JP2004011836A - 湿式摩擦部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】湿式摩擦部材1は、第1の主表面11と、その第1の主表面11と反対側に位置する第2の主表面とを有するコアプレート10と、コアプレート10の第1の主表面11に設けられた第1の摩擦材20と、コアプレート10の第2の主表面に設けられた第2の摩擦材30とを備える。第1の摩擦材20には、第1の冷却材溝21が設けられている。第1の冷却溝21に対応する第2の摩擦材30の部分と異なる部分に第2の冷却溝31が設けられている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は湿式摩擦部材に関し、特に、自動変速機用の湿式多板クラッチまたはブレーキを構成する湿式摩擦部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に用いられている自動変速機は、遊星歯車装置により構成され、遊星歯車装置を構成する回転要素のうちのいずれか1つの回転を拘束することにより、所望の変速段を達成している。具体的には、遊星歯車装置は潤滑条件下で使用され、遊星歯車装置のいずれかの回転要素の回転をクラッチまたはブレーキなどで拘束することにより所望の変則段が達成される。
【0003】
遊星歯車装置の湿式摩擦部材は、たとえば特開平7−229523号公報に開示されている。図6は、上記公報に開示された、従来の自動変速機の断面図である。図6を参照して、従来の自動変速機では、回転駆動される入力軸101には、複数枚の加圧板102を内周にスプライン嵌合したクラッチドラム103が一体的に接合されている。また、入力軸101に対して相対的に回転できるように嵌合された中空の出力軸104には、加圧板102と交互に重なり合う摩擦材付の被加圧板(以下「クラッチディスク」という)105を外周にスプライン嵌合したクラッチハブ106が一体的に接合されている。フェーシングプレートとしての摩擦材120はセルロース、珪藻土、フェノール樹脂などの混合物によって形成されている。クラッチドラム103の基端側には、加圧板102に当接し得る押圧部107を有するピストン108が摺動できるように嵌合されている。さらに、クラッチドラム103の先端部には、止め環109が一体的に設けられており、この止め環109と図中左端に位置するクラッチディスク105との間のクラッチドラム103の内周には、環状のリテーニングプレート110が装着されている。環状のばね受け板112はピストン108をクラッチハブ106とは逆側に付勢する戻しばね111の一端側を受けている。
【0004】
入力軸101に形成された油路113からクラッチドラム103とピストン108との間に形成された油圧室114に油が供給されると、戻しばね111のばね力に抗し、ピストン108がクラッチハブ106に沿った方向側に押し出される。そして、止め環109により図中左側への移動が拘束されたリテーニングプレート110に加圧板102とクラッチディスク105とが押しつけられ、これらの加圧板102とクラッチディスク105の摩擦材120とが摩擦力を介して圧接することになり、入力軸101の回転力が出力軸104に伝達される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような自動変速機では、加圧板102とクラッチディスク105の摩擦材120とが接触してから完全にクラッチが締結される状態となるまでに要する時間が、0.4秒から1秒程度である。その間、加圧板102とこれに接触するクラッチディスク105の摩擦材120との間では数100℃という高温となる。この摩擦材120を冷却するために、クラッチハブ106に設けられている穴(図示せず)から潤滑油が遠心力の作用で加圧板102およびクラッチディスク105に供給される。そして、クラッチディスク105に形成されている冷却溝としてのオイル溝を通過する際に双方の摩擦面を冷却してクラッチドラム103に設けられた排出穴を介して外部に油が排出される構成とされている。
【0006】
しかしながら、摩擦材120はセルロースなどであるため熱がこもりやすく、冷却溝から離れた部分を十分に冷却できないという問題があった。
【0007】
そこで、この発明は上述のような問題を解決するためになされたものであり、摩擦材を十分に冷却することが可能な湿式摩擦部材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、摩擦材に熱がこもる原因について、さまざまな検討を行なった。その結果、摩擦材において、冷却溝などの冷却手段が設けられている部分では摩擦材の温度はそれほど高くならない。これに対して、冷却溝から離れた部分では、冷却溝により摩擦材が十分に冷却されないので温度が高くなる。そのため、冷却溝から離れた摩擦材の部分を、摩擦材の裏側から冷却すれば、この部分での温度を低下させることができることがわかった。
