JP2004001129A - コンプレッサーシリンダ用溝研削盤及び溝研削方法 - Google Patents
コンプレッサーシリンダ用溝研削盤及び溝研削方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004001129A JP2004001129A JP2002159820A JP2002159820A JP2004001129A JP 2004001129 A JP2004001129 A JP 2004001129A JP 2002159820 A JP2002159820 A JP 2002159820A JP 2002159820 A JP2002159820 A JP 2002159820A JP 2004001129 A JP2004001129 A JP 2004001129A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- grinding
- grinding wheel
- work
- acoustic sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
【課題】溝研削盤及び溝研削方法において、取代を小さくして研削時間の短縮及び研削精度の向上を図れるようにすることを目的としている。
【解決手段】回転軸芯方向の端面に研石面を有する砥石円板20を、回転軸芯方向及び回転軸芯方向と直角な方向に移動可能に備え、内孔40と該内孔40から延びる直線状の溝43を有するワークWの上記溝43を研削する溝研削盤及び溝研削方法である。回転状態の砥石円板20の砥石面がワークWの溝43の端面43aに接触する際の音波を検知する音響センサー30をインデックステーブル2に取り付けてある。砥石円板20を溝43内に挿入し、砥石回転軸芯方向に移動して溝端面43aに接触する時の音波を音響センサー30により検知し、該音響センサー30により検知した回転軸芯方向の位置を基準にして、溝端面43aの研削代を決定する。
【選択図】 図5
【解決手段】回転軸芯方向の端面に研石面を有する砥石円板20を、回転軸芯方向及び回転軸芯方向と直角な方向に移動可能に備え、内孔40と該内孔40から延びる直線状の溝43を有するワークWの上記溝43を研削する溝研削盤及び溝研削方法である。回転状態の砥石円板20の砥石面がワークWの溝43の端面43aに接触する際の音波を検知する音響センサー30をインデックステーブル2に取り付けてある。砥石円板20を溝43内に挿入し、砥石回転軸芯方向に移動して溝端面43aに接触する時の音波を音響センサー30により検知し、該音響センサー30により検知した回転軸芯方向の位置を基準にして、溝端面43aの研削代を決定する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、コンプレッサーシリンダのように、内孔と該内孔から径方向の外方に延びる直線状のベーン溝を有するワークを研削するのに適した溝研削盤及び溝研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の溝研削盤として、本件出願人は砥石円板を昇降及び砥石回転軸芯方向移動可能に備えたものを開発し、既に出願している(特開2001−068414号公報)。
【0003】
上記公報記載の溝研削盤は、砥石回転軸芯方向の両端面に環状砥石面を有する砥石円板を備えており、上記砥石円板を、インデックステーブル上のワーク保持治具に保持されたワークの内孔に挿入し、昇降及び砥石回転軸芯方向の移動により、ベーン溝の幅方向の両端面を研削するようになっている。
【0004】
ワーク保持治具に保持されているワークは、ワークの位置決め孔に嵌合する位置決めピン並びに溝に嵌合するくさび型位置決めピンにより位置決めされ、インデックステーブルの回転により研削時のワークの位置が制御されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の溝研削盤によると、研削時のワークの位置に誤差が生じることは避けられないので、この誤差を考慮して取代を設定しなければならず、したがって取代が大きくなり、そのため研削作業時間が長くなると共に砥石円板の摩耗も早くなり、また研削精度を安定した状態で長く保つことは困難である。
【0006】
【発明の目的】
本願発明は、溝研削盤及び溝研削方法において、安定した研削精度を維持しながら取代を小さくすることができ、研削時間の短縮及び砥石の寿命延長を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願請求項1記載の発明は、砥石回転軸芯方向の端面に研石面を有する砥石円板を、砥石回転軸芯方向及び該回転軸芯方向と直角な方向に移動可能に備え、内孔と該内孔から延びる直線状の溝を有するワークの上記溝を研削する溝研削盤において、回転状態の砥石円板の砥石面がワークの溝の端面に接触する際の音波を検知する音響センサーをワークの保持部材側に取り付けてあることを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の発明は、砥石回転軸芯方向の端面に研石面を有する砥石円板を、砥石回転軸芯方向及び該回転軸芯方向と直角な方向に移動可能に備え、内孔と該内孔から延びる直線状の溝を有するワークの上記溝を研削する溝研削方法において、回転状態の砥石円板を溝内に挿入し、砥石円板を砥石回転軸芯方向に移動し、溝の端面に砥石面が接触する際に発生する音波を音響センサーで検知することにより、砥石回転軸芯方向の研削開始位置を検出し、該研削開始位置を基準として取代を決定することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本願発明を適用したコンプレッサーシリンダ用のベーン溝研削盤であり、説明の都合上、砥石円板20を備えたベース1に対してワーク供給用のインデックステーブル2を配置してある側を前側と規定し、紙面と直角方向を左右方向として、以下説明する。
