JP2004002285A - クマリン化合物 - Google Patents

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JP2004002285A
JP2004002285A JP2002343200A JP2002343200A JP2004002285A JP 2004002285 A JP2004002285 A JP 2004002285A JP 2002343200 A JP2002343200 A JP 2002343200A JP 2002343200 A JP2002343200 A JP 2002343200A JP 2004002285 A JP2004002285 A JP 2004002285A
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English (en)
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Makoto Fujiwara
藤原 誠
Natsuko Ishida
石田 奈津子
Makoto Satsuki
皐月 真
Sadaji Suga
菅 貞治
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Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Original Assignee
Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd
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Abstract

【課題】可視領域に吸収極大及び発光極大を有する新規な新規な有機化合物を提供することによって、光重合性組成物などを調製するに当たって、選択し得る吸光剤、発光剤の幅を広げることを課題とする。
【解決手段】特定の構造を有するクマリン化合物と、アルデヒド基を有する化合物と活性メチレン基を有する化合物とを反応させる工程を経由するクマリン化合物の製造方法を提供することによって前記課題を解決する。
【選択図】  なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は新規なクマリン化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報化時代の到来に伴い、光化学的重合が多種多様の分野で頻用されるようになり、今では、その用途は、合成樹脂の分野を越えて、塗料、印刷用刷版、印刷回路、集積回路などの情報記録や電子機器の分野にまでおよぶようになった。光化学的重合は、重合性化合物を光照射によって重合させる技術であって、大別すると、重合性化合物を直接光照射し、活性化させることによって重合を開始させる光重合と、光増感剤を共存させた状態で光照射し、光増感剤の活性種を生成させることによって重合性化合物を重合させる光増感重合とがある。いずれの光化学的重合も、重合の開始及び停止が露出光源の点滅によって制御可能であり、また、露出光源の強度や波長を選択することによって重合度や重合速度を容易に制御できる特徴がある。しかも、光化学的重合は、一般に、重合開始のエネルギーが低いために、低温でも重合が可能である。印刷用刷版やホログラフィーなどの情報記録の分野においては、光化学的重合のこのような利点が買われて、アルゴンイオンレーザー、ヘリウムイオンレーザー、Nd−YAGレーザーの第二高調波などの可視光を照射することによって重合させることのできる光重合性組成物の需要が急速に高まっている。
【0003】
光重合性組成物に配合される重合性化合物や重合開始剤は、その多くが紫外線だけを吸収することから、光重合性組成物を可視光により重合させようとすると、光増感剤が不可欠の技術要素となる。光増感剤が備えるべき特性としては、可視領域における分子吸光係数(以下、分子吸光係数を「ε」と略記することがある。)が大きいこと、諸種の重合性化合物や重合開始剤を増感し得ること、増感効率が高いこと、溶剤に対する溶解性と他の配合成分との相溶性に優れていること、そして、安定であることが挙げられる。代表的な光増感剤としては、例えば、特許文献1に記載されたメロシアニン色素、特許文献2に記載されたシアニン色素、特許文献3に開示されたスチルベン色素、特許文献4に開示されたクマリン誘導体、特許文献5に記載されたメチレンブルー誘導体、特許文献6に開示されたピラン誘導体などが挙げられるが、これらはいずれも一長一短があり、重合性化合物、バインダー樹脂などの複数の材料からなる光重合性組成物にあって、前述したごとき諸特性を常に発揮し得るようなものは未だ見出されていない。そこで、光化学的重合の新しい適用分野である、例えば、情報記録や電子機器の分野においては、重合性化合物、バインダー樹脂などの、用途に応じた光増感剤以外の材料を先ず選択し、次いで、多種多様の有機化合物のなかから、それらの重合性化合物や重合開始剤に適合するものを試行錯誤的に検索しているというのが現状である。
【0004】
【特許文献1】特開昭54−151024号公報
【特許文献2】特開昭58−29803号公報
【特許文献3】特開昭59−56403号公報
【特許文献4】特開昭63−23901号公報
【特許文献5】特開昭64−33104号公報
【特許文献6】特開平6−329654号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
斯かる状況に鑑み、この発明の課題は、可視領域に吸収極大及び発光極大を有する新規な有機化合物を提供することによって、光重合性組成物などを調製するに当たって、選択し得る吸光剤、発光剤の幅を広げることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決すべく、本発明者がクマリン化合物に着目して、鋭意研究し、検索したところ、芳香環、複素環又はそれらの組合わせにクマリン残基が複数結合してなるクマリン化合物は、可視領域に吸収極大及び発光極大を有し、可視光を効率良く吸収し、また、励起すると可視光を発光することに加えて、熱安定性が著しく大きいので、斯かる性質を具備する有機化合物を必要とする諸分野において極めて有用であることを見出した。
【0007】
すなわち、この発明は、一般式1で表され、かつ、分解点が330℃を超えるクマリン化合物を提供することによって前記課題を解決するものである。
【0008】
【化5】
Figure 2004002285
(一般式1において、φは芳香環、複素環又はそれらの組合わせを表し、それらの芳香環及び複素環は置換基を有していてもよい。Zは一般式2で表される互いに同じか異なるクマリン残基を表し、そのクマリン残基は置換基を有していてもよい。mは2以上の整数である。)
【0009】
【化6】
一般式2:
Figure 2004002285
【0010】
(一般式2において、R乃至Rは、それぞれ独立に、水素原子又は置換基を表す。R及びRはR、R、R及び/又はRが結合する炭素原子と結合し合って環状構造を形成することがあり、その場合、R、R、R及び/又はRは見掛け上存在しない。)
【0011】
さらに、この発明は、一般式1に対応するφを有する一般式3で表される化合物と、一般式2に対応するR乃至Rを有する一般式4で表される化合物とを反応させる工程を経由するクマリン化合物の製造方法を提供することによって前記課題を解決するものである。
【0012】
【化7】
Figure 2004002285
【0013】
【化8】
一般式4:
Figure 2004002285
【0014】
(一般式3において、mは一般式1におけると同様の整数である。)
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態について説明すると、この発明は一般式1で表され、かつ、分解点が330℃を超えるクマリン化合物とその製造方法に関するものである。
【0016】
【化9】
Figure 2004002285
【0017】
一般式1において、φは芳香環、複素環又はそれらの組合わせを表す。個々の芳香環としては、例えば、チオフェン環、トリアジン環、フラン環、ベンゼン環、ピラジン環、ピリジン環などの単環式の芳香環及び複素環、ナフタレン環、アントラセン環、チエノ[3,2−b]チオフェン環、フェナントレン環、フルオレン環、フロ[3,2−b]フラン環などの縮合多環式の芳香環及び複素環、ターフェニル環、ビフェニル環、ビチオフェン環、ビフラン環などの環集合式の芳香環及び複素環、アクリジン環、イソキノリン環、インドール環、カルバゾール環、カルボリン環、キノリン環、ジベンゾフラン環、シンノリン環、チオナフテン環、1,10−フェナントロリン環、フェノチアジン環、プリン環、ベンゾフラン環などの芳香環と複素環との組合わせからなるものが挙げられる。斯かる芳香環及び複素環における水素原子は、この発明の目的を逸脱しない範囲で、その1又は複数が、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基などの脂肪族炭化水素基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロヘプチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、シクロヘプチル基などの脂環式炭化水素基、フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、キシリル基、メシチル基、o−クメニル基、m−クメニル基、p−クメニル基、ビフェニリル基などの芳香族炭化水素基、さらには、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのエーテル基によって置換されていてもよい。
【0018】
一般式1において、Zは一般式2で表される互いに同じか異なるクマリン残基を表す。mは2以上の整数であり、φへ結合するZの数を表す。
【0019】
【化10】
一般式2:
Figure 2004002285
【0020】
一般式2において、R乃至Rは、それぞれ独立に、水素原子又は置換基を表す。R乃至Rにおける置換基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、2−プロピニル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、2−ブテニル基、1,3−ブタジエニル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、2−ペンテニル基、2−ペンテン−4−イニル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、オクタデシル基などの脂肪族炭化水素基、シクロプロピル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、シクロヘプチル基などの脂環式炭化水素基、フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、キシリル基、メシチル基、o−クメニル基、m−クメニル基、p−クメニル基、ビフェニリル基などの芳香族炭化水素基、フリル基、チエニル基、ピペリジノ基、キノリル基などの複素環基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基などのエーテル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基などのエステル基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ基、ジエチルアミノ基、プロピルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ブチルアミノ基、ジブチルアミノ基、イソブチルアミノ基、ジイソブチルアミノ基、sec−ブチルアミノ基、tert−ブチルアミノ基、ペンチルアミノ基、ジペンチルアミノ基などのアミノ基、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基などのハロゲン基、さらには、それらの組合わせによる置換基が挙げられる。一般式2におけるRがアルキルアミノ基である場合、そのアルキル基はR及び/又はRが結合する炭素原子と結合し合って、例えば、ピペラジン環、ピペリジン環、モルホリン環、ユロリジン環などの環状構造を形成していてもよい。また、R及びRは、隣接するR、R、R又はRが結合する炭素原子と結合し合って、例えば、ベンゼン環などの環状構造を形成することがある。この場合、R、R、R及び/又はRは見掛け上存在しないこととなる。なお、一般式1において、一般式2で表されるクマリン残基Zは、既述のとおり、互いに同じものであっても異なるものであってもよいが、製造コストの点では、互いに同じものとするのが有利である。また、用途にもよるけれども、一般式2におけるR乃至Rのいずれかがエーテル基であるものを、例えば、紫色域乃至青色域で発光する発光剤として用いる場合には、発光波長、熱安定性、製造コスト、有機溶剤における溶解性などの点で、R及びRがともに同様のエーテル基であるものが好ましい。
【0021】
この発明によるクマリン化合物の具体例としては、例えば、化学式1乃至化学式763で表されるものが挙げられる。これらは、いずれも、550nmより短波長、詳細には、その多くが波長350乃至500nm付近の波長域に吸収極大を有し、分子吸光係数も1×10以上、好ましくは、3×10以上と大きく、その結果として、同波長域の光を効率良く吸収する。また、化学式1乃至化学式763で表されるクマリン化合物の多くは、600nmより短波長、詳細には、波長420乃至570nm付近に蛍光極大などの発光極大を有し、励起すると、紫色域乃至緑色域の可視光を発光する。しかも、これらのクマリン化合物は、いずれも、330℃を超える分解点、好ましくは、400℃以上の分解点を有し、ガラス転移点を有するものについては、その多くが80℃を超えるガラス転移点を示し、そのうちの、例えば、化学式22や化学式210で表されるものは180℃を超えるガラス転移点を示す。周知のとおり、有機化合物における分解点やガラス転移点は熱安定性の指標とされており、分解点やガラス転移点が高いものほど熱安定性も大きいとされている。然して、この発明のクマリン化合物は、吸光能や発光能を有する、熱安定性に優れた有機化合物を必要とする諸分野において多種多様の用途を有し、特に有機EL素子に利用して優れた作用効果を発揮することとなる。なお、この発明によるクマリン化合物の分解点及びガラス転移点は、例えば、汎用の示差走査熱量分析(以下、「DSC分析」と略記する。)により決定することができる。
【0022】
【化11】
化学式1:
Figure 2004002285
【0023】
【化12】
化学式2:
Figure 2004002285
【0024】
【化13】
化学式3:
Figure 2004002285
【0025】
【化14】
化学式4:
Figure 2004002285
【0026】
【化15】
化学式5:
Figure 2004002285
【0027】
