JP2000342894A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

Info

Publication number
JP2000342894A
JP2000342894A JP11161828A JP16182899A JP2000342894A JP 2000342894 A JP2000342894 A JP 2000342894A JP 11161828 A JP11161828 A JP 11161828A JP 16182899 A JP16182899 A JP 16182899A JP 2000342894 A JP2000342894 A JP 2000342894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
detergent
case
washing machine
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11161828A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuka Yoshida
由佳 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11161828A priority Critical patent/JP2000342894A/ja
Publication of JP2000342894A publication Critical patent/JP2000342894A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水の流入口から散水孔まで水を案内する通水
路の設計の自由度を高める。 【解決手段】 前面が開口する箱状のケース31の内側
に、内部に複数の通水路を形成し、下面に散水孔48を
穿孔した散水室40を取り付け、その下方に洗剤容器2
0を引き出し自在に挿入する。散水室40は、周囲に外
壁46を立設するとともに内側に仕切壁47を配設した
パイプ部41と、略平板状で上部に風呂水流入口53を
有する蓋体50とから成り、両者を熱溶着して一体化し
ている。これによれば、ケース31とは分離した状態
で、仕切壁47の形状に応じて通水路をほぼ自由に形成
することができる。また、パイプ部41と蓋体50の接
合箇所はケース31の内側になるので、万が一、接合箇
所から水が漏出してもケース31の外側に漏れ出すこと
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機に関し、更に
詳しくは、外部より供給された水を洗濯槽内に注水する
とともに、必要に応じて洗剤や柔軟仕上剤などの洗剤類
を水と一緒に洗濯槽内に投入するための洗剤供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一槽式の全自動洗濯機では、予約した時
刻に洗濯を開始するタイマ式の予約洗濯を行うために、
洗い行程の給水時に外部の給水栓等から供給された水と
共に洗濯槽内に洗剤を投入するとともに、最終の濯ぎ行
程の給水時には洗濯槽内に柔軟仕上剤を投入することが
できる洗剤容器を備えた洗剤供給装置が設けられてい
る。
【0003】また、近年の洗濯機の高機能化に伴い、風
呂水を有効に利用するために風呂水ポンプを内蔵した全
自動洗濯機も市販されている。このような洗濯機におけ
る洗剤供給装置は、洗い行程の給水時に水道水に代わっ
て風呂水が利用された場合、この風呂水と共に洗剤を洗
濯槽内に投入できるように構成されている。
【0004】従来の洗剤供給装置の一般的な構成は次の
通りである。即ち、前面が開口した箱状のケースの背面
に、水道水供給管を開閉する給水バルブと接続される接
続口と、風呂水ポンプの吐出口に接続される接続口とが
形成されている。ケースの内側には、後部から上部に掛
けて延伸しつつ連通する散水室が設けられ、散水室の前
方の下壁には多数の散水孔が穿孔されている。散水室の
下方の凹部には、上面が開口した洗剤容器が引き出し可
能に挿入される。洗剤容器は、異なる種類の洗剤類(粉
末洗剤、液体仕上剤など)をそれぞれ別々に収容できる
ように、複数に区画されている。散水室の内部は、背面
側の所定の接続口と所定の散水孔との間を連通する、複
数の通水路を形成するように区画されている。
【0005】而して、外部の水道栓からの水道水、又は
風呂水ポンプにより吸引された風呂水が接続口を介して
散水室内に供給されると、その水は上記通水路を通って
所定の散水孔へ案内され、散水孔から洗剤容器内へ供給
され、予め収容されている洗剤類を流出させつつ洗濯槽
内へと放出する。このような従来の洗剤供給装置では、
ケースの背面側に接続口を設けているので、散水室内の
通水路はほぼ前後方向に延伸して形成すればよく、その
