JP2004003187A - 扉の構造 - Google Patents

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赤松 邦夫
Yoshikazu Kawamata
川俣 由和
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Abstract

【課題】扉の押して開ける側での操作構造を改善し、開放する扉による事故を未然に防ぐ。
【解決手段】進退自在な係合杆5による係合にて閉鎖状態を維持され、押す方向が開放方向となる扉1であって、扉1の押される面1dにおける戸先1b側に配設され、戸先1b側に位置する軸支部11より扉面1dに対して突出するとともに戸先1b側に延出して形成される腕部13を有し、腕部13先端に、吊元1aに向いて延出する操作部14を備える構成とされ、操作部14を扉面1dより離間させる引く操作にて係合杆5の係合状態を解除し、扉1を開放させる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物などに付設される扉に設けられ、この扉の開閉を行う操作部分を改良した扉の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物の開口部などに設けられる扉には、その開閉を行うためにノブやレバーハンドルが設けられる。これらノブやハンドルは、扉における戸先側の両面に配設され、この戸先側に内蔵される錠機構部を構成するラッチボルトの木口に対する進退を行う。
【0003】
ノブの場合、これを掴み持ち、回転させることでラッチボルトを木口より後退させ建物枠側のストライクから退かせ係合状態を解き、そして、ノブを掴み持った状態で扉に対して押す、或いは引く、という操作にて扉の開放を行う。
また、ハンドルの場合では、ハンドルを掴み持ち、扉面に対し、この扉面と平行な方向に所定角度揺動させることで、すなわち扉面に植設状態の軸部の回転にて、ラッチボルトの後退が行われ、そして、ハンドルを掴み持った状態で扉を押す、或いは引くことで扉の開放が行われる。
【0004】
そして、これらノブやハンドルに対する人の操作において、扉を押して開く場合に、ノブの場合は、掴み持ち回転させたノブ自体を押す方向に操作することで行い、また、ハンドルの場合も、掴み持ち揺動させたハンドル自体を押す方向に操作することで行う。
【0005】
ところが、これらノブやハンドルの場合に、扉を開放する「押す」という操作を行う直前に、「回転」或いは「揺動」という操作が必要なことから、障害者や高齢者など手が不自由である場合に、扉の開放操作を行いにくいことがある。
【0006】
このような不具合に対し、扉の開放方向と同方向に操作を行うことでラッチボルトを後退させる機構となるハンドル構造、所謂プッシュプル錠がある。
このプッシュプル錠は、扉を開放する「押す」「引く」という操作方向と同方向に揺動するレバーで構成され、押すことで開放する扉の一方の面には扉面に対して近接する方向に揺動するレバーが設けられ、また、引くことで開放する扉の他方の面には扉面に対して離間する方向に揺動するレバーが設けられており、これらレバーの揺動、すなわち、「押す」或いは「引く」という操作にてラッチボルトが後退し、扉の開放が行える構造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のプッシュプル錠を備えた扉では、扉の開閉動作が急激に行われないように制御するドアクローザーが設けられていない場合や、室内扉など扉自体が軽量に構成されている場合に、その扉の開放操作を行う際に、特に扉を押して開放する側では、開放操作を行う者が、扉とともに開放方向に勢いがつき、操作方向である前方に倒れ込んでしまったり、また、扉を勢いよく開けてしまうことで扉の向こう側にいる人に扉を衝突させてしまうことがあり、非常に危険であるという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、上記問題点を解消するために、扉の開放操作方法、特に扉の押して開ける側での操作構造を改善し、開放する扉による事故を未然に防ぐことを可能とする扉の構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1記載の扉の構造は、押すことで開放する扉1の押される面1dに、引く操作の把手10を設けることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の扉の構造は、進退自在な係合杆5による係合にて閉鎖状態を維持され、押す方向が開放方向となる扉1であって、