【化16】
化学式6:
Figure 2004002285
【0028】
【化17】
化学式7:
Figure 2004002285
【0029】
【化18】
化学式8:
Figure 2004002285
【0030】
【化19】
化学式9:
Figure 2004002285
【0031】
【化20】
化学式10:
Figure 2004002285
【0032】
【化21】
化学式11:
Figure 2004002285
【0033】
【化22】
化学式12:
Figure 2004002285
【0034】
【化23】
化学式13:
Figure 2004002285
【0035】
【化24】
化学式14:
Figure 2004002285
【0036】
【化25】
化学式15:
Figure 2004002285
【0037】
【化26】
化学式16:
Figure 2004002285
【0038】
【化27】
化学式17:
Figure 2004002285
【0039】
【化28】
化学式18:
Figure 2004002285
【0040】
【化29】
化学式19:
Figure 2004002285
【0041】
【化30】
化学式20:
Figure 2004002285
【0042】
【化31】
化学式21:
Figure 2004002285
【0043】
【化32】
化学式22:
Figure 2004002285
【0044】
【化33】
化学式23:
Figure 2004002285
【0045】
【化34】
化学式24:
Figure 2004002285
【0046】
【化35】
化学式25:
Figure 2004002285
【0047】
【化36】
化学式26:
Figure 2004002285
【0048】
【化37】
化学式27:
Figure 2004002285
【0049】
【化38】
化学式28:
Figure 2004002285
【0050】
【化39】
化学式29:
Figure 2004002285
【0051】
【化40】
化学式30:
Figure 2004002285
【0052】
【化41】
化学式31:
Figure 2004002285
【0053】
【化42】
化学式32:
Figure 2004002285
【0054】
【化43】
化学式33:
Figure 2004002285
【0055】
【化44】
化学式34:
Figure 2004002285
【0056】
【化45】
化学式35:
Figure 2004002285
【0057】
【化46】
化学式36:
Figure 2004002285
【0058】
【化47】
化学式37:
Figure 2004002285
【0059】
【化48】
化学式38:
Figure 2004002285
【0060】
【化49】
化学式39:
Figure 2004002285
【0061】
【化50】
化学式40:
Figure 2004002285
【0062】
【化51】
化学式41:
Figure 2004002285
【0063】
【化52】
化学式42:
Figure 2004002285
【0064】
【化53】
化学式43:
Figure 2004002285
【0065】
【化54】
化学式44:
Figure 2004002285
【0066】
【化55】
化学式45:
Figure 2004002285
【0067】
【化56】
化学式46:
Figure 2004002285
【0068】
【化57】
化学式47:
Figure 2004002285
【0069】
【化58】
化学式48:
Figure 2004002285
【0070】
【化59】
化学式49:
Figure 2004002285
【0071】
【化60】
化学式50:
Figure 2004002285
【0072】
【化61】
化学式51:
Figure 2004002285
【0073】
【化62】
化学式52:
Figure 2004002285
【0074】
【化63】
化学式53:
Figure 2004002285
【0075】
【化64】
化学式54:
Figure 2004002285
【0076】
【化65】
化学式55:
Figure 2004002285
【0077】
【化66】
化学式56:
Figure 2004002285
【0078】
【化67】
化学式57:
Figure 2004002285
【0079】
【化68】
化学式58:
Figure 2004002285
【0080】
【化69】
化学式59:
Figure 2004002285
【0081】
【化70】
化学式60:
Figure 2004002285
【0082】
【化71】
化学式61:
Figure 2004002285
【0083】
【化72】
化学式62:
Figure 2004002285
【化73】
化学式63:
Figure 2004002285
【化74】
化学式64:
Figure 2004002285
【化75】
化学式65:
Figure 2004002285
【化76】
化学式66:
Figure 2004002285
【化77】
化学式67:
Figure 2004002285
【化78】
化学式68:
Figure 2004002285
【化79】
化学式69:
Figure 2004002285
【化80】
化学式70:
Figure 2004002285
【化81】
化学式71:
Figure 2004002285
【化82】
化学式72:
Figure 2004002285
【化83】
化学式73:
Figure 2004002285
【化84】
化学式74:
Figure 2004002285
【化85】
化学式75:
Figure 2004002285
【化86】
化学式76:
Figure 2004002285
【化87】
化学式77:
Figure 2004002285
【化88】
化学式78:
Figure 2004002285
【化89】
化学式79:
Figure 2004002285
【化90】
化学式80:
Figure 2004002285
【化91】
化学式81:
Figure 2004002285
【化92】
化学式82:
Figure 2004002285
【化93】
化学式83:
Figure 2004002285
【化94】
化学式84:
Figure 2004002285
【化95】
化学式85:
Figure 2004002285
【化96】
化学式86:
Figure 2004002285
【化97】
化学式87:
Figure 2004002285
【化98】
化学式88:
Figure 2004002285
【化99】
化学式89:
Figure 2004002285
【化100】
化学式90:
Figure 2004002285
【化101】
化学式91:
Figure 2004002285
【化102】
化学式92:
Figure 2004002285
【化103】
化学式93:
Figure 2004002285
【化104】
化学式94:
Figure 2004002285
【化105】
化学式95:
Figure 2004002285
【化106】
化学式96:
Figure 2004002285
【化107】
化学式97:
Figure 2004002285
【化108】
化学式98:
Figure 2004002285
【化109】
化学式99:
Figure 2004002285
【化110】
化学式100:
Figure 2004002285
【化111】
化学式101:
Figure 2004002285
【化112】
化学式102:
Figure 2004002285
【化113】
化学式103:
Figure 2004002285
【化114】
化学式104:
Figure 2004002285
【化115】
化学式105:
Figure 2004002285
【化116】
化学式106:
Figure 2004002285
【化117】
化学式107:
Figure 2004002285
【化118】
化学式108:
Figure 2004002285
【化119】
化学式109:
Figure 2004002285
【化120】
化学式110:
Figure 2004002285
【化121】
化学式111:
Figure 2004002285
【化122】
化学式112:
Figure 2004002285
【化123】
化学式113:
Figure 2004002285
【化124】
化学式114:
Figure 2004002285
【化125】
化学式115:
Figure 2004002285
【化126】
化学式116:
Figure 2004002285
【化127】
化学式117:
Figure 2004002285
【化128】
化学式118:
Figure 2004002285
【化129】
化学式119:
Figure 2004002285
【化130】
化学式120:
Figure 2004002285
【化131】
化学式121:
Figure 2004002285
【化132】
化学式122:
Figure 2004002285
【化133】
化学式123:
Figure 2004002285
【化134】
化学式124:
Figure 2004002285
【化135】
化学式125:
Figure 2004002285
【化136】
化学式126:
Figure 2004002285
【化137】
化学式127:
Figure 2004002285
【化138】
化学式128:
Figure 2004002285
【化139】
化学式129:
Figure 2004002285
【化140】
化学式130:
Figure 2004002285
【化141】
化学式131:
Figure 2004002285
【化142】
化学式132:
Figure 2004002285
【化143】
化学式133:
Figure 2004002285
【化144】
化学式134:
Figure 2004002285
【化145】
化学式135:
Figure 2004002285
【化146】
化学式136:
Figure 2004002285
【化147】
化学式137:
Figure 2004002285
【化148】
化学式138:
Figure 2004002285
【化149】
化学式139:
Figure 2004002285
【化150】
化学式140:
Figure 2004002285
【化151】
化学式141:
Figure 2004002285
【化152】
化学式142:
Figure 2004002285
【化153】
化学式143:
Figure 2004002285
【化154】
化学式144:
Figure 2004002285
【化155】
化学式145:
Figure 2004002285
【化156】
化学式146:
Figure 2004002285
【化157】
化学式147:
Figure 2004002285
【化158】
化学式148:
Figure 2004002285
【化159】
化学式149:
Figure 2004002285
【化160】
化学式150:
Figure 2004002285
【化161】
化学式151:
Figure 2004002285
【化162】
化学式152:
Figure 2004002285
【化163】
化学式153:
Figure 2004002285
【化164】
化学式154:
Figure 2004002285
【化165】
化学式155:
Figure 2004002285
【化166】
化学式156:
Figure 2004002285
【化167】
化学式157:
Figure 2004002285
【化168】
化学式158:
Figure 2004002285
【化169】
化学式159:
Figure 2004002285
【化170】
化学式160:
Figure 2004002285
【化171】
化学式161:
Figure 2004002285
【化172】
化学式162:
Figure 2004002285
【化173】
化学式163:
Figure 2004002285
【化174】
化学式164:
Figure 2004002285
【化175】
化学式165:
Figure 2004002285
【化176】
化学式166:
Figure 2004002285
【化177】
化学式167:
Figure 2004002285
【化178】
化学式168:
Figure 2004002285
【化179】
化学式169:
Figure 2004002285
【化180】
化学式170:
Figure 2004002285
【化181】
化学式171:
Figure 2004002285
【化182】
化学式172:
Figure 2004002285
【化183】
化学式173:
Figure 2004002285
【化184】
化学式174:
Figure 2004002285
【化185】
化学式175:
Figure 2004002285
【化186】
化学式176:
Figure 2004002285
【化187】
化学式177:
Figure 2004002285
【化188】
化学式178:
Figure 2004002285
【化189】
化学式179:
Figure 2004002285
【化190】
化学式180:
Figure 2004002285
【化191】
化学式181:
Figure 2004002285
【化192】
化学式182:
Figure 2004002285
【化193】
化学式183:
Figure 2004002285
【化194】
化学式184:
Figure 2004002285
【化195】
化学式185:
Figure 2004002285
【化196】
化学式186:
Figure 2004002285
【化197】
化学式187:
Figure 2004002285
【化198】
化学式188:
Figure 2004002285
【化199】
化学式189:
Figure 2004002285
【化200】
化学式190:
Figure 2004002285
【化201】
化学式191:
Figure 2004002285
【化202】
化学式192:
Figure 2004002285
【化203】
化学式193:
Figure 2004002285
【化204】
化学式194:
Figure 2004002285
【化205】
化学式195:
Figure 2004002285
【化206】
化学式196:
Figure 2004002285
【化207】
化学式197:
Figure 2004002285
【化208】
化学式198:
Figure 2004002285
【化209】
化学式199:
Figure 2004002285
【化210】
化学式200:
Figure 2004002285
【化211】
化学式201:
Figure 2004002285
【化212】
化学式202:
Figure 2004002285
【化213】
化学式203:
