JP2002273245A - 粉挽き機 - Google Patents

粉挽き機

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JP2002273245A
JP2002273245A JP2001077003A JP2001077003A JP2002273245A JP 2002273245 A JP2002273245 A JP 2002273245A JP 2001077003 A JP2001077003 A JP 2001077003A JP 2001077003 A JP2001077003 A JP 2001077003A JP 2002273245 A JP2002273245 A JP 2002273245A
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Japan
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receiving container
case
mill
mortar
cup
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JP2001077003A
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English (en)
Inventor
Koji Suzuki
晃次 鈴木
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Roki Co Ltd
Original Assignee
Toyo Roki Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減らし、誰でも簡単に分解・組立
てすることができる粉挽き機を提供する。 【解決手段】 粉挽き機は、ケース11内に収納された
臼12によって被粉砕物を粉砕する。この粉挽き機は、
臼12と、この臼12を回転させるモータ18と、該モ
ータ18が収納されるケース本体11aと、該ケース本
体11aに着脱自在にされる蓋部11bと、臼12の周
囲から吐き出された粉砕物が溜められる環状の受け容器
14と、受け容器14に溜められた粉砕物を掻き寄せる
掻き寄せ部19とを備える。受け容器14はケース本体
11aに一体に形成され、ケース本体11aが受け容器
14を兼用している。このため、部品点数が少なくな
り、誰でも簡単に分解・組立てすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茶葉、胡麻、麦、
そば、コーヒー豆等の被粉砕物を臼によって粉砕する粉
挽き機に関し、特に茶葉を微粉末にする家庭用の粉挽き
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の粉挽き機として、図4に示すよう
に、ケース1内の上部に上臼2及び下臼3とを重ね合わ
せて収納し、ケース1内の下部に上臼2又は下臼3を回
転させるモータ5を収納したものが知られている(特開
平10−43615号公報参照)。
【0003】この粉挽き機では、ケース1の上部に設け
られた材料投入口から茶葉等の被粉砕物が投入され、こ
の被粉砕物が上臼2及び下臼3によって粉末に挽かれ
る。粉末は上臼2及び下臼3の間の外周から吐き出さ
れ、下臼3の外周に取り付けた環状の受け容器7に溜め
られる。一方上臼2の周囲には掻き寄せ部8が取り付け
られ、この掻き寄せ部8が上臼2と共に回転することに
よって受け容器7に溜められた粉末を掻き寄せる。掻き
寄せられた粉末は、受け容器7の周方向の一部分に形成
された切り欠き7aから落下し、ケース1に着脱自在に
取り付けられたカップ4に溜められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような粉挽き機に
は、ケース内の掃除等の定期的なメンテナンスが必要に
なる。しかし、従来の粉挽き機にあっては、臼2,3で
挽いた粉末が自動的にカップ4に溜められるようにして
いるので、受け容器7、掻き寄せ部8等の多くの部品点
数を有する。このため、粉挽き機を分解したのはいいけ
れども、再度組立てることができないという問題が生じ
るおそれがあった。特に、粉挽き機が茶葉を微粉末茶に
挽くような健康に関連する用途に用いられると、お年寄
りが使用することが多く、この問題が生じ易くなる。
【0005】そこで、本発明は、部品点数を減らし、誰