【0010】
ベース1の上面には、左右方向に延びるレール3を介して走行スライダー4が支持されており、走行スライダー4とベース1の間にはボールねじ送り機構6が介装され、該ボールねじ送り機構6の親ねじは図示しないが走行スライダー4に設けられたACサーボモータの出力軸に連動連結し、このACサーボモータにより、走行スライダー4を左右方向に移動できるようになっている。
【0011】
走行スライダー4の前端部には垂直なレール8が立設され、該垂直なレール8の前面には昇降スライダー10が上下方向移動可能に支持されている。昇降スライダー10と垂直なレール8の後面の間には垂直姿勢のボールねじ送り機構12が介装され、該ボールねじ送り機構12の親ねじは垂直なレール8の上端部に配置されたACサーボモータ13の出力軸に連動連結し、ACサーボモータ13により、昇降スライダー10を上下方向に移動できるようになっている。
【0012】
昇降スライダー10の上部には砥石円板回転用のモータ15が搭載され、昇降スライダー10の下部には伝導ケース16が固定され、該伝導ケース16には下方に突出するサポート17が固定され、該サポート17の下端部に砥石円板20が回転可能に支持されている。砥石円板20の回転軸21は水平左右方向に配置されると共に、ベルト伝導機構24を介して伝導ケース16内の中間軸25に連動連結し、該中間軸25はベルト伝導機構26を介して上方の砥石駆動用モータ15の出力軸に連動連結している。
【0013】
インデックステーブル2は上方から見て円形に形成されると共に水平姿勢で配置されており、該インデックステーブル2の垂直回転軸28は、テーブル支持ケース29に回転可能に支持されると共に図示しない駆動モータに連動連結し、90°ずつインデックス回転するように制御される。
【0014】
前記走行スライダー駆動用のACサーボモータ、昇降スライダー駆動用のサーボモータ13、砥石回転用の駆動モータ15及びインデックステーブル回転用の駆動モータはコントローラ18に接続し、コントローラ18からの指令により、オンオフ並びに回転速度が制御されるようになっている。
【0015】
[音響センサー]
音響センサー30はインデックステーブル2の後端部の下方に配置されており、テーブル支持ケース29の後端部に取り付けられたシリンダ31により昇降可能に支持されている。
【0016】
図4〜図6は音響センサー30の拡大図であり、図1の矢印IV方向に見た背面図を示す図4において、シリンダ31は、取付板33を介してテーブル支持ケース29に固定されると共に、一対のロッド31aを上下方向伸縮可能に備えており、ロッド31aの上端部には支持板32が固着され、該支持板32にはL字形の保護ケース34が固着されている。該保護ケース34内に音響センサー30が収納されると共に保護ケース34の下面に固定されており、音響センサー30の下面は支持板32から一定の隙間を置いて離れている。
【0017】
支持板32の側方(左側方)には上下一対の近接スイッチ35a,35bが配置され、上側の近接スイッチ35aは支持板32を上昇位置で停止するためのリミットスイッチであり、下側の近接スイッチ35bは支持板32の下降位置で停止するためのリミットスイッチであり、両近接スイッチ35a,35bはブラケット39を介して取付板33に支持されており、前記音響センサー30と共にコントローラ18に接続している。すなわち、音響センサー30は、ロッド31aの伸縮及び近接スイッチ35a,35bによる上下位置の制御により、図4のようにインデックステーブル2の下面から下方に離れた下降位置(非使用位置)と、図5のようにインデックステーブル2の下面に当接する上昇位置(使用位置)とに位置変更自在となっており、図5の上昇位置(使用位置)において、インデックステーブル2上で発生する音波を検知し、コントローラ18に入力するようになっている。
【0018】
[ワーク及び砥石円板]
図3はワークWの平面(仮想線)及び砥石円板20の水面断面を示しており、ワークWは内孔40を有する円筒状に形成されており、扇形の張出し部41及び該張出し部41と対称な位置に位置決め用の突起42が一体に形成されると共に、内孔40から径方向の外方に延びて扇形張出し部41の中間位置まで至る直線状のベーン溝43が一体に形成されている。上記突起42には第1の位置決め孔45が形成され、扇形張出し部41の周方向の一端部付近には第2の位置決め孔46が形成されている。
【0019】
砥石円板20は、前記回転軸21に固着された回転ディスク22と、該回転ディスク22の外周端部の砥石回転軸芯方向の両端面に固着された環状の研削砥石23から構成されており、前記回転軸21は軸受47を介してサポート17に回転可能に支持されている。各研削砥石23は、セラミック系のメタルボンドによって、砥粒同士が結束されると共に回転ディスク22に固着され、各研削砥石23の表面がそれぞれ砥石面となっている。
【0020】
[ワーク供給装置]