Figure 2004002285
【化214】
化学式204:
Figure 2004002285
【化215】
化学式205:
Figure 2004002285
【化216】
化学式206:
Figure 2004002285
【化217】
化学式207:
Figure 2004002285
【化218】
化学式208:
Figure 2004002285
【化219】
化学式209:
Figure 2004002285
【化220】
化学式210:
Figure 2004002285
【0232】
【化221】
化学式211:
Figure 2004002285
【0233】
【化222】
化学式212:
Figure 2004002285
【0234】
【化223】
化学式213:
Figure 2004002285
【0235】
【化224】
化学式214:
Figure 2004002285
【0236】
【化225】
化学式215:
Figure 2004002285
【0237】
【化226】
化学式216:
Figure 2004002285
【0238】
【化227】
化学式217:
Figure 2004002285
【0239】
【化228】
化学式218:
Figure 2004002285
【0240】
【化229】
化学式219:
Figure 2004002285
【0241】
【化230】
化学式220:
Figure 2004002285
【0242】
【化231】
化学式221:
Figure 2004002285
【0243】
【化232】
化学式222:
Figure 2004002285
【0244】
【化233】
化学式223:
Figure 2004002285
【0245】
【化234】
化学式224:
Figure 2004002285
【0246】
【化235】
化学式225:
Figure 2004002285
【0247】
【化236】
化学式226:
Figure 2004002285
【0248】
【化237】
化学式227:
Figure 2004002285
【0249】
【化238】
化学式228:
Figure 2004002285
【0250】
【化239】
化学式229:
Figure 2004002285
【0251】
【化240】
化学式230:
Figure 2004002285
【0252】
【化241】
化学式231:
Figure 2004002285
【0253】
【化242】
化学式232:
Figure 2004002285
【0254】
【化243】
化学式233:
Figure 2004002285
【0255】
【化244】
化学式234:
Figure 2004002285
【0256】
【化245】
化学式235:
Figure 2004002285
【0257】
【化246】
化学式236:
Figure 2004002285
【0258】
【化247】
化学式237:
Figure 2004002285
【0259】
【化248】
化学式238:
Figure 2004002285
【0260】
【化249】
化学式239:
Figure 2004002285
【0261】
【化250】
化学式240:
Figure 2004002285
【0262】
【化251】
化学式241:
Figure 2004002285
【0263】
【化252】
化学式242:
Figure 2004002285
【0264】
【化253】
化学式243:
Figure 2004002285
【0265】
【化254】
化学式244:
Figure 2004002285
【0266】
【化255】
化学式245:
Figure 2004002285
【0267】
【化256】
化学式246:
Figure 2004002285
【0268】
【化257】
化学式247:
Figure 2004002285
【0269】
【化258】
化学式248:
Figure 2004002285
【0270】
【化259】
化学式249:
Figure 2004002285
【0271】
【化260】
化学式250:
Figure 2004002285
【0272】
【化261】
化学式251:
Figure 2004002285
【0273】
【化262】
化学式252:
Figure 2004002285
【0274】
【化263】
化学式253:
Figure 2004002285
【0275】
【化264】
化学式254:
Figure 2004002285
【0276】
【化265】
化学式255:
Figure 2004002285
【0277】
【化266】
化学式256:
Figure 2004002285
【0278】
【化267】
化学式257:
Figure 2004002285
【0279】
【化268】
化学式258:
Figure 2004002285
【0280】
【化269】
化学式259:
Figure 2004002285
【0281】
【化270】
化学式260:
Figure 2004002285
【0282】
【化271】
化学式261:
Figure 2004002285
【0283】
【化272】
化学式262:
Figure 2004002285
【0284】
【化273】
化学式263:
Figure 2004002285
【0285】
【化274】
化学式264:
Figure 2004002285
【0286】
【化275】
化学式265:
Figure 2004002285
【0287】
【化276】
化学式266:
Figure 2004002285
【0288】
【化277】
化学式267:
Figure 2004002285
【0289】
【化278】
化学式268:
Figure 2004002285
【0290】
【化279】
化学式269:
Figure 2004002285
【0291】
【化280】
化学式270:
Figure 2004002285
【0292】
【化281】
化学式271:
Figure 2004002285
【0293】
【化282】
化学式272:
Figure 2004002285
【0294】
【化283】
化学式273:
Figure 2004002285
【0295】
【化284】
化学式274:
Figure 2004002285
【0296】
【化285】
化学式275:
Figure 2004002285
【0297】
【化286】
化学式276:
Figure 2004002285
【0298】
【化287】
化学式277:
Figure 2004002285
【0299】
【化288】
化学式278:
Figure 2004002285
【0300】
【化289】
化学式279:
Figure 2004002285
【0301】
【化290】
化学式280:
Figure 2004002285
【0302】
【化291】
化学式281:
Figure 2004002285
【0303】
【化292】
化学式282:
Figure 2004002285
【0304】
【化293】
化学式283:
Figure 2004002285
【0305】
【化294】
化学式284:
Figure 2004002285
【0306】
【化295】
化学式285:
Figure 2004002285
【0307】
【化296】
化学式286:
Figure 2004002285
【0308】
【化297】
化学式287:
Figure 2004002285
【0309】
【化298】
化学式288:
Figure 2004002285
【0310】
【化299】
化学式289:
Figure 2004002285
【0311】
【化300】
化学式290:
Figure 2004002285
【0312】
【化301】
化学式291:
Figure 2004002285
【0313】
【化302】
化学式292:
Figure 2004002285
【0314】
【化303】
化学式293:
Figure 2004002285
【0315】
【化304】
化学式294:
Figure 2004002285
【0316】
【化305】
化学式295:
Figure 2004002285
【0317】
【化306】
化学式296:
Figure 2004002285
【0318】
【化307】
化学式297:
Figure 2004002285
【0319】
【化308】
化学式298:
Figure 2004002285
【0320】
【化309】
化学式299:
Figure 2004002285
【0321】
【化310】
化学式300:
Figure 2004002285
【0322】
【化311】
化学式301:
Figure 2004002285
【0323】
【化312】
化学式302:
Figure 2004002285
【0324】
【化313】
化学式303:
Figure 2004002285
【0325】
【化314】
化学式304:
Figure 2004002285
【0326】
【化315】
化学式305:
Figure 2004002285
【0327】
【化316】
化学式306:
Figure 2004002285
【0328】
【化317】
化学式307:
Figure 2004002285
【0329】
【化318】
化学式308:
Figure 2004002285
【0330】
【化319】
化学式309:
Figure 2004002285
【0331】
【化320】
化学式310:
Figure 2004002285
【0332】
【化321】
化学式311:
Figure 2004002285
【0333】
【化322】
化学式312:
Figure 2004002285
【0334】
【化323】
化学式313:
Figure 2004002285
【0335】
【化324】
化学式314:
Figure 2004002285
【0336】
【化325】
化学式315:
Figure 2004002285
【0337】
【化326】
化学式316:
Figure 2004002285
【0338】
【化327】
化学式317:
Figure 2004002285
【0339】
【化328】
化学式318:
Figure 2004002285
【0340】
【化329】
化学式319:
Figure 2004002285
【0341】
【化330】
化学式320:
Figure 2004002285
【0342】
【化331】
化学式321:
Figure 2004002285
【0343】
【化332】
化学式322:
Figure 2004002285
【0344】
【化333】
化学式323:
Figure 2004002285
【0345】
【化334】
化学式324:
Figure 2004002285
【0346】
【化335】
化学式325:
Figure 2004002285
【0347】
【化336】
化学式326:
Figure 2004002285
【0348】
【化337】
化学式327:
Figure 2004002285
【0349】
【化338】
化学式328:
Figure 2004002285
【0350】
【化339】
化学式329:
Figure 2004002285
【0351】
【化340】
化学式330:
Figure 2004002285
【0352】
【化341】
化学式331:
Figure 2004002285
【0353】
【化342】
化学式332:
Figure 2004002285
【0354】
【化343】
化学式333:
Figure 2004002285
【0355】
【化344】
化学式334:
Figure 2004002285
【0356】
【化345】
化学式335:
Figure 2004002285
【0357】
【化346】
化学式336:
Figure 2004002285
【0358】
【化347】
化学式337:
Figure 2004002285
【0359】
【化348】
化学式338:
Figure 2004002285
【0360】
【化349】
化学式339:
Figure 2004002285
【0361】
【化350】
化学式340:
Figure 2004002285
【0362】
【化351】
化学式341:
Figure 2004002285
【0363】
【化352】
化学式342:
Figure 2004002285
【0364】
【化353】
化学式343:
Figure 2004002285
【0365】
【化354】
化学式344:
Figure 2004002285
【0366】
【化355】
化学式345:
Figure 2004002285
【0367】
【化356】
化学式346:
Figure 2004002285
【0368】
【化357】
化学式347:
Figure 2004002285
【0369】
【化358】
化学式348:
Figure 2004002285
【0370】
【化359】
化学式349:
Figure 2004002285
【0371】
【化360】
化学式350:
Figure 2004002285
【0372】
【化361】
化学式351:
Figure 2004002285
【0373】
【化362】
化学式352:
Figure 2004002285
【0374】
【化363】
化学式353:
Figure 2004002285
【0375】
【化364】
化学式354:
Figure 2004002285
【0376】
【化365】
化学式355:
Figure 2004002285
【0377】
【化366】
化学式356:
Figure 2004002285
【0378】
【化367】
化学式357:
Figure 2004002285
【0379】
【化368】
化学式358:
Figure 2004002285
【0380】
【化369】
化学式359:
Figure 2004002285
【0381】
【化370】
化学式360:
Figure 2004002285
【0382】
【化371】
化学式361:
Figure 2004002285
【0383】
【化372】
化学式362:
Figure 2004002285
【0384】
【化373】
化学式363:
Figure 2004002285
【0385】
【化374】
化学式364:
Figure 2004002285
【0386】
【化375】
化学式365:
Figure 2004002285
【0387】
【化376】
化学式366:
Figure 2004002285
【0388】
【化377】
化学式367:
Figure 2004002285
【0389】
【化378】
化学式368:
Figure 2004002285
【0390】
【化379】
化学式369:
Figure 2004002285
【0391】
【化380】
化学式370:
Figure 2004002285
【0392】
【化381】
化学式371:
Figure 2004002285
【0393】
【化382】
化学式372:
