにより、収納ケース103の内部で光ディスク101が動き、光ディスク101の表面を傷つける可能性があり、不都合を生じる。
【0013】
次に、図4に示す固定部を両面に有し、2枚の光ディスクを収納及び保持できるようにした収納ケースも存在する。しかし、このような構造を有する収納ケースは、収納ケース自体の厚さが増し、収納スペースが過大になるという問題がある。これに対して、収納ケースの厚さを薄くすることが可能な袋状の収納ケースも存在する。しかし、複数枚の光ディスクを同一の収納ケース内に直接収納すると、光ディスク同士又は光ディスクと収納ケースとの間で光ディスク表面が擦れ、光ディスク表面が傷つきやすくなる。
【0014】
本発明の目的は、光ディスクが固定部から外れることがなく、繰り返し使用することができる収納ケースを提供することである。
【0015】
本発明の目的は、従来技術よりも少ない収納スペースで複数枚の光ディスクを同時に収納することができ、また、複数枚の光ディスクを同時に収納したときに、光ディスク表面が傷つかない収納ケースを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、一面に開口面を有し、底面から開口面の方向に向けて突出して孔付円盤状情報記録媒体の孔部との嵌合を許容する突出部を有し、複数枚の前記孔付円盤状情報記録媒体を収納可能な収納部と、前記収納部に対して開閉自在に取り付けられ、前記開口面を開閉する蓋部と、前記収納部に対して前記蓋部が閉じた状態を維持する固定機構と、前記蓋部の裏面から延出し、前記蓋部が閉じた状態を維持している場合において前記収納部に収納された前記孔付円盤状情報記録媒体に当接して弾性変形する支持部とを具備する。
【0017】
したがって、収納部に孔付円盤状情報記録媒体を収納して情報記録媒体収納ケースを閉じると、蓋部裏面から延出する支持部は、孔付円盤状情報記録媒体表面と接触して弾性変形を伴う。このとき、弾性変形を伴っている支持部には、その反作用として復元力が発生する。この復元力が孔付円盤状情報記録媒体を保持する。
【0018】
請求項2記載の発明は、前記支持部は、前記蓋部が閉じた状態を維持している場合において、前記孔付円盤状情報記録媒体に当接して弾性変形する爪部と、前記爪部に設けられ、前記蓋部が閉じた状態で前記孔付円盤状情報記録媒体と接することで、前記爪部を前記孔付円盤状情報記録媒体と非接触状態にする凸部とを具備する。
【0019】
したがって、支持部に爪部及び凸部を設けることにより、爪部が直接孔付円盤状情報記録媒体表面と接触しなくなる。このため、情報記録媒体収納ケースを閉状態とした際に、爪部と孔付円盤状情報記録媒体とが直接接することがなくなり、孔付円盤状情報記録媒体表面における傷の発生を防止することができる。
【0020】
請求項3記載の発明は、前記支持部は弾性を有する樹脂材料によって形成されている。
【0021】
したがって、弾性を有する樹脂材料によって支持部を形成することにより、容易に弾性を有する支持部を製作することが可能になる。
【0022】
ここで、爪部の形状には各種の形状が許容される。例えば、請求項4記載の発明は、前記爪部は、その形状が円弧形状、請求項5記載の発明は、前記爪部は、その形状が四角形状、請求項6記載の発明は、前記爪部は、その形状が三角形状を有する。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0024】
図1は、本実施の一形態の情報記録媒体収納ケース(以下、単に収納ケースという)についての外観を表す全体斜視図である。なお、図1の収納ケースは、蓋部を開けて展開した様子を表している。
【0025】
図2は、複数枚の孔付円盤状情報記録媒体(以下、単に光ディスクという)を収納した場合における、本発明の実施の一形態の収納ケースについての縦断面図である。
【0026】
本実施の形態は、複数枚の光ディスクを積層して収納することが可能な収納ケースに関する。
【0027】
まず、光ディスク1について説明する。
【0028】
光ディスク1は偏平な円盤状の形状を有しており、その中心には円形の孔部2が開けられている。
【0029】
次いで、収納ケース3について説明する。
【0030】
収納ケース3はプラスチック材料で形成されており、光ディスク1を収納する収納部4及び蓋部5から構成されている。収納部4及び蓋部5は、これらの側部に位置する側板7と共に一体成形されており、側板7の部分を開閉支点として開閉自在な構造を有する。
【0031】
収納部4は、光ディスク1を収納する収納スペース6を有し、一面に開口面を有する箱形の部材及び光ディスク1を保持する突出部8から構成されている。
【0032】
蓋部5は、開口面を閉じる蓋状部材及び収納部4に収納された光ディスク1に対して保持力を加える支持部9から構成されている。
【0033】
