JP2005225203A - 液体吐出ヘッドのクリーニング装置及び液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出ヘッドのクリーニング装置及び液体吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 クリーニングローラ及びクリーニングブレードから成るクリーニング装置により、ノズル面を効果的にクリーニングして液体吐出ヘッドの液体吐出性能を安定化させる。
【解決手段】 各色のインクを吐出するインク吐出ノズル13が設けられたノズル部材12を有して成るプリントヘッド10と、このプリントヘッド10に対して相対的に移動してノズル面12aをワイプするクリーニング装置42とを備え、インク吐出ノズル13からインクを吐出するプリンタにおいて、上記クリーニング装置42は、プリントヘッド10のノズル面12aの長手方向に沿って延びたクリーニングローラ14とクリーニングブレード15から成り、このクリーニングローラ14及びクリーニングブレード15をノズル部材12の長手方向に直交する方向に相対的に移動することによりノズル面12aをワイプするものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液体吐出ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドのクリーニング装置及びそれを備えた液体吐出装置に関し、詳しくは、クリーニングローラ及びクリーニングブレードから成るクリーニング装置により、液体吐出ヘッドのノズル面に付着した液体を吸収すると共に該ノズル面のごみを除去することによって、ノズル面を効果的にクリーニングするクリーニング装置及び液体吐出装置に関するものである。
従来から、液体容器から液体吐出ヘッド内に供給された液体を該液体吐出ヘッドの液体吐出ノズルから吐出する液体吐出装置として、例えばインクジェットプリンタなどの装置が普及している。このインクジェットプリンタのプリントヘッドは、エネルギー発生手段を駆動することにより、インク吐出ノズルから液滴化したインクを記録紙上に吐出飛翔させて印刷を行うようになっている。このようなインクジェットプリンタにおいて、プリントヘッドが長時間続けて印刷動作を行わず、プリントヘッドのインク吐出ノズルからインクを吐出させていない場合には、前回の印刷動作によりノズル面のインク吐出ノズルの付近に付着したインクが蒸発乾燥して増粘、固化してしまうことがあり、正常なインク吐出が困難となる。
例えば、図12に示すように、ノズル部材12に設けられたインク吐出ノズル13の周辺部にインクiが付着して不均一なインク溜りが生じると、ノズル面12aの表面状態が不均一になり、インクの吐出方向が変化したり、インク滴の飛翔速度や粒径にばらつきなどが発生して、画像の解像度が低下したりすることがある。具体的には、ノズル面12aがインクで濡れていないときはインク滴が真直に吐出されるが、ノズル面12aの一部がインク吐出前にインクiで濡れているときには、図12にαで示すように、インク滴が曲がった方向に吐出されるようになる。
このため、従来では、やや硬めのゴム製等のブレードをプリントヘッドのノズル面に押し当ててスライドさせることにより、該ノズル面に付着して増粘、固化したインクを除去(ワイプ)することでプリントヘッドのクリーニングを行っていた。例えば、複数のブレードを回転軸に取り付けて回転させ、ワイピング効果をさらに高める技術(例えば、特許文献1参照)が開示されている。
特開昭57−34969号公報
しかし、上記特許文献1に記載された従来の技術では、やや硬めのゴム製等のブレードをプリントヘッドのノズル面に押し当てて該ノズル面上をスライドさせることにより、ノズル面に付着したインクをワイピングするようにしているので、上記ブレードによりノズル面に大きな力が加わり、該ノズル面を傷つけてしまう場合があった。また、上記ブレードでは、ワイピング効果にのみ頼らざるを得ないが、ワイピングするだけではインク吐出ノズルにインクが残ってしまうことがあった。なお、複数のブレードを用いた場合でも、上記と同様に、ノズル面を傷つけてしまう場合があると共に、インク吐出ノズル付近にインクが残ってしまうため、インクの吐出不良の問題点があった。
これに関連して、特開平2002−240309号公報には、プリントヘッドのノズル面を保護するヘッドキャップ内にクリーニングローラを備え、このクリーニングローラで上記プリントヘッドのノズル面に付着したインクやごみをクリーニングする技術が開示されている。しかしながら、上記技術においては、ヘッドキャップ内にクリーニングローラのみを備えていたので、インク吐出ノズル付近にて目詰まり寸前のような状態で粘度が増加したインクの吸収が十分に行われず、この増粘固化したインクのかすや、紙粉等のごみが除去されないことがあり、プリントヘッドのインク吐出性能が不安定になることがあった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、クリーニングローラ及びクリーニングブレードから成るクリーニング装置により、液体吐出ヘッドのノズル面に付着した液体を吸収すると共に該ノズル面のごみを除去することによって、ノズル面を効果的にクリーニングするクリーニング装置及び液体吐出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による液体吐出ヘッドのクリーニング装置は、所定の液体を吐出する液体吐出ノズルが設けられたノズル面を有して成る液体吐出ヘッドに対して相対的に移動して該ノズル面をワイプする液体吐出ヘッドのクリーニング装置であって、上記液体吐出ヘッドのノズル面の長手方向に沿って延びたクリーニングローラ及びクリーニングブレードを備えたものである。