Figure 2004002285
【0394】
【化383】
化学式373:
Figure 2004002285
【0395】
【化384】
化学式374:
Figure 2004002285
【0396】
【化385】
化学式375:
Figure 2004002285
【0397】
【化386】
化学式376:
Figure 2004002285
【0398】
【化387】
化学式377:
Figure 2004002285
【0399】
【化388】
化学式378:
Figure 2004002285
【0400】
【化389】
化学式379:
Figure 2004002285
【0401】
【化390】
化学式380:
Figure 2004002285
【0402】
【化391】
化学式381:
Figure 2004002285
【0403】
【化392】
化学式382:
Figure 2004002285
【0404】
【化393】
化学式383:
Figure 2004002285
【0405】
【化394】
化学式384:
Figure 2004002285
【0406】
【化395】
化学式385:
Figure 2004002285
【0407】
【化396】
化学式386:
Figure 2004002285
【0408】
【化397】
化学式387:
Figure 2004002285
【0409】
【化398】
化学式388:
Figure 2004002285
【0410】
【化399】
化学式389:
Figure 2004002285
【0411】
【化400】
化学式390:
Figure 2004002285
【0412】
【化401】
化学式391:
Figure 2004002285
【0413】
【化402】
化学式392:
Figure 2004002285
【0414】
【化403】
化学式393:
Figure 2004002285
【0415】
【化404】
化学式394:
Figure 2004002285
【0416】
【化405】
化学式395:
Figure 2004002285
【0417】
【化406】
化学式396:
Figure 2004002285
【0418】
【化407】
化学式397:
Figure 2004002285
【0419】
【化408】
化学式398:
Figure 2004002285
【0420】
【化409】
化学式399:
Figure 2004002285
【0421】
【化410】
化学式400:
Figure 2004002285
【0422】
【化411】
化学式401:
Figure 2004002285
【0423】
【化412】
化学式402:
Figure 2004002285
【0424】
【化413】
化学式403:
Figure 2004002285
【0425】
【化414】
化学式404:
Figure 2004002285
【0426】
【化415】
化学式405:
Figure 2004002285
【0427】
【化416】
化学式406:
Figure 2004002285
【0428】
【化417】
化学式407:
Figure 2004002285
【0429】
【化418】
化学式408:
Figure 2004002285
【0430】
【化419】
化学式409:
Figure 2004002285
【0431】
【化420】
化学式410:
Figure 2004002285
【0432】
【化421】
化学式411:
Figure 2004002285
【0433】
【化422】
化学式412:
Figure 2004002285
【0434】
【化423】
化学式413:
Figure 2004002285
【0435】
【化424】
化学式414:
Figure 2004002285
【0436】
【化425】
化学式415:
Figure 2004002285
【0437】
【化426】
化学式416:
Figure 2004002285
【0438】
【化427】
化学式417:
Figure 2004002285
【0439】
【化428】
化学式418:
Figure 2004002285
【0440】
【化429】
化学式419:
Figure 2004002285
【0441】
【化430】
化学式420:
Figure 2004002285
【0442】
【化431】
化学式421:
Figure 2004002285
【0443】
【化432】
化学式422:
Figure 2004002285
【0444】
【化433】
化学式423:
Figure 2004002285
【0445】
【化434】
化学式424:
Figure 2004002285
【0446】
【化435】
化学式425:
Figure 2004002285
【0447】
【化436】
化学式426:
Figure 2004002285
【0448】
【化437】
化学式427:
Figure 2004002285
【0449】
【化438】
化学式428:
Figure 2004002285
【0450】
【化439】
化学式429:
Figure 2004002285
【0451】
【化440】
化学式430:
Figure 2004002285
【0452】
【化441】
化学式431:
Figure 2004002285
【0453】
【化442】
化学式432:
Figure 2004002285
【0454】
【化443】
化学式433:
Figure 2004002285
【0455】
【化444】
化学式434:
Figure 2004002285
【0456】
【化445】
化学式435:
Figure 2004002285
【0457】
【化446】
化学式436:
Figure 2004002285
【0458】
【化447】
化学式437:
Figure 2004002285
【0459】
【化448】
化学式438:
Figure 2004002285
【0460】
【化449】
化学式439:
Figure 2004002285
【0461】
【化450】
化学式440:
Figure 2004002285
【0462】
【化451】
化学式441:
Figure 2004002285
【0463】
【化452】
化学式442:
Figure 2004002285
【0464】
【化453】
化学式443:
Figure 2004002285
【0465】
【化454】
化学式444:
Figure 2004002285
【0466】
【化455】
化学式445:
Figure 2004002285
【0467】
【化456】
化学式446:
Figure 2004002285
【0468】
【化457】
化学式447:
Figure 2004002285
【0469】
【化458】
化学式448:
Figure 2004002285
【0470】
【化459】
化学式449:
Figure 2004002285
【0471】
【化460】
化学式450:
Figure 2004002285
【0472】
【化461】
化学式451:
Figure 2004002285
【0473】
【化462】
化学式452:
Figure 2004002285
【0474】
【化463】
化学式453:
Figure 2004002285
【0475】
【化464】
化学式454:
Figure 2004002285
【0476】
【化465】
化学式455:
Figure 2004002285
【0477】
【化466】
化学式456:
Figure 2004002285
【0478】
【化467】
化学式457:
Figure 2004002285
【0479】
【化468】
化学式458:
Figure 2004002285
【0480】
【化469】
化学式459:
Figure 2004002285
【0481】
【化470】
化学式460:
Figure 2004002285
【0482】
【化471】
化学式461:
Figure 2004002285
【0483】
【化472】
化学式462:
Figure 2004002285
【0484】
【化473】
化学式463:
Figure 2004002285
【0485】
【化474】
化学式464:
Figure 2004002285
【0486】
【化475】
化学式465:
Figure 2004002285
【0487】
【化476】
化学式466:
Figure 2004002285
【0488】
【化477】
化学式467:
Figure 2004002285
【0489】
【化478】
化学式468:
Figure 2004002285
【0490】
【化479】
化学式469:
Figure 2004002285
【0491】
【化480】
化学式470:
Figure 2004002285
【0492】
【化481】
化学式471:
Figure 2004002285
【0493】
【化482】
化学式472:
Figure 2004002285
【0494】
【化483】
化学式473:
Figure 2004002285
【0495】
【化484】
化学式474:
Figure 2004002285
【0496】
【化485】
化学式475:
Figure 2004002285
【0497】
【化486】
化学式476:
Figure 2004002285
【0498】
【化487】
化学式477:
Figure 2004002285
【0499】
【化488】
化学式478:
Figure 2004002285
【0500】
【化489】
化学式479:
Figure 2004002285
【0501】
【化490】
化学式480:
Figure 2004002285
【0502】
【化491】
化学式481:
Figure 2004002285
【0503】
【化492】
化学式482:
Figure 2004002285
【0504】
【化493】
化学式483:
Figure 2004002285
【0505】
【化494】
化学式484:
Figure 2004002285
【0506】
【化495】
化学式485:
Figure 2004002285
【0507】
【化496】
化学式486:
Figure 2004002285
【0508】
【化497】
化学式487:
Figure 2004002285
【0509】
【化498】
化学式488:
Figure 2004002285
【0510】
【化499】
化学式489:
Figure 2004002285
【0511】
【化500】
化学式490:
Figure 2004002285
【0512】
【化501】
化学式491:
Figure 2004002285
【0513】
【化502】
化学式492:
Figure 2004002285
【0514】
【化503】
化学式493:
Figure 2004002285
【0515】
【化504】
化学式494:
Figure 2004002285
【0516】
【化505】
化学式495:
Figure 2004002285
【0517】
【化506】
化学式496:
Figure 2004002285
【0518】
【化507】
化学式497:
Figure 2004002285
【0519】
【化508】
化学式498:
Figure 2004002285
【0520】
【化509】
化学式499:
Figure 2004002285
【0521】
【化510】
化学式500:
Figure 2004002285
【0522】
【化511】
化学式501:
Figure 2004002285
【0523】
【化512】
化学式502:
Figure 2004002285
【0524】
【化513】
化学式503:
Figure 2004002285
【0525】
【化514】
化学式504:
Figure 2004002285
【0526】
【化515】
化学式505:
Figure 2004002285
【0527】
【化516】
化学式506:
Figure 2004002285
【0528】
【化517】
化学式507:
Figure 2004002285
【0529】
【化518】
化学式508:
Figure 2004002285
【0530】
【化519】
化学式509:
Figure 2004002285
【0531】
【化520】
化学式510:
Figure 2004002285
【0532】
【化521】
化学式511:
Figure 2004002285
【0533】
【化522】
化学式512:
Figure 2004002285
【0534】
【化523】
化学式513:
Figure 2004002285
【0535】
【化524】
化学式514:
Figure 2004002285
【0536】
【化525】
化学式515:
Figure 2004002285
【0537】
【化526】
化学式516:
Figure 2004002285
【0538】
【化527】
化学式517:
Figure 2004002285
【0539】
【化528】
化学式518:
Figure 2004002285
【0540】
【化529】
化学式519:
Figure 2004002285
【0541】
【化530】
化学式520:
Figure 2004002285
【0542】
【化531】
化学式521:
Figure 2004002285
【0543】
【化532】
化学式522:
Figure 2004002285
【0544】
【化533】
化学式523:
Figure 2004002285
【0545】
【化534】
化学式524:
Figure 2004002285
【0546】
【化535】
化学式525:
Figure 2004002285
【0547】
【化536】
化学式526:
Figure 2004002285
【0548】
【化537】
化学式527:
Figure 2004002285
【0549】
【化538】
化学式528:
Figure 2004002285
【0550】
【化539】
化学式529:
Figure 2004002285
【0551】
【化540】
化学式530:
Figure 2004002285
【0552】
【化541】
化学式531:
Figure 2004002285
【0553】
【化542】
化学式532:
Figure 2004002285
【0554】
【化543】
化学式533:
Figure 2004002285
【0555】
【化544】
化学式534:
Figure 2004002285
【0556】
【化545】
化学式535:
Figure 2004002285
【0557】
【化546】
化学式536:
Figure 2004002285
【0558】
【化547】
化学式537:
Figure 2004002285
【0559】
【化548】
化学式538:
Figure 2004002285
【0560】
【化549】
化学式539:
Figure 2004002285
【0561】
【化550】
化学式540:
