JP2004011728A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前進用と後退用の変速制御弁を兼用する無段変速機の変速制御装置において、入出力ディスクの回転方向が検出できないような場合であっても、安定した変速制御が可能な無段変速機の変速制御装置を提供すること。
【解決手段】後退時においても前記変速制御油圧系を共用するトロイダル型無段変速機と、前進時と後退時で異なるフィードバック制御を行うフィードバック制御手段と、運転者の意図に応じて前進時フィードバック制御又は後退時フィードバック制御を選択する制御選択手段とを備えた無段変速機の変速制御装置において、検出された変速比が、目標変速比より増速比側の所定値となったときは、運転者の意図と逆方向に車両が進行していると判断し、前記制御選択手段により選択された制御を禁止し、変速比を減速比側に変速させるロー変速手段を設けたこととした。
【選択図】    図4

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、無段変速機の変速制御装置に関し、特に入出力ディスクの回転数に基づく変速制御に関する。
【0001】
【従来の技術】
前進時と後退時とで、異なる変速制御油圧系を有するトロイダル型無段変速機(以下、TCVTと記載する)の技術として、特開平9−250618号に記載のものが知られている。この公報には、前進時と後退時に異なる変速制御油圧系が用いられる。
【0002】
ここで、前後進で異なる変速制御油圧系を用いる理由を述べる。トラニオンのオフセットに対する傾転角度(変速比)の特性は不安定である。このため、TCVTは、変速アクチュエータ変位に応じて油圧アクチュエータへ油を供給する変速制御弁と機械的に連結したプリセスカムを備え、傾転角度とトラニオン変位を、プリセスカムを介して変速制御弁にフィードバックして、変速アクチュエータ変位に対する傾転角度の特性を機械的に安定化する変速制御油圧系を有する。
【0003】
但し、前進時と後退時とでは、入出力ディスクの回転方向が異なるため、トラニオンの上下方向オフセットに対する傾転方向も異なる。よって、後退時に前進用の変速制御油圧系を用いた場合、増速側に変速すると、更に増速変速するようにサーボシリンダの油圧が変化し、減速側に変速すると、更に減速変速するように油圧が変化する。このように、後退時に、前進用の変速制御弁を用いると、ステップモータ変位に対応した位置に、傾転角度を安定に制御できない。
【0004】
よって、前進時と後退時とで、極性の異なる変速制御油圧系を設け、前後進で切り換えて用いる。但し、後退時の目標変速比は、一般的に最終減速比に固定されるので、後退時の変速制御油圧系にはステップモータを用いず、ステップモータに対応する箇所を固定し、前進用の変速制御油圧系においてはステップモータが繋がれているリンク部を、最終減速比に対応した位置に固定する。
【0005】
上述したように、理論的には、平衡状態の傾転角度とステップモータ変位との関係は、プリセスカム斜面の斜度とリンク比とで決まる。しかし、実際は、トルクシフトと呼ばれる現象により、入力トルクが作用すると、平衡状態の傾転角度とステップモータ変位との関係がずれる。尚、トルクシフトとは、パワーローラとピボットシャフトとのがた、及びピボットシャフトとトラニオンとのがた、トラニオンのたわみによるプリセスカム斜面の傾きにより発生するものであり、詳細については、特開平11−91413号公報を参照されたい。
【0006】
このトルクシフトを取り除くために、目標変速比と実変速比との偏差を入力とするPI制御器を用いてステップモータ変位を演算し、目標変速比と実変速比との定常偏差を取り除いている。このとき、PI制御器の積分器の値はトルクシフトに比例した値に収束する。
【0007】
後退時はステップモータを用いないため、定常偏差を取り除くことができない。よって、PI制御器の積分器の値は発散する。従来技術では、この積分器の値を観察することで入出力ディスクの回転方向を検出する方法を開示しており、積分器の値がある所定値以上になると(すなわち発散していると判断すると)後退と判断する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、入出力ディスク回転数がそれぞれのディスクの回転に同期したパルス信号を発生する装置を用い、このパルス信号の周期から回転数及び変速比を演算する。よって、低車速下では変速比の更新周期が長くなる。これに伴い、PI制御器の制御周期よりも回転周期が長くなり、回転方向の検出が行えない虞がある。よって、低速ではPI制御器を用いるフィードバック制御は停止し、低速での目標変速比は最減速比であるため、最減速比に対応するステップモータ変位の理論値にフィードフォワード制御する場合が多い。このように、低速ではPI制御器を使用しないため、従来技術の回転方向検出方法は使用できない。