このような構成により、上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードから成るクリーニング装置を、液体吐出ヘッドに対して相対的に移動することによって、該液体吐出ヘッドのノズル面が効果的にクリーニングされる。
また、本発明による液体吐出装置は、所定の液体を吐出する液体吐出ノズルが設けられたノズル面を有して成る液体吐出ヘッドと、この液体吐出ヘッドに対して相対的に移動して該ノズル面をワイプするクリーニング装置とを備え、上記液体吐出ノズルから液体を吐出する液体吐出装置において、上記クリーニング装置は、上記液体吐出ヘッドのノズル面の長手方向に沿って延びたクリーニングローラ及びクリーニングブレードを備えて成り、上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードを上記ノズル面の長手方向に直交する方向に相対的に移動することにより該ノズル面をワイプするものである。
このような構成により、上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードから成るクリーニング装置で、液体吐出ヘッドのノズル面をワイプすることによって、該液体吐出ヘッドのノズル面が効果的にクリーニングされる。
そして、本発明による他の液体吐出装置は、所定の液体を吐出する液体吐出ノズルが設けられたノズル面を有して成る液体吐出ヘッドと、この液体吐出ヘッドに対して相対的に移動して該ノズル面をワイプするクリーニング装置とを備え、上記液体吐出ノズルから液体を吐出する液体吐出装置において、上記クリーニング装置は、上記液体吐出ヘッドのノズル面の長手方向に沿って配設され弾力性を有すると共に液体を吸収する材質で円柱状に形成されたクリーニングローラと、上記液体吐出ヘッドのノズル面の長手方向に沿って配設され上記ノズル面に押し当てられて変形する材質で平板状に形成されたクリーニングブレードとから成り、上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードが上記ノズル面から退避するときに該ノズル面をワイプし、また上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードが元の位置に戻るときには、該クリーニングローラ及びクリーニングブレードの少なくとも一方、又はその両方がノズル面に接触しないようにする機構を備えたものである。
このような構成により、上記クリーニング装置がノズル面から退避するときに該ノズル面が上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードでワイプされ、また上記クリーニング装置が元の位置に戻るときには上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードの少なくとも一方、又はその両方がノズル面に接触しなくなる。
請求項1に係る液体吐出ヘッドのクリーニング装置によれば、上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードから成るクリーニング装置を、液体吐出ヘッドに対して相対的に移動することによって、該液体吐出ヘッドのノズル面を効果的にクリーニングすることができる。したがって、上記ノズル面に対するクリーニング性能が向上して、該ノズル面に付着した液体やごみが除去されるので、液体吐出ヘッドの液体吐出性能を安定化することができる。
ここで、請求項2に係る発明によれば、上記クリーニングブレードは、上記ノズル面に押し当てられて変形する材質で平板状に形成されたものであることにより、該クリーニングブレードでノズル面をワイプしたときに該ノズル面に付着したごみが取れ易くなる。
また、請求項3に係る発明によれば、上記クリーニングブレードは、上記ノズル面に付着した液体を吸収する材質で形成されたことにより、液体吐出ヘッドのノズル面をワイプすると同時に、該ノズル面に付着した液体や液体吐出ノズル内の液体が吸引される。
さらに、請求項4に係る発明によれば、上記クリーニングローラは、上記ノズル面に接触する部分が弾力性を有すると共に液体を吸収する材質で形成されたものであることにより、該クリーニングローラで液体吐出ヘッドのノズル面に付着した液体や液体吐出ノズル内の液体を吸引することができる。
さらにまた、請求項5に係る発明によれば、上記クリーニングローラは、上記ノズル面に接触した状態で従動回転しながら該ノズル面上を移動するものとしたことにより、液体吐出ヘッドのノズル面を傷つけず、かつ液体吐出ノズル付近のクリーニング効果の向上を図ることができる。
また、請求項6に係る発明によれば、上記クリーニングローラは、その断面周囲の長さが、該クリーニングローラを上記ノズル面に接触させた状態で従動回転する移動距離と等しい長さに形成されたことにより、このノズル面上を従動回転するクリーニングローラの外周面において、所定の位置の液体吐出ノズルをクリーニングした接触部位が、再度他の位置の液体吐出ノズルをクリーニングすることがないため、ノズル面のクリーニングを安定して行うことができる。
