JP2004012054A - 食品の冷却装置 - Google Patents

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竹内 正之
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Abstract

【課題】極めて衛生的に食品を冷却する。小さい食品を効率よく冷却する。歩留を低下させることなく、食品を綺麗な状態で冷却する。
【解決手段】食品の冷却装置は、冷却室1に配設しているコンベア2の上に食品Sを供給し、供給された食品Sをコンベア2で移送して冷却する。コンベア2は、水平台3と、この水平台3の上に移動できるように配設しているプラスチックフィルム4と、このプラスチックフィルム4を移動させる駆動機構5とを備える。水平台3は、プラスチックフィルム4を上面に移動させる冷却プレート3Aと、この冷却プレート3Aの下に設けてなる冷却チャンバー27とを備える。冷却チャンバー27は冷却流体を供給する冷却流体供給機36に連結しており、冷却流体供給機36から供給される冷却流体で冷却プレート3Aを冷却し、冷却プレート3Aがプラスチックフィルム4を介して食品Sを冷却している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品を冷凍し、あるいは冷却する装置に関し、とくに、食品をコンベアで移送しながら冷却する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
食品は、大きなブロック状で冷却あるいは冷凍するよりも、小さく分離してばらばらにする方が効率よく冷却あるいは冷凍できる。また、小さくばらばらに凍結された食品は、簡単に使用量に分離できるので便利に使用できる。食品をこの状態で冷凍するために、冷凍室にベルトコンベアを配設している装置が開発されている。この冷凍装置は、ステンレス製の網ベルトを水平に移送するベルトコンベアで食品を移送しながら冷凍する。ベルトコンベアには、一方の端部にばらばらの状態で食品が供給される。供給された食品は、ベルトコンベアで冷凍室内に移送され、冷凍室で冷凍して排出される。冷凍された食品は、スクレーパで掻き取られてベルトコンベアから分離される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上の装置は、ステンレスベルトに凍結して付着している食品をスクレーパで掻き取って分離するので、食品の一部が引き裂かれてベルトに付着する欠点がある。このことは製品の歩留を悪くする。さらに、ベルトに付着して残存する食品は、腐敗するなど変質して衛生環境を悪化させる。とくに、無端ベルトのコンベアベルトは、繰り返し循環されて食品を移送しながら冷却するので、腐敗した食品の上に、次々と冷却される食品が供給されることになる。このため、食品が腐敗すると、食品の品質を著しく低下させる弊害が発生する。さらに、スリット網のコンベアベルトは、付着した食品を簡単に除去できない。
【0004】
さらにまた、ステンレス網のコンベアベルトで食品を移送しながら冷却し、あるいは凍結する装置は、ミンチ肉のように小さく破砕された食品を供給すると、編目から漏れる欠点がある。このことも、漏れる食品が衛生環境を悪くすると共に、食品の歩留を低下させる原因となる。食品の漏れを少なくするために、コンベアベルトの編目を小さくすると、微細な編目に詰まった食品の除去がさらに難しくなって、衛生環境を悪化させてしまう。また、コンベアベルトの編目を大きくしても、詰まった食品を完全に除去するのは難しい。さらに、編目を大きくすると、冷却されない状態で大きな編目に重力で垂れ下がって侵入した食品が冷却したときに、編目から抜きだして分離するのが難しくなる。それは、スクレーパが食品を引き裂いて分離するからである。さらに困ったことに、編目に侵入している食品が凍結されると、膨張して編目に極めて強く結合する。このため、スクレーパで掻き取るときに、編目から分離することができず、スクレーパで引き裂いて分離することになる。このようにして、編目に残存する食品は、腐食するなどして冷却する食品の品質を低下させる。
【0005】
さらに従来の冷却装置は、食品を綺麗な形状で冷却するのが難しい欠点もある。それは、スクレーパで引き裂くときに、食品の一部が割れたり破損されることがあるからである。また、ステンレス網のコンベアベルトに載せて冷却するために、冷却された食品の底面が編目模様となることも、食品の冷却形状を悪くする原因となる。
【0006】
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、極めて衛生的に食品を冷却できると共に、小さい食品を効率よく冷却できる食品の冷却装置を提供することにある。
