JP2004010354A - クレーンのプーリブロックの索具装置を変更する装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の欠点を全てなくし、同時にブロックの索具装置を変更するために、よりシンプルで且つ経済的な解決手段を提供すること。
【解決手段】装置は、一本のストランドを装備したプーリブロックから、二本のストランドを装備したプーリブロックへ、及びその逆に切り替えることができる。ジブ頂部は、ブロックが一本のストランドを装備した時の中心位置と、ブロックが二本のストランドを装備した時の横位置との間を、その軸に沿って可動なプーリを有する。対称的な形状のハウジングを具備した巻上げブロックは、プーリと巻上げケーブル用の引き込み可能な案内手段を備える。ブロックが二本のストランド用に装備される時、ケーブルの端部がジブ頂部上に位置する結合部品のポイントに、プーリの横位置に対して逆側で接続される。ブロックが一本のストランドを装備する時、ケーブルの端部がプーリブロック上に位置する結合部品のポイントに接続される。ブロックの索具を変更する装置は、主にラッフィングクレーンに利用する。
【選択図】図1
【解決手段】装置は、一本のストランドを装備したプーリブロックから、二本のストランドを装備したプーリブロックへ、及びその逆に切り替えることができる。ジブ頂部は、ブロックが一本のストランドを装備した時の中心位置と、ブロックが二本のストランドを装備した時の横位置との間を、その軸に沿って可動なプーリを有する。対称的な形状のハウジングを具備した巻上げブロックは、プーリと巻上げケーブル用の引き込み可能な案内手段を備える。ブロックが二本のストランド用に装備される時、ケーブルの端部がジブ頂部上に位置する結合部品のポイントに、プーリの横位置に対して逆側で接続される。ブロックが一本のストランドを装備する時、ケーブルの端部がプーリブロック上に位置する結合部品のポイントに接続される。ブロックの索具を変更する装置は、主にラッフィングクレーンに利用する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、クレーン特にラッフィングクレーン(luffing crane)のプーリブロックの索具装置を変更する装置に関するものであり、この装置はリフトケーブルの索具装置を、一つのストランドを装備した構成と二つのストランドを装備した構成との間で、またその逆にも、プーリブロックを取り外すことなく、変更できる。
【0002】
【従来の技術】
ラッフィングクレーンにおいて、リフトケーブルは、ジブの頂部によって支えられた一つかそれ以上のプーリの上を通り、プーリブロックはジブ頂部の下に、リフトケーブルにより、吊り下げられた巻上げフックを備えている。ジブ頂部とプーリブロックの間の巻取りケーブルによって形成された垂直ストランドの数は、“索具装置”または“滑車”を決定する。ストランドの数は、ブロックの索具装置を変更する装置を使用することで、変更可能であり、クレーンを使用する様々な状況に合わせるように、クレーンを適合させている。特にストランドの索具装置は、巻上げ率を決定し、単一ストランドを装備したプーリブロックは、比較的軽い負荷に関して、迅速な巻上げに適しており、二つのストランドを装備したブロックは、低速で更に重い負荷を巻上げるのに適している。
【0003】
一本のストランドプーリブロックの構成から、二本のストランドプーリブロック構成へ、またその逆への変更することができる、そのようなクレーンの複数のブロックの索具装置を変更するための、一つの従来の装置は、実質的に:
ジブの垂直中間平面上に配置された二つのプーリの上を連続して通り、またジブの長手軸に配置された固定ポイントを設けた、ケーブルのルートを有しるジブ頂部構造体を備え;
ジブの垂直平面に配置されたプーリブロックを備え、このプーリブロックは、クレーンが一本のストランドを使用して作業位置にある時、巻上げフックがケーブルの単一のストランドの垂直軸に配置して、質量の分配をできる特別な形状を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この技術的解決手段は、種々の欠点を有している。
【0005】
ジブ頂部は、箱型断面の口の形をした特別な設計を、プーリブロックの幅を得るため必要としており、またジブの外側でケーブルを、二つのプーリによって通す必要がある。加えて、ジブ頂部の端部の口形状により、曲げ力に対して反応するため、ジブ頂部の構造部は重要になる。この結果が、ジブに関する限り、製造が非常に複雑で、非常に重くなり、これ自体更に前方に配置されるジブタイ結合部品を必要とする。
【0006】
巻上げブロックに関して、これは対称的な形状をしており、これは、もし風が吹くと、望ましくない回転を生じさせ得る。更に、ブロックが一つのストランドを装備する時、ブロックはそれを地上に下ろすため脚部を一方の側に有しており、ブロックをメンテナンスのために地上に降ろす時、ブロックの手動による案内を必要としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の欠点を全て避け、同時によりシンプルで且つ経済的な解決手段を、ブロックの索具装置を変更するために提供することを目的としており、その解決手段は特に:
ジブ頂部用の何らかの特別な構造部をなくし、ジブ頂部にプーリを一つだけ必要とするので相当な簡略化をもたらし;
ゆえにジブ頂部を、同じ負荷/スパンの特徴に関して、更に軽量な構造構造にして;
またプーリブロックを更にシンプルで、更に軽量で且つ良好に平衡を保つ設計にし、それによって特に一つのストランドの作業位置において、特別な構成なしで、平衡を保つ。
【0008】
【本発明の実施の形態】
結局、本発明の目的はクレーンのブロックの、導入部で説明したタイプのような索具装置を変更する装置であり、それは本質的に:
ジブ頂部に、ジブに対して横を向いた水平心棒上に取り付けられた、単一のプーリを備え、プーリは一つのストランドを有した索具装置の構成に関して、ジブの垂直な中間平面上にほぼ位置する中心位置と、二つのストランドを有した索具装置の構成に関する横位置との間を動くことが可能で、またジブ頂部は、二つのストランドを有した索具装置の構成に関して、巻取りケーブルの端部の結合部品のポイントを備え、結合部品のこのポイントは、ジブの垂直中間平面に対応して、プーリの横位置に対して向かい側に位置され;
水平軸のプーリを収容する、対称的な全体形状のハウジングを有した巻上げブロックを組み合わせて備え、ブロックは、一本のストランドを有した索具装置の構成に関して、巻取りケーブルの端部の結合部品及び、一本のストランドを有した索具装置の構成に関して、ブロックのハウジングの上方部分の中心に向かってケーブルを案内するため、巻取りケーブル用の案内手段を設けており、構成は二つのストランドを有した索具装置の構成において、ブロックがジブの垂直中間平面に対して直角な垂直平面上に、ほぼ位置する。
【0009】
従って、本発明の主要な点は、以下のように:
ブロックが一本のストランドを装備する時、ジブ頂部の単一プーリが、ジブの垂直中間平面上に保たれる。巻取りケーブルの端部は、プーリブロックに取り付けられ、ブロックが対称的且つ巻取りケーブルから平衡に吊り下げられ、且つ巻上げフックがジブの垂直平面上に位置するように、このプーリブロックの上を案内されており、
ブロックが二本のストランドを装備するとき、ジブ頂部のプーリは横に偏倚され、巻取りケーブルの端部は、(ジブの垂直中間平面に対応して)プーリに対して向い側でジブ頂部に取り付けられる。従って、巻取りケーブルの二本のストランドと、プーリブロック自体が、ジブの垂直中間平面に対して直角な垂直平面上に、ほぼ位置することである。
