JP2024066846A - 工作物寸法測定機構 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024066846000001
【課題】一対のフィーラにより工作物の寸法を測定する構成において、工作物の寸法を測定する際の基準位置を変更する際の手間を軽減するとともに基準位置の変更の自動化を容易とし、一対のフィーラを備える装置の配置の自由度の向上を図ることができる工作物寸法測定機構を提供する。
【解決手段】工作物寸法測定機構1は、第1フィーラ611を備える第1定寸装置61と、第2フィーラ621を備える第2定寸装置62とを有する。さらに、第1フィーラ611が第1基準位置に位置するように第1定寸装置61を移動させる第1移動装置63と、第2フィーラ621が第2基準位置に位置するように第2定寸装置62を移動させる第2移動装置64とを有する。そして、第1移動装置63と第2移動装置64は、移動制御装置65により個別に駆動制御される。
【選択図】図2

Description

本発明は、工作物寸法測定機構に関する。
従来、研削加工等された工作物の寸法を測定する方法として、特許文献1には、定寸装置に備えられた一対のフィーラの先端の間に棒状の工作物を位置させて、各フィーラの先端の接触子を工作物の表面に接触させて工作物の直径を計測する構成が開示されている。当該構成では、予めフィーラ間の距離が所定の基準値に設定されており、フィーラの変位を当該基準値との差分として検出することで工作物の直径を測定している。
また、特許文献2には、定寸装置に備えられた一対のフィーラにより工作物の直径を測定する構成において、一対のフィーラを支持するそれぞれの支持部がボールねじを介して互いに離間又は近接するように位置変更可能とし、フィーラ間の距離として設定可能な基準値の範囲を拡大した構成が開示されている。
特開2000-292151号公報 特開昭60-133312号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、種々の工作物の寸法を測定する際にフィーラ間の距離として設定される基準値を変更するには、形状の異なるフィーラに交換する必要があり、交換作業や交換後の位置合わせ作業に手間がかかる。また、これらの作業を自動化することが困難である。一方、特許文献2に開示の構成では、フィーラの交換を要することなく基準値を変更できるが、単一のボールねじを介して両フィーラを離間又は近接させて両者の間の距離を変更しているため、基準位置の変更可能な範囲は両フィーラの中央位置を中心とした範囲に限定されており、両フィーラを備えた定寸装置の配置の自由度が制約されている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、一対のフィーラにより工作物の寸法を測定する構成において、工作物の寸法を測定する際の基準位置を変更する際の手間を軽減するとともに基準位置の変更の自動化を容易とし、一対のフィーラを備える装置の配置の自由度の向上を図ることができる、工作物寸法測定機構を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、工作物の外側表面又は内側表面に接触させた一対のフィーラの変位に基づいて上記工作物の寸法を測定する工作物寸法測定機構であって、
上記一対のフィーラを構成する第1フィーラと、上記第1フィーラを軸支する第1軸支部と、上記第1フィーラの変位を検出する第1変位検出部とを含む第1定寸装置と、
上記第1フィーラとともに上記一対のフィーラを構成する第2フィーラと、上記第2フィーラを第2軸支部と、上記第2フィーラの変位を検出する第2変位検出部とを含む第2定寸装置と、
上記第1フィーラが第1基準位置に位置するように、上記第1定寸装置を移動させる第1移動装置と、
上記第2フィーラが第2基準位置に位置するように、上記第2定寸装置を移動させる第2移動装置と、
上記第1移動装置と上記第2移動装置とを個別に駆動制御する移動制御装置と、を有する工作物寸法測定機構にある。
上記態様によれば、第1フィーラが第1基準位置に位置するように第1定寸装置を移動させる第1移動装置と、第2フィーラが第2基準位置に位置するように第2定寸装置を移動させる第2移動装置とを備える。これにより、両フィーラの交換を要することなくそれぞれの基準位置を変更でき、両者間の距離を変更する際の手間を軽減できるとともに、それぞれの基準位置の変更を自動化することが容易となる。そして、上記態様によれば、第1移動装置の駆動制御と、第2移動装置の駆動制御とを個別に行うことができる。これにより、基準位置の変更可能な範囲が両フィーラの中央位置を中心とした範囲に限定されないことから、一対のフィーラを有する装置の配置の自由度を向上することができる。
