JP2004001014A - ワーク位置決め方法および位置決め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】歩留まり悪化を招くことなく、生産性を維持しつつ、板材の位置決め精度を確保する。
【解決手段】順送りプレス型において、板材1をコイニング金型13により所定の板厚形状にコイニング加工し、このコイニング加工した部位を打ち抜き金型21により打ち抜き加工する。コイニング金型13の順送り方向前後に、第1の押圧金型15および第2の押圧金型17をそれぞれ設ける。第1の押圧金型15および第2の押圧金型17は、板材1の幅方向の両側を、表裏両面から挟持するように押圧して拘束し、板材1の幅方向の曲がりを抑える。
【選択図】 図1
【解決手段】順送りプレス型において、板材1をコイニング金型13により所定の板厚形状にコイニング加工し、このコイニング加工した部位を打ち抜き金型21により打ち抜き加工する。コイニング金型13の順送り方向前後に、第1の押圧金型15および第2の押圧金型17をそれぞれ設ける。第1の押圧金型15および第2の押圧金型17は、板材1の幅方向の両側を、表裏両面から挟持するように押圧して拘束し、板材1の幅方向の曲がりを抑える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、帯状の板材を、搬送路に沿って順次搬送してコイニング加工に続いて打ち抜き加工を行う際に、板材の位置決めを行うワーク位置決め方法および位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
帯状の板材を搬送路に沿って順次搬送する際には、板材の幅方向への曲がりを抑えて位置決めする必要がある。このため従来では、搬送路の両側に、板材の幅方向両側縁に当接する一対のガイド部材を設けたり、板材に位置決め孔を設けて位置決めするようにしている。
【0003】
また、板材の幅方向両側縁部に、角部を設け、打ち抜き加工に先立って、この角部を金型に設けた案内傾斜部に押し付け摺接させて、板材の幅方向の位置決めを行うものもある(特開2001−232425号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、板材の幅寸法は、板材毎に多少異なる場合があり、このような場合には、一対のガイド部材を設けたものでは、位置決め精度が低下したり、搬送抵抗の増大により高速搬送に支障を来すなど、生産性の低下を招く。
【0005】
一方、板材に位置決め孔を設ける場合には、板材の幅寸法が板材毎に多少異なっていても特に問題となることはないものの、位置決め孔を設ける分歩留まり悪化を招く。
【0006】
また、特開2001−232425号公報に記載されたものでは、板材に角部を設けるために前加工が必要であり、生産性の低下を招く。
【0007】
そこで、この発明は、歩留まり悪化を招くことなく、かつ生産性を維持しつつ、板材の位置決め精度を確保することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、帯状の板材を、順送りプレス型により、コイニング加工した後、打ち抜き加工を行う際に、前記板材の位置決めを行うワーク位置決め方法において、前記板材の打ち抜き加工されるワークに相当する部位を、前記板材の幅方向両側にて2列備え、前記打ち抜き加工に先立って、前記板材の幅方向両側を、表裏両面から挟持するように押圧するワーク位置決め方法としてある。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明のワーク位置決め方法において、前記コイニング加工の前後に、前記板材を押圧するものとしてある。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明のワーク位置決め方法において、前記板材の幅方向への曲がり量に対応して前記板材に対する押圧量を変化させるものとしてある。
【0011】
請求項4の発明は、帯状の板材を、順送りプレス型により、コイニング加工した後、打ち抜き加工を行うワーク位置決め装置において、前記板材の打ち抜き加工されるワークに相当する部位は、前記板材の幅方向両側にて2列備え、前記打ち抜き加工に先立って、前記板材の幅方向両側を、表裏両面から挟持するように押圧する押圧手段を設けた構成としてある。
【0012】
請求項5の発明は、請求項4の発明の構成において、前記押圧手段は、前記コイニング加工工程の前後にそれぞれ配置され、コイニング加工前のものは、コイニング加工前の板材の表面形状に対応し、前記コイニング加工後のものは、コイニング加工後の板材の表面形状に対応している構成としてある。
【0013】
請求項6の発明は、請求項5の発明の構成において、前記押圧手段は、前記板材への押圧量を調整する調整部を備えている構成としてある。
【0014】
【発明の効果】
