JP2000000478A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

Info

Publication number
JP2000000478A
JP2000000478A JP16830498A JP16830498A JP2000000478A JP 2000000478 A JP2000000478 A JP 2000000478A JP 16830498 A JP16830498 A JP 16830498A JP 16830498 A JP16830498 A JP 16830498A JP 2000000478 A JP2000000478 A JP 2000000478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main
section
pulverizing
mill
tea
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16830498A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kayukawa
真行 粥川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kouatsu Electric Co
Original Assignee
Nippon Kouatsu Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kouatsu Electric Co filed Critical Nippon Kouatsu Electric Co
Priority to JP16830498A priority Critical patent/JP2000000478A/ja
Publication of JP2000000478A publication Critical patent/JP2000000478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 葉茶等を上下の臼で微粉砕するものにおい
て、上下臼の摩擦熱を良好に放出する。外部にこぼれた
粉砕物の掃除を容易にする。 【解決手段】 下部ケース6の上面に複数の支柱4を、
これらの間に空間が形成されるようにして立設する。支
柱4に予備粉砕部2と本粉砕部3を設ける。本粉砕部3
の側周面を上記の空間に露出して本粉砕物3の熱の放出
を高める。本粉砕部3の側周面に送風する冷却ファン3
3を設けるとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、お茶のほか、胡
麻、麦、そば等の穀物類等を適度な粒度(細かさ)の粉
末に粉砕するための粉砕機の改良に係り、特に効率的に
大量の微粉砕が行えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】お茶は趣向品であるばかりではなく、健
康食品として親しまれている。お茶にはビタミンやミネ
ラルが豊富に含まれており、そのままのお茶を単にお湯
によって出したのでは茶がらに上記の栄養分の大半が残
ってしまい、栄養素の摂取ができない状態になる。その
ため、葉茶を微粉末茶にし、これをお湯により出せば上
記栄養素の充分な摂取が可能になる。
【0003】そこで、本件出願人は先に特開平9−24
8471号により、葉茶を微粉末茶にするための粉砕機
を提案した。該従来の粉砕機は、被粉砕物(葉茶)をダ
イスとスクリューのカット部にてせん断して粉末物(粉
茶)にする予備粉砕部と、予備粉砕部にてせん断された
粉砕物(粉茶)をさらに上臼、下臼の粉砕面にて微粉末
(微粉末茶)にする本粉砕部をそれぞれ別体で設け、両
者を連結して被粉砕物(葉茶)から微粉末(微粉末茶)
を得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に上下の臼間で粉砕するものにおいては、大量に微粉砕
を行うと上臼と下臼との摩擦による摩擦熱によって臼自
体が熱くなる。そのため、この上下臼をケース内に収納
するものにおいては、上下臼から発生した熱がケース内
にこもり、臼自体の熱が放熱されにくくなり、熱により
粉砕物の風味を損ねるという問題があった。
【0005】また、予備粉砕部及び本粉砕部がケース内
に収納されているため、掃除をする際にはケースを取り
外して行わなければならず、掃除がしにくいという問題
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記の問題を
解決するためになされたもので、請求項1記載の第1の
発明は、上側に、被粉砕物(a)をダイス(10)のカ