以上のごとく、上記態様によれば、一対のフィーラにより工作物の寸法を測定する構成において、工作物の寸法を測定する際の基準位置を変更する際の手間を軽減するとともに基準位置の変更の自動化を容易とし、一対のフィーラを備える装置の配置の自由度の向上を図ることができる工作物寸法測定機構を提供することができる。
実施形態1における、工作物寸法測定機構及び工作機械を示す平面概念図。 実施形態1における、工作物寸法測定機構の機能ブロック図。 実施形態1における、工作物寸法測定機構の(a)第1状態での縦断面概念図、(b)第2状態での縦断面概念図。 実施形態1における、基準位置合わせ装置の(a)第1状態での縦断面概念図、(b)第2状態での縦断面概念図。 実施形態1における、工作物寸法測定機構の基準位置合わせのフローチャート。 実施形態1における、工作物寸法測定機構による振れ測定時の状態を示す縦断面概念図。 変形形態における、基準位置合わせ装置の正面概念図。
(実施形態1)
本実施形態1における工作物寸法測定機構1は、工作機械2における加工対象である工作物Wの寸法を測定するものである。以下に各構成について説明する。
1.工作機械2の構成
本実施形態1では、工作機械2として研削盤2と加工制御装置3を備える。研削盤2は、テーブルトラバース型の研削盤、砥石台トラバース型の研削盤などを適用可能である。また、研削盤2は、円筒研削盤、カム研削盤等を適用可能である。本実施形態1では、研削盤2はテーブルトラバース型の円筒研削盤を例にあげる。つまり、当該研削盤2は、工作物Wを工作物Wの軸線方向に移動させ、かつ、砥石車Tを工作物Wの軸線に交差する方向に移動させる構成である。また、本実施形態においては、研削盤2は、砥石車Tにより工作物Wの円筒外周面を研削する場合を例にあげる。
また、本実施形態においては、図1に示すように、工作物Wは、円柱状であってその外表面が非加工部となる場合を例にあげる。ただし、図1に示す工作物Wは、一例であって、研削盤2は、種々の形状を有する工作物を研削加工の対象とすることができる。
研削盤2は、ベッド10、テーブル20、主軸装置30、心押装置40、砥石台50、定寸機構60、基準位置合わせ装置70を備える。ベッド10は、設置面上に設置されている。ベッド10は、X軸方向の正面側(図1の下側)の幅(Z軸方向長さ)が長く形成されており、X軸方向の背面側(図1の上側)の幅が短く形成されている。
ベッド10は、X軸方向の正面側の上面に、Z軸方向に延在するZ軸案内面11を備える。さらに、ベッド10には、Z軸案内面11に沿って駆動するZ軸駆動機構12を備える。本実施形態では、Z軸駆動機構12は、ボールねじ機構12aとZ軸用モータ12bとを備える場合を例にあげる。ボールねじ機構12aが、Z軸案内面11に平行に延在し、Z軸用モータ12bが、ボールねじ機構12aを駆動する。
Z軸駆動機構12を駆動するために、図示しないZ軸用駆動回路およびZ軸用検出器12cが設けられる。Z軸用駆動回路は、アンプ回路を含み、Z軸用モータ12bを駆動する。Z軸用検出器12cは、本実施形態においては、例えば、エンコーダなどの角度検出器であって、Z軸用モータ12bの回転軸の角度を検出する。なお、Z軸駆動機構12は、上記のボールねじ機構12aを備える構成に代えて、リニアモータなどを適用することもできる。
また、ベッド10は、X軸方向の背面側の上面に、Z軸方向に交差する方向に延在する案内面13を備える。本実施形態においては、案内面13は、Z軸に直交するX軸方向に延在するX軸案内面である。さらに、ベッド10には、X軸案内面13に沿って駆動するX軸駆動機構14を備える。本実施形態では、X軸駆動機構14は、ボールねじ機構14aとX軸用モータ14bとを備える場合を例にあげる。ボールねじ機構14aが、X軸案内面13に平行に延在し、X軸用モータ14bが、ボールねじ機構14aを駆動する。
X軸駆動機構14を駆動するために、図示しないX軸用駆動回路およびX軸用検出器14cが設けられる。X軸用駆動回路は、アンプ回路を含み、X軸用モータ14bを駆動する。X軸用検出器14cは、本実施形態においては、例えば、エンコーダなどの角度検出器であって、X軸用モータ14bの回転軸の角度を検出する。なお、X軸駆動機構14は、上記のボールねじ機構14aを備える構成に代えて、リニアモータなどを適用することもできる。
テーブル20は、長尺状に形成されており、ベッド10のZ軸案内面11にZ軸方向(水平左右方向)に移動可能に支持されている。また、テーブル20は、Z軸ボールねじ機構12aのボールねじナットに固定されており、Z軸用モータ12bの回転駆動によってZ軸方向に移動する。
主軸装置30は、工作物支持装置を構成する。主軸装置30は、工作物Wを支持し、工作物Wを回転駆動する。主軸装置30は、テーブル20上のZ軸方向の一端側に配置されている。主軸装置30は、主軸ハウジング31と、主軸32、主軸用モータ33と、主軸センタ34と、主軸用検出器35と、図示しない主軸用駆動回路とを備える。
