JP2004017010A - 粉砕機 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下臼の粉砕面の上端から排出された粉体を、所定位置の排出口へ移送して排出する粉砕機において、粉体の移送時に静電気が帯電しないようにし、帯電により粉体の排出が困難になることを防止する。また、粉砕機を小型化する。
【解決手段】固定の下臼11と、回転する上臼16を、これらの粉砕面11a,16aを合わせて配設し、投入された被粉砕物を、上下臼の粉砕面11a,11b間で擂り粉砕しながら上昇させ、粉砕面11a,11bの上端全周から排出させる。上臼16の上端全外周に、前記排出された粉体が載置する受面16gを形成し、下臼11の上部には、周方向の一部に排出口16eを形成する。受面16g上に載置された粉体を、上臼16の回転により排出口11eへ移送して該排出口11eから排出する。下臼11の排出部11eに、受面16g上に載置されて移送されてくる粉体を止める。止部材20fを設ける。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、擂鉢状に形成した上下臼の粉砕面間でお茶のほか、胡麻、麦、そば等の穀物類等を粉砕して適度な粒度(細かさ)の粉体にする粉砕機に関するもので、より詳しくは上下臼の粉砕面で粉砕した粉体を排出させる排出構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
お茶のほか、胡麻、麦、そば等の穀物類等を適度な粒度(細かさ)の粉末に粉砕するための粉砕機が特開平10−43615号公報などで提案されている。
【0003】
この粉砕機は、擂鉢状に形成した上臼と、擂鉢状に形成した下臼とを、これらの擂鉢形状の粉砕面を合わせて配設し、固定の下臼の上端に合成樹脂製の受け皿部を全周にわたって固設するとともに、その一部に排出口を設け、回転する上臼側には合成樹脂製のヘラ部材を設け、上臼の回転とともにヘラ部材を受け皿部内で周方向に回動させるようにして、上下臼の粉砕面間で粉砕された緑茶等の粉体(粉末)を粉砕面の上端全周部から受け皿部上に排出し、この排出された粉体をヘラ部材の回動によって前記排出口へ掻き集めて排出する構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構造においては、合成樹脂製のヘラ部材が合成樹脂製の受け皿部内を摺接して移動するため、この摺接移動による摩擦により受け皿部に静電気が帯び、粉砕された粉体(粉末)が静電気により排出口に付着してブリッジ状に成長し、排出口が詰まるおそれがある。
【0005】
また、粉体が静電気の帯電によって受け皿部に付着するため、粉砕機の清掃作業時に、粉体の除去清掃が困難になるおそれがある。
【0006】
更に、前記受け皿部とヘラ部材を設けることは、その配置スペース分粉砕機が大型化し、この粉砕機を卓上に置く場合の占有面積が大きくなり、他の物の邪魔になりやすい上に、棚等への保管上も不便になる。
【0007】
そこで本願発明は、前記の問題を解決する粉砕機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の第1の発明は、固定の擂鉢状の下臼と、回転する擂鉢状の上臼を、これらの擂鉢形状の粉砕面を合わせて配設し、投入された被粉砕物を、前記上下臼の粉砕面間で擂り粉砕しながら上昇させ、この粉砕した粉体を、前記粉砕面の上端全周から排出させる粉砕機において、
前記上臼の上端外周に、前記粉砕面から排出された粉体が載置する受面を全周にわたって形成し、前記下臼の上部には、周方向の一部に排出口を形成し、前記上臼の受面上に載置された粉体を、上臼の回転により前記排出口へ移送して該排出口から排出するようにしたことを特徴とする粉砕機である。
【0009】
本発明においては、上下臼の粉砕面間の上端から全周にわたって排出された粉体は、回転する上臼の受面上に全周にわたって載置される。そして、この受面上に載置された粉体は、上臼の回転とともに周方向へ移送され、下臼の周方向の一部に形成された排出口に到達してこの排出口から落下排出される。
【0010】
この粉体の移送は、前記従来のような合成樹脂製のヘラ部材が使用されず、また、上下臼は通常セラミックス製であるため、前記従来のような静電気の帯電がない。したがって、前記従来のような静電気に起因する問題は発生しない。
【0011】
請求項2記載の第2の発明は、前記第1の発明において、前記上臼の受面が、その内側に壁部が形成され外側が開放された略水平面に形成され、かつ、該受面を、前記下臼の上端面より低く形成し、前記下臼の排出口の底面を前記受面よりも低く、かつ、外側に下降する傾斜面に形成した粉砕機である。
