JP2004008091A - コンバイン - Google Patents

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JP2004008091A
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combine
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combine harvester
machine body
steering
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JP2002166139A
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Inventor
Masahiro Komatsu
小松 正寛
Takanori Fujii
藤井 孝典
Yasunori Yamamoto
山本 康教
Yoichi Yamane
山根 陽一
Masahiko Matsukawa
松川 雅彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】山間地域等の狭い畦道や急傾斜の多い農道を、乗用コンバインで移動することは容易ではないことから、コンパクトで取扱い性に優れ、且つ安全な移動作業が行えるコンバインを提供する。
【解決手段】前処理部4の側方に機体3を操縦する操作部12を配設し、該操作部12の後方で、且つ脱穀部5の側方に座席8を配置したコンバイン1の機体3後部に、オペレータがコンバイン1から降りた状態で機体3の操縦が可能な後方操作部21を設けると共に、該後方操作部21の各操作レバー18L,18R,19の取付けブラケット17に緊急エンジン停止手段22を配備した。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の操作部を設けた小型コンバインの緊急エンジン停止手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の乗用コンバインにおいては、機体の前方に前処理部を昇降自在に架設し、該前処理部の後方に脱穀部を設けると共に、前記前処理部の側方に機体を操縦する操作部と該操作部の後方に運転席を配設して、該運転席にオペレータが着座した状態で機体の操縦操作を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、山間地域等の狭い畦道や急傾斜の多い農道を、前記乗用コンバインで移動することは容易ではないことから、コンパクトで取扱い性に優れ、且つ安全な移動作業が行えるように、複数の操作部を備えて乗用型と歩行型に使い分け可能な歩行乗用両用の小型コンバインの開発が期待されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決することを目的として創案したものであって、機体の前方に前処理部を昇降自在に架設し、該前処理部の後方に脱穀部を設けると共に、前処理部の側方に機体を操縦する操作部を配設し、該操作部の後方で、且つ脱穀部の側方に座席を配置したコンバインにおいて、前記機体後部に、オペレータがコンバインから降りた状態で機体の操縦が可能な後方操作部を設けると共に、該後方操作部近傍に緊急エンジン停止手段を配備したことを第1の特徴としている。
【0005】
そして、後方操作部の各操作レバーの取付けブラケットに緊急エンジン停止手段を配備したことを第2の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1,図2,図3は本発明のコンバインの側面図、平面図、背面図であり、コンバイン1はクローラ式の走行装置2を備え、該クローラ走行装置2に支持された機体3の前方に、圃場の穀稈を刈り取り後方に搬送する前処理部4を昇降自在に架設し、該前処理部4の後方には脱穀部5を設けている。
【0007】
また、前記前処理部4及び脱穀部5の側方には、コンバイン1を操縦操作する運転席6が設けてあり、該運転席6には前処理部4の側方に配置したフロント操作パネル7、該フロント操作パネル7の後方で、且つ脱穀部5の側方にオペレータが着座する座席8等を設けている。
【0008】
そして、前記フロント操作パネル7から前後及び左右揺動操作自在なマルチステアリングレバー9を突設すると共に、座席8前方のフロア10からは復帰自在に踏み込み可能な駐車ブレーキペダル11が設けてあり、マルチステアリングレバー9の前後揺動操作によって前処理部4の昇降作動を、マルチステアリングレバー9の左右揺動操作によって機体3の左右操向を、また駐車ブレーキペダル11の踏み込み操作によって駐車ブレーキを作動させることができる構造となっている。