該扉1の押される面1dにおける戸先1b側に配設され、該戸先1b側に位置する基端を軸支部11とし、該軸支部11から吊元1aに向いて延出する操作部14を備え、該操作部14を前記扉面1dより離間させる引く操作にて前記係合杆5の係合状態を解除することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の扉の構造は、進退自在な係合杆5による係合にて閉鎖状態を維持され、押す方向が開放方向となる扉1であって、
該扉1の押される面1dにおける戸先1b側に配設され、該戸先1b側に位置する基端を軸支部11とし、該軸支部11から吊元1aに向いて延出する操作部14を備えるとともに、前記軸支部11より戸先1b側に延出する押圧部15を備え、前記操作部14を前記扉面1dより離間させる引く操作にて前記係合杆5の係合状態を解除することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の扉の構造は、進退自在な係合杆5による係合にて閉鎖状態を維持され、押す方向が開放方向となる扉1であって、
該扉1の押される面1dにおける戸先1b側に配設され、該戸先1b側に位置する基端を軸支部11とし、該軸支部11より前記扉面1dに対して突出する腕部13を有し、該腕部13先端に、吊元1aに向いて延出する操作部14を備え、該操作部14を前記扉面1dより離間させる引く操作にて前記係合杆5の係合状態を解除することを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の扉の構造は、進退自在な係合杆5による係合にて閉鎖状態を維持され、押す方向が開放方向となる扉1であって、
該扉1の押される面1dにおける戸先1b側に配設され、該戸先1b側に位置する基端を軸支11部とし、該軸支部11より前記扉面1dに対して突出する腕部13を有し、該腕部13先端に、吊元1aに向いて延出する操作部14を備えるとともに、前記腕部13先端より戸先1b側に延出する押圧部15を備え、前記操作部14を前記扉面1dより離間させる引く操作にて前記係合杆5の係合状態を解除することを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の扉の構造は、請求項4または5記載の扉の構造において、
前記腕部13は、前記軸支部11から前記扉面1dに対して突出するとともに前記戸先1b側に延出して形成されることを特徴とする。
【0015】
このような扉の構造によれば、押すことで開放となる扉1を、引く操作を行う把手10の操作部14にて、引く操作が扉1を押し開ける操作となり、扉1を開放しようとする人にとって、「押す」「開ける」の2つの動きに、「引く」という動きが先ず最初に発生する操作となるので、開放方向への扉1の急激な開放が抑止され、扉1の向こう側にいる人に扉1を衝突させるような事故等、扉1を勢いよく開放してしまうことで発生する事故を未然に防ぐことが可能となる。
【0016】
また、押圧部15を設けた構成とすることで、この押圧部15を、扉1の開放する方向と同方向に押すことで、上記した操作部14を引く操作と同様に扉1を開放させることが可能となる。これにより、押す操作にて開放する扉1に対し、上記のような引く操作を行いにくい場合、軸支部11を中心に、戸先1b側を押す、という操作で扉1の開放が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、扉1は、吊元1aとなる一側縁に、蝶番3などを介して建物開口部2の一方の縁部2a等に連結される。そして建物開口2に対して吊元1aの蝶番3を中心として建物開口部2の一方側、例えば屋外側や廊下側などの隔てられた空間のいずれか側の方向に揺動し、開閉する。扉1の戸先1bには、錠機構部4が内蔵される。錠機構部4は、係合杆としてのラッチボルト5を具備し、後述するレバーハンドルが連結されている。ラッチボルト5は、戸先1bの木口1cに対して進退自在に設けられ、扉1が建物開口部2を閉鎖している際に、木口1cから突出した状態で、建物開口部2の他方の縁部2bに設けられるストライク板の係合穴6に嵌入する。そして、ラッチボルト5が係合穴6に嵌入し係合した状態では、扉1は閉鎖状態を保たれる。
なお、このラッチボルト5は、例えば閂状のラッチとして構成してもよく、可倒ラッチなどで構成されてもよい。
【0018】
扉1の戸先1b側の表裏両面には、把手としてのレバーハンドル10が配設される。なお、以下に説明する本実施の形態では、扉1の一方の面1dである押して開放する側のレバーハンドル10について説明し、引いて開放させる側である他方の面に配設されるレバーハンドルについては図示を省略しその詳述を行わない。
【0019】
図1(a)に示すように、扉1の一方の面1d、すなわち、押すことで開放方向へと揺動させる操作の行われる扉の押される面1dにおける戸先1b側には、レバーハンドル10が配設される。
【0020】