【0012】
本発明においては、上臼の受面の内側に壁部が形成され、また、前記排出口以外の部分において、上臼の受面の外側に、下臼の上端による壁部が形成されるため、粉砕面の上端から排出された粉体の受面への載置が良好に行われる上に、受面上の粉体が受面の内側及び排出口以外で外側へこぼれることも防止される。
【0013】
また、排出口においては、排出口の底面を受面よりも低く形成したので、受面上の粉体を排出口から排出することが支障なく行える。
【0014】
請求項3記載の第3の発明は、前記第1又は第2の発明において、前記上下臼の上部に内蓋を回転不能に備え、該内蓋に、前記上臼における受面上に載置されて移送されてくる粉体を止めて、その粉体を前記排出口へ掻き落とす止部材を設けた粉砕機である。
【0015】
本発明においては、上臼の受面上に載置された粉体が受面とともに排出口部へ回転してくると、粉体が固定状態の止部材に当って排出口部で掻き集められるような状態となり、排出口から落下排出され、より確実な排出が行われる。更に、前記止部材を内蓋に形成したので、内蓋の配置とともに止部材を配置できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
【0017】
図1乃至図7は第1実施例を示す。
図1は本発明を適用した粉砕機の縦断面図で、粉砕機1は卓上に載置できる底カバー2と、該底カバー2上に嵌合した本体ケース3と、該本体ケース3上に着脱可能に嵌合した上部ケース4と、該上部ケース4上に着脱可能に嵌合したキャップ5とからなり、これらは樹脂材料で形成されている。
【0018】
前記底カバー2内には駆動用モータ6が収納されており、該駆動用モータ6はコード7を介して家庭用交流電圧100Vコンセントに接続されるようになっている。該駆動用モータ6の駆動軸8の回転は減速歯車群9を介して、本体ケース3内の中央に配置された回転軸10に伝達されるようになっている。
【0019】
前記本体ケース3の中央上部には、下臼11の外面形状(擂鉢形状)に沿った合成樹脂製の下臼ホルダ12が回転不能に設けられ、該下臼ホルダ12の内側に下臼11が回転不能に設けられている。
【0020】
前記下臼ホルダ12は図7に示すように、下臼11の外面に沿った環状の嵌着部12aと、該嵌着部12aの周方向の一箇所において嵌着部12aと一体成形した排出部12bとからなり、排出部12bは上下方向の筒状に形成され、嵌着部12aの上端と排出部12bの排出路12cとが連通している。しかも排出部12bの上部には、嵌着部12aの排出端12dよりも高い壁12eが形成されている。
【0021】
下臼11は図2に示すように、内面に擂鉢状の粉砕面11aを形成した擂鉢状に形成され、アルミナ磁器、普通磁器、陶器等のセラミックス製で形成されている。前記粉砕面11aには、複数の平行溝からなる主溝11bと、該主溝11bに対して向きを変えた副溝11cが周方向に交互に形成されている。更に、該下臼11の底壁中央部には軸穴11dが形成されており、該軸穴11dには図1及び図5に示すように、位置決め保持部材13が接着材等により固設されている。該位置決め保持部材13の下側には図5に示すように位置決め用溝13aが形成されている。
【0022】
下臼11の上端部における周方向の一箇所には、排出口11eが切欠して凹状に形成されている。該排出口11eの底面11hの形状は、図2に示すように、内側端11fが下臼11の上端面11gより下方に位置し、該内側端11fから外側へ向って下方へ傾斜し、該傾斜面の下端に排出端11iを形成している。また、該下臼11と前記下臼ホルダ12は、前記排出口11eと排出部12bとが周方向において相互に合致し、かつ、排出端11iと排出端12dとが同一高さか或いは排出端11iが下臼ホルダ12の排出端12dより若干高くなるようにして嵌合されている。
【0023】
そして、下臼11に固着した前記位置決め保持部材13の位置決め用溝13aを、図1に示すように、本体ケース3に設けた突起部3aに嵌合して、前記下臼ホルダ12に設けた排出口12bを、図1に示すように、本体ケース3に着脱可能に配置したカップ14上に位置させるようになっている。なお、前記位置決め保持部材13の中央部には軸挿通穴13bが形成され、該軸挿通穴13b内に前記の駆動軸8が回転可能に挿通されている。
【0024】
本体ケース3の外周の一部にはカップ収納凹部15が形成され、該収納凹部15の底面15aは、前側から奥部に至るにつれて下降する傾斜面に形成されている。そして、該収納凹部15aに、無色透明の合成樹脂製のカップ14が着脱可能に収納されている。
【0025】