Figure 2004002285
【0562】
【化551】
化学式541:
Figure 2004002285
【0563】
【化552】
化学式542:
Figure 2004002285
【0564】
【化553】
化学式543:
Figure 2004002285
【0565】
【化554】
化学式544:
Figure 2004002285
【0566】
【化555】
化学式545:
Figure 2004002285
【0567】
【化556】
化学式546:
Figure 2004002285
【0568】
【化557】
化学式547:
Figure 2004002285
【0569】
【化558】
化学式548:
Figure 2004002285
【0570】
【化559】
化学式549:
Figure 2004002285
【0571】
【化560】
化学式550:
Figure 2004002285
【0572】
【化561】
化学式551:
Figure 2004002285
【0573】
【化562】
化学式552:
Figure 2004002285
【0574】
【化563】
化学式553:
Figure 2004002285
【0575】
【化564】
化学式554:
Figure 2004002285
【0576】
【化565】
化学式555:
Figure 2004002285
【0577】
【化566】
化学式556:
Figure 2004002285
【0578】
【化567】
化学式557:
Figure 2004002285
【0579】
【化568】
化学式558:
Figure 2004002285
【0580】
【化569】
化学式559:
Figure 2004002285
【0581】
【化570】
化学式560:
Figure 2004002285
【0582】
【化571】
化学式561:
Figure 2004002285
【0583】
【化572】
化学式562:
Figure 2004002285
【0584】
【化573】
化学式563:
Figure 2004002285
【0585】
【化574】
化学式564:
Figure 2004002285
【0586】
【化575】
化学式565:
Figure 2004002285
【0587】
【化576】
化学式566:
Figure 2004002285
【0588】
【化577】
化学式567:
Figure 2004002285
【0589】
【化578】
化学式568:
Figure 2004002285
【0590】
【化579】
化学式569:
Figure 2004002285
【0591】
【化580】
化学式570:
Figure 2004002285
【0592】
【化581】
化学式571:
Figure 2004002285
【0593】
【化582】
化学式572:
Figure 2004002285
【0594】
【化583】
化学式573:
Figure 2004002285
【0595】
【化584】
化学式574:
Figure 2004002285
【0596】
【化585】
化学式575:
Figure 2004002285
【0597】
【化586】
化学式576:
Figure 2004002285
【0598】
【化587】
化学式577:
Figure 2004002285
【0599】
【化588】
化学式578:
Figure 2004002285
【0600】
【化589】
化学式579:
Figure 2004002285
【0601】
【化590】
化学式580:
Figure 2004002285
【0602】
【化591】
化学式581:
Figure 2004002285
【0603】
【化592】
化学式582:
Figure 2004002285
【0604】
【化593】
化学式583:
Figure 2004002285
【0605】
【化594】
化学式584:
Figure 2004002285
【0606】
【化595】
化学式585:
Figure 2004002285
【0607】
【化596】
化学式586:
Figure 2004002285
【0608】
【化597】
化学式587:
Figure 2004002285
【0609】
【化598】
化学式588:
Figure 2004002285
【0610】
【化599】
化学式589:
Figure 2004002285
【0611】
【化600】
化学式590:
Figure 2004002285
【0612】
【化601】
化学式591:
Figure 2004002285
【0613】
【化602】
化学式592:
Figure 2004002285
【0614】
【化603】
化学式593:
Figure 2004002285
【0615】
【化604】
化学式594:
Figure 2004002285
【0616】
【化605】
化学式595:
Figure 2004002285
【0617】
【化606】
化学式596:
Figure 2004002285
【0618】
【化607】
化学式597:
Figure 2004002285
【0619】
【化608】
化学式598:
Figure 2004002285
【0620】
【化609】
化学式599:
Figure 2004002285
【0621】
【化610】
化学式600:
Figure 2004002285
【0622】
【化611】
化学式601:
Figure 2004002285
【0623】
【化612】
化学式602:
Figure 2004002285
【0624】
【化613】
化学式603:
Figure 2004002285
【0625】
【化614】
化学式604:
Figure 2004002285
【0626】
【化615】
化学式605:
Figure 2004002285
【0627】
【化616】
化学式606:
Figure 2004002285
【0628】
【化617】
化学式607:
Figure 2004002285
【0629】
【化618】
化学式608:
Figure 2004002285
【0630】
【化619】
化学式609:
Figure 2004002285
【0631】
【化620】
化学式610:
Figure 2004002285
【0632】
【化621】
化学式611:
Figure 2004002285
【0633】
【化622】
化学式612:
Figure 2004002285
【0634】
【化623】
化学式613:
Figure 2004002285
【0635】
【化624】
化学式614:
Figure 2004002285
【0636】
【化625】
化学式615:
Figure 2004002285
【0637】
【化626】
化学式616:
Figure 2004002285
【0638】
【化627】
化学式617:
Figure 2004002285
【0639】
【化628】
化学式618:
Figure 2004002285
【0640】
【化629】
化学式619:
Figure 2004002285
【0641】
【化630】
化学式620:
Figure 2004002285
【0642】
【化631】
化学式621:
Figure 2004002285
【0643】
【化632】
化学式622:
Figure 2004002285
【0644】
【化633】
化学式623:
Figure 2004002285
【0645】
【化634】
化学式624:
Figure 2004002285
【0646】
【化635】
化学式625:
Figure 2004002285
【0647】
【化636】
化学式626:
Figure 2004002285
【0648】
【化637】
化学式627:
Figure 2004002285
【0649】
【化638】
化学式628:
Figure 2004002285
【0650】
【化639】
化学式629:
Figure 2004002285
【0651】
【化640】
化学式630:
Figure 2004002285
【0652】
【化641】
化学式631:
Figure 2004002285
【0653】
【化642】
化学式632:
Figure 2004002285
【0654】
【化643】
化学式633:
Figure 2004002285
【0655】
【化644】
化学式634:
Figure 2004002285
【0656】
【化645】
化学式635:
Figure 2004002285
【0657】
【化646】
化学式636:
Figure 2004002285
【0658】
【化647】
化学式637:
Figure 2004002285
【0659】
【化648】
化学式638:
Figure 2004002285
【0660】
【化649】
化学式639:
Figure 2004002285
【0661】
【化650】
化学式640:
Figure 2004002285
【0662】
【化651】
化学式641:
Figure 2004002285
【0663】
【化652】
化学式642:
Figure 2004002285
【0664】
【化653】
化学式643:
Figure 2004002285
【0665】
【化654】
化学式644:
Figure 2004002285
【0666】
【化655】
化学式645:
Figure 2004002285
【0667】
【化656】
化学式646:
Figure 2004002285
【0668】
【化657】
化学式647:
Figure 2004002285
【0669】
【化658】
化学式648:
Figure 2004002285
【0670】
【化659】
化学式649:
Figure 2004002285
【0671】
【化660】
化学式650:
Figure 2004002285
【0672】
【化661】
化学式651:
Figure 2004002285
【0673】
【化662】
化学式652:
Figure 2004002285
【0674】
【化663】
化学式653:
Figure 2004002285
【0675】
【化664】
化学式654:
Figure 2004002285
【0676】
【化665】
化学式655:
Figure 2004002285
【0677】
【化666】
化学式656:
Figure 2004002285
【0678】
【化667】
化学式657:
Figure 2004002285
【0679】
【化668】
化学式658:
Figure 2004002285
【0680】
【化669】
化学式659:
Figure 2004002285
【0681】
【化670】
化学式660:
Figure 2004002285
【0682】
【化671】
化学式661:
Figure 2004002285
【0683】
【化672】
化学式662:
Figure 2004002285
【0684】
【化673】
化学式663:
Figure 2004002285
【0685】
【化674】
化学式664:
Figure 2004002285
【0686】
【化675】
化学式665:
Figure 2004002285
【0687】
【化676】
化学式666:
Figure 2004002285
【0688】
【化677】
化学式667:
Figure 2004002285
【0689】
【化678】
化学式668:
Figure 2004002285
【0690】
【化679】
化学式669:
Figure 2004002285
【0691】
【化680】
化学式670:
Figure 2004002285
【0692】
【化681】
化学式671:
Figure 2004002285
【0693】
【化682】
化学式672:
Figure 2004002285
【0694】
【化683】
化学式673:
Figure 2004002285
【0695】
【化684】
化学式674:
Figure 2004002285
【0696】
【化685】
化学式675:
Figure 2004002285
【0697】
【化686】
化学式676:
Figure 2004002285
【0698】
【化687】
化学式677:
Figure 2004002285
【0699】
【化688】
化学式678:
Figure 2004002285
【0700】
【化689】
化学式679:
Figure 2004002285
【0701】
【化690】
化学式680:
Figure 2004002285
【0702】
【化691】
化学式681:
Figure 2004002285
【0703】
【化692】
化学式682:
Figure 2004002285
【0704】
【化693】
化学式683:
Figure 2004002285
【0705】
【化694】
化学式684:
Figure 2004002285
【0706】
【化695】
化学式685:
Figure 2004002285
【0707】
【化696】
化学式686:
Figure 2004002285
【0708】
【化697】
化学式687:
Figure 2004002285
【0709】
【化698】
化学式688:
Figure 2004002285
【0710】
【化699】
化学式689:
Figure 2004002285
【0711】
【化700】
化学式690:
Figure 2004002285
【0712】
【化701】
化学式691:
Figure 2004002285
【0713】
【化702】
化学式692:
Figure 2004002285
【0714】
【化703】
化学式693:
Figure 2004002285
【0715】
【化704】
化学式694:
Figure 2004002285
【0716】
【化705】
化学式695:
Figure 2004002285
【0717】
【化706】
化学式696:
Figure 2004002285
【0718】
【化707】
化学式697:
Figure 2004002285
【0719】
【化708】
化学式698:
Figure 2004002285
【0720】
【化709】
化学式699:
Figure 2004002285
【0721】
【化710】
化学式700:
Figure 2004002285
【0722】
【化711】
化学式701:
Figure 2004002285
【0723】
【化712】
化学式702:
Figure 2004002285
【0724】
【化713】
化学式703:
Figure 2004002285
【0725】
【化714】
化学式704:
Figure 2004002285
【0726】
【化715】
化学式705:
Figure 2004002285
【0727】
【化716】
化学式706:
Figure 2004002285
【0728】
【化717】
化学式707:
Figure 2004002285
【0729】
【化718】
化学式708:
Figure 2004002285