ット部(10b)とスクリュー(11)のカット部(1
1b)にてせん断して粉末物(b)にする予備粉砕部
(2)と、該予備粉砕部(2)にてせん断された粉末物
(b)をさらに上臼(15)の粉砕面(15d)と下臼
(16)の粉砕面(16d)にて微粉末(c)にする本
粉砕部(3)とを設け、下側に、上記予備粉砕部(2)
及び本粉砕部(3)に対し回転駆動力を供給するための
回転駆動装置(5)を収納する下部ケース(6)を備え
た粉砕機において、上記下部ケース(6)の上面に複数
の支柱(4)を、これらの間に空間が形成されるように
立設し、該支柱(4)に上記本粉砕部(3)を、該本粉
砕部(3)の側周面を上記空間に露出させて設けたこと
を特徴とする粉砕機である。
【0007】請求項2記載の発明は、上記第1の発明に
おいて、上記本粉砕部(3)の側周面に送風する冷却フ
ァン(33)を設けたことを特徴を提案するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、被粉砕物を葉茶として、図
に示す本願発明の実施例に基づき本願発明の実施の形態
を説明する。図1及び図2に示す粉砕機1は、大略し
て、被粉砕物である葉茶aを一定の粒度に粉砕する予備
粉砕部2と、予備粉砕部2にて予め粉砕(せん断)さ
れ、排出された粉砕物である粉末茶bをさらに微粉末状
に微粉砕して微粉末物である微粉末茶cを得る本粉砕部
3と、上記予備粉砕部2と本粉砕部3を支持する支柱4
と、上記予備粉砕部2と本粉砕部3に回転駆動力を供給
する回転駆動装置5と、該回転駆動装置5を収納する下
部ケース6とから構成されている。
【0009】上記下部ケース6にはモータ27等の回転
駆動装置5が収納されており、該下部ケース6の上板6
aの略4隅には4本の第1の支柱4aが、これらの間に
空間を設けて設けられ、さらにそれら第1の支柱4aに
は、本粉砕部3を支持するための本粉砕部支持板7と、
第1の支柱4aの先端に後述の予備粉砕部2を支持する
ための第2の支柱4bに嵌合するテーパー状に形成され
た突出部4cが設けられている。
【0010】上記本粉砕部支持板7には本粉砕部3を嵌
合支持するための嵌合穴7aが設けられ、本粉砕部3を
構成する下臼16を嵌合穴7aに嵌合するとともにその
下臼16の上端側に設けられたフランジ部16aを嵌合
穴7aの周縁部に掛けて、本粉砕部3が支持されてい
る。なお、上記下部ケース6及び支柱4、本粉砕部支持
板7はステンレスで形成されている。
【0011】4bは上記第1の支柱4aの突出部4cと
取脱自在に嵌合したステンレス製の第2の支柱であり、
該第2の支柱4bの先端側には予備粉砕部2を支持する
ためのステンレス製の予備粉砕部支持板8が設けられて
いる。該予備粉砕部支持板8は予備粉砕部2の第1ホッ
パー部9を嵌合支持するための嵌合穴8aが設けられ、
予備粉砕部2を構成する第1ホッパー部9を嵌合穴8a
に嵌合するとともにその第1ホッパー部9に形成された
フランジ部9aを上記嵌合穴8aの周縁に掛けて、予備
粉砕部2が支持されている。なお、上記嵌合穴8aの縁
周部にはゴム等で形成された緩衝部材20が設けられ、
予備粉砕部2と予備粉砕部支持板8を保護している。
【0012】予備粉砕部2は、第1ホッパー部9と、ダ
イス10、スクリュー11とから構成されている。第1
ホッパー部9はステンレス製で、漏斗状に形成されてお
り、上側は上記予備粉砕部支持板8の嵌合穴8aの周縁
部に嵌合支持されるようにフランジ部9aを設けてお
り、下部内側にはダイス10が取脱自在に取り付けられ
ている。ダイス10は合成樹脂(例えばアセタール樹
脂)等で形成され、スクリュー11を挿通する貫通穴1
0aと、該貫通穴10aの内周面に葉茶aをせん断する
ための鋭角状のカット部10bが形成されている。
【0013】上記スクリュー11はダイス10と同様
に、合成樹脂例えばアセタール樹脂等で形成されてお
り、先端部に攪拌部材13を取り付けるための横断面小
判形状の凸部11aが設けられ、側面には鋭角状のカッ
ト部11bが形成され、ダイス10のカット部10bと
共に葉茶aを一定の粒度にせん断(カット)するように
なっている。
【0014】また、スクリュー11の底面側には回転駆
動軸31の先端のネジ部31aにネジ着するためのネジ
部11cと、上臼15と下臼16との間の粉砕圧力を調
整する粉砕圧力調整部12が設けられている。該粉砕圧
力調整部12は上臼15に接する押圧部材12aと、ス
クリュー11の内部に設けられ、押圧部材12aを押圧
するバネ12bとから構成されている。なお上記押圧部
材12aはCリングによって粉砕圧力調整部12の下端
から飛び出さないようになっている。
【0015】攪拌部材13は、スクリュー11の凸部1
1aに取り付ける取付部13aと該取付部13aに対し