前記下臼11内には、その粉砕面11aに沿った擂鉢状の粉砕面16aを外側面に形成した上臼16が回転可能に嵌合配置されている。該上臼16はアルミナ磁器、普通磁器、陶器等のセラミックス製からなる擂鉢状に形成され、その粉砕面16aは、図3に示すように、複数の平行溝からなる主溝16bと、その主溝16bに対して向きを変えた副溝16cが、周方向に交互に配置して形成されている。また、底壁中央部には軸穴16dが形成され、該軸穴16dには上臼ホルダ17が嵌合され、接着剤等により上臼16に止着されている。該上臼ホルダ17の内側には前記駆動軸10に固着状態に嵌合する回転板18が設けられており、該回転板18を駆動軸10に嵌合することにより、駆動軸10の回転が上臼16に伝達するようになっている。すなわち、駆動軸10の回転により上臼16が回転するようになっている。
【0026】
上臼16の周壁の下部には投入口16eが上下方向に貫通して設けられており、上臼16内の被粉砕物Bが投入口16eを通じて、下臼の粉砕面11aと上臼16の粉砕面16aとの間の第2粉砕部19間に供給されるようになっている。
【0027】
上臼16の外側上部は、図1、図3及び図5に示すように、切欠部16fを形成して、内側が高く外側が低い2段面に形成されており、その外側の面が略水平面で外側が開放された受面16gに形成され、また、該受面16gの内側に、該受面16g上の被粉砕物が上臼16の上端を乗り越えて上臼16の内側へこぼれないようにする壁部16hが形成されている。該切欠部16f、すなわち受面16gは上臼16の全周にわたって形成されている。
【0028】
更に、前記受面16gは、図1及び図5に示すように、下臼11と上臼16を嵌合した状態において、受面16gが下臼11の上端面11gよりも下方に位置するように、すなわち、受面16gを上端面11gよりも低くして形成されている。
【0029】
前記嵌合された下臼11と上臼16の上部、すなわち、第2粉砕部19の上部を被覆するように内蓋20が、下臼11の上部外周面に着脱可能に嵌合して設けられており、該内蓋20は下臼11に保持された状態で回転しない。
【0030】
該内蓋20は合成樹脂で形成されており、図4に示すように外周部に前記下臼11の上部外周面に嵌合する環状の嵌合壁20aと、該嵌合壁20aの上部において嵌合壁20aより小径に形成された周壁部20bと、天壁20cとが一体成形されている。前記嵌合壁20aと周壁部20bには、前記下臼11における排出口11eに位置して開口部20dが形成されており、第2粉砕部19の上端から被粉砕物(粉体)が排出口11eを通って排出部12bへ排出するのを、内蓋20が支承とならないようにしている。
【0031】
また、小径の周壁部20bを形成することにより、図6に示すように、その段部20eが下臼11の上端面11gに当接し、排出口11e以外の部分で、被粉砕物(粉体)が下臼11外へこぼれないようにしている。
【0032】
前記内蓋20の内周部には、図4及び図6に示すように、合成樹脂製の止部材20fが、前記上臼11の切欠部16fにおける受面16gと壁部16hの外面に接触または近接するような形状で内蓋20と一体成形されている。更に、該止部材20fは、板状に形成されているとともに、図6(b)に示すように、下臼16の排出口11eにおける上臼16の回転方向Aの下流側に位置するように配置されており、上臼11の受面16g上に載置されて上臼11の回転により排出口11eに移送されてきた被粉砕物(粉体)を、掻き集めるように止部材20fで止めて、排出口11eから落下させるようになっている。なお、前記止部材20fは、下臼16の排出口11eにおける一端側、すなわち、上臼16の回転方向の下流側に形成した位置決め凹部11jに嵌合して位置決めされるようになっている。
【0033】
なお、この止部材20fの位置決めは、図8の第2実施例に示すように、止部材20fの下部に、前記下臼11に形成した排出口11eに嵌入する突片20gを一体形成し、該突片20gを図8(b)に示すように、排出口11eの一端面、すなわち、上臼16の回転方向の下流側に位置する面11kに当接させて位置決めするようにしてもよい。
【0034】
また、前記内蓋20は、上部ケース4と一体化させてもよい。
前記内蓋20の天壁20cの中央部には穴20hが形成されており、該穴20hを通じて、上部ケース4側に設けた第1粉砕部21が前記上臼16内に配置されるようになっている。
【0035】
前記第1粉砕部21は、上部ケース4の上部中央に投入口22を有して形成したホッパー部23と、該ホッパー部23の下部に設けた粉砕機構24とからなり、前記回転軸10を前記ホッパー23部内へ突出され、該回転軸10の上部に、外周に螺旋状の送り溝を形成したスクリュ25を螺着して、前記粉砕機構24の回転刃を回転軸10と一体的に回転させるようになっている。