構造は比較的簡単であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、近年、洗
濯機の大容量化による洗濯槽の大型化に伴い、洗剤供給
装置、給水バルブ、風呂水ポンプの配置も制約を受け、
洗剤供給装置の両横にそれぞれ給水バルブと風呂水ポン
プとを配設する必要性が生じてきている。そのため、こ
れまでケースの背面に設けていた接続口を側面や上面に
形成したいという要求があるが、それを達成するには散
水室内の通水路の構造が複雑にならざるを得ない。ま
た、最近は洗剤も多様化しており、粉末洗剤と液体洗剤
とを使い分けることも多く、洗剤容器内を多数に区画す
る必要性も生じており、これに対応した通水路を形成し
なければならない。このようなことから、散水室内の通
水路の設計の自由度が高い、新規な構成の洗剤供給装置
が要望されている。
【0007】このようなことを考慮した洗剤供給装置と
して、特開平9−276588号公報に記載の装置が知
られている。この装置では、前面が開口した箱状のケー
スの上面壁に散水孔を穿孔するとともに、その上面壁か
ら上方に突出して、周囲を囲む外壁や内部を区画する仕
切壁を形成している。そして、そのケースの上部に略平
板状の蓋体を接合することにより、仕切壁で区画される
複数の小室(通水路)を形成している。この構成によれ
ば、通水路を比較的自由に配設することができるという
利点がある。しかしながら、この構成では、ケースと蓋
体との接合箇所が外部に露出しており、例えば熱溶着接
合によっても水封が不完全である場合もある得るから、
接合の継ぎ目から水が漏出してしまう恐れがある。
【0008】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的とするところは、通水路の設計
の自由度が高く、しかも周囲への水の漏出の恐れのない
洗剤供給装置を備えた洗濯機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態、及び
効果】上記課題を解決するために成された請求項1に記
載の洗濯機は、洗濯槽内に注水を行うとともに注水時に
洗剤類を洗濯槽内に投入するための洗剤供給装置を備え
た洗濯機において、該洗剤供給装置は、 a)前面が開口した箱状のケースと、 b)多数の小孔が穿孔された下壁と該下壁に立設された仕
切壁とを有するパイプ部と、該パイプ部の上部に接合さ
れることにより該パイプ部と一体化されて、前記仕切壁
により複数の通水路を形成する蓋体と、から成り、前記
ケースの前面開口から挿入されて該ケースの内部空間の
上部に取り付けられる散水室と、 c)前記ケースの前面開口から出し入れ自在に該ケースの
内部空間の下部に取り付けられ、前記散水室の小孔を介
して上方から散水された水と共に、内部に収容された洗
剤類を流出させる排出口部を有する洗剤容器と、 を備えることを特徴としている。
【0010】この構成では、ケースと分離された状態
で、パイプ部と蓋体との接合により散水室の内部に通水
路を形成し、このようにして既に通水路の形成された散
水室をケースの内部に取り付ける。パイプ部又は蓋体に
は、外部から供給される水を散水室の内部に取り入れる
ための流入口が適宜に設けられる。ケース内側への散水
室の取付は種々の方法を採ることができるが、ケースの
内面に突出して形成したリブや、切欠又は小開口などを
利用した嵌込み式とすれば、容易に装着が可能である。
また、パイプ部と蓋体の接合は、両者の接合面の水封性
が高いことが好ましいから、熱溶着によるものとすると
よい。
【0011】請求項1に記載の洗濯機によれば、パイプ
部の仕切壁の形状に応じて通水路が形成されるため、複
雑な形状の通水路を形成することができ、その設計の自
由度がきわめて高い。また、パイプ部と蓋体との接合箇
所はケースの内側に収まっているので、万が一、その接
合の水封が不完全であって水が漏れ出した場合でも、ケ
ースの外側に水が漏出することがない。
【0012】請求項2に記載の洗濯機は、請求項1に記
載の洗濯機において、前記蓋体の上面にパイプ接続口を
突出して設け、前記ケースの上面に該パイプ接続口に対
応した開口又は切欠を形成して成ることを特徴としてい
る。
【0013】この構成によれば、散水室に直接的に水が
供給されるので、途中での水の漏出の恐れがない。ま
た、外部の可撓性ホースを容易に接続することができ
る。
【0014】請求項3に記載の洗濯機は、請求項2に記
載の洗濯機において、前記ケースの上壁と側壁との間の
角部を面取り又は丸めコーナとしたことを特徴としてい
る。
【0015】給水バルブや風呂水ポンプなどを上記洗剤
供給装置の側方に配置してそのバルブやポンプの出口と
上記パイプ接続口とをホースを介して連結する際に、ホ
ースはケースの上壁部と側壁部との角部に沿って折れ曲
がるように配設されるが、請求項3に記載の洗濯機の構
成によれば、その角部が面取り又は丸めコーナとなって
いるので、ホースに無理な力が加わらず高い信頼性を維