主軸ハウジング31は、テーブル20上に固定されている。主軸32は、主軸ハウジング31に軸受を介して回転可能に支持される。主軸用モータ33は、主軸32を回転駆動する。主軸センタ34は、工作物Wの軸方向一端の端面を支持する。主軸センタ34は、主軸32に固定されて、主軸ハウジング31に対して回転可能に設けられる。ただし、主軸装置30が、図示しないケレなどの回し部材を備える場合には、主軸センタ34は、主軸ハウジング31に固定されて、主軸ハウジング31に対して回転不能となるように設けられるようにしても良い。また、主軸装置30は、主軸センタ34に代えて、工作物Wを把持するチャックを備えるようにしても良い。なお、チャックは、主軸32に連結されることで回転駆動される。
主軸用検出器35および主軸用駆動回路は、主軸用モータ33を駆動するために設けられている。主軸用検出器35は、本実施形態においては、例えば、エンコーダなどの角度検出器であって、主軸用モータ33の回転軸の角度を検出する。主軸用駆動回路は、アンプ回路を含み、主軸用モータ33を駆動する。
心押装置40は、主軸装置30と共に、工作物支持装置を構成する。心押装置40は、テーブル20上のZ軸方向の他端側に配置されている。心押装置40は、テーブル20上をZ軸方向に移動可能に設けられている。心押装置40は、心押センタ41を備える。心押センタ41は、工作物Wの軸方向他端の端面を支持する。心押センタ41は、回転不能に設けられるようにしても良いし、回転可能に設けられるようにしても良い。なお、研削盤2が、工作物Wの内周面を研削加工する場合には、心押装置40は不要である。
また、心押センタ41は、工作物Wに対して固定された位置に位置決めされるようにしても良いし、工作物Wに対して工作物Wの軸方向に動作可能に設けられるようにしても良い。後者において、心押センタ41は、工作物Wに対して工作物Wの軸方向への押圧力を調整可能に構成されるようにしても良い。押圧力は、スプリング力を調整する手段、流体圧を調整する手段などにより制御可能とすることができる。
砥石台50は、工具としての砥石車Tを備え、砥石車Tを回転駆動する。砥石台50は、砥石車Tの他に、砥石台本体51、砥石軸52、砥石車用モータ53、図示しない砥石車用駆動回路を備える。
砥石車Tは、円盤状に形成されている。砥石車Tは、工作物Wの外周面または内周面を研削するために用いられる。砥石車Tの構成としては公知のものを採用することができる。
砥石台本体51は、例えば平面視にて矩形状に形成されており、ベッド10のX軸案内面13にX軸方向(水平前後方向)に移動可能に支持されている。また、砥石台本体51は、X軸ボールねじ機構14aのボールねじナットに固定されており、X軸用モータ14bの回転駆動によってX軸方向に移動する。砥石台本体51は、砥石車Tを支持する工具支持装置を構成する。
砥石軸52は、砥石台本体51に軸受を介して回転可能に支持される。砥石軸52の先端に砥石車Tが固定されており、砥石軸52の回転によって砥石車Tが回転する。砥石車用モータ53は、砥石軸52を回転駆動する。軸受には、静圧軸受や転がり軸受などが用いられる。
砥石車用モータ53は、例えば、ベルトを介して砥石軸52に回転駆動力を伝達する。ただし、砥石車用モータ53は、砥石軸52と同軸に配置しても良い。一般に、砥石車用モータ53の駆動による砥石車Tの回転速度は、主軸用モータ33の駆動による工作物Wの回転速度に比べて高速である。砥石車用駆動回路は、砥石車用モータ53を駆動するために設けられている。砥石車用駆動回路は、アンプ回路を含み、砥石車用モータ53を駆動する。
加工制御装置3は、加工制御を実行するCNC(Computer Numerical Control)装置およびPLC(Programmable Logic Controller)装置である。つまり、加工制御装置3は、研削加工プログラムおよび後述の定寸機構60による計測結果に基づいて、移動装置としてのZ軸駆動機構12およびX軸駆動機構14を駆動して、テーブル20および砥石台50の位置制御を行う。つまり、加工制御装置3は、テーブル20および砥石台50などの位置制御を行うことで、工作物Wと砥石車Tとを相対的に接近および離間させる。さらに、加工制御装置3は、主軸装置30および砥石台50の制御を行う。つまり、加工制御装置3は、主軸32の回転制御および砥石車Tの回転制御を行う。
定寸機構60及び基準位置合わせ装置70は、後述する工作物寸法測定機構1を構成する。定寸機構60は、ベッド10の上面に設けられ、工作物Wの外径寸法を計測する。基準位置合わせ装置70は、定寸機構60における工作物Wの外径寸法を計測する際の基準位置の位置合わせを行う。定寸機構60及び基準位置合わせ装置70の構成については、以下に詳述する。
2.工作物寸法測定機構1の構成
