JP2004009582A - インクジェット記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクヘッドの目詰まり、印字の滲みがなく、印刷後の画像安定性(耐擦性など)に優れ、しかも、あらゆる記録材料に安定して高精細印字が可能なインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】少なくとも光重合性化合物及び色剤とを含有してなるインクを、記録ヘッドのノズルより噴射し被記録体上に画像を形成するインクジェット記録方法において、インクジェット方式が圧電体の圧電作用を利用する方式であり、インクジェットノズル径(R)が20〜50μmであり、かつ該圧電体のインク噴射方向の長さ(L)が2.0〜5.0mmであることを特徴とするインクジェット記録方法。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インク吸収性のない媒体を含めたあらゆる媒体への記録に適したインクを用いるインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録用インク組成物としては、水溶性液体インク組成物が広く使われている。又、室温で固体のワックス等を素材としたホットメルト型インク組成物を用い、加熱等により液化し、何らかのエネルギーを加えて噴射させ、記録媒体上に付着しつつ冷却固化し、記録ドットを形成するホットメルト型インクジェット記録方式も提案されている。この方式のインクは室温で固体状であるので取扱い時に汚れないし、又、溶融時のインクの蒸発量を最小限にできるのでノズルの目詰まりがない。更に、付着後直ちに固化するから「滲み」もなく、和紙から画用紙、葉書、プラスチックシートといった様々な記録媒体を前処理等なしで用いることができる等の利点がある。米国特許4,391,369号、同4,484,948号には、紙質に関係なく良好な印刷品質を提供するインク組成物が記述されている。
【0003】
又、特開昭56−93776号には、金属面に接着性の良い紫外線硬化樹脂型インク組成物が開示されており、更に、紫外線を露光することによって硬化するインクジェット記録用インクとして、米国特許4,228,438号に開示されるように、エポキシ変性アクリル樹脂およびウレタン変性アクリル樹脂をバインダーとして使用し、かつ5μm以下の粒子径の顔料を着色成分としたインク、又は特開昭58−32674号に開示されるカチオン重合性のエポキシ樹脂をバインダーに用いたインク、特開平5−186725号に記載される様に、水溶性又は非水溶性染料を使用したもの等があり、普通紙や再生紙への印字を容易にしたものが開示されている。
【0004】
上記のように、インクジェット専用紙等を使用せず、プラスチックシート等の様々な記録媒体に写真画質の高精細印字が可能なインクジェット記録方法が望まれている。
【0005】
水系インクを印刷に用いた場合、インク吸収性のない被記録体に対しては印刷が困難で、専用紙を使用する場合にも大型のインク乾燥装置が必要である。又、滲みの問題から高精細印刷は困難で、解像度に限界があるため、用途が限定される。
【0006】
ワックスを用いたホットメルトタイプのインクは、インク吸収性のない被記録体に対しても印刷が可能で、しかも高速印刷が可能であるが、耐擦性が非常に低く、印刷後の信頼性を得るのが難しく、又、平滑性も劣る。更に、ホットメルトタイプのインクでは10plより少ない液滴量を安定に射出させることは困難である。
【0007】
一方、有機顔料を着色剤として用いるインクジェット記録方式は、特に耐候性の点で、染料を用いたインクジェット記録方式に比べて多くの利点があるので、OA機器、一般家庭用プリンタ、ファクシミリ等、オフィス用プリンタに止まらず、室内外用ポスター、大型看板、車、ガラス、エレベータ、壁及び建物の装飾、更には布へのプリント等への応用が期待されている。UV(紫外線)等の光で記録液を硬化させる方式は、インク吸収性のない被記録体に対しては印刷が可能である。しかし、顔料を使用した、特に、水及び有機溶媒を実質的に含まず、かつUV等の光で記録液を硬化させるインクジェット記録方式においては、高精細印字についての前例は無い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の課題を全て解決すべく為されたものであり、その目的とするところは、インクヘッドの目詰まり、印字の滲みがなく、印刷後の画像安定性(耐擦性など)に優れ、しかも、あらゆる記録材料に安定して高精細印字が可能なインクジェット記録方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
【0010】
1)少なくとも光重合性化合物及び色剤とを含有してなるインクを、記録ヘッドのノズルより噴射し被記録体上に画像を形成するインクジェット記録方法において、インクジェット方式が圧電体の圧電作用を利用する方式であり、インクジェットノズル径(R)が20〜50μmであり、かつ該圧電体のインク噴射方向の長さ(L)が2.0〜5.0mmであるインクジェット記録方法。
【0011】
2)インクジェットノズル径(R)と圧電体のインク噴射方向の長さ(L)の比が5<R/L<20である1)記載のインクジェット記録方法。
【0012】
3)1ドット当たりの射出量が20〜2pl(ピコリットル)である1)又は2)記載のインクジェット記録方法。
【0013】
4)被記録体上に形成されるドット径が50〜200μmである1)、2)又は3)記載のインクジェット記録方法。
【0014】
5)30℃における粘度が10〜500mPa・Sの液体であるインクを加熱手段により40〜150℃に加熱し、該インクを記録ヘッドのノズルより噴射する1)〜4)の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
【0015】
6)インクが実質的に水及び有機溶媒を含有しない1)〜5)の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
【0016】
7)被記録体がインク吸収性のないものである1)〜6)の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
【0017】