さらに、請求項7に係る発明によれば、上記クリーニングローラを保持する取付け架台は、該クリーニングローラを上記ノズル面側に付勢する付勢手段を備えたことにより、クリーニングローラがノズル面側に付勢されて接触した状態を維持することができる。
そして、請求項8に係る発明によれば、上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードは、その取付け手段から着脱可能に保持されたことにより、汚れが付着したクリーニングローラ及びクリーニングブレードを新しいものと交換することができる。
また、請求項9に係る液体吐出装置によれば、
上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードから成るクリーニング装置で、液体吐出ヘッドのノズル面をワイプすることによって、該液体吐出ヘッドのノズル面を効果的にクリーニングすることができる。したがって、上記ノズル面に対するクリーニング性能が向上して、該ノズル面に付着した液体やごみが除去されるので、液体吐出ヘッドの液体吐出性能を安定化することができる。
ここで、請求項10に係る発明によれば、上記クリーニングブレードは、上記ノズル面に押し当てられて変形する材質で平板状に形成されたものであることにより、該クリーニングブレードでノズル面をワイプしたときに該ノズル面に付着したごみが取れ易くなる。
また、請求項11に係る発明によれば、上記クリーニングブレードは、上記ノズル面に付着した液体を吸収する材質で形成されたことにより、液体吐出ヘッドのノズル面をワイプすると同時に、該ノズル面に付着した液体や液体吐出ノズル内の液体が吸引される。
さらに、請求項12に係る発明によれば、上記クリーニングローラは、上記ノズル面に接触する部分が弾力性を有すると共に液体を吸収する材質で形成されたものであることにより、該クリーニングローラで液体吐出ヘッドのノズル面に付着した液体や液体吐出ノズル内の液体を吸引することができる。
さらにまた、請求項13に係る発明によれば、上記クリーニングローラは、上記ノズル面に接触した状態で従動回転しながら該ノズル面上を移動するものとしたことにより、液体吐出ヘッドのノズル面を傷つけず、かつ液体吐出ノズル付近のクリーニング効果の向上を図ることができる。
また、請求項14に係る発明によれば、上記クリーニングローラは、その断面周囲の長さが、該クリーニングローラを上記ノズル面に接触させた状態で従動回転する移動距離と等しい長さに形成されたことにより、このノズル面上を従動回転するクリーニングローラの外周面において、所定の位置の液体吐出ノズルをクリーニングした接触部位が、再度他の位置の液体吐出ノズルをクリーニングすることがないため、ノズル面のクリーニングを安定して行うことができる。
さらに、請求項15に係る発明によれば、上記クリーニングローラを保持する取付け架台は、該クリーニングローラを上記ノズル面側に付勢する付勢手段を備えたことにより、クリーニングローラがノズル面側に付勢されて接触した状態を維持することができる。
そして、請求項16に係る発明によれば、上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードは、その取付け手段から着脱可能に保持されたことにより、汚れが付着したクリーニングローラ及びクリーニングブレードを新しいものと交換することができる。
また、請求項17に係る液体吐出装置によれば、上記クリーニング装置がノズル面から退避するときに該ノズル面を上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードでワイプすることができ、また上記クリーニング装置が元の位置に戻るときには上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードの少なくとも一方、又はその両方がノズル面に接触しないようにすることができる。したがって、上記ノズル面に対するクリーニング性能が向上して、該ノズル面に付着した液体やごみが除去されるので、液体吐出ヘッドの液体吐出性能を安定化することができる。また、上記クリーニング装置が元の位置に戻るときにはノズル面をクリーニングしないので、クリーニングローラ及びクリーニングブレードの耐用期間が短くならないようすることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による液体吐出装置の一例としてのインクジェットプリンタの実施形態を示す斜視図である。このインクジェットプリンタ1は、記録紙上にインク滴を吐出して画像を形成するもので、プリンタ本体部2と、ヘッドカートリッジ3(図2参照)と、記録紙トレイ4とを備えている。
図1に示すプリンタ本体部2は、記録紙トレイ4内に収納された記録紙を搬送するための搬送機構や、吐出対象物としての記録紙に対して適正に印画を行わせるための制御装置部20(図3参照)を内部に収容したものであり、その前面下部に設けられたトレイ挿入口5に記録紙トレイ4が着脱可能状態に装着されている。なお、このトレイ挿入口5は、記録紙の排紙口も兼ねており、プリンタ本体部2で印画された記録紙が記録紙トレイ4の上面の排紙受け部4aから排紙されるようになっている。また、このプリンタ本体部2の前面上部には、表示パネル(表示部)6が設けられており、インクジェットプリンタ1の全体動作の状態を表示するようになっている。