本発明の他の大切な目的は、歩留を低下させることなく、食品を綺麗な状態で冷却できる食品の冷却装置を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の大切な目的は、必要ならば液状やペースト状の食品も冷却できる食品の冷却装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の食品の冷却装置は、冷却室1に配設しているコンベア2の上に食品Sを供給し、供給された食品Sをコンベア2で移送して冷却する。コンベア2は、水平台3と、この水平台3の上に移動できるように配設しているプラスチックフィルム4と、このプラスチックフィルム4を移動させる駆動機構5とを備える。水平台3は、プラスチックフィルム4を上面に移動させる冷却プレート3Aと、この冷却プレート3Aの下に設けてなる冷却チャンバー27とを備える。冷却チャンバー27は、冷却流体を供給する冷却流体供給機36に連結している。冷却装置は、冷却流体供給機36から供給される冷却流体で冷却プレート3Aを冷却し、この冷却プレート3Aがプラスチックフィルム4を介して食品Sを冷却している。
【0008】
冷却プレート3Aは、冷却チャンバー27の上面開口部を水密に閉塞すると共に、脱着できるように連結することができる。水平台3は、上方を開口してなる箱型の本体部3Bを備え、この本体部3Bの上方開口部を冷却プレート3Aで水密に閉塞することができる。本体部3Bは、蛇行する流路を設けることができる。本体部3Bは、上端開口部に、パッキン33を介して冷却プレート3Aを水密に連結することができる。
【0009】
冷却プレート3Aは、プラスチックフィルム4に接触する面に凹凸樹脂層32を設けることができる。凹凸樹脂層32は、フッ素樹脂層、あるいはシリコン樹脂層とすることができる。
【0010】
さらに、本発明の冷却装置は、コンベア2に、移送される食品Sを上下反転させる反転機構44を設けて、この反転機構44で食品Sを上下反転しながら冷却することができる。この冷却装置は、食品Sの上下両面から極めて効率よく、しかも均一に冷却できる特長がある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための食品の冷却装置を例示するものであって、本発明は食品の冷却装置を下記のものに特定しない。
【0012】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0013】
冷却装置は、焚きたてのご飯や熱い惣菜を冷却したり冷凍するのに使用され、あるいはミンチ肉等をばらばらに凍結するのに使用される。図1ないし図4に示す食品の冷却装置は、冷却室1にコンベア2を配設している。コンベア2は、冷却室1に水平に固定している水平台3と、この水平台3の上に移動できるように載せているプラスチックフィルム4と、このプラスチックフィルム4を移動させる駆動機構5とを備える。
【0014】
冷却室1は、断熱壁6で閉鎖して、内部に冷風装置7を配設している。この冷風装置7は、冷却室1の内部を均一に冷却して、プラスチックフィルム4に載せて冷却室1に搬入される食品Sを、速やかに効率よく、しかも均一に冷却する。冷風装置7は、図1ないし図3に示すように、あるいは図4と図5に示すように、プラスチックフィルム4の上面と水平台3の下面に冷風を強制送風して、食品Sを均一に速やかに冷却する。とくに、図1ないし図3に示す冷風装置7は、強制送風される冷却空気が、プラスチックフィルム4の移送方向と平行な流れを作るので、プラスチックフィルム4を波立たせることなく安定して食品Sを移送できる特長がある。
【0015】
冷風装置7は、空気冷却用熱交換器8と、この空気冷却用熱交換器8に強制送風するファン9とを備える。空気冷却用熱交換器8は、冷媒が通過する金属パイプにアルミニウム等の放熱フィンを固定している。ファン9は、空気冷却用熱交換器8に強制的に空気を循環させて空気を冷却する。図3と図5に示す冷却装置は、水平台3とプラスチックフィルム4の両側に空気を通過できるスペース10を設け、このスペース10に空気を通過させて、プラスチックフィルム4の上の食品Sを上下から冷却する。この冷却装置は、スペース10を有するので、ここを作業者が移動できる。このため、内部で便利に食品Sの管理ができる。
【0016】