【0010】
好ましくは、ジブ頂部のプーリの横の偏倚は、二本のストランドを有した索具装置の構成において、ジブ頂部に備えられた結合部品のポイントとジブの垂直中間平面との間の水平距離に、ほぼ等しく;ゆえに二本のストランドを有した索具装置の構成において、巻上げフックもジブの垂直中間平面上に位置する。
【0011】
ジブ頂部の単一プーリを横偏倚させるシステムは、様々な方法で達成される。
【0012】
一実施形態によると、プーリが、特にジブの垂直中間平面に平行な二つの垂直プレートから成る、プーリボックスに装着され、前記プーリボックスが、ジブに対して横を向いた少なくとも二つの水平摺動路上で、摺動するように取り付けられ、プーリボックスを動かないようにするため、すなわちブロックが単一のストランドを装備する時は中心位置に、またはブロックが二本のストランドを装備する時は横位置に、プーリを配置する手段を備える。
【0013】
または、ジブのプーリが、ジブに対して横向きの水平シャフト上を並進時に、移動できるように取り付けられており、プーリは、前記シャフトの周囲に取り付けられた二つの端プレートの間に配置され且つ、このシャフトに沿った並進に関して、例えばピンを使用して、一本のストランドを装備した時には中心位置に、または二本のストランドを装備した時には横位置にプーリを保持する、選択した軸線方向の位置で、動かないように設計される。
【0014】
別の選択例によると、ジブ頂部のプーリはジブに対して横向きの水平シャフトに留められ、シャフトは、そのベアリングにおける並進時に移動可能であり、ゆえにプーリとそのシャフトからなる実物は、ブロックが一本のストランド装備して、プーリを中心位置に置いた位置から、ブロックが二本のストランドを装備して、プーリを横に偏倚させた位置へ、またその逆に切り替えるため、横方向に可動である。
【0015】
また別の可能性によると、前記の解決手段と等しく、本発明はジブ頂部における単一の横方向可動なプーリを、特にジブに対して横を向いた同一の水平シャフトに取り付けられた、二つの同軸プーリに交換させ、ブロックが一本のストランドを装備する時に関して、ほぼジブの垂直中間面上にある、中心位置に第一プーリを位置させ、ブロックが二つのストランドを装備する時に関して、ジブの垂直中間面から偏倚した、横位置に第二プーリを位置させ、一本のストランドを装備したブロックから、二本のストランドを装備したブロックへ、またはその逆の切り替えは、第一プーリから第二プーリへ、またはその逆に巻取りケーブルを動かすことによって、行われる。
【0016】
有利には、本発明の課題であるブロックの索具装置を変更する装置は、更にジブ頂部の下の巻上げブロックを一時的に固定する手段を備えている。それらの手段は、ジブ頂部の基礎構造部に留められたシングルまたはダブル突出部の形で、下向きに製造することができ、前記突出部は、それを介して、その下方部分に、巻上げブロックのハウジングの上方部分に接続するための取り外し可能な心棒を有するように設計され、その最高位置に上昇される。それらの手段は、プーリブロックをジブ頂部の下に直接固定でき、プーリブロックを特に水平位置に持って行って、ブロックの索具装置を変更する動作を行うことができるようにし;ブロックとジブの頂部との間を、そのようにして機械的に接続し、巻取りケーブルの端部を(ジブ頂部またはプーリブロックにおいて)結合部品のポイントの一つから取り外すことができ、そしてケーブルのこの端部を、結合部品の別のポイントに持っていくことができ、そこに固定される。
【0017】
巻上げブロックにおいて、巻取りケーブル用の案内手段は、特別な一実施形態に関して、ブロックのハウジングに回動するように取り付けられたアームによって支えられる、湾曲案内部から成り、すなわち案内部は、ブロックのプーリにほぼ接し、且つブロックが一つのストランドを装備する時、ブロックのハウジングの上方部分の中心に向かって、ケーブルを案内する作動上昇位置と、ブロックが二つのストランドを装備する時の格納下降位置との間を移動可能であり、手段が、その二つの位置の一方または他方で、前記案内部を不動にするが、永久に動かないようにはしない。
【0018】
別の形式において、巻取りケーブル用の案内手段は、巻上げブロックのハウジングの内部に位置するシューから成り、ブロックのプーリの上で、シューは湾曲側部を有し、この側部に配置されたケーブルを、ブロックのハウジングの上方部分の中心部へ向かって案内し、手段は前記シューをブロックのハウジングに、永久に固定するものではない。
【0019】
別の特徴によると、巻上げブロックのハウジングは、特にメンテナンス作業のため、地上に降ろすことができるように、その下方部分に脚部を備える。
【0020】
本発明の課題であるクレーンのブロックの索具装置を変更する装置は、以下の利点すなわち:
ジブ頂部が特別な構造を必要とせず、同じシャフトによって支えられた単一のプーリ、或いは二つのプーリを有するので、ジブ頂部はシンプルな設計であること、
結果的に、このジブ頂部は、より軽量であり、それは同じ負荷/スパンの特徴に関連すること、
巻上げブロックが、特に対称的な形状をしてよりシンプルに製造することもでき、またそれは、ブロックが一本ストランドのプーリブロックとして装着される時、平衡を保つためカウンターウエイトを必要としないで、より軽量であること、この対照的で且つ平衡を保つプーリブロックは、風の影響に対して敏感ではなく;風が吹くことによるいかなる不利な回転も、無くすこと、
プーリブロックの脚部は、プーリブロックを地上に降ろすためのもので、常に下向きで、それによってプーリブロックを一本ストランドのブロックまたは日本ストランドブロックとして使用する時、地上に降ろすため、いかなる特別な案内部も必要としないこと、
ブロックの装備を変更する動作は、比較的簡単に“空中で”、その動作の中にジブ頂部の下に固定されるブロックを取り外すことなく行われ、そのようにして全てに好ましい安全性をもたらすこと、
ブロックが二本ストランドのプーリブロックとして装備される時と、ブロックが一本ストランドのプーリブロックとして装備される時、クレーンの最大スパンは同じままで、二本ストランド動作に関して装備する時、プーリブロックを横位置にして、ブロックが一本ストランドのプーリブロックとして装備される時、その位置が使用時と同じ巻上げ軸を保持することを可能にし、この軸がジブ頂部の端部を通過すること、
を有する。
【0021】
【実施例】
本発明は、以下の記載と、一例としてクレーンのブロックの索具装置を変更する装置の幾つかの実施例を示した、添付の概略図面を参照することにより、より理解されるであろう。
【0022】
図1及び図2は、クレーンのジブ頂部2を部分的に示しており、ここでジブは、水平位置にあると仮定される。それらの図面は、クレーンの巻上げギアの一部分も示しており、巻取りケーブル3と、巻上げフック5を支える巻上げブロック4とを備えている。図示されていない巻取りウインチによって動作される、巻取りケーブル3は、二本のストランド3a及び3b(図1)用に装備された巻上げブロック、または一本のストランド3c(図2)用に装備された巻上げブロックを形成することができる。ブロックの索具装置を変更する装置は、二本のストランド3a、3bを装備したブロックから、一本のストランド3cを装備したブロックへ切り替えができ、逆に一本のストランド3cを装備したブロックから、二本のストランド3a、3bを装備したブロックに切り替えできる。この装置は、ジブ頂部2及び巻上げブロック4の特別な構成を備えている。
【0023】
ジブ頂部2は、単一プーリ6を支えており、その上をジブの後部から来た巻取りケーブル3が走っており、そのようにしてプーリ6が、ケーブル3を下方へ曲げて、ジブ頂部2の下に配置されたブロック4に向かわせている。垂直平面上に配置されたプーリ6は、ジブに対して横向きに水平シャフト6に取り付けられている。