図2はワーク供給装置を構成するインデックステーブル2の平面図であり、インデックステーブル2上には、同一円周上に90°の間隔をおいて4つのワーク保持治具36が固定されており、各ワーク保持治具36はインデックステーブル2が矢印R方向に90°づつ回転することにより、前側のローディング及びアンローディング位置P1と、左側の位置決め及びクランプ位置P2と、後側の研削位置P3と、右側の計測位置P4とを順次巡るようになっている。
【0021】
各ワーク保持治具36の中央部には、ワークWの内孔40に対応する貫通孔37が形成され、該貫通孔37にはワークWのベーン溝43よりも幅広でテーブル回転軸芯O1側に延びる砥石挿通溝38が形成されている。インデックステーブル2にも図示しないが上記貫通孔37と同じ程度の貫通孔及び砥石挿通孔が形成されている。ワーク保持治具36の上面には、ワーク位置決め機構として、ワークWの第1,第2位置決め孔45,46に対応する第1,第2位置決めピン48,49が上向きに突設されている。
【0022】
各ワーク保持治具36のテーブル回転軸芯O1側には、二股状のクランプアーム51がそれぞれ配置されており、各クランプアーム51の柄部51aは、図7に示すように水平な支軸52及びリンク54を介してクランプ台53に回動可能に支持されると共に、上下方向に伸縮可能なロッド55に連結されており、ロッド55の伸縮により、クランプアーム51をクランプ位置(実線)と、アンクランプ位置(仮想線)とに変更できるようになっている。
【0023】
位置決め及びクランプ位置P2におけるインデックステーブル2の径方向外方側には、ベーン溝43を最終的に位置決めする溝位置決め治具56が配置されている。該溝位置決め治具56は、垂直なレール57に昇降アーム59を昇降可能に支持しており、該昇降アーム59の先端部にくさび型位置決めピン60が下向きに設けられている。前記昇降アーム59はシリンダ61により昇降駆動するようになっている。
【0024】
図9は上記位置決めピン60の拡大図であり、位置決めピン60は幅方向に圧縮可能な割りピン構造となっており、その幅D2はワークWのベーン溝43の幅D1よりも少し広く形成され、ベーン溝43内に圧入することにより溝43を最終的に位置決めするようになっている。
【0025】
【溝研削方法】
[ワーク供給及び位置決め作業]
図2において、前側のローディング及びアンローディング位置P1では、ワーク保持治具36の上面にワークWを載せると共に、第1,第2位置決め孔45,46を第1,第2位置決めピン48,49に嵌合する。この時、第2位置決め孔46は第2位置決めピン49に対し、多少のがたを有して嵌合している。
【0026】
左側の位置決め及びクランプ位置P2では、溝位置決め用の昇降アーム59を下降することにより、図9の位置決めピン60をワークWのベーン溝43内に圧入し、これにより、ワーク保持治具36に対するベーン溝43の位置を正確に設定する。このように位置決めした状態で、図7に示すようにクランプアーム51を下降させ、ワークWをワーク保持治具36に固定する。しかる後に昇降アーム59を上昇させ、位置決めピン60をベーン溝43から上方に抜く。
【0027】
[研削開始位置検出作業]
図1に示す研削位置P3では、音響センサー30を上昇させてインデックステーブル2の下面に接触させると共に、砥石円板20を上昇端位置A0からワークWの内孔40に突入するセンサー位置A3まで下降させ、回転状態の砥石円板20を砥石回転軸芯方向に移動し、音響センサー30により、図8のように砥石円板20の砥石面がベーン溝43の各端面43a,43bに接触する際に発生する音波を検知し、これにより研削開始位置B1,B2を検出する。
【0028】
図8は研削開始位置B1,B2の検出行程を模式的に描いたものであり、実線で示す矢印は砥石円板20が高速で移動する行程、破線で示す矢印は低速で移動する行程を示している。なお、砥石円板20の左右方向の軌跡を分かり易くするために、砥石円板20に対するベーン溝43の幅D1は実際よりも相当広く誇張して描いてある。
【0029】
第1の段階において、回転状態の砥石円板20は、前述のように上昇端位置A0からセンサー位置A3まで高速で下降し、ベーン溝43の溝幅の概ね中央位置に至る。
【0030】
第2段階において、センサー位置A2から左右の一方、たとえば左方に一定距離高速で移動した後、左方の端面43aの黒皮に接触するまで低速で移動し、接触時の音波を音響センサー30で検知してコントローラ18に入力し、左方の研削開始位置B1として記憶する。それと同時に右方へ方向転換し、右方へ高速で移動する。
【0031】
第3段階として、右方へ一定距離高速で移動した後、右方の端面43bの黒皮に接触するまで低速移動し、接触時の音波を音響センサー30で検知してコントローラ18に入力し、右方の研削開始位置B2として記憶すると同時に左方へ方向転換する。
【0032】
第4段階として、右方の端面43bから離れた後、上方に移動して溝43から抜け出し、切込み位置A1まで戻る。また、図5の上昇位置の音響センサー30は図6の下降位置まで下がる。
【0033】
第5段階として、上記音響センサー30で検出された左右の研削開始位置B1,B2を基に、左右の取代をそれぞれ決定し、研削作業に移る。
【0034】
[研削作業]
図8の切込み位置A1において、砥石円板20を左方の研削開始位置B1を基準として所定の取代(切込み量)だけ左方に移動し、図4の切込み位置A1から下降位置A2まで研削速度で下方に移動し、図8の溝43の左端面43aを所定の取代だけ研削する。
【0035】
