JP2004010002A - エアバッグ装置 - Google Patents

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JP2004010002A JP2002170342A JP2002170342A JP2004010002A JP 2004010002 A JP2004010002 A JP 2004010002A JP 2002170342 A JP2002170342 A JP 2002170342A JP 2002170342 A JP2002170342 A JP 2002170342A JP 2004010002 A JP2004010002 A JP 2004010002A
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folding
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Kanichi Fukuda
福田 完一
Eisuke Kurata
蔵田 英輔
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】エアバッグの展開過程での形状や方向性を任意にコントロールできるようにする。
【解決手段】乗員に対向する第1基布と、その反対側の第2基布とを外周の縫製部で縫製したエアバッグ32を縦長に折り畳んだ状態で、長方形の規制部材39を中央部に巻き付けてエアバッグ32を束ねるように固定した後に、エアバッグ32を上下方向に折り畳む。エアバッグ32が膨張する過程で、規制部材39で束ねられたエアバッグ32は先ず上下方向に膨張し、張力に耐えられなくなった規制部材39の破断部39bが破断した後に左右方向に膨張する。このように規制部材39を設けることで、エアバッグ32の展開過程での形状や方向性を任意にコントロールすることが可能となる。
【選択図】   図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の衝突時に折り畳んだエアバッグをインフレータが発生するガスで膨張させて車室内に展開させるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の衝突時にステアリングホイールの中央部から車室内に展開して乗員を拘束するエアバッグは、一般に2枚の円形の基布を外周において縫製したもので、その一方の基布の中央の開口に固定されたインフレータが発生するガスで偏平な球状に膨張する。
【0003】
ところで、エアバッグによって拘束される乗員の上半身は上下方向に延びているため、展開するエアバッグを先ず上下方向に展開させ、それに続いて左右方向に展開させることで、乗員の拘束性能を高めることができる。このように、エアバッグの展開の形状や方向性をコントロールするために、従来はエアバッグの折り畳み順序を工夫していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、エアバッグの折り畳み順序を工夫するだけでは、エアバッグの展開過程での形状や方向性を充分にコントロールすることが難しく、更に確実な手法の開発が望まれていた。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、エアバッグの展開過程での形状や方向性を任意にコントロールできるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車両の衝突時に折り畳んだエアバッグをインフレータが発生するガスで膨張させて車室内に展開させるエアバッグ装置において、エアバッグを折り畳む過程の途中段階で、エアバッグの折り畳み形状を規制部材で規制し、エアバッグは膨張時に規制部材を破断して膨張することを特徴とするエアバッグ装置が提案される。
【0007】
上記構成によれば、折り畳んだエアバッグがインフレータが発生するガスで折り畳みを解きながら膨張して車室内に展開するときに、エアバッグは規制部材によって折り畳み形状を規制されながら膨張し、最終的に張力に耐えられなくなった規制部材を破断して展開するので、エアバッグの展開過程での形状や方向性を任意にコントロールすることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】
図1〜図9は本発明の第1実施例を示すもので、図1は自動車の車室前部の斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3はエアバッグモジュールの分解斜視図、図4はエアバッグの分解斜視図、図5はエアバッグの折り畳み順序を示す第1分図、図6はエアバッグの折り畳み順序を示す第2分図、図7はエアバッグの折り畳み順序を示す第3分図、図8は図6の8部詳細図、図9はエアバッグの展開時の作用説明図である。
【0010】
図1に示すように、運転席シート11の前方に配置されたステアリングホイール12の内部に運転席用のエアバッグモジュール13が収納される。
【0011】
図2および図3に示すように、ステアリングホイール12は、ステアリングシャフト14の後端にナット15で固定されたボス部16と、ボス部16に固定されたフロントカバー17と、フロントカバー17の後面にボルト18…で固定されたリヤカバー19と、フロントカバー17から放射状に延びる複数のスポーク部20…と、スポーク部20…の外周に連なるステアリングホイール本体部21とを備える。リヤカバー19の内周面にリテーナ22がボルト18…で共締めされており、このリテーナ22にエアバッグモジュール13が支持される。リヤカバー19の内面には、エアバッグ32の膨張時に破断する薄肉のティアライン19a(図2参照)が形成される。
【0012】
エアバッグモジュール13は、燃焼により高圧ガスを発生する推薬を充填したインフレータ31と、基布を縫製して構成したエアバッグ32と、エアバッグ32の基部を固定する固定リング33とを備える。リテーナ22の前面および後面に、インフレータ31の外周に形成したフランジ31aと固定リング33とが重ね合わされ、固定リング33に設けたボルト34…およびナット35…で固定される。このとき、リテーナ22の後面と固定リング33との間にエアバッグ32の基部が挟まれて固定される。
【0013】