請求項1または4の発明によれば、打ち抜き加工に先立って、板材の幅方向の両側を、表裏両面から挟持するように押圧するので、板材は拘束されることになり、順送りに伴って板材がその幅方向に曲がるように移動しようとしても、その曲がりを抑えることができる。そして、この場合、板材を表裏から挟むようにして押圧するので、板材の幅寸法が異なっていても対応できるとともに、板材に対して前加工が不要であるので、生産性が向上する。また、板材に位置決め孔を設ける必要がないので、歩留まり悪化を防止することができる。
【0015】
請求項2または5の発明によれば、コイニング加工前に板材を押圧することで、コイニング加工時での板材への押圧バランスが適正に確保されて板材の曲がりを抑えることができ、またコイニング加工後に板材を押圧することで、コイニング加工後に発生する板材の幅方向の曲がりを抑えることができる。
【0016】
請求項3または6の発明によれば、板材の幅方向への曲がり量が変化しても、これに対応して板材の曲がりを抑えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0018】
図1は、この発明の実施の一形態に係わる順送りプレス型の概略を示す平面図であり、帯状の板材1が、矢印Aで示す図1中で下方に向けて順次搬送されて、コイニング加工に続いて打ち抜き加工がなされる。ここでの板材1は、所定長さのものが巻回されたコイル材であり、このコイル材を順次繰り出して順送りプレス型に供給する。
【0019】
図2は、上記した板材1を打ち抜き加工して得られるワークとなるエレメント3の形状を示している。図3は、図2のB−B断面図で、エレメント3の断面形状を示している。
【0020】
上記したエレメント3は、これを図3中で上下方向に多数積層させることによって環状に形成して図示しないベルト本体とで無段変速機用ベルトを構成するもので、三角形状のイヤー部5と、このイヤー部5にネック部7を介して一体化するサドル部9とを有する。イヤー部5とサドル部9との間の溝11に、多数積層した状態の環状のエレメント3に対して、上記したベルト本体を嵌め込む。
【0021】
このとき、サドル部3側が無段変速機用ベルトの内側となり、この内側となるサドル部9は、図3に示したように、外側となるイヤー部5に比べて薄肉となるようコイニング加工される。すなわち、上記したエレメント3の板厚は、板材1の幅方向に沿って異なっている。
【0022】
そして、上記したエレメント3は、板材1の幅方向の両側にて2列に打ち抜き加工が施され、イヤー部5が板材1の幅方向中央側に位置し、かつ幅方向両側のものが順送り方向に沿って交互となる位置取りとなっている。
【0023】
図1に示すように、上記したエレメント3の板厚を、図3のように幅方向に沿って変化させるべく、コイニング加工を行うコイニング金型13(13a,13b,13c,13d)は、板材1の幅方向両側に2個ずつ配置されている。そして、図1中で右側のコイニング金型13c,13dの順送り方向後方側(図1中で上部側)には、押圧手段としての第1の押圧金型15を設けてある。また、図1中で左側のコイニング金型13(13a,13b)の順送り方向前方側(図1中で下部側)には、押圧手段としての第2の押圧金型17を設けてある。
【0024】
コイニング金型13dの順送り方向前方側および、第2の押圧金型17の順送り方向前方側には、金型を備えていないアイドル工程19がそれぞれ介在され、アイドル工程19のさらに順送り方向前方側には、板材1の幅方向両側にて2個ずつの打ち抜き金型21を設けてある。この打ち抜き金型21によって前記図2に示した形状のエレメント3が打ち抜き加工される。なお、図1では、この打ち抜き加工による打ち抜き孔を簡略化してある。
【0025】
図4(a)は、図1のC−C断面図である。コイニング金型13(13d)は、下型ポンチ23とパッド25とで板材1に対してコイニング加工を行う。下型ポンチ23は、下プレート27上の弾性変形可能なバックプレート29上に、シム31を介して設けられ、リテーナ33に対して上下動可能である。シム31は、コイニング金型13による板材1に対する潰し量に応じて厚さの異なるものを適宜使用する。なお、下プレート27は、下型ベース34上に設置されている。
【0026】
上記した下型ポンチ23は、コイニング加工によって、板材1の図1中で右側の板厚が、同左側に対して薄くなるように、板材1に向けて突出する突起部23aを備えている。
【0027】
一方パッド25は、上プレート35下面の弾性変形可能なバックプレート37下面に設けられている。このパッド25は、バックプレート37下面に設けてあるリテーナ39およびストリッパ41を貫通し、これらに対して上下動可能となっている。
【0028】
上プレート35の上面には上型パッド43が設けられ、この上型パッド43の上下動により上型全体が上下動する。また、この上型パッド43から、上プレート35,バックプレート37およびリテーナ39にわたって形成してある貫通孔45には、圧力ピン47が挿入され、圧力ピン47の下端はストリッパ41の上面に結合されている。
