JP2004012914A - 光ファイバスロットにおける押巻きテープ被覆方法 - Google Patents

光ファイバスロットにおける押巻きテープ被覆方法 Download PDF

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JP2004012914A
JP2004012914A JP2002167523A JP2002167523A JP2004012914A JP 2004012914 A JP2004012914 A JP 2004012914A JP 2002167523 A JP2002167523 A JP 2002167523A JP 2002167523 A JP2002167523 A JP 2002167523A JP 2004012914 A JP2004012914 A JP 2004012914A
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Yoshio Hashimoto
橋本 佳夫
Michio Suematsu
末松 道雄
Masayoshi Yamanaka
山中 正義
Takashi Matsuzawa
松澤 隆志
Hiroto Watanabe
渡邉 裕人
Akimi Yamazaki
山崎 昭実
Keiji Ohashi
大橋 圭二
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

【課題】粗巻き工程を省略して光ケーブルの製造を能率的に行い、かつリサイクルにおける作業負担も軽減できる押巻きテープをスロット本体に被覆する方法を提供すること。
【解決手段】光ファイバ収納溝に光ファイバを収納したスロット本体12外周に押巻きテープを被覆する方法において、押巻きテープ13をスロット本体12に縦添えする際に、予めこの押巻きテープ13のラップ部13Aとなる一端側部13aに接着体15を付着し、次にフォーマを介して押巻きテープ13をスロット本体12に巻き付け、その後、この押巻きテープ13が口金を通過するときに口金が接着体15に接着力を付与して押巻きテープ13のラップ部13Aの他端側部13bが接着体15と接着させること。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光ファイバ収納溝に光ファイバを収納したスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバ収納溝に光ファイバを収納したスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法として、図4に示すような押巻きテープの被覆方法が知られていた。図4において、光ファイバを既に収納したスロット本体1が押巻きテープで縦添えされながら矢印X方向に進行し、フォーマ2で押巻きテープがスロット本体1に巻き付けられる。この押巻きテープが巻き付けられたスロット1aは口金3を介して粗巻き装置4に導入され、最終的にナイロン紐のごとき粗巻き紐で剥がれないように巻き付けられた押巻きテープが被覆されたスロット1bが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の押巻き被覆方法は、粗巻きにナイロン紐等を使用しているために、リサイクルを目的とした光ケーブルの解体で、粗巻き紐を除去する作業は非常に手間がかかるものであった。また、光ケーブル製造過程において、粗巻き作業工程が全体の製造流れの速度を決定する一要素となり、能率的に光ケーブルを製造する際のネックとなっていた。
【0004】
本発明は、このような問題点に着目して成されたもので、粗巻き工程を省略して光ケーブルの製造を能率的に行い、かつリサイクルにおける作業負担も軽減できる押巻きテープをスロット本体に被覆する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法は、光ファイバ収納溝に光ファイバを収納したスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法において、前記押巻きテープを前記スロット本体に縦添えする際に、予め該押巻きテープのラップ部となる一端側部に接着体を付着し、次にフォーマを介して前記押巻きテープを前記スロット本体に巻き付け、その後、前記押巻きテープが口金を通過するときに該口金が前記接着体に接着力を付与して前記押巻きテープのラップ部の他端側部が接着体と接着することにある。
これによれば、口金を通過した段階で押し巻きテープがスロット本体に対し接着した状態で巻き付いているので、粗巻き工程を省略することができ、光ケーブルの製造が能率的に行え、リサイクル時の面倒な粗巻き紐の取り外しをしなくてもすむ。
【0006】
本発明のスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法は、前記接着体が熱融着性樹脂であり、予熱した口金により該熱融着性樹脂に接着力を付与することが好ましい。
このようにすれば、口金を通過するときの押圧力と予熱による粘着性の向上で、確実に押巻きテープのラップ部を接着することができる。
【0007】
本発明のスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法は、前記接着体が粘着テープであり、前記押巻きテープが口金を通過するときに前記口金から受ける圧力により該粘着テープに接着力を付与することが好ましい。
このようにすれば、口金を通過するときの押圧力で確実に押巻きテープのラップ部を接着することができる。
【0008】
本発明のスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法は、前記粘着テープが標識用粘着テープであり、前記押巻きテープを前記スロット本体に縦添えする際に、予め該押巻きテープのラップ部の外端側部に標識用粘着テープを付着することが好ましい。
このようにすれば、粘着テープが標識用テープであるから、新たに標識用テープを押巻きテープに付着させる必要がない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0010】
図1は本発明の押巻きテープ被覆方法の概略工程図であり、図2は接着体として熱融着性樹脂或いは両面粘着テープを用いた場合のスロット断面図であり、図3は接着体として標識用粘着テープを用いた場合のスロット断面図である。
【0011】
図1、図2に基づいて、熱融着性樹脂を用いて押巻きテープを被覆する方法を説明する。光ファイバテープ心線10を既に光ファイバ収納溝11に収納したスロット本体12に押巻きテープ13を縦添えされながら矢印X方向に進行させて、フォーマ14に導入させる前に、予めこの押巻きテープ13のラップ部13Aとなる内端側部13aに接着体である熱融着性樹脂15を塗布しておく。