【0009】
また、低速でPI制御器の出力は制御に用いず、積分器の演算のみを行ったとしても、ステップモータを駆動しないため、トルクシフトによる定常偏差は残ったままとなる。よって、積分器の値は発散し、従来技術の回転方向検出方法では進行方向を判断できない。但し、従来技術のように進行方向で異なる変速制御弁を有する場合は、低車速下において変速比を最減速比付近のトルクシフト範囲内に安定に制御できるため、進行方向の判断ができなくても大きな問題はない。
【0010】
ここで、後退用の変速制御弁を取り除き、前進用の変速制御弁を後退用として兼用した場合、後退時はステップモータ変位に対して変速比が不安定となる。このとき、後退時は電子制御で変速比を最減速比付近に制御するため、進行方向の判断が必要となる。
【0011】
更に、前進と後退とでステップモータ変位に対する傾転角度の特性が異なるため、進行方向に応じた制御を行う必要がある。すなわち、不安定な制御対象(例えば後退時のパワーローラ傾転角)を安定化する制御を、安定な制御対象(例えば前進時のパワーローラ傾転角)に用いた場合、変速比は発散もしくは振動するからである。
【0012】
ここで、制御対象(前進時または後退時)を特定した上で制御を行えばよいため、例えば、レンジ信号に応じて制御を切り換える方法が考えられる。しかしながら、例えば、Dレンジを選択した場合の坂道発進等で、ブレーキを離した直後、車両は後退する場合がある。このとき、前進用制御を行っているため、進行方向と制御が一致せず変速比は減速比側もしくは増速比側に発散する。減速比側に発散する場合は、低速での目標変速比が最減速比であるので大きな問題はない。しかし、増速比側に発散する場合、変速比が増速比側になるほど車両の駆動力は小さくなるので、最悪の場合、駆動力が走行抵抗より小さくなってしまい坂道発進できなくなる虞がある。
【0013】
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、前進用と後退用の変速制御弁を兼用する無段変速機の変速制御装置において、入出力ディスクの回転方向が検出できないような場合であっても、安定した変速制御が可能な無段変速機の変速制御装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、検出された変速比が、目標変速比より増速比側の所定値となったときは、運転者の意図と逆方向に車両が進行していると判断し、前記制御選択手段により選択された制御手段による制御を禁止し、変速比を減速比側に変速させるロー変速手段を設けることで、上記課題を解決するに至った。
【0015】
【発明の効果】
本発明では、前進用と後退用の変速制御弁を兼用する無段変速機の変速制御装置にロー変速手段を設け、進行方向と制御が一致しない状況でも、ロー変速することで所定値以上の駆動力を確保することが可能となり、安定した変速制御を達成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるトロイダル型無段変速機10(以下TCVTと記載する)のスケルトン図を示し、図2はTCVT10の断面、および変速制御系の構成を示すものである。
【0017】
図1中左側に設けられる動力源としての図外のエンジン回転が、トルクコンバータ12を介してTCVT10に入力される。このトルクコンバータ12は、一般によく知られるように、ポンプインペラ12a、タービンランナ12bおよびステータ12cを備え、特に本実施の形態1のトルクコンバータ12ではロックアップクラッチ12dが設けられている。また、トルクコンバータ12の出力回転軸14と同軸上に配置されるトルク伝達軸16が設けられ、該トルク伝達軸16に第1トロイダル変速部18と第2トロイダル変速部20とがタンデム配置されている。
【0018】