【0024】
加えて、図1及び図2に示されている実施例では、プーリ6が矢印8の方向へ平行移動するように、水平シャフト7に沿って動くことができる。
【0025】
シャフト7の周囲に取り付けられた、二つの端プレート9及び10は、プーリ6の側面に位置している。二つの端プレート9及び10は、運びに関してシャフト7上の種々の位置にロックできるピン(図示せず)を設けている。
【0026】
下方に突き出た突出部11は、ジブ頂部2の基礎構造部に固定され、また特に、プーリ6の直ぐ前方に位置したこの基礎構造体の交差部材12に固定されている。突出部11は、その自由下端部に向かって穴13を有している。
【0027】
また交差部材12の下に、ヨーク14が固定されており、その下端部に、巻取りケーブル3の端部用の結合部品のポイントとして作用する、シャックル15が取り付けられており、このケーブル端部が、ボックス16を備えている。シャックル15を具備したヨーク14は、突出部11と同じ側に配置されており、そのようして、ジブ頂部2の垂直中間平面Pに関して横に偏倚している(同様に図3及び図4参照)。
【0028】
巻上げブロック4は、対称的な全体形状のハウジングを有し、主に互いに結合された二つの並行プレート17及び18から成っており、二つのプレート17及び18は、ほぼ矩形で、垂直である。巻上げフック5は、その下方部分で二つのプレート17及び18を接続する、水平軸19に取り付けられている。
【0029】
巻上げブロックの二つのプレート17及び19の間に配置されたプーリ20は、二つのプレート17は、二つのプレートを接続する水平心棒21で回転するように取り付けられている。
【0030】
巻上げブロック4のハウジングは、その下方部分において、二つのプレート17と18との間で、巻上げフック5の各側部に固定された、二つの突出部22及び23を設けている。
【0031】
その上方部分に、巻上げブロック4のハウジングが巻取りケーブル3の端部用に結合部品を備えている。ここでそれらの手段は、二つのプレート17及び18の上方部分で互いに合わさって形成された二つの穴24及び25と、二つの穴24、25と、巻取りケーブル3の端部の楔形ボックス16に、取り外し可能にはめ込むことができる心棒26を備えている。
【0032】
その上方部分に、更に二つのプレート17及び18が、互いに合わさって形成され且つ、取り外し可能な心棒29を受け取るために設計された他の個別の穴27及び28を備え、心棒はブロックを装備する方法を変更する動作中に、巻上げブロック4を突出部11に接続するためのものである。
【0033】
二つのプレート17と18との間で、巻上げブロック4が回動アーム31によって支えられる、湾曲案内部30を設けている。湾曲案内部30は、巻取りケーブル3の太さに合わせて作られた溝32を有している。回動アーム31は、ブロック4の垂直側部の一方に位置した水平心棒33の周囲で、関節結合されている。ゆえに、湾曲案内部30は、心棒33の周囲でアーム31を回動させることによって、プーリ20にほぼ接する作動上昇位置(図2及び図3参照)と、格納下降位置(図1参照)との間を、移動させることができる。取り外し可能な心棒またはピンタイプの手段は、上記の二つの位置の一方または他方で、湾曲案内部30を不動にするが永久に動かないようにはしない。有利には、水平回動心棒33が、その端部の一方で、外部動作ロッドまたはハンドル(図示せず)を支えており、外部動作ロッドまたはハンドルは、湾曲案内部30をその作動位置から格納位置へ、またそれと逆に移動させるために使用することができる。
【0034】
ブロックが装備される全ての形態において、巻取りケーブル3は、巻上げブロック4のプーリ20の下方部分を周回する。ブロックが二本のストランド3a、3bを装備する時(図1参照)、ジブ頂部2のプーリ6が横方向に偏倚し、図2で見られる二つの端プレート9及び10で平行移動を抑えることによって、そのシャフト7上での偏倚位置を保つ。巻取りケーブル3の端部にある楔形ボックス16は、ジブ頂部2にヨーク14によって支えられたシャックル15に取り付けられている。湾曲案内部30は、作動しないように、その格納下降位置に配置されて不動状態にされる。ケーブル3の端部の結合部品(シャックル15)のポイントの位置において、プーリ6の偏倚した位置は、巻上げブロック4がジブの垂直中間平面Pに対してほぼ直角になる位置である。言い換えると、巻取りケーブルによって形成された、二本のストランド3a及び3bが、ジブの垂直中間平面Pに対して同一な垂直平面に位置する。加えて巻上げ軸線、すなわちフック5の垂直軸線が、ジブの垂直中間平面上に含まれている。巻上げブロック4を含んだ横垂直平面が、ほぼジブ頂部2の末端の交差部材12を介して通過するすることは明らかであり、それはクレーンの最大スパンを(所望のジブ長に関して)減らすことを意味している。
【0035】
ブロックが一本のストランド3cを装備した位置において(図2参照)、ジブ頂部2のプーリ6は、ジブの垂直中間平面P上に配置され、且つ二つの端プレート9及び10で平行移動をロックすることによって、シャフト7上の中心位置に保持される。巻取りケーブル3の端部における楔形ボックス16は、巻上げブロック4に、特に二つの穴24及び25にはめ込まれる心棒25に取り付けられる。この位置で、湾曲案内部30はその上昇作動位置を取り、その位置で動かない。ゆえに、プーリ20から離れるポイントで、巻取りケーブル3の単一のストランド3cが、プーリブロック4のハウジング17、18の上方部分の中心に向かって、案内される。結果的に、プーリブロック4が、一本のストランド3cを装備した位置では、巻上げブロック4が対称的且つ平衡に吊り下げられ、ここで巻上げ軸がまた、ジブの垂直中間平面P上で、ジブ頂部2の末端(交差部材12)にできる限り近く位置する。
【0036】
図3を参照して、ブロックが二本のストランド3a、3bを装備した位置から、ブロックが一本のストランド3cを装備した位置へ切り替えるための工程を以下で説明する。
【0037】
先ず関連するクレーンのラッフィングジブを、水平位置に持っていく。通常の作業プラットフォームは、示していないが、ジブ頂部2に向かって持っていかれ、オペレーターに作動させる。クレーンの制御の際に、“起立”位置が選択されると、クレーン進行制限ストッパーを無効にする。その時に巻上げブロック4は、その最高位置で、ジブ頂部2の末端交差部材12の直ぐ下、巻上げフック5の上方への進行が制限される最高位置を超えて、持っていかれる。
【0038】
この上昇位置において、プーリブロック4は、プーリブロック4のプレート17及び18における二つの穴27及び28と、ジブ頂部2の末端交差部材12に留められた突出部11における穴13に、同時に心棒29をはめ込むことによって、ジブの下に一時的に固定される。
【0039】
巻取りケーブル3は、そして幾分か緩められ、未だ楔形ボックス16をシャックル15に接続している心棒を引き抜く。ゆえにケーブル3の端部が、自由になる。この端部は、更に心棒26を二つの穴24、25及び楔形ボックス16を介してはめ込むことによって、プーリブロック4のハウジング17、18に取り付けられる。
【0040】
次に、ジブ頂部2のプーリ6がロックを外され、そのシャフト7に沿って動かされ、それをジブの垂直中間平面P上に配置する。プーリ6は、中心位置で不動状態にされる。
【0041】
湾曲案内部30は、その作動上昇位置に持っていかれ、その溝32に嵌った巻上げケーブルを“中心に置く”ような位置にロックされる。次にケーブル3は、プーリブロック4と突出部11との間の接続部に対する負荷が軽減されるまで、巻上げウインチの作動によって引張られる。この接続部は心棒29を引き抜くことによって分離できる。
