JP2003221035A - 組立式コンテナ - Google Patents

組立式コンテナ

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JP2003221035A JP2002018149A JP2002018149A JP2003221035A JP 2003221035 A JP2003221035 A JP 2003221035A JP 2002018149 A JP2002018149 A JP 2002018149A JP 2002018149 A JP2002018149 A JP 2002018149A JP 2003221035 A JP2003221035 A JP 2003221035A
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克則 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大型で、重量のあるロール製品などの支軸を
有する製品を内部に保持して収容することが可能であ
り、しかも、支軸の損傷が少なく、支軸を挿入する支持
孔部周辺のパネルの損傷が防止された組立式コンテナを
提供すること。 【解決手段】 それぞれパレット2上に着脱自在に装着
される、相互に略平行に向き合う一対の第1側壁11
と、前記第1側壁の両側端部に略直角となるように着脱
自在に連結して、内部に端部に突出した支軸を有する製
品を収容するための空間を区画する相互に略平行に向き
合う第2側壁12とを有し、各第2側壁が、上下方向に
下段パネル15と上段パネル16とに分割され、下段と
上段パネルとの分割面上には前記支軸の支持孔40が分
割されて形成され、すくなくとも下段パネルの分割支持
孔の内周面には金属製保護部材41が装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、フィル
ム、シート、紙、織物などの帯状物を支軸(巻き軸)の
回りに巻き重ねたロール製品を収容して輸送するための
組立式コンテナに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、フィルム、シート、紙、織物など
の帯状物を紙管などの支軸(巻き軸)の回りに巻重ねた
ロール製品を輸送する場合には、ロール製品を1本ずつ
包装シートで包んで一次包装を行い、このようにして包
装したロール製品を個別に、あるいは数本ずつまとめて
木箱または段ボール箱からなるコンテナに収容してい
た。これは、輸送中や積み降ろし時の振動や衝撃によっ
てロール同士が接触し、擦れてロール製品の表面部が損
傷することを防止するためである。 【0003】近年、複数のロール製品を内部に相互に独
立保持して輸送することが可能な組立式コンテナが開発
されている(例えば、特開平9−315433号公報、
特開平11−130062号公報など)。これらの組立
式コンテナは、着脱自在のそれぞれ対向する二対の側壁
の内の一方の一対の側壁のそれぞれを上下に複数に分割
し、各分割面上にロール製品の両端部から突出する支軸
を支える分割された支持孔を形成し、各支持孔の内周面
には合成ゴム製の保護部材が被覆されている。 【0004】組立式コンテナの各側壁の素材としては、
通常厚手の木質合板が、用いられており、比較的軽量の
ロール製品を収容して輸送する場合には、強度的に問題
となることはなく、側壁の支持孔部が損傷することはな
いが、大型で、重量のあるロール製品の場合には、ロー
ル製品の自重や輸送時の振動や衝撃によって支持孔部が
損傷を受け、支軸及び側壁自体も損傷するおそれがあ
る。このような場合には、組立式コンテナの再使用がで
きなくなり、支持孔のある側壁を交換する必要があり、
経費増となり改良が必要である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実状に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、前
記のような大型で、重量のあるロール製品を内部に保持
して収容することが可能であり、しかも、ロール製品の
