JP2004008282A - 洗濯機 - Google Patents

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Toshifumi Koike
小池 敏文
Yoshihiro Suzuki
鈴木 好博
Makoto Iitaka
飯高 良
Isao Hiyama
桧山 功
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Abstract

【課題】高濃度洗剤液生成手段において、溶解工程中における洗剤溶解室からの洗剤液の漏洩を防止する。
【解決手段】洗剤溶解容器に隣接して、洗剤液貯留部へ給水する給水路と、仕上げ剤貯留部へ給水する給水路と、混合室へ給水する給水路と、冷却除湿手段へ給水する給水路を一体化した配管ユニット83を設け、給水弁を前記配管ユニットに嵌着した。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗剤溶かし機構を有する洗濯機及び洗濯乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
撹拌モータと撹拌ブレードで構成される撹拌手段による洗剤溶かし機構を有する洗剤ケースを設けた洗濯機が特開平7−80187号公報に記載されている。同公報には、洗濯槽に洗濯水を給水する経路途中に仕切り板を設けた洗剤入れを設け、洗剤入れに所定量の洗剤と水を溜め、撹拌手段で溶解した後、給水とともに洗濯槽へ供給することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特開平7−80187号公報では、給水弁は一つで洗剤入れへの給水路と洗濯槽への給水路を兼用している。このため、溶かした洗剤液の濃度調整が難しく、給水初期に非常に高濃度の洗剤液が洗濯物にかかり、色むらの発生の恐れがある。また、洗剤入れ内の水を排出する手段がなく、常に洗剤入れ内に水が溜まった状態になる。このため、特に冬場においては洗剤入れ内が凍結し、洗剤の投入や溶解に不具合を生じる。また、水が入った洗剤入れに洗剤を投入するため、予約洗濯のように洗剤を入れてから給水を始めるまでに長い時間放置するような場合、洗剤が固まってしまう恐れがある。
【0004】
本発明の目的は、複数の給水弁を有した洗剤溶解容器をコンパクトに洗濯乾燥機に内蔵すると共に、組み立て性や信頼性を向上させる手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、洗剤液貯留室と、仕上げ剤貯留室と、前記洗剤液貯留室及び仕上げ剤貯留室と連通し洗濯槽への給水口を設けた混合室と、給水弁を有する洗剤溶解容器を備えた洗濯機において、前記洗剤溶解容器に隣接して、前記洗剤液貯留室へ給水する給水路と、前記仕上げ剤貯留室へ給水する給水路と、前記混合室へ給水する給水路を一体化した配管ユニットを備え、前記給水弁を前記配管ユニットの前記各給水路に設けた。
【0006】
また、前記洗濯槽内に温風を供給する手段と、該温風を冷却除湿する手段を備え、前記配管ユニットは、前記洗剤液貯留室へ給水する給水路と、前記仕上げ剤貯留室へ給水する給水路と、前記混合室へ給水する給水路と、前記冷却除湿手段へ給水する給水路を一体化した配管ユニットを備え、前記給水弁を前記配管ユニットの前記各給水路に設けた。
【0007】
また、給水停止時に前記各給水路の水を排出する排水穴を設けた。さらに、前記排出穴は、前記各給水路間を連通した小穴であり、前記各給水路の最下部に位置する給水路に設けた小穴から排水するようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。本発明は、洗濯機および洗濯乾燥機に関するものであるが、洗濯機は、洗濯乾燥機から乾燥機構を取り除いた構成で実施することができるので、以下に述べる実施の形態は、洗濯乾燥機について説明する。