また、プリンタ本体部2の上面側には、上蓋7が開閉可能に取り付けられており、この上蓋7を開くと、プリンタ本体部2の上面側にヘッドカートリッジ3を収納する収納部8が形成されている。このプリンタ本体部2の収納部8には、ヘッドカートリッジ3が矢印Zのように収納されて、着脱可能な状態に保持されるようになっている。このヘッドカートリッジ3は、その筐体がプリンタ本体2の幅方向、すなわち記録紙の幅方向に全幅にわたって細長く伸びており、例えばイエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックKの4色のインクを記録紙上に吐出して画像を形成するものであって、インクタンク9と、プリントヘッド10と、ヘッドキャップ11とを備えて構成されている。
図2は、図1に示すヘッドカートリッジ3の構成を示す一部断面側面図である。このヘッドカートリッジ3の内部には、四つのインクタンク9(9y,9m,9c,9k)が装填されている。このインクタンク9は、インク(所定の液体)を貯蔵する液体容器となるもので、各インクタンク9内にY,M,C,Kの4色のインクが収容されている。このインクタンク9は、その内部に収容されたインクをプリントヘッド10内に供給するようになっている。このプリントヘッド10は、インクタンク9から供給されたインクを記録紙の全幅に対応して吐出するフルライン型の液体吐出ヘッドと呼ばれるものであって、その下面にはノズル面12aを構成するノズル部材12が配設されており、このノズル部材12にインク吐出ノズル(液体吐出ノズル)13の列が記録紙の全幅に対応して設けられている。
また、プリントヘッド10の下面側には、ヘッドキャップ11が着脱可能に装着されている。このヘッドキャップ11は、プリントヘッド10に対し相対的に移動し、装着状態で該プリントヘッド10のノズル面12aを保護するようになっている。具体的には、四周に立ち上り片を有する細長い箱状に形成され、その全体が硬質樹脂等でできており、その内側にクリーニングローラ(クリーニング部材)14とクリーニングブレード15とが設けられている。
図2に示すクリーニングローラ14は、プリントヘッド10のノズル面12aを移動しながら該ノズル面12aに付着したインクなどを吸引してワイプするクリーニング部材となるもので、円柱状に形成されており、ヘッドキャップ11内の一側部にて該ヘッドキャップ11の長手方向に取り付けられ、プリントヘッド10のノズル面12aの長手方向と平行となっている。このクリーニングローラ14は、弾性力を有すると共に液体を吸収する多孔質の材質であるスポンジやフェルト等でできている。
上記クリーニングローラ14は、その断面周囲の長さが、該クリーニングローラ14を上記ノズル面12aに接触させた状態で従動回転する移動距離と等しい長さに形成されている。これにより、このノズル面12a上を従動回転するクリーニングローラ14の外周面において、所定の位置のインク吐出ノズル13をクリーニングした接触部位が、再度他の位置のインク吐出ノズル13をクリーニングすることがないため、ノズル面12aのクリーニングを安定して行うことができる。
また、図2に示すように、上記クリーニングローラ14の近傍にて図中左側には、クリーニングブレード15が設けられている。このクリーニングブレード15は、プリントヘッド10のノズル面12aを移動しながら増粘付着したインクのかすやゴミをワイプするための他のクリーニング部材となるもので、ノズル面12aに押し当てられて変形するゴムなどの材質により平板状に形成されており、上記クリーニングローラ14と同様に、ヘッドキャップ11の長手方向に取り付けられ、プリントヘッド10のノズル面12aの長手方向と平行となっている。これにより、上記クリーニングブレード15は、ノズル面12aに押し当てられて変形するので、該クリーニングブレード15でノズル面12aをワイプしたときに該ノズル面12aに付着して増粘固化したインクや、紙粉等のごみ等が取れ易くなる。
また、このクリーニングブレード15は、上記ノズル面12aに付着したインクを吸収する材質、例えばポリスチレン、ポリプロピレン、ウレタン又はポリエチレン等の多孔質の材質(スポンジ)で形成してもよい。また、フェルトで形成してもよい。これにより、このクリーニングブレード15でプリントヘッド10のノズル面12aをワイプすると同時に、該ノズル面12aに付着したインクやインク吐出ノズル13内のインクを吸引することができる。また、クリーニングブレード15に界面活性剤を含浸してもよく、この場合には、上記クリーニングブレード15によるノズル面12aのクリーニング性能を向上することができる。なお、上記クリーニングローラ14と上記クリーニングブレード15とで、プリントヘッドのクリーニング装置42を構成する。
このように構成されたヘッドキャップ11は、図2に示すように、プリントヘッド10のノズル面12aの長手方向に直交する方向に、矢印A,Bのように移動し、矢印A方向に移動した状態でプリントヘッド10から外され、矢印B方向に戻った状態で再びプリントヘッド10に装着されてノズル面12aを保護するようになっている。そして、クリーニングローラ14は、ヘッドキャップ11が開く動作に伴ってプリントヘッド10のノズル面12aをクリーニングするようになっている。