8)インク中の色剤が顔料であり、該顔料の平均分散粒径が200nm以下で、かつ添加量が0.5〜30質量%である1)〜7)の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
【0018】
9)被記録体上に画像を形成した後、紫外線を照射する1)〜8)の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
【0019】
以下、本発明をより詳細に説明する。
まず、図面を用いて説明する。図1は、本発明に用いられる剪断モード型インクジェット記録装置のインクジェットヘッドの構成を示す斜視図である。図において、1は圧電性セラミック基板、2はノズルプレート、3はノズル、4は溝(インク流路)、5は側壁、6はカバープレート、7はインク供給部(以下、マニホールドと言う。)、8はインク導入口である。
【0020】
圧電性セラミック基板1には、ダイヤモンドブレード等により切削加工され、複数の溝4が全て同じ形状で平行に形成され、溝4の側面となる側壁5は上方向に分局されている。溝4の深さは圧電性セラミック基板の一方の端面12に近づくにつれて徐々に浅くなって、端面12近傍では浅溝10とされている。溝4の内面には、その両側面の上半分に金属電極9がスパッタリング等によって形成されている。又、浅溝10の内面には、その側面及び底面に金属電極11がスパッタリング等によって形成されており、金属電極9と金属電極11は連通している。
【0021】
カバープレート6は、セラミック材料又は樹脂材料等から形成され、研削又は切削加工等によって、インク導入口8及びマニホールド7が形成されている。そして、圧電性セラミック基板1の溝4が加工された面とカバープレート6のマニホールド7が加工された面とが接着され、溝4の上面がカバープレート6で覆われてインク流路となる。
【0022】
圧電性セラミック基板1及びカバープレート6の端面に、各インク流路4の位置に対応する位置にノズル3が設けられたノズルプレート2が接着される。ノズルプレートはPET等のポリアルキレンテレフタレート、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、酢酸セルロース等のプラスチックによって形成されている。
【0023】
圧電性セラミック基板1の溝4の加工側と反対側の面には、各インク流路4の位置に対応する位置に導電層のパターン14が形成された基板13がエポキシ系接着剤等によって接着されており、導電層のパターン14と浅溝10の金属電極11とはワイヤボンディングの導線15で接続されている。
【0024】
図2は、図1のインク導入口わきの破線X−X′に沿って垂直に切った断面図であるが、本発明のインクジェットノズル径(R)とは3を指し、圧電体のインク噴射方向の長さ(L)とは、図2に示す通りである。
【0025】
次に、本発明の特徴について順次説明する。
本発明のインクジェットノズル径(R)は、インクが射出されるノズル穴が円の場合は直径を、楕円の場合はその短径を指す。Rは20〜50μmであるが、好ましくは20〜40μmである。20μm未満では安定射出が困難となり、50μmを超えると高精細印字が困難となる。
【0026】
圧電体のインク噴射方向の長さ(L)は2.0〜5.0mmである。2.0mm未満では射出が困難となり、5.0mmを超えるとノズルの目詰まりが劣化してしまう。
【0027】
該圧電体のインク噴射方向の長さ(L)と該インクジェットノズル径(R)の比が5<R/L<20であることが好ましい。更に好ましくは7<R/L<20である。この比が5以下ではノズルの目詰まりが劣化する傾向に、又、20以上の場合は射出性が悪くなる傾向がある。
【0028】
1ドット当たりの射出量が20〜2plであることが好ましい。より好ましくは10pl以下、更に好ましくは7pl〜4plである。20plを超えると高精細印字が困難となり、2pl未満では形成される画像の濃度が低くなってしまう。
【0029】
被記録体上に形成されるドット径が50〜200μmであることが好ましい。より好ましくは50〜150μm、更に好ましくは55〜100μmである。50μm未満では形成される画像の濃度が低くなり、又、200μmを超えると高精細印字が難しい。
【0030】
本発明のインクは、実質的に水及び有機溶媒を含有しないことが望ましい。実質的に含有しないとは、水及び有機溶媒の含有量が1質量%未満である。又、ここで言う有機溶媒とは、以下に示すものである。
【0031】
グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の高沸点低揮発性の多価アルコール類。又、これらのモノエーテル化物、ジエーテル化物及びエステル化物、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングコールモノブチルエーテル等。メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類;メチルカルビトール、エチルカルビトール等のカルビトール類;モルホリン、N−エチルモルホリン等のモルホリン類;N−メチル−2−ピロリドンなどのピロリドン類。エタノール、プロパノール、i−プロパノール、ブタノール等の高揮発性の1価アルコール類。酢酸エチル、酢酸ブチル、安息香酸メチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、エチレングリコールエーテル類、エチレングリコールアセテート類、プロピレングリコールエーテル類、プロピレングリコールアセテート類等。
【0032】
本発明においては、インクジェットプリンターのインク吐出の駆動力として、インクに対しての適用範囲が広く、高速射出が可能な圧電体の圧電作用を利用する方式が好ましい。それは具体的には、例えば特公平4−48622号に記載されるように、圧電性基体上に形成された微細な溝の内部に電極膜が形成され、更に絶縁膜で覆われてインク流路とするインクジェットヘッド方式である。
【0033】
照射線源としては、紫外線、電子線、X線、可視光、赤外光など、様々な線源を用いることが可能であるが、硬化性、線源のコスト等を考慮すると、紫外線(UV)が好ましい。紫外線線源としては、水銀ランプ、メタルハライドランプ、エキシマーランプ、紫外線レーザー・LED等を用いることが出来る。
【0034】