持できる。また、ホース内部の流路が狭くならず、スム
ーズな水の流通が保証される。
【0016】請求項4に記載の洗濯機は、請求項1に記
載の洗濯機において、前記洗剤容器は中央に粉末洗剤収
容部を設け、その両側に液体洗剤収容部と仕上剤収容部
とをそれぞれ設けた構成を有し、前記粉末洗剤収容部内
に水を供給するためにその収容部上方のパイプ部に穿孔
した散水孔は、仕上剤収容部側から離れた位置に設けた
ことを特徴としている。
【0017】この構成によれば、洗い行程の給水時に、
散水室に導入された水が粉末洗剤収容部と液体洗剤収容
部に落下するに際し、広がりながら落下したとしても仕
上剤収容部内に飛び込む恐れが少ない。したがって、洗
い行程の給水時に仕上剤が不所望に流出してしまうこと
を防止できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る洗濯機の一実施例を図面
を参照して説明する。図1はこの洗濯機の全体構成を示
す縦断面図、図2はこの洗濯機の要部の上面図である。
【0019】この洗濯機の筐体1の内部には、有底円筒
形状の外槽2が4本(図1では2本のみが見えている)
の吊棒3により懸垂支持されている。外槽2の内部に
は、周壁に多数の脱水孔を有する洗濯脱水槽4が主軸5
を中心に回転自在に軸支されている。この洗濯脱水槽4
の底部には、洗濯物を撹拌するためのパルセータ6が配
置されており、外槽2の下面に取り付けられたモータ7
の回転動力は、モータプーリ、Vベルト、主プーリなど
から成る伝達機構8と動力切換機構9とを介して洗濯脱
水槽4とパルセータ6とに伝達される。動力切換機構9
はクラッチを含み、主として洗い運転や濯ぎ運転時には
パルセータ6のみを一方向又は両方向に回転させ、脱水
運転時には洗濯脱水槽4とパルセータ6とを一体に一方
向に回転させるべく切換えを行う。
【0020】外槽2の上部後方には、内部に収容した洗
剤等を洗濯脱水槽4内に自動的に投入するための洗剤容
器を備えた給水装置10が設けられている。図2に示す
ように、給水装置10の両側には、それぞれ給水バルブ
13と風呂水ポンプ14とが配設されている。一方、外
槽2の底部には排水管11の一端が接続されており、こ
の排水管11は排水バルブ12により開閉されるように
なっている。
【0021】本実施例の洗濯機は、上述の洗剤自動投入
機能を有する給水装置10の構造に特徴を有している。
以下、その構造を中心に給水装置10について詳述す
る。図3はこの給水装置10の側面縦断面図であって、
図2中のA−A’線断面図である。この給水装置10
は、洗剤及び仕上剤を収容する洗剤容器20と、該洗剤
容器20を前方に引き出し可能に保持する装置本体30
とから成る。装置本体30は、前面が開口した略箱形状
のケース31と、該ケース31の前面開口から挿入さ
れ、その内側上部に取り付けられる偏平箱状の散水室4
0とから構成されている。
【0022】図4〜図6は洗剤容器20の構造を示す図
であり、図4は洗剤容器20の外観上面図、図5は図4
中のB−B’線断面図、図6は図4中のC−C’線断面
図である。
【0023】洗剤容器20は、洗剤や柔軟仕上剤を収容
するためのトレー部21と、トレー部21の前面に設け
られた把手22とを有し、全体が合成樹脂で一体に成型
されている。トレー部21は底壁から垂直に立設された
二枚の隔壁により三つに区画されており、中央が粉末洗
剤収容部211、その両側がそれぞれ液体洗剤収容部2
12及び仕上剤収容部213となっている。
【0024】図5に示すように、粉末洗剤収容部211
の底壁は後方に向かって緩やかに下傾しており、その後
壁下部には、洗剤を含んだ水が流出するための洗剤流出
口23が開口している。一方、図6に示すように、液体
洗剤収容部212の底壁には中央が上下に貫通した筒体
24が立設されており、この筒体24には基底部を残し
て上部を覆うキャップ25が被せられている。このキャ
ップ25の内側壁面と筒体24の外側壁面との間には狭
い隙間が形成され、この隙間と筒体24の貫通孔を介し
て液体洗剤収容部212の内側と外側とが連通してい
る。また、仕上剤収容部213も同様の構造を有してい
る。これにより、液体洗剤収容部212及び仕上剤収容
部213に流動性を有する液体洗剤又は液体仕上剤が収
容されても、給水行程以前にトレー部21から流出する
ことがない。
【0025】図7は装置本体30を構成するケース31
の外観上面図、図8は図7中のD−D’線断面図であ
る。
【0026】ケース31は、前述したように前面が開口
した偏平箱形状を有する合樹脂製の部材であって、上壁
後方に開口部32が形成され、側壁後方に給水バルブ1
3の2つの出口に接続される水道水流入口33、34が
設けられている。また、ケース31の両側壁の内側と後
壁の内側の三箇所にリブ351、352が形成されると
ともに、両側壁の前端上部にはそれぞれ切欠36が形成
されている。このリブ351、352と切欠36とは、