取脱自在に設けられた攪拌棒13bとからなり、該取付
部13aは合成樹脂等で形成されており、中心部に上記
スクリュー11の凸部11aと嵌合する小判形状の嵌合
穴13cと、取付部13aの周縁付近に設けられた攪拌
棒13bを取り付ける取付穴13dが形成されている。
なお上記取付部13aは、その嵌合穴13cとスクリュ
ー11の凸部11aが小判形状となっているため、スク
リュー11に対して回り止めとなっている。
【0016】また、上記攪拌部材13は、回転駆動装置
5の回転によりスクリュー11の回転と共に回転し、第
1ホッパー部9内に貯められた葉茶aを攪拌棒13bに
より攪拌し、第1ホッパー部9内で葉茶aが団子状にな
るのを防止し、スクリュー11とダイス10の間のカッ
ト部11b、10bへ送り込み易くしている。14はス
テンレス製の蓋であり、第1ホッパー部9の開口部9b
を覆うようになっており、第1ホッパー部9内に貯めら
れた葉茶aが外にこぼれないようにしている。
【0017】本粉砕部3は、上臼15及び下臼16から
構成されており、下臼17の側周面、すなわち本粉砕部
3の側周面が、上記支柱4間の空間に露出している。上
臼15はセラミックス製の摺り鉢状に形成されて下臼1
6上に回動可能に備えられ、その上面内側には第2ホッ
パー部15aが形成されており、該第2ホッパー部15
a内に上記予備粉砕部2で粉砕された粉末茶bが貯めら
れるようになっている。また、外面側には図6に示すよ
うに、平行溝で形成された主溝15bと該主溝15bと
交差するようにして形成された副溝15cとから構成さ
れる粉砕面15dが設けられている。さらに粉砕面15
dには、上下方向に貫通させた材料投入穴15eが形成
されており、該穴15eの粉砕面側(外面側)には粉砕
面15dに粉末茶(予備粉砕部2にて一定の粒度にされ
た葉茶)を導くための案内溝15fが設けられている。
また、上臼15の下面には上臼取付部材17を接着固定
するための貫通穴15gが設けられている。
【0018】上記上臼取付部材17は合成樹脂製で、上
記上臼15の貫通穴15gに対し接着固定されている。
更に、上臼取付部材17は後述の回転部材18と嵌合す
る嵌合部17aと回転駆動軸31を貫通する貫通穴17
bと、気密保持と緩衝のパッキン機能を持つ鍔状の受け
部17cとを備えている。
【0019】回転部材18は、先端部分が横断面小判形
状に形成された回転駆動軸31と嵌まり合い回転駆動軸
31との回り止めとなっている軸穴18aと、上記上臼
取付部材17の嵌合部17aに嵌まるように形成されて
いる。更に、回転部材18の外面には引掛け部18bが
突設され、これが上記上臼取付部材17の内面に突設し
た嵌合部17aと引っ掛かって回転駆動軸31の回転を
上臼17へ伝達するようになっている。
【0020】上記第1ホッパー部9の下面外側9cには
掻き出し部材19が取脱自在に取り付けられている。該
掻き出し部材19は薄板で、はけ状に形成されていると
ともにその先端部分は上記上臼取付部材17の受け部1
7c上面に接しており、上臼17が回転することにより
掻き出し部材19が予備粉砕部2で粉砕、排出した粉末
茶bを掻き出して、材料投入口15eへ掃き出すように
なっている。
【0021】下臼16はセラミックス製で摺り鉢状に形
成されており、その上端外側には上記本粉砕部3を支持
する本粉砕部支持板7の嵌合穴7aに掛かるフランジ部
16aが設けられ、さらに上記下臼16内面側には図8
に示すように、上臼15と同様に主溝16bと副溝16
cとからなる粉砕面16dが設けられている。また下臼
16の下面側には合成樹脂製の下臼取付部材21を接着
固定するための貫通穴16eが形成されている。
【0022】上記取付部材21の上面側には、上記下臼
16の貫通穴16eに挿入する凸部21aが形成され、
該凸部21aを貫通穴16eに挿入して下臼16に接着
固定している。取付部材21の内面21b側には、後述
の回転駆動軸31の連結部31bと回転駆動装置5の連
結部材29が収納されるようになっており、その回転部
分が露出しないようになっている。さらに、上記下部ケ
ース6の上板6a側には突出部6bが突設されており、
該突出部6bを、上記取付部材21に形成した嵌合部2
1cに嵌合して下臼16の回り止めをしている。
【0023】22は透明蓋であり、下面側に設けられた
板バネ部材22aにより上記上臼15に対し取脱自在に
嵌合されている。該透明蓋22は第2ホッパー部15a
内に貯められた予備粉砕部2によりせん断され、排出さ
れた粉末茶bが外にこぼれないようにしている。
【0024】また、上記透明蓋22の端部22bには薄
板で形成された刷毛状の掃き出し部材23が取脱自在に
設けられており、本粉砕部3の上臼15及び下臼16の
粉砕面15d,16d間で微粉末状に微粉砕され、後述