【0009】
図1は、本発明の一実施の形態である洗濯乾燥機を縦断面して示す模式図である。
【0010】
1は、外郭を構成する四角筒状の外枠である。2は、洗濯兼脱水槽であり、その周壁に通水および通風のための小穴2aを有し、その上縁部に流体バランサー3を備え、底部の内側には回転自在に撹拌翼4を設置する。撹拌翼4は、外周部が高いお椀状になっており、最底部に水抜きおよび温風通過用の複数個の小穴4aを有する。5は、前記洗濯兼脱水槽2を内包する外槽であり、底部の外側には駆動装置6を鋼板製の取り付けベース7によって取り付け、外枠1の上端部の四隅部に係止した4本の防振支持装置8によって外槽5を四方から均等に吊り下げることにより該外枠1の中心部に懸垂するように支持する。
【0011】
駆動装置6は、駆動電動機62と電動操作クラッチ機構63と遊星歯車減速機構64を内蔵する。電動操作クラッチ機構63を電動操作機63aで切り換えることによし、洗濯兼脱水槽2を静止させた状態で撹拌翼4を回転させ(撹拌モード)、洗濯兼脱水槽2と撹拌翼4をそれぞれ反対方向に回転させ(洗濯モード)、洗濯兼脱水槽2と撹拌翼4を一体的に同一方向に回転(脱水・乾燥モード)させるような選択的な駆動機能を有する。
【0012】
外槽5の底に形成した排水口5bは、排水電磁弁33を介して排水ホース34に接続する。エアートラップ5cは、エアーチューブ35を介して前記水位センサ15に接続する。外枠1の下端縁には、四隅に脚36を取り付けた合成樹脂で成形されたベース37を装着する。
【0013】
なお、参照符号38は、洗濯兼脱水槽2内に投入された洗濯物である。
【0014】
外側衣類投入口9aを形成したトップカバー9は、外枠1の上部開口を覆うように該開口端縁に嵌め込み、フロントパネル10およびバックパネル11と共に取り付けねじによって外枠1に取り付けられる。図2は、バックパネル11を取り外したトップカバー9の平面図である。
【0015】
トップカバー9に形成した外側衣類投入口9aは、2つ折り(山折り)に開くようにヒンジ31aによってトップカバー9に取り付けた外蓋31によって開閉自在に覆い、外槽5の上端に取り付けた外槽上カバー28に形成した内側衣類投入口28aは、ヒンジ32aによって外槽上カバー28に取り付けた内蓋32によって開閉自在に覆うように構成する。
【0016】
トップカバー9とフロントパネル10の間に形成される前部収納部であるフロントパネルボックス12には、電源スイッチ13と入力スイッチ群14aおよび表示素子群14bを備えた操作パネル14、アンバランス検出センサ43、蓋スイッチ44を内蔵する。アンバランス検出センサ43は、洗濯兼脱水槽2を回転させたときに該洗濯兼脱水槽2内の洗濯物38のアンバランスによって、該洗濯兼脱水槽2(外槽5)が所定値以上に大きく振れるのを検出するセンサである。蓋スイッチ44は、外蓋31の開閉を検知する。
【0017】
操作パネル14の入力スイッチ群14aは、洗濯コース(標準、強力、ソフト、ドライ、手造り、ふとんなど)を設定するスイッチ、乾燥コース(標準、ワイシャツ、仕上げ、ドライなど)を設定するスイッチ、洗濯から乾燥までを連続して行う場合の洗濯乾燥コース(標準、ワイシャツ、毛布など)を設定するスイッチ、洗い時間や脱水時間、水量、すすぎ回数等洗濯条件を設定するスイッチなどを備える。
【0018】
トップカバー9とバックパネル11の間に形成される後部収納部であるバックパネルボックス17には、後述する洗濯水給水手段と高濃度洗剤液生成・供給手段を横並びにして内蔵すると共に、外槽5内の水位に応じた水位信号を発生する水位センサ15と、コントロールユニット16を内蔵する。