【0009】
即ち、前記マルチステアリングレバー9や駐車ブレーキペダル11等が、オペレータが着座した状態で機体3を操縦することができる機体操縦用の前方操作部12(第1操作部)として設けてあり、オペレータは前方操作部12(マルチステアリングレバー9や駐車ブレーキペダル11等)によって機体3の操向、停止等を座席8に着座して操作することができる。
【0010】
尚、前記クローラ式の走行装置2は、従来公知のようにトランスミッションケースを介してエンジンからの駆動力が入力されて駆動するもので、トランスミッションケース内に設けられた左右のサイドクラッチを、前記マルチステアリングレバー9の左右揺動操作に連繋させて入り・切り作動させ、機体3の旋回及び方向修正等の操向が行われる。
【0011】
また、前記座席8の下方には、エンジンを収容するエンジンルーム13を形成すると共に、該エンジンルーム13の後方には脱穀後の穀粒を籾袋に袋詰めする籾受け部14を設けている。
そして、前記籾受け部14には、籾袋を吊り下げ支持する前後のハンガー15,15が設けてあり、この前後のハンガー15,15間に脱穀部5の下部から斜め後方に突出する揚穀筒16の先端が向けられている。
【0012】
また、前記揚穀筒16の先端近傍にブラケット17が取付けてあり、該ブラケット17には前述した左右のサイドクラッチの入り・切り操作を行う左右のサイドクラッチレバー18L,18Rと、駐車ブレーキを操作する駐車ブレーキレバー19とを同一の支点軸20を介して前後揺動自在に取付けてあって、前記左右のサイドクラッチレバー18L,18Rを操作することにより機体3の旋回及び方向修正等の操向と、駐車ブレーキレバー19を操作することにより駐車ブレーキを作動させることができる構造となっている。
【0013】
即ち、オペレータが着座する座席8(籾受け部14)後方の機体3後部に、左右のサイドクラッチレバー18L,18Rや駐車ブレーキレバー19を備えた機体操縦用の後方操作部21(第2操作部)が設けてあり、該後方操作部21によって、オペレータがコンバイン1から降りた状態で機体3を操縦することができるようになっている。
そして、前記後方操作部21の各操作レバー18L,18R,19は、オペレータが機体3の後方から操作可能な位置に設けてあり、従来の座席にオペレータが着座した状態で機体を操縦操作する乗用型コンバインを、歩行型コンバインとして使い分けできるようになるので、当該コンバイン1を歩行型コンバインとして使用することによって山間地域等の狭い畦道や急傾斜の多い農道の移動や、狭い圃場での作業走行等が安全に且つ容易に行えるようになる。
【0014】
また、前記後方操作部21を構成するブラケット17の機体3後端側には、緊急エンジン停止手段である緊急停止スイッチ22を配備してあり、前記コンバイン1を歩行型コンバインとして使用する際、狭い畦道や急傾斜の多い農道の移動や、畦越え走行時等において種々のトラブルが発生した時、オペレータは各操作レバー18L,18R,19と同一の操作方向から容易に緊急停止スイッチ22を押すことができるので、それによって速やかにエンジンが停止なされて当該トラブルの点検等を安全に行うことができる。
【0015】
また、刈取り作業等において、オペレータが運転席6に立ち姿勢で機体3の周囲を見渡しながら操向、停止等の操作を行う際、オペレータの立ち姿勢が時折不安定となることから、前記座席8内側方の脱穀部5の上部天板5aに取付けた把手23をオペレータが把持することによって、オペレータの立ち姿勢の安定した安全な作業が行えるようにしてある。
【0016】
図4はコンバイン1の脱穀部5の側面図であって、該脱穀部5は扱室31に沿って前後方向に張架したフィードチェン32と、扱室31内で被選別物(夾雑物を含む穀粒)を脱穀する扱胴33と、脱穀された被選別物を漏下する受網34と、該受網34から漏下した被選別物を後方に向けて移送する移送板35と、該移送板35の終端部まで移送された被選別物を漏下選別する漏下選別部36と、該漏下選別部36から漏下した被選別物を選別風で精選する圧風ファン37と、精選された穀粒を一番物として回収し、該一番物を一側方に向けて横搬送する一番螺旋(一番口)38と、該一番螺旋38の終端まで移送された穀粒を揚上搬送する揚穀筒16と、前記漏下選別部36から漏下しなかった被選別物を再度漏下選別するストローラック39と、該ストローラック39から漏下した被選別物等を二番物として回収し、該二番物を一側方に向けて横搬送する二番螺旋(二番口)40と、該二番螺旋40の終端まで移送された二番物を前記移送板35の一側部に還元する二番還元スロワ(二番還元口)41とを備えて構成されている。