基本的な照射方法は、特開昭60−132767号に開示されている。これによると、ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方式でヘッドと光源を走査する。照射は、インク着弾後、一定時間を置いて行われることになる。更に、駆動を伴わない別光源によって硬化を完了させる。WO99/54415号には、照射方法として光ファイバーを用いた方法や、コリメートされた光源をヘッドユニット側面に設けた鏡面に当て、記録部へUV光を照射する方法が開示されている。本発明の記録方法においては、これらの照射方法を用いることができる。具体的には、帯状のメタルハライドランプ管、UVランプ管が好ましい。線源は、実質的に記録装置に固定化し、稼動部を無くすことで、安価な構成とすることが可能である。
【0035】
照射は、各色が印字毎に行われることが好ましく、つまり、何れの露光方式でも、線源は2種用意し、第2の線源によって硬化を完了させることが好ましい形態の一つである。これは、2色目の着弾インクの濡れ性、インク間の接着性を得ることと、線源を安価に組むことに寄与する。
【0036】
尚、第1の線源と、第2の光源とは、露光波長又は露光照度を変えることが好ましい。第1の照射エネルギーを第2の照射エネルギーより小さく、即ち第1の照射エネルギーを照射エネルギー総量の1〜20%、好ましくは1〜10%、更に好ましくは1〜5%とする。照度を変えた照射を行うことで、硬化後の分子量分布が好ましいものとなる。即ち、一度に高照度の照射を行うと、重合率は高められるものの、重合したポリマーの分子量は小さく、強度が得られない。インクジェットインクのように極端に粘度の低い組成では、顕著な効果が得られる。
【0037】
又、第1の照射は、第2の照射より長波長とすることで、第1の照射ではインクの表層を硬化させてインクの滲みを抑えられ、第2の照射では照射線が届き難い記録媒体近傍のインクを硬化させ、密着性を改善することが出来る。インク内部の硬化促進のためにも、第2の照射線波長は長波長であることが好ましい。
【0038】
本発明における記録方法の特徴は、上記インクを用い、一定温度にインクを加温すると共に、着弾から照射までの時間を0.01〜0.5秒、好ましくは0.01〜0.3秒、更に好ましくは0.01〜0.15秒後に放射線を照射することにある。このように着弾から照射までの時間を極短時間に制御することにより、着弾インクが硬化前に滲むことを防止するこが可能となる。又、多孔質な記録媒体に対しても光源の届かない深部までインクが浸透する前に露光することが出来るため、未反応モノマーの残留を抑えられ臭気を低減できる。これは、本発明のインクを用いることで大きな相乗効果をもたらすことになる。特に、25℃におけるインク粘度が35〜500mPa・sのインクを用いると、大きな効果を得ることが出来る。
【0039】
このような記録方法を取ることで、表面の濡れ性が異なる様々な記録媒体に対しても、着弾したインクのドット径を一定に保つことが出来、画質が向上する。尚、カラー画像を得るためには、明度の低い色から順に重ねていくことが好ましい。明度の低いインクを重ねると、下部のインクまで照射線が到達し難く、硬化感度の阻害、残留モノマーの増加及び臭気の発生、密着性の劣化が生じ易い。
【0040】
又、照射は、全色を射出してまとめて露光することが可能だが、1色毎に露光するほうが、硬化促進の観点で好ましい。
【0041】
又、複数色のヘッドから成るユニットでは、各色間を実質的に照射線透過性とすることが好ましい。具体的には、照射線透過性の部材でヘッド間を構成するか、部材を配置させない構成である。本発明の構成では、このような簡単な構成とすることで、各色毎に、着弾直後、速やかに照射するこが可能であり、特に2次色の滲み防止、双方向描画における、行きと帰りのドット滲み差を防止(行きと帰りの色が異なるのを防ぐ)できるので好ましい。
【0042】
本発明の記録方法では、上記インクを40〜150℃に加熱し、インク粘度を下げて射出することが射出安定性の点で好ましい。更に好ましくは、40〜100℃である。40℃未満及び150℃超過では射出が困難になる。照射線硬化型インクは、概して水性インクより粘度が高いため、温度変動による粘度変動幅が大きい。粘度変動は、そのまま液滴サイズ、液滴射出速度に大きく影響を与え、画質劣化を起こすので、インク温度を出来るだけ一定に保つことが必要である。インク温度の制御幅は設定温度±5℃、好ましくは設定温度±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃である。記録装置にはインク温度の安定化手段を備えるが、一定温度にする部位はインクタンク(中間タンクがある場合は中間タンク)からノズル射出面までの配管系、部材の全てが対象となる。
【0043】
温度コントロールのため、温度センサーを各配管部位に複数設け、インク流量、環境温度に応じた加熱制御をすることが好ましい。又、加熱するヘッドユニットは、装置本体、外気からの温度の影響を受けないよう、熱的に遮断もしくは断熱されていることが好ましい。加熱に要するプリンター立上げ時間を短縮するため、又、熱エネルギーのロスを低減するために、他部位との断熱を行うと共に、加熱ユニット全体の熱容量を小さくすることが好ましい。
【0044】
インク吸収性のない記録体ないしインク吸収性の低い記録体(あるいはインク非吸収性記録体)とは、インク吸収性のない材料ないしインク吸収性の低い材料(あるいはインク非吸収性材料)から成る記録体、又はインク吸収性のない材料ないしインク吸収性の低い材料(あるいはインク非吸収性材料)から成る表面層(印字層)を有する記録体であり、インク吸収性のない材料ないしインク吸収性の低い材料(あるいはインク非吸収性材料)としては、例えば各種のプラスチックや金属である。
【0045】
本発明におけるインクは、30℃での粘度が10〜500mPa・sの液体である。好ましくは40〜500mPa・sが好ましい。10mPa・s未満では滲みが劣化し、又、500mPa・sを越えると画質の平滑性が失われる。又、該インクは、60℃で3〜30mPa・sの液体であることが好ましく、より好ましくは、3〜20mPa・sである。3mPa・s未満では、高速射出に不具合を生じ、又、30mPa・s超過では射出性が劣化する。
【0046】
次に、本発明のインクに用いられる光重合性化合物、光重合開始剤について述べる。
【0047】