これら第1,第2トロイダル変速部18,20は、それぞれの対向面がトロイド曲面に形成される一対の第1入力ディスク18a,第1出力ディスク18bおよび第2入力ディスク20a,第2出力ディスク20bと、これら第1入出力ディスク18a,18bおよび第2入出力ディスク20a,20bのそれぞれの対向面間に摩擦接触されるパワーローラ18c,18dおよび20c,20dとによって構成される。
【0019】
第1トロイダル変速部18は、トルク伝達軸16の図中左方に配置されると共に、第2トロイダル変速部20は、トルク伝達軸16の図中右方に配置され、かつ、それぞれの第1入力ディスク18aおよび第2入力ディスク20bは互いに内側に配置されている。
【0020】
一方、第1,第2出力ディスク18b,20bは、トルク伝達軸16に相対回転可能に嵌合された出力ギア28にスプライン嵌合され、第1,第2出力ディスク18b,20bに伝達された回転力は、この出力ギア28及びこれに噛合される入力ギア30aを介してカウンターシャフト30に伝達され、更に、回転力出力経路を介して図外の出力軸に伝達される。
【0021】
第1入力ディスク18aの外側にはローディングカム装置34が設けられている。このローディングカム装置34には、前後進切換装置40を介してトルクコンバータ12の出力回転が入力され、この入力トルクに応じた押付力がローディングカム装置34によって発生されるようになっている。尚、ローディングカム装置34のローディングカム34aは、トルク伝達軸16に相対回転可能に嵌合されると共に、スラストベアリング36を介してトルク伝達軸16に係止される。
【0022】
また、第2入力ディスク20aとトルク伝達軸16の図中右方端部との間に皿ばね38が設けられている。従って、ローディングカム装置34で発生される押圧力は、第1入力ディスク18aに作用すると共に、トルク伝達軸16及び皿ばね38を介して第2入力ディスク20aにも作用し、かつ、皿ばね38によって発生される予圧力は、第2入力ディスク20aに作用すると共に、トルク伝達軸16およびローディングカム装置34を介して第1入力ディスク18aにも作用するようになっている。
【0023】
前後進切換装置40は、ダブルピニオン方式の遊星歯車機構42と、この遊星歯車機構42のキャリア42aを出力回転軸14に締結可能なフォワードクラッチ44と、遊星歯車機構42のリングギア42bをハウジング22に締結可能なリバースブレーキ46とによって構成されている。
【0024】
前後進切換装置40では、フォワードクラッチ44を締結すると共に、リバースブレーキ46を解放することにより、エンジン回転と同方向の回転がTCVT10に入力され、かつ、フォワードクラッチ44を解放してリバースブレーキ46を締結することにより、逆方向の回転が入力されるようになっている。
【0025】
第1トロイダル変速部18および第2トロイダル変速部20に設けられたパワーローラ18c,18d及び20c,20dは、中心軸Cに対称に配置されている。そして、それぞれのパワーローラは変速制御装置としての変速制御弁56及び油圧アクチュエータ50を介して、車両運転条件に応じて傾転され、これにより第1,第2入力ディスク18a,20aの回転を無段階に変速して第1,第2出力ディスク18b,20bに伝達する。
【0026】
図2はTCVT10の変速制御を行う油圧系の機械的構成図である。パワーローラ20cはトラニオン23により背面から支持されている。トラニオン23は油圧サーボ50のサーボピストン51と連結しており、油圧サーボ50内のシリンダ50a内の油と50b内の油の差圧により軸方向に変位する。
【0027】
シリンダ50a,50bは、それぞれシフトコントロールバルブ56のHi側ポート56HiとLow側ポート56Lowに接続されている。このシフトコントロールバルブ56はバルブ内のスプール56Sが変位することにより、ライン圧をHi側ポート56Hi又はLow側ポート56Lowに流し、他方のポートからドレーン56Dへ油を流出させることで油圧サーボ内の差圧を変化させる。スプール56Sは、ステップモータ52及び後述するプリセスカム55とリンク構造で連結している。
【0028】
プリセスカム55は、4体のトラニオンのうち1体に取り付けられており、パワーローラ20aの上下方向変位とパワーローラの傾転角度をリンクの変位に変換する。スプール56Sの変位は、ステップモータ変位とプリセスカム55で伝えられる(フィードバックされる)変位により決定される。
【0029】
