JP2008002558A - 湿式フリクションプレート及びそれを使用した湿式多板クラッチ - Google Patents

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律雄 鳥谷
Takeshi Hirayanagi
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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    • F16D13/60Clutching elements
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Abstract

【課題】種々の熱特性や係合特性の要求に対応でき、しかも製造が容易でコストアップも避けられた湿式多板クラッチ及び湿式フリクションプレートを得る。
【解決手段】図の符号10はフリクションプレート20とセパレータプレート30とが交互に配設されている湿式多板クラッチの配列を示す。フリクションプレート20の両面にはそれぞれ材質、厚さなどが異なる異種の摩擦材21、22が固着され、それぞれセパレータ30の双方の面31、32と係合する。摩擦材21、22をフリクションプレート20のコアプレート23の両面に固着する際、図で左右を揃えればセパレータプレート30の面31、32には異なる摩擦材21、22がそれぞれ係合するが、摩擦材21、22を互い違いに固着すれば一つのセパレータプレート30の両面に同じ摩擦材21または22が係合する。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動車の自動変速機における変速用クラッチ、ロックアップクラッチ、発進クラッチなどとしての湿式多板クラッチ及びそれに用いられる湿式フリクションプレートに関する。
湿式多板クラッチにペーパ摩擦材を使用した場合は摩擦面に加える荷重により伝達トルクが制御できること、またトルクで伝達時のスムースな係合が出来るなどの利点があり、主に自動変速機の変速装置や、トルクコンバータ、発進クラッチなどに多く使用されている。
また自動変速機に使用される湿式多板クラッチは、耐熱性と滑らかな係合特性が要求されている。さらに湿式摩擦材において、比較的、繊維成分の多い気孔性の大きな摩擦材は、摩擦面の潤滑油の排除が速やかに行われ、係合初期の摩擦係数が大きい傾向にあり、また繊維分が少なく、充填材の多い摩擦材は係合時の摩擦係数は小さいが、係合完了後の静摩擦係数は大きくなる傾向がある。そして湿式摩擦材は構成成分や板厚により、摩擦特性、耐熱性、ヘタリ性などの種々の特性が異なってくる。
このように湿式多板クラッチの湿式フリクションプレートに使用する摩擦材は、クラッチの使用場所により、それぞれに要求される特性が異なり、このため種々の摩擦材が必要となるが、摩擦材の種類を多くすることはコストアップとなる欠点がある。そこでその解決策として摩擦面に異なる種類の摩擦材を固着したフリクションプレートが考案されている。
特開2005−330989号公報
前述の従来の装置のようにコアプレートの片面に異なる種類の摩擦材を固着することは、異なる摩擦材を固着する位置の位置合わせや、ペーパの厚さの均一性などの、ばらつきのない品質の維持の困難さがあり、また製造工程も多くなるなど、製造のコストアップの原因となっていた。
この発明は上記の課題を解決するために、コアプレートの両面に摩擦材を固着した、湿式多板クラッチに使用される湿式フリクションプレートにおいて、コアプレートの両面に固着されているのは、それぞれ異なる種類の摩擦材であることを特徴とする湿式多板クラッチの湿式フリクションプレートを得たものである。
この発明によって、コアプレートの表裏両面にそれぞれ異なる種類の摩擦材を固着した湿式フリクションプレートを得たもので、これにより、種々の摩擦特性に対応でき、製造コストも低く、品質の安定した湿式フリクションプレートを得ることが出来たものである。
コアプレートの表裏両面にそれぞれ二種類の異なる摩擦材を固着したフリクションプレートとセパレータプレートとをそれぞれ交互に配設して多板クラッチが構成されているが、異なる二種の摩擦材を、コアプレートの表と裏に互い違いに固着したフリクションプレートとセパレータプレートとを組み合わせれば、セパレータプレートの両面に同一の種類の摩擦面が係合することになる。それによりセパレータプレートの両面の熱バランスを均一とすることが出来る。
また耐熱性の高い摩擦材を使用することにより、クラッチの中心部の熱的に厳しい位置にあるセパレータプレートのヒートスポット発生の抑制が可能となり、耐熱性のあるクラッチを得ることができた。