損傷が少なく、ロール製品の両端部から突出する支軸を
挿入する組立式コンテナ側壁の支持孔部周辺のパネルの
損傷が防止されたロール製品用の組立式コンテナを提供
することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】かかる本発明によれば、
支軸が両端部から突出しているロール製品を収容するた
めのコンテナであって、パレットと、相互に略平行に向
き合い、前記パレット上に立設される一対の第1側壁
と、相互に略平行に向き合い、且つ前記第1側壁と略直
角となるように前記パレット上に立設され、前記第1側
壁の両側端部に着脱自在に連結して、前記第1側壁と共
に内部に前記ロール製品を収容する空間を区画する一対
の第2側壁とを有し、前記各第2側壁が、分割面により
上下方向に下段パネルと上段パネルとに分割され、前記
分割面上に、前記支軸の分割された支持孔が形成されて
おり、少なくとも下段パネル側の分割された支持孔の内
周面に、金属製保護部材が装着されている組立式コンテ
ナが提供される。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の組立式コンテナにおける
前記第1側壁および第2側壁を構成するパネルの素材
は、特に限定されないが、木質合板であることが好まし
い。木質合板は、比較的強度が高く、しかも、収容され
るロール製品が接触したとしても製品への損傷が少ない
からである。 【0008】前記第1側壁を構成するパネルは、前記パ
レットに対して、着脱自在または折り畳み自在に装着さ
れることが好ましい。前記第1側壁を構成する一対のパ
ネルのそれぞれ両側端部には金属製の枠が装着され、前
記第2側壁を構成する一対の分割パネルは、第1側壁の
前記金属製枠に対して、スライド移動自在に連結される
ことが好ましい。 【0009】第2側壁を構成する各パネルの縁部には、
保護枠が装着してあることが好ましい。保護枠の素材と
しては、ポリエステル樹脂、ABS樹脂などの合成樹脂
が好ましい。保護枠を装着することにより第2側壁を構
成する各パネルに要求される、分割面に沿っての相互の
当接や、第1側壁との連結に際してのスライド移動に対
応でき、多数回の使用にも耐えられる滑り易さと耐久性
が付与できるからである。 【0010】本発明では、パレットの材質は、特に限定
されないが、通常、木材、合成樹脂、金属などで構成さ
れ、パレットにはフォークリフトの爪部が挿入可能な差
込孔を有することが搬送に便利なことから好ましい。 【0011】第2側壁を構成する各パネルは、それぞれ
下段パネルと上段パネルとに分割されており、各分割面
上には、ロール製品などの支軸を支える分割された支持
孔が少なくとも1個形成されていることが好ましい。ま
た、前記第2側壁は、三つ以上の分割可能なパネルで構
成しても良く、各分割面上には2分割された支持孔が少
なくともそれぞれ1個形成されていることが好ましい。 【0012】第2側壁の分割されたパネルの少なくとも
下段パネルに形成した分割支持孔の内周面には、金属製
の保護部材が装着される。この金属製保護部材は、パネ
ルの厚さと略同じ幅の帯状金属板を用いて加工され、そ
の中央部に、分割された支持孔の内周面に対応する半円
形の凹部が形成され、両側部分は割面に載置される水平
部が形成される。金属は、特に限定されないが、通常、
鉄、真鍮、ステンレスなどが用いられる。また、前記金
属製保護部材の中央部に半円形に形成された部分には、
弾性材製保護部材を重ねることが好ましい。 【0013】前記の弾性材製保護部材の材料は、特に限
定されないが、通常、天然ゴム、各種合成ゴムなどのゴ
ム材料;塩化ビニル樹脂などの合成樹脂材料などが挙げ
られる。なかでも、合成ゴムの加硫(架橋)物から形成
されることが好ましい。形状は略半円形で、外径は前記
の金属製保護部材が装着された状態の支持孔の内径と略
同じであり、内径は前記支軸の外径よりやや小さく形成
することが好ましい。前記弾性材製保護部材は前記金属
製保護部材に接着剤などで固定することが好ましい。な
お、前記金属製保護部材の両側部の水平部には、合成樹
脂製の保護部材を装着することが好ましい。 【0014】本発明に係る組立式コンテナ内に収容する
