JP2004006671A - 電荷結合素子およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】単層のゲート電極構造を有しながら、良好な性能を得ることが可能な電荷結合素子を提供する。
【解決手段】この電荷結合素子は、単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子であって、シリコン基板1上に形成されたゲート絶縁膜10と、ゲート絶縁膜10上に形成された絶縁物からなる複数の隔壁20と、隣接する隔壁20間に配置され、隔壁20の側部に沿って形成された側面を有する凹形状のゲート電極30とを備えている。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電荷結合素子(CCD:Charge Coupled Device)およびその製造方法に関し、特に、複数のゲート電極が所定の間隔を隔てて配置される電荷結合素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、イメージセンサなどに用いられる電荷結合素子(CCD)が知られている。図21は、従来の2層のゲート電極構造を有する電荷結合素子の構造を示した断面図である。図21を参照して、従来の電荷結合素子では、シリコン基板101上に、シリコン酸化膜110aおよびシリコン窒化膜110bからなるゲート絶縁膜110が形成されている。ゲート絶縁膜110上には、所定の間隔を隔ててポリシリコン膜からなる第1層目のゲート電極120が形成されている。第1層目のゲート電極120の上面および側面には、シリコン酸化膜121が形成されている。
【0003】
また、隣接する第1層目のゲート電極120間には、シリコン酸化膜121を介して第2層目のゲート電極130が形成されている。第2層目のゲート電極130の下方に位置するシリコン基板101の表面には、不純物領域102が形成されている。この不純物領域102は、隣接する第1層目のゲート電極120と第2層目のゲート電極130との下方でのポテンシャルに差を生じさせるために設けられている。この不純物領域102によって、電荷の転送が容易に行われる。
【0004】
なお、第1層目のゲート電極120および第2層目のゲート電極130の上方には、コンタクトホールを有する層間絶縁膜(図示せず)か形成されている。このコンタクトホールを介して、第1層目のゲート電極120および第2層目のゲート電極130と、上層配線(図示せず)との電気的な接続が行われる。
【0005】
第1層目のゲート電極120および第2層目のゲート電極130を一組として、隣接する組毎にそれぞれ異なる2相の電圧φ1およびφ2を印加することによって、電荷の転送が行われる。
【0006】
上記した2層のゲート電極構造を有する従来の電荷結合素子は、たとえば、特許文献1に開示されている。
【0007】
図22〜図24は、図21に示した従来の2層のゲート電極構造を有する電荷結合素子の製造プロセスを説明するための断面図である。次に、図21〜図24を参照して、従来の2層のゲート電極構造を有する電荷結合素子の製造プロセスについて説明する。
【0008】
まず、図22に示すように、シリコン基板101上に、シリコン酸化膜110aおよびシリコン窒化膜110bを順次形成することによって、シリコン酸化膜110aおよびシリコン窒化膜110bからなるゲート絶縁膜110を形成する。そして、ゲート絶縁膜110上に、ポリシリコン膜(図示せず)を堆積した後、リソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて、このポリシリコン膜をパターニングすることによって、第1層目のゲート電極120を形成する。
【0009】
次に、図23に示すように、第1層目のゲート電極120の表面を熱酸化することによって、第1層目のゲート電極120の上面および側面にシリコン酸化膜121を形成する。そして、第1層目のゲート電極120をマスクとして、シリコン基板101に不純物を注入することによって、不純物領域102を形成する。
【0010】
次に、図24に示すように、全面にポリシリコン膜(図示せず)を堆積した後、リソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて、このポリシリコン膜をパターニングすることによって、第2層目のゲート電極130を形成する。
【0011】
この後、全面に層間絶縁膜(図示せず)を形成した後、その層間絶縁膜にコンタクトホール(図示せず)を形成する。そして、第1層目のゲート電極120および第2層目のゲート電極130と、上層の配線層(図示せず)とを、そのコンタクトホールを介して電気的に接続する。これにより、図21に示すような従来の2層のゲート電極構造を有する電荷結合素子が形成される。
【0012】
【特許文献1】
特開平11−204776号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図21に示した従来の2層のゲート電極構造を有する電極結合素子では、第1層目のゲート電極120を形成する工程と、第2層目のゲート電極130を形成する工程とが必要であるため、製造プロセスが複雑化するとともに、加工ばらつきが生じやすいという不都合があった。また、電荷結合素子を撮像素子として用いた場合、第1層目のゲート電極120と第2層目のゲート電極130との間に、分光感度特性に差が生じるという不都合もあった。
【0013】
また、従来では、単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子も提案されている。この単層のゲート電極構造では、単層(第1層目)のゲート電極が所定の間隔を隔てて形成されるとともに、第2層目のゲート電極は形成されない。このため、上記した2層のゲート電極構造と異なり、製造プロセスが複雑化することもないとともに、加工バラツキが生じにくい。また、第1層目のゲート電極と第2層目のゲート電極との間に分光感度特性に差が生じるという不都合もない。
【0014】
しかしながら、単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子では、隣接するゲート電極間の間隔を小さくすることが困難であるという不都合がある。具体的には、ポジ型レジストなどを用いてリソグラフィ技術によりゲート電極をパターニングすることにより単層のゲート電極を所定の間隔を隔てて形成する場合に、リソグラフィ技術の限界からゲート電極間の間隔が制限されるという不都合があった。この場合、レジスト膜をマスクとしてエッチングによりゲート電極をパターニングする際に、レジスト膜のパターンよりもゲート電極が細くなりやすいという問題点があった。したがって、ゲート電極間の間隔がリソグラフィの最小限界寸法よりも大きくなりやすいという不都合があった。このように、単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子では、ゲート電極の間隔が大きくなりやすいため、電荷結合素子の感度や飽和出力が低下しやすいという問題点があった。その結果、電荷結合素子の性能が低下しやすいという問題点があった。
【0015】
また、2層のゲート電極構造を有する電荷結合素子では、図23に示した工程において、第1層目のゲート電極120をマスクとして第2層目のゲート電極130が形成される領域の下方に自己整合的に不純物を注入することにより、不純物領域102を自己整合的に形成することができる。これにより、電荷の転送を容易に行うことができるので、ゲート電極120および130を2相の印加電圧によって駆動して電荷の転送を行うことが可能になる。
【0016】