【0036】
前記上部ケース4における投入口22にはキャップ5が着脱可能に備えられている。
【0037】
次に本実施例の作用について説明する。
粉砕機1は、不使用時は例えば食器棚等に保管され、使用時には食卓などのテーブル上に置かれて使用される。
【0038】
使用時には電源コード7を家庭用交流電圧100Vコンセントに接続し、キャップ5を上部ケース4より取り外し、ホッパー23内に緑茶等の被粉砕物Bを入れてキャップ5を被せる。
【0039】
次に、本体ケース3に設けられている図示しないタイマースイッチを所定時間にセットすると、電源より駆動用モータ6に電気が供給され、駆動用モータ6が回転動作する。
【0040】
この回転により回転軸10が回転してスクリュ25と粉砕機構24の回転刃が回転し、スクリュ25の外周に刻設された送り溝により、被粉砕物Bが第1粉砕部21の粉砕機構24に送り込まれ、該第1粉砕部21により被粉砕物Bが粗挽される。粗挽された被粉砕物Bは、粗粉体B1となって上臼16の投入口16eから上下臼11,16の粉砕面11a,16a間で構成される第2粉砕部19に送り込まれる。
【0041】
粉砕面11a,16a間に送りこまれた粗粉体B1は、上臼16の回転によって粉砕面11a,16a間で擂られながら上昇し、微粉体(粉末)B2となって粉砕面11a,16aの上端全周から排出され、更に、下臼11に傾斜して形成された排出口11eから排出部12bに滑り落ち、該排出部12bの下部に装着したカップ14内に落下し、貯溜される。
【0042】
また、下臼11の排出口11eから排出されなかった微粉体B2は、下臼11の上端面11gよりも低い位置に形成した上臼16の受面16g上に溜る。この受面16g上に溜った微粉体B2は、上臼16の回転により回転する受面16gとともに前記排出口11eに回転移送され、排出口11eにおける下流側に配置された止部材20fに当って掻き集められるようにして排出口11eへ落下排出され、排出部12bからカップ14内へ落下する。
【0043】
タイマースイッチにより設定した時間が経過すると、タイマースイッチにより自動的に駆動用モータ6への給電が停止し、駆動用モータ6が停止する。この停止の確認後、電源コード7をコンセントから抜き取り、前記のように微粉体B2が溜められたカップ14を本体ケース3から取り外し、その微粉体B2をカップ14から出して使用する。
【0044】
図9及び図10は第3実施例を示す。
本第3実施例は、前記第1実施例における下臼ホルダ12の変形例で、前記下臼ホルダ12に一体形成した排出部12bを、筒状に形成することなく樋状に形成したものである。
【0045】
その他の構造は前記第1実施例と同様であるため、同一部分には前記と同一符号を付してその説明は省略する。
【0046】
本第3実施例においても前記第1実施例と同様の作用、効果を発揮する。
図11乃至図15は第4実施例を示す。
【0047】
本第4実施例は、前記第1実施例における上臼16の受面16gを、外側が下降するテーパ面に形成し、また、前記第1実施例における内蓋20に設けた止部材20fを無くしたものである。なお、本第4実施例の受面16gは、その外側端を下臼11における排出口11eの内側端11fと同一面か或いは排出口11eの内側端11fよりも高く形成されている。
【0048】
その他の構造は前記第1実施例と同様であるため、前記と同一部分には前記と同一符号を付してその説明を省略する。
【0049】
本第4実施例においては、前記受面16gが傾斜して形成されているため、受面16g上に載置されて排出口11eに位置した微粉体B2は、受面16g上を滑り落ちて排出口11eに排出される。そのため、前記第1実施例における止部材20fを無くすこともできる。
【0050】
なお、本第4実施例において、受面16g上に放射方向の突部を、周方向において部分的に設けることにより、受面16g上に載置された微粉体を、受面16aの回動とともに排出口11e部へより確実に供給することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のようであるから本発明によれば、粉砕面間から排出された粉体を排出口へ移送する際において、前記従来のような静電気を帯電させないため、前記従来のように、静電気により粉体が排出口に付着してブリッジ状に成長して排出口を詰まらせることがなく、また、静電気の帯電により粉体の清掃が困難になることも防止できる。
【0052】
また、前記従来のような受け皿部を形成する部材やヘラ部材を無くすことができ、粉砕機の小型化およびコストダウンを図ることができる。このように小型化できることにより、従来のものに比べて卓上に置く場合の占有面積が小さくなり、他の物の邪魔になることを少なくし、また、棚等への保管も便利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す粉砕機の縦断面図。