【0019】
洗濯水給水手段は、入水側を水栓接続口18に接続し、配管ユニット83、洗剤溶解容器21を経て出水側を注水口19に接続した主給水電磁弁20によって構成する。さらに、入水側をホース接続口82に接続し、配管ユニット83、洗剤溶解容器21を経て出水側を注水口19に接続した風呂水ポンプ81によって構成される給水手段を設けてもよい。
【0020】
高濃度洗剤液生成・供給手段は、補助給水電磁弁22から配管ユニット83を経て洗剤溶解容器21に洗剤溶解水を供給し、この洗剤溶解容器21内に投入されている粉末合成洗剤を撹拌しながら前記洗剤溶解水で溶解して高濃度洗剤液を生成し、更なる給水により希釈しながら洗剤溶解容器21から溢水させて前記前記洗濯水給水手段からの水と混合し注水口19に供給するように構成する。
【0021】
洗剤溶解容器21には、仕上げ剤室46が併設されており、補助給水電磁弁22から配管ユニット83を経由して給水することによって、この仕上げ剤室45内に投入されている柔軟仕上げ剤を仕上げ財投入室46から溢水させて前記注水口29に供給するように構成する。洗剤溶解容器21上部には、洗剤や柔軟仕上げ剤を投入するのに使用する引き出し式の洗剤投入容器73が取り付けられる。
【0022】
注水口19は、トップカバー9の底と外槽5の外槽上カバー28の後部を貫通して洗濯兼脱水槽2の上部開口内に向けて開口する。
【0023】
主給水電磁弁20と補助給水電磁弁22、22a、散水給水電磁弁24aは一体成型の四連弁で、洗剤溶解容器21の背面に設けた配管ユニット83に取り付けられている。
【0024】
なお、高濃度洗剤液生成・供給手段については、後で詳しく述べる。
【0025】
温風循環乾燥手段は、外槽5の下部の側壁に形成した吸い出し口5aから該外槽5の後側の外壁面に沿って垂直状態で上向きに伸びるように形成して前記吸い出し口5aから浸入した洗濯水を堰き止める除湿風路部である水冷除湿ダクト23と、この水冷除湿ダクト23内の上部に位置して該ダクト内に冷却水を供給する水冷除湿手段である冷却散水部24と、洗濯工程における外槽5の水位よりも高い位置で折り返して該外槽5の外壁面に沿って該外槽5の下側に向かって垂直に伸びる下降風路部である下降風路ダクト25と、外槽5の下側の空間に配置されて前記下降風路ダクト25から吸い込み口に空気を吸い込んで循環空気を生成する循環ファン26と、この循環ファン26の吹き出し口から外槽5の外壁面に沿って上方向に垂直状態に伸びる上昇風路部である上昇風路ダクト27と、外槽5の上端部に取り付けた外槽上カバー28上に設置されて前記上昇風路ダクト27から送り込まれる循環空気を加熱する加熱手段であるヒータ(PTCヒータ)29を内蔵し、加熱した循環空気を洗濯兼脱水槽2内に向けて吹き込む吹き込み口30を備える。
【0026】
水冷除湿ダクト23から下降風路ダクト25への折り返し部分には、糸屑捕集手段61を備える。また、下降風路ダクト25内下部には湿度センサ40と第1温度センサ41を設置し、吹き込み口30のヒータ29の下流側風路内には第2温度センサ42を設置する。冷却散水部24への給水は、冷却散水電磁弁24aから行い、両者は蛇腹ホース24bで接続されている。
【0027】
循環風路を構成する前記水冷除湿ダクト23、下降風路ダクト25および上昇風路ダクト27は、外槽5の後側の外壁面に該外槽5の周方向に並べてその一部を該外槽5と一体成形して実装し、これらの外側を覆う裏側蓋1aは、外側に膨出する形状に構成してねじ止めする。
【0028】