これに対して、単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子では、特定のゲート電極の下方に自己整合的に不純物を注入することが困難であるという問題点があった。この場合、不純物の注入は、レジスト膜などをマスクとして特定のゲート電極の下方に選択的に不純物を注入することになる。しかし、このようなレジスト膜をマスクとした不純物の注入は、自己整合的に不純物の注入を行う場合と異なり、不純物の注入精度がリソグラフィ技術の精度に依存することになるため、不純物の形成領域がばらつくという問題点があった。このように不純物の形成領域がばらつくと、電荷の転送を良好に行うのが困難になるので、電荷の転送性能が低下するという問題点があった。
【0017】
上記のように、従来の2層のゲート電極構造を有する電荷結合素子に代えて、単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子を用いる場合には、ゲート電極の間隔が大きくなるために、電荷結合素子の感度や飽和出力などの性能が低下するという問題点があった。また、単層のゲート電極構造では、特定のゲート電極の下方に不純物領域を形成する際に、不純物領域の形成位置がばらつくため、電荷の転送性能などの性能も低下するという問題点があった。
【0018】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、単層のゲート電極構造を有しながら、良好な性能を得ることが可能な電荷結合素子を提供することである。
【0019】
この発明のもう1つの目的は、単層のゲート電極構造を有しながら、良好な性能を得ることが可能な電荷結合素子を容易に製造し得る電荷結合素子の製造方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による電荷結合素子は、単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子であって、半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成された絶縁物からなる複数の隔壁と、隣接する隔壁間に配置され、隔壁の側部に沿って形成された側面を有する凹形状のゲート電極とを備えている。
【0021】
この第1の局面による電荷結合素子では、上記のように、隣接する隔壁間に、隔壁の側部に沿って形成された側面を有する凹形状のゲート電極を設けることによって、隣接するゲート電極間の間隔を隔壁の幅によって制御することができる。この場合、たとえば、リソグラフィの最小限界寸法で形成したレジスト膜をマスクとして異方性エッチングすることにより隔壁を形成すれば、隔壁の幅は、リソグラフィの最小限界寸法と同じになるか、または、最小限界寸法よりも少し小さくなりやすいので、隣接するゲート電極間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法以下にすることができる。また、リソグラフィの最小限界寸法で形成したレジスト膜をマスクとして等方性エッチングすることにより隔壁を形成すれば、隔壁の幅は、リソグラフィの最小限界寸法よりも小さくなるので、隣接するゲート電極間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法以下にすることができる。これにより、単層構造のゲート電極を用いた場合にも、隣接するゲート電極の間隔を小さくすることができるので、感度や飽和出力などの性能を向上させることができる。その結果、単層のゲート電極構造を有しながら、良好な性能を得ることができる。
【0022】
上記第1の局面による電荷結合素子において、好ましくは、隔壁は、リソグラフィの最小限界寸法以下の幅を有するように形成されている。このように構成すれば、容易に、隣接するゲート電極間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法以下にすることができる。
【0023】
上記第1の局面による電荷結合素子において、好ましくは、ゲート絶縁膜は、第1ゲート絶縁膜と、第1ゲート絶縁膜上に形成され、第1ゲート絶縁膜とは異なる材料からなる第2ゲート絶縁膜とを含む。このように構成すれば、たとえば、第1ゲート絶縁膜により半導体基板との良好な界面特性を得ながら、第2ゲート絶縁膜により隔壁とのエッチング選択比を確保することができる。
【0024】
上記第1の局面による電荷結合素子において、好ましくは、隔壁は、第1隔壁と、第1隔壁上に形成され、第1隔壁とは異なる材料からなる第2隔壁とを含む。このように隔壁を2種類の異なる材料により構成すれば、たとえば、第1隔壁によりゲート絶縁膜とのエッチング選択比を確保しながら、第2隔壁によりCMP(Chemical Mechanical Polishing)工程でのストッパとしての機能を得ることができる。
【0025】
この発明の第2の局面による電荷結合素子は、単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子であって、半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成され、凹形状のゲート電極とを備えている。
【0026】
この第2の局面による電荷結合素子では、上記のように、半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜上に、凹形状のゲート電極を設けることによって、ゲート電極の凹形状の側部をマスクとしてゲート電極の下方に不純物を注入することにより第1不純物領域を形成すれば、ゲート電極の凹形状の内面底部の下方に位置する半導体基板の表面に自己整合的に不純物を注入することができる。これにより、レジスト膜をマスクとして不純物の注入を行う場合と異なり、第1不純物領域の形成領域がばらつくのを防止することができる。これにより、第1不純物領域の形成領域がばらつくことに起因する電荷の転送性能の低下を防止することができるので、良好な性能を得ることができる。
【0027】
この発明の第3の局面による電荷結合素子の製造方法は、単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子の製造方法であって、半導体基板上に、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート絶縁膜上に、絶縁物からなる複数の隔壁を形成する工程と、ゲート絶縁膜上に、隔壁の側部に沿うように、ゲート電極層を形成する工程と、少なくとも隔壁の上面が露出するまで、ゲート電極層を研磨することによって、隣接する隔壁間に、凹形状のゲート電極を形成する工程とを備えている。
【0028】
この第3の局面による電荷結合素子の製造方法では、上記のように、ゲート絶縁膜上に、隔壁の側部に沿うようにゲート電極層を形成した後、少なくとも隔壁の上面が露出するまで、ゲート電極層を研磨することにより、隣接する隔壁間に凹形状のゲート電極を形成することによって、隣接するゲート電極間の間隔を隔壁の幅によって制御することができる。この場合、たとえば、リソグラフィの最小限界寸法で形成したレジスト膜をマスクとして異方性エッチングすることにより隔壁を形成すれば、隔壁の幅は、リソグラフィの最小限界寸法と同じになるか、または、最小限界寸法よりも少し小さくなりやすいので、隣接するゲート電極間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法以下にすることができる。また、リソグラフィの最小限界寸法で形成したレジスト膜をマスクとして等方性エッチングすることにより隔壁を形成すれば、隔壁の幅は、リソグラフィの最小限界寸法よりも小さくなるので、隣接するゲート電極間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法以下にすることができる。これにより、単層のゲート電極構造を用いた場合にも、隣接するゲート電極の間隔を小さくすることができるので、感度や飽和出力などの性能を向上させることができる。その結果、単層のゲート電極構造を有しながら、良好な性能を得ることが可能な電荷結合素子を容易に製造することができる。