図4に示すように、円形のエアバッグ32は後ろ側(乗員に対向する側)の第1基布36と、その前面に重ね合わされる第2基布37とを備え、第1、第2基布36,37は外周の縫製部38で一体に縫製される。エアバッグ32の基部となる第2基布37の中央にはインフレータ31を囲む円形の開口37aと、エアバッグ32の膨張時にガスの一部を逃がすベントホール37b,37bと、ボルト34…が貫通するボルト孔37c…とが形成される。長方形の規制部材39は、その中央部にスリットを形成することで容易に破断可能な細幅の破断部39a…を備えるとともに、その両端に4個のボルト孔39b…を備える。
【0014】
次に、エアバッグ32の折り畳み順序を、図5〜図8に基づいて説明する。
【0015】
先ず、図5(a)に示すように平坦に広げたエアバッグ32の内部に、第2基布37の開口37aから固定リング33を挿入し、固定リング33に設けた4本のボルト34…を第2基布37の4個のボルト孔37c…に挿通しておく。続いて、図5(b)に示すようにエアバッグ32を45°傾斜した2本の折り線L1,L1により前側に折り畳み、更に、図5(c)に示すようにエアバッグ32を前記2本の折り線L1,L1と直交する2本の折り線L2,L2で前側に折り畳む。
【0016】
上述のようにして正方形になったエアバッグ32の左半部を、図6(d)に示すように折り線L3で後側に折り畳んだ後、図6(d)〜(f)に示すように先端側から左向きに巻き取るように折り畳む。続いて、エアバッグ32の右半部を、図6(g)に示すように左半部と左右対称に折り畳む。このようにしてエアバッグ32が縦長の状態になると、その中央部に長方形の規制部材39を巻き付け、両端の4個のボルト孔39b…に固定リング33の4本のボルト34…を貫通させる。この状態で、規制部材39の破断部39a…は縦長に折り畳まれたエアバッグ32の上下中心線上に位置している。
【0017】
続いて、エアバッグ32の上半部を、図7(h)に示すように、折り線L4で後側に折り畳んだ後、図7(h)〜(l)に示すように先端側から上向きに巻き取るように折り畳む。続いて、エアバッグ32の下半部を、図7(m)〜(o)に示すように上半部と略上下対称に折り畳み、正方形のブロック状にしてエアバッグ32の折り畳みを完了する。尚、実施例では上半部の折り畳み回数(図7(h)〜(l)参照)は、下半部の折り畳み回数(図7(m)〜(o)参照)よりも多くなっている。
【0018】
折り畳みを完了したエアバッグ32の第2基布37の開口37aから内部にインフレータ31を挿入した状態で、固定リング33に設けられて第2基布37の4個のボルト孔37c…および規制部材39の4個のボルト孔39b…を貫通する4本のボルト34…を、更にリテーナ22およびインフレータ31のフランジ31aを貫通させてナット35…で締結することで、第2基布37の開口37aの周囲と規制部材39の両端とが固定リング33およびリテーナ22間に挟まれて固定される。
【0019】
しかして、車両の衝突時に所定値以上の加速度が検出されるとインフレータ31が点火し、折り畳まれたエアバッグ32がインフレータ31が発生するガスで膨張を開始する。エアバッグ32が膨張する圧力を受けたリヤカバー19はティアライン19aが破断し、そこに形成された開口からエアバッグ32が車室内に展開する。
【0020】
図9に示すように、エアバッグ32が膨張する過程で折り畳みが解けるときに、縦長の状態に折り畳まれたエアバッグ(図8参照)が規制部材39によって束ねられているため、エアバッグ32は左右方向に膨張することができずに先ず上下方向に膨張する。その後、規制部材39の破断部39a…ガスの圧力に耐えきれずに破断すると、エアバッグ32は左右方向に膨張して鎖線で示す最終的な形状に展開する。このように、規制部材39の作用でエアバッグ32の膨張過程をコントロールすることで、先ずエアバッグ32を上下方向に膨張させた後に左右方向に膨張させることが可能となり、上下方向に延びる乗員の身体を確実に拘束することができる。
【0021】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0022】
例えば、実施例では運転席用のエアバッグモジュール13を例示したが、本発明は助手席用あるいはその他の用途のエアバッグモジュールに対しても適用することができる。
【0023】
また規制部材39の形状は第1実施例のものに限定されず、図10に示す第2実施例のように適宜変更することができる。
【0024】
また実施例ではエアバッグ32を上下方向に膨張させた後に左右方向に膨張させているが、その順序は必用に応じて適宜変更可能である。
【0025】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、折り畳んだエアバッグがインフレータが発生するガスで折り畳みを解きながら膨張して車室内に展開するときに、エアバッグは規制部材によって折り畳み形状を規制されながら膨張し、最終的に張力に耐えられなくなった規制部材を破断して展開するので、エアバッグの展開過程での形状や方向性を任意にコントロールすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車室前部の斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】エアバッグモジュールの分解斜視図
【図4】エアバッグの分解斜視図
【図5】エアバッグの折り畳み順序を示す第1分図
【図6】エアバッグの折り畳み順序を示す第2分図
【図7】エアバッグの折り畳み順序を示す第3分図
【図8】図6の8部詳細図
【図9】エアバッグの展開時の作用説明図
【図10】本発明の第2実施例に係る、前記図8に対応する図
【符号の説明】
31    インフレータ
32    エアバッグ
39    規制部材

Claims (1)

  1. 車両の衝突時に折り畳んだエアバッグ(32)をインフレータ(31)が発生するガスで膨張させて車室内に展開させるエアバッグ装置において、
    エアバッグ(32)を折り畳む過程の途中段階で、エアバッグ(32)の折り畳み形状を規制部材(39)で規制し、エアバッグ(32)は膨張時に規制部材(39)を破断して膨張することを特徴とするエアバッグ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010083439A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Toyota Motor Corp 助手席用エアバッグ装置
JP2011213211A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Takata Corp エアバッグ及びエアバッグ装置

Cited By (3)

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