JP2004000349A - 棚位置固定具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】棚材の高さを決める内嵌部材3と、内嵌部材3に外嵌する外嵌部材4のいずれも軸方向に2分割し、内嵌部材3の内面に掛止突起7を設け、支柱5の軸方向に複数の掛止穴6を設けて前記掛止突起7と掛止穴6とを係合して位置決めし、また内嵌部材3の2つ割り部にテーパー状アリ部9を設け、内嵌部材3に外嵌する外嵌部材4に前記アリ部9に嵌合するテーパー状アリ溝10を設け、前記アリ部9とアリ溝10とを嵌合することによりテーパーの締め付け効果にて内嵌部材3を締め付けて一体化すると同時に支柱5に固定する。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直立支柱上を移動して棚の高さを固定する商品陳列棚等の棚位置固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から商品陳列棚は、図7に示すように、長方形状で籠型の棚材1の4隅部を支柱に固着し、これを複数段に形成した構造である。商品を陳列する際に商品の形状や大きさ又は陳列方法等により棚材1の高さを適宜に変更する必要がある。そのために、従来から棚位置固定具2を用いて棚材1を上下に移動し、任意の位置に固定することが行なわれていた。
【0003】
この棚位置固定手段としては、図8に示すように、支柱5の軸方向における複数箇所に円周溝21を設けられている。一方、外周がテーパ状の内嵌部材22を2つ割りに形成してそれぞれの内周にリング状突起23を設けた内嵌部材22と、この内嵌部材22を支柱5に外嵌してリング状突起23を円周溝21に係合して位置決めし、この内嵌部材22の外周にテーパーを設けた外嵌部材24とからなり、内嵌部材22のリング状突起23を支柱5の円周溝21に装着し、外嵌部材24を嵌合して固定する。これにより内嵌部材22をテーパーの締め付け効果にて一体化し、棚材1の位置を固定する。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、前記従来の棚位置固定具2は外嵌部材24が一体形成した筒状になっているために、棚材1を支柱5に固定するために外嵌部材24を支柱5の先端から挿嵌しなければならないことになる。特に支柱5の中間にある棚材1を装着するためには、装着位置より上方に装着された棚材1を一旦外さなければならないという問題があった。
【0005】
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、棚材を支柱上の任意の位置に直接に着脱することができる棚材の位置変更が容易な棚材位置固定具の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の棚材位置固定具は、籠型で方形の棚材を支柱の任意箇所に固定して商品陳列棚を形成する棚材位置固定具であって、掛止穴を直列に配設した支柱と、軸方向に2分割したそれぞれの内周に支柱上の前記掛止穴に係合する位置決め手段を設け、かつ2分割したそれぞれを一体化する一体化手段を分割部に設けた内嵌部材と、軸方向に2分割したそれぞれが、前記内嵌部材の一体化手段に係合して該内嵌部材を一体化する一体化手段を内面に設けた外嵌部材とから成ることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の棚材位置固定具は、前記一体化手段は、内嵌部材の分割部にて軸方向に沿ってテーパー状に形成されたアリ部と、外嵌部材の内側に形成して内嵌部材のアリ部に外嵌するテーパー状アリ溝とから成り、前記テーパー相互間が嵌合することによるテーパーの締め付け効果にて内嵌部材の割り面を締め付けて一体化すると同時に支柱に固定することを特徴とする請求項1記載の棚位置固定具である。
【0008】
請求項3記載の棚材位置固定具は、前記位置決め手段は、2つ割り内嵌部材それぞれの内面に掛止突起を突設し、一方、支柱の軸方向における複数箇所に掛止穴を穿設して、この掛止穴に掛止突起を掛止することにより棚の上下方向における位置を固定することを特徴とする請求項1記載の棚位置固定具である。
【0009】
請求項4は、前記外嵌部材の割り面に、割り面相互間が互いに掛止し合う軸方向のずれ止め防止手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の棚位置固定具である。
【0010】
請求項1の発明によれば、位置決め手段により棚材の高さ方向の位置決めをする内嵌部材と、内嵌部材に外嵌して内嵌部材の2つ割り面を締め付けて一体化する外嵌部材のいずれも2分割されているので、棚を支柱上の任意の位置に直接に着脱することが可能となる。
【0011】
請求項2の発明によれば、棚位置固定具の一体化手段が、2分割された内嵌部材の相互間をテーパーに形成されたアリ部とアリ溝との嵌合にて締め付ける構成であるので、棚位置固定具の固定が容易喝確実である。
【0012】
請求項3の発明によれば、支柱の軸方向に穿設された複数の掛止穴を選択して内嵌部材の掛止突起を掛止することにより棚を支柱上の任意の位置にて確実に固定することが可能となる。
【0013】
請求項4の発明によれば、外嵌部材が割り面相互間にて互いに係合し合うことにより2つ割り相互間のずれ止めが可能となり、棚位置固定具の固定が安定する。
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1から図6は本発明の実施の形態に係り、図1(a),(b)は内嵌部材の斜視図、図2(a),(b)は外嵌部材の斜視図、図3は支柱の正面図、図4は棚位置固定具の上面図、図5は棚位置固定具の側面図、図6は一体化手段を示す側面図である。
【0014】