【図2】図1における下臼を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)におけるC−C線断面図。
【図3】図1における上臼を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図。
【図4】図1における内蓋を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は(a)におけるD−D線断面図。
【図5】図1における上下臼を合わせた組付状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)におけるE−E線断面図。
【図6】図5の状態において内蓋を被せた状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)におけるF−F線断面図。
【図7】図1における下臼ホルダーを示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)におけるG−G線断面図、(c)は底面図、(d)は正面図。
【図8】本発明の第2実施例を示すもので、上下臼と内蓋を組み付けた状態であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)におけるH−H線断面図。
【図9】本発明の第3実施例を示す粉砕機の縦断面図。
【図10】図9における下臼ホルダーを示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)におけるI−I線断面図、(c)は底面図、(d)は正面図。
【図11】本発明の第4実施例を示す粉砕機の縦断面図。
【図12】図11における上臼を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図。
【図13】図11における上下臼を合わせた組付状態を示すもので、(a)は正面図、(b)は(a)におけるJ−J線断面図。
【図14】図11における内蓋を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は(a)におけるK−K線断面図。
【図15】図13の状態において内蓋を被せた状態を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)におけるL−L線断面図。
【符号の説明】
11  下臼
11a 粉砕面
11e 排出口
11h 底面
12  上臼
12a 粉砕面
16g 受面
16h 壁部
20  内蓋
20f 止部材

Claims (3)

  1. 固定の擂鉢状の下臼と、回転する擂鉢状の上臼を、これらの擂鉢形状の粉砕面を合わせて配設し、投入された被粉砕物を、前記上下臼の粉砕面間で擂り粉砕しながら上昇させ、この粉砕した粉体を、前記粉砕面の上端全周から排出させる粉砕機において、
    前記上臼の上端外周に、前記粉砕面から排出された粉体が載置する受面を全周にわたって形成し、前記下臼の上部には、周方向の一部に排出口を形成し、前記上臼の受面上に載置された粉体を、上臼の回転により前記排出口へ移送して該排出口から排出するようにしたことを特徴とする粉砕機。
  2. 前記上臼の受面が、その内側に壁部が形成され外側が開放された略水平面に形成され、かつ、該受面を、前記下臼の上端面より低く形成し、前記下臼の排出口の底面を前記受面よりも低く、かつ、外側に下降する傾斜面に形成した請求項1記載の粉砕機。
  3. 前記上下臼の上部に内蓋を回転不能に備え、該内蓋に、前記上臼における受面上に載置されて移送されてくる粉体を止めて、その粉体を前記排出口へ掻き落とす止部材を設けた請求項1又は2記載の粉砕機。
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JP2012500714A (ja) * 2008-08-22 2012-01-12 エフ・エル・スミス・エー・エス ヘビーデューティ駆動装置、及び、それによって駆動されるミル
US10383480B2 (en) 2014-08-25 2019-08-20 Sharp Kabushiki Kaisha Mill, milling machine, and beverage preparation apparatus

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