収納部4及び蓋部5の側面部には、収納部4及び蓋部5を閉じた際に閉状態を維持するための固定機構10が取り付けられている。固定機構10は、収納部4の側面部に設けられている固定部材10aと、蓋部5の側面部内側に設けられている固定溝10bとから構成されている。これら固定部材10a及び固定溝10bは、蓋部5を閉めた状態にしたときに、固定部材10aが固定溝10bと嵌合するように位置づけられている。
【0034】
突出部8は収納部4の底面の中心に位置し、上方に延出する円柱状の部材により構成されている光ディスク保持部8aと、光ディスク保持部8aの下部に位置し、収納部4の底面に接する円形平板8bとから構成されている。光ディスク保持部8aの外径は、光ディスク1の中心に開けられている孔部2の内径と比較すると、若干小さく形成されている。したがって、光ディスク保持部8aは孔部2と嵌合することにより、光ディスク1を保持している。このとき、光ディスク保持部8aは複数枚の光ディスク1を積層して保持することが可能な高さを有する。また、突出部8は、最下層に位置する光ディスク1の表面が収納部4の底面と接することで光ディスク1の表面に傷がつくことを防ぐため、光ディスク1と収納部4の底面の間に円形平板8bが配置された構造になっている。
【0035】
支持部9は、基板部9aと基板部9aの一部に切起片として形成されている爪部11とから構成されている。基板部9aの中心には、光ディスク保持部挿入孔9bが開けられている。光ディスク保持部挿入孔9bは、蓋部5を閉じた際に光ディスク保持部挿入孔9bと光ディスク保持部8aの頂部とが嵌合するように位置づけられている。また、爪部11は、基板部9a上において2個設けられている。これらの爪部11は、それぞれ対角方向に配置されており、それぞれ同一円周方向へ突出するように位置づけられている。
【0036】
爪部11は四角形状を有しており、爪部11の先端側には半球形状を有する凸部12が設けられている。図1においては、爪部11は蓋部5から上方に向けて斜めに突出している。したがって、収納ケース3を閉じると、支持部9は収納ケース3の内部に位置づけられる。このとき、支持部9、爪部11及び凸部12は、前述の突出部8へ向けて突出するように位置づけられている。
【0037】
このような構成において、収納ケース3は、通常は収納部4及び蓋部5の側面部に設けられている固定機構10によって固定されており、収納ケース3の蓋部5が閉じた状態になっている。ここで、固定機構10の固定状態を解除すると蓋部5は開閉自在なる。収納ケース3は、蓋部5を側板の部分を開閉支点として開放すると、図1に示す状態になる。次に、光ディスク1を収納する。光ディスク1を収納する場合は、収納部4の中心に設けられている光ディスク保持部8aと孔部2とを嵌合させることにより行われる。このとき、光ディスク保持部8aの下方に設けられている円形平板8bは、光ディスク1及び収納部4のスペーサーの役目を果たしている。これにより、光ディスク1は収納部4の底面に対して上方に位置づけられるので、光ディスク1の表面は収納部4の底面とが擦れて傷が生じることを防止している。ここで、複数枚の光ディスク1を収納する場合は、同様の方法によって先に収納した光ディスク1の上方に次の光ディスク1を積層させていく。複数枚の光ディスク1を挿入した場合は、光ディスク1の間にはスペーサーがないので、図2に示すように光ディスク1の表面が接する状態となる。
【0038】
次に、収納部4及び蓋部5の側面に設けられている固定機構10を嵌合させ、蓋部5を閉じる。このとき、収納部4及び蓋部5を嵌合させることにより、蓋部5が閉じた状態を維持させることができる。また、このとき収納ケース3の内部では、蓋部5に設けられている爪部11が光ディスク1に対して上方から保持力を加えている。光ディスク1にはその表面に対して保持力が垂直方向に加えられる。この保持力は、複数枚の光ディスク1に対して同時に加わるので、複数枚の光ディスク1を同時に保持することができる。
【0039】
次いで、蓋部5を閉じた状態にした場合において、爪部11が光ディスク1に対して上方から保持力を発生する理由は、以下の通りである。
【0040】
収納ケース3に光ディスク1が収納されていない場合、爪部11の先端側に設けられている凸部12は、円形平板8bと接している。これに対し、収納ケース3に光ディスク1が収納されている場合は、円形平板8bの上に光ディスク1が存在する。このとき、収納ケース3に光ディスク1が収納されると、凸部12は収納されている光ディスク1の表面に接する。したがって、凸部12の位置は、光ディスク1が収納されていない状態と比較すると、光ディスク1の厚さに相当する分上方に位置づけられる。このとき、爪部11には弾性部材を用いているので、爪部11は弾性変形をする。そして、爪部11には、弾性変形による反作用として、復元力が生じる。この復元力は、収納されている光ディスク1の表面に対して垂直方向に加わり、突出部8の軸方向に対して光ディスク1が動かないようにするための保持力となる。
【0041】
