JP2004001796A - 箱体の梱包構造 - Google Patents

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山本 惣一
Nobuhiko Onuma
大沼 信彦
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Abstract

【課題】箱体を複数台上下方向に積み重ねた状態でも確実に運搬でき、かつ、梱包材の量が少なく、しかも、梱包材の分解とそのリサイクルが容易な箱体の梱包構造を得る。
【解決手段】穀物乾燥機の下箱10の下フランジ36Aには、板台木40及び角台木42が取り付けられ、また、上フランジ38Aには金属製の天角板48が取り付けられている。この天角板48には突起54が形成され、複数台の下箱10を上下方向に積み重ねると、下方側の下箱10の突起54が、上方側の下箱10の角台木42に重なって食い込む。したがって、複数台の下箱10を上下方向に積み重ねても下箱10がずれることがなく、確実に運搬することができる。また、下箱10の外周の全体を木枠で梱包する場合に比べ、梱包材の量が少ない。したがって、梱包材の分解とそのリサイクルが容易である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、穀物乾燥機の下箱の如き箱体の梱包構造に係り、特に上下方向に複数台が積み重ねられた状態で運搬される箱体の梱包構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
籾等の穀物を乾燥させるために、農家等で穀物乾燥機が使用されている。このような穀物乾燥機の一例として、組立式の穀物乾燥機がある。
【0003】
この組立式の穀物乾燥機は、上下方向に長い箱状の機枠を有する。この機枠は上箱、中箱、及び、下箱の三つの箱体に分解することができ、通常はこの分解された状態で車両の荷台に積載されて工場から出荷され、据付場所(農家等)で組み立てが行われる。
【0004】
これらの上箱、中箱、及び、下箱は出荷される際、運搬上の安全保護のため、木枠で梱包されていた。このうち、上箱及び中箱は、内部が概ね空洞であるため、板状に分解され、これらが重ねられて梱包されていた。
【0005】
これに対し、下箱には駆動装置等が内蔵されており、分解・組立が困難であるため、下箱は分解されずに箱状のまま梱包され、運搬が行われていた。
【0006】
ここで、図4には、従来の下箱100の梱包構造が示されている。
【0007】
下箱100は、四枚の側壁104で構成され、内部には図示しない駆動装置等が設けられている。この下箱100は、通常二台ないし三台が上下方向に積み重ねられて運搬されるので、側壁104の上下両端部が木枠106により保護されていた。また、フォークリフトやクレーン等により移動される際に、車両の荷台等に積載された他の部材に接触しないように、側壁104も木枠106により保護されており、下箱100は外周の全体が木枠106により頑丈に梱包されていた。
【0008】
ところで、近年、環境問題がクローズアップされてきており、農家等が個人的に木材を焼却処分することが規制されるようになってきた。このため、穀物乾燥機の据え付が終了した後は、梱包用の木枠106を販売店やメーカーが回収し、これを産業廃棄物処理業者に処理してもらっていた。この場合、木枠106を分解・回収するだけでも面倒であったのに、さらに、処分のために費用が掛かる。
【0009】
そこで、上箱及び中箱に関しては部材を小分けして、段ボールで梱包することとした。この場合、段ボールはリサイクルが可能であるので、処理費用が発生せず、また、釘留めではないので分解も容易である。
【0010】
これに対し、上述の如く下箱100は分解が困難であり、また、部材の小分けもできないので、従来どおり大量の木枠106を釘108留めして外周全体を頑丈に梱包しなければならなかった。
【0011】
しかしながら、この下箱100の梱包構造は、梱包材(木枠106)の量が多く、また、これらの木枠106は、釘108で留められているため、分解(梱包の解体)が面倒であり、また、木枠106が砕けてしまいリサイクルも困難であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮して、箱体を複数台上下方向に積み重ねた状態でも確実に運搬でき、かつ、梱包材の量が少なく、しかも、梱包材の分解とそのリサイクルが容易な箱体の梱包構造を得ることが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の箱体の梱包構造は、前後左右の側壁により箱状に形成され、上下方向に複数台積み重ねられて運搬される箱体の梱包構造において、前記左右の側壁の下端部に前記箱体の左右方向に沿って取り外し可能に設けられた台木と、前記左右の側壁の上端部に前記箱体の前後方向に沿って取り外し可能に設けられた天角板と、上側に積み重ねられる前記箱体の前記台木に対応して、前記天角板に上方へ向けて突出して形成され、前記積み重ねられた状態で上側に位置する前記箱体の前記台木に重なる突起と、を備えることを特徴としている。