TCVT10は、トラニオン23を平衡点から上下に変位させることにより、パワーローラ20cと入出力ディスク20a,20bの回転方向ベクトルに差異が発生し、このベクトル差によって傾転することで変速する。変速の定常時には、パワーローラ20c及びトラニオン23の変位は平衡点に戻り、スプール56Sの変位も中立点でバルブが閉じた状態となっている。また、複数のトラニオン23には、それぞれ傾転角を規制する傾転ストッパ24が設けられている。これにより、パワーローラの過度の傾転を防止している。
【0030】
前進時において、プリセスカム55は、パワーローラ20cの傾転角度をスプール56Sの変位に負帰還し、傾転角度の目標値とのズレを補償する。また、同時にパワーローラ20c及びトラニオン23の平衡点からの変位もスプール56Sの変位に負帰還する。これにより、変速過渡状態においてダンピングの効果を与え、変速のハンチングを抑制している。
【0031】
ここで、変速の到達点はステップモータ52の変位で決まるものであり、その一連の変速過程を以下に示す。ステップモータ変位を変化させることでスプール56Sが変位してバルブが開く。これによりサーボピストン51の差圧が変化することでトラニオン23が平衡点から軸方向に変位することでパワーローラが傾転する。パワーローラの傾転角度がステップモータ変位に対応した時点でスプール56Sは中立点に戻り変速が終了する。
【0032】
一方、後退時においては、パワーローラの上下方向変位に対する傾転方向が、前進時とは異なる。これにより、プリセスカム55は、パワーローラ20cの傾転角度をスプール56Sの変位に正帰還することによるので、後退時において、傾転角度がステップモータ変位に対応した点で平衡せず、ステップモータ変位に対する傾転角度の特性は不安定となる。
【0033】
図3は、後退時制御装置を備えたTCVT10の構成図である。上述したように、実施の形態1の機械的構成では、後退時、ステップモータ変位に対する傾転角度の特性は不安定となる。このため、変速比の電子的フィードバック制御を用いて、変速比を制御する。入力ディスク回転数センサ84は、入力ディスク18a,21aの何れか1つの回転に同期して発生するパルス信号を、周期計測もしくは周波数計測して入力ディスク回転数を検出する。出力ディスク回転数センサ83は、出力ディスク18b,21bの何れか1つの回転に同期して発生するパルス信号を、周期計測もしくは周波数計測して出力ディスク回転数を検出する。
【0034】
パワーローラ回転数センサ82は、パワーローラ18c,18d,20c,20dの何れか1つの回転に同期して発生するパルス信号を、周期計測もしくは周波数計測してパワーローラ回転数を検出する。
【0035】
傾転角度センサ85は、ロータリエンコーダ等を用いて傾転角度を検出する。トラニオン変位センサ86は、変位センサ等を用いて、中立点からのトラニオン変位を検出する。アクセル踏み込み量センサ88は、ロータリエンコーダ等を用いてアクセル踏み込み量を検出する。入力軸トルクセンサ87は、トルクセンサを用いて入力軸トルクを検出する。シフトレンジ81からは、運転者の選択したシフトレンジのレンジ信号(Dレンジ、Rレンジ等)を検出する。
【0036】
マイクロコンピュータを主体に構成された変速制御装置80は、入力ディスク回転数と、出力ディスク回転数と、パワーローラ回転数と、傾転角度と、トラニオン変位と、アクセル踏み込み量と、レンジ信号と、入力軸トルクとを入力して、ステップモータ52の指令値を演算する。
【0037】
図4は後退時制御装置80において実行される変速制御を表すブロック図である。目標変速比設定手段100では、車速VSPとアクセル踏み込み量APSとから目標変速比Gを演算する。まず、車速VSPとアクセル踏み込み量APSとから、図6に示すマップを用いて、到達エンジン回転数ωteを求める。ここで、車速VSPは、出力ディスク回転数ωodと車速VSPとの関係を示す下記の式1を用いて、出力ディスク回転数ωodから算出する。
(式1)
Figure 2004011728
ここで、kvはファイナルギア比やタイヤ半径から決まる定数である。
【0038】
次に、到達エンジン回転数ωteと出力ディスク回転数ωodとから、式(2)に示す関係を用いて到達CVT変速比Gtを算出する。
(式2)
Figure 2004011728
最後に、到達CVT変速比Gtから、例えば式(3)に示すローパスフィルタを用いて目標変速比Gを算出する。