【0029】
上記第3の局面による電荷結合素子の製造方法において、好ましくは、隔壁を形成する工程は、ゲート絶縁膜上に絶縁物からなる隔壁層を形成した後、隔壁層上の所定領域に第1レジスト膜を形成する工程と、第1レジスト膜をマスクとして隔壁層を異方性エッチングすることによって、第1レジスト膜の幅と同等以下の幅を有する隔壁を形成する工程とを含む。このように構成すれば、容易に、隔壁をリソグラフィの最小限界寸法の幅と同等以下の幅で形成することができるので、隣接するゲート電極間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法以下にすることができる。
【0030】
上記第3の局面による電荷結合素子の製造方法において、好ましくは、隔壁を形成する工程は、ゲート絶縁膜上に絶縁物からなる隔壁層を形成した後、隔壁層上の所定領域に第1レジスト膜を形成する工程と、第1レジスト膜をマスクとして隔壁層を等方性エッチングすることによって、第1レジスト膜よりも小さい幅を有する隔壁を形成する工程とを含む。このように構成すれば、容易に、隔壁をリソグラフィの最小限界寸法よりも小さい幅で形成することができるので、隣接するゲート電極間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法よりも小さくすることができる。
【0031】
上記第3の局面による電荷結合素子の製造方法において、好ましくは、凹形状のゲート電極を形成する工程に先立って、ゲート電極層の表面を覆うように保護膜を形成する工程と、凹形状のゲート電極を形成する工程は、少なくとも隔壁の上面が露出するまで、保護膜およびゲート電極層を研磨することによって、隣接する隔壁間に、凹形状のゲート電極を形成する工程を含む。このように構成すれば、保護膜により、ポリシリコン膜などからなるゲート電極層の研磨を良好に行うことができる。
【0032】
なお、上記発明は以下のような構成を有していてもよい。
【0033】
上記リソグラフィの最小限界寸法以下の幅を有する隔壁を含む電荷結合素子において、隔壁は、リソグラフィの最小限界寸法よりも小さい幅を有するように形成されていてもよい。このように構成すれば、容易に、隣接するゲート電極間の間隔をリソグラフィの最小限界よりも小さい寸法にすることができるので、単層のゲート電極構造において、隣接するゲート電極の間隔をより小さくすることができる。
【0034】
上記第1の局面による電荷結合素子において、好ましくは、隔壁は、レジスト膜をマスクとしてエッチングすることによって、レジスト膜と同じ幅以下の幅を有するように形成されている。このように構成すれば、レジスト膜をリソグラフィの最小限界寸法の幅で形成することによって、容易に、隔壁をリソグラフィの最小限界寸法以下の幅を有するように形成することができる。
【0035】
上記第1の局面による電荷結合素子において、好ましくは、ゲート絶縁膜と隔壁との界面に位置するゲート絶縁膜の部分と、ゲート絶縁膜と隔壁との界面に位置する隔壁の部分とは、互いにエッチング選択比の異なる材料によって形成されている。このように構成すれば、隔壁を形成する際のエッチング時に、容易に、ゲート絶縁膜上に位置する隔壁となる層を選択的にエッチングすることができる。
【0036】
上記第1の局面による電荷結合素子において、好ましくは、凹形状のゲート電極は、隔壁を介して隣接するように形成されており、隣接するゲート電極の一方の下方に位置する半導体基板の表面に形成された第1不純物領域をさらに備える。このように構成すれば、第1不純物領域により、ゲート電極への電圧印加時における隣接するゲート電極の下方の領域間のポテンシャルの変化を滑らかにすることができる。
【0037】
上記第2の局面による電荷結合素子において、好ましくは、凹形状のゲート電極は、所定の間隔を隔てて隣接するように形成されており、隣接するゲート電極の一方の下方に位置する半導体基板の表面に形成された第1不純物領域をさらに備える。このように構成すれば、第1不純物領域により、ゲート電極への電圧印加時における隣接するゲート電極の下方の領域でのポテンシャルに差を生じさせることができる。
【0038】
上記第2の局面による電荷結合素子において、好ましくは、凹形状のゲート電極は、所定の間隔を隔てて隣接するように形成されており、隣接するゲート電極間の下方に位置する半導体基板の表面に形成された第2不純物領域をさらに備える。このように構成すれば、第2不純物領域により、ゲート電極への電圧印加時における隣接するゲート電極の下方の領域間のポテンシャルの変化を滑らかにすることができる。
【0039】
上記第2の局面による電荷結合素子において、好ましくは、凹形状のゲート電極の下方に位置する半導体基板の表面に位置するチャネル領域を挟むように形成された一対のソース/ドレイン領域をさらに備え、凹形状のゲート電極と、ゲート絶縁膜と、一対のソース/ドレイン領域によって、トランジスタが構成されている。このように構成すれば、出力部の駆動素子として用いるトランジスタを容易に得ることができる。
【0040】
上記第2の局面による電荷結合素子において、好ましくは、凹形状のゲート電極は、所定の間隔を隔てて隣接するように形成されており、隣接する凹形状のゲート電極間に、凹形状のゲート電極の側面に接触するように形成された側部を有する絶縁物からなる隔壁をさらに備える。このように構成すれば、隣接するゲート電極間の間隔を隔壁の幅によって制御することができる。この場合、たとえば、リソグラフィの最小限界寸法で形成したレジスト膜をマスクとして異方性エッチングすることにより隔壁を形成すれば、隔壁の幅は、リソグラフィの最小限界寸法と同じになるか、または、最小限界寸法よりも少し小さくなりやすいので、隣接するゲート電極間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法以下にすることができる。また、リソグラフィの最小限界寸法で形成したレジスト膜をマスクとして等方性エッチングすることにより隔壁を形成すれば、隔壁の幅は、リソグラフィの最小限界寸法よりも小さくなるので、隣接するゲート電極間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法以下にすることができる。これにより、単層のゲート電極構造を用いた場合にも、隣接するゲート電極の間隔を小さくすることができるので、感度や飽和出力などの性能を向上させることができる。その結果、単層のゲート電極構造を有しながら、良好な性能を得ることができる。
【0041】
上記第3の局面による電荷結合素子の製造方法において、好ましくは、ゲート電極層を形成する工程の後、ゲート電極層上の所定領域に第2レジスト膜を形成する工程と、第2レジスト膜およびゲート電極層の隔壁の側部に沿った部分をマスクとして、隣接する隔壁に挟まれた領域の下方に位置する半導体基板の表面に選択的に不純物を導入することによって、第1不純物領域を形成する工程とをさらに備える。このように構成すれば、ゲート電極の凹形状の内面底部の下方に位置する半導体基板の表面に自己整合的に不純物を注入することができるので、第1不純物領域の形成領域がばらつくのを防止することができる。これにより、第1不純物領域の形成領域がばらつくことに起因する電荷の転送性能の低下を防止することができるので、良好な性能を得ることができる。