【0029】
図4(a)の状態から、図示しない駆動部による圧力ピン47の下降により、図4(b)に示すように、ストリッパ41が下降して板材1を押さえ付ける。この状態で、上型パッド43の下降により、図4(c)に示すように、リテーナ39がストリッパ41に当接するとともに、パッド25が板材1に当接する。このとき、バックプレート29,37が弾性圧縮変形し、パッド25と下型ポンチ23との間で、板材1に対してコイニング加工がなされ、前記図3に示したエレメント3の断面形状が得られる。
【0030】
他の3つのコイニング金型13a,13b,13cは、上記したコイニング金型13dと同様の構造である。ただし、図1中で左側の2個のコイニング金型13a,13bについては、板材1の図1中で幅方向左側の板厚を薄くする必要があるので、下型パンチ23の突起部23aが図4のものとは逆に左側に設けてある。
【0031】
図4(a)中での第2の押圧金型17は、この第2の押圧金型17の図1中で上部に位置するコイニング金型13bによってコイニング加工した部位を押圧するもので、下型押圧ポンチ49と上型押圧パッド51とをそれぞれ有する。これら各下型押圧ポンチ49および上型押圧パッド51は、前記したコイニング金型13における下型ポンチ23およびパッド25と同様に取り付けられている。
【0032】
そして、下型押圧ポンチ49は、図5に拡大して示すように、順送り方向後方側のコイニング金型13bによってコイニング加工された部位、すなわち板材1の幅方向側部の板厚が薄くされた部位を押圧すべく、図4中で左側に、板材1に向けて突出する突出部49aを備えている。また、下型押圧ポンチ49とバックプレート29との間には、調整部としてのシム53が介装されている。
【0033】
前記した第1の押圧金型15は、図示していないが、第1の押圧金型17における下型押圧パッド49と同様な下型押圧パッドを備え、この下型押圧パッドの板材1に当接する上端面が、コイニング加工前の板材1の平坦な表面に合わせて平坦となっている。この上端面が平坦な下型押圧パッドと、第2の押圧金型15における上型押圧パッド51と同様な上型押圧パッドとで、板材1を押圧する。その他の構成は、調整部としてのシムを備えるなど、上記した第1の押圧金型17と同様である。
【0034】
なお、第1の押圧金型15における上記した下型押圧パッドの板材1に当接する上端面は、必ずしも平坦でなくてもよく、コイニング金型13でコイニング加工した後の加工形状に多少近いものとしてもよい。
【0035】
図6(a)は、打ち抜き金型21を示す、図1のD−D断面図である。この打ち抜き金型21は、リテーナ33に固定された打ち抜きダイ55と、この打ち抜きダイ55に上下動可能に収容されるパッド57と、バックプレート37下面に設けられる打ち抜きポンチ59とをそれぞれ有する。打ち抜きポンチ59は、リテーナ39およびストリッパ41を貫通し、これらに対して上下動可能となっている。
【0036】
パッド57は、板材1に当接する上端面が、コイニング加工後の形状に整合するように、図6中で左側が板材1向けて突出する突出部57aを備えるとともに、下型ベース34に設けてある油圧シリンダ61によって上下動可能となっている。
【0037】
図6(a)の状態から図示しない駆動部による圧力ピン47の下降により、図6(b)に示すように、ストリッパ41が下降して板材1を押さえ付ける。この状態で、上型パッド43の下降により、図6(c)に示すように、リテーナ39がストリッパ41に当接するとともに、打ち抜きポンチ59が板材1に当接しさらに下降することで、パッド57が下降しつつ、打ち抜きダイ55との間で、エレメント3が打ち抜き加工される。このとき、バックプレート29,37が弾性圧縮変形する。
【0038】
他の3つの打ち抜き金型21は、上記した打ち抜き金型21と同様の構造である。ただし、図1中で右側の2個の打ち抜き金型21については、板材1の図1中で幅方向右側の板厚が薄くなっている部位を打ち抜き加工する必要があるので、パッド57の突起部57aが図6のものとは逆に右側に設けてある。
【0039】
上記したようなコイニング金型13、打ち抜き金型21および第1,第2の各押圧金型15,17を備えた順送りプレス型においては、板材1が図1中で矢印Aで示す下方に向けて順次搬送される際に、コイニング加工に先立って、第1の押圧金型15により、板材1に対し、その表裏両面を挟持するように押圧している。
【0040】
押圧金型15による板材1への押圧動作により、板材1が拘束され、その後のコイニング加工時での板材1への押圧バランスが適正に確保されて板材1の幅方向への曲がりを抑えることができ、高精度な成形作業がなされる。
【0041】
順送り方向前方に位置するコイニング金型13dでのコイニング加工では、板材1のエレメント3となる部位の図1中で右側を薄肉とすることから、この右側のコイニング加工による潰し量が左側に比べて多くなり、したがってこの板材1は、この右側での押圧時に受ける応力が、厚肉となる左側の応力より高くなる。