図3に示したように、散水室40をケース31の内側上
部に取付・保持するために利用される。なお、ケース3
1の水道水流入口33、34が形成されている側と反対
側の側壁上部の角は面取りされた傾斜面311となって
いる。その理由については後述する。
【0027】装置本体30を構成する散水室40は、パ
イプ部41と蓋体50の2つの合成樹脂製の部材から成
り、両者が熱溶着により接合されて一体化している。図
9はパイプ部41の外観上面図、図10は図9中のE−
E’線断面図、図11は図9中のF−F’線断面図あ
る。
【0028】平板皿状の基体42の後部には下方に窪む
凹部43が形成されており、その凹部43の側壁には、
ケース31の水道水流入口33、34に対応した位置に
洗剤用流入開口44と仕上剤用流入開口45とが設けら
れている。基体42の上面周縁には外壁46が立設して
形成され、外壁46で囲まれる内側には、外壁46に連
なって複数の仕切壁47が立設して形成されている。ま
た、基体42には上下に貫通する散水孔48が多数穿孔
されている。
【0029】図12は蓋体50の外観上面図、図13は
蓋体50の外観側面図、図14は図12中のG−G’線
断面図である。蓋体50は略平板形状の基体51を有し
ており、その下面周縁には上記パイプ部41の外壁46
に嵌合する嵌合突部52が形成されている。また、基体
51には、上方にL字形状に突出して風呂水流入口53
と呼び水流出口54とが設けられている。
【0030】蓋体50は次のようにしてパイプ部41に
接合される。即ち、接合前においては、パイプ部41の
外壁46、仕切壁47の上端には、図16に示すように
突部461が形成されている。パイプ部41の外壁46
に対応する蓋体50の嵌合突部52を嵌め込み、適宜の
溶着治具を用いて両部材を上下方向から加圧・加熱す
る。すると、突部461が溶融されて潰れ、対向面と溶
着する。これにより、両部材は緊密に接合され、高い水
密性が得られる。
【0031】このようにしてパイプ部41と蓋体50と
を一体化すると、パイプ部41の仕切壁47によって、
散水室40の内部は大きく3つに区画される。即ち、洗
剤用流入開口44に連通する第1通水路60と、風呂水
流入口53に連通する第2通水路61と、仕上剤用流入
開口45に連通する第3通水路62である。第1通水路
60は水道水を導入して粉末洗剤又は液体洗剤を洗濯脱
水槽4に投入するためのもの、第2通水路61は風呂水
を導入して粉末洗剤又は液体洗剤を洗濯脱水槽4に投入
するためのもの、第3通水路62は最終濯ぎ時に柔軟仕
上剤などの液体仕上剤を洗濯脱水槽4に投入するための
ものである。
【0032】図3に示したように、上述のようにして一
体化された散水室40は、ケース31の前面開口を介し
てケース31の内部に挿入され、風呂水流入口53及び
呼び水流出口54がケース31の開口部32から上方に
突出するようにして、リブ351、352及び切欠36
により散水室40が保持されるように固定される。洗剤
容器20は、ケース31の前面開口を介してケース31
の内部に挿入され、散水室40の下方にちょうど収ま
り、ケース31の下壁部と洗剤容器20の底壁との間に
は適宜の間隙37が形成され、その間隙37の前方は、
ケース31の下壁部の前縁端と洗剤容器20のトレー部
21の下垂部との間で下方に向けて開口した注水口38
となる。
【0033】図17は、この給水装置10と風呂水ポン
プ14との接続状態を示す背面図である。風呂水ポンプ
14は側面に吐出開口と呼び水流入口を有しており、そ
れぞれ蛇腹状の風呂水給水ホース141と呼び水給水ホ
ース142を介して風呂水流入口53と呼び水流出口5
4に接続される。風呂水ポンプ14側の開口は給水装置
10側の開口よりも低い位置にあるため両ホース14
1、142は屈曲されるが、図示したように、ケース3
1の側壁上部角は傾斜面311になっているので、ホー
ス141、142は傾斜面311に沿って屈曲され、強
く折れ曲がることがない。そのため、ホース141、1
42の内部流路が狭くならず、水がスムーズに流通する
ことができる。
【0034】図15は洗剤容器20が装着された給水装
置10の内部を示す上面図である。この図により、第1
〜第3通水路60〜62と、その下方の洗剤容器20と
の位置の対応関係が明確になっている。
【0035】また、図18は、上述した本実施例の洗濯
機の給水路の全体構成を示した模式図である。水道水が
供給される水道給水管15は洗濯機の内部で2系統に分
岐され、各分岐路にそれぞれ第1、第2給水バルブ13
1、132が設けられている。第1、第2給水バルブ1
31、132は独立に開閉動作が可能である。図15、
図18を参照して、本実施例の洗濯機における給水時の
動作を説明する。
【0036】洗濯に先立って洗剤容器20の粉末洗剤収
容部211又は液体洗剤収容部212に粉末洗剤又は液
体洗剤が投入され、仕上剤収容部213には液体柔軟仕
上剤が投入される。風呂水を利用した洗濯実行時には、