空気冷却用熱交換器8は、膨張弁11を介して凝縮器12とコンプレッサー13に連結され、内部を循環する冷媒を、空気冷却用熱交換器8→コンプレッサー13→凝縮器12→膨張弁11→空気冷却用熱交換器8に循環させる。コンプレッサー13と凝縮器12は、冷却室1の外部に配設される。膨張弁11は、空気冷却用熱交換器8の近傍、たとえば冷却室1の内部に配設される。コンプレッサー13は、空気冷却用熱交換器8から排出される気体状の冷媒を加圧する。加圧された気体状の冷媒は、凝縮器12で冷却されて液化する。凝縮器12は水冷または空冷の熱交換器である。凝縮器12も、空気冷却用熱交換器8と同じように金属パイプに放熱フィンを固定し、あるいは冷却水が流入する金属パイプを配管している。膨張弁11は加圧、冷却、液化された冷媒を断熱膨張させて、空気冷却用熱交換器8で気化させる流量を制御する。この冷却機構は、コンプレッサー13で気体状の冷媒を加圧して凝縮器12で液化し、液化させた冷媒を空気冷却用熱交換器8で気化させて、気化熱で冷却室1の空気を冷却する。
【0017】
以上のように、冷却室1に設けている冷風装置7を備える冷却装置は、冷却室1の内部温度を低くして、食品Sを速やかに冷却できる特長がある。ただし、本発明の冷却装置は、水平台3を強制的に冷却するので、必ずしも冷風装置を設ける必要はない。また、冷風装置を設けるにしても、空気を冷却する専用の空気冷却用熱交換器を設けることなく、水平台を空気冷却用熱交換器に併用して冷却室を冷却することもできる。この冷風装置は、たとえば、図4と図5に示すように、水平台3に強制送風して、冷却室1の内部を均一に冷却する。水平台3を空気冷却用熱交換器に併用する冷却装置は、水平台3の本体部3Bの外側に冷却用の冷却フィン14を多数固定し、この冷却フィン14に強制送風して空気を冷却する。この構造は、専用の空気冷却用熱交換器を設けることなく、簡単な構造で冷却室1の温度を均一に冷却できる。
【0018】
さらに、図1と図3に示す冷却装置は、水平台3の上方に、下方に向かって冷却空気を送風する予備ファン30を備える。図の冷却装置は、複数の予備ファン30を、プラスチックフィルム4の移送方向に離して、等間隔に配置している。これらの予備ファン30は、水平台3の上面を移送されるプラスチックフィルム4の上面に冷却空気を送風する。このように、冷却空気を直接に食品Sに送風する予備ファン30は、食品Sを表面から効率よく冷却できる特長がある。
【0019】
図1、図3、図4に示す水平台3は、プラスチックフィルム4を上面に載せて移動させる冷却プレート3Aと、この冷却プレート3Aの下に設けている冷却チャンバー27とを備える。この水平台3は、冷却プレート3Aを冷却チャンバー27に供給される冷却流体に直接に接触させて冷却する接触タイプである。図2の水平台3は、冷却プレート3Aの下に散水ノズル47を配設して、散水ノズル47で冷却プレート3Aを冷却する散水タイプである。散水タイプでは、冷却プレート3Aの下面に散水ノズル47が冷却流体を散水して、冷却プレート3Aを冷却する。散水ノズル47は冷却流体供給機36に連結されて、冷却流体供給機36から供給される冷却流体を冷却プレート3Aに散水する。散水ノズル47は冷却チャンバー27の内部に配設されて、散水ノズル47で散水した冷却流体を冷却チャンバー27に回収する。
【0020】
図1、図3、図4に示す接触タイプの水平台3は、冷却チャンバー27を、冷却流体を供給する冷却流体供給機36に連結している。この水平台3は、冷却流体供給機36から供給される冷却流体で冷却プレート3Aを冷却し、冷却プレート3Aは、上に載せられるプラスチックフィルム4を介して食品Sを冷却する。この水平台3は、図6の分解斜視図に示すように、上方を開口してなる箱型の本体部3Bと、この本体部3Bの上方開口部を閉塞する冷却プレート3Aを備える。冷却プレート3Aは、本体部3Bに設けている冷却チャンバー27の上面開口部を水密に閉塞し、かつ脱着できるように本体部3Bに連結している。図2の散水タイプの水平台3は、冷却チャンバー27の上面開口部を必ずしも水密に冷却プレート3Aで閉塞する必要はなく、冷却チャンバー27から散水した水が冷却チャンバー27から漏れないようにすればよい。本体部3Bに脱着できるように連結している冷却プレート3Aは、本体部3Bから外してメンテナンスできる。この冷却プレート3Aは、表面に摩耗する凹凸樹脂層32等を設けて、メンテナンスを簡単にできる。表面の凹凸樹脂層32が摩耗すると、本体部3Bから外して凹凸樹脂層32を設けることができるからである。
【0021】
冷却プレート3Aは、本体部3Bの上端開口部にパッキン33を介して水密に連結される。本体部3Bは、上端開口部に沿って、外側に突出する鍔34を設けている。この鍔34と冷却プレート3Aの側壁20との間にパッキン33を挟着して、本体部3Bと冷却プレート3Aとを水密に連結する。冷却プレート3Aと本体部3Bは、冷却プレート3Aの側壁20と鍔34とを貫通するネジ(図示せず)とナット(図示せず)で、脱着できるように連結される。ただし、ネジとナット以外のもので、冷却プレート3Aの側壁20と本体部3Bの鍔34とを挟着して連結することもできる。