(式3)
Figure 2004011728
ここで、Crは変速感等を考慮して決める時定数に相当する定数である。
【0039】
変速比検出手段101では、例えば入力ディスク回転数ωidの検出値と出力ディスク回転数ωodの検出値とから算出する方法に限定するものではなく、傾転角度φの検出値や、パワーローラ回転数ωprの検出値からも算出できる。
【0040】
いくつかの例を示すと、まず、傾転角度φと変速比Gとの関係を示す式(5)を用いて、傾転角度φの検出値から演算する方法がある。
(式5)
Figure 2004011728
ここで、η,θはTCVT10の機械的諸元で決まる定数である。
【0041】
また、出力ディスク回転数ωodと入力ディスク回転数ωidとパワーローラ回転数ωprと傾転角度φとには、式(6)と式(7)とで表される関係がある。
(式6)
Figure 2004011728
(式7)
Figure 2004011728
この関係を用いて、パワーローラ回転数ωprの検出値と傾転角度φの検出値とから、出力ディスク回転数ωodと入力ディスク回転数ωidを算出し、式(4)に示す関係を用いて算出しても良い。
【0042】
電子フィードバック手段103では、目標変速比Gと変速比Gとを入力し、変速比が検出または推定可能なときのステップモータの駆動指令値を出力する。ステップモータの変位uを入力とし、トラニオン変位yと傾転角度φとを状態量として、TCVT10の動特性は、式(8)と式(9)とで表される。
(式8)
Figure 2004011728
(式9)
Figure 2004011728
ここで、fはφとωcoとの非線形関数、a1,a2,bはTCVT10の機械的諸元で決まる定数、gは変速制御弁のバルブゲイン,φoは傾転角度の基準角度,uoはステップモータの基準変位,ytsv,ytsbはトラニオンとパワーローラとのガタや,変形によるトラニオン変位のずれであり、ytsvは図7に示すトラニオン軸方向ずれytsv算出マップから算出される値、ytsbは図8に示すトラニオン軸方向ずれytsb算出マップから算出される値である。
(y−ytsv)はパワーローラのオフセット量である。fは次式で表される。
(式10)
Figure 2004011728
ここで、fdはTCVT10の形状で決まる定数である。
【0043】
式(8)と式(9)とで表されるTCVTシステムの出力を傾転角度φとすると、このシステムは可制御可観測系である。このため、状態量のフィードバック制御で傾転角度(変速比)を安定化できる。例えば、次式で表されるPID制御器を用いて、目標変速比に対する変速比の特性を安定化する。
(式11)
Figure 2004011728
ここで、k,k,kはPID制御器の制御ゲイン、sはラプラス演算子である。fは、式(10)に示すように、TCVT出力軸回転数ωcoの正負に合わせて正負が変わる。これにより、式(8),(9)で表されるステップモータ変位uに対する傾転角度φの特性は、fが正で安定、fが負で不安定となる。これが、前進時にステップモータ変位uに対する傾転角度φの特性が安定となり、後退時にステップモータ変位uに対する傾転角度φの特性が不安定となることを表している。
【0044】
この正負の変化に応じて、PID制御器の制御ゲインを変更する。前進用の制御ゲインを用いたPID制御器を前進用フィードバック制御、後退用の制御ゲインを用いたPID制御器を後退用フィードバック制御と呼ぶ。
【0045】
制御選択手段103では、運転者の意図に応じて前進用フィードバック制御と、後退用フィードバック制御とを選択する。例えば、シフトレンジのレンジ信号を参照し、Dレンジならば前進用、Rレンジならば後退用のフィードバック制御を選択する。
【0046】
ロー変速手段104では、目標変速比と変速比を比較して、変速比が目標変速比に対して増速比側のある所定値となったら、選択された前進用フィードバック制御、もしくは後退用フィードバック制御を禁止し、TCVT10を減速比側に変速させる(請求項1に相当)。この所定値は、例えば、次式に示すように設定すればよい(請求項2,3に相当)。
(式12)
Figure 2004011728
ここで、dnは変速比検出ノイズの最大値、dtsはトルクシフト幅である。dtsは、図9に示す関係を用いて、TCVT10への入力トルクTinと、変速比Gとから演算する。
【0047】