図1はフリクションプレート20の構成の一例を示す正面図であって、コアプレート23の一方の表面に一種類の摩擦材21が固着されている。なお24はコアプレート内周面に形成されているスプライン歯、25は摩擦材の冷却と摩擦係数の安定化を図るための油溝をそれぞれ示している。また図1に示すコアプレートの反対側の面には図2以下に示すように異種の摩擦材が同様に固着されている。
図2は多板クラッチのフリクションプレート20とセパレータプレート30の配列10を示す説明図である。図2に示す例ではフリクションプレート20のコアプレート23の一方の表面に固着する摩擦材21とその反対側の表面(裏面といってもよい)に固着する摩擦材22とを異なる種類の摩擦材とした。これらの二種類の摩擦材の差異は使用条件により、材の構成成分、板の厚さなどを異ならしめるものであって、摩擦特性、耐熱性、ヘタリ性など種々の特性が異なるものである。
このように、この発明ではフリクションプレートのコアプレートの表裏両面に異なる摩擦材を固着したことにより種々の摩擦特性に対応できる、低コストでしかも品質の安定したフリクションプレートを得ることが出来たものである。即ち図に向かって左側を摩擦材21、右側を摩擦材22とすれば、図から判るように、セパレータプレート30の左側の面31は摩擦材22と、また右側の面32は摩擦材21と係合する。このようにセパレータプレート30は両面が異なる種類の摩擦材と係合する。なお34はセパレータプレート30外周のスプライン歯を示す。
図3に示す例ではコアプレート20の表面に固着する二種の摩擦材21、22を、図2の場合のように図に向かって同じ方向の表面に同じ種類の摩擦材を固着するのではなく、一枚毎に互い違いに固着してある。即ち図の一番左側のコアプレート23の左側の表面に摩擦材21、反対側の表面に摩擦材22を固着すれば、その右側のコアプレート23Rでは左側の表面に摩擦材22、反対側に摩擦材21を固着する。そうすると、この2枚のフリクションプレートの間にはさまれているセパレータプレート30には両方から同じ種類の摩擦材(この例の場合は摩擦材22)と係合することになる。
さらにその右側のフリクションプレート20のコアプレート23には一番左側のコアプレート23と同じ向きの面に摩擦材21、22が固着されているので、その中間にはさまれているセパレータプレート30は両面31R、32Rがともに同種の摩擦材21と係合することとなる。
このようにセパレータプレートの両面に同一の摩擦材が係合するようにすると、セパレータプレートの両面の熱バランスを均一とすることができ、また耐熱性の高い摩擦材を使用することにより、クラッチの中心部の熱的に厳しい位置にあるセパレータプレートのヒートスポット発生の抑制が可能となり、耐熱性の高いクラッチを得ることができた。
この発明の湿式多板クラッチ及び湿式フリクションプレートは前記の如き構成であって、比較的容易に製造でき、コストアップも避けることができ、しかも種々の熱特性や係合特性の要求に対して容易に対応することができるものである。
この発明のフリクションプレートの正面図 フリクションプレートとセパレータプレートの配列の説明図 全く別な配列の説明図
符号の説明
10 クラッチ板の配列
20 フリクションプレート
21 摩擦材
22 摩擦材
23 コアプレート
24 スプライン歯
25 油溝
30 セパレータプレート
31 一方の表面
32 他方の表面
34 スプライン歯

Claims (4)

  1. コアプレートの両面に摩擦材を固着した、湿式多板クラッチに使用される、湿式フリクションプレートにおいて、
    コアプレートの両面に固着されているのは、それぞれ異なる種類の摩擦材であることを特徴とする湿式多板クラッチの湿式フリクションプレート。
  2. 前記の湿式フリクションプレートの両面に固着されているのは、それぞれ材質の異なる摩擦材であることを特徴とする請求項1記載の湿式多板クラッチの湿式フリクションプレート。
  3. 前記の湿式フリクションプレートの両面に固着されているのは、それぞれ厚さが異なる摩擦材であることを特徴とする請求項1記載の湿式多板クラッチの湿式フリクションプレート。
  4. セパレータプレートと、コアプレートの両面にそれぞれ種類の異なる摩擦材を固着した湿式フリクションプレートとを、交互に配列した湿式多板クラッチにおいて、
    湿式フリクションプレートの両面上の摩擦材は、セパレータプレートの両面にそれぞれ同じ種類の摩擦材が係合されるように、二種類の摩擦材が交互に固着されていることを特徴とする湿式多板クラッチ。
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