【0022】
本体部3Bは、図6の分解斜視図に示すように、隔壁35を固定して蛇行する流路を設けている。この本体部3Bは、冷却流体を蛇行させながら流して、冷却プレート3Aを効率よく冷却する。隔壁35は、上端を冷却プレート3Aに接触させて、冷却プレート3Aを冷却する。
【0023】
図1、図3、図4の接触タイプは、冷却流体供給機36を、水平台3の冷却チャンバー27に冷却流体を循環させる。図2の散水タイプは、冷却流体供給機36を散水ノズル47に連結して、散水ノズル47に冷却流体を供給する。冷却流体は、0℃以下で凍結しないブライン液を使用する。ブライン液は、水にアルコールや塩を溶解させて0℃で凍結しないようにする。ただし、冷却流体には冷水も使用できる。冷水は0℃で凍結するので、冷却流体に冷水を使用する場合は、冷却流体の設定温度を0℃よりも高く設定する。冷却流体の設定温度は、食品の冷却温度と冷却時間を考慮して最適温度に設定され、たとえば−30〜5℃に設定される。焚きたての熱いご飯を冷却する装置は、冷却流体に0〜5℃の冷水を使用して常温まで冷却することができる。
【0024】
冷却流体供給機36は、冷却流体を蓄えている貯留タンク37と、貯留タンク37内の冷却流体を冷却チャンバー27や散水ノズル47に循環させる循環ポンプ38と、貯留タンク37内の冷却流体を冷却する熱交換器39とを備える。熱交換器39は、膨張弁40を介して凝縮器41とコンプレッサー42に連結されており、内部を循環する冷媒を、熱交換器39→コンプレッサー42→凝縮器41→膨張弁40→熱交換器39に循環させる。冷媒は、コンプレッサー42で加圧して凝縮器41で液化され、熱交換器39で気化されて冷却流体を冷却する。熱交換器39で冷却された冷却流体は、循環ポンプ38で散水ノズル47や冷却チャンバー27に循環されて冷却プレート3Aを冷却する。冷却流体供給機36は、冷却室1の外部に配設されており、冷却室1に配設された水平台3の両端に冷却流体の循環パイプ43を連結している。この循環パイプ43を介して、冷却された冷却流体が水平台3に設けた冷却チャンバー27に循環される。
【0025】
水平台3は、図8の一部拡大端面図に示すように、プラスチックフィルム4に接触する上面に凹凸樹脂層32を設けており、上面を凹凸面24としている。凹凸樹脂層32は、上面に凹凸26を設けている。上面を凹凸26とする凹凸樹脂層32は、プラスチックフィルム4と水平台3との摩擦抵抗を小さくして、プラスチックフィルム4をより小さい引張力で移動できるようにする。凹凸樹脂層32は、フッ素樹脂やシリコン樹脂等の合成樹脂で製作される。凹凸樹脂層32は、水平台3の上面にコーティングして設けることができる。また、予め板状に成形された凹凸樹脂層32を水平台3の上面に接着して固定することもできる。
【0026】
本発明は、凹凸樹脂層32の合成樹脂を特定しないが、凹凸樹脂層32にはフッ素樹脂が最適である。それは、プラスチックフィルム4との摩擦抵抗を特に小さくできるからである。水平台3の上面を移動するプラスチックフィルム4は、水平台3との間に水が介在すると、摩擦抵抗が極めて大きくなる。水がプラスチックフィルム4を広い面積で水平台3に密着するからである。この状態になると、プラスチックフィルム4を軽い引張力では移動できなくなる。さらに、プラスチックフィルム4と水平台3との間の水が氷結すると、プラスチックフィルム4は移動できなくなる。
【0027】
プラスチックフィルム4と水平台3との間の水が氷結するのは、冷却装置の運転を休止するときである。冷却装置は、プラスチックフィルム4を移動させている通常の使用状態では、水平台3に凍結されることはない。また、水がプラスチックフィルム4を水平台3に強く付着させることもない。冷却室1をマイナス温度に冷却しても、プラスチックフィルム4が連続的に移動しているからである。プラスチックフィルム4が水平台3に氷結し、あるいは強く付着して移動できなくなるのは、装置を休止した後、再始動するときである。冷却装置を停止すると、冷却室1の温度はプラス温度となる。この状態になると、結露水や氷結していた氷が溶解されて水が発生する。この水は、プラスチックフィルム4と水平台3との間に浸入する。ここに侵入した水は、表面張力等により、プラスチックフィルム4を広い面積で水平台3に強く密着させる。この状態になると、プラスチックフィルム4を引っ張って移動させようとしても始動できなくなる。プラスチックフィルム4を無理に引っ張ると破損する。さらにこの状態で、装置を始動するために冷却室1がマイナスに冷却されると、プラスチックフィルム4と水平台3の間の水が氷結し、これがプラスチックフィルム4を水平台3に固着させる。この状態になると、プラスチックフィルム4は全く移動できなくなり、無理に引っ張ると破損してしまう。