【0042】
この結果上記したコイニング金型13dでのコイニング加工の際には、板材1は、右側の応力が高い分、これと反対の図1中で左側に押されて曲がろうとする。ところが、その直後の第2の押圧金型17により、板材1に対し、図1中で幅方向の左側を押圧して拘束しているので、コイニング金型13dでのコイニング加工による図1中での左側への曲がりが抑えられ、板材1の幅方向の位置決め(センタリング)がなされる。
【0043】
また、前記した第1,第2の各押圧金型15,17による板材1への押圧時には、その押圧量を調整すべく、板材1の曲がり量に応じ、異なる厚さのシム53を用いる。
【0044】
図7は、板材1の曲がり量に対して使用するシムの厚さを示している。(a)が第1の押圧金型15によるもので、(b)が第2の押圧金型17によるものである。ここでは、図1中で左方向への曲がりを+(プラス)、同右方向への曲がりを−(マイナス)としてある。図8は、コイニング加工後の板材1の曲がり状態を示す模式図である。
【0045】
ここで、第1の押圧金型15は、板材1の図8中で(−)側を押圧して板材1の(−)方向への曲がりを抑える機能を備えており、(−)方向へ曲がり量の増大に応じてシムの厚さを厚くしている。
【0046】
ところが、この第1の押圧金型15は、図7(a)で示すように、例えば+方向へ3mm曲がった場合でも0.18mmのシムを使用するなど、+方向への曲がりに対しても押圧している。これは、前述したように、コイニング金型13による成形時での板材1に対する押圧バランスを考慮し、成形上問題のないようにするためである。
【0047】
一方、図7(b)に示すように、第2の押圧金型17で使用するシム53は、コイニング加工が終了した後であることから、コイニング加工による押圧バラスンスは考慮する必要はなく、単に板材1の+方向への曲がり量の増大に応じてシムの厚さを徐々に厚くしていく。
【0048】
ここで、前記図8に示す板材1の曲がり量Rは、ゲージを用いて測定してもよいが、図9に示すように、板材1の下部のリテーナ33に光学センサ63を設置して測定するようにしてもよい。
【0049】
上記のようにして板材1の幅方向の位置決め(センタリング)を行う順送りプレス型は、板材1に対し表裏から挟むようにして押圧するので、板材1の幅寸法が異なっていても対応できるとともに、板材1に対して前加工が不要であるので、生産性が向上する。また、板材に位置決め孔を設ける必要もないので、歩留まり悪化を防止することができる。
【0050】
なお、図10に示すように、シム53に代えてサーボモータ65を設けてもよい。サーボモータ65の駆動力は、例えばボールスクリュなどの機構を用いて下型押圧ポンチ49を上下させることができる。この場合、前記図8に示した光学センサ63からの検出信号を受けて、板材1の曲がり量に応じてサーボモータ65を駆動するようにする。
【0051】
図10において、符号67もサーボモータであり、このサーボモータ67は、例えばボールスクリュなどの機構を用いて下型ポンチ23を上下させることができ、コイニング金型13による板材1に対する潰し量を調整する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係わる順送りプレス型の概略を示す平面図である。
【図2】図1の順送りプレス型により板材を打ち抜き加工して得られるエレメントの形状を示す平面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】(a)は図1のC−C断面図、(b)は(a)の状態から圧力ピンが下降した状態を示す動作説明図、(c)は(b)の状態から上型パッドが下降した状態を示す動作説明図である。
【図5】図4(c)の要部の拡大された断面図である。
【図6】(a)は図1のD−D断面図、(b)は(a)の状態から圧力ピンが下降した状態を示す動作説明図、(c)は(b)の状態から上型パッドが下降した状態を示す動作説明図である。
【図7】板材の曲がり量と使用するシムの厚さとの相関図である。
【図8】コイニング加工後に板材に曲がりが発生している状態を示す模式図である。
【図9】板材の曲がり量を光学センサで検出する例を示す平面図である。
【図10】シムに代えてサーボモータを使用する例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 板材
3 エレメント(ワーク)
15 第1の押圧金型(押圧手段)
17 第2の押圧金型(押圧手段)
53 シム(調整部)
65 サーボモータ(調整部)
【発明の属する技術分野】
この発明は、帯状の板材を、搬送路に沿って順次搬送してコイニング加工に続いて打ち抜き加工を行う際に、板材の位置決めを行うワーク位置決め方法および位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
