JP2004003561A - ケーブルの端末固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルの端末固定装置において、ソケット部材をブラケット部材に固定する際、ソケット部材をブラケット部材の開口部に取り付ける作業が簡単な操作で迅速に済み、振動やがたなどの外力を受けても、ソケット部材が不用意に開口部から抜け出ず、その脱落を確実に防止する。
【解決手段】捩りコイルスプリング5の回動付勢力により、増し締めトルクが発生し、筒状ナット部材4を雄ねじ部2aに沿って締め付け方向に回動させ、筒状ナット部材4の緩みを常に除くように働き、筒状ナット部材4をソケット部材3に対して一時的に緩めるといった簡単な操作で開口部21の開口周縁部21aに筒状ナット部材4を強固に弾接させる。ストッパー23により、当接部25のロック部27が筒状ナット部材4の係合部28に当接して緩み方向の回り止めをなす。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の遠隔操作用のコントロールケーブルなどとして用いる場合に好適なケーブルの端末固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用のコントロールケーブルを取り付けるケーブルの端末固定装置には、一例として図7に示すものがある。図7において、スリーブ50内にインナーケーブル51を挿通した円筒状のソケット部材52が設けられ、これの左端部にフランジ部53、54を形成している。フランジ部53、54は、ブラケット部材55の開口部56の開口周縁部56aに嵌め込まれ、波形ワッシャー57をハンマーなどの専用工具により、弾性変形させながらブラケット部材55とフランジ部53の間に打ち込み、ソケット部材52をブラケット部材55に強固に弾接させている。このため、長期の使用に伴い高温下のクリープ現象などに起因する応力弛緩が生じて波形ワッシャー57の弾接力が減少すると予想される。波形ワッシャー57の弾接力が減少すると、ソケット部材52ががたついて振動の原因になったり、ソケット部材52がブラケット部材55から外れ易くなり、正規のケーブル経路を維持できなくなる虞がある。
これを防ぐため、特開2000−240635号公報や欧州特許出願公開公報第0703395号に記載された固定装置が登場している。これらの公報によれば、捩りスプリング(弾性部材)を用いてナット部(可動部材)がブラケット部材(壁部)に弾接するように回動付勢し、ナット部(可動部材)に緩みが生じないようにしている。
また、特開2002−122271号公報には、ケーブル固定用のワンタッチキャップが記載されている。このキャップは、ストッパーとソケットによりダブルナット方式で固定用プレートを挟んで本体を固定する。この際、リコイルバネによりソケットを締め付け方向に付勢し、ロック部材をストッパーに押し込んで固定用プレートの端縁に係合させてストッパーの回り止めをなす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の固定装置のように捩りスプリングを用いてナット部に緩みが生じないようにしても、長期使用に伴いケーブルなどに斜め上向き方向の負荷が繰り返し加わると、上向きの分力が大きくなってソケット部材が開口部から抜け出して脱落する虞がある。また、便宜上、図7に二点鎖線で示すようにブラケット部材55に曲げや反りが生じると、ソケット部材52が開口部56から矢印A1で示す方向に抜け易くなり、同図に矢印A2、A3で示すようにブラケット部材55に捩り方向の負荷が加わると、ナット部が捩りスプリングに抗して緩み方向に回動してソケット部材52を抜け易くする虞がある。
また、特開2002−122271号公報では、ソケットの回り止め手段を備えていないため、がたや振動などによりソケットがリコイルバネに抗して緩み方向に回動する虞がある。ソケットは、本体とは別に単独の部品を構成しているので、部品点数が増してコスト的に不利になる。ロック部材を上下スライド可能に受け入れる樹脂製のストッパーは、内部に縦形のスライド溝を有する複雑な構造を有している。このため、ストッパー成形用の金型費用がかさむとともに、生産性が低下する虞がある。
【0004】