図3は、以上のように構成されたインクジェットプリンタの制御を行う制御装置部20の構成及び動作を説明するためのブロック図である。この制御装置部20は、上述のクリーニングローラ14を内部に収容したヘッドキャップ11を移動させる移動手段の駆動を制御したり、プリントヘッド10のインク吐出ノズル13からのインク吐出動作を制御したりするもので、制御部21と、メカ駆動部22と、ヘッド駆動部23とを備えて成る。
上記制御部21は、ヘッドキャップ11を開閉させるキャップ開閉モータ26の駆動を制御する駆動制御手段、及びインク吐出ノズル13からのインクの吐出動作を制御する吐出制御手段となるもので、その内部には各種の情報や制御プログラムを格納しておくROM24と、このROM24から読み出した制御プログラムに基づいて各種制御指令を送出するCPU25とを有し、後述のメカ駆動部22及びヘッド駆動部23を制御するようになっている。
この制御部21は、上記インク吐出ノズル13に対応する画素の色を示す信号、又はインクの吐出量を示す信号、又は上記インク吐出ノズル13を選択する信号が含まれた画像信号としてのプリント信号が入力されると、該プリント信号のうち、例えば直前に吐出された各インク吐出ノズル13からのインク吐出量、画像信号、吐出インクの色の情報を検知する検知手段を有しており、この検知手段はこれらの情報をもとに各インク吐出ノズル13からの予備吐出量、予備吐出するインクの色、即ち予備吐出するインク吐出ノズル13を判断するようになっている。また、この制御部21は、インクを充填する各インクタンク内の各色の電気熱変換手段28〜31を駆動してインク吐出を制御するための吐出制御手段を備えており、この吐出制御手段は上記検知手段の判断に応じた信号を後述のヘッド駆動部23に送信するようになっている。
また、メカ駆動部22は、前記ヘッドキャップ11を開閉させるためのキャップ開閉モータ26及び記録媒体としての紙を供給、排紙するための給排紙モータ27を駆動させるものである。なお、上記キャップ開閉モータ26は、前記クリーニングローラ14の外周面とプリントヘッド10のノズル面12aとを接触させた状態で該両者を相対的に移動させる移動手段となるものである。さらに、ヘッド駆動部23は、前記プリントヘッド10のノズル面12aに設けられたインク吐出ノズル13からインクを吐出する素子部を駆動するもので、例えば発熱抵抗体で構成されるイエロー用電気熱変換手段28と、マゼンタ用電気熱変換手段29と、シアン用電気熱変換手段30と、ブラック用電気熱変換手段31とにそれぞれ駆動信号を送出するようになっている。
このように構成された制御装置部20は、制御部21が外部からの画像形成の動作を示すプリント信号を取り込むと共に、プリントヘッド11に対して相対的に移動するヘッドキャップ11の位置を検出する光電スイッチ18からの検出信号を入力して、上記メカ駆動部22及びヘッド駆動部23に駆動信号を送り、インク吐出ノズル13から各色のインクをヘッドキャップ11内に予備吐出させるように制御するようになっている。
次に、このように構成された液体吐出装置の液体吐出性能を維持する方法について、図4〜図9を参照して説明する。まず、図1に示すプリンタ本体部2の収納部8には、ヘッドカートリッジ3が矢印Zのように収納されて固定状態で保持されているとする。このとき、図4に示すように、記録紙トレイ4内の記録紙17をプリントヘッド10の下面側に搬送する搬送ベルト19は下降した状態であるとする。次に、このプリントヘッド10からインクを吐出して記録紙17上に画像形成するときには、まずヘッドキャップ11を矢印A方向に移動させてプリントヘッド10から取り外し、該ヘッドキャップ11をノズル部材12から退避させる。すなわち、図5(a)に示す待機状態においては、プリントヘッド10の下面に装着されたヘッドキャップ11を、図5(b)に示すように、矢印A方向に移動して該プリントヘッド10に対して相対的に移動させる。その後、図5(c)に示すように、ヘッドキャップ11を退避位置に退避させた状態で、上記搬送ベルト19を上昇させた後に記録トレイ4内の記録紙17をプリントヘッド10の下面側に搬送する。そして、この搬送された記録紙17上に、プリントヘッド10のインク吐出ノズル13からインク滴を吐出して画像を形成する。
ここで、上記ヘッドキャップ11内には、図6(a)に示すように、クリーニングローラ14及びクリーニングブレード15から成るクリーニング装置42が設けられているので、図6(b)に示すように、該ヘッドキャップ11をプリントヘッド10に対して相対的に移動するときに、上記クリーニングローラ14がノズル面12aを全長にわたって適度な圧力で押圧しながら従動回転して、ノズル面12aに付着したごみや増粘固化したインクを拭き取ると共に、該ノズル面12a上のインクを吸収してクリーニングを行う。このとき同時に、上記クリーニングローラ14に含浸された界面活性剤溶液がノズル面12aに塗布される。これにより、ノズル面12aのクリーニングを行うと共に、ノズル面12aに界面活性剤の膜41が形成される(図7参照)。