レバーハンドル10は、基端である軸支部11が、扉面1dに設けられるエスカチオン12などに、略垂直方向を軸線方向とした軸を介して揺動自在となって取り付けられる。この軸支部11は、戸先1bに内蔵される錠機構部4のラッチボルト5と、図示しないリンク機構やカム機構など回転揺動を直線移動に変換する機構を介して連動連結される。
【0021】
軸支部11から延設される腕部13は、本実施の形態では、略真直に形成され、その先端が、扉面1dに対して突出する方向に延出するとともに、戸先1bの方向に延出し、すなわち、軸支部11から扉面1dに対し所定角度斜めに戸先1b側へ延出している。
【0022】
腕部13の先端には、操作部14及び押圧部15が設けられている。
操作部14は、図1(a)に示すように、通常の状態において、扉面1dと略平行となるように腕部13先端から吊元1aに向いて延出し、また、押圧部15は、扉面1dと略平行となるように腕部13先端から戸先1bに向いて延出し、本実施の形態では、これら操作部14と押圧部15とが一体な略レバー状に形成されている。
【0023】
次に、上記のように構成された扉の構造の操作について説明する。
扉1が建物開口2を閉塞した状態では、図1(a)に示すように、錠機構部4のラッチボルト5先端が突出しており、係合穴6に進入し、扉1の閉塞状態が保たれる。
【0024】
この扉1を開放するには、レバーハンドル10の操作部14側を手前に引く。すなわち、軸支部11に対して延出している扉1の吊元1a側となるレバーハンドル10の操作部14を掴み持ち、操作部14先端側を、扉1の開放方向とは反対の方向である、扉面1dより離間させる方向に引く(図1(a)中矢線A)。
【0025】
レバーハンドル10は、軸支部11を中心に揺動し、これにより、ラッチボルト5が後退する。すなわち、図1(b)に示すように、扉1はラッチボルト5による係止維持状態を解かれる。
【0026】
係止状態が解かれた扉1は、レバーハンドル10の操作部14を引かれた状態で開放方向、図1(b)に示す上方向(図1(b)中矢線B)に、吊元1aの蝶番3を中心として揺動する。
【0027】
扉1が開放方向に移動(揺動)となると、レバーハンドル10を掴んだ手にて、そのまま扉1を開放方向に押すこととなり、これで扉1が開放となる(図1(c))。
【0028】
ここで、上記した開放動作を、図2を用いて説明すると、まず、軸支部11の位置である揺動中心の位置Oは、レバーハンドル10の操作部14の長さにおける略中間に位置しており、腕部13が戸先1b側に斜めに延出しており、操作部14の先端近傍を、扉面1dから離間する手前方向に引く(図2中矢線P)と、その牽引力は軸支部11(揺動中心O)を中心とする接線方向(図2中矢線P1)であり、レバーハンドル10の形状によって、軸支部11を中心に、腕部13先端が倒れるような方向、すなわち扉面1dに近接する方向に揺動となる方向(図2中矢線P2)の力となる。この腕部13の揺動方向(矢線P2)は、扉1の蝶番3を中心とした開放方向(図2中矢線D)に相似しており、すなわち、両回転モーメントの方向が相似した方向となり、レバーハンドル10の操作部14を引く(矢線P)ことで扉1の開放方向である押す方向(矢線D)へと移行することとなる。
【0029】
このようなことから、操作部14を引く操作が扉1を押し開ける操作となり、扉1を開放しようとする人にとって、「押す」「開ける」の2つの動きに、「引く」という動きが先ず最初に発生する操作となるので、開放方向への扉1の急激な開放が抑止され、扉1の向こう側にいる人に扉1を衝突させるような事故等、扉1を勢いよく開放してしまうことで発生する事故を未然に防ぐことが可能となる。特に本実施の形態の構成によれば、操作部14の引く操作にてラッチボルト5の係合状態を解くことが行われる構成とされ、扉1の解錠操作を行うことが前提である操作となっており、かつ、この引く操作が、扉1が開放する扉1の揺動に連続しており、扉1を開放する人の操作において、押さなければ開かないという意識を、ラッチボルトによる係合を解除する「引く」という逆の操作が必要とすることと、この引く操作にて扉が前方に開放していくという実際の動きにより、抑えてしまい、扉1を急激に開けてしまうような急な操作とならないことから、上記のような事故を未然に防ぐことが可能となる。
【0030】
なお、本実施の形態では、レバーハンドル10に操作部14と一体となる押圧部15を設けた構成としたので、この押圧部15を、扉1の開放する方向と同方向に押すことで、上記した操作部14を引く操作と同様にレバーハンドル10を揺動させることが可能となる。すなわち、上記腕部13の先端に、戸先1b側に延出する部分を設けたので、腕部13の揺動方向を、軸支部11に対して扉面1dに近接する方向とすれば、上記した操作部14を引き扉面1dから離間させる方向と同じとなり、そして、この押圧部15を押す方向が扉1の開放方向と略同方向となるので、このレバーハンドル10を押す操作にて、その方向に開放する扉1を開放させることが可能となる。