減速比側に発散させる方法として、例えば、ロー変速手段104において、制御選択手段103で前進用制御を選択した場合は後退用制御に、後退用制御を選択した場合は前進用制御に切り換える(請求項6に相当)。これにより、運転者の意図ではなく、実際の進行方向に合わせた制御に切り換えることとなり、目標変速比に対し増速比側に発散した変速比を減速比側に戻すことができる。
【0048】
以下、変速制御装置で演算する変速制御装置の一例を、図10のフローチャートに基づいて説明する。この変速制御演算は、ある所定の制御周期、例えば20ms毎に実行される。
【0049】
ステップS1では、入力ディスク回転センサから入力ディスク回転数ωidを検出する。
【0050】
ステップS2では、出力ディスク回転センサから出力ディスク回転数ωodを検出する。
【0051】
ステップS3では、入力ディスク回転数ωidと出力ディスク回転数ωodとから、式(4)を用いて、変速比Gを演算する。
【0052】
ステップS4では、アクセル踏み込み量センサでアクセル踏み込み量APSを読み込む。
【0053】
ステップS5では、出力ディスク回転数ωidから、式(1)を用いて、車速VSPを演算する。
【0054】
ステップS6では、まず、アクセル踏み込み量APSと車速VSPとから、図9の変速マップを用いて、到達エンジン回転数ωteを求める。次に、到達エンジン回転数ωteと出力ディスク回転数tから、式(2)を用いて到達CVT変速比Gtを算出する。そして、到達CVT変速比Gtから、式(3)に示すローパスフィルタを用いて目標変速比Gを算出する。
【0055】
ステップS7では、レンジ信号を検出する。
【0056】
ステップS8では、flagが0かどうかを判断し、flag=0のときはステップS9に進み、flag=1のときはステップS12に進む。
【0057】
ステップS9では、通常変速制御として、式(11)を用いて、レンジ信号に応じた進行方向のフィードバック制御を行う。つまり、Dレンジなら前進用フィードバック制御、Rレンジならば後退用フィードバック制御を行う。
【0058】
ステップS10では、変速比がある所定値よりも増速比側かどうかを判定し、増速比側であればステップS11へ進み、減速比側のときは本制御を終了する。ここで、所定値は、例えば式(12)に示すGcとする。
【0059】
ステップS11では、変速比がある所定値より増速比側であるため、変速比が発散しており、運転者が意図する方向と異なる方向に進んでいると判断して、flag=1とする。
【0060】
ステップS12では、逆走時制御として、Dレンジを選択した場合は後退用フィードバック制御を、Rレンジを選択した場合は前進用フィードバック制御を実行する。
【0061】
ステップS13では、出力ディスク回転数ωodもしくは入力ディスク回転数ωidがゼロかどうかを判断し、ゼロのときはステップS14へ進み、ゼロ以外のときは本制御を終了する。
【0062】
ステップS14では、TCVT10の回転数がゼロとなり、その後、運転者が意図する方向に進行する可能性があるため、flag=0として、通常変速制御に移行する。
【0063】
すなわち、ステップS10において変速比が発散していると判断したときは、flagを1にセットし、通常変速制御から逆走時制御に移行する。そしてフィードバック制御を切り換え、変速比を減速比側に戻すことで発進が可能となる。このとき、発進が可能となった場合、進行方向は運転者が意図する方向に変わることとなる。よって、車速及びTCVT10の回転数は、一旦ゼロとなり、その後、運転者が意図する方向に進行する。そこで、ロー変速手段104により制御選択手段103で選択された制御の禁止を解除し、入力ディスクもしくは出力ディスク回転数がゼロとなったら、再び運転者の選択した制御に復帰する(請求項7に相当)。入出力ディスク回転数がゼロになった場合、必ずしもその後、運転者の意図する方向に進むとは限らないが、そのときは、ロー変速手段104が再び作動することで、所定値以上の駆動力を確保することができる。
【0064】
(実施の形態2)
図11は実施の形態2におけるトロイダル型無段変速機の断面、および変速制御系の構成を表す概略図である。基本的な構成は実施の形態1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。サーボシリンダ50の一方にライン圧を供給するライン圧供給弁70が設けられ、他方のシリンダの油をドレーンに流出するドレーン解放弁71が設けられている。これらの弁を開いてサーボシリンダの油圧を変化させ、減速比側に変速する方向にトラニオン23をオフセットさせてもよい。