【0042】
ブロックが一本のストランド3cを装備する位置から、ブロックが二本のストランド3a、3bを装備する位置への切り替えは、上記の動作を実行することによって行われるが、逆の順序でも、索具装置の別の変更は、ジブ頂部2の下に巻上げブロック4を一時的に固定することによって、行われる。
【0043】
図3に図示されている別の例によると、巻上げブロック4が、上方部分に、湾曲案内部30の作動上昇位置に向かい合うように位置する、固定マット形部分41を備えている。ゆえにブロックが一本のストランド3cを装備する位置において、巻取りケーブル3が湾曲案内部30とマット形部分41との間を通り、そのようにして、プーリブロック4のハウジング17、18の上方部分の中心に、ケーブルを配置させる。
【0044】
図4は、巻上げブロック4の別の変形例を示しており、既に上記した回動する湾曲案内部を、プーリブロック4のハウジングの内部、すなわち二つのプレート17と18との間で、プーリ20の上に、配置されたシュー34に交換している。シュー34は、巻取りケーブル3を案内する湾曲側部を有し、その側部に配置されたケーブルをブロック4の上方部分の中心に向かわせる。このシュー34は、例えば二つの心棒35及び36を使用して、プーリブロックのハウジング17、18における適所で不動であるが、永久にそのままではない。
【0045】
プーリ6をジブ頂部2に装着する方法に関連して、また別の変形例を図5に図示する。プーリ6は、二つの垂直プレート37及び38から成るプーリボックスにおいて、心棒7上で回転するように装着されており、ここで二つの垂直プレート37及び38は、互いに平行で且つジブの垂直中間平面に対して平行である。プーリボックス37、38は、ジブの対して横向きの二つの水平摺動路39及び40上で、矢印8の方向に摺動するように装着されている。示されていないが、プーリボックス37、38を、一本のストランドを具備したブロックを装備するため中心位置で、または二本のストランドを具備したブロックを装備するため横に偏倚した位置で、不動にする手段を備え、ブロックを装備する方法を変更する装置は、別の方法で変えられない。
【0046】
図6は、ジブ頂部2のプーリ6を装着する更に別の変形例を図示している。プーリ6はここで、その水平シャフト7に留められ、プーリが回転できるように且つ、ベアリング41及び42における平行移動(矢印8)に関して、移動できるように、装着されている。ゆえにそれは例えば、ブロックが一本のストランド3cを装備し、中心位置にプーリ6を装備した位置から、ブロックが二本のストランド3a、3bを装備し、横に偏倚した位置に同じプーリ6を装備した位置へ切り替えるため、横に動くシャフト7と、プーリ6とから成る実物である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロックが二本ストランド動作のために装備された位置に、本発明の課題となる装置を備えた、クレーンのジブの端部を示した斜視図。
【図2】図1に類似して、ブロックが一本ストランド動作のために装備される位置を図示した斜視図。
【図3】プーリブロックが、変更のための位置、それを装備する方法を示した、クレーンのジブの先端図。
【図4】図3と比較して、プーリブロックの別の形を、その巻取りケーブル用の案内部に関して図示した図。
【図5】ジブ頂部のプーリを取り付ける別の方法の斜視図。
【図6】プーリを取り付けるまた別の方法の斜視図。
【図7】ジブ頂部におけるプーリの別の構成を示した斜視図。
【符号の説明】
2 ジブ頂部
3 巻取りケーブル
3a ストランド
3b ストランド
3c ストランド
4 巻上げブロック
5 巻上げフック
6 プーリ
6a プーリ
6b プーリ
7 水平シャフト
8 矢印
9 端プレート
10 端プレート
11 脚部
12 交差部材
13 穴
14 ヨーク
15 シャックル
16 楔形ボックス
17 プレート/ハウジング
18 プレート/ハウジング
19 水平心棒
20 プーリ
21 水平心棒
22 脚部
23 脚部
24 穴
25 穴
26 心棒
27 穴
28 穴
29 心棒
30 湾曲案内部
31 回動アーム
32 溝
33 心棒
34 シュー
35 心棒
36 心棒
37 プレート
38 プレート
39 摺動路
40 摺動路
41 マット形状部
【発明が属する技術分野】
本発明は、クレーン特にラッフィングクレーン(luffing crane)のプーリブロックの索具装置を変更する装置に関するものであり、この装置はリフトケーブルの索具装置を、一つのストランドを装備した構成と二つのストランドを装備した構成との間で、またその逆にも、プーリブロックを取り外すことなく、変更できる。
【0002】
【従来の技術】
ラッフィングクレーンにおいて、リフトケーブルは、ジブの頂部によって支えられた一つかそれ以上のプーリの上を通り、プーリブロックはジブ頂部の下に、リフトケーブルにより、吊り下げられた巻上げフックを備えている。ジブ頂部とプーリブロックの間の巻取りケーブルによって形成された垂直ストランドの数は、“索具装置”または“滑車”を決定する。ストランドの数は、ブロックの索具装置を変更する装置を使用することで、変更可能であり、クレーンを使用する様々な状況に合わせるように、クレーンを適合させている。特にストランドの索具装置は、巻上げ率を決定し、単一ストランドを装備したプーリブロックは、比較的軽い負荷に関して、迅速な巻上げに適しており、二つのストランドを装備したブロックは、低速で更に重い負荷を巻上げるのに適している。
【0003】
一本のストランドプーリブロックの構成から、二本のストランドプーリブロック構成へ、またその逆への変更することができる、そのようなクレーンの複数のブロックの索具装置を変更するための、一つの従来の装置は、実質的に:
ジブの垂直中間平面上に配置された二つのプーリの上を連続して通り、またジブの長手軸に配置された固定ポイントを設けた、ケーブルのルートを有しるジブ頂部構造体を備え;
ジブの垂直平面に配置されたプーリブロックを備え、このプーリブロックは、クレーンが一本のストランドを使用して作業位置にある時、巻上げフックがケーブルの単一のストランドの垂直軸に配置して、質量の分配をできる特別な形状を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この技術的解決手段は、種々の欠点を有している。
【0005】
ジブ頂部は、箱型断面の口の形をした特別な設計を、プーリブロックの幅を得るため必要としており、またジブの外側でケーブルを、二つのプーリによって通す必要がある。加えて、ジブ頂部の端部の口形状により、曲げ力に対して反応するため、ジブ頂部の構造部は重要になる。この結果が、ジブに関する限り、製造が非常に複雑で、非常に重くなり、これ自体更に前方に配置されるジブタイ結合部品を必要とする。
【0006】
巻上げブロックに関して、これは対称的な形状をしており、これは、もし風が吹くと、望ましくない回転を生じさせ得る。更に、ブロックが一つのストランドを装備する時、ブロックはそれを地上に下ろすため脚部を一方の側に有しており、ブロックをメンテナンスのために地上に降ろす時、ブロックの手動による案内を必要としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の欠点を全て避け、同時によりシンプルで且つ経済的な解決手段を、ブロックの索具装置を変更するために提供することを目的としており、その解決手段は特に:
ジブ頂部用の何らかの特別な構造部をなくし、ジブ頂部にプーリを一つだけ必要とするので相当な簡略化をもたらし;
