JP2004008426A - 遊技機用スイッチおよび遊技機 - Google Patents

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Yasuo Nishihara
西原 八州夫
Minoru Kimura
木村 実
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Abstract

【課題】操作姿勢、操作態様など、遊技機の操作に関する多様性に対応可能な技術を提供すること。
【解決手段】前記ケーシング(61)又は前記スイッチ本体(62)のいずれか一方に検知体を、他方に被検知体を設け、常態においては、前記検知体と被検知体とが一定の位置関係にあり、前記スイッチ本体(62)が前記軸支部材(66)に対していずれかの方向へ回動した場合には、前記検知体と被検知体との相対位置が移動しスイッチングされるように形成した。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシンなどの遊技機に関する。特に、プレーヤーが遊技の操作において用いるスイッチおよびそのスイッチを用いた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スロットマシンなどの遊技機には、種々のものが提供されている。古くは、機械式のスロットマシンが主流であったが、現在の日本では、電子式のスロットマシンが主流となっている。以下、単にスロットマシンと記載した場合には、電子式のスロットマシンを指すものとする。
【0003】
図1に示すように、スタートスイッチ50は、各回転リール40の回転を開始させるためのものであって、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。そして、このスタートスイッチ50を操作すると、3個すべての回転リール40の回転が開始することとなっている。
スロットマシンは、この3個の回転リール40を停止させた際の絵柄を合わせるゲームであり、それぞれの回転リール40を停止させるためのストップスイッチ60が用意されている。このストップスイッチ60は、盤面に直角方向にて進退することによって内蔵されたスイッチがオン/オフされるものであり、常態においてはオフとなるように手前側に向かって付勢されている。したがって、プレーヤーはスイッチの進退方向に合わせて指を動かし、ストップスイッチ60を押圧するという操作によってスイッチをオン状態とし、回転リール40を停止させるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のスロットマシンにて長時間プレイすると、惰性でスタートスイッチ50を押し、ストップスイッチ60を惰性にて、たたくように操作する傾向にある。長時間の同じ姿勢でのプレイおよび操作によって疲労するためと考えられる。また、ストップスイッチ60が筐体に対して垂直に取り付いている場合には、人差し指でボタン操作をすると手首に負担がかかるので、いきおい上方から押すことが多くなる。
【0005】
長時間のプレイによる疲労を軽減するためには、スイッチや操作ボタンなどの位置を変えられるような遊技機であればよいが、そのような遊技機は提供されていない。いわゆる家庭用テレビゲーム機(操作系をテレビ画面の出力系と有線接続している)であれば、操作系を手にできるので姿勢に合わせることができるが、スイッチや操作ボタンを色々な方向から押圧できるような構成にて提供されているものはない。従って、上述したようなスイッチ操作を行うと、遊技機を正確に作動させることができなかったり、スイッチ類に過大な衝撃がかかり、破損等の原因ともなりかねない。
【0006】
以上はスロットマシンを例にして説明したが、ゲームセンターなどに設置される遊技機において押圧式のプレイ操作スイッチを用いるものには、共通している。したがって、課題として、遊技機全般で共通している。
本発明が解決しようとする課題は、操作姿勢、操作態様など、遊技機の操作に関する多様性に対応可能な技術を提供することにある。
【0007】
(請求項1の目的)
請求項1記載の発明は、スイッチの複数方向から押圧操作が可能なスイッチを提供することを目的とする。
(請求項2の目的)
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、スイッチの中央部での押圧操作が可能なスイッチを提供することを目的とする。
【0008】
(請求項3の目的)
請求項3記載の発明は、スイッチの複数方向から押圧操作が可能なスイッチを備えた遊技機を提供することを目的とする。
(請求項4の目的)
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の目的に加え、スイッチの中央部での押圧操作が可能なスイッチを備えた遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、かっこ内の符号及び図面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0010】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、遊技機(例えばスロットマシン10)の操作を行うための遊技機用スイッチ(例えばスロットマシン10の回転リールを停止させるためのストップスイッチ60)に係る。