【0065】
(他の実施の形態)
以上実施の形態1及び2について説明したが、他の実施の形態として、前記所定値を、予め設計仕様で決められた登坂能力を備える変速比としても良い(請求項4に相当)。この変速比は、例えば図5に示すicoより減速比側とすることで、発進できなくなる状況を排除することができる。
【0066】
また、減速比側に発散する方法として、運転者の意図に係わらず坂道などで後退しているときを含めた後退時に減速比側に発散させる方法の一例を以下に示す。TCVT10では、前進と後進とでωcoの符号が変わる。これに応じて、式(10)に示すように、fの符号も前進と後退とで変わる。また、前進側に変速しているか、後退側に変速しているかで、式(8)におけるdφ/dtの符号も変わる。これらと式(8)とから、変速する方向に応じた(y−ytsv)の符号が決まる。例えば、後退時、減速側に変速するとき、
(式13)
Figure 2004011728
(式14)
Figure 2004011728
であるとすると、
(式15)
Figure 2004011728
となる。
【0067】
また、式(9)から、トラニオン変位yの定常値ys(dy/dt=0となるときのyの値)は次式で表される。
(式16)
Figure 2004011728
このysが式(15)のyを満たすようにステップモータ変位uの領域を求めると、次式を得る。
(式17)
Figure 2004011728
この式(17)で表される領域が、減速側に発散するステップモータ変位の領域である。よって、ステップモータ変位を式(17)で表される領域に駆動することで、減速比側に変速することができる(請求項5に相当)。
【0068】
以上の操作により、進行方向と制御が一致しない状況でも、ロー変速することで所定値以上の駆動力を確保することが可能となり、安定した変速制御を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるトロイダル型無段変速機を表すスケルトン図である。
【図2】実施の形態1におけるトロイダル型無段変速機の断面、および変速制御系の構成を表す概略図である。
【図3】実施の形態1におけるトロイダル型無段変速機の後退時制御装置を備えた制御系を含む構成図である。
【図4】実施の形態1におけるトロイダル型無段変速機の後退時制御装置の制御系を表すブロック図である。
【図5】実施の形態1における変速比と駆動力との関係を表す図である。
【図6】実施の形態1におけるアクセル開度毎の車速と到達エンジン回転数の関係を表すマップである。
【図7】実施の形態1におけるトラニオン軸方向ズレytsv算出マップである。
【図8】実施の形態1におけるトラニオン軸方向ズレytsb算出マップである。
【図9】実施の形態1における入力トルクとトルクシフト幅の関係を表すマップである。
【図10】実施の形態1におけるトロイダル型無段変速機の変速制御装置の制御内容を表すフローチャートである。
【図11】実施の形態2におけるトロイダル型無段変速機の断面、および変速制御系の構成を表す概略図である。
【符号の説明】
10    トロイダル型無段変速機(TCVT)
12    トルクコンバータ
12a  ポンプインペラ
12b  タービンランナ
12c  ステータ
12d  ロックアップクラッチ
14    出力回転軸
16    トルク伝達軸
18,20  トロイダル変速部
22    ハウジング
23  トラニオン
24  傾転ストッパ
28    出力ギア
30    カウンターシャフト
30a  入力ギア
34    ローディングカム装置
36    スラストベアリング
40  前後進切換装置
42    遊星歯車機構
44  フォワードクラッチ
46  リバースブレーキ
50  油圧サーボ
51  サーボピストン
52  ステップモータ
53,54  リンク
55  プリセスカム
56  シフトコントロールバルブ
56S  スプール
56D  ドレーン
60  変速制御コントローラ
70  ライン圧供給弁
71  ドレーン解放弁
80  後退時制御装置
81  シフトレンジ
82  パワーローラ回転数センサ
83  出力ディスク回転数センサ
84  入力ディスク回転数センサ