この温風循環乾燥手段は、洗濯後に外槽5内の洗濯水を排水し、洗濯兼脱水槽2を高速回転させて脱水した後に低速回転させながら、循環ファン26を運転することによって、外槽5および洗濯兼脱水槽3内の湿潤空気を吸い出し口5aから吸い出し、水冷除湿ダクト23内を上昇させる過程において冷却散水部24から該水冷除湿ダクト23内に供給される冷却水によって冷却して除湿する。その後、冷却除湿した空気は、下降風路ダクト25を下降させて循環ファン26に吸い込み、この循環ファン26から上昇風路ダクト27とヒータ29を通して吹き出し口30に送り込み、ヒータ29によって加熱して洗濯兼脱水槽2内の内壁面付近に向けて該洗濯兼脱水槽2の回転方向に対して逆向きに吹き込む。このように洗濯兼脱水槽2に吹き込まれた循環空気は、洗濯兼脱水槽2内の洗濯物に触れて該洗濯物を乾燥する。
【0029】
図5は、マイクロコンピュータ16aを中心に構成される洗濯乾燥機の制御部のブロック図である。マイクロコンピュータ16aは、入力スイッチ群14aや水位センサ15、湿度センサ40、第1、第2温度センサ41、42、アンバランス検出センサ43、蓋スイッチ44に接続され、使用者のボタン操作、洗濯兼脱水槽2内の水位、下降風路ダクト25内の温度、湿度などの情報信号を受ける。マイクロコンピュータ16aからの出力信号は、駆動回路16cに接続され、主電磁給水弁20,補助電磁給水弁22、22a、冷却散水電磁弁24a、排水電磁弁33、洗剤撹拌電動機39、循環ファン26等に商用電源を供給して、これらの開閉あるいは回転を制御する。また、使用者に洗濯乾燥機の操作を知らせるために、表示素子群14bを制御し、進行状況を表示する。
【0030】
商用電源に接続されるブリッジ整流回路70は、商用電源を全波整流し、力率改善と昇圧を兼ねるDC−DC変換回路72に入力する。DC−DC変換回路72は、この整流電圧をIGBT等の半導体素子でチョッピングして、共用電源乗り規律を改善すると共に、昇圧した直流電源をPWMインバータ回路73に供給する。この出力電圧は、マイクロコンピュータ16aから半導体素子の駆動矩形波のデューティを制御して可変される。PWMインバータ回路73は、この直流電圧から三相PWM矩形波電圧を生成し、DCブラシレスモータ62に印可して、これを回転させる。DCブラシレスモータ62には、ロータの位置検出手段として、ホール素子62aが内蔵される。ロータの位置はこのホール素子62aで検出され、マイクロコンピュータ16aに伝えられる。そして、このロータの位置、回転速度の情報からマイクロコンピュータ16aは、DCブラシレスモータの回転数や回転方向を制御する。
【0031】
次に、高濃度洗剤液生成・供給手段を図4から図9を参照して説明する、
図4は配管ユニット83を装着した洗剤溶解容器21の斜視図、図5は配管ユニット83を外した洗剤投入容器73の背面を示す側面図、図6は配管ユニット83の上面図、図7は配管ユニット83を図6の矢印A側から見た側面図、図8は配管ユニット83を図6のC−C線で切断した縦断面図、図9は配管ユニット83を図6のD−D線で切断した縦断面図である。
【0032】
洗剤溶解容器21は、上方を開放した略四角形状の容器であり、前記洗剤撹拌翼50を設置する洗剤溶解室45と、仕上げ剤投入室46と、溢水流路56と混合室66を備える。該混合室66は、前記洗剤溶解室45及び仕上げ剤投入室46の下部にあり、溢水流路56で連通している。混合室66の底壁21dに流出口59を備える。流出口59は、外槽上カバー28の注水口19に可撓管19aで接続される。
【0033】
洗剤溶解室45の側壁上部には、上下のレールで構成したガイドレール58aを備え、該ガイドレール58aには洗剤投入容器73を進退自在に載置可能になっている。
【0034】
洗剤溶解容器21と洗剤撹拌電動機39は、金属ベース板49上に水平方向に横並びさせた状態に設置される。洗剤溶解容器21の底部に配設した洗剤撹拌翼50は、軸端にOリングベルト従動プーリ52を備える。また、洗剤撹拌電動機39は、軸端にOリングベルト駆動プーリ53を備える。そして、従動プーリ52と駆動プーリ53は、Oリングベルト54によって連動させる。