図2、図3に示すように、工作物寸法測定機構1は、定寸機構60、移動制御装置65、接触状態切り替え装置69、基準位置合わせ装置70を備える。定寸機構60は、第1定寸装置61、第2定寸装置62、第1移動装置63、第2移動装置64、第1移動規制部66、第2移動規制部67を備え、これらを収容するハウジング68を備える。
2-1.第1定寸装置61及び第2定寸装置62
図2、図3に示すように、第1定寸装置61は、第1フィーラ611、第1支持部612、第1変位検出部613を備える。第1フィーラ611は、図3(b)に示すように、先端に設けられた第1接触子611aを介して工作物Wの表面に接触するように構成される。なお、第1接触子611aと後述する第2接触子621aとは、工作物Wの回転中心Oを挟んだ2点において工作物Wの表面に当接するように設けられる。
そして、図3に示すように、第1フィーラ611は、第1支持部612により軸回転可能なように軸支されている。さらに、第1フィーラ611はバネ614により付勢されて、第1接触子611aが工作物Wの表面に接触した状態が維持されるように構成されている。なお、本実施形態1ではバネ614はコイルスプリングからなる。
第1変位検出部613は、第1フィーラ611の基端側に設けられ、第1フィーラ611の変位を検出する。第1変位検出部613は第1フィーラ611の変位を電気信号に変換する差動トランスにより構成される。第1変位検出部613による変換された電機信号は、上述の加工制御装置3に出力される。
図2、図3に示すように、第2定寸装置62は、第1定寸装置61と同様に、第2フィーラ621、第2支持部622、第2変位検出部623を備え、第1定寸装置61と上下反転した状態で配置されている。第2フィーラ621は、図3(b)に示すように、先端に設けられた第2接触子621aを介して工作物Wの表面に接触するように構成される。
そして、図3に示すように、第2フィーラ621は、第2支持部622により軸回転可能なように軸支されている。さらに、第2フィーラ621はバネ624により付勢されて、第2接触子621aが工作物Wの表面に接触した状態が維持されるように構成されている。なお、本実施形態1ではバネ624はコイルスプリングからなる。
第2変位検出部623は、第2フィーラ621の基端側に設けられ、第2フィーラ621の変位を検出する。第2変位検出部623は第2フィーラ621の変位を電気信号に変換する差動トランスにより構成される。第2変位検出部623による変換された電機信号は、上述の加工制御装置3に出力される。なお、第1変位検出部613の出力信号と第2変位検出部623の出力信号の差分を算出することにより、工作物Wの寸法(本実施形態1では、加工部の直径)を検出することができる。なお、第1フィーラ611及び第2フィーラ621の先端側は、交換可能に構成されている。
そして、第1定寸装置61及び第2定寸装置62は、ハウジング68内に設けられたガイドレール615、616上に、上下方向Yに並んで配置されている。ガイドレール615、616は上下方向Yに沿って伸びており、後述する第1ボールねじ631及び第2ボールねじ641に平行に延びている。
2-2.第1移動装置63及び第2移動装置64
図3に示すように、第1移動装置63は、第1ボールねじ631、第1接続部632、第1回動部633を備える。第1ボールねじ631はねじ溝を有するねじ軸と、図示しない複数のボールを介してねじ軸に螺合するナット部とを有し、第1接続部632は当該ナット部と第1定寸装置61とを接続する。第1回動部633は、第1ボールねじ631のねじ軸を回動させることにより、第1接続部632を介して第1定寸装置61を上下方向Yに移動可能としている。第1回動部633の構成は限定されないが、第1回動部633はモータにより構成することができる。
また、第2移動装置64は、第2ボールねじ641、第2接続部642、第2回動部643を備える。第2ボールねじ641はねじ溝を有するねじ軸と、図示しない複数のボールを介してねじ軸に螺合するナット部とを有し、第2接続部642は当該ナット部と第2定寸装置62とを接続する。第2回動部643は、第2ボールねじ641のねじ軸を回動させることにより、第2接続部642を介して第2定寸装置62を上下方向Yに移動可能としている。第2回動部643の構成は限定されないが、第2回動部643はモータにより構成することができる。
なお、本実施形態1では、第1移動装置63及び第2移動装置64として、ボールねじを用いて第1定寸装置61及び第2定寸装置62を個別に移動させる構成としたがこれに替えて、油圧ポンプやラックギアを用いて、第1定寸装置61及び第2定寸装置62を個別に移動させる構成としてもよい。
2-3.移動制御装置65
図2に示すように、移動制御装置65は第1移動装置63及び第2移動装置64を駆動制御するためのプログラムを実行可能な演算装置により構成される。そして、移動制御装置65は、第1移動装置63及び第2移動装置64に電気的に接続され、第1移動装置63の駆動制御と第2移動装置64の駆動制御とを個別に行う。すなわち、移動制御装置65は、第1回動部633を構成するモータと、第2回動部643を構成するモータとにおいて、回転方向、回転数、回転開始タイミング及び回転停止タイミングを個別に制御することができる。