本発明を適用する商品陳列棚は、例えば図7に示すように、複数段の棚材1が隅部に設けられた棚材位置固定具2を介して支柱5の適当な高さに支えられている。
【0015】
本発明に係わる棚材位置固定具2は、図1(a),(b)及び図2(a), (b)に示すように、支柱5と、内嵌部材3と外嵌部材4とから構成される。一方、支柱5には、図3に示すように、軸方向に沿って複数の長方形の細い掛止穴6が設けられている。
【0016】
また、内嵌部材3は、図1(a),(b)に示すように、軸芯対象に2分割され、それぞれの内周に支柱側の掛止穴6に掛止して棚材1の高さを決める位置決め手段としての掛止突起7が突設されている。また、内嵌部材3の分割部8における背面側には割り面相互間を一体的に固定する一体化手段として割り面に沿って上方から下方に末広がりのテーパー状アリ部9が設けられている。
【0017】
外嵌部材4は、図2(a),(b)に示すように、軸芯対象に2分割された略コの字形に形成され、それぞれの奥壁に内嵌部材3のアリ部9に係合して一体化する一体化手段としてテーパー状アリ溝10が形成されている。このアリ溝10は奥壁の中央から上下の端部に向かって末広がりのテーパーに形成され、内嵌部材3のテーパー状アリ部9に対して外嵌部材4をいずれの方向からでも係合することができるようになっている。
【0018】
更に、外嵌部材4の2つ割り面相互には、ずれ防止手段として凹凸にて係合し合う掛止突起11及び掛止凹部12が設けられている。この外嵌部材4を内嵌部材3に嵌合した時に2つ割り面相互間が軸方向にずれることを防止している。
【0019】
また、この外嵌部材4の背面には、図4に示すように、支持部材13と連結する連結ボス14が設けられており、支柱3の左右に同じ高さで、棚材位置を設定できる。これによって、横方向に連続して棚を構成することができる。さらに、図5に示すように、連結ボス14を支持部材13に差し込んでビス15にて固定することができるようになっている。
【0020】
この構成の棚材位置固定具2は、棚材1を支柱5の適当な位置に固定するに際して、支柱5上の固定すべき高さの掛止穴6を選択し、2つ割りの内嵌部材3それぞれを支柱5の側面から嵌合して内周に設けられた掛止突起7を、掛止穴6に掛止する。
【0021】
次に、支柱5に嵌合した内嵌部材3のテーパー状アリ部9に対して、その上方から割り面のずれ防止手段を組合わせて一体化した外嵌部材4のアリ溝10を嵌合し、押し下げることによりテーパーの締め付け効果にて2つ割りの内嵌部材3が一体化すると同時に支柱5の面に固定され、棚材位置固定具2による支柱5に対する棚材の固定が完了する。
【0022】
【発明の効果】
本発明の棚材位置固定具によれば、軸方向に2分割された内嵌部材に、軸方向に2分割された外嵌部材を外嵌し、一体化手段により内嵌部材の割り面を締め付けて固定する。棚材を上方から取り外すことなく、単独で棚材を取り替えることができる。さらに、棚材位置固定具を介して棚材を支柱上のいずれの高さにでも直接にその位置に固定することが可能となる。
【0023】
支柱3の左右に同じ高さで、棚材位置を設定できることにより、横方向に連続して棚を構成することができる。
【0024】
また、内嵌部材の掛止突起が支柱の掛止穴に掛止して位置決めされる構成であるので、位置決めが確実である。更に内嵌部材の固定手段がテーパー状アリ部から成ることにより、このアリ部に外嵌部材のアリ溝を挿嵌するするだけで、割り面を締め付けて固定することができるので固定が簡単確実である。
【0025】
また、外嵌部材は割り面相互間がずれ防止手段にてずれ止めされているので、内嵌部材に外嵌した際に固定手段による固定が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は棚材位置固定具の内嵌部材を示す斜視図。
【図2】(a),(b)は棚材位置固定具の外嵌部材を示す斜視図。
【図3】支柱の正面図。
【図4】棚材位置固定具の上面図。
【図5】棚材位置固定具の側面図。
【図6】一体化手段を示す側面図。
【図7】従来からの商品陳列棚の斜視図。
【図8】従来の棚材位置固定具の説明図。
【符号の説明】
1…棚材 2…棚材位置固定具
3…内嵌部材 4…外嵌部材
5…支柱 6…掛止穴
7…掛止突起 8…分割部
9…テーパ状アリ部 10…テーパ状アリ溝
11…掛止突起 12…掛止凹部
13…支持部材 14…連結ボス
15…ビス
Claims (4)
- 籠型で方形の棚材を支柱の任意箇所に固定して商品陳列棚を形成する棚材位置固定具であって、
掛止穴を直列に配設した支柱と、
軸方向に2分割しそれぞれの内周に前記支柱上の前記掛止穴に係合する位置決め手段を設け、かつ2分割したそれぞれを一体化する一体化手段を分割部に設けた内嵌部材と、軸方向に2分割したそれぞれが、前記内嵌部材の一体化手段に係合して該内嵌部材を一体化する一体化手段を内面に設けた外嵌部材とから成ることを特徴とする棚位置固定具。 - 前記一体化手段は、内嵌部材の分割部にて軸方向に沿ってテーパー状に形成されたアリ部と、外嵌部材の内側に形成して内嵌部材のアリ部に外嵌するテーパー状アリ溝とから成り、前記テーパー相互間が嵌合することによるテーパーの締め付け効果にて内嵌部材の割り面を締め付けて一体化すると同時に支柱に固定することを特徴とする請求項1記載の棚位置固定具。
- 前記位置決め手段は、2つ割り内嵌部材それぞれの内面に掛止突起を突設し、一方、支柱の軸方向における複数箇所に掛止穴を穿設して、この掛止穴に掛止突起を掛止することにより棚の上下方向における位置を固定することを特徴とする請求項1記載の棚位置固定具。
- 前記外嵌部材の割り面に、割り面相互間が互いに掛止し合う軸方向のずれ止め防止手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の棚位置固定具。
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