そして、前記漏下選別部36及びストローラック39は、選別室42内に前後揺動自在に支持された揺動選別体43に設けられ、該揺動選別体43はカム式の揺動駆動機構44によって所定の周期で連続的に往復揺動する。
【0017】
ところで、前記脱穀部5は、機体3の小型化を図るべくストローラック39で選別分離された夾雑物を機体3の後方に放出するための横断流ファンを設けておらず、図4のA矢印で示す圧風ファン37による選別風の流れによって夾雑物をダクト45から機体3後方に放出するように構成してある。そして、比較的重たい夾雑物は図中B矢印で示すようにダクト45の下方へ落下し放出される。
したがって、前記選別風をダクト45からスムーズに排出させるために、図3に示す如く、ダクト45後部を複数の切り欠き45a・・・を有する略櫛状に形成することによって選別風の圧力損失を軽減させている。
尚、前記切り欠き45a・・・は、オペレータの手が容易に入らない寸法形状に形成しておくことが安全上好ましい。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、前処理部4の後方に脱穀部5を設けると共に、前処理部4の側方に機体3を操縦する操作部12を配設し、該操作部12の後方で、且つ脱穀部5の側方に座席8を配置したコンバイン1において、前記機体3後部に、オペレータがコンバイン1から降りた状態で機体3の操縦が可能な後方操作部21を設けると共に、該後方操作部21近傍に緊急エンジン停止手段22を配備したことによって、従来の座席にオペレータが着座した状態で機体を操縦操作する乗用型コンバインを、歩行型コンバインとして使い分けできるようになるので、当該コンバイン1を歩行型コンバインとして使用することによって山間地域等の狭い畦道や急傾斜の多い農道の移動や、狭い圃場での作業走行等が安全に且つ容易に行えるようになる。
そして、前記後方操作部21近傍に配備した緊急エンジン停止手段22によって、狭い畦道や急傾斜の多い農道の移動や、畦越え走行時等において種々のトラブルが発生した時、オペレータは前記緊急停止スイッチ22を容易に押すことができるので、それによって速やかにエンジンが停止なされて当該トラブルの点検等を安全に行うことができる。
【0019】
また、後方操作部21の各操作レバー18L,18R,19の取付けブラケット17に緊急エンジン停止手段22を配備したので、オペレータは各操作レバー18L,18R,19を操作しながら即座に緊急停止スイッチ22を押すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上背面図である。
【図4】脱穀部の側面図である。
【符号の説明】
1   コンバイン
3   機体
4   前処理部
5   脱穀部
8   座席
12  操作部
17  取付けブラケット
18L 操作レバー(左サイドクラッチレバー)
18R 操作レバー(右サイドクラッチレバー)
19  操作レバー(駐車ブレーキレバー)
21  後方操作部
22  緊急エンジン停止手段

Claims (2)

  1. 機体(3)の前方に前処理部(4)を昇降自在に架設し、該前処理部(4)の後方に脱穀部(5)を設けると共に、前処理部(4)の側方に機体(3)を操縦する操作部(12)を配設し、該操作部(12)の後方で、且つ脱穀部(5)の側方に座席(8)を配置したコンバイン(1)において、前記機体(3)後部に、オペレータがコンバイン(1)から降りた状態で機体(3)の操縦が可能な後方操作部(21)を設けると共に、該後方操作部(21)近傍に緊急エンジン停止手段(22)を配備したことを特徴とするコンバイン。
  2. 後方操作部(21)の各操作レバー(18L,18R,19)の取付けブラケット(17)に緊急エンジン停止手段(22)を配備したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340631A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインの操縦部
JP2013085533A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd 汎用コンバイン

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