【0014】
請求項1記載の箱体の梱包構造では、箱体の左右の側壁の下端部に箱体の左右方向に沿って台木が設けられる。また、箱体の左右の側壁の上端部に側壁の前後方向に沿って天角板が設けられる。
【0015】
また、この箱体は、車両の荷台等に積載されて運搬される。この運搬の際には複数台の箱体が上下方向に積み重ねられる。
【0016】
ここで、天角板には、上方へ向けて突出した突起が形成される。この突起は、箱体が運搬される際、すなわち、複数台の箱体が上下方向に積み重ねられた状態で、上側に積み重ねられる箱体の台木に対応して形成される。したがって、当該箱体が積み重ねられた状態では、下側の箱体(天角板)に設けられた突起が、上側の箱体に設けられた台木に重なり、上方の箱体の自重により、下側の箱体に設けられた突起が上側の箱体に設けられた台木に食い込む。
【0017】
これにより、天角板に形成された突起が滑り止めとして機能し、複数台の箱体を上下方向に重ねた状態で運搬する場合であっても、下側の箱体に対する上側の箱体の移動が抑制され、安定した状態で確実に複数台の箱体を運搬することができる。
【0018】
しかも、この台木は箱体の下端部から、天角板は箱体の上端部から、それぞれ取り外しが可能であり、台木及び天角板は箱体の運搬後には箱体から取り外される。したがって、箱体を据え付ける際や、箱体に他の部材を組み付ける際等に、台木や天角板が支障になることがない。
【0019】
また、箱体の梱包材は、箱体の下端部に取り付けられた台木、及び、箱体の上端部に取り付けられた天角板だけなので、箱体の外周の全体を木枠により梱包する場合に比べ、梱包材の量が著しく少ない。
【0020】
さらに、梱包材の量が著しく少ないので、箱体の梱包を分解した後に梱包材(台木及び天角板)を持ち帰る場合であっても、手間が掛からない。
【0021】
また、箱体は上部が開放した箱状に形成されているため、複数台が上下方向に積み重ねられる場合、側壁上端部に荷重が集中するが、側壁上端部は天角板により保護されているので荷重が集中しても変形等が発生し難い。
【0022】
請求項2に係る発明の箱体の梱包構造は、請求項1記載の箱体の梱包構造において、前記天角板を前記箱体の前後方向端部から外方へ向けて突出させた、ことを特徴としている。
【0023】
請求項2記載の箱体の梱包構造では、箱体の前後方向に沿って設けられた天角板が、箱体の前後方向端部から箱体の外方へ突出する。これにより、箱体をクレーン等で移動する際に、側壁が車両の荷台に積載された他の部材等に接触する可能性があっても、天角板が保護部材として機能し、側壁の損傷が防止される(側壁より先に天角板が当該部材等に接触する)。したがって、箱体の側壁の梱包を簡素化できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図3には、本発明の実施の形態に係る箱体としての下箱10を含めて構成される穀物乾燥機12の全体構成が斜視図で示されている。また、図1には、穀物乾燥機12の下箱10の梱包された状態の斜視図が示されている。
【0025】
穀物乾燥機12は、内部に収容した籾等の穀物に熱風を供給することで、穀物を乾燥させる装置であり、農家等で使用される。
【0026】
この穀物乾燥機12は、略同一の前後方向寸法及び左右方向寸法を有する上箱16、中箱18、及び、下箱10が上下方向に積み重ねられて構成されている。
【0027】
上箱16は、四枚の面板20と屋根板(図示省略)とから成り、下部が開放した箱状になっている。また、中箱18は四枚の面板22から成り、上部及び下部が開放した箱状になっている。したがって、上箱16及び中箱18が組み合わされた状態では、これらの内部は概ね空洞になっており、この内部に穀物が収容されるようになっている。
【0028】
下箱10は、側壁としての前面壁26、後面壁28、及び、左右の側壁30を有する箱状になっている。また、側壁30には、穀物張込(投入)用の張込ホッパ31(若しくは、ホッパ蓋)が設けられている。さらに、前面壁26には、熱風生成用の火炉32が設けられ、下箱10の内部に熱風を供給するようになっている。また、後面壁28には排風ダクト(図示省略)が設けられている。さらに、下箱10の内部には、共に図示しない通気性の隔壁やシャッタドラム(繰出弁)やスクリューコンベア等が設けられている。このスクリューコンベアは、上箱16と下箱10とを連絡する昇降機34に穀物を搬送するようになっており、下箱10の内部で乾燥された穀物は、このスクリューコンベア及び昇降機34により上箱16内部に搬送され、穀物乾燥機12内で循環されるようになっている。
【0029】
また、図1に示す如く、下箱10の下端外周縁部には板状の下フランジ36が設けられている。この下フランジ36は、下箱10の外方に向けて所定量突設されている。
【0030】
さらに、下箱10の上端外周縁部にも板状の上フランジ38が設けられている。この上フランジ38は、下フランジ36と平行に、下箱10の外方に向けて前述の下フランジ36と略同一量突設されている。この上フランジ38の先端部側は、曲げ強度を上昇させるために下方に向けて略直角に折り曲げられている。なお、これらの上フランジ38及び下フランジ36は、中箱18及び上箱16にも同様に設けられており、これらがクサビ又はボルト・ナット等で固定されることで、穀物乾燥機12が組み立てられるようになっている(図3参照)。