この復元力は、凸部12の位置が上方に位置づけられる程、言い換えれば爪部11が弾性変形する度合いが大きいほど大きくなる。したがって、一枚の光ディスク1を収納した場合と複数枚の光ディスク1を積層して収納した場合を比較すると、爪部11に生じる復元力は後者の方が大きいといえる。
【0042】
本実施の形態である収納ケース3は、蓋部5に形成されている爪部11の弾性変形によって爪部11に復元力を生じさせ、この復元力を利用して1枚又は積層された2枚以上の光ディスク1を同時に保持することが可能になる。また、爪部11の高さ位置を蓋部5の裏面から0.5mm以上のスペースを確保することにより、外部から加わる衝撃や振動に対して、緩衝効果を有することもできる。
【0043】
次いで、本実施の一形態の収納ケースにおける変形例について、図3に基づいて説明する。
【0044】
図3は爪部11の形状の変形例を示す平面図である。なお、図3中において(a)は爪部11の形状が円弧形状、(b)は爪部11の形状が四角形状、(c)は爪部11の形状が三角形状を有する。
【0045】
爪部11の形状は円弧形状、四角形状及び三角形状のうちいずれの形状を採用しても、同様の効果が得られる。また、爪部11の数量についても、支持部9に成形させる数量によらず、同様の効果が得られるが、図3(a)〜(c)に例示したように、均等に配置された3点支持によれば、最も安定に光ディスク1を保持することが可能になる。
【0046】
尚、本実施の形態では、爪部11と支持部9とは一体成形されているが、本実施の形態における爪部11と同様の効果を奏する部材であれば、爪部11には、例えば板バネのような別部材を用いてもよい。
【0047】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、収納された孔付円盤状情報記録媒体は、弾性変形した弾性部材が生じる保持力によって保持されるので、情報記録媒体収納ケースに外部から衝撃等が加わった場合においても、孔付円盤状情報記録媒体を情報記録媒体収納ケース内で保持することが可能である。また、孔付円盤状情報記録媒体は重ねて収納することが可能である。これによって、複数枚の孔付円盤状情報記録媒体をコンパクトに収納することができる。
【0048】
請求項2記載の発明によれば、爪部が触れることによる孔付円盤状情報記録媒体表面における傷の発生を防止することができる。
【0049】
請求項3記載の発明によれば、支持部に弾性を有する樹脂材料を用いることにより、弾性部材を用いた支持部を容易に製作することができる。
【0050】
請求項4ないし6記載の発明によれば、爪部の形状が円弧形状、四角形状、三角形状いずれの形状であっても爪部は同様の効果を奏するので、爪部は任意形状とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す蓋部を開いた収納ケースの全体の斜視図である。
【図2】光ディスクを2枚収納した場合における態様を示す収納ケース全体の縦断断面図である。
【図3】蓋部裏面に形成される爪部の形状パターンの一例を示す平面図である。
【図4】収納ケースの従来の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 孔付円盤状情報記録媒体
2 孔部
3 情報記録媒体収納ケース
4 収納部
5 蓋部
8 突出部
9 支持部
11 爪部
12 凸部
Claims (6)
- 一面に開口面を有し、底面から前記開口面の方向に向けて突出して孔付円盤状情報記録媒体の孔部との嵌合を許容する突出部を有し、複数枚の前記孔付円盤状情報記録媒体を収納可能な収納部と、
前記収納部に対して開閉自在に取り付けられ、前記開口面を開閉する蓋部と、
前記収納部に対して前記蓋部が閉じた状態を維持する固定機構と、
前記蓋部の裏面から延出し、前記蓋部が閉じた状態を維持している場合において前記収納部に収納された前記孔付円盤状情報記録媒体に当接して弾性変形する支持部と、
を具備する情報記録媒体収納ケース。 - 前記支持部は、前記蓋部が閉じた状態を維持している場合において、前記孔付円盤状情報記録媒体に当接して弾性変形する爪部と、
前記爪部に設けられ、前記蓋部が閉じた状態で前記孔付円盤状情報記録媒体と接することで、前記爪部を前記孔付円盤状情報記録媒体と非接触状態にする凸部と、
を具備する請求項1記載の情報記録媒体収納ケース。 - 前記支持部は、弾性を有する樹脂材料によって形成されている請求項1又は2記載の情報記録媒体収納ケース。
- 前記爪部は、その形状が円弧形状である請求項2又は3記載の情報記録媒体収納ケース。
- 前記爪部は、その形状が四角形状である請求項2又は3記載の情報記録媒体収納ケース。
- 前記爪部は、その形状が三角形状である請求項2又は3記載の情報記録媒体収納ケース。
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