【0730】
【化719】
化学式709:
Figure 2004002285
【0731】
【化720】
化学式710:
Figure 2004002285
【0732】
【化721】
化学式711:
Figure 2004002285
【0733】
【化722】
化学式712:
Figure 2004002285
【0734】
【化723】
化学式713:
Figure 2004002285
【0735】
【化724】
化学式714:
Figure 2004002285
【0736】
【化725】
化学式715:
Figure 2004002285
【0737】
【化726】
化学式716:
Figure 2004002285
【0738】
【化727】
化学式717:
Figure 2004002285
【0739】
【化728】
化学式718:
Figure 2004002285
【0740】
【化729】
化学式719:
Figure 2004002285
【0741】
【化730】
化学式720:
Figure 2004002285
【0742】
【化731】
化学式721:
Figure 2004002285
【0743】
【化732】
化学式722:
Figure 2004002285
【0744】
【化733】
化学式723:
Figure 2004002285
【0745】
【化734】
化学式724:
Figure 2004002285
【0746】
【化735】
化学式725:
Figure 2004002285
【0747】
【化736】
化学式726:
Figure 2004002285
【0748】
【化737】
化学式727:
Figure 2004002285
【0749】
【化738】
化学式728:
Figure 2004002285
【0750】
【化739】
化学式729:
Figure 2004002285
【0751】
【化740】
化学式730:
Figure 2004002285
【0752】
【化741】
化学式731:
Figure 2004002285
【0753】
【化742】
化学式732:
Figure 2004002285
【0754】
【化743】
化学式733:
Figure 2004002285
【0755】
【化744】
化学式734:
Figure 2004002285
【0756】
【化745】
化学式735:
Figure 2004002285
【0757】
【化746】
化学式736:
Figure 2004002285
【0758】
【化747】
化学式737:
Figure 2004002285
【0759】
【化748】
化学式738:
Figure 2004002285
【0760】
【化749】
化学式739:
Figure 2004002285
【0761】
【化750】
化学式740:
Figure 2004002285
【0762】
【化751】
化学式741:
Figure 2004002285
【0763】
【化752】
化学式742:
Figure 2004002285
【0764】
【化753】
化学式743:
Figure 2004002285
【0765】
【化754】
化学式744:
Figure 2004002285
【0766】
【化755】
化学式745:
Figure 2004002285
【0767】
【化756】
化学式746:
Figure 2004002285
【0768】
【化757】
化学式747:
Figure 2004002285
【0769】
【化758】
化学式748:
Figure 2004002285
【0770】
【化759】
化学式749:
Figure 2004002285
【0771】
【化760】
化学式750:
Figure 2004002285
【0772】
【化761】
化学式751:
Figure 2004002285
【0773】
【化762】
化学式752:
Figure 2004002285
【0774】
【化763】
化学式753:
Figure 2004002285
【0775】
【化764】
化学式754:
Figure 2004002285
【0776】
【化765】
化学式755:
Figure 2004002285
【0777】
【化766】
化学式756:
Figure 2004002285
【0778】
【化767】
化学式757:
Figure 2004002285
【0779】
【化768】
化学式758:
Figure 2004002285
【0780】
【化769】
化学式759:
Figure 2004002285
【0781】
【化770】
化学式760:
Figure 2004002285
【0782】
【化771】
化学式761:
Figure 2004002285
【0783】
【化772】
化学式762:
Figure 2004002285
【0784】
【化773】
化学式763:
Figure 2004002285
【0785】
この発明のクマリン化合物は諸種の方法により調製できるけれども、経済性を重視するのであれば、アルデヒド基と活性メチレン基との脱水縮合反応を利用する方法が好適である。この方法によるときには、一般式1に対応するφを有する一般式3で表される化合物と、一般式1に対応するR乃至Rを有する一般式4で表される化合物とを反応させることによって、この発明のクマリン化合物が好収量で生成する。なお、一般式3におけるmは一般式1におけると同様の整数である。
【0786】
【化774】
Figure 2004002285
【0787】
【化775】
一般式4:
Figure 2004002285
【0788】
すなわち、反応容器に一般式3及び一般式4で表される化合物をそれぞれ適量とり、必要に応じて、適宜溶剤に溶解し、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、アンモニア、トリエチルアミン、ピペリジン、ピリジン、ピロリジン、アニリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリンなどの塩基性化合物、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、無水酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸などの酸性化合物、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化錫、四塩化チタンなどのルイス酸性化合物を加えた後、加熱環流などにより加熱・撹拌しながら周囲温度か周囲温度を上回る温度で反応させる。
【0789】
溶剤としては、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素類、四塩化炭素、クロロホルム、1,2−ジクロロベンゼン、1,2−ジブロモベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、クロロベンゼン、ブロモベンゼン、α−ジクロロベンゼンなどのハロゲン化物、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブチルアルコール、イソペンチルアルコール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、フェノール、ベンジルアルコール、クレゾール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリンなどのアルコール類及びフェノール類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン、アニソール、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジシクロヘキシル−18−クラウン−6、メチルカルビトール、エチルカルビトールなどのエーテル類、酢酸、無水酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、無水プロピオン酸、酢酸エチル、炭酸ブチル、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド、燐酸トリメチルなどの酸及び酸誘導体、アセトニトリル、プロピオニトリル、スクシノニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル類、ニトロメタン、ニトロベンゼンなどのニトロ化合物、ジメチルスルホキシド、スルホランなどの含硫化合物、水などが挙げられ、必要に応じて、これらは適宜組み合わせて用いられる。
【0790】
溶剤を用いる場合、一般に、溶剤の量が多くなると反応の効率が低下し、反対に、少なくなると、均一に加熱・撹拌するのが困難になったり、副反応が起こり易くなる。したがって、溶剤の量を重量比で原料化合物全体の100倍まで、通常、5乃至50倍にするのが望ましい。原料化合物の種類や反応条件にもよるけれども、反応は10時間以内、通常、0.5乃至5時間で完結する。反応の進行は、例えば、薄層クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィーなどの汎用の方法によってモニターすることができる。この発明によるクマリン化合物は、この方法によるか、この方法に準じて所望量を製造することができる。なお、一般式3及び一般式4で表される化合物は、いずれも、類縁化合物を調製するための汎用の方法によって得ることができ、市販品がある場合には、必要に応じて、適宜精製したうえで用いればよい。
【0791】
斯くして得られるクマリン化合物は、用途によっては反応混合物のまま用いられることもあるけれども、通常、使用に先立って、例えば、溶解、分液、傾斜、濾過、抽出、濃縮、薄層クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー、蒸留、昇華、結晶化などの類縁化合物を精製するための汎用の方法により精製され、必要に応じて、これらの方法は組み合わせて適用される。なお、この発明のクマリン化合物を高純度の発光性有機化合物を必要とする、例えば、色素レーザーにおけるレーザー作用物質として用いる場合には、使用に先立って、例えば、蒸留、結晶化及び/又は昇華などの方法により高度に精製しておくのが望ましい。
【0792】
このうち、昇華は、1回の操作で高純度の結晶が容易に得られるうえに、操作に伴うクマリン化合物の損失が少なく、しかも、溶剤が結晶中に取り込まれることがないので、特に優れている。適用する昇華方法は、常圧昇華方法であっても減圧昇華方法であってもよいが、通常、後者の減圧昇華方法が適用される。この発明のクマリン化合物を減圧昇華するには、例えば、適量のクマリン化合物を昇華精製装置内へ仕込み、装置内を10−2Torrを下回る減圧、好ましくは、10−3Torr以下に保ちながら、クマリン化合物が分解しないように、融点を下回るできるだけ低い温度で加熱する。昇華精製へ供するクマリン化合物の純度が比較的低い場合には、不純物が混入しないように、減圧度や加熱温度を加減することによって昇華速度を抑え、また、クマリン化合物が昇華し難い場合には、昇華精製装置内へ希ガスなどの不活性ガスを通気することによって昇華を促進する。昇華によって得られる結晶の大きさは、昇華精製装置内における凝縮面の温度を加減することによって調節することができ、凝縮面を加熱温度よりも僅かに低い温度に保ち、徐々に結晶化させると比較的大きな結晶が得られる。
【0793】
この発明によるクマリン化合物の用途について説明すると、この発明のクマリン化合物は、既述のとおり、可視領域に吸収極大を有し、分子吸光係数も大きいことから、重合性化合物を可視光へ露光させることによって重合させるための材料、太陽電池を増感するための材料、光学フィルターの色度を調節するための材料、さらには、諸種の衣料を染色するための材料として多種多様の用途を有する。とりわけ、この発明のクマリン化合物の多くは、その吸収極大波長が、例えば、アルゴンイオンレーザー、クリプトンイオンレーザーなどの気体レーザー、CdS系レーザーなどの半導体レーザー、分布帰還型若しくはブラッグ反射型Nd−YAGレーザーなどの固体レーザーをはじめとする、波長500nm付近、詳細には、450乃至550nmに発振線を有する汎用可視レーザーの発振波長に近接していることから、斯かる可視レーザーを露出光源とする光重合性組成物へ光増感剤として配合することによって、ファクシミリ、複写機、プリンターなどの情報記録の分野や、フレキソ製版、グラビア製版などの印刷の分野、さらには、フォトレジストなどの印刷回路の分野や、光記録材料、光学材料、ホログラフィーなどの分野において極めて有利に用いることができる。
【0794】
また、この発明のクマリン化合物を、必要に応じて、紫外領域、可視領域及び/又は赤外領域の光を吸収する他の材料の1又は複数とともに、衣料一般や、衣料以外の、例えば、ドレープ、レース、ケースメント、プリント、ベネシャンブラインド、ロールスクリーン、シャッター、のれん、毛布、布団、布団地、布団カバー、シーツ、座布団、枕、枕カバー、クッション、マット、カーペット、寝袋、自動車の内装材、ウインドガラス、窓ガラスなどの建寝装用品、紙おむつ、おむつカバー、眼鏡、モノクル、ローネットなどの保健用品、靴の中敷、靴の内張地、鞄地、風呂敷、傘地、パラソル、ぬいぐるみ、照明装置やブラウン管ディスプレー、液晶ディスプレー、プラズマディスプレーなどを用いる情報表示装置用のフィルター類、パネル類及びスクリーン類、サングラス、サンバイザー、サンルーフ、電子レンジ、オーブンなどの覗き窓、さらには、これらの物品を包装、充填又は収容するための包装用材、充填用材、容器などに用いるときには、生物や物品における自然光や人工光などの環境光による障害や不都合を防止したり低減することができるだけではなく、物品の色度、色調、色彩、風合などを整えたり、物品から反射したり透過する光を所望の色バランスに整えることができる実益がある。
【0795】
さらに、この発明のクマリン化合物は、可視領域に蛍光極大などの発光極大を有し、励起すると比較的短波長の可視光を発光することから、斯かる性質を具備する有機化合物を必要とする、例えば、色素レーザーにおけるレーザー作用物質としても有用である。この発明のクマリン化合物を色素レーザーに用いるには、公知の色素系レーザー発振装置を構築する場合と同様に精製し、適宜溶剤に溶解し、必要に応じて、溶液のpHを適宜レベルに調整した後、レーザー発振装置における色素セル内へ封入する。この発明のクマリン化合物は、公知の類縁化合物と比較して、可視領域において極めて広い波長域で増幅利得が得られるばかりか、耐熱性、耐光性が大きく、長時間用いても劣化し難い特徴がある。この発明のクマリン化合物の発光能を適用し得る他の用途としては、例えば、酵素反応、抗原抗体反応、細胞内外における信号伝達、蛋白質同士の複合体形成、蛋白質と核酸又は核酸同士のハイブリダイゼーションなどの、生体起源の物質間にみられる特異的な反応を利用する定性分析、定量分析において、酵素、基質、抗原、抗体、可溶性受容体、蛋白質、糖脂質、核酸一般などを標識するための発光剤としての用途が挙げられる。この発明のクマリン化合物により標識された生体物質は、例えば、研究や診断の分野において極めて有用である。