光重合性化合物は、ラジカル重合性化合物、例えば特開平7−159983号、特公平7−31399号、特開平8−224982号に記載される光重合性組成物を用いた光硬化型材料と、カチオン重合系の光硬化性樹脂が知られており、最近では、可視光以上の長波長域に増感された光カチオン重合系の光硬化性樹脂も、例えば特開平6−43633号、同8−324137号等に開示されている。
【0048】
ラジカル重合性化合物は、ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物であり、分子中にラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を少なくとも一つ有する化合物であればどの様なものでもよく、モノマー、オリゴマー、ポリマー等の化学形態を持つものが含まれる。ラジカル重合性化合物は1種のみ用いてもよく、又、目的とする特性を向上するために任意の比率で2種以上を併用してもよい。
【0049】
ラジカル重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸及びそれらの塩、エステル、ウレタン、アミドや無水物、アクリロニトリル、スチレン、更に種々の不飽和ポリエステル、不飽和ポリエーテル、不飽和ポリアミド、不飽和ウレタン等のラジカル重合性化合物が挙げられる。具体的には2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート、カルビトールアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ビス(4−アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステルアクリレート、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、エポキシアクリレート等のアクリル酸誘導体、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、アリルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、ジメチルアミノメチルメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、2,2−ビス(4−メタクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン等のメタクリル誘導体、その他、アリルグリシジルエーテル、ジアリルフタレート、トリアリルトリメリテート等のアリル化合物の誘導体が挙げられ、更に具体的には、山下晋三編「架橋剤ハンドブック」(1981年大成社);加藤清視編「UV・EB硬化ハンドブック(原料編)」(1985年、高分子刊行会);ラドテック研究会編「UV・EB硬化技術の応用と市場」79頁,(1989年,シーエムシー);滝山栄一郎著「ポリエステル樹脂ハンドブック」(1988年、日刊工業新聞社)等に記載の市販品もしくは業界で公知のラジカル重合性又は架橋性のモノマー、オリゴマー及びポリマーを用いることができる。上記ラジカル重合性化合物の添加量は、好ましくは1〜97質量%であり、より好ましくは30〜95質量%である。
【0050】
ラジカル重合開始剤としては、特公昭59−1281号、同61−9621号、及び特開昭60−60104号等に記載のトリアジン誘導体、特開昭59−1504号及び同61−243807号等に記載の有機過酸化物、特公昭43−23684号、同44−6413号、同44−6413号及び同47−1604号等、並びに米国特許3,567,453号に記載のジアゾニウム化合物、米国特許2,848,328号、同2,852,379号及び同2,940,853号に記載の有機アジド化合物、特公昭36−22062号、同37−13109号、同38−18015号、同45−610号等に記載のo−キノンジアジド類、特公昭55−39162号、特開昭59−14023号等、及び「マクロモレキュルス(Macromolecules)10巻,1307頁(1977年)に記載の各種オニウム化合物、特開昭59−142205号に記載のアゾ化合物、特開平1−54440号、ヨーロッパ特許109,851号、ヨーロッパ特許126,712号等、「ジャーナル・オブ・イメージング・サイエンス」(J.Imag.Sci.)」、30巻、174頁(1986年)に記載の金属アレン錯体、特開平5−213861号及び同5−255347号に記載の(オキソ)スルホニウム有機硼素錯体、特開昭61−151197号に記載のチタノセン類、「コーディネーション・ケミストリー・レビュー(CoordinantionChemistry Review)」84巻,85〜277頁(1988年)及び特開平2−182701号に記載のルテニウム等の遷移金属を含有する遷移金属錯体、特開平3−209477号に記載の2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体、四臭化炭素や特開昭59−107344号記載の有機ハロゲン化合物等が挙げられる。これらの重合開始剤は、ラジカル重合可能なエチレン不飽和結合を有する化合物100質量部に対して0.01〜10質量部の範囲で含有されるのが好ましい。
【0051】
カチオン重合系光硬化樹脂としては、カチオン重合により高分子化の起こるタイプ(主にエポキシタイプ)のエポキシタイプのUV硬化性プレポリマー、モノマーは、1分子内にエポキシ基を2個以上含有するプレポリマーを挙げることができる。このようなプレポリマーとしては、例えば脂環式ポリエポキシド類、多塩基酸のポリグリシジルエステル類、多価アルコールのポリグリシジルエーテル類、ポリオキシアルキレングリコールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテル類、芳香族ポリオールのポリグリシジルエーテル類の水素添加化合物類、ウレタンポリエポキシ化合物類及びエポキシ化ポリブタジエン類等を挙げることができる。これらのプレポリマーは、その1種を単独で使用することもできるし、2種以上を混合して使用することもできる。
【0052】
カチオン重合性組成物中に含有されるカチオン重合性化合物としては、他に例えば下記の(1)スチレン誘導体、(2)ビニルナフタレン誘導体、(3)ビニルエーテル類及び(4)N−ビニル化合物類を挙げることができる。
【0053】
(1)スチレン誘導体
スチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、β−メチルスチレン、p−メチル−β−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−メトキシ−β−メチルスチレン等。
【0054】
(2)ビニルナフタレン誘導体
例えば、1−ビニルナフタレン、α−メチル−1−ビニルナフタレン、β−メチル−1−ビニルナフタレン、4−メチル−1−ビニルナフタレン、4−メトキシ−1−ビニルナフタレン等。
【0055】
(3)ビニルエーテル類
i−ブチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、p−メチルフェニルビニルエーテル、p−メトキシフェニルビニルエーテル、α−メチルフェニルビニルエーテル、β−メチルイソブチルビニルエーテル、β−クロロイソブチルビニルエーテル等。
【0056】
(4)N−ビニル化合物類
N−ビニルカルバゾール、N−ビニルピロリドン、N−ビニルインドール、N−ビニルピロール、N−ビニルフェノチアジン、N−ビニルアセトアニリド、N−ビニルエチルアセトアミド、N−ビニルスクシンイミド、N−ビニルフタルイミド、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルイミダゾール等。
【0057】
上記カチオン重合性化合物の、カチオン重合性組成物中の含有量は1〜97質量%が好ましくは、より好ましくは30〜95質量%である。
【0058】
カチオン重合系光硬化樹脂の開始剤としては芳香族オニウム塩を挙げることができる。この芳香族オニウム塩として、周期表第Va族元素の塩、例えばホスホニウム塩(ヘキサフルオロ燐酸トリフェニルフェナシルホスホニウム等)、第VIa族元素の塩、例えばスルホニウム塩(テトラフルオロ硼酸トリフェニルスルホニウム、ヘキサフルオロ燐酸トリフェニルスルホニウム、ヘキサフルオロ燐酸トリス(4−チオメトキシフェニル)、スルホニウム及びヘキシサフルオロアンチモン酸トリフェニルスルホニウム等)、及び第VIIa族元素の塩、例えばヨードニウム塩(塩化ジフェニルヨードニウム等)を挙げることができる。
【0059】
このような芳香族オニウム塩を、エポキシ化合物の重合におけるカチオン重合開始剤として使用することは、米国特許4,058,401号、同4,069,055号、同4,101,513号及び同4,161,478号に詳述されている。
【0060】
好ましいカチオン重合開始剤としては、第VIa族元素のスルホニウム塩が挙げられる。その中でも、UV硬化性とUV硬化性の組成物の貯蔵安定性の観点からは、ヘキサフルオロアンチモン酸トリアリールスルホニウムが好ましい。又、フォトポリマーハンドブック(フォトポリマー懇話会編,工業調査会発行,1989年)の39〜56頁に記載の公知の光重合開始剤、特開昭64−13142号、特開平2−4804号に記載される化合物を任意に用いることが可能である。
【0061】
本発明のインクへの添加剤として、反応希釈剤、充填剤、流動助剤、チキソトロピー剤、湿潤剤、消泡剤、可塑剤のような他の添加剤を含有することができる。又、耐光剤、UV吸収剤、酸化防止剤、重合禁止剤、腐食防止剤のような安定化剤又はSi系化合物、ワックス等を添加してもよい。
【0062】
本発明のインク組成物における色剤としては、従来から知られている染料及び顔料が使用できる。本発明においては顔料がより好ましい。
【0063】
水溶性染料として、例えばC.I.ダイレクトブラック−2、−4、−9、−11、−17、−19、−22、−32、−80、−151、−154、−168、−171、−194;C.I.ダイレクトブルー−1、−2、−6、−8、−22、−34、−70、−71、−76、−78、−86、−112、−142、−165、−199、−200、−201、−202、−203、−207、−218、−236、−287;C.I.ダイレクトレッド−1、−2、−4、−8、−9、−11、−13、−15、−20、−28、−31、−33、−37、−39、−51、−59、−62、−63、−73、−75、−80、−81、−83、−87、−90、−94、−95、−99、−101、−110、−189;C.I.ダイレクトイエロー−1、−2、−4、−8、−11、−12、−26、−27、−28、−33、−34、−41、−44、−48、−58、−86、−87、−88、−135、−142、−144;C.I.フードブラック−1、−2;C.I.アシッドブラック−1、−2、−7、−16、−24、−26、−28、−31、−48、−52、−63、−107、−112、−118、−119、−121、−156、−172、−194、−208;C.I.アシッドブルー−1、−7、−9、−15、−22、−23、−27、−29、−40、−43、−55、−59、−62、−78、−80、−81、−83、−90、−102、−104、−111、−185、−249、−254;C.I.アシッドレッド−1、−4、−8、−13、−14、−15、−18、−21、−26、−35、−37、−110、−144、−180、−249、−257;C.I.アシッドイエロー−1、−3、−4、−7、−11、−12、−13、−14、−18、−19、−23、−25、−34、−38、−41、−42、−44、−53、−55、−61、−71、−76、−78、−79、−122等があげられる。
【0064】
油溶性染料としては、アゾ染料、金属錯塩染料、ナフトール染料、アントラキノン染料、インジゴ染料、カーボニウム染料、キノイミン染料、シアニン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、ナフタルイミド染料、ペリノン染料、フタロシアニン染料等が挙げられるが、これらに限られるものではない。
【0065】