すなわち、操作基盤(前面パネル71)へ固定されてスイッチ(60)の内部機構を収納するとともに操作基盤(71)の手前側を開口するケーシング(61)と、そのケーシング(61)の開口部を覆うとともにプレーヤーが押すスイッチ本体(62)と、そのスイッチ本体(62)における中央部に水平に設けられ当該スイッチ本体(62)を回動可能に軸支する軸支部材(66)とを有し、前記ケーシング(61)又は前記スイッチ本体(62)のいずれか一方に検知体を、他方に被検知体を設け、常態においては、前記検知体と被検知体とが一定の位置関係にあり、前記スイッチ本体(62)が前記軸支部材(66)に対していずれかの方向へ回動した場合には、前記検知体と被検知体との相対位置が移動しスイッチングされるように形成したことを特徴とする。
【0011】
(用語説明)
「遊技機(10)」とは、例えば、周囲に複数の図柄を表示した回転リール(40)と、遊技機(10)を制御するための制御装置とを備えた遊技機(10)、更に具体的にはスロットマシンなどの遊技機をいい、パチンコ店に設置される遊技機が典型的なものである。
【0012】
なお、遊技機(10)には、液晶ディスプレイやCRTなどの画像表示装置に表示させた擬似的な遊技機をも含む。より具体的には、出力手段をテレビ受像機に依存したいわゆるいわゆるテレビゲーム機も、「遊技機(10)」に含む趣旨である。
「検知体」及び「被検知体」は、それぞれ前記ケーシング(61)又は前記スイッチ本体(62)のいずれか一方に設けられるものであり、例えばフォトインタラプタ(65)とセンサ用片(62a)とすることができる。そして、この検知体と被検知体とは、常態において一定の位置関係にある。「常態」とは、スイッチ操作が行われていない場合のことであり、前記検知体と被検知体とが一定の位置関係を保つためには、例えばバネ等を用いることができる。
【0013】
「スイッチング」とは、スイッチがオンとなること及びオフとなることの双方を意味する。
(作用)
本請求項に係る発明が、スロットマシン(10)の回転リールを停止させるためのストップスイッチ(60)に採用されたとして説明する。
【0014】
プレーヤーは、ゲーム開始のためにスタートスイッチ(50)の操作をすると、回転リール(40)が回転を開始する。このとき、スイッチ本体(62)は軸支部材(66)によって水平に軸支され、前記検知体と被検知体は一定の位置関係に保たれている。
プレーヤーは回転リール(40)の回転を見極め、ストップスイッチ(60)のスイッチ本体(62)を押す。すると、スイッチ本体(62)が前記軸支部材(66)を支点としていずれかの方向へ回動する。すると、検知体が被検知体を検出することにより、回転リール(40)の回転に対して停止命令が発せられる。
【0015】
したがって、プレーヤーとしては、上から叩くようにしても、正面から水平方向に押しても、ストップスイッチ(60)の操作により回転リール(40)を停止させることができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊技機用スイッチを限定したものである。
【0016】
すなわち、前記軸支部材(66)を前記ケーシング(61)の開口部側および反開口部側へ移動可能に支持する軸支部材支持部(例えばケーシング61に設けた長孔61c)と、前記軸支部材(66)を前記ケーシング(61)の開口部側へ付勢する付勢機能部(例えばねじりコイルバネ69等)とを備え、前記付勢機能部の付勢に抗して前記スイッチ本体(62)を反開口部側へ移動させた場合にスイッチングされるように形成したことを特徴とする。
【0017】
(作用)
本請求項に係る遊技機用スイッチを採用した遊技機にて遊ぶプレーヤーが、当該遊技機用スイッチ(60)を操作する際に、スイッチ本体(62)における中央部すなわち軸支部材(66)付近を押してしまい、スイッチ本体(62)が前記軸支部材(66)に対していずれの方向へも回動しなかったとする。その場合、押された力が付勢機能部(69)の付勢力を上回っていれば、スイッチ本体(62)が反開口部側へ移動し、スイッチングされる。
【0018】
プレーヤーは、付勢機能部(69)の付勢力を上回る力にてスイッチ本体(62)を押せば、偶然に軸支部材(66)付近を押してしまって、スイッチ本体(62)がいずれの方向へも回動しなかったとしても、スイッチングすることができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、遊技に関する操作を行うためのスイッチ(60)を備えた遊技機に係る。
【0019】