でも簡単に分解・組立てすることができる粉挽き機を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものでない。
【0007】上記課題を解決するために、本発明者は、
特に臼の周囲に取り付けられた受け容器又は掻き寄せ部
材が、粉挽き機を分解した後の組立ての障害になること
を知見した。そして、受け容器をケースと兼用すれば組
立てが極めて容易になることを知見した。すなわち、請
求項1の発明は、ケース(11)内に収納された臼(1
2)によって被粉砕物を粉砕する粉挽き機であって、臼
(12)と、この臼(12)を回転させる駆動源(1
8)と、該駆動源(18)が収納されるケース本体(1
1a)と、該ケース本体(11a)に着脱自在にされる
蓋部(11b)と、前記臼(12)の周囲から吐き出さ
れた粉砕物が溜められる環状の受け容器(14)と、前
記受け容器(14)に溜められた粉砕物を掻き寄せる掻
き寄せ部(19)とを備え、前記受け容器(14)は前
記ケース本体(11a)に一体に形成されることを特徴
とする粉挽き機により、上述した課題を解決した。
【0008】この発明によれば、受け容器がケース本体
に一体に形成されるので、ケース本体が受け容器を兼用
している。このため、部品点数が少なくなり、誰でも簡
単に分解・組立てすることができる。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の粉挽き機において、前記掻き寄せ部(19)は、前記
駆動源(18)によって回転される回転部(23)と、
この回転部(23)に着脱自在に取り付けられる刷毛部
材(24)とを備え、該刷毛部材(24)は人手で把持
可能な柄(24a)を有することを特徴とする。
【0010】従来粉挽きには付属品として、臼、ケース
内等を清掃するための刷毛部材が付けられていた。この
発明によれば、掻き寄せ部材が付属品の掃除用の刷毛部
材と兼用される。このため、部品点数が少なくなり、誰
でも簡単に分解・組立てすることができる。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項2に記載
の粉挽き機において、前記刷毛部材(24)は、上下方
向にスライド可能に前記回転部(23)に取り付けられ
ることを特徴とする。
【0012】長期間の使用によって、刷毛部材の毛の部
分は曲がったり、磨耗したりする。この発明によれば、
このような毛の部分の曲がり・磨耗が生じても、刷毛部
材はその自重によって下降するので、毛の部分と受け容
器との接触を常に保つことができ、確実に粉砕物を掻き
寄せることができる。
【0013】さらに、請求項4の発明は、請求項1ない
し3いずれかに記載の粉挽き機において、前記駆動源
(18)によって回転駆動される原動軸(22)と、こ
の原動軸(22)にクラッチを介して連結される従動軸
(26)とが設けられ、前記臼(12)は前記従動軸
(26)側に取り付けられ、前記掻き寄せ部(19)は
前記原動軸側に取り付けられることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、分解・組立てする際
に、クラッチ部分で分離可能な従動軸側に臼が取り付け
られ、原動軸側に掻き寄せ部が取り付けられているの
で、臼に掻き寄せ部材又は受け容器を組み合わせる必要
がない。このため、粉挽き機の分解・組立てが容易にな
る。
【0015】さらに、請求項5の発明は、請求項1ない
し4いずれかに記載の粉挽き機において、前記掻き寄せ
部(19)によって掻き寄せられた粉砕物を溜めるカッ
プ(15)が設けられ、前記カップ(15)が鉄製の缶
からなることを特徴とする。
【0016】この発明によれば、鉄製の缶を使うこと
で、透明のアクリル等を使う場合に比べ静電気の影響を
受けにくくすることができ、静電気により粉末が舞って
しまうという問題が生じるのを防止することができる。
また、例えばお茶挽き機に用いる場合、従来カップから
付属品の蓋付きのお茶缶に粉末茶を移し、お茶缶から一
杯ずつすくっていたが、ケース本体に直接お茶缶を着脱
自在にすることで、カップ(トレー)から別途付属品の
お茶缶に粉末茶を移す必要がなくなる。これにより、部
品点数を減らすこともできる。
【0017】また、請求項6の発明は、ケース(11)
内に収納された臼(12)によって被粉砕物を粉砕する
粉挽き機であって、臼(12)と、この臼(12)を回
転させる駆動源(18)と、該臼(12)の周囲から吐
き出された粉砕物が溜められる環状の受け容器(14)
と、を備え、前記環状の受け容器(14)に溜められた