する受け皿部材24内へ排出された微粉末茶cを上臼1
5の回転に伴い透明蓋22が上臼15と共に回転し、掃
き出し部材23が上記微粉末茶cを後述の排出口24c
へ掃き出すようになっている。
【0025】さらに、第1ホッパー部9の下面側は上記
透明蓋22に形成した穴22cを通じて第2ホッパー部
15a内に挿入されており、予備粉砕部2によりせん断
され、排出された粉茶bが第2ホッパー部15a内に確
実に落ちるようになっている。
【0026】24は本粉砕部3にて微粉砕し、排出され
た微粉末茶cを受けるステンレス製の受け皿部材で、上
記本粉砕部支持板7の嵌合穴7aに嵌められる嵌合部2
4aと、微粉末茶cを受ける受け皿部24bと、微粉末
茶cをコップ32に排出するための排出口24cとから
構成されている。
【0027】また、上記受け皿部材24には本粉砕部3
にて微粉砕され、排出された微粉末茶cが受け皿部材2
4の外にこぼれ落ちないようにするための透明な合成樹
脂で形成された蓋部材25が被されている。該蓋部材2
5は上記透明蓋22と同様に第1ホッパー部9の下面側
が挿入できるように穴25aが設けられている。
【0028】回転駆動装置5は、下部ケース6に収納さ
れたモータ27と、モータ27の高速回転を低速に変換
するギヤー部28とから構成されており、該ギヤー部2
8からの出力軸28aは下部ケース6の上面に設けられ
た貫通穴6cから下部ケース6外に突出し、その先端部
分には合成樹脂で成形された連結部材29が設けられて
いる。
【0029】また、上記モータ27及びギヤー部28は
ネジ30により下部ケース6の上板6aの内側6dに止
められ固定されている。なお、回転駆動装置5は図示さ
れていない電源コードにより電源が供給され、スイッチ
兼用のタイマーにより始動するようになっている。
【0030】31は回転駆動軸で、先端側にはスクリュ
ー11のネジ部11cとネジ着するためのネジ部31a
が設けられ、更に、回転駆動軸31の先端側面側は横断
面小判形状となっており、これに上記回転部材18にお
ける横断面小判形状の穴が嵌まって回転部材18が回転
駆動軸31と一体になって回転するようになっている。
さらに該回転駆動軸31の下側には合成樹脂製の連結部
31bが一体的に設けられている。また上記連結部材2
9の嵌合部29aに対し連結部31bの嵌合部31cが
取脱自在に嵌合して連結されることで、回転駆動装置5
の出力を回転駆動軸31に回転駆動力を伝えるようにな
っている
【0031】32はコップであり、上記下部ケース6の
上板6a上に置かれ、上記受け皿部材24の排出口24
cから排出される微粉末茶cを貯めるものである
【0032】33は冷却ファンで、本粉砕部3である上
臼15及び下臼16に対向して設けられ、両臼15,1
6に強制的に空気を送り、冷却するようになっている。
そして、図示されていないスイッチ兼用のタイマーを入
れることで、上記両臼15,16による粉砕の開始と共
に冷却ファン33が回転し、両臼15,16に対し風を
強制的に送り、両臼15,16によって微粉末茶cにす
る際に発生する両臼15,16の摩擦熱を強制的に放熱
して両臼15,16を冷却するものである。
【0033】次に、本願発明の粉砕機1の使用について
説明する。まず、予備粉砕部2の蓋14を取り外し、第
1ホッパー部9に葉茶aを適量投入する。次で、図示さ
れていないスイッチ兼タイマーをONにすると、モータ
27が回転し、ギヤー部28により高速回転のモータ出
力が低速回転に変換され、回転が出力軸28aに出力さ
れる。また、スイッチ兼タイマーをONにすると冷却フ
ァン33が始動し、本粉砕部3の両臼15,16に対し
強制的に風を送り、両臼15,16を冷却する。
【0034】出力軸28aの回転は連結部材29及び連
結部31bを介して回転駆動軸31に伝達され、回転駆
動軸31が回転すると、該回転駆動軸31にネジ着され
たスクリュー11並びに回転部材18を介して連結され
た上臼15が回転する。スクリュー11が回転すると、
第1ホッパー部9内の葉茶aがスクリュー11とダイス
10のカット部11b,10bへ送り込まれる。なお、
スクリュー11の回転と同時にスクリュー11の先端部
に取り付けられた攪拌部材13も回転し、第1ホッパー
部9内に投入された葉茶aが攪拌棒13bによって攪拌
され、葉茶aが第1ホッパー部9内で団子状になるのを
防ぎ、スクリュー11とダイス10のカット部11b,
10bへの葉茶aの送り込みを容易にする。
【0035】送り込まれた葉茶aはスクリュー11とダ
イス10に形成されたカット部11b,10bにて一定
の粒度となるようにせん断(カット)され、粉茶bとな
って第2ホッパー部15aへ排出される。排出された粉
茶bは上臼15の掻き出し部材19により材料投入口1