ことができるロール製品は、特に限定されず、たとえば
フィルム、シート、紙、織物などの帯状物を支軸(巻き
軸)の回りに巻重ねたロール製品が例示される。支軸
は、金属製で構成されることが強度の面から好ましい
が、その断面形状としては、中空でも中実でも良い。支
軸の回りにロール製品などが直接巻重ねてあることが一
般的であるが、中空の巻軸に帯状物を巻回し、その巻軸
の軸孔に支軸を挿通したものでも良い。 【0015】(作用)本発明に係る組立式コンテナにおい
て、ロール製品を収容するには、まず、パレット上の相
互に向かい合う位置に、一対の第1側壁を立設する。次
に、これら第1側壁の各側端部と連結するように、第2
側壁を構成する一対の下段パネルを相互に向き合うよう
に略平行にパレット上に立設する。 【0016】下段パネルの上端(分割面)には、分割さ
れた下半分の支持孔が形成してある。この下半分の支持
孔上に、ロール製品の両端部から突出する支軸の両端部
をそれぞれ載せる。その後、上記同様の上半分の分割支
持孔を有する上段パネルを下段パネルの上端に分割面に
沿って組み合わせれば、第2側壁が形成される。したが
って、複数の支持孔に各ロール製品の支軸をそれぞれ保
持させることで、各ロール製品は、第1側壁と第2側壁
とで四方が囲まれるコンテナ空間内部に、他のロール製
品及び周りの側壁に接触することなく、独立保持状態で
収容される。 【0017】本発明の組立式コンテナによれば、各ロー
ル製品が接触して擦れ合うことが無くなり、ロール製品
毎に個別の一次包装を省略することができ、一次包装の
ための資材と労力とを省略することができる。また、本
発明では、下段パネルと上段パネルとを分割することに
より、支持孔が分割されるので、ロール製品の支軸両端
部を支持孔に保持させる作業および支持孔から取り出す
作業を容易且つ迅速に行うことができる。 【0018】また、本発明に係る組立式コンテナは、パ
レットと各側壁を構成するパネルとが着脱自在であり、
折り畳むことができるので、ロール製品を運送した後の
空コンテナを、折り畳んで小さくして返送し、再利用す
ることができる。したがって、返送のための輸送効率が
向上すると共に、廃棄処分が必要なゴミが発生せず、資
源の再利用に寄与する。また、コンテナを使用しないと
きにも、小さく折り畳んで保管することもできるので、
保管スペースの省スペース化も図れる。 【0019】また、本発明の組立式コンテナにおいて
は、前記第2側壁を構成する少なくとも下段パネルの分
割支持孔に装着する金属製保護部材の中央部に、弾性材
製保護部材を重ねて装着することにより、かなり重いロ
ール製品などを輸送する際にコンテナに振動や衝撃が加
わった場合でも、ロール製品などの重量によるパネルの
支持孔部周辺の損傷や支軸の損傷が防止ないし軽減され
る。 【0020】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。 【0021】図1は本発明の一実施例の組立式コンテナ
の分解斜視図、図2(1)は下半分の分割支持孔を有す
る第2側壁の下段パネルの分解斜視図、(2)は組立て
た下段パネルの斜視図、図3は、側壁パネルとパレット
との取付構造を示す分解斜視図である。 【0022】図1に示すように、本実施例の組立式コン
テナ1は、支軸4が両端部から突出している1個のロー
ル製品(破線で示されている)6を収容して輸送するた
めのコンテナであって、底部にパレット2を有する。本
実施例のパレット2には、フォークリフトの爪部が差し
込まれるリフト用孔3が形成してある。パレット2は、
たとえばステンレスなどの金属で構成してあることが好
ましいが、プラスチックなどの金属以外の材質で構成す
ることも可能である。 【0023】パレット2の上には、合板などで構成して
ある底板10が載置される。また、このパレット2の四
辺位置には、相互に略平行に向き合う一対の第1側壁1
1,11と、これら第1側壁11,11の両側端部を連
結するように、しかも相互に略平行に向き合う一対の第
2側壁12,12とが着脱自在に装着される。本実施例
では、第1側壁11,11は、パレット2の上で、ロー
ル製品6の支軸4に対して略平行となるように立設され
る。また、第2側壁12,12は、パレット2の上で、