【0042】
上記第3の局面による電荷結合素子の製造方法において、好ましくは、凹形状のゲート電極を形成する工程の後、複数の隔壁のうちの所定の隔壁を除去する工程と、隔壁が除去された領域の下方に位置する半導体基板の表面に選択的に不純物を導入することによって、第2不純物領域を形成する工程とをさらに備える。このように構成すれば、ゲート電極への電圧印加時における隣接するゲート電極の下方の領域間のポテンシャルの変化を滑らかにするための第2不純物領域を容易に形成することができる。
【0043】
上記第3の局面による電荷結合素子の製造方法において、好ましくは、隔壁を形成する工程は、少なくともその上部がシリコン窒化膜からなる隔壁を形成する工程を含み、凹形状のゲート電極を形成する工程は、少なくとも隔壁の上部をストッパとして、CMP法を用いて、ゲート電極層を研磨することによって、凹形状のゲート電極を形成する工程を含む。このように構成すれば、容易に、CMP法を用いて凹形状のゲート電極を形成することができる。
【0044】
上記第3の局面による電荷結合素子の製造方法において、好ましくは、ゲート絶縁膜を形成する工程は、ゲート絶縁膜と隔壁との界面に位置するゲート絶縁膜の部分を所定の材料により形成する工程を含み、隔壁を形成する工程は、ゲート絶縁膜と隔壁との界面に位置する隔壁の部分を、所定の材料とはエッチング選択比の異なる材料により形成する工程を含む。このように構成すれば、隔壁を形成する際のエッチング時に、容易に、ゲート絶縁膜上に位置する隔壁層を選択的にエッチングすることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0046】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による電荷結合素子の全体構成を示したブロック図であり、図2は、本発明の第1実施形態による電荷結合素子の水平転送部の断面図である。また、図3は、本発明の第1実施形態による電荷結合素子の撮像部および蓄積部の断面図であり、図4は、本発明の第1実施形態による電荷結合素子の出力部の断面図である。図1〜図4を参照して、この第1実施形態では、本発明の単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子およびその製造方法を、フレームトランスファ型のCCDイメージセンサおよびその製造方法に適用した例について説明する。
【0047】
まず、図1を参照して、第1実施形態による電荷結合素子(CCDイメージセンサ)の全体構成について説明する。この第1実施形態によるCCDイメージセンサ90は、光電変換を行う撮像部91と、撮像部91によって光電変換された電荷を一時的に蓄えておくための蓄積部92と、蓄積部92に蓄えられた電荷を出力部94に転送するための水平転送部93と、水平転送部93から転送された電荷を出力するための出力部94とを備えている。
【0048】
動作としては、まず、撮像部91において、照射された光像に対応した光電変換を行う。そして、画素毎に光電変換された電荷は、撮像部91から蓄積部92に対して1フレーム毎に高速転送(フレームシフト)される。そして、この蓄積部92に形成された電荷パターンは、水平転送部93によって1ライン毎に高速に出力部94に転送される。この出力部94に転送された信号が、CCDイメージセンサ90の撮像信号として信号処理系(図示せず)に出力される。
【0049】
上記した電荷の転送動作は、CCDイメージセンサ90の撮像部91、蓄積部92および水平転送部93のゲート電極に電圧を印加することによって行われる。具体的には、撮像部91および蓄積部92においては、3相の異なる電圧(φP1〜φP3、φC1〜φC3)を所定のゲート電極に印加することによって、電荷の転送を行う。また、水平転送部93では、2相の異なる電圧(φ1、φ2)を所定のゲート電極に印加することによって、電荷の転送を行う。
【0050】
次に、図2を参照して、第1実施形態によるCCDイメージセンサ90のうち、水平転送部93の断面構造について説明する。この水平転送部93では、シリコン基板1上に、約10nm〜約50nm(第1実施形態では、約30nm)の厚みを有するシリコン酸化膜(SiO膜)10aが形成されている。シリコン酸化膜10a上には、約30nm〜約100nm(第1実施形態では、約80nm)の厚みを有するシリコン窒化膜(SiN膜)10bが形成されている。このシリコン酸化膜10aとシリコン窒化膜10bとによって、ゲート絶縁膜10が構成されている。なお、シリコン基板1は、本発明の「半導体基板」の一例であり、シリコン酸化膜10aは、本発明の「第1ゲート絶縁膜」の一例である。また、シリコン窒化膜10bは、本発明の「第2ゲート絶縁膜」の一例である。
【0051】
ここで、この第1実施形態では、ゲート絶縁膜10上に、所定の間隔を隔てて複数の隔壁20が形成されている。この隔壁20は、ゲート絶縁膜10を構成するシリコン窒化膜10b上に形成された約50nm〜約300nm(第1実施形態では、約200nm)の厚みを有するシリコン酸化膜20aと、シリコン酸化膜20a上に形成された約10nm〜約100nm(第1実施形態では、約50nm)の厚みを有するシリコン窒化膜(SiN膜)20bとから構成されている。また、隔壁20は、約0.05μm〜約0.2μmの幅を有するとともに、隣接する隔壁20間の間隔は、約0.3μm〜約3μmに形成されている。なお、シリコン酸化膜20aは、本発明の「第1隔壁」の一例であり、シリコン窒化膜20bは、本発明の「第2隔壁」の一例である。
【0052】
また、ゲート絶縁膜10上の隣接する隔壁20間には、隔壁20の側部にその側面が接触するように、凹形状のゲート電極30が形成されている。この凹形状のゲート電極30は、約30nm〜約100nm(第1実施形態では、約50nm)の厚みを有するポリシリコン膜からなる。また、凹形状のゲート電極30の凹部内表面には、シリコン酸化膜からなる保護膜42が、約5nm〜約50nmの厚みで形成されている。隣接するゲート電極30は、水平転送の方向と一致するように所定の間隔を隔てて配列されている。これにより、単層のゲート電極構造が形成されている。また、隔壁20の上面とゲート電極30の側部上面とは、平坦化されている。
【0053】
なお、全面を覆うようにシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜(図示せず)が形成されているとともに、その層間絶縁膜にはゲート電極30に達するコンタクトホール(図示せず)が形成されている。そして、そのコンタクトホールを介して、ゲート電極30と上層配線(図示せず)とが接続されている。
【0054】
また、シリコン基板1には、Pウェル3およびNウェル4が形成されている。また、Nウェル4内の隣接するゲート電極30の下方には、1つ置きに、NまたはP型の高濃度不純物領域2が形成されている。この高濃度不純物領域2によって、隣接するゲート電極30下の不純物の濃度が互いに異なるように制御されている。これにより、水平転送部93を2相の印加電圧(φ1、φ2)によって駆動することが可能となる。なお、高濃度不純物領域2は、本発明の「第1不純物領域」の一例である。
【0055】
次に、図3を参照して、第1実施形態によるCCDイメージセンサ90の撮像部91および蓄積部92の断面構造について説明する。図3に示すように、撮像部91および蓄積部92の断面構造は、図2に示した水平転送部の断面構造において、高濃度不純物領域2が形成されていない構造を有する。撮像部91および蓄積部92のその他の構造は、図2に示した水平転送部93の構造と同様である。そして、図3に示した撮像部91および蓄積部92の構造では、隣接する3つのゲート電極30に、それぞれ3相の異なる電圧(φP1、φP2、φP3(φC1、φC2およびφC3))が印加される。これにより、電荷の転送が行われる。