2-4.第1移動規制部66及び第2移動規制部67
図3に示すように、ガイドレール616上には第1移動規制部66及び第2移動規制部67が設けられている。第1移動規制部66は、第1移動装置63により後述のように第1定寸装置61が所定位置に移動された状態で、第1定寸装置61の下面に当接するようにガイドレール616に固定されることにより、第1定寸装置61が、例えば自重等によって移動することを規制する。同様に、第2移動規制部67は、第2移動装置64により後述のように第2定寸装置62が所定位置に移動された状態で、第2定寸装置62の下面に当接するようにガイドレール616に固定されることにより、第2定寸装置62が、例えば自重等によって移動することを規制する。第1移動規制部66及び第2移動規制部67の構成は限定されず、第1定寸装置61及び第2定寸装置62の移動を規制可能なものであればよい。
2-5.基準位置合わせ装置70
図3、図4に示すように、基準位置合わせ装置70は、第1位置合わせ部71、第2位置合わせ部72を有する。第1位置合わせ部71は、定寸機構60(第1定寸装置61、第2定寸装置62)が、図3(a)に示すように、後述のごとく工作物Wから離間した第1状態であるときに、第1フィーラ611に当接して第1フィーラ611が第1基準位置に位置するように位置合わせする。また、第2位置合わせ部72は、第2フィーラ621に当接して第2フィーラ621が第2基準位置に位置するように位置合わせする。
そして、第1フィーラ611が第1基準位置に位置するときに第1変位検出部613により出力される値をゼロとするように第1変位検出部613の出力値補正(ゼロ合わせ)を行う。同様に、第2フィーラ621が第2基準位置に位置するときに第2変位検出部623により出力される値をゼロとするように第2変位検出部623の出力値補正(ゼロ合わせ)を行う。
基準位置合わせ装置70は、後述する接触状態切り替え装置69によって、定寸機構60(第1定寸装置61、第2定寸装置62)が図3(a)に示す第1状態から、図3(b)に示すように工作物Wに近接した第2状態に切り替える前に、図4(a)に示すように、定寸機構60から離間するようにZ軸方向に後退させる。再度位置合わせを行う際には、後述する接触状態切り替え装置69によって、定寸機構60(第1定寸装置61、第2定寸装置62)を図3(a)に示す第1状態に切り替えた後、図4(b)に示すように、定寸機構60に近接するようにZ軸方向に前進させる。
図4(a)、図4(b)に示すように、第1位置合わせ部71は、基準位置を規定する複数の位置合わせ面71a~71dを有する。複数の位置合わせ面71a~71dはそれぞれ、円弧状に形成されており、本実施形態1では、複数の位置合わせ面71a~71dは、直径の異なる同心円上に沿って形成されている。また、第2位置合わせ部72も、複数の位置合わせ面72a~72dを有しており、本実施形態1では、第1位置合わせ部71の位置合わせ面71aと、第2位置合わせ部72の位置合わせ面72aとは互いに同一円上に位置しており、同様に、複数の位置合わせ面71b~71dと複数の位置合わせ面72b~72dもそれぞれ互いに同一円状に位置している。従って、第1位置合わせ部71と第2位置合わせ部72とは図4(a)及び図4(b)に示すようにZ方向に平行な断面において、階段状に形成されるとともに、図3(a)に示すように、当該階段状部分がそれぞれの同心円上に位置した状態となっている。
上記形状を有する第1位置合わせ部71により、第1フィーラ611の第1基準位置として、複数の位置合わせ面71a~71dの位置を規定することができる。また、上記形状を有する第2位置合わせ部72により、第2フィーラ621の第2基準位置として、複数の位置合わせ面72a~72dの位置を規定することができる。
2-6.接触状態切り替え装置69
図2に示す接触状態切り替え装置69は、第1定寸装置61及び第2定寸装置62を一体的に移動可能に支持する。そして、接触状態切り替え装置69は、図3(a)に示すように一対のフィーラ611、621が工作物Wに接触しない状態となるように第1定寸装置61及び第2定寸装置62を工作物Wから離間させた第1状態と、図3(b)に示すように一対のフィーラ611、621が工作物Wに接触した状態となるように第1定寸装置61及び第2定寸装置62を工作物Wに近接させた第2状態とに切り替える。
本実施形態1では、第1定寸装置61及び第2定寸装置62を含む定寸機構60がX方向に延びるガイド691を介してベッド10上に配置されており、接触状態切り替え装置69はガイド691に沿って定寸機構60をX方向に移動可能に構成されている。なお、接触状態切り替え装置69は、定寸機構60を移動させるために、図示しない駆動装置を有している。