ロール製品6の支軸4に対して略直角となるように立設
される。 【0024】パレット2の上で、第1側壁11,11お
よび第2側壁12,12で囲まれた空間が、ロール製品
6を収容するための内部空間18となる。これら側壁で
囲まれた空間18を閉じるために、側壁11,11、1
2,12の上端には、矩形の蓋13が上止め金具17に
より着脱自在に装着される。 【0025】本実施例では、各第1側壁11は、それぞ
れ一枚のパネル11′で構成してあり、下述するような
構造を採用することにより、パレット2に対して折り畳
み自在となっている。また、各第2側壁12は、それぞ
れ分割面14の位置で分割された下段パネル15、上段
パネル16で構成してあり、下述するような構造を採用
することにより、パレット2に対して着脱自在となって
いる。なお、これらパネル11′、下段パネル15、上
段パネル16は、本実施例では、木製合板で構成してあ
る。 【0026】本実施例では、図3に示すように、パレッ
ト2の上の四隅位置には、下金具20が立設してある。
各下金具20の内側には、断面略L字形状の係止片21
が固定してあり、上下方向に延びる垂直溝22と、その
溝22の下端部に連続するように水平方向に延びる水平
溝23とを形成するようになっている。 【0027】一方、第1側壁11を構成するパネル1
1′の両側端部には、高さ方向に沿って金属製の側端金
枠30が装着してある。各側端金枠30は、パネル1
1′を補強する作用を有する。また、各側端金枠30に
は、図1に示す第2側壁12を構成する下段パネル15
および上段パネル16の両側端部がそれぞれスライド式
に差し込まれるためのスライド溝31が形成してある。
また、この側端金枠30の下端部に、回動用突起32が
具備してある。 【0028】各回動用突起32は、図3に示すように、
下金具20の垂直溝22に沿って挿入され、その溝22
の下端部で、水平方向に移動させることで(図3中矢印
A)、回動用突起32は係止片21により上方への抜け
止めがなされる。したがって、各第1側壁11を構成す
るパネル11′は、パレット2に対して上方への抜け止
めがなされ、その状態で、パネル11′は、組立式コン
テナ1の内側方向Bへの回動が許容される。パネル1
1′のコンテナ外側への回動は、パネル11′が、パレ
ット2の上に固定された下金具20、係止片21および
帯状金具24に当接することにより制限される。 【0029】本実施例では、上述した構造を採用するこ
とにより、第1側壁11および第2側壁12を構成する
パネル11′、下段パネル15、上段パネル16が、パ
レット2に対して折り畳み自在または着脱自在に装着さ
れる。 【0030】本実施例では、前述したように、各第2側
壁12が、分割面14の位置で上下方向に分割および分
離可能な下段パネル15および上段パネル16で構成し
てある。しかも図3に示すように、これら下段パネル1
5と上段パネル16の両側端部は、第1側壁11を構成
するパネル11′のスライド溝31にスライド式に差し
込まれるようになっている。したがって、第2側壁12
は、パレット2の上で、当該パレット2および第1側壁
11に対して着脱自在に組み立て可能である。 【0031】図1に示すように、各第2側壁12を構成
する下段パネル15、上段パネル16の突き合わせ部で
ある分割面14上には、上下に分割される支持孔40が
中央部に形成してある。支持孔40の数や配置間隔は、
組立式コンテナ1の内部18に収容されるロール製品6
が相互に干渉しないように決定される。支持孔40に
は、図1に示すように、ロール製品6の両端から突出し
ている支軸4の両端が挿入されて支持されることが可能
になっている。 【0032】本実施例では、第2側壁12を構成する下
段パネル15および上段パネル16は、木製合板で構成
してあるが、第1側壁11を構成するパネル11′の厚
みよりも厚いことが好ましい。たとえばパネル11′の
厚みを9mmとした場合には、下段パネル15および上
段パネル16の厚みは、18mm程度が好ましい。ま
た、これらパネル11′、下段パネル15、上段パネル
16の縁部(分割面14の支持孔40のある部分を除
く)には、保護枠43(図2参照)が装着してあること