そのスイッチ(60)は、操作基盤(前面パネル71)へ固定されてスイッチ(60)の内部機構を収納するとともに操作基盤(71)の手前側を開口するケーシング(61)と、そのケーシング(61)の開口部を覆うとともにプレーヤーが押すスイッチ本体(62)と、そのスイッチ本体(62)における中央部に水平に設けられ当該スイッチ本体(62)を回動可能に軸支する軸支部材(66)とを有し、前記ケーシング(61)又は前記スイッチ本体(62)のいずれか一方には検知体が、他方には被検知体が設けられ、常態においては、前記検知体と被検知体とが一定の位置関係にあり、前記スイッチ本体(62)が前記軸支部材(66)に対していずれかの方向へ回動した場合には、前記検知体と被検知体との相対位置が移動しスイッチングされるように形成されていることを特徴とする。
【0020】
(用語説明)
「スイッチ」とは、押圧するという操作によってスイッチング可能なスイッチであり、遊技機における遊技の進行をプレーヤーが操作するためのボタンなどの形状をなしている。本請求項に係る遊技機がスロットマシンである場合には、前述したスロットマシン(10)の回転リールを停止させるためのストップスイッチ(60)の他、貯留されているメダルの枚数を減じてメダルの投入に代えるためのベットスイッチ(74)、貯留されているメダルを払い出すための精算スイッチ(75)などに対しても採用可能である。
【0021】
(作用)
本請求項に係る発明がスロットマシン(10)に採用され、構成要件たる「スイッチ」は、回転リールを停止させるためのストップスイッチ(60)に採用されたとして説明する。
プレーヤーは、ゲーム開始のためにスタートの操作をすると、回転リール(40)が回転を開始する。このとき、スイッチ本体(62)は軸支部材(66)によって水平に軸支され、前記検知体と被検知体は一定の位置関係に保たれている。
【0022】
プレーヤーは回転リール(40)の回転を見極め、ストップスイッチ(60)のスイッチ本体(62)を押す。すると、スイッチ本体(62)が前記軸支部材(66)を支点としていずれかの方向へ回動する。すると、検知体が被検知体を検出することにより、回転リール(40)の回転に対して停止命令が発せられる。
したがって、プレーヤーとしては、上から叩くようにしても、正面から水平に押しても、ストップスイッチ(60)の操作により回転リール(40)を停止させることができる。
【0023】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項3記載の遊技機を限定したものである。
すなわち、前記軸支部材(66)を前記ケーシング(61)の開口部側および反開口部側へ移動可能に支持する軸支部材支持部(例えばケーシング61に設けた長孔61c)と、前記軸支部材(66)を前記ケーシング(61)の開口部側へ付勢する付勢機能部(例えばねじりコイルバネ69等)とを備え、前記付勢機能部の付勢に抗して前記スイッチ本体(62)を反開口部側へ移動させた場合にスイッチングされるように形成したことを特徴とする。
【0024】
(作用)
本請求項に係る遊技機用スイッチを採用した遊技機にて遊ぶプレーヤーが、当該遊技機用スイッチ(60)を操作する際に、スイッチ本体(62)における中央部すなわち軸支部材(66)付近を押してしまい、スイッチ本体(62)が前記軸支部材(66)に対していずれの方向へも回動しなかったとする。その場合、押された力が付勢機能部(69)の付勢力を上回っていれば、スイッチ本体(62)が反開口部側へ移動し、スイッチングされる。
【0025】
プレーヤーは、付勢機能部(69)の付勢力を上回る力にてスイッチ本体(62)を押せば、偶然に軸支部材(66)付近を押してしまって、スイッチ本体(62)がいずれの方向へも回動しなかったとしても、スイッチングすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1ないし図5は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、遊技機10の外観正面図、図2は、ストップスイッチ60の正面図、図3は、ストップスイッチ60の縦断面図、図4は、ストップスイッチ60の横断面図、図5は、ストップスイッチ60の分解斜視図である。
【0027】
(遊技機10)
遊技機10は、図1に示すように、四角箱状の筐体70を備えている。また、筐体70の内部には、3個の回転リール40が横並びに設けられ、また、筐体70の前面には、前面パネル71が設けられ、また、前面パネル71のほぼ中央には、図柄表示窓72が設けられている。
【0028】
また、図柄表示窓72は、3個すべての回転リール40の回転が停止した際に、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄を表示可能に形成されている。
具体的には、左側の回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓72の左側部分の上段、中段及び下段にそれぞれ1個ずつ、合計3個の図柄が表示される。中央及び右側の回転リール40についても同様である。これにより、3個すべての回転リール40の回転が停止すると、図柄表示窓72には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄が表示されることとなっている。
【0029】
そして、図柄表示窓72に表示される縦3列横3行の図柄の配列パターンが、「出目」と呼ばれるものである。