【0031】
これにより、押す操作にて開放する扉1に対し、引く操作を行いにくい場合、軸支部11を中心に、戸先1b側を押す、という操作で扉1の開放が可能となり、例えば、扉1を開放させるためのレバーハンドル10の「引く」という操作方法が理解しにくい場合や、レバーハンドル10の「引く」という操作を行うことの不可能な場合に、この押圧部15が設けられていることで、「押す」と「引く」のいずれかの操作にて開放させることの可能な扉1を得ることができる。
【0032】
なお、上述した実施の形態では、軸支部11に対して、戸先1b側に斜めに延出する腕部13を備えた構成とした例について説明したが、軸支部11と操作部14との間を構成する腕部13を、図3に示すように、略ブロック状に形成した構造としても良い。この構成の場合、剛性を有する構造となり、またラッチボルト5など錠機構部4との連動連結構造を内蔵させることが可能となる。
そして、このような構造においても、図3(a)(b)(c)に示すように、レバーハンドル10の操作部14を引くことで扉1の開放が行われ、また、レバーハンドル10の押圧部15を押すことでも扉1の開放を行うことが可能となる。
【0033】
また、上述した実施の形態では、軸支部11に対して延出する腕部13が戸先1b側に斜めに延出した構成としたが、図4に示すように、軸支部11に対し延出する腕部13を、扉面1dに対して直交する方向に延出するように構成してもよく、また、図5に示すように、直交方向に延出する腕部13の先端に、操作部14と押圧部15とを備えた構成などとしても良い。さらには、軸支部11に対して延出する腕部13の軸支部11に近接した基端側を屈曲させて略ヘ字状とした図6(a)に示す例や、腕部13の中途をヘ字状に屈曲させた図6(b)に示す例、腕部13の形状を湾曲した形状とした図6(c)に示す例、図6(c)の湾曲した腕部13先端に操作部14と押圧部15とを備えた図6(d)に示す例、腕部13の湾曲向きを変えた図6(e)に示す例、図1で示した押圧部15をさらに長尺に形成した図6(f)に示す例や、軸支部11に対して延出する腕部13と操作部14とを連続した湾曲形状とし略C字状に形成した図6(g)に示す例など、軸支部11から延設される腕部13の形状については、意匠性なども含め、その他の形状としても上述した作用効果を得られるものである。
【0034】
さらに、上述した実施の形態では、操作部14の形状について特に詳述していないが、例えば杆形状として軸支部11に対し吊元1a側に延出する形状としてもよく、また、図7(a)に示すように、略板状に形成されることとしても良い。この板状の操作部14とすれば、扉1を開放させる操作として、操作部14の先端縁側を掴み持ち、手前に引く操作となり、また、押圧部15が同一面上に構成されることとなり、押すことで開放操作を行う場合には、戸先1b側の板面を扉1の開放方向と同方向に押す操作で扉の開放を行うことができる。
【0035】
また、図7(b)に示すように、軸支部11から吊元1a側に延設される操作部14の先端を略垂直なバーで構成することとしてもよく、このような形状とすることで、扉1を開放させようとする人に対し「掴む」という操作を自然に行わせることが可能となり、また、掴むことにより操作部14を「引く」という操作へと移行させやすくなることから、扉1の開放が押す方向であっても、容易にその開放のための操作を行うことが可能となる。また、この例の場合、図7(b)に示すように、軸支部11に対して戸先1b側を略板状に形成することで、押圧部15を構成させることができ、引く操作を行えない場合などに、この略板状の押圧部15の板面を押すことで扉1の開放を行うことが可能となる。
【0036】
さらに、操作部14の形状としては、操作の行いやすい形状、すなわち、扉面1dに対して離間させる方向に引く操作を行いやすい形状であれば、上記した例に限らず、その他の形状としてもよく、軸支部11に対して吊元1a1に延設される操作部14を備えることで、上記同様の効果を得られるものである。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による扉の構造では、押すことで開放となる扉を、引く操作を行う把手の操作部にて、引く操作が扉を押し開ける操作となり、扉を開放しようとする人にとって、「押す」「開ける」の2つの動きに、「引く」という動きが先ず最初に発生する操作となるので、開放方向への扉の急激な開放が抑止され、扉の向こう側にいる人に扉を衝突させるような事故等、扉を勢いよく開放してしまうことで発生する事故を未然に防ぐことが可能となる。
【0038】