【0796】
以下、この発明の実施の形態につき、実施例に基づいて説明する。
【0797】
【実施例1】
〈クマリン化合物〉
反応容器に適量のキシレンをとり、N,N−ジエチルアミノサリチルアルデヒド3.86gとm−フェニレンジアセトニトリル1.56gとを分散させ、撹拌しながら適量の酢酸及びピリジンを加え、加熱溶解した後、2時間加熱環流して反応させた。反応混合物を室温まで冷却した後、適量のメタノールを加え、析出した結晶を採取し、クロロホルム/メタノール混液を用いて再結晶させたところ、化学式1で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色針状結晶が3.73g得られた。
【0798】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長410nm及び465nm付近に吸収極大(ε=7.24×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は220乃至227℃に融点を、88℃付近にガラス転移点を、また、422℃付近に分解点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−核磁気共鳴スペクトル(以下、「H−NMRスペクトル」と略記する。)を測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.23(12H、t)、3.43(8H、q)、6.54(2H、d)、6.60(2H、dd)、7.33(2H、d)、7.42乃至7.48(1H、m)、7.67乃至7.70(2H、m)、7.77(2H、s)及び7.98(1H、m)の位置にピークが観察された。
【0799】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0800】
【実施例2】
〈クマリン化合物〉
N,N−ジエチルアミノサリチルアルデヒドに代えて4,6−ジメトキシサリチルアルデヒド3.65gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式4で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色針状結晶が0.5g得られた。
【0801】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長354nm及び436nm付近に吸収極大(ε=4.63×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は307乃至312℃に融点を、116℃付近にガラス転移点を、また、412℃付近に分解点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が3.88(6H、s)、3.92(6H、s)、6.31(2H、d)、6.47(2H、d)、7.48乃至7.51(1H、m)、7.71乃至7.74(2H、m)、7.99(1H、m)及び7.17(2H、s)の位置にピークが観察された。
【0802】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0803】
【実施例3】
〈クマリン化合物〉
m−フェニレンジアセトニトリルに代えてp−フェニレンジアセトニトリルを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式21で表されるこの発明のクマリン化合物の黄色結晶が2.0g得られた。
【0804】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長425nm及び495nm付近に吸収極大(ε=7.68×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は297乃至310℃に融点を、また、419℃付近に分解点を示し、ガラス転移点は観察されなかった。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.23(12H、t)、3.44(8H、q)、6.54(2H、d)、6.60(2H、dd)、7.33(2H、d)、7.73(2H、s)及び7.76(4H、s)の位置にピークが観察された。
【0805】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0806】
【実施例4】
〈クマリン化合物〉
N,N−ジエチルアミノサリチルアルデヒド及びm−フェニレンジアセトニトリルに代えて、それぞれ、4,6−ジメトキシサリチルアルデヒド3.65g及びp−フェニレンジアセトニトリル1.56gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式24で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色結晶が0.56g得られた。
【0807】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長377nm及び466nm付近に吸収極大(ε=5.03×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は320乃至325℃に融点を、また、409℃付近に分解点を示し、ガラス転移点は観察されなかった。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が3.88(6H、s)、3.93(6H、s)、6.32(2H、d)、6.47(2H、d)、7.79(4H、s)及び8.17(2H、s)の位置にピークが観察された。
【0808】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0809】
【実施例5】
〈クマリン化合物〉
N,N−ジエチルアミノサリチルアルデヒド及びm−フェニレンジアセトニトリルに代えて、それぞれ、1,1,7,7−テトラメチル−8−ヒドロキシ−9−ホルミルユロリジン5.5g及びp−フェニレンジアセトニトリル1.56gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式22で表されるこの発明のクマリン化合物の黄色紛状結晶が1.5g得られた。
【0810】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長442nm及び508nm付近に吸収極大(ε=7.34×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は369乃至375℃に融点を、181℃付近にガラス転移点を、また、429℃付近に分解点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.32(12H、s)、1.60(12H、s)、1.75乃至1.83(8H、m)、3.23乃至3.32(8H、m)、7.26(2H、s)、7.70(2H、s)及び7.78(4H、s)の位置にピークが観察された。
【0811】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0812】
【実施例6】
〈クマリン化合物〉
m−フェニレンジアセトニトリルに代えて1,3,5−ベンゼントリアセトニトリル1.3gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式209で表されるこの発明のクマリン化合物の黄色結晶が2.6g得られた。
【0813】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長412nm及び466nm付近に吸収極大(ε=1.16×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は202乃至211℃に融点を、142℃付近にガラス転移点を、また、427℃付近に分解点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.24(18H、t)、3.44(12H、q)、6.54(3H、d)、6.61(3H、dd)、7.36(3H、d)、7.86(3H、s)及び8.03(3H、s)の位置にピークが観察された。
【0814】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0815】
【実施例7】
〈クマリン化合物〉
N,N−ジエチルアミノサリチルアルデヒド及びm−フェニレンジアセトニトリルに代えて、それぞれ、1,1,7,7−テトラメチル−8−ヒドロキシ−9−ホルミルユロリジン5.5g及び1,3,5−ベンゼントリアセトニトリル1.3gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式210で表されるこの発明のクマリン化合物の黄色結晶が0.33g得られた。
【0816】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長426nm及び480nm付近に吸収極大(ε=1.15×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は413乃至417℃に融点を、233℃付近にガラス転移点を、また、456℃付近に分解点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.32(18H、s)、1.61(18H、s)、1.77乃至1.85(12H、m)、3.22乃至3.32(12H、m)、7.21(3H、s)、7.90(3H、s)及び8.21(3H、s)の位置にピークが観察された。
【0817】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0818】
【実施例8】
〈クマリン化合物〉
m−フェニレンジアセトニトリルに代えて3,3´−ビフェニルジアセトニトリル2.32gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式41で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色紛状結晶が1.5g得られた。
【0819】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長404nm及び466nm付近に吸収極大(ε=7.41×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は183乃至193℃に融点を、99℃付近にガラス転移点を、また、436℃付近に分解点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.23(12H、t)、3.43(8H、q)、6.55(2H、d)、6.60(2H、dd)、7.33(2H、d)、7.46乃至7.51(2H、m)、7.59乃至7.61(2H、m)、7.71乃至7.73(2H、m)、7.76(2H、s)及び7.89乃至7.90(2H、m)の位置にピークが観察された。
【0820】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0821】
【実施例9】
〈クマリン化合物〉
m−フェニレンジアセトニトリルに代えて4,4´−ビフェニルジアセトニトリル2.32gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式61で表されるこの発明のクマリン化合物の輝淡黄色結晶が2.6g得られた。
【0822】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長420nm及び478nm付近に吸収極大(ε=9.23×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は366乃至369℃に融点を、また、435℃付近に分解点を示し、ガラス転移点は観察されなかった。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.24(12H、t)、3.44(8H、q)、6.56(2H、d)、6.61(2H、dd)及び7.60乃至7.82(12H、m)の位置にピークが観察された。
【0823】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0824】
【実施例10】
〈クマリン化合物〉
N,N−ジエチルアミノサリチルアルデヒド及びm−フェニレンジアセトニトリルに代えて、それぞれ、4,6−ジメトキシサリチルアルデヒド3.65g及び4,4´−ビフェニルアセトニトリル2.32gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式64で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色紛状結晶が0.33g得られた。
【0825】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長371nm及び460nm付近に吸収極大(ε=6.16×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は335乃至343℃に融点を、また、434℃付近に分解点を示し、ガラス転移点は観察されなかった。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が3.89(6H、s)、3.93(6H、s)、6.33(2H、d)、6.48(2H、d)、7.69(4H、d)、7.83(4H、d)及び8.19(2H、s)の位置にピークが観察された。
【0826】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0827】
【実施例11】
〈クマリン化合物〉
N,N−ジエチルアミノサリチルアルデヒドに代えて6−tert−ブチル−2−ヒドロキシナフトアルデヒド3.4gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式3で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色結晶が0.69g得られた。
【0828】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長373nm及び442nm付近に吸収極大(ε=3.52×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は203乃至208℃に融点を、446℃付近に分解点を、151℃付近にガラス転移点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.44(18H、s)、7.47乃至8.29(14H、m)及び8.67(2H、s)の位置にピークが観察された。