【0012】
熱融着性樹脂15が塗布された押巻きテープ13がスロット本体12に縦添えされてフォーマ14に導入されると、図2に示すように、押巻きテープ13がスロット本体12に巻き付けられ、ラップ部13Aにおいて、内側から外に向かってラップ部内端側部13a、熱融着性樹脂15そしてラップ部外端側部13bが重なる。
【0013】
図2に示した状態では、熱融着性樹脂15はラップ部内端側部13aに既に塗布済みであって一体化されているが、ラップ部外端側部13bとは非接着状態にある。そして、この熱融着性樹脂15をラップ部外端側部13bと接着するために、予めフォーマ14に余熱をかけて熱融着の準備をしておく。
【0014】
押巻きテープ13が巻き付けられたスロット12aは予熱されている口金16に投入される。この口金16を通過している間に押巻きテープ13は口金16により押圧力と熱が与えられ、熱融着性樹脂15が軟化した状態で押圧力が加えられ、ラップ部内端側部13aとラップ部外端側部13bが接着されたスロット12bを得ることができる。
【0015】
以上、接着体として熱融着性樹脂15を用いた例で説明したが、熱融着性樹脂の代わりに両面接着可能な粘着テープを使用することもできる。この場合熱融着させる必要がないのでフォーマや口金を予め加熱することはしないが、口金に投入するまでは両面粘着テープ外側面がラップ部13Aの外端側部13bと接着しないように保護シートをつけておき、口金16に投入する前にそのシートを剥がすようにする。
【0016】
図3は標識用片面粘着テープを使用した他の実施例を説明するためのスロット断面図で、スロット本体20に縦添えした押巻きテープ21がフォーマから出た状態を示している。標識用片面粘着テープ22はスロット本体20に縦添えするときに既にラップ部21Aの外端側部21bに接着しておく。
【0017】
このように押巻きテープ21が巻き付けられたスロットは口金に投入される前に、標識用片面粘着テープ22の内側に貼着されている保護シート23が剥がされる。そして口金を通過している間に押巻きテープ21は口金より押圧力が付与され、ラップ部内端側部21aが標識用片面粘着テープ22と接着する。したがって、標識用片面粘着テープ22を押巻きテープ21の接着に使用することで、従来のように標識用テープの上から粗巻き紐を巻く必要がない。
【0018】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0019】
(a)請求項1項の発明によれば、口金を通過した段階で押巻きテープがスロット本体に対し接着した状態で巻き付いているので、粗巻き工程を省略することができ、光ケーブルの製造が能率的に行え、リサイクル時の面倒な粗巻き紐の取り外しをしなくてもすむ。
【0020】
(b)請求項2項の発明によれば、口金を通過するときの押圧力と予熱による粘着性の向上で、確実に押巻きテープのラップ部を接着することができる。
【0021】
(c)請求項3項の発明によれば、口金を通過するときの押圧力で確実に押巻きテープのラップ部を接着することができる。
【0022】
(d)請求項4項の発明によれば、粘着テープが標識用テープであるから、新たに標識用テープを押巻きテープに付着させる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押巻きテープ被覆方法の概略工程図である。
【図2】接着体として熱融着性樹脂或いは両面粘着テープを用いた場合のスロット断面図である。
【図3】接着体として標識用粘着テープを用いた場合のスロット断面図である。
【図4】スロット本体外周に押巻きテープを被覆する従来の方法を示す概略工程図である。
【符号の説明】
1・・・スロット本体
1a・・・スロット
1b・・・スロット
2・・・フォーマ
3・・・口金
4・・・粗巻き装置
10・・・光ファイバテープ心線
11・・・光ファイバ収納溝
12・・・スロット本体
12a・・・押巻きテープが巻き付けられたスロット
12b・・・ラップ部が接着されたスロット
13・・・押巻きテープ
13A・・・ラップ部
13a・・・ラップ部内端側部
13b・・・ラップ部外端側部
14・・・フォーマ
15・・・熱融着性樹脂
16・・・口金
20・・・スロット本体
21・・・押巻きテープ
21A・・・ラップ部
21a・・・ラップ部内端側部
21b・・・ラップ部外端側部
22・・・標識用粘着テープ
23・・・保護シート

Claims (4)

  1. 光ファイバ収納溝に光ファイバを収納したスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法において、前記押巻きテープを前記スロット本体に縦添えする際に、予め該押巻きテープのラップ部となる一端側部に接着体を付着し、次にフォーマを介して前記押巻きテープを前記スロット本体に巻き付け、その後、前記押巻きテープが口金を通過するときに該口金が前記接着体に接着力を付与して前記押巻きテープのラップ部の他端側部が接着体と接着するようにしたスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法。
  2. 前記接着体が熱融着性樹脂であり、予熱した口金により該熱融着性樹脂に接着力を付与するようにした請求項1記載のスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法。
  3. 前記接着体が粘着テープであり、前記押巻きテープが口金を通過するときに前記口金から受ける圧力により該粘着テープに接着力を付与する請求項1記載のスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法。
  4. 前記粘着テープが標識用粘着テープであり、前記押巻きテープを前記スロット本体に縦添えする際に、予め該押巻きテープのラップ部の外端側部に標識用粘着テープを付着した請求項3記載のスロット本体外周に押巻きテープを被覆する方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258889A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブル
JP2007304348A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブル
JP2007304347A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブル
JP2011095780A (ja) * 2011-02-14 2011-05-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブル

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