粉砕物をその周方向における一個所に集めることができ
るように、前記受け容器(14)の底部(14c)が前
記臼(12)の回転中心線に対して直交する平面から傾
けられることを特徴とする粉挽き機により、上述した課
題を解決した。
【0018】この発明によれば、粉砕物はその自重によ
り一箇所に集められるので、受け容器に溜められた粉砕
物を掻き寄せる掻き寄せ部材が不要になる。このため、
部品点数が少なくなり、分解・組立てが容易になる。
【0019】また、請求項7の発明は、ケース(11)
内に収納された臼(12)によって茶葉を粉砕する粉挽
き機であって、ケース(11)の上部に設けられた材料
投入口(13)と、該材料投入口(13)から投入され
た茶葉を粉砕するセラミック製の臼(12)と、該臼
(12)を回転させる駆動源(18)と、該駆動源(1
8)が収納されるケース本体(11a)と、該ケース本
体(11a)に着脱自在にされる蓋部(11b)と、前
記臼(12)の周囲から吐き出された粉茶が溜められる
環状の受け容器(14)と、前記受け容器(14)に溜
められた粉茶を集める掻き寄せ部(19)と、該掻き寄
せ部(19)で集めた粉茶を溜めるカップ(15)とを
備え、前記受け容器(14)は前記ケース本体(11
a)と一体に形成され、前記カップ(15)は透明材料
で形成され、かつ、ケース(11)に設けた凹部に取り
出し自在に設置されているとともにそのカップ(15)
の持ち手が(15a)ケース(11)の外側に位置し、
更に、前記カップ(15)における前記持ち手(15
a)を有する前面壁(36)の高さを、該前面壁(3
6)と反対の側のカップ(15)の後面壁(37)の高
さよりも高く形成したことを特徴とする粉挽き機によ
り、上述した課題を解決する。
【0020】この発明によれば、受け容器がケース本体
に一体に形成されるので、ケース本体が受け容器を兼用
している。このため、部品点数が少なくなり、誰でも簡
単に分解・組立てすることができる。また、カップは持
ち手を有する前面壁の高さが該前面壁と反対の側のカッ
プの後面壁の高さよりも高く形成されるので、カップの
凹部に対する出し入れが容易に行えると共にカップ内に
落下する粉末茶がカップの上端と凹部との隙間を通って
機外に飛散するのを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
における粉挽き機を示す。この粉挽き機は、家庭で緑茶
を粉末茶にするのに用いられ、ケース11内部に収納さ
れた臼12によって緑茶を粉末茶に挽いている。ケース
11の上部に設けられた材料投入口13から投入された
茶葉は、臼12によって粉末に粉砕され、臼12の周囲
から吐き出される。粉末茶は環状の受け容器14に溜め
られ、掻き寄せ部19によって掻き寄せられる。そし
て、受け容器14の周方向の一部分に開けられた穴14
aから落下し、カップ15に溜められる。
【0022】この粉挽き機は、ケース11と、ケース1
1内に収納され、上臼16及び下臼17からなる臼12
と、この下臼17を回転させる駆動源としてのモータ1
8と、臼12の周囲から吐き出された粉末茶が溜められ
る環状の受け容器14と、受け容器14に溜められた粉
末茶を掻き寄せる掻き寄せ部19とを備える。
【0023】ケース11は、モータ18が収納されるケ
ース本体11aと、ケース本体11aに着脱自在にされ
る蓋部11bとを有する。ケース本体11aの上部に
は、環状の受け容器14がケース本体11aと一体に形
成される。
【0024】受け容器14は、その断面が溝形状をな
し、左右一対の壁部14b,14bと、底部14cとを
有する。この実施形態では、受け容器14はケース本体
11aと同一の材料及び同一の成形工程で一体に形成さ
れているが、ケース本体11aと別体で形成された受け
容器14を接着、ボルト接合等の固定手段によって一体
に形成してもよい。
【0025】受け容器の底部14c、及び受け容器14
の内周側に形成された中央部区画プレート20によっ
て、ケース11内は上下方向に2分割される。このケー
ス11内の下側の区画にモータ18及び歯車機構21が
配置される。モータ18の駆動力は歯車機構21を介し
て、区画プレート20を上下方向に貫通する原動軸22
に伝達される。
【0026】原動軸22の上部には、受け容器14に溜
められた粉末茶を掻き寄せる掻き寄せ部19が取り付け
られる。この掻き寄せ部19は、原動軸22の上部に上
下方向に移動可能に取り付けられた回転部23と、この
回転部23に着脱自在に取り付けられる刷毛部材24と