が好ましい。保護枠43は、ポリエステル樹脂、ABS
樹脂などの合成樹脂の成形体などで形成することができ
る。 【0033】保護枠を装着することが好ましいのは、第
2側壁12を構成する下段パネル15および上段パネル
16の上下には、図1に示す分割面14に沿って相互に
当接することが要求され、多数回の使用にも耐えられる
滑り易さと耐久性が要求されるからである。 【0034】本実施例では、図2に第2側壁12の下段
パネル15の分解斜視図を示すが、下半分の支持孔40
には、金属製保護部材41と弾性材製保護部材42が装
着される。金属製保護部材41は、幅は下段パネル15
の厚さと同じで、全長は支持孔40を含む下段パネル1
5の上端部の長さを有する帯状金属片の略中央部を支持
孔40に装着可能に支持孔40の直径と略同じ径の半円
形に加工して形成したものである。本実施例では金属と
して鉄を用いているが、真鍮、ステンレスなども使用で
きる。厚さはロール製品の重量にもより、とくに限定さ
れないが、1〜5mm程度である。なお。金属製保護部
材41は、支持孔40への装着を容易にするために、帯
状金属片の少なくとも半円形加工部の幅を大きくして、
長さ方向の両端部を下方に略90度に折り曲げた枠構造
とすることもできる。 【0035】弾性材製保護部材42は、本実施例ではス
チレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)の加硫物で形
成してある。断面形状は金属製保護部材41の内径と略
同じ外径で、ロール製品の支軸4の直径よりやや小さ
い、たとえば5〜20%程度小さい内径の半円形に成形
する。幅は略下段パネル15の厚さである。弾性材製保
護部材42は、金属製保護部材41へ容易に重ねられる
ようにするために、またロール製品を収納する時に脱落
することを防止するために、幅を金属製保護部材41の
巾より大きくし、外周面に金属製保護部材41を覆う凹
状溝を形成することもできる。また接着剤を用いて弾性
材製保護部材42を金属製保護部材41に固定すること
もできる。下段パネル15の支持孔40に金属製保護部
材41および弾性材製保護部材42を順に装着し、金属
製保護部材41の両側部の水平部の上から前記のABS
樹脂製の保護枠43を嵌め込み、接着剤を用いて固定す
る。 【0036】本実施例の組立式コンテナ1において、ロ
ール製品4を収容するには、まず、図1に示すように、
コンテナ1のパレット2上に底板10を設置すると共
に、パレット2上の相互に向かい合う位置に、一対のパ
ネル11′,11′を立てて第1側壁11,11を形成
する。これらパネル11′,11′をパレット2上に組
み立てる方法は、前述した図3に示す方法を用いる。 【0037】次に、これら第1側壁11,11の各端部
を連結するように、第2側壁12を構成する一対の下段
パネル15をパレット2上に相互に向き合うように略平
行に立設する。 【0038】下段パネル15の上端(分割面14)に
は、分割された支持孔40の下半分が形成してあり、支
持孔40には金属製保護部材41および弾性材製保護部
材42が装着されている。この支持孔40の下半分の上
に、ロール製品6の両端部から突出する支軸4の両端部
をそれぞれ載せる。その後、上段パネル16を下段パネ
ル15の上端に分割面14に沿って組み合わせる。本実
施例では、1つのロール製品6を、第1側壁11,11
と第2側壁12,12とで四方が囲まれるコンテナ空間
18内部に、相互に接触することなく、しかも壁に接触
することなく、独立保持状態で収容することができる。 【0039】したがって、各ロール製品6が接触して擦
れ合うことが無くなり、ロール製品6の一次包装を省略
することができ、一次包装のための資材と労力とを省略
することができる。また、本実施例では、各第2側壁1
2は上段パネル16と下段パネル15に分割されている
ことにより、支持孔40も分割されるので、ロール製品
6の支軸両端部を支持孔40に保持させる作業および支
持孔40から取り出す作業を容易且つ迅速に行うことが
できる。 【0040】また、本実施例の組立式コンテナは、各側
壁を構成するパネルとパレットとが着脱自在であり、折
り畳むことができるので、ロール製品6を運送した後の