【0028】
この弊害は、冷却装置を使用しないときにも、冷却運転をしながらプラスチックフィルム4を移動させて防止できる。しかしながら、使用しないときにプラスチックフィルム4を停止させないと、プラスチックフィルム4を無駄に消耗してランニングコストが高くなる。本発明の冷却装置は、水平台3の上面に凹凸樹脂層32を設けると共に、上面を凹凸面24としてこの弊害を解消する。凹凸26のある凹凸樹脂層32は、水平台3の上で発生する水を凹部に移動させる。このため、プラスチックフィルム4の下面に水が接触せず、常温においてもプラスチックフィルム4を移動することができ、また、水が凍結されてプラスチックフィルム4を水平台3に氷結することもない。
【0029】
図1と図4に示す水平台3は、図7の平面図と図8の一部拡大端面図に示すように、上面を凹凸形状に加工している金属プレートの上面に凹凸樹脂層32を積層している。この水平台3は、ステンレス板等の金属プレートをプレス加工して凹凸25を設け、金属プレートの表面に凹凸樹脂層32を設けている。図の水平台3は、金属プレートに部分的に凸部25Aを設け、この金属プレートに凹凸樹脂層32をコーティングして設けている。凸部25Aは、好ましくは円形ないし楕円形として、凸部25Aの上面を平面状とする。この水平台3は、簡単かつ綺麗に清掃して衛生的に使用できる。円形凸部の外径、または楕円凸部の長径は5mm〜50mmである。凸部25Aを設けた金属プレートの上に、金属プレートの凸部25Aよりも小さい凹凸26のある凹凸樹脂層32を設けている。この水平台3は、凸部25Aの間に水を溜めるので、水平台3の上に残る水がプラスチックフィルム4を水平台3に強く付着、または氷結させることはない。この構造の水平台3は、大きな凹凸25のある金属プレートの上に、表面に小さい凹凸26のある凹凸樹脂層32を設けることができる。この水平台3は、金属プレートの大きい凹凸25と、凹凸樹脂層32の小さい凹凸26とで凹凸面24が形成される。ただ、金属プレートに凹凸を設けている水平台は、金属プレートの上に表面を平滑面とする樹脂層をコーティングして、金属プレートで凹凸面を構成することもできる。
【0030】
図1と図4に示す冷却装置は、プラスチックフィルム4の巻取軸15と、プラスチックフィルム4を折曲するように移送してプラスチックフィルム4から食品Sを分離する折返ガイド16を冷却室1の外部に配設して、冷却された食品Sを冷却室1の外部でプラスチックフィルム4の上から分離する。さらに、この冷却装置は、プラスチックフィルム4の供給軸17も冷却室1の外部に配設しており、冷却室1の外部でプラスチックフィルム4に食品Sを供給する。食品Sを冷却室1の外部でプラスチックフィルム4の上に供給し、さらに、冷却した食品Sを冷却室1の外部でプラスチックフィルム4から分離する冷却装置は、冷却室1の内部に水平に固定している水平台3を、プラスチックフィルム4の入口から出口まで延長する。さらに、冷却室1の外部にも水平台3と同一平面に供給板18と排出板19を水平に固定している。
【0031】
本発明の冷却装置は、主として、ミンチ肉、豆、とうもろこし等のばらばらの食品の冷却に使用されるが、液体食品、たとえばスープやだし汁等の冷却にも使用できる。この冷却装置は、図3と図5の横断面図に示すように、水平台3の両側に側壁20を設けて、水平台3を溝形とし、この上にプラスチックフィルム4を溝形にして移送する。このプラスチックフィルム4は、液体を供給して両側に漏れないように移送できる。プラスチックフィルム4で冷却された液体は、排出側で破砕してバラバラにできる。
【0032】
プラスチックフィルム4は、ポリエチレンフィルムやポリプロピレン等の低温特性の優れた薄いフィルムである。プラスチックフィルム4には、たとえば、厚さを10〜100μm、好ましくは10〜50μm、さらに好ましくは10〜30μmのものを使用する。プラスチックフィルム4は、1回使用して廃棄するので、できるかぎり薄いものを使用してランニングコストを安くする。また、薄いプラスチックフィルム4は、強制的に冷却される水平台3を介して食品Sを効率よく冷却できる特長もある。ただ、薄すぎると強度が低下するので、破損しないように移送できる厚さとする。
【0033】