【0009】
このような知見によりなされた、この発明に従った湿式摩擦部材は、第1の主表面と、その第1の主表面と反対側に位置する第2の主表面とを有するコアプレートと、コアプレートの第1の主表面に設けられた第1の摩擦材と、コアプレートの第2の主表面に設けられた第2の摩擦材とを備える。第1の摩擦材には、第1の冷却溝が設けられている。第1の冷却溝に対応する第2の摩擦材の部分と異なる第2の摩擦材の部分に第2の冷却溝が設けられている。
【0010】
このように構成された湿式摩擦部材では、第1の摩擦材において、第1の冷却溝の近傍の部分は第1の冷却溝により冷却される。これに対して、第1の冷却溝から離れた部分に対応するように第2の摩擦材に第2の冷却溝が設けられる。そのため第1の冷却溝から離れた第1の摩擦材の部分は第2の冷却溝によって冷却される。その結果、第1の摩擦材を均等に冷却することができる。さらに、第2の摩擦材でも、第2の冷却溝近傍は第2の冷却溝により冷却される。第2の冷却溝から離れた部分に対応するように第1の冷却溝が設けられているため、第2の摩擦材の各部分を均等に冷却することができる。
【0011】
また好ましくは、第1の摩擦材は複数の第1の冷却溝を有する。第2の摩擦材は複数の第2の冷却溝を有する。複数の第1の冷却溝の各々の間に複数の第2の冷却溝の各々が設けられる。この場合、第1の冷却溝と第2の冷却溝とは互いに千鳥状に配置され、第1の摩擦材および第2の摩擦材の各々が第1の冷却溝および第2の冷却溝により十分に冷却される。その結果、第1の摩擦材および第2の摩擦材の各部分で十分な冷却が行なえる。
【0012】
さらに好ましくは、隣合う2つの第1の冷却溝のほぼ中間に第2の冷却溝が設けられる。この場合、第1の冷却溝と第2の冷却溝とが等しい間隔で配置されるため、第1および第2の摩擦材を均等に冷却することができる。
【0013】
この発明の別の局面に従った湿式摩擦部材は、第1の主表面と、その第1の主表面と反対側に位置する第2の主表面とを有するコアプレートと、コアプレートの第1の主表面に設けられた第1の摩擦材と、コアプレートの第2の主表面に設けられた第2の摩擦材とを備える。第1の摩擦材には第1の冷却手段が設けられている。第1の冷却手段に対応する第2の摩擦材の部分と異なる第2の摩擦材の部分に第2の冷却手段が設けられている。
【0014】
このように構成された湿式摩擦部材では、第1の摩擦材において、第1の冷却手段の近傍の部分は第1の冷却手段により冷却される。これに対して、第1の冷却手段から離れた部分に対応するように第2の摩擦材に第2の冷却手段が設けられる。そのため第1の冷却手段から離れた第1の摩擦材の部分は第2の冷却手段によって冷却される。その結果、第1の摩擦材を均等に冷却することができる。さらに、第2の摩擦材でも、第2の冷却手段近傍は第2の冷却手段により冷却される。第2の冷却手段から離れた部分に対応するように第1の冷却手段が設けられているため、第2の摩擦材の各部分を均等に冷却することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、同一または相当する部分については同一の参照番号を用い、その説明は繰返さない。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った湿式摩擦部材の平面図である。図2は、図1中のIIで示す方向から見た湿式摩擦部材の側面図である。図1および2を参照して、この発明の実施の形態1に従った湿式摩擦部材1は、コアプレート10と、コアプレート10の一方の面に設けられた第1の摩擦材(フェーシング)20とを有する。コアプレート10は円板状であり、その中心部には穴が設けられている。
【0017】
コアプレート10は環状でかつ薄板状であり、剛性の高い金属により構成される。コアプレート10には第1の摩擦材20が張り合わされている。第1の摩擦材20はセルロース、珪藻土、フェノール樹脂などの混合物によって形成されており、高い摩擦係数を有する。第1の摩擦材20には、中央から放射線状に延びる複数本の第1の冷却手段としての第1の冷却溝21が設けられている。
【0018】