【0056】
次に、図4を参照して、第1実施形態によるCCDイメージセンサの出力部94の断面構造について説明する。この出力部94では、シリコン基板1の表面に、チャネル領域6を挟むように、一対のN型またはP型のソース/ドレイン領域5が形成されている。チャネル領域6上には、ゲート絶縁膜10を介して、凹形状のゲート電極31が形成されている。このゲート電極31と、ゲート絶縁膜10と、一対のソース/ドレイン領域5とによって、出力部94の駆動素子としてのMOSトランジスタが構成されている。
【0057】
第1実施形態では、図2および図3に示したように、隣接する隔壁20間に、隔壁20の側部に沿って形成された側面を有する凹形状のゲート電極30を設けることによって、隣接するゲート電極30間の間隔を隔壁20の幅によって制御することができる。この場合、後述する製造プロセスにおいて、たとえば、リソグラフィの最小限界寸法で形成したレジスト膜をマスクとして異方性エッチングすることにより隔壁20を形成すれば、隔壁20の幅は、リソグラフィの最小限界寸法と同じになるか、または、最小限界寸法よりも少し小さくなりやすいので、隣接するゲート電極30間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法以下にすることができる。また、リソグラフィの最小限界寸法で形成したレジスト膜をマスクとして等方性エッチングすることにより隔壁20を形成すれば、隔壁20の幅は、リソグラフィの最小限界寸法よりも小さくなるので、隣接するゲート電極30間の間隔をリソグラフィの最小限界寸法以下にすることができる。
【0058】
このように、第1実施形態では、単層のゲート電極30を用いた場合にも、隣接するゲート電極30の間隔を小さくすることができるので、感度や飽和出力などの性能を向上させることができる。その結果、単層のゲート電極30を有しながら、良好な性能を得ることができる。
【0059】
また、第1実施形態では、ゲート絶縁膜10の隔壁との界面に位置する層をシリコン窒化膜10bによって形成するとともに、隔壁20のゲート絶縁膜10との界面に位置する層をシリコン酸化膜20aによって形成することにより、後述する隔壁20の形成プロセスにおいて、エッチング選択比を確保することができる。これにより、容易に、隔壁20を形成することができる。
【0060】
また、第1実施形態では、上記のようにゲート絶縁膜10を、シリコン酸化膜10aとシリコン窒化膜10bとの2層構造にすることによって、シリコン酸化膜10aによりシリコン基板1との良好な界面特性を得ながら、シリコン窒化膜10bにより隔壁20の形成時のエッチング選択比を確保することができる。
【0061】
また、第1実施形態では、上記のように、隔壁20を、下層のシリコン酸化膜20aと上層のシリコン窒化膜20bとにより形成することによって、下層のシリコン酸化膜20aによりゲート絶縁膜10に対するエッチング選択比を確保することができるとともに、上層のシリコン窒化膜20bにより、ゲート電極30の形成時のCMP工程でのストッパとしての機能を得ることができる。
【0062】
また、第1実施形態では、ゲート電極30を凹形状に形成することによって、後述する高濃度不純物領域2の形成プロセスにおいて、ゲート電極30の凹形状の側部をマスクとして、ゲート電極30の凹形状の内面底部の下方に位置するシリコン基板1の表面に自己整合的に不純物を注入することができるので、レジスト膜のみをマスクとして不純物を注入する場合と異なり、高濃度不純物領域の形成領域がばらつくのを防止することができる。これにより、高濃度不純物領域2の形成領域がばらつくことに起因する電荷の転送性能の低下を防止することができるので、これによっても良好な性能を得ることができる。
【0063】
次に、図5〜図14を参照して、第1実施形態による電荷結合素子の製造プロセスについて説明する。なお、図5〜図10、図13および図14に示した工程は、撮像部91、蓄積部92および水平転送部93に共通するプロセスである。また、図11および図12に示したプロセスは、水平転送部93に特有のプロセスである。
【0064】
まず、図5に示すように、シリコン基板1を約850℃〜約1050℃(第1実施形態では、約950℃)の温度条件下で熱処理することによって、約5nm〜約40nm(第1実施形態では、約20nm)の厚みを有するパッド酸化膜40を形成する。そして、このパッド酸化膜40を介して、Pウェル3およびNウェル4を形成する。具体的には、まず、注入エネルギ:約100keV〜約200keV(第1実施形態では、150keV)、注入量:約1×1011/cm〜1×1012/cm(第1実施形態では、約5×1011/cm)の条件下で、ホウ素(B)をシリコン基板1に注入することによって、Pウェル3を形成する。次に、注入エネルギ:約50keV〜約200keV(第1実施形態では、約50keV)、注入量:約1×1011/cm〜1×1012/cm(第1実施形態では、約5×1011/cm)の条件下で、砒素(As)をシリコン基板1に注入することによって、Nウェル4を形成する。
【0065】
これにより、シリコン基板1には、図6に示すような濃度分布で不純物が注入されることになる。これにより、シリコン基板1内のポテンシャル分布は図7に示されるようになる。
【0066】
なお、この後、画素分離を行うため、不純物をさらに注入するのが好ましい。すなわち、撮像部91および蓄積部92では、各画素を区画するために、転送方向に沿ったストライプ状の不純物の注入領域を設ける。また、水平転送部93では、画素を挟むように、両側に、転送方向に沿ったストライプ状の不純物の注入領域を設ける。これは、注入エネルギ:約10keV〜約100keV(第1実施形態では、約30keV)、注入量:約1×1011/cm〜約1×1013/cm(第1実施形態では、約1×1012/cm)の条件下で、ホウ素(B)をシリコン基板1に注入することによって行う。
【0067】
この後、パッド酸化膜40を除去した後、図8に示すように、シリコン基板1を約850℃〜約1050℃(第1実施形態では、約950℃)で熱処理することによって、約10nm〜約50nm(第1実施形態では、約30nm)の厚みを有するシリコン酸化膜10aを形成する。次に、約600℃〜約800℃(第1実施形態では、約700℃)の温度条件下で、減圧CVD法(Low Pressure Chemical Vapor Deposition:LPCVD法)を用いて、約30nm〜約100nm(第1実施形態では、約80nm)の厚みを有するシリコン窒化膜10bを形成する。これにより、シリコン酸化膜10aとシリコン窒化膜10bとからなるゲート絶縁膜10が形成される。
【0068】
この後、シリコン窒化膜10b上に、約600℃〜約800℃(第1実施形態では、約700℃)の温度条件下で、LPCVD法を用いて、約50nm〜約300nm(第1実施形態では、約200nm)の厚みを有するシリコン酸化膜20aを形成する。次に、約600℃〜約800℃(第1実施形態では、約700℃)の温度条件下で、LPCVD法を用いて、シリコン酸化膜20a上に、約10nm〜約100nm(第1実施形態では、約50nm)の厚みを有するシリコン窒化膜20bを形成する。そして、シリコン窒化膜20b上の所定領域に、レジスト膜21を形成する。なお、レジスト膜21は、本発明の「第1レジスト膜」の一例である。
【0069】
