JP2004004272A - カラオケ目次本 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】曲名欄と、アーティスト名欄と、楽曲番号欄と、映像作品紹介欄とが楽曲毎に対応付けされて一覧表記され、各楽曲の映像作品紹介欄には、その楽曲のカラオケ演奏時に出力可能な複数のカラオケ映像作品を紹介する内容説明文と、その楽曲の予約番号と組み合わせることでカラオケ映像作品を特定する意味を持つ映像選択番号が記載されたカラオケ目次本とした。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はカラオケ目次本に関し、具体的には、カラオケ楽曲を演奏する際に各楽曲に合わせて制作された楽曲専用の映像作品を選択的に提供できるカラオケ装置用のカラオケ目次本に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平8−6579号公報には、カラオケ演奏時の歌詞背景映像を利用者が主体的に選択できるように構成されたカラオケ装置が開示されている。
このカラオケ装置においては、各楽曲はその曲調によって複数種類に分類されていて、カラオケ楽曲データベースに蓄積されている各楽曲データにはその分類識別子である曲調ジャンル識別子が付加されており、固有の映像番号で区別される各背景映像はその雰囲気がどのような曲調の背景表示に適しているのかという観点で分類されていて、背景映像データベースに蓄積されている各区分の背景映像データには前記曲調ジャンル識別子が付加されている。また、各区分の背景映像データはその内容がどのような映像要素で構成されているかという観点でも分類されており、その分類識別子である映像ジャンル識別子が各背景映像データに付加されている。そして、カラオケ装置はつぎのように背景映像を選択して出力する。
【0003】
(1)利用者が曲番号のみをリモコンで指定した場合、そのリクエスト曲の曲調ジャンル識別子と同じ曲調ジャンル識別子の付いた背景映像データの中から1区分の背景映像を自動的に選んで出力する。
(2)利用者が曲番号に加えて映像番号をリモコンで指定した場合、映像番号で特定される背景映像データを出力する。楽曲の演奏途中であっても、リモコンで映像番号を入力すると、該当する背景映像に切り替わる。
(3)利用者が曲番号に加えて映像ジャンルをリモコンで指定した場合、その映像ジャンルに分類されている背景映像データの中から1区分の背景映像を自動的に選んで出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
映像に関連した電子技術や情報技術が飛躍的に進歩したことにより、映像作品を制作することが高価な機材と専門知識のある少数の専門家だけの仕事ではなくなった。多くの人々が、高性能で安価な機材を利用して映像作品を制作する楽しみを手にし、さまざまな立場で映像制作の仕事をするようになった。このような時代的背景が音楽制作のあり方にも大きな影響を与え、音楽は映像と一体不可分の作品として取り扱われる傾向が強くなってきた。
【0005】
最近流行のアーチスト達は、音楽だけを収録したCDタイトルとして作品を発表するのではなく、音楽と映像の合体した作品として制作してDVDタイトルとして発表することが多くなってきた。あるアーチストの同一楽曲についても、新曲発売時にはある映像作品と組み合わせてDVDタイトルを制作し、またライブコンサートの映像と組み合わせて別のDVDタイトルを制作し、「懐かしの映画音楽」といった企画編集ものと呼ばれるDVDタイトルの制作時には別の映像と組み合わせて作品化する。このように音楽を映像と不可分の作品と捉えた制作手法は多くのアーチストやプロデューサーに受け入れられ、すでに多くのDVDタイトルが発売されている。この傾向がこれからの音楽産業の主流になるであろう。
【0006】
この傾向は当然カラオケの分野にも波及する。カラオケで歌いながら、その楽曲に合わせて制作されたカラオケ映像作品を楽しむことが、カラオケの重要な要素となる。また、ある楽曲に合わせてさまざまな人がカラオケ映像作品を制作し、それらの作品を利用者が選択して見ることができれば、カラオケの楽しみが大きくふくらむ。
【0007】
このような機能をカラオケ装置で実現するには、各楽曲に対応づけした膨大な量のカラオケ映像作品をデータベース化して取り扱うことになる。そして、あるカラオケ楽曲を演奏するときには、その楽曲用に制作されたカラオケ映像作品のグループの中から希望の映像作品を選出する手続き(ユーザインタフェース)が新たに必要になる。
【0008】
前述した特開平8−6579号公報に開示のカラオケ装置は、曲番号とともに映像番号をリモコンで入力すれば、その映像番号で特定される1区分の背景映像をカラオケ演奏時に出力させることができる。しかし、このユーザインタフェースは、カラオケ楽曲とカラオケ映像作品との一体化を図った制作意図に適合するものではない。たとえばデータベースに2万曲の楽曲が登録されており、各楽曲に3〜5作品の専用のカラオケ映像が登録されているとすると、カラオケ映像作品は合計で6万〜10万にもなるわけで、これを個々の映像番号に基づいて利用者が指定するというのは不便きわまりないことになる。
【0009】