【0031】
ここで、これらの上箱16、中箱18及び下箱10は、工場で製造された後、トラック等の荷台に積載されて農家等に出荷されるが、この際、上箱16及び中箱18は分解されて、板状(面板20、22及び屋根板)にされる。この板状にされた上箱16及び中箱18は、重ねられた状態で梱包・出荷され、据付場所で組み立てられる。
【0032】
これに対し、下箱10は、シャッタドラムやスクリューコンベア等の駆動装置が内部に設けられているため、出荷の際分解されず、箱状のまま梱包・出荷される。また、出荷時には、通常は複数台(例えば、2台ないし3台)の下箱10が、トラック等の荷台に上下方向に積み重ねられて運搬される。
【0033】
以下、この下箱10の梱包構造について説明する。
【0034】
左右の側壁30に接続された下フランジ36Aには、所定の間隔で一対の貫通孔(図示省略)が形成されている。
【0035】
また、左右の下フランジ36Aの下面側には、一対の板状の板台木40が下箱10の前後方向に沿って設けられている。これらの板台木40は、下箱10の前後方向寸法より長い寸法で形成されており、下フランジ36Aから外方に突出して突出部41が形成されている。
【0036】
さらに、これらの板台木40の下方には、下箱10の左右方向に沿って台木としての一対の角台木42が設けられている。これらの角台木42は、角棒状に形成され、下箱10の左右方向寸法と略同一の長手方向寸法を有している。
【0037】
また、これらの板台木40及び角台木42には、下フランジ36Aの貫通孔に対応する位置に、それぞれ孔(図示省略)が形成されており、これらの孔を貫通するボルト44及びナット46により、取り外し可能なように下フランジ36A(下箱10)に固定されている。
【0038】
さらに、左右の側壁30に接続された上フランジ38Aにも、所定間隔で一対の貫通孔(図示省略)が形成されている。これらの貫通孔は、前述の下フランジ36Aに設けられた貫通孔より、間隔が離れて形成されている。
【0039】
また、左右の上フランジ38Aの上面側には、下箱10の前後方向に沿って、金属製の天角板48が一対設けられている。これらの天角板48は、長手方向に直交する断面の形状が略L字状の板片(鉄板)からなっている。
【0040】
これらの天角板48は、L字状の一方が上フランジ38Aに平行に重ねられ、他方が下方を向くように、上フランジ38Aに取り付けられている。また、これらの天角板48には、上フランジ38Aに設けられたの貫通孔に重なる位置に、孔(図示省略)が形成されており、ボルト50及びナット52により、取り外し可能なように上フランジ38Aに固定されている。
【0041】
また、これらの天角板48は、下箱10の前後方向寸法より長い寸法で形成され、上フランジ38Aから外方に突出し、突出部49が形成されている。
【0042】
さらに、これらの天角板48には一対の突起54が形成されている。これらの突起54は、天角板48にバーリング加工が施されることで形成され、上方へ向けて突出している(図2参照)。また、これらの突起54は、複数台の下箱10が上下方向に積み重ねられた場合に、上側の下箱10の台木42に対応して設けられ、当該複数台の下箱10が積み重ねられた状態で、下側の下箱10の突起54が、上側の下箱10の角台木42に重なるような位置に形成されている。
【0043】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0044】
上記構成の下箱10の梱包構造では、下箱10の下フランジ36Aには板台木40を介して、下箱10の左右方向寸法と略同一の長手方向寸法を有する角台木42が固定される。また、下箱10の上フランジ38Aには天角板48が設けられる。
【0045】
したがって、複数台の下箱10を上下方向に積み重ねると、下側の下箱10に設けられた天角板48に、上側の下箱10に設けられた角台木42が載置される。
【0046】
ここで、この天角板48には、上方へ向けて突出した複数の突起54が形成される。これらの突起54は、上側の下箱10の角台木42に対応して設けられており、複数台の下箱10が上下方向に積み重ねられた場合には、下側の下箱10の突起54が、上側の下箱10の角台木42に重なる。これにより、前述の天角板48に角台木42が載置された状態では、上方の下箱10の自重により、金属製の突起54が木製の角台木42に食い込む。
【0047】
したがって、複数台の下箱10を上下方向に重ねた状態でトラック等の荷台に積載する場合であっても、天角板48に形成された突起54が滑り止めとして機能し、下方の下箱10に対する上方の下箱10の移動が抑制されるので、安定した状態で確実に複数台の下箱10を積み重ねて運搬することができる。
【0048】