【0035】
洗剤溶解容器21の後部側壁には、主給水用の円形ポート21a、洗剤溶かし用の長円形ポート21b、仕上げ剤用の長円形ポート21c、配管ユニット83固定用のねじボス21eを備える。円形ポート21aは前記混合室66に、長円形ポート21bは洗剤溶解室45に、長円形ポート21cは仕上げ剤投入室46に開口している。円形ポート21aにはゴム製のブッシュ67が嵌め込まれている
L形の配管ユニット83は、洗剤溶解容器21の右側面から背面に密着して設置される。配管ユニット83は、内部に四つの給水流路が形成されていて、給水流路の一方が給水電磁弁に、もう一方は洗剤容器21に設けた前記給水ポートに接続している。
【0036】
配管ユニット83の側面には、四連の電磁給水弁を取り付ける4個のポート(85a、86a、87a、88a)がある。ポート85aに洗濯兼脱水槽2へ給水する主給水電磁弁20を、ポート86aに洗剤溶解室45に給水する補助給水電磁弁22を、ポート87aに仕上げ剤投入室46に給水する補助給水電磁弁22aを、ポート88aに冷却散水部24へ給水する冷却散水電磁弁24aを取り付ける。なお、各ポートには水封のためにゴム製のブッシュ92が嵌め込まれている。
【0037】
ポート85aは、給水流路85bに通じており、給水流路85bの末端にパイプ85が取り付けられる。また、給水流路85bの途中には、風呂水ポンプ81への呼び水供給口90、風呂水ポンプ81からの風呂水入水口89、絞り91aを備えたクリーニング水供給口91がある。呼び水供給口90の分岐部には整流板85dを備え、風呂水ポンプ81への呼び水の供給を確実に行うようになっている。なお、風呂水ポンプ81と呼び水給水口90,風呂水流入口89はホースで接続する。
【0038】
また、図示は省略するが、クリーニング水供給口91は、水冷除湿ダクト23上部と蛇腹ホースで接続される。水冷除湿ダクト23上部壁面や冷却散水部24には乾燥工程中に発生する糸屑が堆積する可能性がある。そこで、主給水電磁弁20による給水時に、クリーニング水供給口91から少量の水を糸屑が堆積した部分に散水することにより糸屑を水冷除湿ダクト23下部に落とし、糸屑のクリーニングを行う。
【0039】
ポート86aは、給水流路86bに通じており、給水流路86bの末端には下方向に開口したL形のパイプ86が取り付けられている。
【0040】
ポート87aは、給水流路87bに通じており、給水流路87bの末端には下方向に開口したL形のパイプ87が取り付けられている。
【0041】
ポート88aは、給水流路87bに通じており、給水流路87bの末端には冷却散水部24への給水口88が取り付けられている。
【0042】
給水流路85bと給水流路88bは小穴92aで、給水流路86bと給水流路88bは小穴92bで連通している。これらの小穴は、給水流路内の水抜きのために設けたもので、配管ユニット83内の凍結を防止するためである。
【0043】
配管ユニット83の洗剤溶解容器21への取り付けは、L形パイプ86を長円形ポート21bに、L形パイプ87を長円形ポート21cに差し込み、円形ポートの下端に当たるまで下方へスライドさせた後で、パイプ85をゴム製ブッシュ67が嵌め込まれた円形ポート21aに押し込むことで行う。更に、穴83aにねじを挿入し、配管ユニット83を洗剤溶解容器21のねじボス21eにねじ止めして、両者を固定する。なお、水封のために、L形パイプ85、86と長円形ポート21b、21cの間に可撓性のシール部材を設けてある(図示していない)。
【0044】
