JP2003532597A - 剥離可能でシール可能なバッグ及び食材調製の方法 - Google Patents

剥離可能でシール可能なバッグ及び食材調製の方法

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JP2003532597A JP2001582183A JP2001582183A JP2003532597A JP 2003532597 A JP2003532597 A JP 2003532597A JP 2001582183 A JP2001582183 A JP 2001582183A JP 2001582183 A JP2001582183 A JP 2001582183A JP 2003532597 A JP2003532597 A JP 2003532597A
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    • B65D33/18End- or aperture-closing arrangements or devices using adhesive applied to integral parts, e.g. to flaps
    • B65D33/20End- or aperture-closing arrangements or devices using adhesive applied to integral parts, e.g. to flaps using pressure-sensitive adhesive

Abstract

(57)【要約】 フィルム材料を含む低温調理のための剥離可能にシール可能なバッグが開示されており、ここでフィルム材料は約125℃の温度まで変形せず、またバッグはシール時、空気不透過性及び液体不透過性である。フィルム材料の少なくとも一部分が不注意な接着を防ぐ感圧接着剤を備える複合フィルム材料を含むこのようなバッグもまた開示されている。更に、本発明のバッグのあらゆる実施態様を使用する食材調製及び調理の方法が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、剥離可能にシール可能なバッグ、及びこのようなバッグを用いての
低温食材調製、特に低温調理の方法に関する。特に、シール時に空気不透過性及
び液体不透過性であり、125℃までの温度において変形しない剥離可能にシー
ルされたバッグ、及び同バッグを用いての低温調理及び食材調製の方法に関する
【0002】 (背景) 低温真空調理とは、約100℃以下の温度における調理の方法である。この調
理方法は、ある種の他の調理方法と比較して、より良いフレーバを提供するため
、並びに美的に好ましく栄養豊かな食材を提供するために使用することができる
。しかし現在、このような調理は、通常プロのシェフによってのみ使用される複
雑で高価な設備を必要とする。
【0003】 可撓性バッグまたはレトルトバッグと呼ばれる小袋を用いて調製された様々な
食物を再加熱することも知られている。例えば、再加熱後、食されるの好適なあ
る種の調製済食材は、シールされたプラスチックバッグで購入することができる
。シールされたバッグは沸騰水中に置かれ、沸騰水からの熱がバッグを貫通する
ことなく、食物を再加熱する。ユーザーがしなければならないのは、その後バッ
グを切り開け、内容物を取り出すことだけである。この種の製品の一般的な例は
、例えば日本のハウス食品、S&B食品、及び味の素会社から入手可能なカレー
である。
【0004】 この方法で包装及び再加熱され得るレトルト食品の種類は相当限定される。更
にこのようなレトルトバッグは、新鮮な食物を実際に調理するためには使用でき
ず、既に調製、及び保存された独特な食物の再加熱のためのみに使用することが
できる。それ故にこのようなバッグは、消費者の購入に先立つの保管及び貯蔵寿
命の間、保管される食材の新鮮さを維持しなければならないため、例えばアルミ
ニウム等のある種の防腐剤を伴って供給されなくてはならない。
【0005】 加えて、米国のS.C.ジョンソン社(S.C.Johnson Company)及び日本の旭
化成からジップロックのブランド名で入手可能なもの、日本の山口県小野田市の
宇部フィルムのウベキッチンバッグといったような、従来の保管バッグは、熱湯
もしくは沸騰水中での食材の再加熱もしくは調理への使用が、もし不可能でない
としても難しい。これらのバッグを作る材料(一般的にポリエチレンまたはこれ