次に図4の下降位置A2において、砥石円板20を図8の右方の研削開始位置B2を基準として所定の取代(切込み量)だけ右方に移動し、切込み位置A1まで上昇することにより、右端面43bを所定の取代だけ研削する。
【0036】
なお、研削作業では、各端面43a,43bに対して砥石円板20を切込み位置A1と下降位置A2の間でそれぞれ一往復させることにより両端面43a,43bを研削することも可能であり、その他、砥石円板20の研削行程は各種採用することができる。
【0037】
左右の取代を均等に設定すると、左右の研削砥石23の摩耗が均等になり、取代を小さくできることと相俟って研削砥石の寿命が一層延びる。一方、左右の取代を異ならせ、比率設定することにより、ブローチ加工時のベーン溝43の溝幅方向の位置を修正することも可能である。
【0038】
【その他の実施の形態】
(1)前記実施の形態では、研削砥石23として、砥粒をセラミック系のメタルボンドで固着したメタルボンド方式の砥石の適用しているが、樹脂系のメタルボンドを使用した研削砥石に適用することも可能である。
【0039】
(2)ワーク供給用の移動テーブルとして、図示の実施の形態では垂直軸心回りに回転する円形のインデックステーブルを備えているが、水平方向に直線状に往復移動する移動テーブルを備えた溝研削盤に適用することも可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本願発明によると、(1)音響センサーを利用して、研削砥石がワークの溝の幅方向端面に接触する際の音波を検知し、接触時の研削砥石の位置を研削開始位置とし、該研削開始位置を基準として取代を設定するようにしているので、溝の両端面の取代を無駄なく必要最小限の値に設定できると共に、研削開始位置を正確に検知できる。これにより、加工精度が安定すると共に、取代を極小としてもブローチによる前加工行程の面が残らず研削でき、研削時間が短縮できると共に作業効率も向上する。また、研削砥石の寿命も延ばすことができる。
【0041】
(2)音響センサーによりワークの溝の幅方向の研削開始位置を検出するので、接触時の音波が検知できる個所であれば、音響センサー配置個所はワークや砥石円板のサポートに限定されない。すなわち、音響センサーの配置の自由度が広く、組付け及びメンテナンスの容易な個所に取り付けることが可能となり、また、故障する恐れも少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる溝研削盤の縦断側面図である。
【図2】図1のインデックステーブルの平面図である。
【図3】砥石円板の水平断面図である。
【図4】音響センサーを図1の矢印IV方向に見た背面図である。
【図5】音響センサーを使用している状態を示す図4と同じ背面図である。
【図6】図4のVI−VI断面図である。
【図7】溝位置決め治具を図2の矢印VII方向に見た正面図である。
【図8】研削開始位置検出行程を示す作業行程図(図3のVIII−VIII断面相当図)である。
【図9】図7のIX−IX断面拡大図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 インデックステーブル(移動テーブルの一例)
20 砥石円板
21 砥石回転軸
22 回転ディスク
23 研削砥石(砥石面)
30 音響センサー
31 シリンダー
36 ワーク保持治具
【発明の属する技術分野】
本願発明は、コンプレッサーシリンダのように、内孔と該内孔から径方向の外方に延びる直線状のベーン溝を有するワークを研削するのに適した溝研削盤及び溝研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の溝研削盤として、本件出願人は砥石円板を昇降及び砥石回転軸芯方向移動可能に備えたものを開発し、既に出願している(特開2001−068414号公報)。
【0003】
上記公報記載の溝研削盤は、砥石回転軸芯方向の両端面に環状砥石面を有する砥石円板を備えており、上記砥石円板を、インデックステーブル上のワーク保持治具に保持されたワークの内孔に挿入し、昇降及び砥石回転軸芯方向の移動により、ベーン溝の幅方向の両端面を研削するようになっている。
【0004】
ワーク保持治具に保持されているワークは、ワークの位置決め孔に嵌合する位置決めピン並びに溝に嵌合するくさび型位置決めピンにより位置決めされ、インデックステーブルの回転により研削時のワークの位置が制御されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の溝研削盤によると、研削時のワークの位置に誤差が生じることは避けられないので、この誤差を考慮して取代を設定しなければならず、したがって取代が大きくなり、そのため研削作業時間が長くなると共に砥石円板の摩耗も早くなり、また研削精度を安定した状態で長く保つことは困難である。
【0006】
【発明の目的】