帯状の板材を搬送路に沿って順次搬送する際には、板材の幅方向への曲がりを抑えて位置決めする必要がある。このため従来では、搬送路の両側に、板材の幅方向両側縁に当接する一対のガイド部材を設けたり、板材に位置決め孔を設けて位置決めするようにしている。
【0003】
また、板材の幅方向両側縁部に、角部を設け、打ち抜き加工に先立って、この角部を金型に設けた案内傾斜部に押し付け摺接させて、板材の幅方向の位置決めを行うものもある(特開2001−232425号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、板材の幅寸法は、板材毎に多少異なる場合があり、このような場合には、一対のガイド部材を設けたものでは、位置決め精度が低下したり、搬送抵抗の増大により高速搬送に支障を来すなど、生産性の低下を招く。
【0005】
一方、板材に位置決め孔を設ける場合には、板材の幅寸法が板材毎に多少異なっていても特に問題となることはないものの、位置決め孔を設ける分歩留まり悪化を招く。
【0006】
また、特開2001−232425号公報に記載されたものでは、板材に角部を設けるために前加工が必要であり、生産性の低下を招く。
【0007】
そこで、この発明は、歩留まり悪化を招くことなく、かつ生産性を維持しつつ、板材の位置決め精度を確保することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、帯状の板材を、順送りプレス型により、コイニング加工した後、打ち抜き加工を行う際に、前記板材の位置決めを行うワーク位置決め方法において、前記板材の打ち抜き加工されるワークに相当する部位を、前記板材の幅方向両側にて2列備え、前記打ち抜き加工に先立って、前記板材の幅方向両側を、表裏両面から挟持するように押圧するワーク位置決め方法としてある。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明のワーク位置決め方法において、前記コイニング加工の前後に、前記板材を押圧するものとしてある。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明のワーク位置決め方法において、前記板材の幅方向への曲がり量に対応して前記板材に対する押圧量を変化させるものとしてある。
【0011】
請求項4の発明は、帯状の板材を、順送りプレス型により、コイニング加工した後、打ち抜き加工を行うワーク位置決め装置において、前記板材の打ち抜き加工されるワークに相当する部位は、前記板材の幅方向両側にて2列備え、前記打ち抜き加工に先立って、前記板材の幅方向両側を、表裏両面から挟持するように押圧する押圧手段を設けた構成としてある。
【0012】
請求項5の発明は、請求項4の発明の構成において、前記押圧手段は、前記コイニング加工工程の前後にそれぞれ配置され、コイニング加工前のものは、コイニング加工前の板材の表面形状に対応し、前記コイニング加工後のものは、コイニング加工後の板材の表面形状に対応している構成としてある。
【0013】
請求項6の発明は、請求項5の発明の構成において、前記押圧手段は、前記板材への押圧量を調整する調整部を備えている構成としてある。
【0014】
【発明の効果】
請求項1または4の発明によれば、打ち抜き加工に先立って、板材の幅方向の両側を、表裏両面から挟持するように押圧するので、板材は拘束されることになり、順送りに伴って板材がその幅方向に曲がるように移動しようとしても、その曲がりを抑えることができる。そして、この場合、板材を表裏から挟むようにして押圧するので、板材の幅寸法が異なっていても対応できるとともに、板材に対して前加工が不要であるので、生産性が向上する。また、板材に位置決め孔を設ける必要がないので、歩留まり悪化を防止することができる。
【0015】
請求項2または5の発明によれば、コイニング加工前に板材を押圧することで、コイニング加工時での板材への押圧バランスが適正に確保されて板材の曲がりを抑えることができ、またコイニング加工後に板材を押圧することで、コイニング加工後に発生する板材の幅方向の曲がりを抑えることができる。
【0016】
請求項3または6の発明によれば、板材の幅方向への曲がり量が変化しても、これに対応して板材の曲がりを抑えることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0018】
図1は、この発明の実施の一形態に係わる順送りプレス型の概略を示す平面図であり、帯状の板材1が、矢印Aで示す図1中で下方に向けて順次搬送されて、コイニング加工に続いて打ち抜き加工がなされる。ここでの板材1は、所定長さのものが巻回されたコイル材であり、このコイル材を順次繰り出して順送りプレス型に供給する。
【0019】
図2は、上記した板材1を打ち抜き加工して得られるワークとなるエレメント3の形状を示している。図3は、図2のB−B断面図で、エレメント3の断面形状を示している。
【0020】