次に、図9に示すように、レジスト膜21をマスクとして、シリコン窒化膜20bおよびシリコン酸化膜20aを異方性エッチングすることによって、約0.13μm〜約0.2μmの幅を有する隔壁20を形成する。この場合の異方性エッチングの条件は以下の通りである。
【0070】
Figure 2004006671
【0071】
上記した条件下で異方性エッチングを行うことによって、隔壁20の幅をリソグラフィ技術の限界まで小さくすることができる。たとえば、ArFエキシマレーザによれば、レジスト膜21の幅を約0.13μmまで小さくすることができる。この場合、レジスト膜21をマスクとして異方性エッチングを行うことによって隔壁20を形成すると、隔壁20の幅は、レジスト膜21の幅と同じか、または、レジスト膜21よりも少し小さい幅になりやすい。これにより、隔壁20の幅を約0.13μmか、それより少し小さい幅まで小さくすることができる。この後、レジスト膜21を除去する。
【0072】
次に、図10に示すように、全面を覆うとともに、隔壁20の側面に接触するように、CVD法を用いて、ポリシリコン膜30aを約30nm〜約100nm(第1実施形態では、約50nm)の厚みで形成する。
【0073】
上記した図10に示す工程までは、撮像部91および蓄積部92および水平転送部93に共通したプロセスである。そして、以下の図11および図12に示すプロセスは、水平転送部93に特有のプロセスである。具体的には、図11に示すように、水平転送部93のうち、不純物の注入されない部分、撮像部91、蓄積部92および出力部94を覆うようにレジスト膜41を形成する。そして、レジスト膜41をマスクとして、シリコン基板1に、注入エネルギ:約10keV〜約50keV(第1実施形態では、約30keV)、注入量:約2×1011/cm〜約5×1012/cm(第1実施形態では、約2×1011/cm)の条件下で、ホウ素(B)をイオン注入する。この場合には、P型の高濃度不純物領域2aが形成される。また、ホウ素(B)に代えて、砒素(As)を、注入エネルギ:約10keV〜約100keV(第1実施形態では、約60keV)、注入量:約1×1011〜約5×1012/cm(第1実施形態では、約2×1011/cm)の条件下で、レジスト膜41をマスクとしてシリコン基板1にイオン注入するようにしてもよい。この場合には、N型の高濃度不純物領域2aが形成される。
【0074】
このイオン注入の際には、隔壁20の側壁に沿うように凹形状のゲート電極30となるポリシリコン膜30aが形成されているため、レジスト膜41の形成位置がずれたとしても、ポリシリコン膜30aの側面部がマスクとして働く。このため、不純物を自己整合的にシリコン基板1に注入することができる。すなわち、図12に示すように、レジスト膜41の形成精度に誤差Δが発生した場合にも、隣接する隔壁20の対向する側部を覆うポリシリコン膜30a間の領域(図中d)に不純物が自己整合的に注入される。したがって、レジスト膜41の形成誤差Δを見込んで、レジスト膜41を、ポリシリコン膜30aの側部から不純物の注入領域側に突出することがないように形成するのが好ましい。
【0075】
上記のような注入が行われた後、レジスト膜41を除去する。そして、不純物の注入された領域を活性化するためのアニール処理を行う。このアニール処理は、約800℃〜約1100℃(第1実施形態では約900℃)で約10分〜約100分(第1実施形態では、30分)間、ファーネスアニール(炉アニール)により行う。このアニール処理によって、不純物の注入された領域2aの電気的活性化が図られるとともに、図12に示すように、注入された不純物がシリコン基板1の水平方向に拡散する。したがって、このアニール処理の条件を調整することによって、不純物の濃度分布を調整することが可能である。なお、この第1実施形態では、不純物は、アニール処理によって、隔壁20の中心付近(図12のD)まで拡散させるのが好ましい。これにより、高濃度不純物領域2が形成される。
【0076】
このような高濃度不純物領域2を形成することによって、高濃度不純物領域2のポテンシャルを、図7に示したポテンシャルと異ならせることができる。これにより、隣接するゲート電極30(図2参照)の下方の領域を互いにポテンシャルの異なる領域とすることができる。その結果、2相の電圧φ1およびφ2により、水平転送部93を駆動することができる。
【0077】
次に、撮像部91、蓄積部92および水平転送部93の共通のプロセスとして、図13に示すように、ポリシリコン膜30aの上面を覆うように、シリコン酸化膜からなる保護膜42を約5nm〜約50nmの厚みで形成する。そして、CMP法を用いて、少なくとも隔壁20の上部が露出するまでポリシリコン膜30aの上部を研磨することによって除去する。これにより、図14に示すように、隣接する隔壁20間に、ポリシリコン膜からなる凹形状のゲート電極30が形成される。なお、保護膜42は、CMP法によるポリシリコン膜30の研磨による除去をより良好に行うために形成されている。
【0078】
このようにして、第1実施形態による単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子が形成される。なお、この後、全面に層間絶縁膜(図示せず)を形成した後、その層間絶縁膜にゲート電極30に達するコンタクトホール(図示せず)を形成する。そして、ゲート電極30と上層配線(図示せず)とをそのコンタクトホールを介して電気的に接続する。
【0079】
上記した撮像部91、蓄積部92および水平転送部93の製造プロセスと並行して、図15および図16に示す出力部94の製造プロセスが行われる。すなわち、図15に示すように、シリコン基板1上に形成されたゲート絶縁膜10上に、隔壁20の構成材料となるシリコン酸化膜20aおよびシリコン窒化膜20bを形成した後、隔壁20を形成する際のエッチング工程において、出力部94の駆動素子の制御端子(ゲート電極など)を形成する部分もエッチング除去する。そして、図13および図14に示したゲート電極30を形成する工程によって、図15に示されるような凹形状のゲート電極31が形成される。この後、ソース/ドレイン領域となる領域上に位置するシリコン酸化膜20aおよびシリコン窒化膜20bを除去する。
【0080】
そして、図16に示すように、ゲート電極31をマスクとして、注入エネルギ:約10keV〜約100keV、注入量:約1×1014cm−2〜約5×1015cm−2の条件下で、ボロン(B)をイオン注入することによって、チャネル領域6を挟むように、一対のP型のソース/ドレイン領域5を形成する。なお、ボロン(B)に代えて、同じ注入条件で、リン(P)または砒素(As)を注入することによって、N型のソース/ドレイン領域5を形成してもよい。これにより、一対のP型またはN型のソース/ドレイン領域5、ゲート絶縁膜10およびゲート電極31からなるP型またはN型のMOSトランジスタからなる駆動素子が形成される。
【0081】
(第2実施形態)
図17は、本発明の第2実施形態による電荷結合素子の隔壁形成プロセスを説明するための断面図である。図17を参照して、この第2実施形態による製造プロセスでは、図9に示した隔壁20の形成プロセスにおいて、等方性エッチングを用いる場合について説明する。
【0082】
具体的には、この第2実施形態では、図17に示すように、リソグラフィの限界最小寸法の幅で形成されたレジスト膜21をマスクとして、等方性のドライエッチングを行うことによって、レジスト膜21よりもさらに幅の小さい隔壁20を形成する。この等方性のドライエッチングの条件は、以下の通りである。
【0083】
Figure 2004006671
【0084】