らのブレンド)は、シールされた時、または再加熱もしくは調理中に気密性及び
/または液体を通さない性質を提供することが可能でなくてもよい。同様に、こ
のような材料は温度100℃において耐熱でなくてもよく、また変形してもよい
。たとえこのような材料自体が空気及び液体を通さないと仮定したとしても、こ
のようなバッグのシール/再シールの実際上の方法、及び多様な食材調製技術の
実際上の方法は極端に限定される。
【0006】 ナイロン及びポリプロピレンを含み、沸騰水中に置いて、ある種の食材(ジャ
ガイモ等)を調理するのに使用することができる自己換気バッグは、日本のジョ
ウメイ社(Jomei Company)から「ジョウキゲン」の名称で販売されている。し
かし、この種のバッグは水中に置くことができる前に独特の装置を使用すること
によって加熱シールされなくてはならず、一旦シールされると再シールはできな
い。
【0007】 消費者の食事準備の仕事を改善する必要性もまた存在する。食事の準備及び皿
洗いは、今日の家事の約50%を占めると考えられており、多くの消費者が食事
の準備及び皿洗いに使う時間を削減したいと望んでいる。家庭の食事の代替、テ
イクアウト及び調理済惣菜食品が入手可能であるにもかかわらず、このような食
材は十分な栄養を提供していない可能性があり、一般的には多くの消費者から家
庭で調理された食事の健康的でない代用品であると考えられている。消費者の一
部は更に、このような代替手段を家庭で調理された食事の代用にする時、やまし
い気持ちを経験する。それ故、食材の調製において栄養価、費用、味覚、及び自
尊心に関して引き換えにすることのない、より効率的な食事の準備は多くの消費
者によって望まれている。
【0008】 従って、高価な設備の使用もしくは複雑な手順なしに、家庭で新鮮な食材の低
温調製及び調理に使用することができ、味覚、栄養、及び自尊心を食材調製にお
いて犠牲にすることなく、より効率的に食事の準備ができる、便利で耐久性のあ
るバッグを提供する要望が依然としてあることが理解できる。本発明の利点や利
益の全てを提供する技術は現存していない。
【0009】 (発明の概要) 本発明は、フィルム材料を含む低温調理用の剥離可能にシール可能なバッグに
関しており、ここでフィルム材料は約125℃までの温度において変形せず、こ
こでバッグはシール時に空気不透過性及び液体不透過性である。
【0010】 本発明は更に、フィルム材料の少なくとも一部分が不注意な接着を防ぐ感圧接
着剤を備える複合フィルム材料を含むようなバッグに関する。
【0011】 本発明は加えて、本発明のバッグの実施態様のいずれかを使用する低温調理、
マイクロ波調理、及びマリネ化食品の調製の方法に関する。
【0012】 本発明のこれらの特徴及び他の特徴、観点、及び利点は、本開示を読むことに
より当業者にとって明白となるであろう。
【0013】 (詳細な説明) 引用した参照文献は全て、それらの全体を参考として本明細書に組み入れる。
いかなる参照の引用も、特許請求した発明の従来技術としての有用性についての
決定に関する容認ではない。
【0014】 本明細書中で「含む(comprising)」は、最終結果に影響を及ぼさない他の手
段および他の構成要素が追加され得ることを意味する。この用語は、用語「から
なる(consisting of)」及び「から本質的になる(consisting essentially of
)」を含む。
【0015】 本発明によって、食料品を中で調製、好ましくは調理するバッグが提供される
。一般的に、バッグは、(1)食材調製時間中空気不透過性及び液体不透過性シ
ールを提供し、(2)少なくとも約100℃の温度、即ち水中で沸騰させること
によって調理する間、そして好ましくは少なくとも約125℃までの温度、即ち
電子レンジ内で加熱の間、バッグが変形しないように、さもなければこのような
温度においてその構造的一体性が損なわれないような耐熱性を提供しなくてはな
らない。更にバッグは、調製もしくは調理の間、食材に悪臭を伝達しない材料か
ら作られることが望ましい。
【0016】 それ故に、これらの属性を備えるいずれかのタイプの材料が本明細書において
使用されてもよい。
【0017】 本発明のバッグの好ましい実施態様は、次に詳述するように複合フィルム材料
を含む。本発明のバッグの好ましい一実施態様は、重ね合わせた端部の少なくと
も一部が永久にシールされているフィルム材料の少なくとも二枚の重ね合わせた