本発明は、上記の事情を背景になされたもので、その目的は、ワッシャーや工具を用いずとも、比較的簡単な操作でソケット部材をブラケット部材に迅速に固定でき、しかもストッパーによりソケット部材の脱落を確実に防止してブラケット部材に対するソケット部材の強固な固定状態を長期にわたって維持できるケーブルの端末固定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(請求項1について)
内部にケーブルを取り付け、径小な管部の外周部に雄ねじ部を形成した段付き筒状のソケット部材と、このソケット部材の雄ねじ部に螺進退可能に取り付けられ、付勢部材により前記ソケット部材に対して締め付け方向に回動付勢された筒状ナット部材と、一端開放形の開口部を形成し、この開口部の開口周縁部にこの開口周縁部を挟むように前記ソケット部材と前記筒状ナット部材とが前記付勢部材の付勢力により弾接して固定されるブラケット部材と、前記ソケット部材に設けられ、前記ソケット部材を前記ブラケット部材に固定する際に所定の操作により、前記筒状ナット部材に形成された係合部に当接して前記筒状ナット部材の緩み方向の回り止めをなすストッパーとを備えたことを特徴とする。
【0006】
(請求項2について)
前記ソケット部材を前記ブラケット部材に取り付ける際、前記ソケット部材に対して前記筒状ナット部材を前記付勢部材の付勢力に抗して緩み方向に回動し、前記ストッパーにより前記筒状ナット部材を仮り止めした後に前記ソケット部材と前記筒状ナット部材との間に前記開口部の前記開口周縁部を挟んで前記筒状ナット部材を解放し、前記付勢部材の付勢力により前記筒状ナット部材を前記雄ねじ部に締め付け方向に回動付勢させるとともに、前記ストッパーの操作により前記ストッパーを前記係合部に係合させて前記筒状ナット部材の回り止めを行なうことを特徴とする。
【0007】
(請求項3について)
前記ストッパーは、前記ソケット部材に着脱可能に設けられて前記ストッパーの前面部と前記筒状ナット部材との間に差込間隙を確保すべく前記筒状ナット部材の螺進変位を規制する仮止め位置と、前記ソケット部材を前記開口部に差し込む際に前記ストッパーが前記ブラケット部材に対する干渉により引き出され、前記螺進変位の規制を解除する仮止め解除位置と、前記ストッパーの押圧操作により前記ストッパーを前記係合部に係合させて前記筒状ナット部材の緩み方向の回り止めをなすロック位置との間で変位可能になっていることを特徴とする。
【0008】
(請求項4について)
前記ストッパーは、下端の脚部と上端の当接部とから略逆U字状に形成され、前記ソケット部材を前記ブラケット部材の前記開口部に装着する際に前記ストッパーは、押圧操作により前記ソケット部材に跨るように装着され、前記ロック位置では前記当接部が前記係合部に当接して前記筒状ナット部材の緩み方向の回り止めをなすことを特徴とする。
【0009】
(請求項5について)
前記ソケット部材の段部には、前記ブラケット部材の前記開口部の開放端部を通過させる幅狭部、および前記開放端部の通過を規制する幅広部とが形成されて前記開口部に対する前記ソケット部材の抜け止めをなすことを特徴とする。
【0010】
(請求項6について)
車両の遠隔操作用のコントロールケーブルに用いられていることを特徴とする。
【0011】
【発明の作用および効果】
(請求項1について)
ケーブルの端末固定装置において、ブラケット部材に対するソケット部材の固定時に、開口部の開口周縁部をソケット部材と筒状ナット部材とにより挟み、筒状ナット部材を解放する。この時、付勢部材の付勢力により、増し締めトルクが発生し、筒状ナット部材を雄ねじ部に沿って締め付け方向に回動付勢する。このため、筒状ナット部材の緩みが除去され、ソケット部材および筒状ナット部材を開口部の開口周縁部に強固に弾接させる。
付勢部材の増し締めトルクにより、筒状ナット部材の緩みを常に取り除く方向に働くので、ワッシャーを用いる従来と異なり、クリープ現象などに起因する応力弛緩がなくなり筒状ナット部材の緩みを確実になくすことができる。これを単独の筒状ナット部材により実現することができるので、部品点数の削減によりコスト的に有利になり生産性に優れる。
【0012】
筒状ナット部材に形成された係合部に当接して筒状ナット部材の緩み方向の回動を阻止して回り止めをなすストッパーを設けている。このため、ケーブルなどに斜め上向き方向の負荷が外力として加わっても、筒状ナット部材が付勢部材の付勢力に抗して不用意に回動することがなく、筒状ナット部材が緩むことがない。