上記の条件で等方性のドライエッチングを行うことによって、隔壁20の幅をリソグラフィ技術の限界最小寸法よりもさらに小さくすることができる。たとえば、最小線幅が0.13μmであるArFエキシマレーザにより最小線幅のレジスト膜21を形成した場合、等方性エッチングにより隔壁20の幅を約0.05μmまで小さくすることができる。これにより、隣接するゲート電極30間の間隔を、リソグラフィ技術の限界よりも小さい約0.05μmにすることができるので、単層からなるゲート電極30を有する構造においても、ゲート電極30間の間隔を極めて小さくすることができる。これにより、単層からなるゲート電極30を用いた場合にも、感度や飽和出力などの性能を向上させることができるので、単層のゲート電極を有しながら、良好な性能を得ることが可能な電荷結合素子を容易に製造することができる。
【0085】
また、第2実施形態では、隔壁20となる層の下層をシリコン酸化膜20aにより形成するとともに、ゲート絶縁膜10の上層をシリコン窒化膜10bによって形成することにより、ソース/ドレイン領域となる領域のシリコン酸化膜20aおよびシリコン窒化膜20bを除去する際に、下層のゲート絶縁膜10とのエッチング選択比を確保することができる。これにより、容易にソース/ドレイン領域となる部分のシリコン酸化膜20aおよびシリコン窒化膜20bを除去することができる。
【0086】
(第3実施形態)
図18および図19は、本発明の第3実施形態による電荷結合素子の撮像部および蓄積部の製造プロセスを説明するための断面図である。図18および図19を参照して、この第3実施形態では、上記第1実施形態と異なり、撮像部91および蓄積部92の隣接するゲート電極30間の下方の領域に不純物領域を形成する場合の例について説明する。
【0087】
具体的には、図18に示すように、図14に示した第1実施形態による製造プロセスによりゲート電極30を形成した後、この第3実施形態では、撮像部91および蓄積部92のゲート電極30間に位置する隔壁20を除去する。そして、ゲート電極30をマスクとして、注入エネルギ:約5keV〜約50keV、注入量:約1×1010cm−2〜約1×1013cm−2の条件下で、ボロン(B)をイオン注入することによって、隣接するゲート電極30間に位置する領域の下方のシリコン基板1の表面に、不純物領域7を形成する。なお、この不純物領域7は、本発明の「第2不純物領域」の一例である。これにより、図19に示されるような第3実施形態による構造が得られる。
【0088】
この第3実施形態では、上記のように、撮像部91および蓄積部92におけるゲート電極30間の下方に位置するシリコン基板1の表面に、不純物領域7を設けることによって、電圧の印加時における隣接するゲート電極30の下方の領域間のポテンシャルの変化を滑らかにすることができる。これにより、撮像部91および蓄積部92における電荷の転送性能を向上させることができる。
【0089】
また、第3実施形態では、隔壁20の下層をシリコン酸化膜20aによって形成するとともに、ゲート絶縁膜10の上層をシリコン窒化膜10bによって形成することにより、隔壁20を除去する際のエッチング時に隔壁20とゲート絶縁膜10とのエッチング選択比を確保することができる。これにより容易に隔壁20を除去することができる。
【0090】
なお、今回開示された本実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した本実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0091】
たとえば、上記第1実施形態では、図15および図16に示したように、出力部94の駆動素子となるMOSトランジスタのソース/ドレイン領域5を形成する際に、シリコン酸化膜20aおよびシリコン窒化膜20bを除去したが、本発明はこれに限らず、シリコン酸化膜20aおよびシリコン窒化膜20bの膜厚の合計が約10nm〜約100nmである場合には、シリコン酸化膜20aおよびシリコン窒化膜20bを除去せずにゲート電極31上にレジスト膜を形成した状態で不純物をイオン注入することも可能である。
【0092】
また、上記第1実施形態では、図11に示した工程においてゲート電極30となるポリシリコン膜30aの側部をマスクとして自己整合的にイオン注入を行ったが、本発明はこれに限らず、図14に示した凹形状のゲート電極30の形成後に、ゲート電極30の側部をマスクとしてイオン注入を行ってもよい。
【0093】
また、上記第1実施形態では、撮像部91および蓄積部92を3相の電圧印加により駆動する例を示したが、本発明はこれに限らず、撮像部91および蓄積部92も、水平転送部93と同様の2相で駆動してもよい。この場合には、撮像部91および蓄積部92についても、ゲート電極30の下方へ1つ置きに高濃度不純物領域2を設ければよい。
【0094】
上記実施形態では、ゲート絶縁膜をシリコン酸化膜10aとシリコン窒化膜10bとから構成するとともに、隔壁20を、シリコン酸化膜20aとシリコン窒化膜20bとから構成するようにしたが、本発明はこれに限らず、たとえばゲート絶縁膜10をシリコン酸化膜のみから形成するとともに、隔壁20をシリコン窒化膜のみから形成するようにしてもよい。この場合にも、隔壁20とゲート絶縁膜10との界面でのエッチング選択比を確保することができるので、隔壁20を容易にエッチングにより形成することができる。
【0095】
上記第1実施形態では、ポリシリコン膜30aのCMP法による研磨を良好に行うためにシリコン酸化膜からなる保護膜42を形成したが、本発明はこれに限らず、保護膜42を形成せずにCMP法によりポリシリコン膜30aを研磨するようにしてもよい。
【0096】
また、上記第1実施形態では、本発明をフレームトランスファ型のCCDイメージセンサに適用する例を示したが、本発明はこれに限らず、たとえばインターライン型CCDイメージセンサに適用することも可能である。また、本発明の電荷結合素子をCCDイメージセンサ以外にも適用することは可能である。
【0097】
また、上記実施形態では、異方性エッチングまたは等方性のドライエッチングのいずれか一方のみを用いて隔壁を形成したが、本発明はこれに限らず、異方性エッチング後に等方性のドライエッチングを行うことにより隔壁を形成してもよい。また、異方性エッチング後に、フッ酸などによる等方性のウェットエッチングを行うことにより、隔壁を形成するようにしてもよい。
【0098】
また、上記第1実施形態では、電荷結合素子の出力部の製造プロセスにおいて、ゲート電極31をマスクとして、ボロン(B)をイオン注入することによって、一対のP型のソース/ドレイン領域5を形成したが、本発明はこれに限らず、図20に示した第1実施形態の変形例のように、ゲート電極31上にレジスト膜32を形成した後、レジスト膜32をマスクとして、ボロン(B)をイオン注入することによって、一対のP型のソース/ドレイン領域5を形成するようにしてもよい。このようにすれば、ゲート電極31に不純物(ボロン)が注入されるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の全体構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の水平転送部の断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の撮像部および蓄積部の断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の出力部の断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態による電荷結合素子のウェル領域の形成プロセスを説明するための断面図である。
【図6】図5に示したウェル領域の不純物プロファイル図である。