上記したエレメント3は、これを図3中で上下方向に多数積層させることによって環状に形成して図示しないベルト本体とで無段変速機用ベルトを構成するもので、三角形状のイヤー部5と、このイヤー部5にネック部7を介して一体化するサドル部9とを有する。イヤー部5とサドル部9との間の溝11に、多数積層した状態の環状のエレメント3に対して、上記したベルト本体を嵌め込む。
【0021】
このとき、サドル部3側が無段変速機用ベルトの内側となり、この内側となるサドル部9は、図3に示したように、外側となるイヤー部5に比べて薄肉となるようコイニング加工される。すなわち、上記したエレメント3の板厚は、板材1の幅方向に沿って異なっている。
【0022】
そして、上記したエレメント3は、板材1の幅方向の両側にて2列に打ち抜き加工が施され、イヤー部5が板材1の幅方向中央側に位置し、かつ幅方向両側のものが順送り方向に沿って交互となる位置取りとなっている。
【0023】
図1に示すように、上記したエレメント3の板厚を、図3のように幅方向に沿って変化させるべく、コイニング加工を行うコイニング金型13(13a,13b,13c,13d)は、板材1の幅方向両側に2個ずつ配置されている。そして、図1中で右側のコイニング金型13c,13dの順送り方向後方側(図1中で上部側)には、押圧手段としての第1の押圧金型15を設けてある。また、図1中で左側のコイニング金型13(13a,13b)の順送り方向前方側(図1中で下部側)には、押圧手段としての第2の押圧金型17を設けてある。
【0024】
コイニング金型13dの順送り方向前方側および、第2の押圧金型17の順送り方向前方側には、金型を備えていないアイドル工程19がそれぞれ介在され、アイドル工程19のさらに順送り方向前方側には、板材1の幅方向両側にて2個ずつの打ち抜き金型21を設けてある。この打ち抜き金型21によって前記図2に示した形状のエレメント3が打ち抜き加工される。なお、図1では、この打ち抜き加工による打ち抜き孔を簡略化してある。
【0025】
図4(a)は、図1のC−C断面図である。コイニング金型13(13d)は、下型ポンチ23とパッド25とで板材1に対してコイニング加工を行う。下型ポンチ23は、下プレート27上の弾性変形可能なバックプレート29上に、シム31を介して設けられ、リテーナ33に対して上下動可能である。シム31は、コイニング金型13による板材1に対する潰し量に応じて厚さの異なるものを適宜使用する。なお、下プレート27は、下型ベース34上に設置されている。
【0026】
上記した下型ポンチ23は、コイニング加工によって、板材1の図1中で右側の板厚が、同左側に対して薄くなるように、板材1に向けて突出する突起部23aを備えている。
【0027】
一方パッド25は、上プレート35下面の弾性変形可能なバックプレート37下面に設けられている。このパッド25は、バックプレート37下面に設けてあるリテーナ39およびストリッパ41を貫通し、これらに対して上下動可能となっている。
【0028】
上プレート35の上面には上型パッド43が設けられ、この上型パッド43の上下動により上型全体が上下動する。また、この上型パッド43から、上プレート35,バックプレート37およびリテーナ39にわたって形成してある貫通孔45には、圧力ピン47が挿入され、圧力ピン47の下端はストリッパ41の上面に結合されている。
【0029】
図4(a)の状態から、図示しない駆動部による圧力ピン47の下降により、図4(b)に示すように、ストリッパ41が下降して板材1を押さえ付ける。この状態で、上型パッド43の下降により、図4(c)に示すように、リテーナ39がストリッパ41に当接するとともに、パッド25が板材1に当接する。このとき、バックプレート29,37が弾性圧縮変形し、パッド25と下型ポンチ23との間で、板材1に対してコイニング加工がなされ、前記図3に示したエレメント3の断面形状が得られる。
【0030】
他の3つのコイニング金型13a,13b,13cは、上記したコイニング金型13dと同様の構造である。ただし、図1中で左側の2個のコイニング金型13a,13bについては、板材1の図1中で幅方向左側の板厚を薄くする必要があるので、下型パンチ23の突起部23aが図4のものとは逆に左側に設けてある。
【0031】
図4(a)中での第2の押圧金型17は、この第2の押圧金型17の図1中で上部に位置するコイニング金型13bによってコイニング加工した部位を押圧するもので、下型押圧ポンチ49と上型押圧パッド51とをそれぞれ有する。これら各下型押圧ポンチ49および上型押圧パッド51は、前記したコイニング金型13における下型ポンチ23およびパッド25と同様に取り付けられている。
【0032】
そして、下型押圧ポンチ49は、図5に拡大して示すように、順送り方向後方側のコイニング金型13bによってコイニング加工された部位、すなわち板材1の幅方向側部の板厚が薄くされた部位を押圧すべく、図4中で左側に、板材1に向けて突出する突出部49aを備えている。また、下型押圧ポンチ49とバックプレート29との間には、調整部としてのシム53が介装されている。