プラスチックフィルム4は、ロール巻したものを供給軸17に装着して水平台3に引き出される。水平台3の上を通過するプラスチックフィルム4は、一定の速度で移送される。プラスチックフィルム4は、巻取軸15に巻き取られて水平台3の上に一定の速度で通過される。この冷却装着は、巻取軸15をサーボモーター21で駆動する。サーボモーター21は、プラスチックフィルム4の巻き取り径にかかわらず、プラスチックフィルム4を一定の速度で移送できる回転速度で巻取軸15を巻取方向に回転させる。この冷却装置は、巻取軸15に回転しないように装着する巻取筒22に、プラスチックフィルム4の先端縁をスリップしないように連結して、巻取軸15をサーボモーター21で駆動する。サーボモーター21は、プラスチックフィルム4の巻き取り径が大きくなるにしたがって、巻取軸15の回転速度を遅くして、プラスチックフィルム4を一定の速度で移送する。巻取筒22に所定の太さにプラスチックフィルム4が巻かれると、巻取筒22を新しいものに交換する。
【0034】
折返ガイド16は、冷却された食品Sをプラスチックフィルム4から分離する。図の冷却装置の折返ガイド16はローラー23である。このローラー23は、プラスチックフィルム4を約180度折曲するように移送して、冷却した食品Sをプラスチックフィルム4の表面から分離する。冷却した食品Sは、それほど強固にプラスチックフィルム4に冷却して付着していない。このため、プラスチックフィルム4を折曲して、プラスチックフィルム4から簡単に食品Sを分離できる。折返ガイド16は、プラスチックフィルム4を折曲するように移送できるものであるから、ローラーによらず、摩擦抵抗の小さい金属棒や金属プレートで製作することもできる。これ等の折返ガイド16は、プラスチックフィルム4との摺動面を平滑面として滑りやすくすると共に、好ましくはフッ素樹脂のような摩擦抵抗の小さいもので摺動面を構成する。
【0035】
さらに、プラスチックフィルム4の上の食品Sは、折返ガイド16によらずスクレーパで掻き取って分離することもできる。また、スクレーパと折返ガイド16の両方でプラスチックフィルム4から食品Sを分離することもできる。この冷却装置は、スクレーパを折返ガイド16に接して移送されるプラスチックフィルム4に弾性的に押圧して、食品Sを分離する。
【0036】
ローラー23である折返ガイド16は、プラスチックフィルム4を一定の速度で移送する駆動ローラーとして使用することもできる。この冷却装置は、駆動ローラーを一定の速度で回転させて、プラスチックフィルム4を定速移送させる。巻取軸15は、クラッチを介して、駆動ローラーで移送されるプラスチックフィルム4を巻き取る。さらに、図示しないが、プラスチックフィルムを一定の速度で移送するために、プラスチックフィルムをキャプスタンローラーで挟着して移送することもできる。この冷却装置は、キャプスタンローラーをサーボモーターで一定の速度で回転させて、プラスチックフィルムを一定の速度で移送する。この冷却装置も、巻取軸はクラッチを介して、一定の速度で移送されるプラスチックフィルムを巻き取る。
【0037】
さらに、本発明の冷却装置は、図9と図10に示すように、プラスチックフィルム4で移送されて冷却される食品Sを上下反転させる反転機構44を設けることができる。図9に示す反転機構44は、プラスチックフィルム4の移送路に設けた折返ガイド45で構成している。図に示す折返ガイド45は、第1ガイド45Aと第2ガイド45Bとを備える。第1ガイド45Aは、プラスチックフィルム4を約180度折曲して移送し、移送される食品Sをプラスチックフィルム4の表面から分離する。第2ガイド45Bは、第1ガイド45Aで折曲されたプラスチックフィルム4を、さらに約180度折曲して移送させる。図の折返ガイド45はローラーである。ローラーである折返ガイド45は、プラスチックフィルム4をスムーズに折曲しながら移送できる特長がある。ただ、折返ガイド45は、プラスチックフィルム4を折曲するように移送するものであるから、ローラーによらず、摩擦抵抗の小さい金属棒や金属プレートで製作することもできる。これ等の折返ガイドは、プラスチックフィルムとの摺動面を平滑面として滑りやすくすると共に、好ましくはフッ素樹脂のような摩擦抵抗の小さいもので摺動面を構成する。
【0038】
第1ガイド45Aと第2ガイド45Bは高低差を設けて配設しており、折返ガイド45を通過するプラスチックフィルム4に段差を設けている。さらに、この冷却装置は、段差のあるプラスチックフィルム4をスムーズに移送できるように、水平台3を中間部分で上段と下段に分割して2段構造としている。この反転機構44は、第1ガイド45Aで分離された食品Sをこの段差部で落下させると共に、落下する食品Sを上下反転させて第2ガイド45Bを通過したプラスチックフィルム4の上面に載せるようにしている。第1ガイド45Aと第2ガイド45Bの高低差は、上下反転させる食品Sの大きさや重量によって、最適な距離に設計される。さらに、第1ガイド45Aと第2ガイド45Bは、高低差や曲率半径を変更できる構造として、種々の食品を理想的に反転できる。