この発明は前記の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、カラオケ楽曲とカラオケ映像作品との一体化する制作意図に従って構築されたデータベースを備えたカラオケ装置を前提として、このカラオケ装置にあるカラオケ楽曲の演奏時にカラオケ映像作品を上映させるための指示を与える際に、その楽曲用に制作されたカラオケ映像作品のグループの中から希望の映像作品をきわめて合理的な手続きによって特定でき、使い勝手に優れたカラオケ目次本を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るカラオケ目次本は、曲名欄と、アーティスト名欄と、楽曲番号欄と、映像作品紹介欄とが楽曲毎に対応付けされて一覧表記されたカラオケ目次本であって、各楽曲の映像作品紹介欄には、その楽曲のカラオケ演奏時に出力可能な複数のカラオケ映像作品を紹介する内容説明文と、その楽曲の予約番号と組み合わせることでカラオケ映像作品を特定する意味を持つ映像選択番号が記載されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
===カラオケ装置の構成とデータベース構造===
図1に本発明の前提となるカラオケ装置の機能ブロック図を例示した。このカラオケ装置1のハードウエアは、通信カラオケシステム用の演奏端末と同様であり、中央制御部2、ハードデイスク装置3、操作制御部7、ビデオRAM12、映像制御部13、通信制御部15、操作パネル6を備えたコンピュータの基本構成にシンセサイザ8とミキシングアンプ9とを加えた構成となっている。そして、リモコン送信器5、スピーカ10、マイクロホン11、およびディスプレイ14を付帯している。
【0012】
中央制御部2は、ホスト装置から通信制御部15を介して受信したカラオケ音楽データをハードディスク装置3に格納し、これを楽曲IDに対応付けしてカラオケ音楽データベースとして管理している。また、ハードディスク装置3には、背景映像の生成起源となる適宜なデータ形式(MPEG1など)の長時間分の映像データが格納されており、長時間分の映像を短時間分の多数の映像として管理し、各短時間分の映像を映像IDによって識別管理するためのカラオケ映像データベースが構築されている。例示したカラオケ装置では、短時間分の映像の一つ一つが映像ファイルに作成されており、各映像ファイル名を映像IDとしている。もちろん、映像IDを番号や記号によって表記し、各映像IDに映像データの所在やファイル名を対応付けして管理するように構成してもよい。
【0013】
また映像ファイルは、その映像内容に従って、素材映像ファイルと特定の楽曲専用に作成された専用映像ファイルとに分類されている。素材映像ファイルは、従来の楽曲生成方式のカラオケ装置における背景映像の表示制御機能に供され、楽曲の演奏中に複数つなぎ合わされる短時間分の映像に相当する。専用映像ファイルは、そのファイル自体が特定の楽曲の内容と演奏時間とに合わせて特別に制作された一つの映像作品に相当する。
【0014】
なおカラオケ音楽データベースには、各楽曲の演奏時に使用される素材映像フィルとその処理順番と処理の開始タイミングなどを規定した映像台本情報が対応付けされており、楽曲に対応付けされた映像作品がない場合や利用者が映像作品の上映を望まない場合、背景映像はこの映像台本情報に基づいて表示される。
【0015】
一方、映像作品が対応付けされている楽曲については、楽曲IDと映像IDとの対応関係を記述した情報(音楽映像対応関係情報)がハードディスク装置3に格納されており、利用者が該当の楽曲を指定した上で、上映希望の映像作品を指定すれば、その楽曲演奏中に指定の映像作品がディスプレイ14に表示される。図2にカラオケ装置におけるカラオケ音楽データベースと、音楽映像対応関係情報の概略構造図を示した。一つの楽曲IDにカラオケ音楽データの所在、属性情報、台本情報、および音楽映像対応関係情報が対応付けされており、音楽映像対応関係情報はカラオケ音楽データベースに付帯している。音楽映像対応関係情報には、楽曲IDに対応付けされている映像作品について、その映像選択情報が記載されているとともに、各映像選択情報に映像IDに相当する専用映像ファイル名が対応付けされている。
【0016】
===カラオケ目次本===
カラオケ会場に備え付けられているカラオケ目次本が本発明の対象であり、この目次本にカラオケ楽曲に映像作品が対応付けされているかどうかを記載しておく。本発明の実施例におけるカラオケ目次本には、カラオケ楽曲の楽曲ID(所定桁数の楽曲番号)・曲名・アーティスト名に加え、その楽曲専用に用意されている映像作品のうちの1つを特定するための選択肢番号(1,2,3など)とが記載されている。もちろん、選択肢が一つしかない場合もある。この選択肢番号は映像選択情報に該当する。また、各選択肢番号ごとに映像作品の内容説明も併わせて記載しておく。図3に本実施例のカラオケ目次本の記載内容を示した。
【0017】
===カラオケ装置の動作===
利用者は、リモコン送信器5や操作パネル6を操作し、楽曲番号に引き続き、上映を希望する映像作品の選択肢番号の数字のキーを押すと、楽曲IDと選択肢番号とがカラオケ装置1に入力される。中央制御部2は、楽曲IDと選択肢番号を操作制御部7を介して受け取り、これらを所定の記憶領域に格納して演奏処理の待ち行列で管理する。
【0018】
中央制御部2は、待ち行列に登録された楽曲IDを順番に従ってピックアップし、その楽曲IDをカラオケ音楽データベースに照会してカラオケ音楽データの所在を取得する。このピックアップした楽曲IDに選択肢番号が対応付けされていれば、カラオケ音楽データベースにおける音楽映像対応関係情報を参照し、当該選択肢番号に対応する映像IDを取得する。そして、該当のカラオケ音楽データと映像ファイルとをハードディスク装置3から読み出す。