シートを含む。例えば、図1aから1cに示すバッグ10の実施態様において、
フィルム材料20及び30の重ね合わせたシートは、重ね合わせた縁の少なくと
も一方に沿って永久にシールされる。例えば第一シート20は縁22、24、2
6、28を有する。第二シート30は縁32、34、36及び38を有する。こ
の実施態様では、重ね合わせた縁の少なくとも一対は永久にシールされ、例えば
、図1aの実施態様では縁22を縁32に、縁24を縁34に、縁26を縁36
にまたは縁28を縁38に、図1cの実施態様では縁23を縁33に、縁27を
縁37にまたは縁29を縁39に永久にシールしてもよい。例えば永久シールは
、図1a及び図1cの参照番号12a及び12b並びに図1bの参照番号13に
より表示されるように形成してもよい。
【0018】 縁の永久にシールされた部分は、図1に示す好ましい実施態様にあるように、
重ね合わせた縁の全長に亘って伸長する必要はないことを理解することが必要で
ある。永久シールは、重ね合わせた縁のいずれかの部分で、いずれか所望の長さ
で提供されてもよい。
【0019】 本明細書で使用する時、「永久にシールされる」は、これらの縁がバッグ10
の使用中に消費者により開かれることを目的としておらず、剥離可能にシール可
能ではないことを意味する。当業者に既知のいずれかの方法、例えば熱シールは
、本明細書のバッグの重ね合わせた縁の永久にシールした部分をつくるために使
用可能である。
【0020】 バッグが図1aに示すような正方形または長方形である場合、重ね合わせた縁
の二つが、永久にシールされることが望ましいかもしれない、例えば第一シート
20の縁26は第二シート30の縁36に永久シール12aに沿って永久にシー
ルされ、第一シート20の縁28は、第二シート30の縁38に永久シール12
aに沿って永久にシールされる。図1cは、十分に開いた位置での図1aのバッ
グを示し、その長所は次に十分詳細に説明する。
【0021】 再び図1aに関し、二つの永久にシールした縁を有する好ましい実施態様では
、二つの永久にシールした縁は近接することが好ましい、例えば互いに垂直であ
る、長方形または正方形のバッグの交差する縁の二つ、例えば縁26、36及び
28、38である。しかし22、32及び26、36または24、34及び28
、38のような二つの向かい合う、交差しない縁を永久にシールされる縁として
選択してもよい。
【0022】 図1bは、バッグ10が三角形で提供される代替実施態様を示し、一対の重ね
合わせた縁23、33は永久シール13に沿って永久にシールされる。再度、縁
の永久にシールされた部分は、重ね合わせた縁の全長に亘って伸長する必要はな
く、重ね合わせた縁のいずれかの部分に、及びいずれか所望の長さで提供されて
もよいことを理解するべきである。
【0023】 本発明はバッグ10またはシート20及び30について、いずれか特定の形状
または外形に限定されないことも理解されるべきである。また、これらのシート
は同一のもしくは同様の寸法または同一の形状である必要はない。更に本明細書
の好ましい実施態様は、フィルム材料の一枚または二枚のシートを含むバッグに
限定されない。二枚より多いシートを含むバッグも、本発明の範囲内にある。
【0024】 再び図1aから図cに関し、シート20または30の少なくとも一方は、不注
意な接着を防ぐ感圧接着剤を備える複合フィルムである。「不注意な接着」とい
う言葉により、バッグのユーザーがシートを押すことにより接着剤を働かせるま
で接着剤支持シートは、目標面、例えば他のシート、同一シートの他の部分また
はいずれか他の表面に時期尚早に貼り付かないことを意味する。この接着剤支持
フィルムシートは、他のフィルムシート、またはそれ自体の他の部分に剥離可能
にシール可能であり、そこを押した時、シール周辺部(図1に示さず、例えば図
2cを参照すること)をつくる。複合フィルム材料自体は次に、より詳細に説明
する。
【0025】 このようにシール外辺部は、消費者がシートを押す時、消費者により選択され
る位置でつくられるであろう。いずれの位置も選択可能であり、シール外辺部は
、シート材料の縁に一致する必要がないことに注意すべきである。
【0026】 シート70が正方形または長方形の形状である場合、バッグに最大内部面積を
与えるために、シール外辺部の剥離可能なシール可能部分を、並置した自由縁で
またはその近くで(例、図2bに示すように、82と92、84と94、及び8
6と96)つくってもよい。しかし上記のように、シール周辺部はいずれか所望