風呂水ポンプ14が作動されるが、風呂水の吸水を行う
には初めに風呂水ポンプ14に呼び水を与える必要があ
る。そこで、所定時間だけ第1給水バルブ131を開放
し、第1通水路60へ水道水を供給する。この水の一部
は呼び水流出口54を介して呼び水給水ホース142を
通って風呂水ポンプ14に与えられる。呼び水が与えら
れると、風呂水ポンプ14は風呂水の吸引を開始し、吸
い上げた水を風呂水給水ホース141を介して第2通水
路61へと吐き出す。第2通水路61には、粉末洗剤収
容部211に臨んで開口する複数の散水孔481と、液
体洗剤収容部212に臨んで開口する散水孔482とが
設けられおり、散水孔481、482を通して粉末洗剤
収容部211内と液体洗剤収容部212内に風呂水が供
給される。
【0037】粉末洗剤が収容されている場合には、散水
孔481から降り注ぐ風呂水により、洗剤は洗剤流出口
23を介して流れ出てゆく。一方、液体洗剤が収容され
ている場合には、液体洗剤収容部212へ流れ込んだ風
呂水は該収容部212内に溜まり、液体洗剤を含む水
は、サイホン効果によって下部から吸い上げられて筒体
24の貫通孔を通して下に流れ出る。したがって、何れ
にしても水は間隙37を通り、注水口38から下方の洗
濯脱水槽4の向けて放出される。
【0038】風呂水を利用しない水道水給水による洗い
行程の場合には、第1給水バルブ131が継続して開放
される。第1通水路60へ供給された水道水は粉末洗剤
収容部211に臨んで開口する散水孔483と、液体洗
剤収容部212に臨む散水孔484と通してそれぞれ落
下し、上述の風呂水給水時と同様に内部に収容されてい
る洗剤と共に洗濯脱水槽4内へ供給される。
【0039】図15に明らかなように、同じように粉末
洗剤収容部211に臨んでいるものの、第1通水路60
の散水孔483よりも第2通水路61の散水孔481の
ほうが孔径が大きくなっている。これは、一般的に風呂
水給水時のほうが水圧が低いため、孔径が小さいと散水
孔481から落下する水の量が少なく、下方の粉末洗剤
収容部211に収容されている粉末洗剤を十分に押し流
すことができないという理由に依る。また、散水孔48
3は液体洗剤収容部212の側に片寄って集中して配置
されている。これは、高い水圧でもって散水孔483か
ら落下する水が広がっても、仕上剤収容部213内に落
ちないようにするためである。
【0040】最終濯ぎ行程を除く他の濯ぎ行程時には、
上述したように風呂水給水又は水道水給水が行われる。
洗い行程の給水時に粉末洗剤や液体洗剤は全て流れ出て
空になっているので、風呂水や水道水が粉末洗剤収容部
211及び液体洗剤収容部212を通過しても、洗剤分
を含まない水が洗濯脱水槽4内に供給される。
【0041】最終濯ぎ行程の給水時には第2給水バルブ
132が開放されて、第3通水路62へ水道水が供給さ
れ、散水孔485から仕上剤収容部213内に水が落下
する。すると、上述の液体洗剤の場合と同様に、サイホ
ン効果によって柔軟仕上剤は水と共に洗剤容器20から
流れ出て、洗濯脱水槽4内へ注がれる。
【0042】このようにして、洗い行程の給水時には洗
剤を含む水道水又は風呂水を、最終濯ぎ行程以外の濯ぎ
行程の給水時には水道水又は風呂水を、そして最終濯ぎ
行程の給水時には柔軟仕上剤を含む水道水を、ぞれぞれ
洗濯脱水槽4へ供給することができる。
【0043】なお、以上説明した構成は一例であり、本
発明の趣旨に沿った形で適宜形状を修正及び変更するこ
とができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による洗濯機の全体構成を
示す縦断面図。
【図2】 この洗濯機の要部の上面破断図。
【図3】 図2中のA−A’線断面図。
【図4】 洗剤容器の外観上面図。
【図5】 図4中のB−B’線断面図。
【図6】 図4中のC−C’線断面図。
【図7】 ケースの外観上面図。
【図8】 図7中のD−D’線断面図。
【図9】 パイプ部の外観上面図。
【図10】 図9中のE−E’線断面図。
【図11】 図9中のF−F’線断面図。
【図12】 蓋体の外観上面図。
【図13】 蓋体の外観側面図。
【図14】 図12中のG−G’線断面図。
【図15】 洗剤容器が装着された給水装置の内部を示
す上面図。
【図16】 散水室の接合前の状態を示す縦断面図。
【図17】 給水装置と風呂水ポンプとの接続状態を示
す背面図。
【図18】 給水路の全体構成を示す模式図。
【符号の説明】