また、図6に示すように、クリーニングローラ14の近傍には、例えばゴム製のクリーニングブレード15が設けられているので、上述の動作と同時に、プリントヘッド10のノズル面12aを移動しながら増粘付着したインクのかすやゴミがワイプされる。また、このクリーニングブレード15を、例えばスポンジなどの多孔質の材質で形成して界面活性剤を含浸した場合には、上記クリーニングブレード15によるノズル面12aのクリーニング性能を向上することができる。
また、界面活性剤はノズル面12aに付着したインクの表面張力を低下させ、その結果インクとの馴染みが良くなることが確認されているので、ノズル面12aに付着したインクがクリーニングローラ14及びクリーニングブレード15と接触すると、それに含浸されている界面活性剤と馴染んで吸収されやすくなり、その結果クリーニングローラ14によるクリーニング効果が向上するようになる。このとき、図7に示すように、上記ノズル面12aに界面活性剤の膜41が形成されることにより、該ノズル面12aの濡れ性が一様になるので、インク吐出ノズル13からインク滴が真直に吐出されるようになり、プリントヘッドの液体吐出性能を安定化することができる。
そして、図6(c)に示すように、ヘッドキャップ11を退避位置まで移動して係留した状態で印刷動作を行い、所定の印刷動作が終わり、ヘッドキャップ閉トリガー信号が入力されると、ヘッドキャップ11は、図6(d)に示すように、矢印Bに示す軌跡を通って移動する。このヘッドキャップ11が元の位置に戻るときには、クリーニングローラ14はノズル面12aをワイプしないようになっている。その理由は、図6(d)に示す復路ではノズル面12aをクリーニングする必要がないためである。また、消耗品であるクリーニングローラ14がインクを吸収すると、液体吸収材の寿命が短くなって交換時期が早まるので、それを防ぐためである。そして、図6(e)に示すように、ヘッドキャップ11が元の位置に戻って、再びプリントヘッド10に装着されてノズル面12aを保護するようになっている。
図8は、上記ヘッドキャップ11が開く動作に連動して上記クリーニングローラ14がノズル面12aをワイプし、上記ヘッドキャップ11が閉じてノズル面12aを保護する位置に戻るときには上記クリーニングローラ14をノズル面12aに接触しないようにする機構を示す説明図である。この機構は、上記クリーニングローラ14を保持する取付け架台32に、クリーニングローラ14の軸部14aを上方に持ち上げて該クリーニングローラ14をノズル面12a側に付勢する板ばね33を備えると共に、上記取付け架台32の上部にて回動可能とされ、クリーニングローラ14の軸部14a側に倒れて該クリーニングローラ14を下方に押し下げるスイッチ部材34を備えたものである。このスイッチ部材34にはコイルスプリング35が取り付けられており、図8(a)に示す通常状態では、鉛直方向を向いてクリーニングローラ14の軸部14aに接触しないようになっている。
そして、図8(b)に示すように、ヘッドキャップ11が矢印Aに示す方向に移動してプリントヘッド10に対して相対的に移動するときには、スイッチ部材34がプリントヘッド10の下面の段部により矢印Cに示す方向に倒される。このとき、スイッチ部材34は、クリーニングローラ14の軸部14aに接触しない状態のままであるので、該軸部14aが板ばね33により上方に持ち上げられ、クリーニングローラ14がノズル面12a側に付勢されて接触した状態を維持することができる。このとき、プリントヘッド10のノズル面12aに付着したインクのかすや紙粉等のごみは、上記クリーニングブレード15の上部前側のエッジ15aでワイプされる。このまま、ヘッドキャップ11が矢印Aに示す方向に移動し、図8(c)に示すように、退避位置まで移動した場合には、スイッチ部材34がプリントヘッド10の下面と接触しなくなるので、該スイッチ部材34はコイルスプリング35により鉛直方向を向いた状態に戻される。
これに対し、図8(d)に示すように、ヘッドキャップ11が矢印Bに示す方向に移動するときには、スイッチ部材34がプリントヘッド10の下面により矢印Eに示す方向に倒されて、該スイッチ部材34によりクリーニングローラ14の軸部14aが下方に押し下げられるので、クリーニングローラ14がノズル面12aに接触しなくなる。したがって、ヘッドキャップ11が矢印Bに示す方向に移動して元の位置に戻るときには、クリーニングローラ14がノズル面12aをワイプしなくなる。このとき、プリントヘッド10のノズル面12aに付着したインクのかすや紙粉等のごみは、上記クリーニングブレード15の上部前側のエッジ15aと反対の後ろ側のエッジ15bでワイプされる。そして、図8(e)に示すように、ヘッドキャップ11がノズル面12aを保護する位置に戻されると、通常状態に戻される。
図9は、上記ヘッドキャップ11が開く動作に連動して上記クリーニングブレード15がノズル面12aをワイプし、上記ヘッドキャップ11が閉じてノズル面12aを保護する位置に戻るときには上記クリーニングブレード15をノズル面12aに接触しないようにする機構を示す説明図である。この機構は、上記クリーニングブレード15を保持する取付け架台36に対して立設して回動可能に取り付けられ、上記クリーニングブレード15を倒すためのスイッチ部材37を備えたものである。このスイッチ部材37には図示省略の付勢手段が取り付けられており、図9(a)に示す通常状態では、直立してクリーニングブレード15に接触しないようになっている。