水に不溶性染料および顔料としては、特に限定されるものではないが、有機顔料、無機顔料、着色ポリマー粒子、水不溶性染料、分散染料、油溶性染料等が挙げられる。黒色顔料としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック顔料等が挙げられ、Raven7000、Raven5750、Raven5250、Raven5000 ULTRA II、Raven3500、Raven2000、Raven1500、Raven1250、Raven1200、Raven1190 ULTRA II、Raven1170、Raven1255、Raven1080、Raven1060(以上、コロンビアン・カーボン社製)、Regal400R、Regal330R、Regal660R、Mogul L、Black Pearls L、Monarch700、Monarch800、Monarch、880、Monarch900、Monarch1000、Monarch1100、Monarch1300、Monarch1400(以上、キャボット社製)、Color Black FW1、Color BlackFW2、Color Black FW2V、Color Black 18、Color Black FW200、Color Black S150、Color Black S160、Color Black S170、Pritex35、PritexU、Pritex Vrintex140U、Printex140V、Special Black 6、Special Black 5、Special Black 4A、Special Black4(以上、デグッサ社製)、No.25、No.33、No.40、No.47、No.52、No.900、No.2300、MCF−88、MA600、MA7,MA8、MA100(以上、三菱化学社製)等を使用することができる。又、マグネタイト、フェライト等の磁性体微粒子、チタンブラック等を黒色顔料として用いることもできる。
【0066】
シアン色顔料としては、C.I.ピグメント・ブルー−1、C.I.ピグメント・ブルー−2、C.I.ピグメント・ブルー−3、C.I.ピグメント・ブルー−15、C.I.ピグメント・ブルー−15:1、C.I.ピグメント・ブルー−15:3、C.I.ピグメント・ブルー−15:34、C.I.ピグメント・ブルー−16、C.I.ピグメント・ブルー−22、C.I.ピグメント・ブルー−60等が挙げられる。
【0067】
マゼンタ色顔料としては、C.I.ピグメント・レッド−5、C.I.ピグメント・レッド−7、C.I.ピグメント・レッド−12、C.I.ピグメント・レッド−48、C.I.ピグメント・レッド−48:1、C.I.ピグメント・レッド−57、C.I.ピグメント・レッド−112、C.I.ピグメント・レッド−122、C.I.ピグメント・レッド−123、C.I.ピグメント・レッド−146、C.I.ピグメント・レッド−168、C.I.ピグメント・レッド−184、C.I.ピグメント・レッド−202等が挙げられる。
【0068】
又、黄色顔料としては、C.I.ピグメント・イエロー−1、C.I.ピグメント・イエロー−2、C.I.ピグメント・イエロー−3、C.I.ピグメント・イエロー−12、C.I.ピグメント・イエロー−13、C.I.ピグメント・イエロー−14、C.I.ピグメント・イエロー−16、C.I.ピグメント・イエロー−17、C.I.ピグメント・イエロー−73、C.I.ピグメント・イエロー−74、C.I.ピグメント・イエロー−75、C.I.ピグメント・イエロー−83、C.I.ピグメント・イエロー−93、C.I.ピグメント・イエロー−95、C.I.ピグメント・イエロー−97、C.I.ピグメント・イエロー−98、C.I.ピグメント・イエロー−114、C.I.ピグメント・イエロー−128、C.I.ピグメント・イエロー−129、C.I.ピグメント・イエロー−151、C.I.ピグメント・イエロー−154等が挙げられる。
【0069】
上記の黒色及びシアン、マゼンタ、イエローの3原色顔料の他、赤、緑、青、茶、白等の特定色顔料、金、銀色等の金属光沢顔料、無色の体質顔料、プラスチックピグメント等を使用することもできる。又、上記以外に、新たに合成した顔料を用いることもできる。更に、これらの顔料は、表面処理されたものであってもよい。表面処理方法としては、例えばアルコール、酸、塩基、シラン化合物等のカップリング剤による処理、ポリマーグラフト化処理、プラズマ処理等が挙げられる。
【0070】
本発明に使用する色材は、有機及び無機不純物の含有量が少ないものが好ましい。一般に市販されている色材は不純物の含有量が多いので、その精製品を使用することが望ましい。本発明において、上記固体インク組成物に用いられる色材は、インク質量に対し0.1〜30質量%、好ましくは1〜15質量%の範囲で使用される。
【0071】
本発明においては、分散された顔料を用いることが好ましい。顔料を分散するために使用される分散剤としては、例えば高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエステル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホ琥珀酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、グリセリンエステル、ソルビタンエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アミンオキシド等の活性剤、あるいはスチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン誘導体、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマル酸、フマル酸誘導体から選ばれた2種以上の単量体から成るブロック共重合体、ランダム共重合体及びこれらの塩を挙げることができる。
【0072】
顔料の分散には、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等の各種を用いることができる。又、遠心分離装置を使用して、又はフィルターを使用して顔料分散体から粗粒分を除去することも好ましい。
【0073】
本発明のインクに使用する顔料分散体の平均粒径は200nm以下が好ましく、100nm以下がより好ましい。下限は20nm程度である。
本発明のインクに使用する顔料分散体の添加量は、一般に0.5〜30質量%の範囲にあるのが好ましく、より好ましくは1〜20質量%の範囲である。
【0074】
本発明のインクには、必要に応じて水溶性有機溶剤を添加することができる。好ましく用いられる水溶性有機溶媒としては、アルコール類(メタノール、エタノール、プロパノール、i−プロパノール、ブタノール、i−ブタノール、sec−ブタノール、t−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール等)、多価アルコール類(エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール等)、多価アルコールエーテル類(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル等)、アミン類(エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等)、アミド類(ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素環類(2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、スルホン類(スルホラン等)、尿素、アセトニトリル、アセトン等が挙げられる。
【0075】
インクには、この他に、防腐剤、防黴剤、粘度調整剤等を必要に応じて含有させてもよい。
【0076】
次に、インクの物性について説明する。
本発明のインクのpHは4〜10であることが好ましい。更に好ましくは5〜9である。本発明の効果の理由については明瞭ではないが、顔料と光重合性化合物の相性が顔料の分散安定性に寄与していると考えられる。
【0077】
本発明のインクにおいては、インクの表面張力が、被記録材及びヘッドノズル部材に対する濡れ性を考慮して、20〜60mN/mの範囲にあることが好ましい。より好ましくは25〜50mN/mの範囲に設定される。インクの表面張力が25mN/mよりも低くなると、ノズルからインクが溢れ出し易くなり、又、60mN/mよりも高くなると、乾燥時間が長くなる。
【0078】
表面張力を調整するために、必要に応じて界面活性剤を含有させてもよい。本発明のインクに好ましく使用される界面活性剤としては、例えばジアルキルスルホ琥珀酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、脂肪酸塩類等のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、アセチレングリコール類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類等のノニオン性界面活性剤;アルキルアミン塩類、第4級アンモニウム塩類等のカチオン性界面活性剤が挙げられる。これらの中で、特にアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤が好ましい。
【0079】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの形態に限定されない。尚、特に断りない限り、実施例中の「部」は「質量部」を表し、「%」は「質量%」を表す。
【0080】
実施例1
〈インクの作製〉
下記インク組成物を60℃に、固形インクは150℃に加熱して混合・攪拌した後、得られた液体を加熱下にフィルターで濾過し、冷却してインク組成物を得た。又、インク2は、加熱せず混合を行い作製した。
【0081】
「インク1」
C.I.ピグメントブルー15:3(平均分散粒径:100nm)  5部
パラフィンワックス(日本精蝋製:155)           45部
ベヘン酸(和光純薬製)                    30部
オレイン酸アミド(花王製:脂肪酸アマイドON)        20部
「インク2」
〈シアン顔料分散物の調製〉
C.I.ピグメントブルー15:3               20部
高分子分散剤(Zeneca社製:Solsperseシリーズ)  5部
ステアリルアクリレート                    75部
尚、分散条件は、各顔料粒子の平均粒径が0.2〜0.3μmの範囲となるよう、公知の分散装置を用い、分散条件を適宜調整して行い、次いで加熱下でフィルター濾過を行ってシアン顔料分散物を得た。
【0082】
このシアン顔料分散物を用いてインク2を作製した。
Figure 2004009582
以上の様にして調製した色インクを、絶対濾過精度2μmのフィルターにて濾過してインク2を得た。
【0083】
「インク3」
シアン顔料分散物                        5部
光重合性化合物として
ラウリルアクリレート                     10部
エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート 10部
AT−600(共栄社化学社製)             10〜40部
テトラエチレングリコールジアクリレート          5〜30部
を粘度が表の値になるように、添加量を調整
重合開始剤として
イルガキュア184(前出)                 2.5部
イルガキュア907(前出)                 2.5部
「インク4」
シアン顔料分散物(平均分散粒径:100nm)           5部
光重合性化合物として
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート            15部
2−フェノキシエチルアクリレート               20部
ポリプロピレングリコールジアクリレート         10〜20部
オクチルアクリレート                  10〜29部
粘度が6mPa・sになるように添加量を調整
重合開始剤として
イルガキュア184(前出)                   5部
2−フェノキシエタノール                    1部
〈インクジェット画像記録〉
次に、ピエゾ型インクジェットノズルを有する図1、図2の構成から成るインクジェット記録装置を用いて記録媒体への記録を行った。インク供給系は、元タンク、供給配管、インクジェットヘッド直前のインク供給タンク、フィルター、ピエゾ型のインクジェットヘッドから成り、インク供給タンクからインクジェットヘッド部分までを断熱及び加温を行った。ヘッドのノズル径(Rμm)及び圧電体の長さ(Lnm)及び両者の比(R/L)を表1に示すように加工してインクジェット記録を行った。又、表2のように、ヘッドのノズル径、圧電体の長さ及び両者の比を一定とし、ドット径、射出量及びインク粘度を変化させたインクジェット記録も行った。
【0084】