を備える。回転部23はその上面に噛み合いクラッチを
構成するクラッチ用突起を有し、コイルばね等の付勢手
段25によって後述する従動軸26側に付勢されてい
る。この付勢手段25の弾勢力で下臼17が上臼16に
密着され、上臼16と下臼17との間の破砕面に圧力を
かけながら上臼16と下臼17とを相対的に回転させる
ことができるようになっている。また、回転部23の下
面周囲には縁突起27が形成される。この縁突起27は
臼から落ちた粉、また落ちていく途中で粉末茶が駆動部
側(付勢手段25、原動軸22、歯車機構21)へ侵入
するのを防ぐ。原動軸22の回転が回転部に伝達するよ
うに、回転部23が原動軸22に嵌合している。
【0027】回転部23にはブラケット28が延設され
る。このブラケット28には、上下方向にスライド可能
に刷毛部材24が取り付けられる。刷毛部材24は、人
手で把持可能な柄24aと、ナイロン、PP等の材料か
らなる毛部24bとを有する。柄24aには上下方向に
延びる溝30が形成され、ブラケット28にはこの溝3
0に係合する係合部31が形成される。これにより刷毛
部材24が自重によって上下方向(鉛直方向)に下降で
きるようになっている。また、係合部31と刷毛部材2
4の係合を解除することによって、刷毛部材24がブラ
ケット28から取り外される。
【0028】長期間の使用によって、刷毛部材24の毛
部24bは曲がったり、磨耗したりする。この実施形態
の粉挽き機によれば、このような毛部24bの曲がり・
磨耗が生じても、刷毛部材24がその自重によって下降
するので、毛部24bと受け容器14との接触を常に保
つことができ、確実に粉末茶を掻き寄せることができ
る。
【0029】受け容器14の周方向の一部分には切り欠
き14aが形成される。受け容器14に溜められた粉末
茶は刷毛部材24によって掻き集められ、切り欠き14
aから下方に落下する。切り欠き14aの下方には、粉
砕された粉末茶を集めるカップ15が配置される。カッ
プ15はケース本体11aに設けた凹部に取り出し自在
に設置されている。このカップ15は粉末茶を入れる鉄
製の円筒状お茶缶からなる。お茶缶は蓋32を外した状
態でケース本体11aに設置される。このとき、蓋32
はケース本体に設置されたお茶缶を所定の高さまで嵩上
げするゲタとしての機能を有する。
【0030】カップ15に鉄製のお茶缶を使うことで、
透明のアクリル等を使う場合に比べ静電気の影響を受け
にくくすることができ、静電気により粉末茶が舞ってし
まうという問題が生じるのを防止することができる。ま
た、従来カップ15から付属品のお茶缶に粉末茶を移
し、このお茶缶から一杯ずつすくっていたが、ケース本
体に直接お茶缶を着脱自在にすることで、カップ(トレ
ー)から別途付属品のお茶缶に粉末茶を移す必要がなく
なる。これにより、部品点数を減らすこともできる。
【0031】図2は、カップ15の他の例を示す。カッ
プ15は鉄製のお茶缶に限られず、透明材料で形成され
てもよい。また、カップ15に持ち手15aを設け、そ
の持ち手15aがケースの外側に位置するようにしても
よい。更に、カップ15における持ち手を有する前面壁
36の高さを、該前面壁36と反対の側のカップ15の
後面壁37の高さよりも高く形成してもよい。これによ
り、カップ15の凹部に対する出し入れが容易に行える
と共にカップ15内に落下する粉末茶がカップ15の上
端と凹部との隙間を通って機外に飛散するのを防止する
ことができる。
【0032】掻き寄せ部の上方には臼12が配置され
る。臼12は上臼16と、下臼17とからなる。上臼1
6及び下臼17は、その中心線を貫通する従動軸26に
組み合わされている。従動軸26は下面にフランジ38
を有する。フランジ38の下面には噛み合いクラッチを
構成するクラッチ突起が形成され、フランジ38の上面
には下臼17と係合する下臼係合突起が形成される。原
動軸22の回転が噛み合いクラッチを介して従動軸26
に伝達され、従動軸26が回転することによって下臼1
7が回転する。一方上臼16は蓋部11bと係合するこ
とによって、その回転が制限されている。また、従動軸
26の上端には、つまみが取り付けられている。
【0033】蓋部11bは、ケース本体11aにワンタ
ッチで簡単に着脱可能に取り付けられる。蓋部11bの
中央には、材料投入口13が設けられる。この材料投入
口13は、プラスチック製のキャップで塞がれている。
材料投入口13の周囲には、下方に位置する上臼16に
向かって径が狭くなる茶葉の案内面39が形成される。
材料投入口13の下端面には、材料通過穴40が形成さ