また、本実施形態1では、基準位置合わせ装置70が、Z方向に延びるガイド73を介してベッド10上に配置されており、接触状態切り替え装置69は、ガイド73に沿って、基準位置合わせ装置70をZ方向に移動可能に構成されている。そして、接触状態切り替え装置69は、上述のように定寸機構60を第1状態と第2状態とに切り替えるのに伴って、基準位置合わせ装置70のZ方向の位置変更を行う。基準位置合わせ装置70のZ方向の位置変更は、第1フィーラ611の第1基準位置及び第2フィーラ621の第2基準位置に応じて行うことができる。
3.基準位置合わせのフロー
次に、第1フィーラ611及び第2フィーラ621の基準位置合わせのフローを、図5に示すフロー図を用いて説明する。第1フィーラ611及び第2フィーラ621の基準位置合わせは、研削盤2による工作物Wの研削を行う前に行う。まず、ステップS1において、接触状態切り替え装置69により、定寸機構60を工作物Wから離間するようにX方向において後退させて、図3(a)に示すように第1状態とする。
そして、ステップS2において、移動制御装置65により、第1定寸装置61と第2定寸装置62とを第1フィーラ611及び第2フィーラ621がそれぞれの基準位置よりも若干離れた位置に移動する。このとき、エアーや電気等を駆動源とする図示しない駆動機構により第1フィーラ611及び第2フィーラ621を駆動させて、第1フィーラ611及び第2フィーラ621が互いに離間するように両者の間隔を広げた状態としておく。
その後、ステップS3において、接触状態切り替え装置69により、基準位置合わせ装置70を定寸機構60に近接するようにZ方向に前進させて、図4(a)に示すように、第1フィーラ611及び第2フィーラ621の間に所定の位置合わせ面71a~71d、72a~72dを位置させる。
次いで、ステップS4において、上記エアーの噴出を停止し、必要に応じて移動制御装置65により第1定寸装置61及び第2定寸装置62の位置を個別に微調整して、一対のフィーラ611、621の先端の接触子611a、621aを予め設定された第1基準位置及び第2基準位置に相当する基準位置合わせ面71a~71d、72a~71dのいずれかに当接させて一対のフィーラ611、621の基準位置合わせを行う。そして、ステップS5において、基準位置合わせを行った状態での各変位検出部613、623の出力信号の値をゼロとなるように補正して出力信号のゼロ合わせを行う。
その後、ステップS6において、図示しないエアー噴出機構により第1フィーラ611及び第2フィーラ621に対してエアーを噴出して、第1フィーラ611及び第2フィーラ621が互いに離間するように両者の間隔を広げた状態にして、図4(b)に示すように、基準位置合わせ装置70を定寸機構から離間するようにZ方向において後退させる。
そして、ステップS7において、接触状態切り替え装置69により、定寸機構60を工作物Wに近接するようにX方向において前進させて、図3(b)に示すように第2状態とする。なお、第2状態としたのち、上記エアーの噴出を停止する。これにより、一対のフィーラ611、621の接触子611a、621aを工作物Wに接触させて、基準位置合わせのフローを終了する。そして、基準位置合わせの完了後、研削盤2による工作物Wの研削を行うことができる。
4.工作物Wの振れ測定
本実施形態1の工作物寸法測定機構1は、工作物Wの寸法測定に加え、工作物Wの被加工中における工作物Wの振れ量を測定する振れ測定に用いることができる。振れ測定を行う際には、第1フィーラ611及び第2フィーラ621の一方が工作物Wに接触するとともに、他方が工作物Wに接触しない状態とする。
例えば、図6に示すように、第1フィーラ611が工作物Wに接触するとともに、第2フィーラ621が工作物Wに接触しない状態とすることができる。そして、この状態を維持して工作物Wの加工を行い、第1定寸装置61における第1変位検出部613の出力信号に基づいて、工作物Wの被加工中における工作物Wの振れ測定を行うことができる。
5.作用効果
本実施形態1の工作物寸法測定機構1によれば、第1フィーラ611が第1基準位置に位置するように第1定寸装置61を移動させる第1移動装置63と、第2フィーラ621が第2基準位置に位置するように第2定寸装置62を移動させる第2移動装置64とを備える。これにより、両フィーラ611、621の交換を要することなくそれぞれの基準位置を変更でき、両者間の距離を変更する際の手間を軽減できるとともに、それぞれの基準位置の変更を自動化することが容易となる。さらに、第1移動装置63の駆動制御と、第2移動装置64の駆動制御とを個別に行うことができる。これにより、基準位置の変更可能な範囲が両フィーラ611、621の中央位置を中心とした範囲に限定されないことから、一対のフィーラ611、621を有する定寸機構60の配置の自由度を向上することができる。