【0039】
さらに、図10に示す反転機構44は、プラスチックフィルム4の上の食品Sを掻き取って分離すると共に、分離された食品Sを傾斜させながら移送して上下反転する反転スクレーパ46を備える。この反転スクレーパ46は、プラスチックフィルム4の上の食品Sを掻き取って分離する掻取部46Aと、食品Sを上下反転させてプラスチックフィルム4の上面に戻す起立部46Cと、掻取部46Aと起立部46Cとの間に設けた傾斜部46Bとを備える。図に示す反転スクレーパ46は、1枚の金属板を湾曲させて両端部がクロスする形状として、掻取部46Aと傾斜部46Bと起立部46Cとを形成している。この反転スクレーパ46は最も簡単な構造として安価に作成できる。ただ、反転スクレーパは、プラスチックフィルムの上の食品を分離して、反転できる他の全ての形状とすることができる。
【0040】
図の反転スクレーパ46は、掻取部46Aを、プラスチックフィルム4と同一平面に、水平の姿勢で配設している。この掻取部46Aは、プラスチックフィルム4と食品Sとの間に挿入されて、食品Sをプラスチックフィルム4から分離する。分離された食品Sは、傾斜部46Bの上面に沿って傾斜しながら移送される。傾斜部46Bを移送される食品Sは、図示しないが、後方から移送されてくる食品に押される状態で傾斜部46Bを移動する。起立部46Cは、水平台3に対して垂直に近い姿勢に配置されており、傾斜部46Cを通過した食品Sを上下反転させてプラスチックフィルム4の上面に排出している。傾斜部46Cは、食品Sを反転させる方向に突出する凸部(図示せず)を端部に設けて、よりスムーズに食品Sを反転できる。このように、反転スクレーパ46で構成される反転機構44は、冷却室1内に取り外しできるように配設できる特長がある。
【0041】
さらに、図示しないが、反転機構は、反転スクレーパで掻き取った食品を持ち上げた後、180度反転させて食品を裏返して上下反転させる機構とすることもできる。この反転機構は、食品の大きさや形に関係なく、確実に反転できる特長がある。ただ、反転機構は、以上の例に限らず、プラスチックフィルムで移送される食品を上下反転できる他の全ての機構とすることができる。
【0042】
以上の反転機構44は、たとえば、水平台3の中間ないし供給側に近い位置に配設されて、プラスチックフィルム4で移送されて冷却される食品Sを上下反転させる。このように、反転機構44を備える冷却装置は、食品Sを上下反転させながら冷却できるので、食品Sの上下両面を均一に冷却して、極めて効率よく冷却できる特長がある。さらに、食品Sを上下反転させることにより、食品Sとプラスチックフィルム4との間に水分が残存して、冷却後の食品Sの下面が過湿な状態となるのを有効に防止できる特長もある。
【0043】
【発明の効果】
本発明の食品の冷却装置は、極めて衛生的に食品を冷却できると共に、小さい食品を効率よく冷却できる特長がある。それは、本発明の冷却装置が、冷却室に配設しているコンベアを、水平台と、この水平台の上に移動できるように配設しているプラスチックフィルムと、このプラスチックフィルムを移動させる駆動機構とで構成すると共に、水平台の冷却プレートの下に冷却チャンバーを設けてこれを冷却し、あるいは冷却プレートの下に散水ノズルを設けて冷却し、この冷却プレートがプラスチックフィルムを介して食品を冷却しているからである。
【0044】
このように、プラスチックフィルムで食品を移送する冷却装置は、従来のステンレスベルトや編み目を有するベルトで食品を移送する装置のように、ベルトに強固に付着して残存する食品に起因する種々の弊害を皆無にできる。このため、本発明の冷却装置は、極めて衛生的に食品を冷却して食品の品質を低下させることなく安全かつ高品質な食品を提供できる。とくに、本発明の冷却装置は、水平台に設けた冷却チャンバーに冷却流体を供給して、この冷却流体で冷却される冷却プレートを介してプラスチックフィルムで移送される食品を冷却するので、食品とプラスチックフィルムとの接触面を有効に冷却して極めて効率よく食品を冷却できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる食品の冷却装置の縦断面図
【図2】本発明の他の実施例にかかる食品の冷却装置の縦断面図
【図3】図1に示す食品の冷却装置の横断面図
【図4】本発明の他の実施例にかかる食品の冷却装置の縦断面図
【図5】図4に示す食品の冷却装置の横断面図
【図6】図1に示す食品の冷却装置の水平台の分解斜視図
【図7】図6に示す水平台の冷却プレートの平面図