しかも、板台木40及び角台木42は下フランジ36Aから、天角板48は上フランジ38Aから、それぞれ取り外しが可能であり、板台木40、角台木42、及び、天角板48は下箱10の運搬後に下箱10から取り外される。したがって、下箱10を据え付ける際や、下箱10に中箱18を組み付ける際に、板台木40、角台木42、及び、天角板48がこれらの作業の支障になることがない。また、板台木40及び角台木42は下フランジ36Aにボルト44及びナット46で固定され、天角板48は上フランジ38Aにボルト50及びナット52で固定されており、釘留めされた木枠を分解する場合に比べ、下箱10からの取り外しが簡単である。しかも、釘留めの場合に比べ、分解により梱包材が損傷する可能性が小さく、梱包材のリサイクルが可能である。したがって、梱包材の処分費用も掛からない。
【0049】
また、下箱10の梱包材は、下フランジ36Aに取り付けた板台木40と角台木42、及び、上フランジ38Aに取り付けた天角板48だけであり、下箱10の外周の全体を木枠により梱包する場合に比べ、梱包材の量が少ない。
【0050】
さらに、梱包材の量が少ないので、穀物乾燥機12を組み立てた後に梱包材(板台木40、角台木42、及び、天角板48)を持ち帰る場合であっても、手間が掛からない。しかも、梱包材のリサイクルが容易である。
【0051】
また、下箱10は上部が開放した箱状に形成されているため、上下方向に積み重ねる場合、上フランジ38に荷重が集中するが、上フランジ38は天角板48により保護されているので荷重が集中しても変形等が発生し難い。
【0052】
さらに、天角板48及び板台木40は、下箱10の外方に突出しており、下箱10をクレーンやフォークリフト等で移動する際に、前面壁26及び後面壁28が、車両の荷台等に積載された他の部材等に直接接触する可能性があっても、板台木40及び天角板48が保護部材として機能し、前面壁26及び後面壁28の損傷が防止される。(前面壁26及び後面壁28より先に板台木40及び天角板48が接触する)したがって、下箱10の前面壁26及び後面壁28の梱包を簡素化できる。
【0053】
また、下箱10の下端部と設置面(床面)との間には角台木42により空間(隙間)が形成される。したがって、例えば、車両の荷台に下箱10を積載する際には、この空間にフォークリフトの爪を挿入することができるので、別途台木等を用意する必要がなく、積載作業の効率がよい。
【0054】
なお、本実施の形態では、本発明の箱体の梱包構造を穀物乾燥機12の下箱10に適用したが、本発明の箱体の梱包構造が適用される箱体はこれに限られず、例えば、貯水槽等の箱体に本発明を適用してもよい。
【0055】
また、板台木40及び天角板48を下箱10の前後方向に下箱10から外方に突出させたが、これらの板台木40及び天角板48の突出方向はこれに限らず、例えば、下箱10の前後方向及び左右方向の両方向に突出させてもよい。この場合、前面壁26、後面壁28、及び、側壁30の保護がより確実になされる。
【0056】
さらに、突起54は天角板48がバーリング加工されることで形成されたが、突起54の構成はこれに限らず、例えば、爪状の部材が天角板48に溶接されて設けられる構成でもよい。
【0057】
また、突起54は天角板48の前後二箇所に1ケずつ設けたが、同二箇所に各2〜3ケずつ設けると更に効果的である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る箱体の梱包構造は、箱体を複数台上下方向に積み重ねた状態でも確実に運搬でき、かつ、梱包材の量が少なく、しかも、梱包材の分解とそのリサイクルが容易であるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る穀物乾燥機の下箱の梱包構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る突起の拡大図であり、(A)は突起を上方から見た図であり、(B)は断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る穀物乾燥機の全体構成を示す斜視図である。
【図4】従来の穀物乾燥機の下箱の梱包された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 下箱(箱体)
26 前面壁(側壁)
28 後面壁(側壁)
30 側壁
40 角台木
48 天角板
54 突起

Claims (2)

  1. 前後左右の側壁により箱状に形成され、上下方向に複数台積み重ねられて運搬される箱体の梱包構造において、
    前記左右の側壁の下端部に前記箱体の左右方向に沿って取り外し可能に設けられた台木と、
    前記左右の側壁の上端部に前記箱体の前後方向に沿って取り外し可能に設けられた天角板と、
    上側に積み重ねられる前記箱体の前記台木に対応して、前記天角板に上方へ向けて突出して形成され、前記積み重ねられた状態で上側に位置する前記箱体の前記台木に重なる突起と、
    を備えることを特徴とする箱体の梱包構造。
  2. 前記天角板を前記箱体の前後方向端部から外方へ向けて突出させた、
    ことを特徴とする請求項1記載の箱体の梱包構造。
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