洗剤溶解室45に給水する給水手段(第1の給水手段)である補助給水電磁弁22からの水は、給水流路86bを通りL形パイプ86から洗剤溶解室45に流入する。水の極一部は、小穴92bから給水流路88bにり、給水口88を経て冷却散水部24から流出し、水冷除湿ダクト23を流下し外槽5に流入する。補助給水電磁弁22を閉じると、給水流路86b内の水は小穴92bから流出する。
【0045】
洗剤溶解室45の内側側壁には、L形パイプ86から入ってきた水と洗剤とを洗剤撹拌翼50によって撹拌して高濃度洗剤液を生成し、この高濃度洗剤液を第1の給水手段の補助給水電磁弁22からの更なる給水で希釈することによって増量したときに溢水流路56に溢水させる溢水縁45dを備える。
【0046】
また、洗剤溶解室45の底壁45aには、略中央部に回転可能に設けた洗剤撹拌翼50と、仕上げ剤投入室46側の隅部に洗剤溶解室45内の洗剤液あるいは水を混合室66に流し出すサイホン通水機構47を備える。洗剤溶解室45の底壁は、サイホン通水機構47が最も低くなるような傾斜面になっている。
【0047】
洗濯物38へ給水する給水手段(第2の給水手段)である主給水電磁弁20からの水は、配管ユニット83の給水流路85bを通りパイプ85から混合室66に流入する。水の一部は、呼び水給水口90から風呂水ポンプ81のポンプ室を満たし(呼び水)、風呂水流入口89から給水路86bに戻る。また、水の極一部は、小穴92aから給水流路88bにより、給水口88を経て冷却散水部24から流出し、水冷除湿ダクト23を流下し外槽5に流入する。この時、小穴92aを流れる流量が、冷却散水部24から排出可能な流量より少なくなるよう、小穴92aの大きさを決定する。これは、小穴92aを流れる流量が多すぎると、水が給水流路88bから小穴92bを通り給水流路86bを経て洗剤溶解室45に流入してしまうからである。主給水電磁弁20を閉じると、配管流路85b内の水は、パイプ85及び小穴92aから排出する。
【0048】
風呂水は、呼び水を入れた後、風呂水ポンプ81を運転することで、コース接続口82に接続された風呂水給水ホースから風呂水ポンプ81でくみ上げられ、風呂水流入口89から給水流路85bに入り、パイプ85から混合室66に流入する。
【0049】
洗剤溶解室45で生成された高濃度洗剤液は、第1の給水手段である補助給水電磁弁22からの給水で希釈増量され、溢水流路56及びサイホン通水機構47から混合室66へ流下する。ここで、第2の給水手段からの水と合流し、希釈されて流出口59から注水口19へ流れ出る。
【0050】
仕上げ剤投入室46は、溢水流路56に連なる溢水縁46bと、混合室66に連なるサイホン通水機構48と、補助給水電磁弁22aから給水流路87bを経由した水が流入するL形パイプ87を備える。仕上げ剤投入室46内の仕上げ剤(液体)は、L形パイプ87からの受水によって希釈、増量され溢水縁46aから溢水流路56に溢水し、穴56bから流下するとともに、サイホン通水機構48から混合室66に流れ出る。ここで、第2の給水手段からの水と合流し、希釈されて流出口59から注水口19へ流れ出る。
【0051】
冷却散水電磁弁24aからに水は、給水流路88bを通り給水口88から出て、給水口88に接続された蛇腹ホース24bを通り冷却散水部24から水冷除湿ダクトに流出する。
【0052】
給水電磁弁と給水先は給水ホースで接続するのが一般的である。本実施の形態に当てはめると、主給水、洗剤溶解室への給水、仕上げ剤室への給水、風呂水ポンプ81への呼び水、風呂水ポンプからの給水、冷却散水部24への給水の合計6本の給水ホースが必要となる。このため、部品点数が多い、組み立て工数が多い、ホース接続部の水漏れの恐れ(これを防ぐために、シール剤の塗布やホースバンドの装着が必要)、ホースを引き回すためのスペースが必要、などの問題があり、コストアップや信頼性、コンパクト化の点で改善が求められていた。
【0053】