【0033】
前記した第1の押圧金型15は、図示していないが、第1の押圧金型17における下型押圧パッド49と同様な下型押圧パッドを備え、この下型押圧パッドの板材1に当接する上端面が、コイニング加工前の板材1の平坦な表面に合わせて平坦となっている。この上端面が平坦な下型押圧パッドと、第2の押圧金型15における上型押圧パッド51と同様な上型押圧パッドとで、板材1を押圧する。その他の構成は、調整部としてのシムを備えるなど、上記した第1の押圧金型17と同様である。
【0034】
なお、第1の押圧金型15における上記した下型押圧パッドの板材1に当接する上端面は、必ずしも平坦でなくてもよく、コイニング金型13でコイニング加工した後の加工形状に多少近いものとしてもよい。
【0035】
図6(a)は、打ち抜き金型21を示す、図1のD−D断面図である。この打ち抜き金型21は、リテーナ33に固定された打ち抜きダイ55と、この打ち抜きダイ55に上下動可能に収容されるパッド57と、バックプレート37下面に設けられる打ち抜きポンチ59とをそれぞれ有する。打ち抜きポンチ59は、リテーナ39およびストリッパ41を貫通し、これらに対して上下動可能となっている。
【0036】
パッド57は、板材1に当接する上端面が、コイニング加工後の形状に整合するように、図6中で左側が板材1向けて突出する突出部57aを備えるとともに、下型ベース34に設けてある油圧シリンダ61によって上下動可能となっている。
【0037】
図6(a)の状態から図示しない駆動部による圧力ピン47の下降により、図6(b)に示すように、ストリッパ41が下降して板材1を押さえ付ける。この状態で、上型パッド43の下降により、図6(c)に示すように、リテーナ39がストリッパ41に当接するとともに、打ち抜きポンチ59が板材1に当接しさらに下降することで、パッド57が下降しつつ、打ち抜きダイ55との間で、エレメント3が打ち抜き加工される。このとき、バックプレート29,37が弾性圧縮変形する。
【0038】
他の3つの打ち抜き金型21は、上記した打ち抜き金型21と同様の構造である。ただし、図1中で右側の2個の打ち抜き金型21については、板材1の図1中で幅方向右側の板厚が薄くなっている部位を打ち抜き加工する必要があるので、パッド57の突起部57aが図6のものとは逆に右側に設けてある。
【0039】
上記したようなコイニング金型13、打ち抜き金型21および第1,第2の各押圧金型15,17を備えた順送りプレス型においては、板材1が図1中で矢印Aで示す下方に向けて順次搬送される際に、コイニング加工に先立って、第1の押圧金型15により、板材1に対し、その表裏両面を挟持するように押圧している。
【0040】
押圧金型15による板材1への押圧動作により、板材1が拘束され、その後のコイニング加工時での板材1への押圧バランスが適正に確保されて板材1の幅方向への曲がりを抑えることができ、高精度な成形作業がなされる。
【0041】
順送り方向前方に位置するコイニング金型13dでのコイニング加工では、板材1のエレメント3となる部位の図1中で右側を薄肉とすることから、この右側のコイニング加工による潰し量が左側に比べて多くなり、したがってこの板材1は、この右側での押圧時に受ける応力が、厚肉となる左側の応力より高くなる。
【0042】
この結果上記したコイニング金型13dでのコイニング加工の際には、板材1は、右側の応力が高い分、これと反対の図1中で左側に押されて曲がろうとする。ところが、その直後の第2の押圧金型17により、板材1に対し、図1中で幅方向の左側を押圧して拘束しているので、コイニング金型13dでのコイニング加工による図1中での左側への曲がりが抑えられ、板材1の幅方向の位置決め(センタリング)がなされる。
【0043】
また、前記した第1,第2の各押圧金型15,17による板材1への押圧時には、その押圧量を調整すべく、板材1の曲がり量に応じ、異なる厚さのシム53を用いる。
【0044】
図7は、板材1の曲がり量に対して使用するシムの厚さを示している。(a)が第1の押圧金型15によるもので、(b)が第2の押圧金型17によるものである。ここでは、図1中で左方向への曲がりを+(プラス)、同右方向への曲がりを−(マイナス)としてある。図8は、コイニング加工後の板材1の曲がり状態を示す模式図である。
【0045】
ここで、第1の押圧金型15は、板材1の図8中で(−)側を押圧して板材1の(−)方向への曲がりを抑える機能を備えており、(−)方向へ曲がり量の増大に応じてシムの厚さを厚くしている。
【0046】
ところが、この第1の押圧金型15は、図7(a)で示すように、例えば+方向へ3mm曲がった場合でも0.18mmのシムを使用するなど、+方向への曲がりに対しても押圧している。これは、前述したように、コイニング金型13による成形時での板材1に対する押圧バランスを考慮し、成形上問題のないようにするためである。
【0047】