【0019】
中央制御部2は、カラオケ音楽データ中のMIDIデータをシンセサイザ8に転送するとともに、歌詞描出データを処理して歌詞字幕のビットマップ画像をビデオRAM12に展開していく。また、取り出した映像ファイルを映像制御部13に転送する。映像制御部13は、映像データの復号回路やビデオRAM12上の画像データを映像信号に変換するための回路などを内蔵し、中央制御部2から与えられた映像ファイルを復号してビデオRAM12に展開されている歌詞字幕をビデオRAM12上で合成する。そして、その合成画像をビデオ信号に変換出力する。それによって、歌詞字幕入りの映像作品がディスプレイ14に上映される。
【0020】
なお、映像作品が対応付けされていない楽曲がリクエストされたり、映像作品が対応付けされていても利用者が楽曲IDのみを入力したりした場合には、中央制御部2は、カラオケ音楽データベースに記載されている該当の映像台本情報に従って、指定の素材映像ファイルを指定の順番で指定のタイミングで順次映像制御部に転送していく。それによって、素材映像がつなぎ合わされて一連の背景映像に編集されてディスプレイ14に映像出力される。
【0021】
【発明の効果】
本発明のカラオケ目次本によれば、個々の楽曲に合わせて制作された楽曲専用のカラオケ映像作品を楽曲演奏時に上映できるカラオケ装置を利用する際、利用者がカラオケ映像作品のグループの中から希望の映像作品をきわめて合理的な手続きで選出できて使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラオケ目次本の前提となるカラオケ装置の機能ブロック図である。
【図2】上記カラオケ装置にて管理されているカラオケ音楽データベースと音楽映像対応関係情報の構造図である。
【図3】本発明の実施例におけるカラオケ目次本の記載内容の概略図である。
【符号の説明】
1 カラオケ装置
2 中央制御部
3 ハードディスク装置
5 リモコン送信器
8 シンセサイザ
9 ミキシングアンプ
12 ビデオRAM
13 映像制御部
14 ディスプレイ
Claims (1)
- 曲名欄と、アーティスト名欄と、楽曲番号欄と、映像作品紹介欄とが楽曲毎に対応付けされて一覧表記されたカラオケ目次本であって、各楽曲の映像作品紹介欄には、その楽曲のカラオケ演奏時に出力可能な複数のカラオケ映像作品を紹介する内容説明文と、その楽曲の予約番号と組み合わせることでカラオケ映像作品を特定する意味を持つ映像選択番号が記載されていることを特徴とするカラオケ目次本。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159375A JP2004004272A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | カラオケ目次本 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159375A JP2004004272A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | カラオケ目次本 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004004272A true JP2004004272A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30429172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002159375A Withdrawn JP2004004272A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | カラオケ目次本 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004004272A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007199481A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Daiichikosho Co Ltd | カラオケ集合店舗における飲食物セルフオーダーposシステムと連携するカラオケ客室システム |
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2002
- 2002-05-31 JP JP2002159375A patent/JP2004004272A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007199481A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Daiichikosho Co Ltd | カラオケ集合店舗における飲食物セルフオーダーposシステムと連携するカラオケ客室システム |
JP4627264B2 (ja) * | 2006-01-27 | 2011-02-09 | 株式会社第一興商 | カラオケ集合店舗における飲食物セルフオーダーposシステムと連携するカラオケ客室システム |
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