第1の主表面11には第1の摩擦材20が設けられており、その逆側の面には第2の摩擦材30が設けられている。第2の摩擦材30には第2の冷却手段としての第2の冷却溝31が複数本設けられている。第2の冷却溝31は第1の冷却溝21の間に配置されている。第1の冷却溝21および第2の冷却溝31の本数は図1で示すものに限定されるものではなく、さらに多くの第1および第2の冷却溝21および31を設けてもよい。
【0019】
さらに、第1の冷却溝21および第2の冷却溝31は、図1では中心から放射線状に延びるように構成したが、これに限られるものではなく、第1の冷却溝21および第2の冷却溝31が中央から旋回して外周に延びるように形成されていてもよい。この場合、渦巻きの方向は第1の冷却溝21および第2の冷却溝31の各々で同じ方向でもよい。また、旋回の方向が第1の冷却溝21および第2の冷却溝31で異なっていてもよい。
【0020】
第1の冷却溝21および第2の冷却溝31による放熱量を増加させるために、第1の冷却溝21および第2の冷却溝31が蛇行するように設けられていてもよい。この場合、第1の冷却溝21および第2の冷却溝31を通過する油が第1の冷却溝21および第2の冷却溝31の多くの部分と接触するため、冷却能力をさらに向上させることができる。
【0021】
第1の冷却溝21および第2の冷却溝31は直線状または曲線状だけでなく、碁盤目状に設けられていてもよい。湿式摩擦部材1の中央部には、図示しない油が供給され、湿式摩擦部材1が回転することにより、この油が遠心力により第1の冷却溝21および第2の冷却溝31を介して外側へ放出される。このとき、油が第1の冷却溝21および第2の冷却溝31と接触することにより熱を奪い去ることができる。
【0022】
なお、この湿式摩擦部材1は、自動変速機の湿式多板クラッチまたは湿式多板ブレーキとして用いられる。
【0023】
この発明に従った湿式摩擦部材1は、第1の主表面11と、その第1の主表面11と反対側に位置する第2の主表面12とを有するコアプレート10と、コアプレート10の第1の主表面11に設けられた第1の摩擦材20と、コアプレート10の第2の主表面12に設けられた第2の摩擦材30とを備える。第1の摩擦材20には第1の冷却手段としての第1の冷却溝21が設けられている。第1の冷却溝21に対応する第2の摩擦材30の部分30aと異なる部分に第2の冷却手段としての第2の冷却溝31が設けられている。
【0024】
第1の摩擦材20は複数の第1の冷却溝21を有する。第2の摩擦材30が複数の第2の冷却溝31を有する。第1の冷却溝21の各々の間に第2の冷却溝31の各々が設けられている。隣合う2つの第1の冷却溝21のほぼ中間に第2の冷却溝31が設けられている。
【0025】
コアプレート10は板状であり、その一方面側に第1の摩擦材20が設けられ、他方面側に第2の摩擦材30が設けられている。第1の摩擦材20および第2の摩擦材30はそれぞれ薄膜状であり、コアプレート10に固定されており、コアプレート10とともに回転する。
【0026】
第1の主表面11側に第1の冷却溝21が設けられ、第1の冷却溝21が設けられていない第2の主表面12側の領域に第2の冷却溝31が設けられている。第1の冷却溝21と第2の冷却溝31とは、コアプレート10を挟んで交互に設けられる。
【0027】
図3は、図1中のIII−III線に沿った断面図である。図3を参照して、コアプレート10の第1の主表面11には第1の摩擦材20が設けられており、第1の摩擦材20には、第1の主表面11に達する第1の冷却溝21が設けられている。
【0028】
コアプレート10の第2の主表面12側には、第2の摩擦材30が設けられ、第2の摩擦材30にも、第2の主表面12に達する第2の冷却溝31が設けられている。
【0029】
このように構成された、この発明に従った湿式摩擦部材1では、湿式摩擦部材1の中央部から油が供給され、この油が第1の冷却溝21および第2の冷却溝31を介して遠心力で外側に流れ出る。このとき、第1の冷却溝21の近傍の第1の摩擦材20の部分では油により冷却される。第1の冷却溝21の間の第1の摩擦材20の部分では熱は第1の冷却溝21により冷却されにくいが、この部分の熱はコアプレート10を介して第2の冷却溝31へ伝達されて第2の冷却溝31を通る油により冷却される。その結果、第1の摩擦材20のすべての部分で均等に冷却が行なわれることになり、第1の摩擦材20の各部分で熱が溜まることを防止することができる。
【0030】
第2の冷却溝31の間の第2の摩擦材30の部分では熱は第2の冷却溝31により冷却されにくいが、この部分の熱はコアプレート10を介して第1の冷却溝21へ伝達されて第1の冷却溝21を通る油により冷却される。その結果、第2の摩擦材30のすべての部分で均等に冷却が行なわれることになり、第2の摩擦材30の各部分で熱が溜まることを防止することができる。