れ、この材料通過穴40から上臼16と下臼17との間
にお茶葉が投入される。また、蓋部11bの下端には上
述のように上臼16に係合する上臼回転制限部11cが
形成されている。
【0034】上臼16は、セラミック製で略円盤状をな
す。上臼16の下面には、例えば中心から全体を8分割
するよう放射状に延びる主溝が形成される。主溝の間に
は、副溝が複数形成される。上臼16の中心には従動軸
26が貫通する中心穴が形成される。上臼16には、蓋
部に形成された材料通過穴と位置を合わせて、投入され
たお茶葉を上臼16と下臼17との間に供給する供給穴
が開けられる。また、上臼16の上面には、上臼回転制
限部11cと係合する上臼凹部が形成されている。
【0035】下臼17も、セラミック製で略円盤状をな
す。下臼17の上面には、例えば中心から全体を8分割
するよう放射状に延びる主溝が形成される。主溝の間に
は、副溝が複数形成される。下臼17の中心には、従動
軸26が貫通する中心穴が形成される。また、下臼17
の下面には、従動軸26と一体に形成したフランジ38
と係合する下臼凹部が形成されている。
【0036】材料投入口から投入された茶葉は、上臼1
6の供給口から上臼16と下臼17との間に入り込む。
茶葉は、上臼16及び下臼17によってせん断力を受け
粉砕される。また、粉砕された粉末茶は、遠心させら
れ、臼12の外周から吐き出される。吐き出された粉末
茶は、受け容器14に溜められる。粉末茶は掻き寄せ部
19によって掻き寄せられ、カップ15内に溜められ
る。
【0037】次に、粉挽き機の分解・メンテナンス方法
について説明する。まず、蓋部11bをケース本体11
aから取り外す。次に上臼16及び下臼17が取り付け
られた従動軸26をケース本体11a側から取り外す。
最後に刷毛部材24をブラケット28から取り外す。取
り外した刷毛部材24を用いて上臼16、下臼17、回
転部23、受け容器14等を清掃する。受け容器14が
ケース本体11aに一体に形成されるので、受け容器1
4がケース本体11aに兼用される。また、掻き寄せ部
19の刷毛部材24が従来付属品であった掃除用の刷毛
部材と兼用される。このため。部品点数が少なくなり、
誰でも簡単に分解・組立てすることができる粉挽き機が
得られる。なお、粉挽き機の組立て方法は上述の分解方
法と逆の手順で進められる。
【0038】図3は、本発明の第2の実施形態における
粉挽き機を示す。この実施形態の粉挽き機も、ケース1
1の内部に収納された臼12によって緑茶を粉末茶に挽
く。ケース11の上部に設けられた材料投入口13から
投入された茶葉は、臼12によって粉末に粉砕され、臼
12の周囲から吐き出される。そして、吐き出された粉
末茶は環状の受け容器14に溜められる。そして、粉挽
き機は上述の粉挽き機と同様に、臼12と、この臼12
を回転させるモータ18と、該臼12の周囲から吐き出
された粉末茶が溜められる環状の受け容器14とを備え
ている。
【0039】この実施形態の粉挽き機は上記実施形態の
粉挽き機と異なり、掻き寄せ部が設けられていない。そ
して、環状の受け容器14に溜められた粉砕物をその周
方向における一個所に集めることができるように、受け
容器14の底部14cが臼12の回転中心線に対して直
交する平面から傾けられている。傾けられた最下端の位
置には切り欠き14aが形成されている。受け容器14
に溜められた粉末茶は自重により、最下端の位置に移動
し、切り欠きから下方に落下する。そして、切り欠き1
4aの下方に設けたカップ15に溜められる。
【0040】切り欠き14aの下方に設けたカップ15
は透明材料で形成され、その持ち手15aがケース11
の外側に位置している。カップ15の反対側の、受け容
器14の下方には空きスペースが生じるが、この空きス
ペースにはスプーン等の付属品を収納する収納カップ4
2が取り出し自在に設置される。カップ15及び収納カ
ップ42の下方にはモータが収納される。その他の構成
は上記第1の実施形態の粉挽き機と略同様なので、同一
の符号を附してその説明を省略する。
【0041】この実施形態の粉挽き機では、粉末茶はそ
の自重により一箇所に集められるので、受け容器14に
溜められた粉末茶を掻き寄せる掻き寄せ部が不要にな
る。このため、部品点数が少なくなり、分解・組立てが
容易になる。
【0042】なお、上記実施形態では、茶葉を粉末茶に
粉砕する粉挽き機について説明したが、本発明の粉挽き
機は茶葉を粉砕するのみならず、胡麻、麦、そば、コー