の位置で形成してもよい。
【0027】 バッグ10は、保管されるまたは調理される品目を挿入する前にシートを開け
ることを容易にするための開き表示手段21を更に備えてもよい。開き表示手段
21は、バッグをシールした後バッグから品目を取り出すことが望まれる時、バ
ッグの再開封を等しく十分に容易にしてもよい。開き表示手段21はシート20
、30から離れていてもよく、例えばシート20、30の両方のいずれかの材料
とは異なる材料から作成されるつまみであってもよい。または、開き表示手段2
1は、シート20、30のどちらかまたは両方と一体であってもよく、例えばユ
ーザーに適切な開き位置を合図する、フィルムの中の色または印刷表示から作成
してもよい。開き表示手段は、接触する他の表面と視覚的に対照的に引き立つこ
とが好ましい。
【0028】 本発明のバッグの他の好ましい実施態様(図に示さず)は、図1aから図cに
示すものに類似するが、このような好ましい実施態様では、永久にシールされた
縁または永久にシールされた縁の部分はない。このような好ましい実施態様では
、フィルムシートの少なくとも一方は次に説明するような複合フィルム材料であ
り、この接着剤支持シートは、そこを押してバッグの内部を形成するシール外辺
部を作る時、他方のフィルムシートに剥離可能にシール可能である。
【0029】 本発明のバッグの更に他の好ましい実施態様は、図2aから図bに示す。この
実施態様では、バッグ10は次に詳述するような単一シート70を含む。シート
70は第一部分80、第二部分90、及び第一部分80と第二部分90の間に概
ね位置する接合領域75、を有する。接合領域75は、図2aに断続線で示し、
正確に画定されない領域または位置を持たないことを表す。加えて、この領域は
第一部分80と第二部分90をいずれかのそれぞれの寸法または形状の領域に分
割することができ、これらの部分は必ずしも等しいまたはほぼ等しい寸法もしく
は形状である必要はない。
【0030】 図2aに示す長方形の形状のシート70は限定的な形状であることを目的とし
ないことに注意する必要がある。図1に示す好ましい実施態様のように、シート
70のためのいずれの形状も本発明の範囲内にあり、例えば円形、楕円形、三角
形、無定形、装飾的等である。
【0031】 第一部分は、少なくとも一つの第一部分自由縁により境界を付けられる。図2
aに示す実施態様では、第一部分自由縁は、参照番号82、84及び86により
示される。第二部分は少なくとも一つの第二部分自由縁により境界を付けられる
。第二部分自由縁は参照番号92、94及び96により示される。再度、この実
施態様は、特定数の自由縁を有すると限定されないことに注意する必要がある。
例えば、シート70が楕円形の場合、図2aに示すような三つの区分では示され
ない一つの連続する第一部分自由縁であろう。
【0032】 好ましい一実施態様では、第一部分80または第二部分90の少なくとも一つ
は不注意な接着を防ぐ感圧接着剤を備える複合材料を含む。他の好ましい実施態
様では、第一部分80及び第二部分90の両方は不注意な接着を防ぐ感圧接着剤
を備える複合材料を含む。更に他の好ましい実施態様では、接合領域75は更に
不注意な接着を防ぐ感圧接着剤を備える複合材料を含む。
【0033】 他のより好ましい実施態様では、シートは不注意な接着を防ぐ感圧接着剤を備
える複合材料の一体シートであり、換言すると、第一部分80、第二部分90及
び接合領域75は、バッグが形成される同一一体シート上の位置として存在する
【0034】 バッグ10は次のように、シート70から形成され、図2bを参照すること。
第一部分80は概ね接合領域75でまたはその付近で折り畳まれ、第二部分90
の上に被さる。シール外周辺部85は、第一部分または第二部分の一つを所望の
位置で他の部分に押し付けることによりつくられてもよい。こうしてバッグ10
の内部はシール外辺部85内に形成される。シール外辺部は消費者が所望する場
合、接合領域75から完全に独立してつくられてもよい。または、内部は更に、
接合領域内並びに図2cに示すようなシール外辺部85内に含まれてもよい。
【0035】 図2に示す型のバッグの他の好ましい実施態様では、第一部分自由縁または第
二部分自由縁の少なくとも一つに開き表示手段を上記で説明したように図1aに
示すものに類似する方法で提供することが望ましい。このような開き表示手段は
、開き表示手段を備えていない他の第一部分自由縁または第二部分自由縁と視覚
的に対照的に引き立つことが好ましい。