ゆえにジブ頂部を、同じ負荷/スパンの特徴に関して、更に軽量な構造構造にして;
またプーリブロックを更にシンプルで、更に軽量で且つ良好に平衡を保つ設計にし、それによって特に一つのストランドの作業位置において、特別な構成なしで、平衡を保つ。
【0008】
【本発明の実施の形態】
結局、本発明の目的はクレーンのブロックの、導入部で説明したタイプのような索具装置を変更する装置であり、それは本質的に:
ジブ頂部に、ジブに対して横を向いた水平心棒上に取り付けられた、単一のプーリを備え、プーリは一つのストランドを有した索具装置の構成に関して、ジブの垂直な中間平面上にほぼ位置する中心位置と、二つのストランドを有した索具装置の構成に関する横位置との間を動くことが可能で、またジブ頂部は、二つのストランドを有した索具装置の構成に関して、巻取りケーブルの端部の結合部品のポイントを備え、結合部品のこのポイントは、ジブの垂直中間平面に対応して、プーリの横位置に対して向かい側に位置され;
水平軸のプーリを収容する、対称的な全体形状のハウジングを有した巻上げブロックを組み合わせて備え、ブロックは、一本のストランドを有した索具装置の構成に関して、巻取りケーブルの端部の結合部品及び、一本のストランドを有した索具装置の構成に関して、ブロックのハウジングの上方部分の中心に向かってケーブルを案内するため、巻取りケーブル用の案内手段を設けており、構成は二つのストランドを有した索具装置の構成において、ブロックがジブの垂直中間平面に対して直角な垂直平面上に、ほぼ位置する。
【0009】
従って、本発明の主要な点は、以下のように:
ブロックが一本のストランドを装備する時、ジブ頂部の単一プーリが、ジブの垂直中間平面上に保たれる。巻取りケーブルの端部は、プーリブロックに取り付けられ、ブロックが対称的且つ巻取りケーブルから平衡に吊り下げられ、且つ巻上げフックがジブの垂直平面上に位置するように、このプーリブロックの上を案内されており、
ブロックが二本のストランドを装備するとき、ジブ頂部のプーリは横に偏倚され、巻取りケーブルの端部は、(ジブの垂直中間平面に対応して)プーリに対して向い側でジブ頂部に取り付けられる。従って、巻取りケーブルの二本のストランドと、プーリブロック自体が、ジブの垂直中間平面に対して直角な垂直平面上に、ほぼ位置することである。
【0010】
好ましくは、ジブ頂部のプーリの横の偏倚は、二本のストランドを有した索具装置の構成において、ジブ頂部に備えられた結合部品のポイントとジブの垂直中間平面との間の水平距離に、ほぼ等しく;ゆえに二本のストランドを有した索具装置の構成において、巻上げフックもジブの垂直中間平面上に位置する。
【0011】
ジブ頂部の単一プーリを横偏倚させるシステムは、様々な方法で達成される。
【0012】
一実施形態によると、プーリが、特にジブの垂直中間平面に平行な二つの垂直プレートから成る、プーリボックスに装着され、前記プーリボックスが、ジブに対して横を向いた少なくとも二つの水平摺動路上で、摺動するように取り付けられ、プーリボックスを動かないようにするため、すなわちブロックが単一のストランドを装備する時は中心位置に、またはブロックが二本のストランドを装備する時は横位置に、プーリを配置する手段を備える。
【0013】
または、ジブのプーリが、ジブに対して横向きの水平シャフト上を並進時に、移動できるように取り付けられており、プーリは、前記シャフトの周囲に取り付けられた二つの端プレートの間に配置され且つ、このシャフトに沿った並進に関して、例えばピンを使用して、一本のストランドを装備した時には中心位置に、または二本のストランドを装備した時には横位置にプーリを保持する、選択した軸線方向の位置で、動かないように設計される。
【0014】
別の選択例によると、ジブ頂部のプーリはジブに対して横向きの水平シャフトに留められ、シャフトは、そのベアリングにおける並進時に移動可能であり、ゆえにプーリとそのシャフトからなる実物は、ブロックが一本のストランド装備して、プーリを中心位置に置いた位置から、ブロックが二本のストランドを装備して、プーリを横に偏倚させた位置へ、またその逆に切り替えるため、横方向に可動である。
【0015】
また別の可能性によると、前記の解決手段と等しく、本発明はジブ頂部における単一の横方向可動なプーリを、特にジブに対して横を向いた同一の水平シャフトに取り付けられた、二つの同軸プーリに交換させ、ブロックが一本のストランドを装備する時に関して、ほぼジブの垂直中間面上にある、中心位置に第一プーリを位置させ、ブロックが二つのストランドを装備する時に関して、ジブの垂直中間面から偏倚した、横位置に第二プーリを位置させ、一本のストランドを装備したブロックから、二本のストランドを装備したブロックへ、またはその逆の切り替えは、第一プーリから第二プーリへ、またはその逆に巻取りケーブルを動かすことによって、行われる。
【0016】
有利には、本発明の課題であるブロックの索具装置を変更する装置は、更にジブ頂部の下の巻上げブロックを一時的に固定する手段を備えている。それらの手段は、ジブ頂部の基礎構造部に留められたシングルまたはダブル突出部の形で、下向きに製造することができ、前記突出部は、それを介して、その下方部分に、巻上げブロックのハウジングの上方部分に接続するための取り外し可能な心棒を有するように設計され、その最高位置に上昇される。それらの手段は、プーリブロックをジブ頂部の下に直接固定でき、プーリブロックを特に水平位置に持って行って、ブロックの索具装置を変更する動作を行うことができるようにし;ブロックとジブの頂部との間を、そのようにして機械的に接続し、巻取りケーブルの端部を(ジブ頂部またはプーリブロックにおいて)結合部品のポイントの一つから取り外すことができ、そしてケーブルのこの端部を、結合部品の別のポイントに持っていくことができ、そこに固定される。
【0017】
巻上げブロックにおいて、巻取りケーブル用の案内手段は、特別な一実施形態に関して、ブロックのハウジングに回動するように取り付けられたアームによって支えられる、湾曲案内部から成り、すなわち案内部は、ブロックのプーリにほぼ接し、且つブロックが一つのストランドを装備する時、ブロックのハウジングの上方部分の中心に向かって、ケーブルを案内する作動上昇位置と、ブロックが二つのストランドを装備する時の格納下降位置との間を移動可能であり、手段が、その二つの位置の一方または他方で、前記案内部を不動にするが、永久に動かないようにはしない。
【0018】
別の形式において、巻取りケーブル用の案内手段は、巻上げブロックのハウジングの内部に位置するシューから成り、ブロックのプーリの上で、シューは湾曲側部を有し、この側部に配置されたケーブルを、ブロックのハウジングの上方部分の中心部へ向かって案内し、手段は前記シューをブロックのハウジングに、永久に固定するものではない。
【0019】
別の特徴によると、巻上げブロックのハウジングは、特にメンテナンス作業のため、地上に降ろすことができるように、その下方部分に脚部を備える。
【0020】
本発明の課題であるクレーンのブロックの索具装置を変更する装置は、以下の利点すなわち:
ジブ頂部が特別な構造を必要とせず、同じシャフトによって支えられた単一のプーリ、或いは二つのプーリを有するので、ジブ頂部はシンプルな設計であること、
結果的に、このジブ頂部は、より軽量であり、それは同じ負荷/スパンの特徴に関連すること、
巻上げブロックが、特に対称的な形状をしてよりシンプルに製造することもでき、またそれは、ブロックが一本ストランドのプーリブロックとして装着される時、平衡を保つためカウンターウエイトを必要としないで、より軽量であること、この対照的で且つ平衡を保つプーリブロックは、風の影響に対して敏感ではなく;風が吹くことによるいかなる不利な回転も、無くすこと、