ブラケット部材に曲げや反りが生じたり、捩り方向の負荷が外力として加わっても、ストッパーが筒状ナット部材の緩み方向の回動を阻止する。ストッパーが筒状ナット部材の緩み止めとして働くので、ソケット部材が抜け止めされて開口部から抜け出る虞がない。この結果、ケーブルなどが外力を繰り返し受けても筒状ナット部材が緩むことがなく常に締め付け方向に回動付勢される。これにより、正規のケーブル経路を保持すべくブラケット部材に対するソケット部材の強固な固定状態を長期にわたって維持することができる。
筒状ナット部材の緩み方向の回り止めが行われ、この緩み止めがソケット部材の抜け止めとして働くため、ソケット部材の強固な固定状態を確保することができる。これにより、ソケット部材の固定にあたっては、ブラケット部材の厚みが比較的大きい場合にも効果的に対応することができる。
また、ソケット部材の固定にあたっては、筒状ナット部材を一旦緩み方向に回動してから解放してストッパーを操作するだけの簡単な操作で迅速に済み、楽な操作で作業性が大幅に向上する。
【0013】
(請求項2について)
ソケット部材をブラケット部材に取り付ける際、先ずソケット部材に対して筒状ナット部材を付勢部材の付勢力に抗して緩み方向に回動する。ストッパーにより筒状ナット部材を仮り止めした後にソケット部材と筒状ナット部材との間に開口部の開口周縁部を挟んで筒状ナット部材を解放する。これにより、付勢部材の付勢力により筒状ナット部材を雄ねじ部に締め付け方向に回動させ、ストッパーの操作により筒状ナット部材の緩み方向の回り止め(緩み止め)を行なう。
このため、ソケット部材をブラケット部材に固定するには、筒状ナット部材を一時的に緩み方向に回動してから解放してストッパーを操作するだけの簡単な操作で迅速に済む。この結果、特別な専用工具を必要とせず良好な作業効率により生産性が大幅に向上する。
【0014】
(請求項3について)
ストッパーにあっては、ソケット部材に着脱可能に設けられて差込間隙を確保すべく筒状ナット部材の螺進変位を規制する仮止め位置と、ソケット部材を開口部に差し込む際、ストッパーが引き出されて筒状ナット部材の螺進変位を解除する仮止め解除位置と、ストッパーの押圧操作により筒状ナット部材の緩み方向の回り止めをなすロック位置との間で変位可能になっている。これにより、ストッパーを各位置に変位させるだけの簡単な操作で筒状ナット部材の仮止めから解除およびロックといった一連の動作を素早く行える利点が得られる。
しかも、ストッパーはソケット部材に着脱可能に設けられているので、ストッパーをソケット部材に装着しておくことにより、ストッパーがソケット部材と一体化し、ストッパーの紛失がなくなるとともに、ストッパーの一連の動作を円滑に行うことができる。
【0015】
(請求項4について)
ストッパーは、下端の脚部と上端の当接部とから略逆U字状に形成され、ソケット部材をブラケット部材の開口部に装着する際にストッパーは、押圧操作によりソケット部材に跨るようにロック位置に装着され、当接部が筒状ナット部材の係合部に当接して筒状ナット部材の緩み方向の回り止めをなす。それでいながら、ストッパーは略逆U字状に形成された簡素な構造で済み、全体の構造が複雑化せずコスト的に有利である。
【0016】
(請求項5について)
ソケット部材の段部の外側面部には、ブラケット部材の開口部の開放端部を通過させる幅狭部および開放端部の通過を規制する幅広部を形成する。このため、ブラケット部材を幅狭部から開口部の開放端部に差し込み、幅広部を開口部に嵌め込むことにより、幅広部が開放端部に対する抜け止めとして働きソケット部材が開口部から抜け出すことがない。この観点からも、ソケット部材の脱落を防止してブラケット部材に対するソケット部材の良好な固定状態を長期にわたって維持することができる。
【0017】
(請求項6について)
ケーブルは、車両の遠隔操作用のコントロールケーブルに使用する。ソケット部材は、筒状ナット部材の緩み止めを確保しつつブラケット部材に抜け止め状態で強固に固定されている。ソケット部材が比較的大きな外力を受けても、ブラケット部材から脱落することなくブラケット部材に強固に固定された状態を維持する。このため、ケーブルの端末固定装置は、走行時に振動やがたなどの外力を繰り返して受け易い車両用のコントロールケーブルに適用する場合に好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図を参照して説明する。