【図7】図5に示したウェル領域における基板深さ方向とポテンシャルとの関係を示した特性図である。
【図8】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の撮像部、蓄積部および水平転送部の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図9】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の撮像部、蓄積部および水平転送部の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図10】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の撮像部、蓄積部および水平転送部の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図11】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の水平転送部の不純物注入プロセスを説明するための断面図である。
【図12】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の水平転送部の不純物注入プロセスを説明するための断面図である。
【図13】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の撮像部、蓄積部および水平転送部の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図14】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の撮像部、蓄積部および水平転送部の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図15】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の出力部の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図16】本発明の第1実施形態による電荷結合素子の出力部の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図17】本発明の第2実施形態による電荷結合素子の隔壁形成プロセスを説明するための断面図である。
【図18】本発明の第3実施形態による電荷結合素子の撮像部および蓄積部の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図19】本発明の第3実施形態による電荷結合素子の撮像部および蓄積部の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図20】本発明の第1実施形態の変形例による電荷結合素子の出力部の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図21】従来の2層のゲート電極構造を有する電荷結合素子の構造を示した断面図である。
【図22】図21に示した従来の2層のゲート電極構造を有する電荷結合素子の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図23】図21に示した従来の2層のゲート電極構造を有する電荷結合素子の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図24】図21に示した従来の2層のゲート電極構造を有する電荷結合素子の製造プロセスを説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板(半導体基板)
10 ゲート絶縁膜
10a シリコン酸化膜(第1ゲート絶縁膜)
10b シリコン窒化膜(第2ゲート絶縁膜)
20 隔壁
20a シリコン酸化膜(第1隔壁)
20b シリコン窒化膜(第2隔壁)
21 レジスト膜(第1レジスト膜)
30 ゲート電極
42 保護膜

Claims (9)

  1. 単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子であって、
    半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成された絶縁物からなる複数の隔壁と、
    隣接する前記隔壁間に配置され、前記隔壁の側部に沿って形成された側面を有する凹形状のゲート電極とを備えた、電荷結合素子。
  2. 前記隔壁は、リソグラフィの最小限界寸法以下の幅を有するように形成されている、請求項1に記載の電荷結合素子。
  3. 前記ゲート絶縁膜は、
    第1ゲート絶縁膜と、
    前記第1ゲート絶縁膜上に形成され、前記第1ゲート絶縁膜とは異なる材料からなる第2ゲート絶縁膜とを含む、請求項1または2に記載の電荷結合素子。
  4. 前記隔壁は、
    第1隔壁と、
    前記第1隔壁上に形成され、前記第1隔壁とは異なる材料からなる第2隔壁とを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電荷結合素子。
  5. 単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子であって、
    半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成され、凹形状のゲート電極とを備えた、電荷結合素子。
  6. 単層のゲート電極構造を有する電荷結合素子の製造方法であって、
    半導体基板上に、ゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上に、絶縁物からなる複数の隔壁を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上に、前記隔壁の側部に沿うように、ゲート電極層を形成する工程と、
    少なくとも前記隔壁の上面が露出するまで、前記ゲート電極層を研磨することによって、隣接する前記隔壁間に、凹形状のゲート電極を形成する工程とを備えた、電荷結合素子の製造方法。
  7. 前記隔壁を形成する工程は、
    前記ゲート絶縁膜上に絶縁物からなる隔壁層を形成した後、前記隔壁層上の所定領域に第1レジスト膜を形成する工程と、
    前記第1レジスト膜をマスクとして前記隔壁層を異方性エッチングすることによって、前記第1レジスト膜と実質的に同じ幅を有する前記隔壁を形成する工程とを含む、請求項6に記載の電荷結合素子の製造方法。
  8. 前記隔壁を形成する工程は、
    前記ゲート絶縁膜上に絶縁物からなる隔壁層を形成した後、前記隔壁層上の所定領域に第1レジスト膜を形成する工程と、
    前記第1レジスト膜をマスクとして前記隔壁層を等方性エッチングすることによって、前記第1レジスト膜よりも小さい幅を有する前記隔壁を形成する工程とを含む、請求項6に記載の電荷結合素子の製造方法。
  9. 前記凹形状のゲート電極を形成する工程に先立って、前記ゲート電極層の表面を覆うように保護膜を形成する工程をさらに備え、
    前記凹形状のゲート電極を形成する工程は、
    少なくとも前記隔壁の上面が露出するまで、前記保護膜および前記ゲート電極層を研磨することによって、隣接する前記隔壁間に、凹形状のゲート電極を形成する工程を含む、請求項6〜8のいずれか1項に記載の電荷結合素子の製造方法。
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