温度センサーは、インク供給タンク及びインクジェットヘッドのノズル付近に、それぞれ設け、ノズル部分が常に設定温度±2℃となるよう、温度制御を行った。ピエゾ型のインクジェットヘッドは、2〜30plのマルチサイズドットを720×720dpiの解像度で射出できるよう駆動した。
【0085】
着弾後はUV−A光を露光面照度1〜100mW/cmと可変とし、照度を上げてドット径を小さく、又、照度を下げてドット径を大きくすることで、ドット径を調整した。記録媒体上にインク着弾した後に照射が始まるよう、露光系、主走査速度及び射出周波数を調整した。尚、本発明で言うdpiとは、2.54cm当たりのドット数を表す。
【0086】
前記調製した色インクを用い、環境温度25℃にてUV光を照射した。触診で粘着性が無くなる様、完全に硬化するエネルギーとして、1色当たりのトータル露光エネルギーを一律300mJ/cmで露光した。記録媒体としては、PETフィルム、印刷適性を持たせた表面処理済みの透明2軸延伸PPフィルム、軟質塩化ビニルシートを使用した。
【0087】
印字した試料について以下の項目を評価した。
《連続射出安定性》
インクジェットプリンターにて100枚を連続印字し、目視にて印字の滲みの有無を観察し、連続射出安定性を評価した。
【0088】
◎:滲みもなく印字性も良好
◯:僅かに滲み及び印字の乱れあり
△:滲みはあるが文字の識別は可能
×:滲みで文字の識別が不可能
《再射出性》
インクジェットプリンターにて印字した後に、印字温度で6時間放置後、再度印字を行い、目詰まり等から再射出の安定性を評価した。
【0089】
◎:目詰まりもなく印字性も良好
◯:僅かに抜けが観察される
△:目詰まりがあるが簡単な復帰操作で印字可能
×:目詰まりで印字が不可能
《画像耐久性》
インクジェットプリンターにて印字したベタ部(黒)に対して、スクラッチ強度試験機HEIDON−18(HEIDON社製)にて、測定針は0.8mm径のサファイヤ針を用いて測定した。測定は一定荷重で10cmの引掻き試験を3回行い、支持体まで傷が入った箇所が存在しない限度荷重を以てスクラッチ強度とし、以下の3段階で評価した。
【0090】
○:200g以上
△:100g〜200g未満
×:100g未満
《平滑性》
インクジェットプリンターにてベタ部(黒)を印字し、UV照射を行った後、インク膜厚を測定した。
【0091】
◎:厚みが薄く良好
◯:厚みはあるが高精細印字に問題なし
△:厚みが使用下限のもの
×:厚みが使用不可レベル
《印字品質》
インクジェットプリンターにて8ポイント文字を印字し、文字のガサツキ及び各色1ドットの形状をルーペにて拡大し観察した。
【0092】
◎:ガサツキがなく、ドット形状が真円
○:僅かにガサツキが見えるが、ドット形状は真円
△:ガサツキが見え、ドット形状がやや乱れる(ギリギリ使えるレベル)
×:ガサツキが見え、ドット形状も悪い。
【0093】
各結果を併せて表1及び2に示す。
【0094】
【表1】
Figure 2004009582
【0095】
【表2】
Figure 2004009582
【0096】
本発明に係る実施は射出安定性、画像耐久性、平滑性、印字品質の全てにおいて優れている。
【0097】
【発明の効果】
本発明のインクジェット記録方法によれば、インクヘッドの目詰まり、印字の滲みがなく、印刷後の画像安定性にも優れている。しかも、あらゆる記録材料に高精細印字が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるインクジェット記録装置の一例における記録ヘッドの構成を示す斜視図。
【図2】図1のインク導入口わきの破線X−X′に沿って垂直に切った断面図。
【符号の説明】
1 圧電性セラミック基板
2 ノズルプレート
3 ノズル
4 溝(インク流路)
5 側壁
6 カバープレート
7 インク供給部(マニホールド)
8 インク導入口
9,11 金属電極
10 浅溝
14 導電層のパターン
15 導線
21 浅溝の深さが略一定の部分
22 浅溝の深さが徐々に浅くなる部分
23 浅溝の深さが浅い部分

Claims (9)

  1. 少なくとも光重合性化合物及び色剤とを含有してなるインクを、記録ヘッドのノズルより噴射し被記録体上に画像を形成するインクジェット記録方法において、インクジェット方式が圧電体の圧電作用を利用する方式であり、インクジェットノズル径(R)が20〜50μmであり、かつ該圧電体のインク噴射方向の長さ(L)が2.0〜5.0mmであることを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. インクジェットノズル径(R)と圧電体のインク噴射方向の長さ(L)の比が5<R/L<20であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録方法。
  3. 1ドット当たりの射出量が20〜2pl(ピコリットル)であることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録方法。
  4. 被記録体上に形成されるドット径が50〜200μmであることを特徴とする請求項1、2又は3記載のインクジェット記録方法。
  5. 30℃における粘度が10〜500mPa・Sの液体であるインクを加熱手段により40〜150℃に加熱し、該インクを記録ヘッドのノズルより噴射することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
  6. インクが実質的に水及び有機溶媒を含有しないことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
  7. 被記録体がインク吸収性のないものであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
  8. インク中の色剤が顔料であり、該顔料の平均分散粒径が200nm以下で、かつ添加量が0.5〜30質量%であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
  9. 被記録体上に画像を形成した後、紫外線を照射することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載のインクジェット記録方法。
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