本発明の第1実施例において、図1に示すケーブルの端末固定装置1は、金属あるいはプラスチックなどの適宜な材料により形成され、径小な管部2を一体に連結した段付き筒状のソケット部材3および筒状ナット部材4を備える。ソケット部材3の管部2の外周部には、所定条数の雄ねじ部2aを形成して筒状ナット部材4を螺進退可能に装着する。
付勢部材としての捩りコイルスプリング5は、雄ねじ部2aを遊嵌する状態で筒状ナット部材4内に配置される。管部2の開口端部は切欠部6を形成し、筒状ナット部材4の開口端部は切込部7を形成している。捩りコイルスプリング5の一端部5aは管部2の切欠部6に着脱可能に係合し、捩りコイルスプリング5の他端部5bは筒状ナット部材4の切込部7に着脱可能に嵌め込まれる。捩りコイルスプリング5の付勢力により、筒状ナット部材4を矢印Bで示すように雄ねじ部2aに沿って常に締め付け方向に回動付勢する。
【0019】
ケーブルの端末固定装置1におけるケーブルは、例えば遠隔操作用のコントロールケーブル8に適用されて車両のシフトレバーをトランスミッション(図示せず)に連動させる。コントロールケーブル8は、芯部にインナーケーブル10を設けたスリーブ9を介してソケット部材3および筒状ナット部材4に挿通状態に取り付けられている。コントロールケーブル8は、後述するようにケーブルの端末固定装置1により板状のブラケット部材20に固定される。ブラケット部材20は、円形の開口部21と上端に位置する幅狭な開放端部22とから略逆鍵穴状に形成されている。
【0020】
ソケット部材3と管部2との境界部である段部11には、前後方向に僅かな間隔T1を残して前フランジ12および後フランジ13を同芯状態に形成している。前後のフランジ12、13の間には、左右両側に直線状のガイド壁部14が設けられ、ガイド壁部14の中央部に係合突起15を形成している。前フランジ12には、左右のガイド壁部14間の間隔と略同一寸法で左右の角部16を形成し、角部16、16間に平坦な嵌合面17を設けている。左右の角部16の外側面部には、円弧状の幅広部18を前フランジ12とともに一体に形成している。左右の角部16の外側面部のうち幅広部18に直後に隣接する直線状の縦壁部を幅狭部19としている。幅狭部19の間隔寸法Hは、ブラケット部材20の開放端部22の幅寸法Pよりも若干小さく設定され、幅広部18、18の間隔寸法はM、開放端部22の幅寸法Pよりも大きく、開口部21の直径寸法Dに略等しくなるように設定されている。
【0021】
ブラケット部材20のガイド壁部14には、ストッパー23が着脱可能に設けられている。このストッパー23は、金属やプラスチックなどの弾性部材から略逆U字状に形成され、下端にガイド壁部14を跨ぐ長尺な脚部24を有し、上端に左右の角部16に対応する当接部25を設けている。当接部25は、角部16および嵌合面17に差し込まれ、ストッパー23の左右方向の回動変位を禁止するブロック状の嵌合部26を形成している。嵌合部26の外側面には、左右に突き出る段付状のロック部27を形成している。ロック部27が位置する嵌合部26の下面部には、筒状ナット部材4の径小な外周筒部4Aに対応する円弧状の摺接面25aを形成している。
【0022】
ストッパー23の脚部24の内側には、係合突起15の厚みに相当する間隔で上爪29および下爪30を形成している。上爪29の上部を摺動側部31とし、上爪29と下爪30との間の窪みを谷部32としている。ソケット部材3の装着に先立って、ストッパー23は、図2の(イ)に示すように脚部24を介してソケット部材3のガイド壁部14、14を跨ぐように差し込まれて摺動側部31を係合突起15に弾接させる。すなわち、図2の(イ)の状態は、筒状ナット部材4を捩りコイルスプリング5とともにソケット部材3に組付けた際、ソケット部材3をブラケット部材20の開口部21に挿入する時のストッパー23の仮止め位置を示す。挿入後にストッパー23は、図2の(ロ)に示すように谷部32を係合突起15に係合させた仮止め解除位置まで引き上げられる。さらに、ストッパー23は、押圧により(ハ)に示すように上爪29を係合突起15に係合させたロック位置まで下降変位して固定操作を完了する。