本願発明は、溝研削盤及び溝研削方法において、安定した研削精度を維持しながら取代を小さくすることができ、研削時間の短縮及び砥石の寿命延長を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本願請求項1記載の発明は、砥石回転軸芯方向の端面に研石面を有する砥石円板を、砥石回転軸芯方向及び該回転軸芯方向と直角な方向に移動可能に備え、内孔と該内孔から延びる直線状の溝を有するワークの上記溝を研削する溝研削盤において、回転状態の砥石円板の砥石面がワークの溝の端面に接触する際の音波を検知する音響センサーをワークの保持部材側に取り付けてあることを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の発明は、砥石回転軸芯方向の端面に研石面を有する砥石円板を、砥石回転軸芯方向及び該回転軸芯方向と直角な方向に移動可能に備え、内孔と該内孔から延びる直線状の溝を有するワークの上記溝を研削する溝研削方法において、回転状態の砥石円板を溝内に挿入し、砥石円板を砥石回転軸芯方向に移動し、溝の端面に砥石面が接触する際に発生する音波を音響センサーで検知することにより、砥石回転軸芯方向の研削開始位置を検出し、該研削開始位置を基準として取代を決定することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本願発明を適用したコンプレッサーシリンダ用のベーン溝研削盤であり、説明の都合上、砥石円板20を備えたベース1に対してワーク供給用のインデックステーブル2を配置してある側を前側と規定し、紙面と直角方向を左右方向として、以下説明する。
【0010】
ベース1の上面には、左右方向に延びるレール3を介して走行スライダー4が支持されており、走行スライダー4とベース1の間にはボールねじ送り機構6が介装され、該ボールねじ送り機構6の親ねじは図示しないが走行スライダー4に設けられたACサーボモータの出力軸に連動連結し、このACサーボモータにより、走行スライダー4を左右方向に移動できるようになっている。
【0011】
走行スライダー4の前端部には垂直なレール8が立設され、該垂直なレール8の前面には昇降スライダー10が上下方向移動可能に支持されている。昇降スライダー10と垂直なレール8の後面の間には垂直姿勢のボールねじ送り機構12が介装され、該ボールねじ送り機構12の親ねじは垂直なレール8の上端部に配置されたACサーボモータ13の出力軸に連動連結し、ACサーボモータ13により、昇降スライダー10を上下方向に移動できるようになっている。
【0012】
昇降スライダー10の上部には砥石円板回転用のモータ15が搭載され、昇降スライダー10の下部には伝導ケース16が固定され、該伝導ケース16には下方に突出するサポート17が固定され、該サポート17の下端部に砥石円板20が回転可能に支持されている。砥石円板20の回転軸21は水平左右方向に配置されると共に、ベルト伝導機構24を介して伝導ケース16内の中間軸25に連動連結し、該中間軸25はベルト伝導機構26を介して上方の砥石駆動用モータ15の出力軸に連動連結している。
【0013】
インデックステーブル2は上方から見て円形に形成されると共に水平姿勢で配置されており、該インデックステーブル2の垂直回転軸28は、テーブル支持ケース29に回転可能に支持されると共に図示しない駆動モータに連動連結し、90°ずつインデックス回転するように制御される。
【0014】
前記走行スライダー駆動用のACサーボモータ、昇降スライダー駆動用のサーボモータ13、砥石回転用の駆動モータ15及びインデックステーブル回転用の駆動モータはコントローラ18に接続し、コントローラ18からの指令により、オンオフ並びに回転速度が制御されるようになっている。
【0015】
[音響センサー]
音響センサー30はインデックステーブル2の後端部の下方に配置されており、テーブル支持ケース29の後端部に取り付けられたシリンダ31により昇降可能に支持されている。
【0016】
図4〜図6は音響センサー30の拡大図であり、図1の矢印IV方向に見た背面図を示す図4において、シリンダ31は、取付板33を介してテーブル支持ケース29に固定されると共に、一対のロッド31aを上下方向伸縮可能に備えており、ロッド31aの上端部には支持板32が固着され、該支持板32にはL字形の保護ケース34が固着されている。該保護ケース34内に音響センサー30が収納されると共に保護ケース34の下面に固定されており、音響センサー30の下面は支持板32から一定の隙間を置いて離れている。
【0017】
支持板32の側方(左側方)には上下一対の近接スイッチ35a,35bが配置され、上側の近接スイッチ35aは支持板32を上昇位置で停止するためのリミットスイッチであり、下側の近接スイッチ35bは支持板32の下降位置で停止するためのリミットスイッチであり、両近接スイッチ35a,35bはブラケット39を介して取付板33に支持されており、前記音響センサー30と共にコントローラ18に接続している。すなわち、音響センサー30は、ロッド31aの伸縮及び近接スイッチ35a,35bによる上下位置の制御により、図4のようにインデックステーブル2の下面から下方に離れた下降位置(非使用位置)と、図5のようにインデックステーブル2の下面に当接する上昇位置(使用位置)とに位置変更自在となっており、図5の上昇位置(使用位置)において、インデックステーブル2上で発生する音波を検知し、コントローラ18に入力するようになっている。
【0018】
[ワーク及び砥石円板]
図3はワークWの平面(仮想線)及び砥石円板20の水面断面を示しており、ワークWは内孔40を有する円筒状に形成されており、扇形の張出し部41及び該張出し部41と対称な位置に位置決め用の突起42が一体に形成されると共に、内孔40から径方向の外方に延びて扇形張出し部41の中間位置まで至る直線状のベーン溝43が一体に形成されている。上記突起42には第1の位置決め孔45が形成され、扇形張出し部41の周方向の一端部付近には第2の位置決め孔46が形成されている。
【0019】