【0829】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0830】
【実施例12】
〈クマリン化合物〉
N,N−ジエチルアミノサリチルアルデヒド及びm−フェニレンジアセトニトリルに代えて、それぞれ、6−tert−ブチル−2−ヒドロキシナフトアルデヒド7.0g及びp−フェニレンジアセトニトリル2.0gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式27で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色結晶が1.43g得られた。
【0831】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長390nm及び451nm付近に吸収極大(ε=4.20×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は339乃至341℃に融点を、459℃付近に分解点を、また、163℃付近にガラス転移点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.46(18H、s)、7.50(2H、d)、7.81乃至8.00(10H、m)、8.51(2H、d)及び8.66(2H、s)の位置にピークが観察された。
【0832】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0833】
【実施例13】
〈クマリン化合物〉
m−フェニレンジアセトニトリルに代えて3,3″−ジシアノメチル−p−ターフェニル3.1gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式29で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色結晶が2.1g得られた。
【0834】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長401nm及び466nm付近に吸収極大(ε=7.85×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は283乃至288℃に融点を、455℃付近に分解点を、また、117℃付近にガラス転移点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.23(12H、t)、3.44(8H、q)、6.56(2H、s)、6.61(2H、d)、7.34(2H、d)、7.50(2H、t)、7.62(2H、d)、7.63乃至7.78(8H、m)及び7.94(2H、s)の位置にピークが観察された。
【0835】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0836】
【実施例14】
〈クマリン化合物〉
m−フェニレンジアセトニトリルに代えて3″−シアノメチル−4−(3−シアノメチルフェニル)−p−テルフェニル3.8gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式75で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色結晶が1.6g得られた。
【0837】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長402nm及び466nm付近に吸収極大(ε=7.90×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は310乃至316℃に融点を、456℃付近に分解点を、また、129℃付近にガラス転移点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.24(12H、t)、3.45(8H、q)、6.57(2H、s)、6.62(2H、d)、7.34(2H、d、)、7.51(2H、t)、7.61乃至7.64(2H、m)、7.71乃至7.78(12H、m)及び7.95(2H、s)の位置にピークが観察された。
【0838】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0839】
【実施例15】
〈クマリン化合物〉
m−フェニレンジアセトニトリルに代えて3,3″−ジシアノメチル−m−ターフェニル3.1gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式60で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色結晶が2.2g得られた。
【0840】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長401nm及び467nm付近に吸収極大(ε=7.59×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は195乃至202℃に融点を、450℃付近に分解点を、また、108℃付近にガラス転移点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.23(12H、t)、3.43(8H、q)、6.54(2H、d)、6.58(1H、d)、6.61(1H、d)、7.33(2H、d)、7.52(3H、m)、7.61(2H、m)、7.63(2H、m)、7.73(1H、m)、7.75(1H、m)、7.77(2H、s)、7.87(1H、m)及び7.92(1H、m)の位置にピークが観察された。
【0841】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0842】
【実施例16】
〈クマリン化合物〉
m−フェニレンジアセトニトリルに代えて2,6−ジメチル−1,5−ビス(3−シアノメチルフェニル)ナフタレン3.9gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式81で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色結晶が1.2g得られた。
【0843】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長401nm及び467nm付近に吸収極大(ε=7.67×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は295乃至300℃に融点を、441℃付近に分解点を、また、143℃付近にガラス転移点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.22(12H、t)、2.26(6H、s)、3.43(8H、q)、6.55乃至6.59(4H、m)、7.27乃至7.30(6H、m)、7.45(2H、d)、7.54乃至7.59(4H、m)、7.74(2H、s)及び7.90(2H、d)の位置にピークが観察された。
【0844】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0845】
【実施例17】
〈クマリン化合物〉
m−フェニレンジアセトニトリルに代えて9,10−ビス(3−シアノメチルフェニル)アントラセン4.1gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式101で表されるこの発明のクマリン化合物の淡黄色結晶が1.7g得られた。
【0846】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長406nm及び472nm付近に吸収極大(ε=8.48×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は384乃至389℃に融点を、446℃付近に分解点を、また、156℃付近にガラス転移点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.22(12H、t)、3.42(8H、q)、6.56(2H、m)、7.35乃至7.82(20H、m)及び7.92(2H、d)の位置にピークが観察された。
【0847】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0848】
【実施例18】
〈クマリン化合物〉
ジエチルアミノサリチルアルデヒド及びm−フェニレンジアセトニトリルに代えて、それぞれ、1,1,7,7−テトラメチル−8−ヒドロキシ−9−ホルミルユロリジン5.5g及び4,4´−ビフェニルジアセトニトリル1.6gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式62で表されるこの発明のクマリン化合物の黄色結晶が1.5g得られた。
【0849】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長434nm及び497nm付近に吸収極大(ε=8.40×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は393乃至398℃に融点を、447℃付近に分解点を、また、188℃付近にガラス転移点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.37(12H、s)、1.61(12H、s)、1.78(4H、t)、1.84(4H、t)、3.23(4H、t)、3.31(4H、t)、7.26(2H、s)、7.67乃至7.72(6H、m)及び7.72乃至7.84(4H、m)の位置にピークが観察された。
【0850】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0851】
【実施例19】
〈クマリン化合物〉
ジエチルアミノサリチルアルデヒド及びm−フェニレンジアセトニトリルに代えて、それぞれ、1,1,7,7−テトラメチル−8−ヒドロキシ−9−ホルミルユロリジン5.5g及び5,5″−ジシアノメチル−[2,2′;5′,2″]−ターチオフェン3.3gを用いた以外は実施例1におけると同様に反応させたところ、化学式137で表されるこの発明のクマリン化合物の暗赤色結晶が0.9g得られた。
【0852】
結晶の一部をとり、常法にしたがって塩化メチレン溶液における可視吸収スペクトル及び蛍光スペクトルを測定したところ、それぞれ、波長505nm及び571nm付近に吸収極大(ε=1.01×10)及び蛍光極大が観察された。また、通常のDSC分析により融点、ガラス転移点及び分解点を測定したところ、本例のクマリン化合物は345乃至351℃に融点を、432℃付近に分解点を、また、176℃付近にガラス転移点を示した。さらに、常法にしたがってクロロホルム−d溶液におけるH−NMRスペクトルを測定したところ、化学シフトδ(ppm、TMS)が1.32(12H、s)、1.58(12H、s)、1.77(4H、t)、1.81(4H、t)、3.24(4H、t)、3.31(4H、t)、7.14(6H、m)、7.58(2H、d)及び7.83(2H、s)の位置にピークが観察された。
【0853】
熱安定性に優れ、可視領域に吸収極大及び蛍光極大を有する本例のクマリン化合物は、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において有用である。
【0854】
【実施例20】
〈クマリン化合物〉
実施例1乃至実施例19の方法により得た19種類のクマリン化合物のいずれかを水冷式昇華精製装置内へ仕込み、常法にしたがって、装置内を減圧に保ちながら加熱することによってそれぞれ昇華精製した。
【0855】
本例のクマリン化合物は、いずれも、吸光能、発光能を有する高純度の有機化合物を必要とする諸分野において有利に用いることができる。
【0856】
なお、この発明のクマリン化合物は、構造によって仕込条件や収率に若干の違いはあるものの、例えば、上記以外の化学式1乃至化学式763で表されるものを含めて、いずれも、実施例1乃至実施例20の方法によるか、あるいは、それらの方法に準じて所望量を製造することができる。
【0857】
ちなみに、化学式764及び化学式765で表される類縁化合物につき、上記と同様にして可視吸収スペクトル、蛍光スペクトル、融点及び分解点を測定したところ、両化合物は、この発明によるクマリン化合物と同様に、波長398乃至412nmに吸収極大を、また、462乃至479nmに蛍光極大を示した。ところが、化学式764及び化学式765で表される類縁化合物の分解点は、それぞれ、318℃及び308℃と、この発明のクマリン化合物と比較して明らかに低かった。このことは、芳香環又は複素環を介して複数のクマリン残基が結合してなるこの発明のクマリン化合物が、クマリン残基を有する化合物の望ましい光特性を損なうことなく、熱安定性を著明に改善することを物語っている。
【0858】
【化776】
化学式764:
Figure 2004002285
【0859】
【化777】
化学式765:
Figure 2004002285
【0860】
【発明の効果】
以上説明したとおり、この発明は新規なクマリン化合物の創製に基づくものである。この発明のクマリン化合物は可視領域に吸収極大と発光極大を有し、しかも、熱安定性に優れているので、吸光剤、発光剤として、例えば、光化学的重合、太陽電池、光学フィルター、染色、色素レーザー、分析などの諸分野において多種多様の用途を有する。
【0861】
斯くも有用なクマリン化合物は、アルデヒド基を有する化合物と活性メチレン基を有する化合物とを反応させる工程を経由するこの発明の製造方法により所望量を得ることができる。
【0862】
斯くも顕著な効果を奏するこの発明は、斯界へ貢献すること誠に多大な、意義のある発明であると言える。

Claims (2)

  1. 一般式1で表され、かつ、分解点が330℃を超えるクマリン化合物。
    Figure 2004002285
    (一般式1において、φは芳香環、複素環又はそれらの組合わせを表し、それらの芳香環及び複素環は置換基を有していてもよい。Zは一般式2で表される互いに同じか異なるクマリン残基を表し、それらのクマリン残基は置換基を有していてもよい。mは2以上の整数である。)
    Figure 2004002285
    (一般式2において、R乃至Rは、それぞれ独立に、水素原子又は置換基を表す。R及びRはR、R、R及び/又はRが結合する炭素原子と結合し合って環状構造を形成することがあり、その場合、R、R、R及び/又はRは見掛け上存在しない。)
  2. 一般式1に対応するφを有する一般式3で表される化合物と、一般式2に対応するR乃至Rを有する一般式4で表される化合物とを反応させる工程を含んでなる一般式1で表されるクマリン化合物の製造方法。
    Figure 2004002285
    (一般式3において、mは一般式1におけると同様の整数である。)
    Figure 2004002285
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