空コンテナ2を、折り畳んで小さくして返送し再利用す
ることができる。したがって、返送のための輸送効率が
向上すると共に、廃棄処分の必要なゴミが発生せず、資
源の再利用に寄与する。また、組立式コンテナ1を使用
しないときにも、小さく折り畳んで保管することもでき
るので、保管スペースの省スペース化も図れる。 【0041】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば、各第2側壁12を構成するパネ
ルの数は、上述した実施例では、上下2つであるが、3
または4以上であっても良い。また、各第2側壁の外側
に第1側壁と同様のパネルの側壁を立設して各第2側壁
を二重構造とすることもできる。 【0042】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
ロール製品用組立式コンテナによれば、複数のロール製
品を内部に独立保持して収容することが可能であり、各
ロール製品が接触して擦れ合うことが無くなる。その結
果、ロール製品毎に個別の一次包装を省略することがで
き、一次包装のための資材と労力とを省略することがで
きる。また、本発明では、下段パネルと上段パネルとを
分割することにより、支持孔が分割されるので、ロール
製品の支軸両端部を支持孔に保持させる作業および支持
孔から取り出す作業を容易且つ迅速に行うことができ
る。分割された支持孔には金属製の保護部材と弾性材の
ストッパー部材が装着されるので、コンテナが輸送中に
受ける振動や衝撃によって支持孔近傍のパネルの損傷お
よびロール製品の支軸の損傷を防止することができる。 【0043】また、本発明によれば、パレットと各側壁
を構成するパネルとが着脱自在であり、折り畳むことが
できるので、返送のための輸送効率が向上すると共に、
廃棄処分の必要なゴミが発生せず、資源の再利用に寄与
する。また、コンテナを使用しないときにも、小さく折
り畳んで保管することもできるので、保管スペースの省
スペース化も図れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例の組立式コンテナの分解斜
視図である。 【図2】 (1)は支持孔を有する第2側壁の下段パネ
ルの分解斜視図および(2)は組立た状態の斜視図であ
る。 【図3】 パネルとパレットとの取付構造を示す分解斜
視図である。 【符号の説明】 1… 組立式コンテナ 2… パレット 4… 支軸 6… ロール製品 11… 第1側壁 11′…パネル 12… 第2側壁 14… 分割面 15… 下段パネル 16… 上段パネル 40… 支持孔 41… 金属製保護部材 42… 弾性材製保護部材 43… 保護枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E037 AA03 AA04 AA05 BA02 CA04 3E061 AA05 AB02 AB05 AB09 CA02 CA15 DA01 DB11 DB17 3E063 AA09 AA13 BA02 BA05 BB04 BB06 CA03 CB01 CB07 CC03 CD04 EE01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 支軸が両端部から突出しているロール製
    品を収容するためのコンテナであって、パレットと、相
    互に略平行に向き合い、前記パレット上に立設される一
    対の第1側壁と、相互に略平行に向き合い、且つ前記第
    1側壁と略直角となるように前記パレット上に立設さ
    れ、前記第1側壁の両側端部に着脱自在に連結して、前
    記第1側壁と共に内部に前記ロール製品を収容する空間
    を区画する一対の第2側壁とを有し、前記各第2側壁
    が、分割面により上下方向に下段パネルと上段パネルと
    に分割され、前記分割面上に、前記支軸の分割された支
    持孔が形成されており、少なくとも下段パネル側の分割
    された支持孔の内周面に、金属製保護部材が装着されて
    いる組立式コンテナ。
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