また、本実施形態1では、第1フィーラ611が第1基準位置に位置する状態で第1定寸装置61の移動を規制する第1移動規制部66と、第2フィーラ621が第2基準位置に位置する状態で第2定寸装置62の移動を規制する第2移動規制部67とを備える。これにより、例えば、加工中の振動等によって第1定寸装置61及び第2定寸装置62が意図せず移動してしまうことを防止することができ、工作物寸法測定機構1による検出精度の向上を図ることができる。
また、本実施形態1では、第1フィーラ611に当接して第1フィーラ611が第1基準位置に位置するように位置合わせする第1位置合わせ部71と、第2フィーラ621に当接して第2フィーラ621が第2基準位置に位置するように位置合わせする第2位置合わせ部72と、を有する基準位置合わせ装置70を備える。これにより、第1フィーラ611及び第2フィーラ621の基準位置合わせの自動化が容易となる。
また、本実施形態1では、第1定寸装置61及び第2定寸装置62を一体的に移動可能に支持するとともに、一対のフィーラ611、621が工作物Wに接触しない状態となるように第1定寸装置61及び第2定寸装置62を工作物Wから離間させた第1状態と、一対のフィーラ611、621が工作物Wに接触した状態となるように第1定寸装置61及び第2定寸装置62を工作物Wに近接させた第2状態とに切り替える、接触状態切り替え装置69を備える。そして、接触状態切り替え装置69は、第1定寸装置61及び第2定寸装置62が第1状態にあるときに、基準位置合わせ装置70を第1定寸装置61及び第2定寸装置62に近接するように移動させて、第1フィーラ611を第1位置合わせ部71に当接させて第1基準位置に位置合わせをするとともに第2フィーラ621を第2位置合わせ部72に当接させて第2基準位置に位置合わせをする。さらに、第1定寸装置61及び第2定寸装置62が第1状態から第2状態に切り替わる前に基準位置合わせ装置70を第1定寸装置61及び第2定寸装置62から離間するように移動させる構成となっている。当該構成を有することにより、基準位置合わせの自動化を一層容易に行うことができる。
また、本実施形態1では、第1位置合わせ部71は複数の基準位置71a~71dを有するとともに、第2位置合わせ部72は、複数の基準位置72a~72dを有する。これにより、基準位置合わせ装置70を交換することなく、基準位置が異なる工作物Wに対しても適用することができ、作業性が向上するとともに、自動化を一層容易に行うことができる。
また、本実施形態1では、第1移動装置63は、第1ボールねじ631と、第1ボールねじ631のナット部と第1定寸装置61とを接続する第1接続部632と、第1ボールねじ631のねじ軸を軸中心に回動させる第1回動部633とを有する。そして、第2移動装置64は、第2ボールねじ641と、第2ボールねじ641のナット部と第2定寸装置62とを接続する第2接続部642と、第2ボールねじ641のねじ軸を軸中心に回動させる第2回動部643とを有する。さらに、移動制御装置65は、第1回動部633と第2回動部644とを個別に駆動制御するように構成されている。これにより、簡易な構成で、第1定寸装置61と第2定寸装置62とを高い移動精度をもって個別に移動させることができ、工作物寸法測定機構1による検出精度の向上を図ることができる。
また、本実施形態1では、第1フィーラ611及び第2フィーラ621のうちの一方が工作物Wに接触するとともに他方が工作物Wに接触しない状態とし、工作物Wの被加工中における工作物Wの振れ量を測定可能に構成されている。これにより、本実施形態1の工作物寸法測定機構1を工作物Wの寸法測定と振れ測定の両方に利用することができるため、振れ測定用の装置を別途用意する必要がなく、製造コストの低減を図ることができる。
以上のごとく、本実施形態1によれば、一対のフィーラ611、621により工作物Wの寸法を測定する構成において、工作物Wの寸法を測定する際の基準位置を変更する際の手間を軽減するとともに基準位置の変更の自動化を容易とし、一対のフィーラ611、621を備える定寸機構60の配置の自由度の向上を図ることができる工作物寸法測定機構1を提供することができる。
なお、本実施形態1では、基準位置合わせ装置70において、第1位置合わせ部71と第2位置合わせ部72は図3(a)に示すように、Z方向から見て円形としたが、これに限らず、図3(a)の形状に対して、図7に示す変形形態のように、第1位置合わせ部71と第2位置合わせ部72において、Y方向の端部を残存させつつ、X方向の両端を取り除いた形状としてもよい。当該変形形態においても実施形態1と同等の作用効果を奏する。
本実施形態1では、研削盤2はテーブルトラバース型の研削盤としたが、これに替えて、砥石台トラバース型の研削盤であってもよい。この場合、砥石台を工作物Wに対して砥石車Tの反対側まで延長し、当該延長した部分に定寸機構60及び基準位置合わせ装置70を設けるようにすることができる。