プーリブロックの脚部は、プーリブロックを地上に降ろすためのもので、常に下向きで、それによってプーリブロックを一本ストランドのブロックまたは日本ストランドブロックとして使用する時、地上に降ろすため、いかなる特別な案内部も必要としないこと、
ブロックの装備を変更する動作は、比較的簡単に“空中で”、その動作の中にジブ頂部の下に固定されるブロックを取り外すことなく行われ、そのようにして全てに好ましい安全性をもたらすこと、
ブロックが二本ストランドのプーリブロックとして装備される時と、ブロックが一本ストランドのプーリブロックとして装備される時、クレーンの最大スパンは同じままで、二本ストランド動作に関して装備する時、プーリブロックを横位置にして、ブロックが一本ストランドのプーリブロックとして装備される時、その位置が使用時と同じ巻上げ軸を保持することを可能にし、この軸がジブ頂部の端部を通過すること、
を有する。
【0021】
【実施例】
本発明は、以下の記載と、一例としてクレーンのブロックの索具装置を変更する装置の幾つかの実施例を示した、添付の概略図面を参照することにより、より理解されるであろう。
【0022】
図1及び図2は、クレーンのジブ頂部2を部分的に示しており、ここでジブは、水平位置にあると仮定される。それらの図面は、クレーンの巻上げギアの一部分も示しており、巻取りケーブル3と、巻上げフック5を支える巻上げブロック4とを備えている。図示されていない巻取りウインチによって動作される、巻取りケーブル3は、二本のストランド3a及び3b(図1)用に装備された巻上げブロック、または一本のストランド3c(図2)用に装備された巻上げブロックを形成することができる。ブロックの索具装置を変更する装置は、二本のストランド3a、3bを装備したブロックから、一本のストランド3cを装備したブロックへ切り替えができ、逆に一本のストランド3cを装備したブロックから、二本のストランド3a、3bを装備したブロックに切り替えできる。この装置は、ジブ頂部2及び巻上げブロック4の特別な構成を備えている。
【0023】
ジブ頂部2は、単一プーリ6を支えており、その上をジブの後部から来た巻取りケーブル3が走っており、そのようにしてプーリ6が、ケーブル3を下方へ曲げて、ジブ頂部2の下に配置されたブロック4に向かわせている。垂直平面上に配置されたプーリ6は、ジブに対して横向きに水平シャフト6に取り付けられている。
【0024】
加えて、図1及び図2に示されている実施例では、プーリ6が矢印8の方向へ平行移動するように、水平シャフト7に沿って動くことができる。
【0025】
シャフト7の周囲に取り付けられた、二つの端プレート9及び10は、プーリ6の側面に位置している。二つの端プレート9及び10は、運びに関してシャフト7上の種々の位置にロックできるピン(図示せず)を設けている。
【0026】
下方に突き出た突出部11は、ジブ頂部2の基礎構造部に固定され、また特に、プーリ6の直ぐ前方に位置したこの基礎構造体の交差部材12に固定されている。突出部11は、その自由下端部に向かって穴13を有している。
【0027】
また交差部材12の下に、ヨーク14が固定されており、その下端部に、巻取りケーブル3の端部用の結合部品のポイントとして作用する、シャックル15が取り付けられており、このケーブル端部が、ボックス16を備えている。シャックル15を具備したヨーク14は、突出部11と同じ側に配置されており、そのようして、ジブ頂部2の垂直中間平面Pに関して横に偏倚している(同様に図3及び図4参照)。
【0028】
巻上げブロック4は、対称的な全体形状のハウジングを有し、主に互いに結合された二つの並行プレート17及び18から成っており、二つのプレート17及び18は、ほぼ矩形で、垂直である。巻上げフック5は、その下方部分で二つのプレート17及び18を接続する、水平軸19に取り付けられている。
【0029】
巻上げブロックの二つのプレート17及び19の間に配置されたプーリ20は、二つのプレート17は、二つのプレートを接続する水平心棒21で回転するように取り付けられている。
【0030】
巻上げブロック4のハウジングは、その下方部分において、二つのプレート17と18との間で、巻上げフック5の各側部に固定された、二つの突出部22及び23を設けている。
【0031】
その上方部分に、巻上げブロック4のハウジングが巻取りケーブル3の端部用に結合部品を備えている。ここでそれらの手段は、二つのプレート17及び18の上方部分で互いに合わさって形成された二つの穴24及び25と、二つの穴24、25と、巻取りケーブル3の端部の楔形ボックス16に、取り外し可能にはめ込むことができる心棒26を備えている。
【0032】
その上方部分に、更に二つのプレート17及び18が、互いに合わさって形成され且つ、取り外し可能な心棒29を受け取るために設計された他の個別の穴27及び28を備え、心棒はブロックを装備する方法を変更する動作中に、巻上げブロック4を突出部11に接続するためのものである。
【0033】
二つのプレート17と18との間で、巻上げブロック4が回動アーム31によって支えられる、湾曲案内部30を設けている。湾曲案内部30は、巻取りケーブル3の太さに合わせて作られた溝32を有している。回動アーム31は、ブロック4の垂直側部の一方に位置した水平心棒33の周囲で、関節結合されている。ゆえに、湾曲案内部30は、心棒33の周囲でアーム31を回動させることによって、プーリ20にほぼ接する作動上昇位置(図2及び図3参照)と、格納下降位置(図1参照)との間を、移動させることができる。取り外し可能な心棒またはピンタイプの手段は、上記の二つの位置の一方または他方で、湾曲案内部30を不動にするが永久に動かないようにはしない。有利には、水平回動心棒33が、その端部の一方で、外部動作ロッドまたはハンドル(図示せず)を支えており、外部動作ロッドまたはハンドルは、湾曲案内部30をその作動位置から格納位置へ、またそれと逆に移動させるために使用することができる。
【0034】
ブロックが装備される全ての形態において、巻取りケーブル3は、巻上げブロック4のプーリ20の下方部分を周回する。ブロックが二本のストランド3a、3bを装備する時(図1参照)、ジブ頂部2のプーリ6が横方向に偏倚し、図2で見られる二つの端プレート9及び10で平行移動を抑えることによって、そのシャフト7上での偏倚位置を保つ。巻取りケーブル3の端部にある楔形ボックス16は、ジブ頂部2にヨーク14によって支えられたシャックル15に取り付けられている。湾曲案内部30は、作動しないように、その格納下降位置に配置されて不動状態にされる。ケーブル3の端部の結合部品(シャックル15)のポイントの位置において、プーリ6の偏倚した位置は、巻上げブロック4がジブの垂直中間平面Pに対してほぼ直角になる位置である。言い換えると、巻取りケーブルによって形成された、二本のストランド3a及び3bが、ジブの垂直中間平面Pに対して同一な垂直平面に位置する。加えて巻上げ軸線、すなわちフック5の垂直軸線が、ジブの垂直中間平面上に含まれている。巻上げブロック4を含んだ横垂直平面が、ほぼジブ頂部2の末端の交差部材12を介して通過するすることは明らかであり、それはクレーンの最大スパンを(所望のジブ長に関して)減らすことを意味している。
【0035】