また、図柄表示窓72の下方には、貯留メダルを投入するためのベットスイッチ74や、貯留メダルを払い出すための精算スイッチ75や、回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ50や、回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ60などが設けられている。
【0030】
また、図柄表示窓72の右方には、液晶ディスプレイ79が設けられ、また、図柄表示窓72の上方には、演出用ランプ77が設けられている。
また、前面パネル71の下部には、払出口80が設けられ、また、払出口80の下方には、受け皿90が設けられている。
また、この遊技機10は、特に図示しないが、筐体70の内部に制御装置を備えている。
【0031】
(制御装置)
制御装置は、遊技機10を制御するためのものであり、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えている。
図1に示すとおり、この制御装置の入力手段としては、ベットスイッチ74、清算スイッチ75、スタートスイッチ50、及びストップスイッチ60などがある。また、この制御装置の出力手段としては、演出用ランプ77、スピーカ78、及び液晶ディスプレイ79などがある。
【0032】
更に、この制御装置は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、詳しい説明及び図示は省略するが、遊技制御手段、抽選手段、停止制御手段、入賞判定手段などとして機能する。
(ベットスイッチ74)
ベットスイッチ74は、貯留されているメダルの枚数を減じてメダルの投入に代えるためのものであって、図1に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。
【0033】
(精算スイッチ75)
精算スイッチ75は、貯留されているメダルを払い出すためのものであって、図1に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。
(スタートスイッチ50)
スタートスイッチ50は、各回転リール40の回転を開始させるためのものであって、図1に示すように、図柄表示窓72の左斜め下方に設けられている。プレーヤーがこのスタートスイッチ50を操作すると、遊技機10は3個すべての回転リール40の回転が開始するように制御される。
【0034】
(ストップスイッチ60)
ストップスイッチ60は、各回転リール40の回転を停止させるためのものであって、図1に示すように、各回転リール40の下方に1個ずつ設けられている。そして、左側の回転リール40の下方に設けられているストップスイッチ60を操作すると、左側の回転リール40の回転が停止し、中央の回転リール40の下方に設けられているストップスイッチ60を操作すると、中央の回転リール40の回転が停止し、右側の回転リール40の下方に設けられているストップスイッチ60を操作すると、右側の回転リール40の回転が停止することとなっている。このストップスイッチ60については、図2ないし図5に基づいて別途詳述する。
【0035】
(演出用ランプ77)
演出用ランプ77は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図1に示すように、図柄表示窓72の上方に設けられている。
(スピーカ78)
スピーカ78は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図1に示すように、遊技機10の前面下部に設けられている。
【0036】
(液晶ディスプレイ79)
液晶ディスプレイ79は、遊技者に当選又は入賞などを知らせるためのものであって、図1に示すように、図柄表示窓72の右方に設けられている。
(払出口80)
払出口80は、メダルを払い出すためのものであって、前面パネル71の下部に設けられている。
【0037】
(受け皿90)
受け皿90は、払出口80から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのものであって、払出口80の下方に設けられている。
(ストップスイッチ60の構成)
ストップスイッチ60の正面図たる図2中のA−A断面が図3、図3中のB−B断面が図4であり、ストップスイッチ60の分解斜視図を図5に示す。
【0038】
図3に示すように、ストップスイッチ60は、スロットマシン10における前面パネル71の開口部に埋め込まれるとともに、表面を正面側に露出している。前面パネル71の開口に嵌り込んでいるのは、開口箱状のケース61a、およびそのケース61aと前面パネル71の開口との接続および固定部として機能する枠状のベゼル61bからなるケーシング61である。このケーシング61内にスイッチとして機能するための機構部分が内装される。そして、反開口側には、プリント基板64が固定され、そのプリント基板64には、フォトインタラプタ65が接続されている。 また、図5に示すように、ケース61aの側板部分は山形をなしており、その頂点付近には山の高さ方向を長手方向とする進退用長孔61cが形成されている。この進退用長孔61cは、スイッチ本体62の軸支部材66付近を押したときに、スイッチ本体62がケース61aの内部で進退する動きをガイドするためのものである。