砥石円板20は、前記回転軸21に固着された回転ディスク22と、該回転ディスク22の外周端部の砥石回転軸芯方向の両端面に固着された環状の研削砥石23から構成されており、前記回転軸21は軸受47を介してサポート17に回転可能に支持されている。各研削砥石23は、セラミック系のメタルボンドによって、砥粒同士が結束されると共に回転ディスク22に固着され、各研削砥石23の表面がそれぞれ砥石面となっている。
【0020】
[ワーク供給装置]
図2はワーク供給装置を構成するインデックステーブル2の平面図であり、インデックステーブル2上には、同一円周上に90°の間隔をおいて4つのワーク保持治具36が固定されており、各ワーク保持治具36はインデックステーブル2が矢印R方向に90°づつ回転することにより、前側のローディング及びアンローディング位置P1と、左側の位置決め及びクランプ位置P2と、後側の研削位置P3と、右側の計測位置P4とを順次巡るようになっている。
【0021】
各ワーク保持治具36の中央部には、ワークWの内孔40に対応する貫通孔37が形成され、該貫通孔37にはワークWのベーン溝43よりも幅広でテーブル回転軸芯O1側に延びる砥石挿通溝38が形成されている。インデックステーブル2にも図示しないが上記貫通孔37と同じ程度の貫通孔及び砥石挿通孔が形成されている。ワーク保持治具36の上面には、ワーク位置決め機構として、ワークWの第1,第2位置決め孔45,46に対応する第1,第2位置決めピン48,49が上向きに突設されている。
【0022】
各ワーク保持治具36のテーブル回転軸芯O1側には、二股状のクランプアーム51がそれぞれ配置されており、各クランプアーム51の柄部51aは、図7に示すように水平な支軸52及びリンク54を介してクランプ台53に回動可能に支持されると共に、上下方向に伸縮可能なロッド55に連結されており、ロッド55の伸縮により、クランプアーム51をクランプ位置(実線)と、アンクランプ位置(仮想線)とに変更できるようになっている。
【0023】
位置決め及びクランプ位置P2におけるインデックステーブル2の径方向外方側には、ベーン溝43を最終的に位置決めする溝位置決め治具56が配置されている。該溝位置決め治具56は、垂直なレール57に昇降アーム59を昇降可能に支持しており、該昇降アーム59の先端部にくさび型位置決めピン60が下向きに設けられている。前記昇降アーム59はシリンダ61により昇降駆動するようになっている。
【0024】
図9は上記位置決めピン60の拡大図であり、位置決めピン60は幅方向に圧縮可能な割りピン構造となっており、その幅D2はワークWのベーン溝43の幅D1よりも少し広く形成され、ベーン溝43内に圧入することにより溝43を最終的に位置決めするようになっている。
【0025】
【溝研削方法】
[ワーク供給及び位置決め作業]
図2において、前側のローディング及びアンローディング位置P1では、ワーク保持治具36の上面にワークWを載せると共に、第1,第2位置決め孔45,46を第1,第2位置決めピン48,49に嵌合する。この時、第2位置決め孔46は第2位置決めピン49に対し、多少のがたを有して嵌合している。
【0026】
左側の位置決め及びクランプ位置P2では、溝位置決め用の昇降アーム59を下降することにより、図9の位置決めピン60をワークWのベーン溝43内に圧入し、これにより、ワーク保持治具36に対するベーン溝43の位置を正確に設定する。このように位置決めした状態で、図7に示すようにクランプアーム51を下降させ、ワークWをワーク保持治具36に固定する。しかる後に昇降アーム59を上昇させ、位置決めピン60をベーン溝43から上方に抜く。
【0027】
[研削開始位置検出作業]
図1に示す研削位置P3では、音響センサー30を上昇させてインデックステーブル2の下面に接触させると共に、砥石円板20を上昇端位置A0からワークWの内孔40に突入するセンサー位置A3まで下降させ、回転状態の砥石円板20を砥石回転軸芯方向に移動し、音響センサー30により、図8のように砥石円板20の砥石面がベーン溝43の各端面43a,43bに接触する際に発生する音波を検知し、これにより研削開始位置B1,B2を検出する。
【0028】
図8は研削開始位置B1,B2の検出行程を模式的に描いたものであり、実線で示す矢印は砥石円板20が高速で移動する行程、破線で示す矢印は低速で移動する行程を示している。なお、砥石円板20の左右方向の軌跡を分かり易くするために、砥石円板20に対するベーン溝43の幅D1は実際よりも相当広く誇張して描いてある。
【0029】
第1の段階において、回転状態の砥石円板20は、前述のように上昇端位置A0からセンサー位置A3まで高速で下降し、ベーン溝43の溝幅の概ね中央位置に至る。
【0030】
第2段階において、センサー位置A2から左右の一方、たとえば左方に一定距離高速で移動した後、左方の端面43aの黒皮に接触するまで低速で移動し、接触時の音波を音響センサー30で検知してコントローラ18に入力し、左方の研削開始位置B1として記憶する。それと同時に右方へ方向転換し、右方へ高速で移動する。
【0031】
第3段階として、右方へ一定距離高速で移動した後、右方の端面43bの黒皮に接触するまで低速移動し、接触時の音波を音響センサー30で検知してコントローラ18に入力し、右方の研削開始位置B2として記憶すると同時に左方へ方向転換する。
【0032】
第4段階として、右方の端面43bから離れた後、上方に移動して溝43から抜け出し、切込み位置A1まで戻る。また、図5の上昇位置の音響センサー30は図6の下降位置まで下がる。