そして、図9(b)に示すように、ヘッドキャップ11が矢印Aに示す方向に移動してプリントヘッド10に対して相対的に移動するときには、スイッチ部材37がプリントヘッド10の下面の段部により矢印Fに示す方向に倒される。このとき、スイッチ部材37は、クリーニングブレード15に接触しない状態のままであるので、クリーニングブレード15がヘッドキャップ10のノズル面12aに押し当てられて変形し、該ノズル面12aをワイプした状態で移動する。このまま、ヘッドキャップ11が矢印Aに示す方向に移動し、図9(c)に示すように、退避位置まで移動した場合には、スイッチ部材37がプリントヘッド10の下面と接触しなくなるので、直立した状態に戻される。
これに対し、図9(d)に示すように、ヘッドキャップ11が矢印Bに示す方向に移動するときには、スイッチ部材37がプリントヘッド10の下面により矢印Gに示す方向に倒されるので、該スイッチ部材37によりクリーニングブレード15が倒され、ノズル面12aに接触しなくなる。したがって、ヘッドキャップ11が矢印Bに示す方向に移動して元の位置に戻るときには、クリーニングブレード15がノズル面12aをワイプしなくなる。そして、図9(e)に示すように、ヘッドキャップ11がノズル面12aを保護する位置に戻されると、通常状態に戻される。
以上のように構成されたクリーニングローラ14及びクリーニングブレード15から成るクリーニング装置42は、その取付け手段となる取付け架台から着脱可能に保持されている。これにより、汚れが付着したクリーニングローラ14及びクリーニングブレード15を新しいものと交換することができる。
なお、以上の説明において、ヘッドキャップ11内のクリーニングブレード15は、クリーニングローラ14の近傍にて図中左側の位置に設けられているとしたが、本発明はこれに限られず、他の位置に設けてもよい。例えば、図10に示すように、クリーニングローラ14の近傍にて図中右側の位置に設けてもよい。また、図11に示すように、クリーニングローラ14の近傍にて左右両側の位置に設けてもよい。
なお、以上の説明においては、インクジェットプリンタに適用された例について述べたが、本発明はこれに限らず、液体吐出ヘッドの液体吐出ノズルから液体を吐出するものであればどのようなものでもよい。例えば、記録方式がインクジェット方式のファクシミリ装置や複写機等についても適用可能である。
そして、液体吐出装置の液体吐出ヘッドのノズルから吐出される液体はインクに限られず、液室内の液体を吐出してドット列又はドットを形成するものであれば、他の液体の吐出装置にも適用することができる。例えば、DNA鑑定などにおいてDNA含有溶液をパレット上に吐出するための液体吐出装置や、プリント配線基板の配線パターンを形成するための導電性粒子を含む液体を吐出する液体吐出装置にも適用することができる。
本発明による液体吐出装置の一例としてのインクジェットプリンタの実施形態を示す斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンタの収納部内に収納されるヘッドカートリッジの構成を示す一部断面側面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの制御を行う制御装置部の構成を説明するためのブロック図である。 図1に示すインクジェットプリンタの収納部内にヘッドカートリッジが収納された状態を示す一部断面側面図である。 図4に示すヘッドキャップの移動によりプリントヘッドのインク吐出性能を維持する方法を説明する説明図である。 図4に示すヘッドキャップが移動してクリーニングローラがノズル面のクリーニングを行うと共に、界面活性剤の膜を形成する動作を示す説明図である。 ノズル部材のノズル面に界面活性剤の膜が形成され、インク滴が真直に吐出される状態を示す説明図である。 図6に示すヘッドキャップの開閉動作に連動してクリーニングローラがノズル面をワイプしたり、あるいは非接触となるようにする機構を示す説明図である。 図6に示すヘッドキャップの開閉動作に連動してクリーニングブレードがノズル面をワイプしたり、あるいは非接触となるようにする機構を示す説明図である。 図2に示すヘッドキャップ内に設けられたクリーニングブレードの他の配置例を示す一部断面側面図である。 図2に示すヘッドキャップ内に設けられたクリーニングブレードの更に他の配置例を示す一部断面側面図である。 従来のノズル部材のノズル面の不均一な表面状態を示す説明図であって、インク吐出ノズルからインク滴が曲がった方向に吐出される状態を示す図である。
符号の説明
1…インクジェットプリンタ
2…プリンタ本体部
3…ヘッドカートリッジ
4…記録紙トレイ
5…トレイ挿入口
6…表示パネル
7…上蓋
8…収納部
9…インクタンク
10…プリントヘッド
11…ヘッドキャップ
12…ノズル部材
12a…ノズル面
13…インク吐出ノズル
14…クリーニングローラ
15…クリーニングブレード
17…記録紙
19…搬送ベルト
32,36…取付け架台
33…板ばね
34…スイッチ部材
35…コイルスプリング
37…スイッチ部材
40…気孔室
41…界面活性剤の膜
42…クリーニング装置

Claims (17)

  1. 所定の液体を吐出する液体吐出ノズルが設けられたノズル面を有して成る液体吐出ヘッドに対して相対的に移動して該ノズル面をワイプする液体吐出ヘッドのクリーニング装置であって、