【0039】
さらに、ケース61aの側板内面には、レバーストッパー軸63が水平方向に突設されている。このレバーストッパー軸63は、後述するレバー部材67が回動しないように係止するためのものである。
上述したケーシング61のベゼル61bの枠内を覆い、プレーヤーが触れる部材となるスイッチ本体62は、図5に示すように、概ね縁付き船底型をなし、その枠内側において山形のセンサ用片62aを備えている。また、そのセンサ用片62aの先端部分には、フォトインタラプタ65における発光を遮らないためのセンシング用孔62bが形成されている。更に、図4に示すように、後述するレバー部材67と接するレバー操作軸62cを備えている。
【0040】
上述したスイッチ本体62は、図3および図4に示すように、長手方向の中央部を貫通する円柱形の軸支部材66を介して、前記ケース61aへ軸支される。このとき、図5に示すような一対のカンティレバー状のレバー部材67も軸支される。このレバー部材67は、概ねクランク形状をなす薄板の部材であって、軸支部材66に貫通される軸孔67aと、対になった両レバー部材67の拡開角度を制限するために備えられる引っ張りバネ68を引っ掛けるためのバネ掛け部67bとを形成している。
【0041】
軸支部材66を介してスイッチ本体62およびレバー部材67をケース61aへ軸支する際には、中央に軸支部材66を貫通させるコイル部分を備えたねじりコイルバネ69とともに軸支する。このねじりコイルバネ69は、図3に示すように、その両端がケース61aの内側端に達し、ケース61aの外側に向かって凸となるように湾曲するような寸法にて形成されている。
【0042】
前記ねじりコイルバネ69は、その両端がケース61aの内側端に達していると共に、スイッチ本体62をケース61aの内側から開口部側へと押し上げている。このためスイッチ本体62はケース61aから外方向へ付勢され、無負荷状態において、軸支部材66は、進退用長孔61cにおける外側へ位置することとなる。
一対のレバー部材67は、引っ張りバネ68によって相対向するバネ掛け部67bが近づけられる方向に付勢される。このとき、レバー操作軸62c及びレバーストッパー軸63は、一対のレバー部材67によって挟持される。
【0043】
(ストップスイッチ60の作用)
まず、無負荷状態においては、センサ用片62aのセンシング用孔62bがフォトインタラプタ65における発光を遮らず、スイッチはオフの状態となっている。
プレーヤーがスイッチ本体62における軸支部材66とはずれた箇所を押したら、スイッチ本体62が軸支部材66を中心にして回動する。
【0044】
このとき、レバー操作軸62cも軸支部材66を中心にして回動し、一対のレバー部材67のうちいずれか一つを軸支部材66を中心にして回動させる。例えば、図3において、スイッチ本体62を正面から水平方向に押した場合には(二点鎖線にて図示した部分参照)、レバー操作軸62cは図面上方向に回動し、上側にあるレバー部材67を押し上げる。一方このとき、下側にあるレバー部材67は、レバーストッパー軸63により係止されているので、動かない。スイッチ本体62を上から押下した場合には、その逆となる。そして、引っ張りバネ68は伸びた状態となる。
【0045】
また、この場合、センサ用片62aも回動するので、センシング用孔62bがフォトインタラプタ65における光の通路を遮り、スイッチはオン状態となる。すなわちプレーヤーは、スイッチ本体62における軸支部材66よりも上または下のいずれ側を押圧しても、スイッチをオン状態とすることができる。
プレーヤーがスイッチ本体62から手を離すと、回動していたスイッチ本体62は、引っ張りバネ68の復元力により回動していたレバー部材67がレバー操作軸62cをレバーストッパー軸63側に引き寄せるため、元の位置に戻る。そしてスイッチはオフの状態となる。
【0046】
プレーヤーがスイッチ本体62における軸支部材66付近を押圧し、スイッチ本体62が回動しなかった場合には、スイッチ本体62および進退用長孔61cにおける外側へ位置していた軸支部材66が、ねじりコイルバネ69の付勢力に抗してフォトインタラプタ65側へ移動する。このとき、センサ用片62aも移動するので、センシング用孔62bがフォトインタラプタ65における光の通路を遮り、スイッチはオン状態となる。すなわちプレーヤーは、スイッチ本体62における軸支部材66付近を押圧し、スイッチ本体62を回動させなくても、スイッチをオン状態とすることができる。
【0047】
プレーヤーがスイッチ本体62から手を離すと、ケーシング61内に押入されていたスイッチ本体62は、ねじりコイルバネ69の復元力によりケース61aの開口部側に押し戻され、元の位置に戻る。そしてスイッチはオフの状態となる。
以上のようなストップスイッチ60により、プレーヤーは、スイッチ本体62を上方向から叩くように押圧しても、正面から水平方向に押圧しても、スイッチの中央部すなわち軸支部材66付近を押圧しても、スイッチをオン状態とすることができる。そのため、スロットマシンのストップスイッチ操作に関して、多様な操作が可能となる。