5eへ掻き集められて該材料投入口15eより送り出さ
れる。送り出された粉茶bは上臼15の粉砕面15d側
に設けられた案内溝15fと上臼15の回転に伴う遠心
力によって上下臼15,16から構成される本粉砕部3
の粉砕面15d,16d間に誘導される。この誘導され
た粉茶bは上記上臼15の回転により、上下両臼15,
16の主溝15b,16b並びに副溝15c、16cの
交差及び摺動により粉砕あるいは擂り潰されながら溝内
または溝上を移動し、臼15,16外周側に向かって移
動する。
【0036】この場合、上下両臼15、16の粉砕面1
5d、16dが摺鉢状であるため、粉茶bは粉砕面を行
ったり来りして滞留し、そして徐々に外周側へ向かって
移動しながらより微細に粉砕されていく。
【0037】上記本粉砕部3にて微粉砕された微粉末茶
cは上下臼15,16の間の上端部から受け皿部材24
内へ排出される。、該排出された微粉末茶cは上臼15
に嵌合した透明蓋22に取り付けられている掃き出し部
材23の回転(上臼15と共に回転する)により、受け
皿部材24の排出口24cへ掃き出される。掃き出され
た微粉末茶cは排出口24cの出口付近に予め設置して
おいたコップ32内に貯められる。なお、粉砕作業を連
続して行う場合は蓋14を外した状態で第1ホッパー部
9内の材料の減り具合を確認し、第1ホッパ部9内へ葉
茶aを供給するようにする。また、上記の如き粉砕作業
はスイッチ兼用のタイマーによって設定時間がくると止
まるようになっている。
【0038】次に本願発明の粉砕機1により微粉砕をお
こなった後の本機1の手入れについて説明する。粉砕機
1による粉砕が終了後、通常、第1ホッパー部9の周辺
やコップ32の周辺など、こぼれた微粉末茶cや埃、汚
れなどを乾いた布を用いて軽く拭くのみで簡単に掃除が
できる。
【0039】しかしながら、汚れがひどい場合や上下臼
15、16の粉砕面15d、16dなどを掃除する場合
は、次に示すように掃除する。粉砕機1の使用後、まず
蓋14を取り外し、攪拌部材13をスクリュー11から
取り外した後、第1ホッパー部9を第2の支柱4bの予
備粉砕部支持板8から上方へ引き抜いて取り外し、第1
ホッパー部9に取り付けられているダイス10及び掻き
出し部材19を取り外す。次に第2の支柱4bを第1ホ
ッパー部9と同様に上方へ引き抜いて第1の支柱4aか
ら取り外した後、受け皿部材24に被せてある蓋部材2
5並びに上臼15に取り付けられている透明蓋22を取
り外す。その後、粉砕面15d、16d間の粉砕圧力を
一定に保つ粉砕圧力調整部12を備えたスクリュー11
を回転駆動軸31からネジを緩めて外し、続いて回転部
材18、上臼15、下臼16、受け皿部材24、回転駆
動軸31を本粉砕部支持板7から上方へ引き抜いて取り
外す。
【0040】ここで、上記分解部品などは残った葉茶や
粉茶を水で洗い流し、良く乾燥させ、乾拭きをする。ま
た下部ケース6部分もまた軽く水で葉茶や粉茶などを洗
い流し、水気を取り良く乾燥させ、乾拭きをしておく。
上記の如く清掃が済んで上臼等は上記した取り外し手順
とは逆の手順で再組み付けする。なお使用後の清掃(手
入れ)はその都度行う必要はなく処理残物の付着状況等
を見て必要により行う。上記実施例は葉茶の粉砕の例に
ついて説明したが、本発明は、その他、胡麻、麦、そば
等の穀物類等の粉砕に適用できるものである。
【0041】
【発明の効果】本願発明は上記のように予備粉砕部及び
本粉砕部からなる2つの粉砕部を設けているため、早く
かつ微細に粉砕できることは勿論のこと、本粉砕部を、
その側周面を空間に露出して支柱で支えるようにしたた
め、周りに空気の流通を妨げるものが無くなって空気の
流通が良くなり、本粉砕部における上下臼間の摩擦熱を
下臼の側周面から外部へ良好に放出できる。そのため、
本粉砕部の蓄熱が抑制され、熱によって粉砕物の風味を
損ねることがない。更に、粉砕部等における放熱効果が
促進されるため、長時間の連続粉砕が可能となる。した
がって、大量に微粉砕を行う大型の粉砕機に特に有効で
ある。
【0042】また、予備粉砕部及び本粉砕部をこれらの
周りに空間が形成されるように支柱で支持したので、こ
の空間が掃除用空間となり、予備粉砕部等を取り外さな
くても下部ケースの上面等にこぼれた粉砕物や埃、汚れ
などの掃除が簡単に行うことができる。
【0043】また、請求項2記載の発明によれば、冷却
ファンによって本粉砕部に対して強制的に風(空気)を
送ることができ、特に発熱の高い本粉砕部の冷却効率が
一段と高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す粉砕機の側断面図。
【図2】同粉砕機の正断面図。
【図3】予備粉砕部の拡大断面図。
【図4】掃き出し部材部分の拡大断面図。
【図5】第1の支柱と第2の支柱の嵌合部分を示す図。