85  傾転角度センサ
86  トラニオン変位センサ
87  入力軸トルクセンサ
88  アクセル踏み込み量センサ

Claims (7)

  1. 同軸配置した入出力ディスク間で油の剪断力により動力伝達を行うパワーローラを背面支持するトラニオンを備え、該トラニオンを油圧アクチュエータによりパワーローラの回転軸方向へオフセットさせることで発生する回転力によりトラニオンを傾転させ、パワーローラと入出力ディスクとの接点を移動させることにより無段変速を行うトロイダル伝導ユニットと、
    前記オフセットに対して前進時と後退時とにおける傾転方向の違いを補正して、前進時において変速アクチュエータに対する変速比の特性が安定となるように、前記油圧アクチュエータへ油を供給する変速制御油圧系と、
    を有し、
    後退時においても前記変速制御油圧系を共用するトロイダル型無段変速機と、
    目標変速比を設定する目標変速比設定手段と、
    変速比を検出または推定する変速比検出手段と、
    前進時において、検出された変速比を電子的にフィードバックして、前記目標変速比と前記変速比との偏差に応じて、該偏差を補償するように変速アクチュエータの駆動指令値を演算する前進時フィードバック制御を行い、後退時において、検出された変速比を電子的にフィードバックして、前記目標変速比と前記変速比との偏差に応じて、該偏差を補償するように変速アクチュエータの駆動指令値を演算する後退時フィードバック制御を行うフィードバック手段と、
    運転者の意図に応じてフィードバック制御手段の前進時フィードバック制御、または後退時フィードバック制御を選択する制御選択手段と、
    を備えた無段変速機の変速制御装置において、
    検出された変速比が、目標変速比より増速比側の所定値となったときは、運転者の意図と逆方向に車両が進行していると判断し、前記制御選択手段により選択された制御を禁止し、変速比を減速比側に変速させるロー変速手段を設けたことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  2. 請求項1に記載の無段変速機構の変速制御装置において、
    前記所定値を、運転者の意図する車両の進行方向と実際の進行方向とが一致ししているときにとり得る目標変速比に対する変速比のずれ量である正常時偏差の最大値としたことを特徴とする無段変速機の変速比制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の無段変速機の変速制御装置において、
    前記正常時偏差の最大値を、前記トロイダル型無段変速機にトルクが作用することによる変速比のずれであるトルクシフトと、前記変速比検出手段の検出誤差の最大値とに応じて設定したことを特徴とする無段変速機の変速比制御装置。
  4. 請求項1に記載の無段変速機の変速制御装置において、
    前記所定値を、予め設定された登坂能力を備える変速比としたことを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  5. 請求項1ないし4に記載の無段変速機の変速制御装置において、
    前記ロー変速手段は、検出された変速比が前記所定値となったときは、変速比が減速比側に変速するように変速アクチュエータを駆動することを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  6. 請求項1ないし4に記載の無段変速機の変速制御装置において、
    前記ロー変速手段は、検出された変速比が前記所定値となったときは、前記制御選択手段により前進用制御が選択されているときは後退用制御に切り換え、後退用制御が選択されているときは前進用制御に切り換えることを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
  7. 請求項1ないし6に記載の無段変速機の変速制御装置において、
    前記入力ディスクまたは出力ディスクの回転数を検出する回転数検出手段を設け、
    前記ロー変速手段は、変速比を減速比側に変速させた後、検出されたディスク回転数がゼロとなったときは、前記制御選択手段で選択された制御の禁止を解除することを特徴とする無段変速機の変速制御装置。
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