ブロックが一本のストランド3cを装備した位置において(図2参照)、ジブ頂部2のプーリ6は、ジブの垂直中間平面P上に配置され、且つ二つの端プレート9及び10で平行移動をロックすることによって、シャフト7上の中心位置に保持される。巻取りケーブル3の端部における楔形ボックス16は、巻上げブロック4に、特に二つの穴24及び25にはめ込まれる心棒25に取り付けられる。この位置で、湾曲案内部30はその上昇作動位置を取り、その位置で動かない。ゆえに、プーリ20から離れるポイントで、巻取りケーブル3の単一のストランド3cが、プーリブロック4のハウジング17、18の上方部分の中心に向かって、案内される。結果的に、プーリブロック4が、一本のストランド3cを装備した位置では、巻上げブロック4が対称的且つ平衡に吊り下げられ、ここで巻上げ軸がまた、ジブの垂直中間平面P上で、ジブ頂部2の末端(交差部材12)にできる限り近く位置する。
【0036】
図3を参照して、ブロックが二本のストランド3a、3bを装備した位置から、ブロックが一本のストランド3cを装備した位置へ切り替えるための工程を以下で説明する。
【0037】
先ず関連するクレーンのラッフィングジブを、水平位置に持っていく。通常の作業プラットフォームは、示していないが、ジブ頂部2に向かって持っていかれ、オペレーターに作動させる。クレーンの制御の際に、“起立”位置が選択されると、クレーン進行制限ストッパーを無効にする。その時に巻上げブロック4は、その最高位置で、ジブ頂部2の末端交差部材12の直ぐ下、巻上げフック5の上方への進行が制限される最高位置を超えて、持っていかれる。
【0038】
この上昇位置において、プーリブロック4は、プーリブロック4のプレート17及び18における二つの穴27及び28と、ジブ頂部2の末端交差部材12に留められた突出部11における穴13に、同時に心棒29をはめ込むことによって、ジブの下に一時的に固定される。
【0039】
巻取りケーブル3は、そして幾分か緩められ、未だ楔形ボックス16をシャックル15に接続している心棒を引き抜く。ゆえにケーブル3の端部が、自由になる。この端部は、更に心棒26を二つの穴24、25及び楔形ボックス16を介してはめ込むことによって、プーリブロック4のハウジング17、18に取り付けられる。
【0040】
次に、ジブ頂部2のプーリ6がロックを外され、そのシャフト7に沿って動かされ、それをジブの垂直中間平面P上に配置する。プーリ6は、中心位置で不動状態にされる。
【0041】
湾曲案内部30は、その作動上昇位置に持っていかれ、その溝32に嵌った巻上げケーブルを“中心に置く”ような位置にロックされる。次にケーブル3は、プーリブロック4と突出部11との間の接続部に対する負荷が軽減されるまで、巻上げウインチの作動によって引張られる。この接続部は心棒29を引き抜くことによって分離できる。
【0042】
ブロックが一本のストランド3cを装備する位置から、ブロックが二本のストランド3a、3bを装備する位置への切り替えは、上記の動作を実行することによって行われるが、逆の順序でも、索具装置の別の変更は、ジブ頂部2の下に巻上げブロック4を一時的に固定することによって、行われる。
【0043】
図3に図示されている別の例によると、巻上げブロック4が、上方部分に、湾曲案内部30の作動上昇位置に向かい合うように位置する、固定マット形部分41を備えている。ゆえにブロックが一本のストランド3cを装備する位置において、巻取りケーブル3が湾曲案内部30とマット形部分41との間を通り、そのようにして、プーリブロック4のハウジング17、18の上方部分の中心に、ケーブルを配置させる。
【0044】
図4は、巻上げブロック4の別の変形例を示しており、既に上記した回動する湾曲案内部を、プーリブロック4のハウジングの内部、すなわち二つのプレート17と18との間で、プーリ20の上に、配置されたシュー34に交換している。シュー34は、巻取りケーブル3を案内する湾曲側部を有し、その側部に配置されたケーブルをブロック4の上方部分の中心に向かわせる。このシュー34は、例えば二つの心棒35及び36を使用して、プーリブロックのハウジング17、18における適所で不動であるが、永久にそのままではない。
【0045】
プーリ6をジブ頂部2に装着する方法に関連して、また別の変形例を図5に図示する。プーリ6は、二つの垂直プレート37及び38から成るプーリボックスにおいて、心棒7上で回転するように装着されており、ここで二つの垂直プレート37及び38は、互いに平行で且つジブの垂直中間平面に対して平行である。プーリボックス37、38は、ジブの対して横向きの二つの水平摺動路39及び40上で、矢印8の方向に摺動するように装着されている。示されていないが、プーリボックス37、38を、一本のストランドを具備したブロックを装備するため中心位置で、または二本のストランドを具備したブロックを装備するため横に偏倚した位置で、不動にする手段を備え、ブロックを装備する方法を変更する装置は、別の方法で変えられない。
【0046】
図6は、ジブ頂部2のプーリ6を装着する更に別の変形例を図示している。プーリ6はここで、その水平シャフト7に留められ、プーリが回転できるように且つ、ベアリング41及び42における平行移動(矢印8)に関して、移動できるように、装着されている。ゆえにそれは例えば、ブロックが一本のストランド3cを装備し、中心位置にプーリ6を装備した位置から、ブロックが二本のストランド3a、3bを装備し、横に偏倚した位置に同じプーリ6を装備した位置へ切り替えるため、横に動くシャフト7と、プーリ6とから成る実物である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロックが二本ストランド動作のために装備された位置に、本発明の課題となる装置を備えた、クレーンのジブの端部を示した斜視図。
【図2】図1に類似して、ブロックが一本ストランド動作のために装備される位置を図示した斜視図。
【図3】プーリブロックが、変更のための位置、それを装備する方法を示した、クレーンのジブの先端図。
【図4】図3と比較して、プーリブロックの別の形を、その巻取りケーブル用の案内部に関して図示した図。
【図5】ジブ頂部のプーリを取り付ける別の方法の斜視図。
【図6】プーリを取り付けるまた別の方法の斜視図。
【図7】ジブ頂部におけるプーリの別の構成を示した斜視図。
【符号の説明】
2 ジブ頂部
3 巻取りケーブル
3a ストランド
3b ストランド
3c ストランド
4 巻上げブロック
5 巻上げフック
6 プーリ
6a プーリ
6b プーリ
7 水平シャフト
8 矢印
9 端プレート
10 端プレート
11 脚部
12 交差部材
13 穴
14 ヨーク
15 シャックル
16 楔形ボックス
17 プレート/ハウジング
18 プレート/ハウジング
19 水平心棒
20 プーリ
21 水平心棒
22 脚部
23 脚部
24 穴
25 穴
26 心棒
27 穴
28 穴
29 心棒
30 湾曲案内部
31 回動アーム
32 溝
33 心棒
34 シュー
35 心棒
36 心棒
37 プレート
38 プレート
39 摺動路
40 摺動路
41 マット形状部
Claims (14)
- クレーン、特にラッフィングクレーンの複数のプーリブロックの索具装置を変更する装置が、巻取りケーブルのブロックの索具装置を、一本のストランドを具備した索具装置の構成から、二本のストランドを具備した索具装置の構成に、またはその逆に変更することができ、
ジブ頂部に、ジブに対して横向きの水平心棒に装着された単一のプーリを備え、且つ、
対称的な全体形状のハウジングを具備し、水平軸のプーリを収容する巻上げブロックを備え、
プーリが、一本のストランドを具備した索具装置の構成に関して、ジブの垂直中間平面上にほぼ位置した中心位置と、二本のストランドを具備した索具装置の構成に関する横位置との間を、この心棒に沿って動くことが可能であり、ジブ頂部が二本のストランドを具備した索具装置の構成に関して、巻取りケーブルの端部の結合部品のポイントを具備し、結合部品のそのポイントは、ジブの垂直平面に関して、プーリの前記横位置に対し逆側に位置されること;