【0036】 上述の実施態様の各々におけるシート20もしくは30の少なくとも1つ、ま
たは図1に関連して記載の実施態様におけるシート70、または図2に関連して
記載の実施態様における第一部分80もしくは第二部分90の少なくとも一つは
、ハミルトン(Hamilton)らへ1997年9月2日に発行された米国特許第5,
662,758号「加圧時において目標面に剥離可能にシール可能な複合材料及
びその製造方法(Composite Material Releasably Sealable to A Target Surfa
ce When Pressed Thereagainst and Method of Making)」、ハミルトン(Hamil
ton)らへ1999年2月16日に発行された米国特許第5,871,607号
「変形可能な支えによって保護された物質を有する材料及びその製造方法(Mate
rial Having A Substance Protected By Deformable Standoffs And Method of
Making)」、マックガイヤ(McGuire)らへ1999年10月12日に発行され
た米国特許第5,965,235号「三次元無定形模様ネスティング抵抗性シート
材料及びその製造方法及び製造装置(Three-Dimensional,Amorphous-Patterned,
Nesting-Resistant Sheet Materials and Method and Apparatus for Making Sa
me)」、及びハミルトン(Hamilton)らへ1999年10月19日に発行された
米国特許第5,968,633号「目標面上に物質を分配及び噴霧するための選択
的活性化シート材料(Selectively-Activatible Sheet Material For Dispensin
g And Dispersing a Substance Onto A Target Surface)」中に記載されている
ような複合材料を含む。
【0037】 このような複合材料は、目標面に剥離可能にシールするための、及び目標面に
早まって付着するのを防ぐための、感圧接着剤で被覆された可撓性フィルムであ
る。特に複合材料は、フィルムが押さえ付けられるまで感圧接着剤が目標面との
間隔を置いて配置され作用する接着面上に形成された突出部を有する可撓性フィ
ルムである。本発明によれば、本明細書の「目標面」は、図1に示す実施態様の
フィルムシート20もしくは30の他方、または図2の実施態様に示すような同
一シート70の他の部分である。
【0038】 本明細書の複合材料の十分な開示は上述で参照した特許で与えられるが、本明
細書では簡潔な説明を繰り返す。複合フィルムの一実施態様を図3に示し、一般
に100と示す。複合フィルム100は通常、突出部140を有する一片の可撓
性フィルム120、及び突出部140の間に位置する一層の感圧接着剤160を
含有する。図3に示すフィルム100の実施態様では、突出部140は、頭部を
切ったまたは半球形の最も外側の末端部180を持つ円錐形状である。突出部1
40は、正三角形模様で等間隔を置き、すべてが同一方向を向いている。突出部
は、中心から中心までほぼ二つの突出部の直径の距離を置く。突出部140はそ
の直径より低い高さを持つことが好ましく、その結果、壊れる時にフィルム12
0の平面に実質的に垂直である軸に沿って壊れる。この崩壊の様式は、突出部1
40が折り重なって接着剤を塞ぎ、目標面に接触するのを防ぐ。
【0039】 図4は目標面200を示し、本発明によればその面はバッグ10を含む他のフ
ィルムシートまたはバッグがつくられる同一フィルムシートの他の部分のいずれ
かであり、突出部140の最も外側の末端部180によって感圧接着剤160の
層から空間を置く。図5は、力Fにより示されるような、可撓性フィルム120
の非接着面に付加された圧力下で突出部140がそれ自体で部分的に反転した後
、目標面200が感圧接着剤の層160に接触することを示す。
【0040】 図3から5に示すフィルム100の実施態様では、円錐形の突出部140は約
0.015インチ(0.381mm)〜約0.03インチ(0.762mm)ま
での基礎直径を有する。これらの突出部は中心から中心まで、約0.03インチ
(0.762mm)〜約0.06インチ(1.524mm)までの空隙部及び約
0.004インチ(0.102mm)〜約0.012インチ(0.305mm)
までの突出高も有する。フィルム材料は、同質の樹脂またはその混合物から作成
してもよい。フィルム構造体内の単一層または多重層は、共に押出しするか、押
出し塗布するか、積層化するかまたは他の既知の手段により結合するかが熟慮さ
れる。フィルム材料の重要な特質は、製品の突出部及び谷部が形成可能なことで
ある。有用な樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレン、PET、PVC、PVD
C、ラテックス構造体、ナイロン、等を包含する。好ましいフィルム材料は、約
0.01から約0.02mmまで、より好ましくは約0.012から約0.01
5mmまでのほんのわずかの厚さのポリエチレンである。好ましいフィルム材料
は、米国トレデガ−社(Tredegar Co.)から入手可能な約0.012mmの10
0%HDPEフィルムである。このようなフィルムは、米国エクソン社(Exxon
Co.)からも入手可能である。
【0041】 本明細書の好ましい接着剤は、厚さ約0.025mmのホットメルト感圧接着
剤である。このようなホットメルト接着剤、例えば規格番号ATOフィンドレ−
2630.07、2630.08、及び2630.09で米国、フィンドレ−社
(Findley Co.)から入手可能なもの、並びに規格番号HBフラーHL−211
5X、HBフラーHL1711−XZP及びHBフラーHL1717−Xとして
米国、ミネソタ州のH.B.フラー社(H.B.Fuller Co.)から入手可能なものが
本明細書における使用に好適である。あるいは、ラテックスを包含する他の接着
剤も接着層160に使用することができる。
【0042】 突出部の寸法及び空隙部は最適化され、流体シールのための連続する接着剤の
通路を提供するが、容易に拡張するフィルムを生成することなしには、接着剤の
通路を提供しない。拡張したフィルムは、接着剤接触平面に平行な残余力となり
、破断する弱い接着剤結合の原因となってもよい。
【0043】 更に好ましくは本明細書の複合シートは、上記のマックガイヤらの米国特許第
5,965,235号に説明するように、重ね合わせた層が互いにネスティング
するのを防ぐ三次元複合シート材料である。このようなネスティング抵抗性とい
う長所を提供するために、突出部は複合シート材料の一方の面上に複数の異なる
二次元の幾何学的な形の無定形模様をつくり、反対側には凸部分が中空であるよ
うに凸部分に対応する、空間を置いた複数の三次元の中空の凹部分を提供する。
本明細書で使用する用語「無定形」は通常、その用語の普通の意味に従う、すな
わち、構成要素の直ちに認知可能な組織、規則性または配向を表さない模様であ
る。このような模様では、隣接要素を考慮しても一要素の配向及び配置から、そ
の次の引き続く要素の配向及び配置を予測できる関係はない。
【0044】 好ましい無定形模様内では、突出部はその寸法、形状、ウェブに関する配向及
び近接する突出部の中心部間の空隙部に関して均一でないことが好ましいであろ
う。図6は、本発明に記載の代表的な三次元ネスティング抵抗性シート材料20
0の平面図である。突出部は参照番号240により、空間は参照番号220によ
り示される。また図6に示すのは、寸法Aであり、これは空間220の幅を表し
、突出部の基部で、近接する実質的に平行な壁の間の実質的に垂直の距離として
測定される。好ましい実施態様では、空間220の幅は突出部の模様全体に亘り
実質的に一定であることが好ましい。
【0045】 突出部240は均一でない寸法及び形状で生成されるので、材料200の一枚
または一片のシートは、二枚のシート間でネスティングを発生することなく、材
料200の他の一枚または一片のシートと面対面の接触で置いてもよい。上記で
検討した突出部の無定形模様が、一つのシートの面と別のシートの裏面が一直線
になる能力を限定し、それによって一つの層の突出部が近接する層で各突出部の
後ろに形成される凹部分に入るので、ネスティング抵抗性は得られる。突出部の
間が狭い一定幅の空間であることの長所は、材料200の層が面対面で置かれる
時、突出部も空間220に入ることができないことである。
【0046】 連結する関係で配置される無定形模様で有限数の辺を持つ多角形を利用するこ
とにより、円形または円形に近い形状を用いる構造体を超える長所が提供される
。円の配列のような模様は、近接する円の間の、円を描いていない領域に関係し
て円が占めることができる面積の量により限定される。特に、近接する円が正接