4…洗濯脱水槽 10…給水装置 13、131、132…給水バルブ 14…風呂水ポンプ 141…風呂水給水ホース 142…呼び水給水ホース 20…洗剤容器 21…トレー部 211…粉末洗剤収容部 212…液体洗剤収容部 213…仕上剤収容部 22…把手 23…洗剤流出口 24…筒体 25…キャップ 30…装置本体 31…ケース 311…傾斜面 32…開口部 351、352…リブ 36…切欠 37…間隙 38…注水口 40…散水室 41…パイプ部 42…基体 43…凹部 44…洗剤用流入開口 45…仕上剤用流入開口 46…外壁 461…突部 47…仕切壁 48、481〜485…散水孔 50…蓋体 51…基体 52…嵌合突部 53…風呂水流入口 54…呼び水流出口 60…第1通水路 61…第2通水路 62…第3通水路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽内に注水を行うとともに注水時に
    洗剤類を洗濯槽内に投入するための洗剤供給装置を備え
    た洗濯機において、該洗剤供給装置は、 a)前面が開口した箱状のケースと、 b)多数の小孔が穿孔された下壁と該下壁に立設された仕
    切壁とを有するパイプ部と、該パイプ部の上部に接合さ
    れることにより該パイプ部と一体化されて、前記仕切壁
    により複数の通水路を形成する蓋体と、から成り、前記
    ケースの前面開口から挿入されて該ケースの内部空間の
    上部に取り付けられる散水室と、 c)前記ケースの前面開口から出し入れ自在に該ケースの
    内部空間の下部に取り付けられ、前記散水室の小孔を介
    して上方から散水された水と共に、内部に収容された洗
    剤類を流出させる排出口部を有する洗剤容器と、 を備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の洗濯機において、前記
    蓋体の上面にパイプ接続口を突出して設け、前記ケース
    の上面に該パイプ接続口に対応した開口又は切欠を形成
    して成ることを特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の洗濯機において、前記
    ケースの上壁と側壁との間の角部を面取り又は丸めコー
    ナとしたことを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の洗濯機において、前記
    洗剤容器は中央に粉末洗剤収容部を設け、その両側に液
    体洗剤収容部と仕上剤収容部とをそれぞれ設けた構成を
    有し、前記粉末洗剤収容部内に水を供給するためにその
    収容部上方のパイプ部に穿孔した散水孔は、仕上剤収容
    部側から離れた位置に設けたことを特徴とする洗濯機。
JP11161828A 1999-06-09 1999-06-09 洗濯機 Pending JP2000342894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11161828A JP2000342894A (ja) 1999-06-09 1999-06-09 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11161828A JP2000342894A (ja) 1999-06-09 1999-06-09 洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000342894A true JP2000342894A (ja) 2000-12-12

Family

ID=15742697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11161828A Pending JP2000342894A (ja) 1999-06-09 1999-06-09 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000342894A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001340688A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Toshiba Corp 洗濯機
JP2004008282A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Hitachi Home & Life Solutions Inc 洗濯機
JP2005519712A (ja) * 2002-04-17 2005-07-07 エルジー・エレクトロニクス・インコーポレーテッド 洗濯機の洗剤投入装置
US7254966B2 (en) * 2002-11-28 2007-08-14 Lg Electronics Inc. Washing machine
US7428831B2 (en) * 2004-04-14 2008-09-30 Lg Electronics Inc. Detergent container of washing machine
US7555923B2 (en) * 2004-02-06 2009-07-07 Lg Electronics Inc. Detergent-supply system and washing machine using the same