そして、操作部による引く操作にて係合杆の係合状態を解くことが行われる構成とされ、扉の解錠操作を行うことが前提である操作となっており、かつ、この引く操作が、扉が開放する扉の揺動に連続しており、扉を開放する人の操作において、押さなければ開かないという意識を、係合杆による係合を解除する「引く」という逆の操作が必要とすることと、この引く操作にて扉が前方に開放していくという実際の動きにより、抑えてしまい、扉を急激に開けてしまうような急な操作とならないことから、上記のような事故を未然に防ぐことが可能となる。
【0039】
また、押圧部を設けた構成としたことで、この押圧部を、扉の開放する方向と同方向に押すことで、上記した操作部を引く操作と同様に扉を開放させることが可能となる。これにより、押す操作にて開放する扉に対し、上記のような引く操作を行いにくい場合、軸支部を中心に、戸先側を押す、という操作で扉の開放が可能となる。すなわち、「押す」と上記した「引く」のいずれかの操作にて開放させることの可能な扉を得ることができる。
【0040】
さらに、操作部を腕部先端に備えた構成とし、この腕部の軸支部に対する延出方向を扉面に対して突出するとともに戸先側に延出することとしたので、この腕部は、軸支部に対して戸先側に斜め方向に延出した構成となり、吊元側に延出した操作部による引く方向の揺動を、腕部先端においては扉面に近接する方向とすることができ、扉の開放操作において、引く操作が扉の押し開く方向へと変換され、その開放操作がスムーズに行われることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による扉の構造の一実施の形態を示す平断面図及びこの扉の構造の動作を示す平断面図である。
【図2】同実施の形態による扉の構造の動作説明図である。
【図3】他の実施の形態の扉の構造を示す平断面図及びこの扉の構造の動作を示す平断面図である。
【図4】他の実施の形態の扉の構造を構成する把手の平面図である。
【図5】他の実施の形態の扉の構造を構成する把手の平面図である。
【図6】他の実施の形態の扉の構造を構成する把手の平面図である。
【図7】他の実施の形態を示す扉の構造の概略斜視図である。
【符号の説明】
1…扉
1a…吊元
1b…戸先
1d…押される面,扉面(一方の面)
5…係合杆(ラッチボルト)
10…把手(レバーハンドル)
11…軸支部
13…腕部
14…操作部
15…押圧部

Claims (6)

  1. 押すことで開放する扉の押される面に、引く操作の把手を設けることを特徴とする扉の構造。
  2. 進退自在な係合杆による係合にて閉鎖状態を維持され、押す方向が開放方向となる扉であって、
    該扉の押される面における戸先側に配設され、該戸先側に位置する基端を軸支部とし、前記軸支部から吊元に向いて延出する操作部を備え、該操作部を前記扉面より離間させる引く操作にて前記係合杆の係合状態を解除することを特徴とする扉の構造。
  3. 進退自在な係合杆による係合にて閉鎖状態を維持され、押す方向が開放方向となる扉であって、
    該扉の押される面における戸先側に配設され、該戸先側に位置する基端を軸支部とし、前記軸支部から吊元に向いて延出する操作部を備えるとともに、前記軸支部より戸先側に延出する押圧部を備え、前記操作部を前記扉面より離間させる引く操作にて前記係合杆の係合状態を解除することを特徴とする扉の構造。
  4. 進退自在な係合杆による係合にて閉鎖状態を維持され、押す方向が開放方向となる扉であって、
    該扉の押される面における戸先側に配設され、該戸先側に位置する基端を軸支部とし、該軸支部より前記扉面に対して突出する腕部を有し、該腕部先端に、吊元に向いて延出する操作部を備え、該操作部を前記扉面より離間させる引く操作にて前記係合杆の係合状態を解除することを特徴とする扉の構造。
  5. 進退自在な係合杆による係合にて閉鎖状態を維持され、押す方向が開放方向となる扉であって、
    該扉の押される面における戸先側に配設され、該戸先側に位置する基端を軸支部とし、該軸支部より前記扉面に対して突出する腕部を有し、該腕部先端に、吊元に向いて延出する操作部を備えるとともに、前記腕部先端より戸先側に延出する押圧部を備え、前記操作部を前記扉面より離間させる引く操作にて前記係合杆の係合状態を解除することを特徴とする扉の構造。
  6. 請求項4または5記載の扉の構造において、
    前記腕部は、前記軸支部から前記扉面に対して突出するとともに前記戸先側に延出して形成されることを特徴とする扉の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011064062A (ja) * 2009-08-19 2011-03-31 Daiken Corp ドア

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