【0048】
(バリエーション)
図2ないし図5に示す構成のスイッチを、いわゆる家庭用テレビゲーム機の操作系に採用することも可能である。
【0049】
【発明の効果】
(請求項1の効果)
請求項1記載の発明によれば、スイッチの複数方向から押圧操作が可能なスイッチを提供することができた。
(請求項2の効果)
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、スイッチの中央部での押圧操作が可能なスイッチを提供することができた。
【0050】
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、スイッチの複数方向から押圧操作が可能なスイッチを備えた遊技機提供することができた。
(請求項4の効果)
また、請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加え、スイッチの中央部での押圧操作が可能なスイッチを備えた遊技機を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る遊技機の外観正面図。
【図2】本発明の実施形態に係る遊技機に採用するストップスイッチの正面図。
【図3】本発明の実施形態に係る遊技機に採用するストップスイッチの縦断面図。
【図4】本発明の実施形態に係る遊技機に採用するストップスイッチの横断面図。
【図5】本発明の実施形態に係る遊技機に採用するストップスイッチの分解斜視図。
【符号の説明】
10  遊技機           40 回転リール
50  スタートスイッチ      60 ストップスイッチ
61  ケーシング         61aケース
61b ベゼル           61c進退用長孔
62  スイッチ本体        62aセンサ用片
62b センシング用孔       62cレバー操作軸
63  レバーストッパー軸     64 プリント基板
65  フォトインタラプタ     66 軸支部材
67  レバー部材         67a軸穴
67b バネ掛け部
68  引っ張りバネ        69 ねじりコイルバネ
70  筐体             71 前面パネル
72  図柄表示窓             74 ベットスイッチ
75  精算スイッチ         77 演出用ランプ
78  スピーカ          79 液晶ディスプレイ
80  払出口           90 受け皿

Claims (4)

  1. 遊技機の操作を行うためのスイッチであって、
    操作基盤へ固定されてスイッチの内部機構を収納するとともに操作基盤の手前側を開口するケーシングと、
    そのケーシングの開口部を覆うとともにプレーヤーが押すスイッチ本体と、
    そのスイッチ本体における中央部に水平に設けられ当該スイッチ本体を回動可能に軸支する軸支部材とを有し、
    前記ケーシング又は前記スイッチ本体のいずれか一方に検知体を、他方に被検知体を設け、
    常態においては、前記検知体と被検知体とが一定の位置関係にあり、前記スイッチ本体が前記軸支部材に対していずれかの方向へ回動した場合には、前記検知体と被検知体との相対位置が移動しスイッチングされるように形成したことを特徴とする遊技機用スイッチ。
  2. 前記軸支部材を、前記ケーシングの開口部側および反開口部側へ移動可能に支持する軸支部材支持部と、
    前記軸支部材を前記ケーシングの開口部側へ付勢する付勢機能部とを備え、
    前記付勢機能部の付勢に抗して前記スイッチ本体を反開口部側へ移動させた場合にスイッチングされるように形成したことを特徴とする請求項1記載の遊技機用スイッチ。
  3. 遊技に関する操作を行うためのスイッチを備えた遊技機であって、
    そのスイッチは、
    操作基盤へ固定されてスイッチの内部機構を収納するとともに操作基盤の手前側を開口するケーシングと、
    そのケーシングの開口部を覆うとともにプレーヤーが押すスイッチ本体と、
    そのスイッチ本体における中央部に水平に設けられ当該スイッチ本体を回動可能に軸支する軸支部材とを有し、
    前記ケーシング又は前記スイッチ本体のいずれか一方には検知体が、他方には被検知体が設けられ、
    常態においては、前記検知体と被検知体とが一定の位置関係にあり、前記スイッチ本体が前記軸支部材に対していずれかの方向へ回動した場合には、前記検知体と被検知体との相対位置が移動しスイッチングされるように形成されていることを特徴とする遊技機。
  4. 前記軸支部材を、前記ケーシングの開口部側および反開口部側へ移動可能に支持する軸支部材支持部と、
    前記軸支部材を前記ケーシングの開口部側へ付勢する付勢機能部とを備え、
    前記付勢機能部の付勢に抗して前記スイッチ本体を反開口部側へ移動させた場合にスイッチングされるように形成したことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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