【図6】上臼の底面図。
【図7】図6のX−X線断面図。
【図8】下臼の平面図。
【図9】図8のY−Y線断面図。
【符号の説明】
1 粉砕機 2 予備粉砕部 3 本粉砕部 4 支柱 4a 第1の支柱 4b 第2の支柱 5 回転駆動装置 6 下部ケース 9 第1ホッパー部 10 ダイス 11 スクリュー 10b,11b カット部 15 上臼 16 下臼 15a,16a 粉砕面 31 回転駆動軸 33 冷却ファン a 被粉砕物(葉茶) b 粉末物(粉末茶) c 微粉末(微粉末茶)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側に、被粉砕物(a)をダイス(1
    0)のカット部(10b)とスクリュー(11)のカッ
    ト部(11b)にてせん断して粉末物(b)にする予備
    粉砕部(2)と、該予備粉砕部(2)にてせん断された
    粉末物(b)をさらに上臼(15)の粉砕面(15d)
    と下臼(16)の粉砕面(16d)にて微粉末(c)に
    する本粉砕部(3)とを設け、下側に、上記予備粉砕部
    (2)及び本粉砕部(3)に対し回転駆動力を供給する
    ための回転駆動装置(5)を収納する下部ケース(6)
    を備えた粉砕機において、 上記下部ケース(6)の上面に複数の支柱(4)を、こ
    れらの間に空間が形成されるように立設し、該支柱
    (4)に上記本粉砕部(3)を、該本粉砕部(3)の側
    周面を上記空間に露出させて設けたことを特徴とする粉
    砕機。
  2. 【請求項2】 上記本粉砕部(3)の側周面に送風する
    冷却ファン(33)を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の粉砕機。
JP16830498A 1998-06-16 1998-06-16 粉砕機 Pending JP2000000478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16830498A JP2000000478A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 粉砕機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16830498A JP2000000478A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 粉砕機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000000478A true JP2000000478A (ja) 2000-01-07

Family

ID=15865548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16830498A Pending JP2000000478A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 粉砕機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000000478A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002253981A (ja) * 2001-02-28 2002-09-10 Nippon Kouatsu Electric Co 粉砕機
JP2007075104A (ja) * 2005-08-16 2007-03-29 Yamamoto Co Ltd α化穀粉の製造方法及び製造装置
JP2014018755A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Terada Seisakusho Co Ltd 粉砕機
WO2015163359A1 (ja) * 2014-04-24 2015-10-29 シャープ株式会社 電動粉挽き機
WO2016031648A1 (ja) * 2014-08-25 2016-03-03 シャープ株式会社 臼、粉挽き機、および飲料製造装置
JP2016043112A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 シャープ株式会社 粉挽き機および飲料製造装置
JP2016052641A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 シャープ株式会社 臼および飲料製造装置