US7895864B2 (en) 2007-10-23 2011-03-01 Electrolux Home Products, Inc. Laundry additive dispenser
KR101034194B1 (ko) 2004-06-14 2011-05-12 삼성전자주식회사 세제공급장치를 갖춘 세탁기
US8327672B2 (en) 2007-12-21 2012-12-11 Electrolux Home Products, Inc. Methods and systems for water delivery in an additive dispenser
US9085844B2 (en) 2007-11-13 2015-07-21 Electrolux Home Products, Inc. Sequenced water delivery in an additive dispenser
JP2015192773A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2018102598A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2018102599A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2018102600A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2018102601A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
CN108396515A (zh) * 2017-02-08 2018-08-14 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗涤剂盒及洗衣机
JP2019165852A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
CN111676662A (zh) * 2020-05-22 2020-09-18 海信(山东)冰箱有限公司 洗衣机
WO2020208897A1 (ja) * 2019-04-09 2020-10-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
WO2021218427A1 (zh) * 2020-04-28 2021-11-04 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001340688A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Toshiba Corp 洗濯機
JP2005519712A (ja) * 2002-04-17 2005-07-07 エルジー・エレクトロニクス・インコーポレーテッド 洗濯機の洗剤投入装置
JP2004008282A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Hitachi Home & Life Solutions Inc 洗濯機
US7254966B2 (en) * 2002-11-28 2007-08-14 Lg Electronics Inc. Washing machine
US7555923B2 (en) * 2004-02-06 2009-07-07 Lg Electronics Inc. Detergent-supply system and washing machine using the same
US7428831B2 (en) * 2004-04-14 2008-09-30 Lg Electronics Inc. Detergent container of washing machine
KR101034194B1 (ko) 2004-06-14 2011-05-12 삼성전자주식회사 세제공급장치를 갖춘 세탁기
US7895864B2 (en) 2007-10-23 2011-03-01 Electrolux Home Products, Inc. Laundry additive dispenser
US9085844B2 (en) 2007-11-13 2015-07-21 Electrolux Home Products, Inc. Sequenced water delivery in an additive dispenser
US9404211B2 (en) 2007-11-13 2016-08-02 Electrolux Home Products, Inc. Sequenced water delivery in an additive dispenser