ヒー豆等の穀物を粉砕するのに用いることもできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粉挽き機がケース内に収納された臼と、この臼を回転さ
せる駆動源と、駆動源が収納されるケース本体と、ケー
ス本体に着脱自在にされる蓋部と、臼の周囲から吐き出
された粉砕物が溜められる環状の受け容器と、受け容器
に溜められた粉砕物を掻き寄せる掻き寄せ部とを備え
る。そして、受け容器がケース本体と一体に形成され、
ケース本体が受け容器を兼用している。このため、部品
点数が少なくなり、誰でも簡単に分解・組立てすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における粉挽き機を示
す断面図。
【図2】上記実施形態のカップの他の例を示す図。
【図3】本発明の第2の実施形態における粉挽き機を示
す断面図。
【図4】従来の粉挽き機を示す断面図。
【符号の説明】
11・・・ケース 11a・・・ケース本体 11b・・・蓋部 12・・・臼 13・・・材料投入口 14・・・受け容器 14c・・・底部 15・・・カップ 18・・・モータ(駆動源) 19・・・掻き寄せ部 22・・・原動軸 23・・・回転部 24・・・刷毛部材 24a・・・柄 26・・・従動軸 36・・・前面壁 37・・・後面壁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に収納された臼によって被粉砕
    物を粉砕する粉挽き機であって、 臼と、この臼を回転させる駆動源と、該駆動源が収納さ
    れるケース本体と、該ケース本体に着脱自在にされる蓋
    部と、前記臼の周囲から吐き出された粉砕物が溜められ
    る環状の受け容器と、前記受け容器に溜められた粉砕物
    を掻き寄せる掻き寄せ部とを備え、 前記受け容器は前記ケース本体に一体に形成されること
    を特徴とする粉挽き機。
  2. 【請求項2】 前記掻き寄せ部は、前記駆動源によって
    回転される回転部と、この回転部に着脱自在に取り付け
    られる刷毛部材とを備え、 該刷毛部材は人手で把持可能な柄を有することを特徴と
    する請求項1に記載の粉挽き機。
  3. 【請求項3】 前記刷毛部材は、上下方向にスライド可
    能に前記回転部に取り付けられることを特徴とする請求
    項2に記載の粉挽き機。
  4. 【請求項4】 前記駆動源によって回転駆動される原動
    軸と、この原動軸にクラッチを介して連結される従動軸
    とが設けられ、 前記臼は前記従動軸側に取り付けられ、前記掻き寄せ部
    は前記原動軸側に取り付けられることを特徴とする請求
    項1ないし3いずれかに記載の粉挽き機。
  5. 【請求項5】 前記掻き寄せ部によって掻き寄せられた
    粉砕物を溜めるカップが設けられ、 前記カップが鉄製の缶からなることを特徴とする請求項
    1ないし4いずれかに記載の粉挽き機。
  6. 【請求項6】 ケース内に収納された臼によって被粉砕
    物を粉砕する粉挽き機であって、 臼と、この臼を回転させる駆動源と、該臼の周囲から吐
    き出された粉砕物が溜められる環状の受け容器とを備
    え、 前記環状の受け容器に溜められた粉砕物をその周方向に
    おける一個所に集めることができるように、前記受け容
    器の底部が前記臼の回転中心線に対して直交する平面か
    ら傾けられることを特徴とする粉挽き機。
  7. 【請求項7】 ケース内に収納された臼によって茶葉を
    粉砕する粉挽き機であって、 ケースの上部に設けられた材料投入口と、該材料投入口
    から投入された茶葉を粉砕するセラミック製の臼と、該
    臼を回転させる駆動源と、該駆動源が収納されるケース
    本体と、該ケース本体に着脱自在にされる蓋部と、前記
    臼の周囲から吐き出された粉茶が溜められる環状の受け
    容器と、前記受け容器に溜められた粉茶を集める掻き寄
    せ部と、該掻き寄せ部で集めた粉茶を溜めるカップとを
    備え、 前記受け容器は前記ケース本体と一体に形成され、 前記カップは透明材料で形成され、かつ、ケースに設け
    た凹部に取り出し自在に設置されているとともにそのカ
    ップの持ち手がケースの外側に位置し、更に、前記カッ
    プにおける前記持ち手を有する前面壁の高さを、該前面
    壁と反対の側のカップの後面壁の高さよりも高く形成し
    たことを特徴とする粉挽き機。
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