本実施の形態では、給水ホースを一体化し給水ユニット83とし、これに給水電磁弁を取り付け、給水電磁弁と給水ホースをユニット化し、洗剤溶解容器21に取り付けた後で、バックパネルボックス17へ組み込むようにした。このため、従来に比べ、(1)低コスト化、(2)取り扱い性や組み立て性がよい(作業工数低減)、(3)バックパネルボックス17内への部品配置の自由度が増すと共にコンパクト化ができる、(4)ホース接続部の水封性向上、等の効果がある。
【0054】
【発明の効果】
本発明は、洗剤溶解容器へ給水する複数の給水路を一体化した配管ユニットを設けたので、低コスト化、取り扱いや組み立て性向上、洗剤溶解容器のコンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯機の一実施の形態を示す模式図である。
【図2】本発明の洗濯機の洗剤溶解容器と主給水電磁弁、補助給水電磁弁および風呂水ポンプを実装したトップカバーをバックパネルを開いて示す上面図である。
【図3】図1に示した洗濯機の電気系を示すブロック図である。
【図4】図2に示した洗濯機の配管ユニットを装着した洗剤溶解容器の斜視図である。
【図5】図4に示した洗剤溶解容器の背面を示す側面図である。
【図6】図4に示した配管ユニットの上面図である。
【図7】図6に示した図を矢印A方向から見た側面図である。
【図8】図6に示した洗配管のC−C線で切断した縦断側面図である。
【図9】図6に示した洗配管のD−D線で切断した縦断側面図である。
【符号の説明】
1…外枠、1a…裏側蓋、1b…補強部材、2…洗濯兼脱水、4…撹拌翼、4a…小穴、5…外槽、6…駆動装置、9…トップカバー、9a…外側衣類投入口、11…バックパネル、17…バックパネルボックス、19…注水口、20…主給水電磁弁、21…洗剤溶解容器、22、22a…補助給水電磁弁、24…冷却散水部、24a…冷却散水電磁弁、31…外蓋、32…内蓋、39…洗剤撹拌電動機、45…洗剤溶解室、46…仕上げ剤投入室、50…洗剤撹拌翼、66…混合室、73…洗剤投入容器、83…配管ユニット、85a、86a、87a、88a…ポート、85b、86b、87b、88b…給水流路、85…パイプ、86、87…L形パイプ。

Claims (4)

  1. 洗剤液貯留室と、仕上げ剤貯留室と、前記洗剤液貯留室及び仕上げ剤貯留室と連通し洗濯槽への給水口を設けた混合室と、前記各室へ給水する給水弁を有する洗剤溶解容器を備えた洗濯機において、
    前記洗剤溶解容器に隣接して、前記洗剤液貯留室へ給水する給水路と、前記仕上げ剤貯留室へ給水する給水路と、前記混合室へ給水する給水路を一体化した配管ユニットを備え、前記給水弁を前記配管ユニットの前記各給水路に設けたことを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1において、
    前記洗濯槽内に温風を供給する手段と、該温風を冷却除湿する手段を備え、
    前記配管ユニットは、前記洗剤液貯留室へ給水する給水路と、前記仕上げ剤貯留室へ給水する給水路と、前記混合室へ給水する給水路と、前記冷却除湿手段へ給水する給水路を一体化した配管ユニットを設備え、前記給水弁を前記配管ユニットの前記各給水路に設けたことを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1または2において、
    給水停止時に前記各給水路の水を排出する排水穴を設けたことを特徴とする洗濯機。
  4. 請求項3において、
    前記排出穴は、前記各給水路間を連通した小穴であり、前記各給水路の最下部に位置する給水路に設けた小穴から排水することを特徴とする洗濯機。
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