CN116273409A (zh) * 2023-05-18 2023-06-23 山东华玫生物科技有限公司 一种玫瑰花冻干研磨装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002253981A (ja) * 2001-02-28 2002-09-10 Nippon Kouatsu Electric Co 粉砕機
JP2007075104A (ja) * 2005-08-16 2007-03-29 Yamamoto Co Ltd α化穀粉の製造方法及び製造装置
JP2014018755A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Terada Seisakusho Co Ltd 粉砕機
RU2660669C2 (ru) * 2014-04-24 2018-07-09 Шарп Кабусики Кайся Электрическая размалывающая машина
JP2015208394A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 シャープ株式会社 電動粉挽き機
CN105980061A (zh) * 2014-04-24 2016-09-28 夏普株式会社 电动磨粉机
WO2015163359A1 (ja) * 2014-04-24 2015-10-29 シャープ株式会社 電動粉挽き機
WO2016031648A1 (ja) * 2014-08-25 2016-03-03 シャープ株式会社 臼、粉挽き機、および飲料製造装置
JP2016043112A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 シャープ株式会社 粉挽き機および飲料製造装置
US10383480B2 (en) 2014-08-25 2019-08-20 Sharp Kabushiki Kaisha Mill, milling machine, and beverage preparation apparatus
JP2016052641A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 シャープ株式会社 臼および飲料製造装置
CN116273409A (zh) * 2023-05-18 2023-06-23 山东华玫生物科技有限公司 一种玫瑰花冻干研磨装置
CN116273409B (zh) * 2023-05-18 2023-08-22 山东华玫生物科技有限公司 一种玫瑰花冻干研磨装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200128867A1 (en) Carrot drying and crushing integrated apparatus
WO2018095086A1 (zh) 一种食物粉碎方法及其破壁料理机
JP2000000478A (ja) 粉砕機
CN108940530B (zh) 中药材料机械粉碎装置
KR200393606Y1 (ko) 푸드 프로세서에 구성되는 이중칼날 절삭부
JP2003144951A (ja) 多機能ミル
JP2011194377A (ja) 粉砕機
JP2613174B2 (ja) 多機能ミル
KR200383135Y1 (ko) 전동맷돌
JPH10230183A (ja) 粉砕器
JP2014018755A (ja) 粉砕機
KR200368614Y1 (ko) 곡물 분쇄기
CN216654751U (zh) 一种饲料立式磨料机
JP4492019B2 (ja) 粉砕装置
JPH11151449A (ja) 粉砕機
CN215783859U (zh) 一种调味料用的涡轮粉碎机
KR200366589Y1 (ko) 다용도 분쇄기능을 구비한 잼 제조용 교반기
CN216823047U (zh) 一种食品加工机用粉碎系统
JP2005052512A (ja) ハンドミキサーにおける粉砕装置
JP3682332B2 (ja) 粉砕機
JP4021986B2 (ja) 粉砕機
JP2002291627A (ja) 電動調理器
CN211537919U (zh) 一种便携式研磨器
CN212394663U (zh) 料理杯及料理机
JP2008149271A (ja) 粉砕機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A521 Written amendment

Effective date: 20071127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080226

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02