JP2004009366A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】廃インク溜7のインクの溶媒を記録媒体を収容するカセット3に導いて、記録媒体Pの電荷を速やかに逃がす。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印字データに基づいてインクを液滴として記録媒体に付着させて印刷を行うインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ、カラーコピー機、ターミナルプリンタなど記録装置の記録ヘッドには、構造が簡単で容易にカラーデータが印刷が可能で、しかもコストが低いインクジェット記録ヘッドが使用されている。
一方、記録装置には記録ヘッドの他に記録媒体を印刷領域に搬送する給紙機構が設けられているが、単票紙を給紙する機構にあっては、複数枚が一度に印刷領域に搬送されやすく、これを防止するため、特開平5−105246号公報、特開平5−178483号公報、特開平8−24819号公報に見られるように、単票紙を格納するカセットに重送防止機構が設けられている。
【0003】
一方、インクジェット記録ヘッドのカラー印刷機能をより積極的に利用して写真品質の印刷を行う場合には、印画紙と同程度の厚みのベース材に、高分子材料からなる滲み止め層を形成した写真品質記録媒体が使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような写真品質記録媒体は、高分子材料層が形成されている関係上、給紙機構による印刷領域への搬送時の相互の摩擦により静電気が発生し、静電吸着力により重送が発生しやすくなる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、インクジェット記録ヘッドの特性を積極的に利用して、特別な重送防止機構を必要とすることなく、写真品質記録媒体を一枚ずつ確実に印刷領域に供給することができるインクジェット記録装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解消するために本発明においては、記録媒体収容領域から単票紙を記録領域に搬送し、インクの液滴を選択的に前記記録媒体に付着させるインクジェット記録装置において、前記インクの溶媒蒸気を前記記録媒体収容領域に導く手段を備えるようにした。
【0006】
【作用】
インク溶媒の蒸気により記録媒体の電荷の放電が促され、静電吸着力が低下して重送が防止される。
【0007】
【発明の実施の態様】
そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明のインクジェット記録装置の一実施例を示すものであって、記録装置本体1は、その中央部に単票紙を収容するカセット3が装着される装填口2と、印刷が終了した単票紙を排出する排出口4が形成されている。
【0008】
図2は、同上記録装置の印刷機構部の一実施例を示すものであって、記録ヘッド5は、図示しないインクタンクからインクの供給を受けつつ、キャリッジ6により記録媒体Pの幅方向に往復移動して記録媒体に印刷データに対応したインク滴を吐出する。
【0009】
カセット3の下部には、記録ヘッド5へのインクの充填動作や、インク滴吐出回復動作により排出されたインクを収容する廃インク溜7が配置されている。
また、印刷領域からカセット3の下部に延びるダクト8が設けられ、このダクト8には印刷領域からカセット3の下部に気体を送り出す送気手段9が設けられている。
【0010】
この実施例において、印刷を開始すると、カセット3に収容された単票紙が送り出しローラ10により1枚引き出されて記録領域に搬送され、所定の位置にセットされる。印刷データに対応して記録ヘッド5からインク滴が吐出されて印刷が開始される。
【0011】
ところで、カセット3は、廃インク溜7の上部に位置しているため、装置の暖気による滞留により廃インク溜7のインク溶媒の蒸気が流れ込み記録媒体の電荷が放電される。なお、放電の効果を高めるためには、カセット3の底面に蒸気の流入する貫通孔を形成したり、また導電処理を施しておくのが望ましい。
【0012】
一方、印刷が開始されて記録ヘッド5からインク滴が吐出されている状態では、インクミストや、記録媒体Pのインク滴から揮散したインク溶媒の蒸気が送気手段9によりダクト8を経由してカセット3に送り込まれ、単票紙に帯電していた電荷の放電が促進される。
【0013】
なお、上述の実施例においては印刷時に記録ヘッド5から吐出されるインク滴に起因するインク溶媒の蒸気を送気手段により強制的に記録媒体の収容領域に送り込んでいるが、カセットを、図3に示したように記録ヘッド5の走査領域よりも上部に配置することにより、送気手段を必要とすることなく、インク滴による蒸気を記録媒体の収容領域に送り込むことができる。
また、レイアウト上、廃インク溜7を記録媒体の収容領域の下方に配置できない場合には、ダクト等の気体ガイド手段により廃インク溜の蒸気を記録媒体の収容領域に導いても同様の作用を奏する。
【0014】
また、上述の実施例においては、インクジェット記録ヘッドを往復移動させて印刷するシリアル記録方式のものに例をとって説明したが、印刷幅程度の記録領域を備えたライン型インクジェット記録ヘッドを使用する記録装置に適用しても同様の作用を奏することは明らかである。
【0015】
さらに、上述の実施例においては、印刷データに対応してインク滴を吐出するオンデマンド型記録ヘッドを使用する記録装置に例を採って説明したが、インク滴を印刷データにかかわり無く発生させ、印刷データに対応して静電気力により記録媒体に移動させるコンテニアス型記録装置にあっては、不用なインクを受けるガターのインク溶媒を利用することにより、同様の作用を奏することは明らかである。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、インク溶媒の蒸気を積極的に利用して記録媒体が収容されている領域の湿度を高めることができ、比較的静電気が生じやすい記録媒体であっても、重送を可及的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施例を示す図である。
【図2】本発明のインクジェット記録装置の一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明のインクジェット記録装置の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 記録装置本体
2 カセット
3 装填口
5 記録ヘッド
6 キャリッジ
7 廃インク溜
8 ダクト
9 送気手段
P 記録媒体
Claims (2)
- 記録媒体収容領域から単票紙を記録領域に搬送し、インクの液滴を選択的に前記記録媒体に付着させるインクジェット記録装置において、前記インクの溶媒蒸気を前記記録媒体収容領域に導く手段を備えたインクジェット記録装置。
- 前記インクの溶媒蒸気が、印刷領域のインクの蒸気、または廃インク溜のインクの蒸気である請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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JP2002162889A JP4106970B2 (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | インクジェット記録装置 |
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JP2002162889A JP4106970B2 (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | インクジェット記録装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007261133A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Noritsu Koki Co Ltd | 画像形成装置 |
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- 2002-06-04 JP JP2002162889A patent/JP4106970B2/ja not_active Expired - Fee Related
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