【0033】
第5段階として、上記音響センサー30で検出された左右の研削開始位置B1,B2を基に、左右の取代をそれぞれ決定し、研削作業に移る。
【0034】
[研削作業]
図8の切込み位置A1において、砥石円板20を左方の研削開始位置B1を基準として所定の取代(切込み量)だけ左方に移動し、図4の切込み位置A1から下降位置A2まで研削速度で下方に移動し、図8の溝43の左端面43aを所定の取代だけ研削する。
【0035】
次に図4の下降位置A2において、砥石円板20を図8の右方の研削開始位置B2を基準として所定の取代(切込み量)だけ右方に移動し、切込み位置A1まで上昇することにより、右端面43bを所定の取代だけ研削する。
【0036】
なお、研削作業では、各端面43a,43bに対して砥石円板20を切込み位置A1と下降位置A2の間でそれぞれ一往復させることにより両端面43a,43bを研削することも可能であり、その他、砥石円板20の研削行程は各種採用することができる。
【0037】
左右の取代を均等に設定すると、左右の研削砥石23の摩耗が均等になり、取代を小さくできることと相俟って研削砥石の寿命が一層延びる。一方、左右の取代を異ならせ、比率設定することにより、ブローチ加工時のベーン溝43の溝幅方向の位置を修正することも可能である。
【0038】
【その他の実施の形態】
(1)前記実施の形態では、研削砥石23として、砥粒をセラミック系のメタルボンドで固着したメタルボンド方式の砥石の適用しているが、樹脂系のメタルボンドを使用した研削砥石に適用することも可能である。
【0039】
(2)ワーク供給用の移動テーブルとして、図示の実施の形態では垂直軸心回りに回転する円形のインデックステーブルを備えているが、水平方向に直線状に往復移動する移動テーブルを備えた溝研削盤に適用することも可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本願発明によると、(1)音響センサーを利用して、研削砥石がワークの溝の幅方向端面に接触する際の音波を検知し、接触時の研削砥石の位置を研削開始位置とし、該研削開始位置を基準として取代を設定するようにしているので、溝の両端面の取代を無駄なく必要最小限の値に設定できると共に、研削開始位置を正確に検知できる。これにより、加工精度が安定すると共に、取代を極小としてもブローチによる前加工行程の面が残らず研削でき、研削時間が短縮できると共に作業効率も向上する。また、研削砥石の寿命も延ばすことができる。
【0041】
(2)音響センサーによりワークの溝の幅方向の研削開始位置を検出するので、接触時の音波が検知できる個所であれば、音響センサー配置個所はワークや砥石円板のサポートに限定されない。すなわち、音響センサーの配置の自由度が広く、組付け及びメンテナンスの容易な個所に取り付けることが可能となり、また、故障する恐れも少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる溝研削盤の縦断側面図である。
【図2】図1のインデックステーブルの平面図である。
【図3】砥石円板の水平断面図である。
【図4】音響センサーを図1の矢印IV方向に見た背面図である。
【図5】音響センサーを使用している状態を示す図4と同じ背面図である。
【図6】図4のVI−VI断面図である。
【図7】溝位置決め治具を図2の矢印VII方向に見た正面図である。
【図8】研削開始位置検出行程を示す作業行程図(図3のVIII−VIII断面相当図)である。
【図9】図7のIX−IX断面拡大図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 インデックステーブル(移動テーブルの一例)
20 砥石円板
21 砥石回転軸
22 回転ディスク
23 研削砥石(砥石面)
30 音響センサー
31 シリンダー
36 ワーク保持治具
Claims (2)
- 砥石回転軸芯方向の端面に研石面を有する砥石円板を、砥石回転軸芯方向及び該回転軸芯方向と直角な方向に移動可能に備え、内孔と該内孔から延びる直線状の溝を有するワークの上記溝を研削する溝研削盤において、
回転状態の砥石円板の砥石面がワークの溝の端面に接触する際の音波を検知する音響センサーをワークの保持部材側に取り付けてあることを特徴とする溝研削盤。 - 砥石回転軸芯方向の端面に研石面を有する砥石円板を、砥石回転軸芯方向及び該回転軸芯方向と直角な方向に移動可能に備え、内孔と該内孔から延びる直線状の溝を有するワークの上記溝を研削する溝研削方法において、
回転状態の砥石円板を溝内に挿入し、砥石円板を砥石回転軸芯方向に移動し、溝の端面に砥石面が接触する際に発生する音波を音響センサーで検知することにより、砥石回転軸芯方向の研削開始位置を検出し、該研削開始位置を基準として取代を決定することを特徴とする溝研削方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159820A JP2004001129A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | コンプレッサーシリンダ用溝研削盤及び溝研削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002159820A