JP2004010241A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置から送り込まれてくるいかなる用紙も良好な用紙整列性を実現可能しさらには、複数台のシート取扱装置が接続された場合でも良好な用紙整列性を実現可能な画像形成システムを提供する。
【解決手段】用紙矯正機構を有し用紙積載機能を具備したシート取扱装置と画像形成装置からなる画像形成システムにおいて、画像形成装置から送り込まれてくる用紙の排出モードや用紙の連量などの後処理情報をもとにシート取扱装置の用紙矯正機構を制御すること、シート取扱装置が複数接続された場合は、その接続構成によってシート取扱装置の用紙矯正機構を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】用紙矯正機構を有し用紙積載機能を具備したシート取扱装置と画像形成装置からなる画像形成システムにおいて、画像形成装置から送り込まれてくる用紙の排出モードや用紙の連量などの後処理情報をもとにシート取扱装置の用紙矯正機構を制御すること、シート取扱装置が複数接続された場合は、その接続構成によってシート取扱装置の用紙矯正機構を制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙矯正機構を有し用紙積載機能を具備したシート取扱装置と前記シート取扱装置と機能の異なるシート取扱装置と画像形成装置からなる画像形成に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機等に代表される画像形成装置から送り込まれてくる用紙を積載収容する用紙積載テーブル(以下スタックテーブルと称す)上に排出された用紙積載量の増加に伴いスタックテーブルを下降させながら、スタックテーブル上に用紙を積み重ねて収容するようにしたシート取扱装置を接続し、印刷後のシートの取扱性や作業効率等を向上させるようにした画像形成装置システムが実用化されている。また、画像形成システムには同様な用紙積載機能を有したシート取扱装置を複数接続できるものも運用されている。
【0003】
このシステムに用いられる画像形成装置は、用紙の表裏両面にトナー像を記録形成する両面印刷モードや、トナー像を有する面を上に向けて排紙(以下フェイス・アップ排紙モードと称す)させたり、逆にトナー像を有する面を下に向けて排紙(以下フェイス・ダウン排紙モードと称す)させる排紙モード等を、オペレータが自由に選択することが出来るように構成されている。また、画像形成装置は一般に熱定着ローラ方式が採用されている。この種の熱定着ローラ方式を経て排出された用紙は、加熱作用による熱収縮、用紙自体の構成繊維方向や画像形成装置の搬送パス系が起因し、シート取扱装置に送り込まれてくる用紙はカールする傾向がある。このため、シート排紙装置には画像形成装置から送り込まれてくる用紙のカールを矯正するための用紙矯正機構が実装されているものが実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、画像形成装置からシート取扱装置に送り込まれてくる用紙のカールは、上述したように、加熱作用による熱収縮、用紙自体の構成繊維方向や画像形成装置の搬送パス系が起因するため、常に用紙矯正機構を用いて用紙を積載するとかえってカールしていない用紙を逆にカールさせてしまうことになり、用紙の整列性が劣るばかりでなく、積載された用紙もカールしているために後から搬送されてくる用紙が衝突し、ジャムが発生することがあった。
【0005】
また、用紙矯正機構は用紙厚みがあるものは、その機構上用紙を搬送することができないため画像形成装置で使用できる用紙が限定されていた。
【0006】
さらに、異なるシート取扱装置が複数接続された場合も、後段のシート取扱装置に送り込まれてくる用紙は、用紙自体の構成繊維方向や前段のシート取扱装置の搬送パス系などにより影響を受けるため用紙がカールし用紙の整列性が劣ることや用紙ジャムが発生することがあった
従って本発明の目的は、画像形成装置から送り込まれてくるいかなる用紙も良好な用紙整列性を実現可能とし、さらには、異なる機能のシート取扱装置が接続された場合でもそれぞれのシート取扱装置で良好な用紙整列性を実現可能とする画像形成システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、用紙矯正機構を有し用紙積載機能を具備したシート取扱装置と前記シート取扱装置と機能の異なるシート取扱装置と画像形成装置からなる画像形成システムにおいて、画像形成装置からシート取扱装置に送られる後処理情報をもとに該シート取扱装置が用紙矯正機構を制御することにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本実施例を図1と図2に示すような画像形成装置1、シート取扱装置2とシート取扱装置7によって構成される画像形成装置システムを用いて説明する。
【0009】
この画像形成装置1は、用紙の表裏両面にトナー像を記録形成する両面印刷モードや、トナー像を有する面を上に向けて排紙(以下フェイス・アップ排紙モードと称す)させたり、逆にトナー像を有する面を下に向けて排紙(以下フェイス・ダウン排紙モードと称す)させる排紙モード等を、オペレータが自由に選択することが出来るように構成されている。また、画像形成装置1は一般に熱定着ローラ方式が採用されている。
【0010】
シート取扱装置2は画像形成装置1の直後に接続される装置で、画像形成装置から送り込まれてくる用紙を積載収容する用紙積載テーブル6(以下スタックテーブルと称す)上に排出された用紙積載量の増加に伴いスタックテーブル6を下降させながら、スタックテーブル6上に用紙を積み重ねて収容する機構を有している。また、このシート取扱装置2はシート排紙装置には画像形成装置1から送り込まれてくる用紙のカールを矯正するための用紙矯正機構3が実装されている。
【0011】
シート取扱装置7は上述したシート取扱装置2とは仕様が異なり、シート取扱装置2から増設搬送パス9を搬送され送り込まれてきた用紙にステープル処理を施し、平綴じした束を外部トレイ10に排出することができる。また、ステープル処理をせずに外部トレイ10あるいは外部トレイ11には排出することもできる。
【0012】
これらの装置は、図5に示すように各装置間をインタフェース信号線で接続することで制御されている。
【0013】
インタフェース信号線は後処理情報信号線とシーケンス信号線がある。後処理情報信号線は、シート取扱装置2及びシート取扱装置7が後処理動作を行うために必要なデータをシリアルで送信する信号線である。具体的な情報としては、用紙連量・排出モード・印刷モード(両面印刷あるいは片面印刷)などの後処理情報と、動作開始指示・停止指示・リセット指示・などの印刷動作指示がある。
【0014】
シーケンス信号線は、シート取扱装置2及びシート取扱装置7をリセットするリセット信号・画像形成装置1からシート取扱装置2及びシート取扱装置7へ用紙が排出されることを合図する用紙排出信号・シート取扱装置2及びシート取扱装置7の状態が変化したことを画像形成装置1に連絡する状態読み込み要求信号がある。
【0015】
画像形成装置1は、図示しない上位装置から印刷に関する命令や情報を受けそれに従い印刷動作を行っている。本発明は画像形成装置1、シート取扱装置2及びシート取扱装置7のインタフェース処理に関するものであり、上位装置と画像形成装置1間のインタフェース処理に関する説明は省略する。
【0016】
上述の制御構成をもとにシート取扱装置2の用紙矯正機構3の動作を説明する。印刷が開始すると後処理情報信号線によって画像形成装置1からシート取扱装置2に印刷開始指示コマンドが送信され、このコマンドによってシート取扱装置2はテーブルスタック6を上昇させ用紙の受け入れる準備を開始し、準備が完了したことを画像形成装置1に連絡する。準備完了の報告を画像形成装置1が受けとると、画像形成装置1は、シート収容部4より用紙を繰り出し、1枚の用紙を繰り出す毎にその用紙に対する後処理情報をシート取扱装置2に送信する。
【0017】
この後処理情報のうち用紙連量、排出モード、片面印刷や両面印刷などの後処理情報からシート取扱装置2は、用紙矯正機構3の動作を制御する。
【0018】
本発明の画像形成装置1から送り込まれる用紙は、画像形成装置1よってカール量が異なることがわかっている。例えば、用紙の片面印刷させた後、フェイス・ダウン排紙モードにて排紙させた場合には、上向きにカールしやすくなる。この場合は、シート取扱装置2の用紙矯正機構3のゲート5をONさせ、図3の矢印の方向に用紙を搬送させカールのない用紙をスタックテーブル6へ搬送し用紙を積載させるようにする。また、両面印刷の場合には図示していない画像形成装置1内の用紙矯正機構を通して排出されるため用紙のカールは殆どない。この場合は、シート取扱装置2の用紙矯正機構3のゲート5をOFFさせ、図4の矢印の方向に用紙を搬送させカールのない状態の用紙をそのままスタックテーブル6へ搬送し用紙を積載させるにする。
【0019】
つまり、画像形成装置1からの排出モード、片面印刷や両面印刷などの後処理情報をもとに用紙矯正機構3の動作を変えることで画像形成装置1から送り込まれてくる用紙も良好な用紙整列性を実現可能することができる。
【0020】
さらに、用紙矯正機構3は、その機能上から搬送パスは狭く、急なカーブを描いた搬送パスであるために用紙連量の大きい、いわゆる厚紙は用紙矯正機構3を搬送することが不可能であることや用紙連量が大の用紙自体はカールしにくいことから所定の用紙連量より大の用紙は、用紙矯正機構3のゲート5をOFFさせ、図4の矢印の方向に用紙を搬送させスタックテーブル6へ搬送し用紙を積載させるにする。
【0021】
つまり、画像形成装置1からの用紙連量の後処理情報をもとに用紙矯正機構3の動作を変えることで画像形成装置1から送り込まれてくる用紙連量の大きい用紙でも良好な用紙整列性を実現可能することができる。
【0022】
また、シート取扱装置7は、ステープル処理を施し、平綴じした束を外部トレイ10に排出することができる。また、ステープル処理をせずに外部トレイ10あるいは外部トレイ11には排出することもできる。ここで、シート取扱装置7に用紙を搬送させる場合を説明する。前段のシート取扱装置2の用紙矯正機構3で用紙を矯正してから増設搬送パス9を通過してシート取扱装7に送り込むと、逆に下向きカールが大きくなるため、シート取扱装置7に送り込む用紙はシート取扱装置2の用紙矯正機構3で用紙を矯正しないようにするようにしている。
【0023】
従って、シート取扱装置が複数台接続された場合、画像形成装置の直後のシート取扱装置は後段に接続されたシート取扱装置によって用紙矯正機構を制御することで後段に接続されたシート取扱装置が良好な用紙整列性を実現可能することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、画像形成装置から送り込まれてくるいかなる用紙も良好な用紙整列性を実現可能とし、複数台のシート取扱装置が接続された場合でも良好な用紙整列性を実現可能な画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート取扱装置と画像形成装置の全体構成図。
【図2】本発明のシート取扱装置の詳細図。
【図3】本発明の用紙矯正機構ON時の詳細図。
【図4】本発明の用紙矯正機構OFF時の詳細図。
【図5】本発明の制御構成図。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 シート取扱装置
3 用紙矯正機構
4 シート収容部
5 ゲート
6 スタックテーブル
7 シート取扱装置
8 サンプルトレイ
9 増設搬送パス
10 外部トレイ
11 外部トレイ
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙矯正機構を有し用紙積載機能を具備したシート取扱装置と前記シート取扱装置と機能の異なるシート取扱装置と画像形成装置からなる画像形成に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機等に代表される画像形成装置から送り込まれてくる用紙を積載収容する用紙積載テーブル(以下スタックテーブルと称す)上に排出された用紙積載量の増加に伴いスタックテーブルを下降させながら、スタックテーブル上に用紙を積み重ねて収容するようにしたシート取扱装置を接続し、印刷後のシートの取扱性や作業効率等を向上させるようにした画像形成装置システムが実用化されている。また、画像形成システムには同様な用紙積載機能を有したシート取扱装置を複数接続できるものも運用されている。
【0003】
このシステムに用いられる画像形成装置は、用紙の表裏両面にトナー像を記録形成する両面印刷モードや、トナー像を有する面を上に向けて排紙(以下フェイス・アップ排紙モードと称す)させたり、逆にトナー像を有する面を下に向けて排紙(以下フェイス・ダウン排紙モードと称す)させる排紙モード等を、オペレータが自由に選択することが出来るように構成されている。また、画像形成装置は一般に熱定着ローラ方式が採用されている。この種の熱定着ローラ方式を経て排出された用紙は、加熱作用による熱収縮、用紙自体の構成繊維方向や画像形成装置の搬送パス系が起因し、シート取扱装置に送り込まれてくる用紙はカールする傾向がある。このため、シート排紙装置には画像形成装置から送り込まれてくる用紙のカールを矯正するための用紙矯正機構が実装されているものが実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、画像形成装置からシート取扱装置に送り込まれてくる用紙のカールは、上述したように、加熱作用による熱収縮、用紙自体の構成繊維方向や画像形成装置の搬送パス系が起因するため、常に用紙矯正機構を用いて用紙を積載するとかえってカールしていない用紙を逆にカールさせてしまうことになり、用紙の整列性が劣るばかりでなく、積載された用紙もカールしているために後から搬送されてくる用紙が衝突し、ジャムが発生することがあった。
【0005】
また、用紙矯正機構は用紙厚みがあるものは、その機構上用紙を搬送することができないため画像形成装置で使用できる用紙が限定されていた。
【0006】
さらに、異なるシート取扱装置が複数接続された場合も、後段のシート取扱装置に送り込まれてくる用紙は、用紙自体の構成繊維方向や前段のシート取扱装置の搬送パス系などにより影響を受けるため用紙がカールし用紙の整列性が劣ることや用紙ジャムが発生することがあった
従って本発明の目的は、画像形成装置から送り込まれてくるいかなる用紙も良好な用紙整列性を実現可能とし、さらには、異なる機能のシート取扱装置が接続された場合でもそれぞれのシート取扱装置で良好な用紙整列性を実現可能とする画像形成システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、用紙矯正機構を有し用紙積載機能を具備したシート取扱装置と前記シート取扱装置と機能の異なるシート取扱装置と画像形成装置からなる画像形成システムにおいて、画像形成装置からシート取扱装置に送られる後処理情報をもとに該シート取扱装置が用紙矯正機構を制御することにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本実施例を図1と図2に示すような画像形成装置1、シート取扱装置2とシート取扱装置7によって構成される画像形成装置システムを用いて説明する。
【0009】
この画像形成装置1は、用紙の表裏両面にトナー像を記録形成する両面印刷モードや、トナー像を有する面を上に向けて排紙(以下フェイス・アップ排紙モードと称す)させたり、逆にトナー像を有する面を下に向けて排紙(以下フェイス・ダウン排紙モードと称す)させる排紙モード等を、オペレータが自由に選択することが出来るように構成されている。また、画像形成装置1は一般に熱定着ローラ方式が採用されている。
【0010】
シート取扱装置2は画像形成装置1の直後に接続される装置で、画像形成装置から送り込まれてくる用紙を積載収容する用紙積載テーブル6(以下スタックテーブルと称す)上に排出された用紙積載量の増加に伴いスタックテーブル6を下降させながら、スタックテーブル6上に用紙を積み重ねて収容する機構を有している。また、このシート取扱装置2はシート排紙装置には画像形成装置1から送り込まれてくる用紙のカールを矯正するための用紙矯正機構3が実装されている。
【0011】
シート取扱装置7は上述したシート取扱装置2とは仕様が異なり、シート取扱装置2から増設搬送パス9を搬送され送り込まれてきた用紙にステープル処理を施し、平綴じした束を外部トレイ10に排出することができる。また、ステープル処理をせずに外部トレイ10あるいは外部トレイ11には排出することもできる。
【0012】
これらの装置は、図5に示すように各装置間をインタフェース信号線で接続することで制御されている。
【0013】
インタフェース信号線は後処理情報信号線とシーケンス信号線がある。後処理情報信号線は、シート取扱装置2及びシート取扱装置7が後処理動作を行うために必要なデータをシリアルで送信する信号線である。具体的な情報としては、用紙連量・排出モード・印刷モード(両面印刷あるいは片面印刷)などの後処理情報と、動作開始指示・停止指示・リセット指示・などの印刷動作指示がある。
【0014】
シーケンス信号線は、シート取扱装置2及びシート取扱装置7をリセットするリセット信号・画像形成装置1からシート取扱装置2及びシート取扱装置7へ用紙が排出されることを合図する用紙排出信号・シート取扱装置2及びシート取扱装置7の状態が変化したことを画像形成装置1に連絡する状態読み込み要求信号がある。
【0015】
画像形成装置1は、図示しない上位装置から印刷に関する命令や情報を受けそれに従い印刷動作を行っている。本発明は画像形成装置1、シート取扱装置2及びシート取扱装置7のインタフェース処理に関するものであり、上位装置と画像形成装置1間のインタフェース処理に関する説明は省略する。
【0016】
上述の制御構成をもとにシート取扱装置2の用紙矯正機構3の動作を説明する。印刷が開始すると後処理情報信号線によって画像形成装置1からシート取扱装置2に印刷開始指示コマンドが送信され、このコマンドによってシート取扱装置2はテーブルスタック6を上昇させ用紙の受け入れる準備を開始し、準備が完了したことを画像形成装置1に連絡する。準備完了の報告を画像形成装置1が受けとると、画像形成装置1は、シート収容部4より用紙を繰り出し、1枚の用紙を繰り出す毎にその用紙に対する後処理情報をシート取扱装置2に送信する。
【0017】
この後処理情報のうち用紙連量、排出モード、片面印刷や両面印刷などの後処理情報からシート取扱装置2は、用紙矯正機構3の動作を制御する。
【0018】
本発明の画像形成装置1から送り込まれる用紙は、画像形成装置1よってカール量が異なることがわかっている。例えば、用紙の片面印刷させた後、フェイス・ダウン排紙モードにて排紙させた場合には、上向きにカールしやすくなる。この場合は、シート取扱装置2の用紙矯正機構3のゲート5をONさせ、図3の矢印の方向に用紙を搬送させカールのない用紙をスタックテーブル6へ搬送し用紙を積載させるようにする。また、両面印刷の場合には図示していない画像形成装置1内の用紙矯正機構を通して排出されるため用紙のカールは殆どない。この場合は、シート取扱装置2の用紙矯正機構3のゲート5をOFFさせ、図4の矢印の方向に用紙を搬送させカールのない状態の用紙をそのままスタックテーブル6へ搬送し用紙を積載させるにする。
【0019】
つまり、画像形成装置1からの排出モード、片面印刷や両面印刷などの後処理情報をもとに用紙矯正機構3の動作を変えることで画像形成装置1から送り込まれてくる用紙も良好な用紙整列性を実現可能することができる。
【0020】
さらに、用紙矯正機構3は、その機能上から搬送パスは狭く、急なカーブを描いた搬送パスであるために用紙連量の大きい、いわゆる厚紙は用紙矯正機構3を搬送することが不可能であることや用紙連量が大の用紙自体はカールしにくいことから所定の用紙連量より大の用紙は、用紙矯正機構3のゲート5をOFFさせ、図4の矢印の方向に用紙を搬送させスタックテーブル6へ搬送し用紙を積載させるにする。
【0021】
つまり、画像形成装置1からの用紙連量の後処理情報をもとに用紙矯正機構3の動作を変えることで画像形成装置1から送り込まれてくる用紙連量の大きい用紙でも良好な用紙整列性を実現可能することができる。
【0022】
また、シート取扱装置7は、ステープル処理を施し、平綴じした束を外部トレイ10に排出することができる。また、ステープル処理をせずに外部トレイ10あるいは外部トレイ11には排出することもできる。ここで、シート取扱装置7に用紙を搬送させる場合を説明する。前段のシート取扱装置2の用紙矯正機構3で用紙を矯正してから増設搬送パス9を通過してシート取扱装7に送り込むと、逆に下向きカールが大きくなるため、シート取扱装置7に送り込む用紙はシート取扱装置2の用紙矯正機構3で用紙を矯正しないようにするようにしている。
【0023】
従って、シート取扱装置が複数台接続された場合、画像形成装置の直後のシート取扱装置は後段に接続されたシート取扱装置によって用紙矯正機構を制御することで後段に接続されたシート取扱装置が良好な用紙整列性を実現可能することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、画像形成装置から送り込まれてくるいかなる用紙も良好な用紙整列性を実現可能とし、複数台のシート取扱装置が接続された場合でも良好な用紙整列性を実現可能な画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート取扱装置と画像形成装置の全体構成図。
【図2】本発明のシート取扱装置の詳細図。
【図3】本発明の用紙矯正機構ON時の詳細図。
【図4】本発明の用紙矯正機構OFF時の詳細図。
【図5】本発明の制御構成図。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 シート取扱装置
3 用紙矯正機構
4 シート収容部
5 ゲート
6 スタックテーブル
7 シート取扱装置
8 サンプルトレイ
9 増設搬送パス
10 外部トレイ
11 外部トレイ
Claims (3)
- 用紙矯正機構を有し用紙積載機能を具備したシート取扱装置と前記シート取扱装置と機能の異なるシート取扱装置と画像形成装置からなる画像形成システムにおいて、画像形成装置からシート取扱装置に送られる後処理情報をもとに該シート取扱装置が用紙矯正機構を制御することを特徴とする画像形成システム。
- 請求項1において、シート取扱装置は、後処理情報のうち用紙の連量、印刷モードをもとに該シート取扱装置が用紙矯正機構を制御することを特徴とする画像形成システム。
- 請求項1において、シート取扱装置は、後段に接続されるシート取扱装置に応じて用紙矯正機構を制御することを特徴とする画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002165173A JP2004010241A (ja) | 2002-06-06 | 2002-06-06 | 画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002165173A JP2004010241A (ja) | 2002-06-06 | 2002-06-06 | 画像形成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004010241A true JP2004010241A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30433076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002165173A Pending JP2004010241A (ja) | 2002-06-06 | 2002-06-06 | 画像形成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004010241A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008308304A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Ricoh Printing Systems Ltd | 用紙収納装置 |
-
2002
- 2002-06-06 JP JP2002165173A patent/JP2004010241A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008308304A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Ricoh Printing Systems Ltd | 用紙収納装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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A977 | Report on retrieval |
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