巻上げブロックが、一本のストランドを具備した索具装置の構成に関して、巻取りケーブルの端部の結合部品を設け、また一本のストランドを具備した索具装置の構成に関して、ケーブルをブロックのハウジングの上方部分の中心に向かって案内する、巻取りケーブル用の案内手段も設けており、構成は、二本のストランドを具備した索具装置の構成において、ブロックがジブの垂直中間平面に対して、ほぼ垂直平面上に位置すること;
を組み合わせて成ることを特徴とするプーリブロックの索具装置を変更する装置。 - ジブ頂部のプーリの横の偏倚は、二本のストランドを有した索具装置の構成において、ジブ頂部に備えられた結合部品のポイントとジブの垂直中間平面との間の水平距離にほぼ等しく、ゆえに二本のストランドを具備した索具装置の構成において、巻上げフックもジブの垂直中間平面上に位置することを特徴とする請求項1に記載のプーリブロックの索具装置を変更する装置。
- プーリが、特にジブの垂直中間平面に平行な二つの垂直プレートから成る、プーリボックスに装着され、前記プーリボックスが、ジブに対して横を向いた少なくとも二つの水平摺動路上で、摺動するように取り付けられ、プーリボックスを不動にするため、すなわち複数のブロックが単一のストランドを装備する時は中心位置に、または複数のブロックが二本のストランドを装備する時は横位置に、プーリを配置する手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のプーリブロックの索具装置を変更する装置。
- ジブのプーリが移行に関して、ジブに対して横向きの水平シャフト上で、移動できるように取り付けられており、プーリは、前記シャフトの周囲に取り付けられた二つの端プレートの間に配置され且つ、このシャフトに沿った移行に関して、例えばピンを使用して、一本のストランドを装備した時には中心位置に、または二本のストランドを装備した時には横位置にプーリを保持する、選択した軸線方向の位置で、動かないように設計されることを特徴とする請求項1または2に記載のプーリブロックの索具装置を変更する装置。
- ジブ頂部のプーリはジブに対して横向きの水平シャフトに留められ、シャフトは移行に関して、そのベアリングにおいて移動可能であり、ゆえにプーリとそのシャフトからなる実物は、複数のブロックが一本のストランド装備して、プーリを中心位置に置いた位置から、複数のブロックが二本のストランドを装備して、プーリを横に偏倚させた位置へ、またその逆に切り替えるため、横方向に可動であることを特徴とする請求項1または2に記載のプーリブロックの索具装置を変更する装置。
- クレーン、特にラッフィングクレーンの複数のプーリブロックの索具装置を変更する装置が、巻取りケーブルのブロックの索具装置を、一本のストランドを具備した索具装置の構成から、二本のストランドを具備した索具装置の構成に、またはその逆に変更することができ、
ジブの頂部に、特にジブに対して横向きの同一水平シャフトに装着された、二つの同軸プーリを備え、
水平軸のプーリを収容するため、対称的な全体形状のハウジングを具備した巻上げブロックを備え、
第一プーリは、複数のブロックが一本のストランドを装備する時に関して、ほぼジブの垂直中間平面上の中心位置に置かれ、第二プーリは、複数のブロックが二本のストランドを装備する時に関して、ジブの垂直中間平面から偏倚した横位置に置かれ、複数のブロックが一本のストランドを装備した状態から、複数のブロックが二本のストランドを装備した状態へ、またはその逆の切り替えが、巻取りケーブルを第一プーリから第二プーリへ、またはその逆に動かすことによって行われ、またジブの頂部は、複数のブロックが二本のストランドを装備する時に関して、巻取りケーブルの端部の結合部品のポイントを備え、結合部品のポイントは、ジブの垂直中間平面に関して、プーリの前記横位置に対して逆側に位置されること;
巻上げブロックが、一本のストランドを具備した索具装置の構成に関して、巻取りケーブルの端部の結合部品を設け、また一本の索具装置の構成に関して、ケーブルをブロックのハウジングの上方部分の中心に向かって案内する、巻上げケーブル用の案内部を設け、その構成は二本のストランドを具備した索具装置の構成において、ブロックがジブの垂直中間平面に対して直角な垂直平面上に、ほぼ位置するようなることを特徴とするプーリブロックの索具装置を変更する装置。 - 巻上げブロックをジブ頂部の下に一時的に固定する手段を備え、その手段が、複数のブロックの変更の動作中に使用されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のプーリブロックの索具装置を変更する装置。
- 前記の一時的に固定する手段は、ジブ頂部の基礎構造部に留められたシングルまたはダブル突出部の形で、下方を向くように製造することができ、前記突出部は、それを介して、その下方部分に、巻上げブロックのハウジングの上方部分に接続するための取り外し可能な心棒を有するように設計されており、その最高位置に上昇されることを特徴とする請求項7に記載のプーリブロックの索具装置を変更する装置。
- 巻上げブロックにおいて、巻取りケーブル用の案内手段は、特別な一実施形態に関して、ブロックのハウジングに回動するように取り付けられたアームによって支えられる、湾曲案内部から成り、すなわち案内部は、ブロックのプーリにほぼ接し、且つブロックが一つのストランドを装備する時、ブロックのハウジングの上方部分の中心に向かって、ケーブルを案内する作動上昇位置と、ブロックが二つのストランドを装備する時の格納下降位置との間を移動可能であり、手段が、その二つの位置の一方または他方で、前記案内部を永久に動かさないようにはしないことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のプーリブロックの索具装置を変更する装置。
- アームによって支えられる湾曲案内部が、巻上げケーブルの厚さに合わせて形成された溝を有することを特徴とする請求項9に記載のプーリブロックの索具装置を変更する装置。
- 水平心軸は、その周囲をアームが回動し、その一端に、湾曲案内部をその作動位置から、その格納位置へ、そしてその逆にも移動させるため使用できる、外部動作ロッド及びハンドルを支持することを特徴とする請求項9または10に記載のプーリブロックの索具装置を変更する装置。
- 巻上げブロックが、その上方部分で湾曲案内部の作動上昇位置に面して位置した、固定マット形部分を備え、複数のブロックが一本のストランドを装備した位置で、巻取りケーブルが湾曲案内部とマット形状部との間を通ることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載のプーリブロックの索具装置を変更する装置。
- 巻上げブロックにおいて、巻取りケーブル用の案内手段が、巻上げブロックのハウジングの内部に位置したシューを備え、ブロックのプーリの上に、シューがその側部に配置されたケーブルを、ブロックのハウジングの上方部分の中心に向かって、案内する湾曲側部を有し、その手段は、前記シューをブロックのハウジングに永久固定はしないことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のブロックの索具装置を変更する装置。
- 巻上げブロックのハウジングが、その下方部分に、特にメンテナンス作業のため、地上に降ろしことができる複数の脚部を設けたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のブロックの索具装置を健康する装置。
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