    上記液体吐出ヘッドのノズル面の長手方向に沿って延びたクリーニングローラ及びクリーニングブレードを備えたことを特徴とする液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  2. 上記クリーニングブレードは、上記ノズル面に押し当てられて変形する材質で平板状に形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  3. 上記クリーニングブレードは、上記ノズル面に付着した液体を吸収する材質で形成されたことを特徴とする請求項2記載の液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  4. 上記クリーニングローラは、上記ノズル面に接触する部分が弾力性を有すると共に液体を吸収する材質で形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  5. 上記クリーニングローラは、上記ノズル面に接触した状態で従動回転しながら該ノズル面上を移動することを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  6. 上記クリーニングローラは、その断面周囲の長さが、該クリーニングローラを上記ノズル面に接触させた状態で従動回転する移動距離と等しい長さに形成されたことを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  7. 上記クリーニングローラを保持する取付け架台は、該クリーニングローラを上記ノズル面側に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  8. 上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードは、その取付け手段から着脱可能に保持されたことを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドのクリーニング装置。
  9. 所定の液体を吐出する液体吐出ノズルが設けられたノズル面を有して成る液体吐出ヘッドと、この液体吐出ヘッドに対して相対的に移動して該ノズル面をワイプするクリーニング装置とを備え、上記液体吐出ノズルから液体を吐出する液体吐出装置において、
    上記クリーニング装置は、上記液体吐出ヘッドのノズル面の長手方向に沿って延びたクリーニングローラ及びクリーニングブレードから成り、
    上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードを上記ノズル面の長手方向に直交する方向に相対的に移動することにより該ノズル面をワイプすることを特徴とする液体吐出装置。
  10. 上記クリーニングブレードは、上記ノズル面に押し当てられて変形する材質で平板状に形成されたものであることを特徴とする請求項9記載の液体吐出装置。
  11. 上記クリーニングブレードは、上記ノズル面に付着した液体を吸収する材質で形成されたことを特徴とする請求項10記載の液体吐出装置。
  12. 上記クリーニングローラは、上記ノズル面に接触する部分が弾力性を有すると共に液体を吸収する材質で形成されたものであることを特徴とする請求項9記載の液体吐出装置。
  13. 上記クリーニングローラは、上記ノズル面に接触した状態で従動回転しながら該ノズル面上を移動することを特徴とする請求項9記載の液体吐出装置。
  14. 上記クリーニングローラは、その断面周囲の長さが、該クリーニングローラを上記ノズル面に接触させた状態で従動回転する移動距離と等しい長さに形成されたことを特徴とする請求項9記載の液体吐出装置。
  15. 上記クリーニングローラを保持する取付け架台は、該クリーニングローラを上記ノズル面側に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項9記載の液体吐出装置。
  16. 上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードは、その取付け手段から着脱可能に保持されたことを特徴とする請求項9記載の液体吐出装置。
  17. 所定の液体を吐出する液体吐出ノズルが設けられたノズル面を有して成る液体吐出ヘッドと、この液体吐出ヘッドに対して相対的に移動して該ノズル面をワイプするクリーニング装置とを備え、上記液体吐出ノズルから液体を吐出する液体吐出装置において、
    上記クリーニング装置は、上記液体吐出ヘッドのノズル面の長手方向に沿って配設され弾力性を有すると共に液体を吸収する材質で円柱状に形成されたクリーニングローラと、
    上記液体吐出ヘッドのノズル面の長手方向に沿って配設され上記ノズル面に押し当てられて変形する材質で平板状に形成されたクリーニングブレードとから成り、
    上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードが上記ノズル面から退避するときに該ノズル面をワイプし、また上記クリーニングローラ及びクリーニングブレードが元の位置に戻るときには該クリーニングローラ及びクリーニングブレードの少なくとも一方、又はその両方がノズル面に接触しないようにする機構を備えたことを特徴とする液体吐出装置。
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