一方、図7(b)に示すように、第2の押圧金型17で使用するシム53は、コイニング加工が終了した後であることから、コイニング加工による押圧バラスンスは考慮する必要はなく、単に板材1の+方向への曲がり量の増大に応じてシムの厚さを徐々に厚くしていく。
【0048】
ここで、前記図8に示す板材1の曲がり量Rは、ゲージを用いて測定してもよいが、図9に示すように、板材1の下部のリテーナ33に光学センサ63を設置して測定するようにしてもよい。
【0049】
上記のようにして板材1の幅方向の位置決め(センタリング)を行う順送りプレス型は、板材1に対し表裏から挟むようにして押圧するので、板材1の幅寸法が異なっていても対応できるとともに、板材1に対して前加工が不要であるので、生産性が向上する。また、板材に位置決め孔を設ける必要もないので、歩留まり悪化を防止することができる。
【0050】
なお、図10に示すように、シム53に代えてサーボモータ65を設けてもよい。サーボモータ65の駆動力は、例えばボールスクリュなどの機構を用いて下型押圧ポンチ49を上下させることができる。この場合、前記図8に示した光学センサ63からの検出信号を受けて、板材1の曲がり量に応じてサーボモータ65を駆動するようにする。
【0051】
図10において、符号67もサーボモータであり、このサーボモータ67は、例えばボールスクリュなどの機構を用いて下型ポンチ23を上下させることができ、コイニング金型13による板材1に対する潰し量を調整する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係わる順送りプレス型の概略を示す平面図である。
【図2】図1の順送りプレス型により板材を打ち抜き加工して得られるエレメントの形状を示す平面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】(a)は図1のC−C断面図、(b)は(a)の状態から圧力ピンが下降した状態を示す動作説明図、(c)は(b)の状態から上型パッドが下降した状態を示す動作説明図である。
【図5】図4(c)の要部の拡大された断面図である。
【図6】(a)は図1のD−D断面図、(b)は(a)の状態から圧力ピンが下降した状態を示す動作説明図、(c)は(b)の状態から上型パッドが下降した状態を示す動作説明図である。
【図7】板材の曲がり量と使用するシムの厚さとの相関図である。
【図8】コイニング加工後に板材に曲がりが発生している状態を示す模式図である。
【図9】板材の曲がり量を光学センサで検出する例を示す平面図である。
【図10】シムに代えてサーボモータを使用する例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 板材
3 エレメント(ワーク)
15 第1の押圧金型(押圧手段)
17 第2の押圧金型(押圧手段)
53 シム(調整部)
65 サーボモータ(調整部)
Claims (6)
- 帯状の板材を、順送りプレス型により、コイニング加工した後、打ち抜き加工を行う際に、前記板材の位置決めを行うワーク位置決め方法において、前記板材の打ち抜き加工されるワークに相当する部位を、前記板材の幅方向両側にて2列備え、前記打ち抜き加工に先立って、前記板材の幅方向両側を、表裏両面から挟持するように押圧することを特徴とするワーク位置決め方法。
- 前記コイニング加工の前後に、前記板材を押圧することを特徴とする請求項1記載のワーク位置決め方法。
- 前記板材の幅方向への曲がり量に対応して前記板材に対する押圧量を変化させることを特徴とする請求項1または2記載のワーク位置決め方法。
- 帯状の板材を、順送りプレス型により、コイニング加工した後、打ち抜き加工を行うワーク位置決め装置において、前記板材の打ち抜き加工されるワークに相当する部位は、前記板材の幅方向両側にて2列備え、前記打ち抜き加工に先立って、前記板材の幅方向両側を、表裏両面から挟持するように押圧する押圧手段を設けたことを特徴とするワーク位置決め装置。
- 前記押圧手段は、前記コイニング加工工程の前後にそれぞれ配置され、コイニング加工前のものは、コイニング加工前の板材の表面形状に対応し、前記コイニング加工後のものは、コイニング加工後の板材の表面形状に対応していることを特徴とする請求項4記載のワーク位置決め装置。
- 前記押圧手段は、前記板材への押圧量を調整する調整部を備えていることを特徴とする請求項4または5記載のワーク位置決め装置。
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CN111203466A (zh) * | 2020-01-20 | 2020-05-29 | 刘淼 | 一种自动冲压系统 |
-
2002
- 2002-05-30 JP JP2002157386A patent/JP2004001014A/ja active Pending
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