JP2004001129A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | コンプレッサーシリンダ用溝研削盤及び溝研削方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004001129A true JP2004001129A (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=30429447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002159820A Pending JP2004001129A (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | コンプレッサーシリンダ用溝研削盤及び溝研削方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004001129A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007021587A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Shinkikai Giken:Kk | ワークの溝の研磨方法 |
JP2014104519A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Koyo Mach Ind Co Ltd | 研削方法 |
CN113977401A (zh) * | 2021-09-27 | 2022-01-28 | 南京向霖科技有限公司 | 一种电机外壳自动打磨设备及其打磨方法 |
-
2002
- 2002-05-31 JP JP2002159820A patent/JP2004001129A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007021587A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Shinkikai Giken:Kk | ワークの溝の研磨方法 |
JP4681376B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2011-05-11 | 株式会社新機械技研 | ワークの溝の研磨方法 |
JP2014104519A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Koyo Mach Ind Co Ltd | 研削方法 |
CN113977401A (zh) * | 2021-09-27 | 2022-01-28 | 南京向霖科技有限公司 | 一种电机外壳自动打磨设备及其打磨方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2516382B2 (ja) | 磁気軸受を主軸にもつ加工装置 | |
JP2005153085A (ja) | 面取り砥石のツルーイング方法及び面取り装置 | |
CN104349867A (zh) | 焊接部件的平滑化方法以及平滑化装置 | |
JPH08252753A (ja) | 研削装置 | |
JP2004001129A (ja) | コンプレッサーシリンダ用溝研削盤及び溝研削方法 | |
JP2018158428A (ja) | ワイヤソー及び切断加工方法 | |
JP4148166B2 (ja) | 接触検出装置 | |
JP3833453B2 (ja) | レール加工装置及びレール加工方法 | |
JP2008272914A (ja) | 溝加工装置および溝加工方法 | |
JP3706357B2 (ja) | コンプレッサーシリンダ用溝研削盤の砥石角度測定装置 | |
CN115673934A (zh) | 一种磨抛测量一体式自动化加工装置及方法 | |
CN104325371A (zh) | 磨削大型圆锯片侧端面的数控平面磨床及磨削方法 | |
CN204171811U (zh) | 磨削大型圆锯片侧端面的数控平面磨床 | |
KR102050766B1 (ko) | 성형 연삭 장치 | |
JP2007237377A (ja) | 溝加工装置および溝加工法 | |
JP3734770B2 (ja) | コンプレッサーシリンダ用溝研削盤のドレス装置 | |
JP2003236748A (ja) | 研削装置 | |
JP2004042174A (ja) | 平面研削方法 | |
KR20010007645A (ko) | 입체 가공장치 | |
CN110340774A (zh) | 高精度深沟球轴承内圈沟道与内外径复合磨削装置及方法 | |
JPS63150108A (ja) | 溝加工装置 | |
JP2002239903A (ja) | ドレッシング装置及びそれを備えた研削盤 | |
JP3687324B2 (ja) | シリンダボアの高精度微細溝加工装置及び加工方法 | |
JP2000153430A (ja) | コニカルカッタを用いた旋盤 | |
JP2024066846A (ja) | 工作物寸法測定機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050913 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060124 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |