JP3031310U - ティッシュペーパーホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ティッシュペーパー箱を一定の場所に設定保
管するために、線材からなる保持具を固着した取付具
を、吊戸棚の底板に挟持または螺着固定する。 【構成】 線材を曲折して載置部と被せ枠を設けた保持
具に、ティッシュペーパー箱を保持させ、保持具を固着
してなる取付具は、ブラケットの凹欠部に挟持金具を嵌
入するかまたは、ブラケット上縁に固着プレートを載置
するかを選択して構成する。 【効果】 ティッシュペーパーを一定の場所に保管でき
ると共に、取付け位置に応じて、挾着か、螺着かを選択
できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、紙箱に入ったティッシュペーパーを線材からなる保持具で保持し 、該保持具はその基部に固着した取付具で吊戸棚底板の上下両面に挟持固定し、 または、底板の下面に螺着固定して使用するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から種々のティッシュペーパーを入れる容器があり、これらティッシュペ ーパー箱体に装飾カバーを被せて使用するものあるいは、線材からなる容器に入 れて使用するもの等が提案されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

紙箱に入ったティッシュペーパーは、使用するたびに置場が変ることがあり、 次にティッシュペーパーを使用する時にティッシュペーパー箱をどこに置いたの か忘れてしまい、不便さを感じることがある。この不便さを解決する手段として 取付具を設けた容器にティッシュペーパーを入れ、この容器を一定の場所に動か ぬよう設定すればティッシュペーパーも一定の場所に保管され、使用するたびに 置場所が変っていることがない。そこで、本考案は、吊戸棚の底板にティッシュ ペーパー箱の保持具を挟持固定または、螺着固定して使用できる取付具を設け、 取付具にティッシュペーパー箱を保持する容器を固着したティッシュペーパーホ ルダーを提供することを目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は台所等の流し台の上にある吊戸棚に固着する取付具と保持具からな るティッシュペーパーホルダーに係るものであり、取付具は吊戸棚底板の上下両 面を挟持させて取付けるか、または底板の下面に螺着させて取付けるかのどちら かを選択し、取付具に固着してティッシュペーパー箱を保持する保持具は線材か らなり、上部平行杆の前端を取付具に固着し、平行杆の後端から水平位と垂直位 に折曲げて背枠を形成し、背枠端部を左右相対向して拡幅して方形枠とし、さら に方形枠が水平位になるよう折曲して載置部を形成し、背枠の上方位に直交させ て前端部にガイド部を設けた被せ枠を水平状に固着してなるものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施形態を図１から図５を参照して説明する。図１の全体斜 視図に示すごとくこのティッシュペーパーホルダーＡは、ブラケット３と挟持金 具４と締付ねじ５とからなる取付具２と、ブラケット３の後壁部３ｅに固着して ティッシュペーパー箱Ｂを保持する保持具７とから構成されたものであり、図２ 及び図３に示したように台所流し台上の吊戸棚１の底板１ａに挟持固定または、 螺着固定して使用するものである。

【０００６】 ブラケット３は、直方体の上壁３ａの一方側に挟持金具４を嵌入して上下に摺 動する凹欠部３ｂを設けている。凹欠部３ｂの底壁３ｃには、締付ねじ５を挿入 する貫通孔３ｄが設けられている。また、上壁３ａの他方は壁部３ｅになってお り線材からなる保持具７の上端平行杆７ａの前端が固着される。（図２，図３を 参照）

【０００７】 図２、図４に示すごとく挟持金具４は、上面４ａ、垂面４ｂ、底面４ｃからな る挿入凹部４ｄを設けた側面視コ字形で、底面４ｃが前記ブラケット３の凹欠部 ３ｂに摺動可能に嵌入し、また、前記貫通孔３ｄと一致する位置にねじ孔４ｅが 設けられている。締付ねじ５は、ブラケット３の底壁３ｃの貫通孔３ｄより挿入 して挟持金具４のねじ孔４ｅに螺入するもので、締付ねじ５の回動により挟持金 具４を上下に摺動さすものである。前記ブラケット３、挟持金具４、締付ねじ５ からなる取付具２に保持具７を固着することによりティッシュペーパーホルダー Ａが構成される。

【０００８】 次に吊戸棚１への取付具２の固着手法を図２を参照して説明する。底板１ａの 下面１ｃにブラケット３の上縁３ａを当接させるようにして、挟持金具４の挿入 凹部４ｄを底板１ａの前端より挿入し、底板の上面１ｂと挟持金具の上面４ａと を重合させブラケット３の下側から締付ねじ５を挿入して締付けることにより、 ブラケット３の上縁３ａと挟持金具４の上面４ａとが底板１ａの上面１ｂと下面 １ｃに圧接して挟持する。この取付状態は吊戸棚１の前側部で底板１ａ上下両面 に挟持させるものであって、この取付手段は吊戸棚１の後側部にティッシュペー パーホルダーＡを設定したり、または、吊戸棚１以外の場所に取付けることは不 可能である。

【０００９】 そこで本考案では挟持金具４に変えて固着プレート６を互換することにより、 吊戸棚１の後側部あるいは吊戸棚１以外の場所への取付けを可能としたものであ る。上記固着プレート６について図３、図５を参照して説明する。固着プレート ６は、ブラケット３の上縁３ａ外周より広い面積の方形体をなしており、上面６ ａには仮止め用の粘着シート６ｃを貼り付けてあり、下面６ｂの中央には下方に 突出したねじ孔６ｄを設けると共にブラケット３を当接する外周部にはブラケッ ト３が回動しないよう嵌合する膨出壁６ｅを周設している。また、左右側端部に は、取付けビス８を挿入する取付孔６ｆを対設している。ブラケット３の上縁３ ａに固着プレート６の下面６ｂを当てがい、締付ねじ５をねじ孔６ｄに螺入して ブラケット３と固着プレート６を一体化する。このようにな状態において粘着シ ート６ｃの保護テープを剥がし吊戸棚１の底板に仮止め状態にして取付けビス８ で固着するものである。

【００１０】 次にブラケット３の後壁部３ｅに固着する保持具について図１を参照して説明 する。１本の線材をＵ字形に曲成した平行杆７ａを水平位から垂直位に折り曲げ て背枠７ｂを形成し、背枠の下端部７ｃから左右へ相対向して拡幅して方形枠と し、さらに方形枠が水平位になるよう折曲して載置部７ｄを形成する。そして背 枠７ｂの上方部に、方形枠の前方を下方に折曲してガイド部７ｅを形成した被せ 枠７ｆを載置部７ｄ上方部に所定間隔を設けた位置に固着してなる保持具を設け 、該保持具の前記平行杆７ａの前端をブラケット３の後壁部３ｅに固着して、テ ィッシュペーパーホルダーＡとするものである。

【００１１】 このティッシュペーパーホルダーＡに箱体に収めたティッシュペーパーを載置 させるには、載置部７ｄと被せ枠７ｆ間に側方より箱体を差入れるか、または、 前面のガイド部７ｅ側から箱体の上面を後方へ倒けて入れ、箱体を前方へ回転さ せるようにして載置部７ｄ上に載せる。以上のいずれかの方法でティッシュペー パー箱Ｂを保持具７の載置部に載置し、ティッシュペーパーを一枚ずつ前面より 引き出す、このとき箱体は前方に倒れようとするがガイド部７ｅに当って支持さ れ位置ずれを阻止する。

【００１２】

【考案の効果】 ティッシュペーパー箱を載置した保持具の平行杆は取付具の後面より突出曲 成しているので、荷重が取付具に集中して支えられバランスがとれる。 ティッシュペーパー箱は、前端部が被せ枠のガイド部に当接するので、容易 にペーパーの取り出しができ、箱体はずり落ちることがない。 保持具は線材を折曲して作成しているのでシンプルな形状になり、価格の面 でも安価に製作できる。また、全荷重が小でありブラケットによる支持が安定す る。 取付具の挟持金具と固着プレートを互換することにより、吊戸棚の底板に挟 持固定または、螺着固定かに選択できるので、任意に位置に取付けらける。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態のティッシュペーパーホル
ダーの全体斜視図

【図２】挟持金具適用の取付具で、吊戸棚底板に挟持固
定した要部断面図

【図３】固着プレート適用の取付具で、吊戸棚底板に螺
着固定した要部断面図

【図４】挟持金具適用の取付具要部分解斜視図

【図５】固着プレート適用の取付具要部分解斜視図

【符号の説明】

Ａ…ティッシュペーパーホルダー Ｂ…ティッシュペーパー箱 １…吊戸棚 １ａ…底板 １ｂ…上面 １ｃ…下面 １ｄ…扉 ２…取付具 ３…ブラケット ３ａ…上縁 ３ｂ…凹欠部 ３ｃ…底壁 ３ｄ…貫通孔 ３ｅ…後壁部 ４…挟持金具 ４ａ…上面 ４ｂ…垂面 ４ｃ…底面 ４ｄ…挿入凹部 ４ｅ…ねじ孔 ５…締付ねじ ６…固着プレート ６ａ…上面 ６ｂ…下面 ６ｃ…粘着シート ６ｄ…ねじ孔 ６ｅ…膨出壁 ６ｆ…取付孔 ７…保持具 ７ａ…平行杆 ７ｂ…背枠 ７ｃ…下端部 ７ｄ…載置部 ７ｅ…ガイド部 ７ｆ…被せ枠 ８…取付けビス

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 平行杆の前端を取付具の後壁部に固着
   し、後端から垂直状に折曲げて背枠を形成し、背枠の下
   端から左右に拡幅して左右対向状の方形枠を形成し該方
   形枠で載置部を構成し、背枠の上方部に直交させてガイ
   ド部を前端に設けた被せ枠を水平状に固着した保持具を
   設け、該保持具の載置部と被せ枠との間にペーパー箱を
   挿入載置するようにしたティッシュペーパーホルダー。
2. 【請求項２】 貫通孔を底壁に設けた凹欠部の周囲に四
   立面からなる周壁部を設けた直方体状のブラケットに対
   し、挿入凹部の底面部にねじ孔を設けた挟持金具をブラ
   ケットの凹欠部に摺動自在に嵌入し、締付ねじを前記貫
   通孔から挟持金具のねじ孔に螺入して、挿入凹部の上面
   とブラケットの上端縁との間で被取付体の上下両面を挟
   持するよう構成した取付具をペーパー箱保持具の上部に
   備えたティッシュペーパーホルダー。
3. 【請求項３】 貫通孔を底壁に設けた凹欠部の周囲に四
   立面からなる周壁部を設けた直方体状のブラケットに対
   し、ブラケット外周より広い面積の方形板の上面に粘着
   シートを添着し、下面中央に下方突出のねじ孔を設ける
   と共にブラケット外周縁が当接する膨出壁を形成し両側
   部に取付孔を対設した固着プレートを前記ブラケット上
   に重合し、締付ねじを貫通孔から固着プレートのねじ孔
   に螺入して一体化する取付具をペーパー箱保持具の上部
   に備えたティッシュペーパーホルダー。