US8327672B2 (en) 2007-12-21 2012-12-11 Electrolux Home Products, Inc. Methods and systems for water delivery in an additive dispenser
JP2015192773A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2018102598A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2018102600A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2018102601A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2018102599A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP7022882B2 (ja) 2016-12-27 2022-02-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
CN108396515A (zh) * 2017-02-08 2018-08-14 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗涤剂盒及洗衣机
WO2018145617A1 (zh) * 2017-02-08 2018-08-16 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗涤剂盒及洗衣机
JP7132732B2 (ja) 2018-03-22 2022-09-07 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
JP2019165852A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
WO2020208897A1 (ja) * 2019-04-09 2020-10-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP2020171394A (ja) * 2019-04-09 2020-10-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JP7149462B2 (ja) 2019-04-09 2022-10-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
WO2021218427A1 (zh) * 2020-04-28 2021-11-04 青岛海尔洗衣机有限公司 洗衣机
CN111676662A (zh) * 2020-05-22 2020-09-18 海信(山东)冰箱有限公司 洗衣机
CN111676662B (zh) * 2020-05-22 2021-10-08 海信(山东)冰箱有限公司 洗衣机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000342894A (ja) 洗濯機
USRE48865E1 (en) Washing machine and detergent case thereof
JP3808488B2 (ja) 洗濯機
JP3808487B2 (ja) 洗濯機
KR20120053579A (ko) 세제공급장치 및 이를 가지는 세탁기
CN101713135B (zh) 洗衣机
KR20150058605A (ko) 세탁기
JP2005168652A (ja) 洗濯機
JP2009095586A (ja) ドラム式洗濯機
JP3808448B2 (ja) 洗濯機
US7322217B2 (en) Drum type washing machine
KR20140130931A (ko) 세제공급장치 및 이를 포함하는 세탁기
JP3177125B2 (ja) 洗濯機の洗剤投入装置
WO2016084284A1 (ja) 洗濯機
JP7170179B2 (ja) 洗濯機
JP6311124B2 (ja) 洗濯機
JPH09276588A (ja) 洗濯機の給水装置
JP2018143525A (ja) 洗濯機
JP7148423B2 (ja) 洗濯機
JP2021020048A (ja) 衣類処理装置
JP2002315996A (ja) ドラム式洗濯機
KR100296798B1 (ko) 세탁기
KR20100066773A (ko) 세제공급장치 및 이를 포함하는 세탁기
WO2023032587A1 (ja) 洗濯機
KR100267925B1 (ko) 세탁기

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051122