本発明は上記実施形態及び変形形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 工作物寸法測定機構
2 工作機械(研削盤)
60 定寸機構
61 第1定寸装置
611 第1フィーラ
612 第1支持部
613 第1変位検出部
62 第2定寸装置
621 第2フィーラ
622 第2支持部
623 第2変位検出部
63 第1移動装置
64 第2移動装置
65 移動制御装置
66 第1移動規制部
67 第2移動規制部
68 ハウジング
69 接触状態切り替え装置
70 基準位置合わせ装置
71 第1位置合わせ部
71a~71d 基準位置
72 第2位置合わせ部
72a~72d 基準位置

Claims (7)

  1. 工作物の外側表面又は内側表面に接触させた一対のフィーラの変位に基づいて上記工作物の寸法を測定する工作物寸法測定機構であって、
    上記一対のフィーラを構成する第1フィーラと、上記第1フィーラを軸支する第1軸支部と、上記第1フィーラの変位を検出する第1変位検出部とを含む第1定寸装置と、
    上記第1フィーラとともに上記一対のフィーラを構成する第2フィーラと、上記第2フィーラを第2軸支部と、上記第2フィーラの変位を検出する第2変位検出部とを含む第2定寸装置と、
    上記第1フィーラが第1基準位置に位置するように、上記第1定寸装置を移動させる第1移動装置と、
    上記第2フィーラが第2基準位置に位置するように、上記第2定寸装置を移動させる第2移動装置と、
    上記第1移動装置と上記第2移動装置とを個別に駆動制御する移動制御装置と、を有する工作物寸法測定機構。
  2. 上記第1フィーラに当接して上記第1フィーラが上記第1基準位置に位置するように位置合わせする第1位置合わせ部と、上記第2フィーラに当接して上記第2フィーラが上記第2基準位置に位置するように位置合わせする第2位置合わせ部と、を有する基準位置合わせ装置を備える、請求項1に記載の工作物寸法測定機構。
  3. 上記第1定寸装置及び上記第2定寸装置を一体的に移動可能に支持するとともに、上記一対のフィーラが上記工作物に接触しない状態となるように上記第1定寸装置及び上記第2定寸装置を上記工作物から離間させた第1状態と、上記一対のフィーラが上記工作物に接触した状態となるように上記第1定寸装置及び上記第2定寸装置を上記工作物に近接させた第2状態とに切り替える、接触状態切り替え装置を備え、
    上記接触状態切り替え装置は、上記第1定寸装置及び上記第2定寸装置が上記第1状態にあるときに、上記基準位置合わせ装置を上記第1定寸装置及び上記第2定寸装置に近接するように移動させて、上記第1フィーラを上記第1位置合わせ部に当接させて上記第1基準位置に位置合わせをするとともに上記第2フィーラを上記第2位置合わせ部に当接させて上記第2基準位置に位置合わせをし、上記第1定寸装置及び上記第2定寸装置が上記第1状態から上記第2状態に切り替わる前に上記基準位置合わせ装置を上記第1定寸装置及び上記第2定寸装置から離間するように移動させる、請求項2に記載の工作物寸法測定機構。
  4. 上記第1位置合わせ部は複数の基準位置を有するとともに、上記第2位置合わせ部は、複数の基準位置を有する、請求項2に記載の工作物寸法測定機構。
  5. 上記第1フィーラが上記第1基準位置に位置する状態で上記第1定寸装置の移動を規制する第1移動規制部と、
    上記第2フィーラが上記第2基準位置に位置する状態で上記第2定寸装置の移動を規制する第2移動規制部と、を備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の工作物寸法測定機構。
  6. 上記第1移動装置は、第1ボールねじと、上記第1ボールねじのナット部と上記第1定寸装置とを接続する第1接続部と、上記第1ボールねじのねじ軸を軸中心に回動させる第1回動部とを有し、
    上記第2移動装置は、第2ボールねじと、上記第2ボールねじのナット部と上記第2定寸装置とを接続する第2接続部と、上記第2ボールねじのねじ軸を軸中心に回動させる第2回動部とを有し、
    上記移動制御装置は、上記第1回動部と上記第2回動部とを個別に駆動制御するように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の工作物寸法測定機構。
  7. 上記第1フィーラ及び上記第2フィーラのうちの一方が上記工作物に接触するとともに他方が上記工作物に接触しない状態とし、上記工作物の被加工中における上記工作物の振れ量を測定可能に構成された、請求項1~4のいずれか一項に記載の工作物寸法測定機構。
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