【0031】
(実施の形態2)
図4は、この発明の実施の形態2に従った湿式摩擦部材の断面図である。図4を参照して、この発明の実施の形態2に従った湿式摩擦部材1では、第1の冷却溝21が第1の主表面11に達しておらず、かつ第2の冷却溝31が第2の主表面12に達していない点で、実施の形態1に従った湿式摩擦部材1と異なる。湿式摩擦部材1では第1の冷却溝21および第2の冷却溝31が実施の形態1の湿式摩擦部材1に比べて浅く形成されている。
【0032】
このように構成された、この発明の実施の形態2に従った湿式摩擦部材1でも、実施の形態1に従った湿式摩擦部材1と同様の効果がある。
【0033】
(実施の形態3)
図5は、この発明の実施の形態3に従った湿式摩擦部材の平面図である。図5を参照して、この発明の実施の形態3に従った湿式摩擦部材では、第1の摩擦材20には第1の冷却手段としての第1の窪み22が設けられている。さらに、第2の摩擦材30には、第2の冷却手段としての第2の窪み32が設けられている。
【0034】
すなわち、第1の摩擦材20には、第1の冷却手段としての第1の冷却溝21および第1の窪み22が設けられている。第1の冷却手段である第1の冷却溝21および第1の窪み22に対応する第2の摩擦材30の部分と異なる部分に第2の冷却手段としての第2の冷却溝31および第2の窪み32が設けられている。第1の窪み22と第2の窪み32とは交互に配置されている。第1の冷却溝21と第2の冷却溝31のいずれもが配置されていない部分に第1の窪み22および第2の窪み32が設けられており、第1の冷却溝21および第2の冷却溝31で冷却が困難な部分を第1の窪み22および第2の窪み32に溜まった油が冷却する。
【0035】
このように構成された、この発明の実施の形態3に従った湿式摩擦部材でも、実施の形態1に従った湿式摩擦部材1と同様の効果がある。
【0036】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0037】
【発明の効果】
この発明に従えば、均等に冷却されることが可能な湿式摩擦部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に従った湿式摩擦部材の平面図である。
【図2】図1中の矢印IIで示す方向から見た湿式摩擦部材の側面図である。
【図3】図1中のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】この発明の実施の形態2に従った湿式摩擦部材の断面図である。
【図5】この発明の実施の形態3に従った湿式摩擦部材の平面図である。
【図6】従来の自動変速機の断面図である。
【符号の説明】
1 湿式摩擦部材、10 コアプレート、11 第1の主表面、12 第2の主表面、20 第1の摩擦材、21 第1の冷却溝、22 第1の窪み、30 第2の摩擦材、31 第2の冷却溝、32 第2の窪み。
Claims (4)
- 第1の主表面と、その第1の主表面と反対側に位置する第2の主表面とを有するコアプレートと、
前記コアプレートの第1の主表面に設けられた第1の摩擦材と、
前記コアプレートの第2の主表面に設けられた第2の摩擦材とを備え、
前記第1の摩擦材には、第1の冷却溝が設けられており、
前記第1の冷却溝に対応する前記第2の摩擦材の部分と異なる前記第2の摩擦材の部分に第2の冷却溝が設けられている、湿式摩擦部材。 - 前記第1の摩擦材は複数の前記第1の冷却溝を有し、前記第2の摩擦材は複数の前記第2の冷却溝を有し、複数の前記第1の冷却溝の各々の間に複数の前記第2の冷却溝の各々が設けられる、請求項1に記載の湿式摩擦部材。
- 隣合う2つの前記第1の冷却溝のほぼ中間に前記第2の冷却溝が設けられる、請求項2に記載の湿式摩擦部材。
- 第1の主表面と、その第1の主表面と反対側に位置する第2の主表面とを有するコアプレートと、
前記コアプレートの第1の主表面に設けられた第1の摩擦材と、
前記コアプレートの第2の主表面に設けられた第2の摩擦材とを備え、
前記第1の摩擦材には、第1の冷却手段が設けられており、
前記第1の冷却手段に対応する前記第2の摩擦材の部分と異なる前記第2の摩擦材の部分に第2の冷却手段が設けられている、湿式摩擦部材。
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- 2002-06-10 JP JP2002168519A patent/JP2004011836A/ja active Pending
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