【図8】図6に示す水平台の冷却プレートの一部拡大端面図
【図9】水平台に配設される反転機構の一例を示す側面図
【図10】水平台に配設される反転機構の他の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1…冷却室
2…コンベア
3…水平台        3A…冷却プレート   3B…本体部
4…プラスチックフィルム
5…駆動機構
6…断熱壁
7…冷風装置
8…空気冷却用熱交換器
9…ファン
10…スペース
11…膨張弁
12…凝縮器
13…コンプレッサー
14…冷却フィン
15…巻取軸
16…折返ガイド
17…供給軸
18…供給板
19…排出板
20…側壁
21…サーボモーター
22…巻取筒
23…ローラー
24…凹凸面
25…凹凸        25A…凸部
26…凹凸
27…冷却チャンバー
30…予備ファン
32…凹凸樹脂層
33…パッキン
34…鍔
35…隔壁
36…冷却流体供給機
37…貯留タンク
38…循環ポンプ
39…熱交換器
40…膨張弁
41…凝縮器
42…コンプレッサー
43…循環パイプ
44…反転機構
45…折返ガイド     45A…第1ガイド   45B…第2ガイド
46…反転スクレーパ   46A…掻取部     46B…傾斜部
46C…起立部
47…散水ノズル
S…食品

Claims (10)

  1. 冷却室(1)に配設しているコンベア(2)の上に食品(S)を供給し、供給された食品(S)をコンベア(2)で移送して冷却する冷却装置であって、
    コンベア(2)が、水平台(3)と、この水平台(3)の上に移動できるように配設しているプラスチックフィルム(4)と、このプラスチックフィルム(4)を移動させる駆動機構(5)とを備え、
    水平台(3)がプラスチックフィルム(4)を上面に移動させる冷却プレート(3A)と、この冷却プレート(3A)の下に設けてなる冷却チャンバー(27)とを備え、この冷却チャンバー(27)は冷却流体を供給する冷却流体供給機(36)に連結しており、
    冷却流体供給機(36)から供給される冷却流体で冷却プレート(3A)を冷却し、この冷却プレート(3A)がプラスチックフィルム(4)を介して食品(S)を冷却するようにしてなる食品の冷却装置。
  2. 冷却室(1)に配設しているコンベア(2)の上に食品(S)を供給し、供給された食品(S)をコンベア(2)で移送して冷却する冷却装置であって、
    コンベア(2)が、水平台(3)と、この水平台(3)の上に移動できるように配設しているプラスチックフィルム(4)と、このプラスチックフィルム(4)を移動させる駆動機構(5)とを備え、
    水平台(3)がプラスチックフィルム(4)を上面に移動させる冷却プレート(3A)を備えると共に、この冷却プレート(3A)の下に散水ノズル(47)を配設しており、この散水ノズル(47)を冷却流体供給機(36)に連結して、冷却流体供給機(36)から供給される冷却流体を冷却プレート(3A)に散水して冷却し、冷却プレート(3A)がプラスチックフィルム(4)を介して食品(S)を冷却するようにしてなる食品の冷却装置。
  3. 冷却プレート(3A)の下方に冷却チャンバー(27)を設けており、この冷却チャンバー(27)の上面開口部に脱着できるように冷却プレート(3A)を配設している請求項1又は2に記載される食品の冷却装置。
  4. 水平台(3)が、上方を開口してなる箱型の本体部(3B)を備え、この本体部(3B)の上方開口部を冷却プレート(3A)で閉塞している請求項3に記載される食品の冷却装置。
  5. 水平台(3)が、上方を開口してなる箱型の本体部(3B)と、この本体部(3B)の上方開口部を閉塞している冷却プレート(3A)とを備え、本体部(3B)が、蛇行する流路を備える請求項1に記載される食品の冷却装置。
  6. 本体部(3B)の上端開口部に冷却プレート(3A)をパッキン(33)を介して水密に連結してなる請求項4に記載される食品の冷却装置。
  7. 冷却プレート(3A)がプラスチックフィルム(4)に接触する面に凹凸樹脂層(32)を設けている請求項1又は2に記載される食品の冷却装置。
  8. 凹凸樹脂層(32)がフッ素樹脂層である請求項7に記載される食品の冷却装置。
  9. 凹凸樹脂層(32)がシリコン樹脂層である請求項7に記載される食品の冷却装置。
  10. コンベア(2)が、移送される食品(S)を上下反転させる反転機構(44)を備え、この反転機構(44)で食品(S)を上下反転しながら冷却する請求項1又は2に記載される食品の冷却装置。
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