図2の(ハ)のロック位置では、右側のロック部27が、筒状ナット部材4の外周部に切込部7とは反対側の開口端4aに形成した突条の係合部28に係合する。このため、筒状ナット部材4が捩りコイルスプリング5の付勢力に抗して矢印Bとは反対の緩み方向に回動することを阻止する。
【0023】
上記構成において、ケーブルの端末固定装置1によりコントロールケーブル8をブラケット部材20に固定するに先立って下記の取付け準備をしておく。すなわち、ストッパー23を僅かに引き上げ、図2の(イ)に示す仮り止め状態から同図の(ロ)に示すように谷部32に係合突起15を弾性係合させた仮止め解除位置に配置する。この状態で、筒状ナット部材4を雄ねじ部2aに装着し、外周筒部4Aの開口端4aが角部16の前面壁部16aに当接するまで締め付ける。
【0024】
その後、捩りコイルスプリング5の一端部5aを管部2の切欠部6に嵌め込み、筒状ナット部材4を当接状態に保持したまま捩りコイルスプリング5を蓄勢方向に所定の角度だけ巻き縮めて(例えば1/8〜1/2回転)、他端部5bを筒状ナット部材4の切込部7に嵌め込む。筒状ナット部材4を解放すると、捩りコイルスプリング5の付勢力により、筒状ナット部材4に締め付け力が付与されて設定量の締め付けトルクを発生する。
【0025】
取付け準備が完了した時点で、図3および図4に示すように筒状ナット部材4を捩りコイルスプリング5の付勢力に抗して緩み方向に回動し、ストッパー23を図2の(イ)の仮止め位置まで押し込み、ストッパーの前面部27Fと筒状ナット部材4の開口端4aとを当接させて筒状ナット部材4の螺進変位を規制する。これにより、この開口端4aと前フランジ12との間にブラケット部材20の厚みtを考慮した差込間隙を確保する。
この仮止め位置で捩りコイルスプリング5の付勢力による筒状ナット部材4の回動が一時的に阻止されている。次に、この差込間隙内にソケット部材3を幅狭部19からブラケット部材20の開放端部22を介して差し込み、幅狭部19を開放端部22に沿って下方に移動させる。さらに、移動を続けてストッパー23における前面部27Fの下端部をブラケット部材20の上面部20Xとの当接により干渉させる。これにより、ストッパー23が上方に変位し、図2の(ロ)に示すように筒状ナット部材4の螺進変位の規制が解除される仮止め解除位置まで上昇する。
【0026】
仮止め解除位置では、筒状ナット部材4の螺進変位が解除されるため、筒状ナット部材4が捩りコイルスプリング5の付勢力により雄ねじ部2aに沿って矢印Bで示す締め付け方向に回動付勢される。このため、筒状ナット部材4の開口端4aが前フランジ12とともに、開口部21の開口周縁部21aに設定量の締め付けトルクで弾接する。この場合、幅広部18の間隔寸法Mは、開口部21の直径寸法Dに略等しく、開放端部22の幅寸法Pよりも大きいので、幅広部18が開放端部22の下端部に当接してソケット部材3の通過を規制する抜け止めとして働く。
【0027】
この状態で、ストッパー23の当接部25を押圧すると、ストッパー23が図2の(ロ)の仮止め解除位置から(ハ)のロック位置に変位し、当接部25が角部16および嵌合面17に差し込まれて摺接面25aが外周筒部4Aに当接する。これに伴い、脚部24の上爪29が弾性変形により係合突起15を乗り越えて係合突起15に係合する。この時、右側のロック部27が係合部28に係合するので、筒状ナット部材4の緩み方向の回り止め(緩み止め)がなされる。このため、筒状ナット部材4が捩りコイルスプリング5の付勢力に抗して矢印Bとは反対の緩み方向に回動することがない。また、外周筒部4Aに対する摺接面25aの当接により、筒状ナット部材4の回動が制動されるので、この点からも筒状ナット部材4の緩み止めに寄与する。
【0028】
修理、修繕あるいは補修などの際に、ソケット部材3をブラケット部材20から取り外すには、ストッパー23を図2の(ハ)のロック位置から(ロ)の仮止め解除位置まで引き上げる。そして、筒状ナット部材4を捩りコイルスプリング5の付勢力に抗して緩め、差込間隙を確保して幅広部18を開口部21から外して幅狭部19を開放端部22から引き抜けばよい。
この場合、筒状ナット部材4を捩りコイルスプリング5の付勢力に抗して緩める代わりに、捩りコイルスプリング5の他端部5bを筒状ナット部材4の切込部7から強制的に外して捩りコイルスプリング5の締め付け方向の付勢力を解除した後、ソケット部材3を開放端部22から引き抜いてもよい。
