JPS6312791Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小売店頭に設置された棚、シヨーケー
ス、デイスプレイおよび支柱等に飾り付けるミニ
のぼり或いはこれに類するものを立てるための支
持具に関し、特に水平、垂直両態様の被支持体に
対応出来ることを特長とする。

従来、この種支持具の棚、シヨーケース、支柱
等被挾持体への固定手段としては単にコ字形部分
で被挾持体の縁をくわえて、その弾性によつて挾
持固定するものであるため確実な固定が不可能で
あつた。

また、棚、シヨーケース等被挾持体の縁の厚み
が特定され、種々厚みが変化した場合、対応不可
能になる欠点があつた。

また、従来のこの種支持具はそのポール支持部
が棚の様な水平に形成された被支持体のみに使用
し得うる如く構成されており、支柱の如く垂直に
形成された被挾持体に挾持固定するとポールが横
向きになつてしまうので使用できず、使用範囲が
限られてしまう等の欠点があつた。

本考案は以上の如き欠点を改良することを目的
としてなされたものである。

以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。

第１図において１は上面板２、背面板７、下面
板５によつて構成されるコ字形部材である。上面
板２には、その開放端部附近に固定用ネジ３を螺
挿し且、内方に中空ポールを嵌挿するための嵌挿
用孔４を穿孔してある。

また、上記固定用ネジ３の先端には押圧板１３
が取付けてあり、ネジ３を回わして押圧板１３と
下面板５とで被挾持部を挾んで締付けるようにな
つている。

下面板５には、その内方に前記嵌挿用孔４と対
応する位置に前記中空ポールの内径と同径或いは
僅かに小さい外径の固定用突起６を設けてある。

また、背面板７には、その一端より板状のポー
ル支持片８を延設してある。このポール支持片８
は背面板７と並行位置に折返えされ、中空状ポー
ルの下端部に嵌挿しポールを支持するためのもの
である。

上述の如く構成された本考案ミニのぼり支持具
１２の使用に際して、第２図及び第２図のＡ部分
の拡大図である第３図の如く垂直に形成された支
柱９にコ字形部材１の上面板２と下面板５で支柱
９を挾み、固定用ネジ３を締付けてミニのぼり支
持具１２を固定する。

中空ポール１１の支持はその下方先端部をポー
ル支持片８に嵌挿して行う。

また、第４図及び第４図のＢ部分の拡大図であ
る第５図の如く水平に形成された棚板１０に取付
けるには、棚板１０の縁を前記垂直の場合と同じ
くコ字形部材１の上面板２と下面板５で挾み、ネ
ジ３で締付け固定する。

中空ポール１１の支持はその下方先端部を嵌挿
用孔４から嵌挿し、ポール先端部を固定用突起６
に嵌込んで固定支持して行う。

上述の如く本考案は、嵌挿用孔４と固定用突起
６で形成される支持部とポール支持片８で形成さ
れる支持部とが互いに角度を変えて設けられてい
るので水平、垂直双方の被挾持体に対応出来る。
ミニのぼり支持具１２の被挾持体への固定を固定
用ネジ３の締付けによつて行うので、確実な固定
が可能である。

また、固定用ネジ３を備えているので被挾持体
の厚さを特定することなく、固定用ネジ３が上下
する範囲内で種々の厚みに対応出来る等の作用効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のミニのぼり支持具の斜視図、
第２図はミニのぼり支持具の使用状態を示す斜視
図、第３図は第２図のＡ部分の拡大図、第４図は
ミニのぼり支持具の他の使用状態を示す斜視図、
第５図は第４図のＢ部分の拡大図である。 １……コ字形部材、２……上面板、３……固定
用ネジ、４……嵌挿用孔、５……下面板、６……
固定用突起、７……背面板、８……ポール支持
片、９……支柱、１０……棚板、１１……中空ポ
ール。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面板２、背面板７及び下面板５からなるコ字
   形部材１の前記上面板２に固定用ネジ３と嵌挿用
   孔４を設け、前記下面板５の内面には前記嵌挿用
   孔４の対応位置に固定用突起６を設け、前記背面
   板７には一端から前記嵌挿用孔４の方向とは直角
   方向に延設折返えして成るポール支持片８を設け
   て構成されるミニのぼり支持具。