【0029】
上記構成では、ソケット部材3をブラケット部材20に取り付ける際、捩りコイルスプリング5の付勢力により、増し締めトルクが発生して筒状ナット部材4を雄ねじ部2aに沿って締め付け方向に回動付勢させる。このため、筒状ナット部材4の緩みが除去され、ソケット部材3および筒状ナット部材4を開口部21の開口周縁部21aに強固に弾接させる。捩りコイルスプリング5の増し締めトルクにより、筒状ナット部材4の緩みを常に取り除く方向に働くので、ワッシャーを用いる従来と異なり、クリープ現象などに起因する応力弛緩がなくなり筒状ナット部材4の緩みを確実になくすことができる。
【0030】
ソケット部材3にストッパー23を設け、ロック部27を係合部28に当接させて筒状ナット部材4の緩み方向の回り止めとして働かせている。このため、コントロールケーブル8などに斜め上向き方向の負荷が外力として加わっても、筒状ナット部材4が捩りコイルスプリング5の付勢力に抗して不用意に回動せず、筒状ナット部材4が緩むことがない。
ブラケット部材20に曲げや反りが生じたり、捩り方向の負荷が外力として加わっても、ストッパー23が筒状ナット部材4の緩み方向の回動を阻止する。このため、ストッパー23が筒状ナット部材4の緩み止めとして働き、筒状ナット部材4が緩み方向に回動することがない。これにより、ソケット部材3の軸方向の位置ずれが防がれ、幅広部18が開口部21から外れず、ソケット部材3が開放端部22に対して抜け止めされ、開口部21から抜け出る虞がない。
【0031】
このため、コントロールケーブル8などが外力を繰り返し受けても筒状ナット部材4が緩むことなく、常に締め付け方向に回動付勢される。この結果、正規のケーブル経路を保持すべく、ブラケット部材20に対するソケット部材3の強固な固定状態を長期にわたって維持することができる。
筒状ナット部材4の緩み方向の回り止めが行われ、この緩み止めがソケット部材3の抜け止めとして働くため、ソケット部材3の強固な固定状態を確保でき、ブラケット部材20の厚みが比較的大きい場合にも効果的に適用することができる。
特に本実施例では、ストッパー23を図2の(ロ)の仮止め解除位置に配置する際、脚部24がスナップして谷部32に係合突起15を弾性係合させる。このため、スナップ変位から生じる解放反力により節度感が生じ、係合音が解除音として発生し、ストッパー23の配置完了を感覚的に認識し易くなる利点が得られる。
【0032】
図6は本発明の第2実施例を示す。第2実施例では、開放端部22の左右に対向する位置に半円形の小孔部33を形成している。ソケット部材3には、第1実施例の幅広部18に代わって半円形の耳部34を小孔部33に対応させて設けている。ソケット部材3をブラケット部材20に取り付ける際、耳部34が小孔部33に嵌合して開口部21の開放端部22に対して抜け止めされる。
このように構成しても、第1実施例と同様の効果が得られる。なお、第2実施例では、第1実施例と同一部材には同一符号を付して異なる部分のみを説明した。
【0033】
(変形例)
(a)ソケット部材3および筒状ナット部材4の断面形状は、円形に限らず楕円形、菱形、三角形、瓢箪形、多角形など必要に応じて任意に変更することができる。
(b)付勢部材としては、捩りコイルスプリング5に限らずゴムなどの弾性部材、クリップあるいはスナップリングなどでもよく、要は筒状ナット部材4を締め付け方向に回動付勢するものであればよい。
(c)捩りコイルスプリング5の付勢力は、使用状況や使用対象などに応じて巻き縮め量を変更したり、素線の巻数や線径を大小変更することにより所望に調節することができる。
(d)ケーブルの端末固定装置1は、トランスミッションの遠隔操作用のコントロールケーブル8ばかりではなく、車両のトランク、ボンネット、フード、空調用ルーバ、窓、蓋あるいは換気扇などの開閉をケーブルの遠隔操作で行うものに広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーブルの端末固定装置において、捩りコイルスプリング、ソケット部材、筒状ナット部材、ストッパーおよびブラケット部材の分解斜視図である(第1実施例)。
【図2】(イ)、(ロ)、(ハ)はストッパーの作動を説明する側面図である。
【図3】ソケット部材をブラケット部材に取り付ける際の手順を示す分解斜視図である。
【図4】ソケット部材をブラケット部材に取り付ける際の側面図である。
【図5】ソケット部材をブラケット部材に取り付けた際の分解斜視図である。
【図6】ケーブルの端末固定装置において、捩りコイルスプリング、ソケット部材、筒状ナット部材、ストッパーおよびブラケット部材の分解斜視図である(第2実施例)。
【図7】従来のケーブルの端末固定装置における固定構造を説明するための分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーブルの端末固定装置
2 管部
2a 雄ねじ部
3 ソケット部材
4 筒状ナット部材
5 捩りコイルスプリング(付勢部材)
8 コントロールケーブル(ケーブル)
11 段部
18 幅広部
19 幅狭部
20 ブラケット部材
21 開口部
22 開放端部
21a 開口周縁部
23 ストッパー
24 脚部
25 当接部
27 ロック部
27F 前面部
28 係合部
33 小孔部
34 耳部

Claims (6)

  1. 内部にケーブルを取り付け、径小な管部の外周部に雄ねじ部を形成した段付き筒状のソケット部材と、
    このソケット部材の雄ねじ部に螺進退可能に取り付けられ、付勢部材により前記ソケット部材に対して締め付け方向に回動付勢された筒状ナット部材と、
    一端開放形の開口部を形成し、この開口部の開口周縁部にこの開口周縁部を挟むように前記ソケット部材と前記筒状ナット部材とが前記付勢部材の付勢力により弾接して固定されるブラケット部材と、
    前記ソケット部材に設けられ、前記ソケット部材を前記ブラケット部材に固定する際に所定の操作により、前記筒状ナット部材に形成された係合部に当接して前記筒状ナット部材の緩み方向の回り止めをなすストッパーとを備えたことを特徴とするケーブルの端末固定装置。
  2. 前記ソケット部材を前記ブラケット部材に取り付ける際、前記ソケット部材に対して前記筒状ナット部材を前記付勢部材の付勢力に抗して緩み方向に回動し、
    前記ストッパーにより前記筒状ナット部材を仮り止めした後に前記ソケット部材と前記筒状ナット部材との間に前記開口部の前記開口周縁部を挟んで前記筒状ナット部材を解放し、
    前記付勢部材の付勢力により前記筒状ナット部材を前記雄ねじ部に締め付け方向に回動付勢させるとともに、前記ストッパーの操作により前記ストッパーを前記係合部に係合させて前記筒状ナット部材の回り止めを行なうことを特徴とする請求項1に記載のケーブルの端末固定装置。
  3. 前記ストッパーは、前記ソケット部材に着脱可能に設けられて前記ストッパーの前面部と前記筒状ナット部材との間に差込間隙を確保すべく前記筒状ナット部材の螺進変位を規制する仮止め位置と、
    前記ソケット部材を前記開口部に差し込む際に前記ストッパーが前記ブラケット部材に対する干渉により引き出され、前記螺進変位の規制を解除する仮止め解除位置と、
    前記ストッパーの押圧操作により前記ストッパーを前記係合部に係合させて前記筒状ナット部材の緩み方向の回り止めをなすロック位置との間で変位可能になっていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のケーブルの端末固定装置。
  4. 前記ストッパーは、下端の脚部と上端の当接部とから略逆U字状に形成され、前記ソケット部材を前記ブラケット部材の前記開口部に装着する際に前記ストッパーは、押圧操作により前記ソケット部材に跨るように装着され、前記ロック位置では前記当接部が前記係合部に当接して前記筒状ナット部材の緩み方向の回り止めをなすことを特徴とする請求項3に記載のケーブルの端末固定装置。
  5. 前記ソケット部材の段部には、前記ブラケット部材の前記開口部の開放端部を通過させる幅狭部、および前記開放端部の通過を規制する幅広部とが形成されて前記開口部に対する前記ソケット部材の抜け止めをなすことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のケーブルの端末固定装置。
  6. 車両の遠隔操作用のコントロールケーブルに用いられることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のケーブルの端末固定装置。
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