の点で接触する模様においてさえ、連続的な正接の間の「隅」に「閉じ込められ
た」一定量の空間がある。従って円形の無定形模様でさえ、いかに少なく円でな
い面積をその構造体内に設計できるかによって限定される。逆に、有限数の辺(
すなわち非曲線の辺)を持つ連結する多角形は、密接に詰め込むように設計可能
であり、限定的な意味において、近接する多角形の近接する辺は、その全長に沿
って接触が可能で、角の間の「閉じ込められた」自由空間がないように詰め込む
ことができる、図6参照。本明細書の無定形模様は、米国特許第5,965,2
35号に詳細に説明されているように統計的に制御された程度の不規則性を有す
ることが好ましい。
【0047】 個々の突出部の三次元形状は、個々の突出部の物理的特性並びに全体的なウェ
ブ特性の両方の決定に役割を果たすと考えられる。突出部のために連結する多角
形基礎模様を使用することは、本明細書では非常に有利であると考えられる。こ
のような多角形模様は、近接する多角形の向き合う辺が実質的に平行であり、有
限数の実質的に線状の辺を各々が有する連結する凸多角形を含むことが好ましい
。しかし、突出部は事実上、いかなる三次元形状から形成してもよいことを理解
する必要がある。
【0048】 突出部240は、突出部の間の谷の嵩を最小にし、よってその間に配置する接
着剤の量を最小化するために、中心から中心までほぼ二つの突出部の基礎直径分
の平均距離のまたはそれより短い距離の空間を置くことが好ましい。突出部はそ
の直径より少ない高さを持つことが好ましく、その結果、変形時に材料の平面に
実質的に垂直である軸に沿って実質的に反転する及び/または破壊することによ
り変形する。この突出形状及び変形形式は、突出部が材料の平面に平行な方向に
被さるのを防止し、その結果、突出部はその間の谷部の接着剤が目標面に接触す
るのを塞ぐことができない。
【0049】 本明細書の好ましい接着剤は、厚さ約0.025mmのホットメルト感圧接着
剤である。このようなホットメルト接着剤、例えば、米国、フィンドレ−社(Fi
ndley Co.)から入手可能な規格番号ATOフィンドレ−2630.07、26
30.08、及び2630.09で、並びに米国、ミネソタ州のH.B.フラー
社(H.B.Fuller Co.)から入手可能な規格番号HBフラーHL−2115X、H
BフラーHL1711−XZP及びHBフラーHL1717−Xが本明細書にお
ける使用に好適である。あるいは、ラテックスを含む他の接着剤も接着層160
に使用することができる。
【0050】 フィルム材料は、同質の樹脂またはその混合物から作成してもよい。フィルム
構造内の単一層または多重層は、共に押し出すか、押し出し塗布するか、積層化
するか、または他の既知の手段によって結合するかが熟慮される。このフィルム
材料の重要な特性は、突出部及び谷部を作成するように形成可能なことである。
本明細書の有用な樹脂にはポリエチレン、ポリプロピレン、PET、PVC、P
VDC、ラテックス構造体、ナイロンなどが挙げられる。好ましい材料規格は、
約0.0025mmから約0.25mmまでである。好ましいフィルム材料は、
米国トレデガー社(Tredegar Co.)から入手できる約0.012mmの100%
HDPEフィルムである。このようなフィルムは、米国エクソン社(Exxon Co.
)からも入手可能である。成形は機械的エンボス、真空熱成形、ハイドロホーミ
ングまたはそれらの組み合わせにより、並びに当業者に既知の他の成形方法によ
り行なってもよい。
【0051】 シートの全面がそのような無定形模様を表すことが好ましいが、ある環境では
そのようなシートの全面より少ない面がこのような模様を表すことが望ましいこ
ともあることに注意する必要がある。例えばシートの一部分は突出部の規則的な
模様を表してもよく、または概ね平坦な表面を表すように事実突出部がなくても
よい。
【0052】 また、設計者は規則的な非無定形模様の無定形領域または突出部の全くない「
空白」領域、またはそのいずれかの組み合わせを分離してもよい。非無定形領域
の形状及び寸法は更に、注文に応じて作成できる。
【0053】 前記のように、図1に示す実施態様では、バッグ10を含むシート20もしく
は30の少なくとも一方、または単一シートから作成される実施態様のシートの
一部は、上記のような複合シート材料である。他方のシート材料またはその一部
は、同一のもしくは類似の複合材料であってもよく、または他方のシートまたは
その一部は非複合シート材料であってもよく、それらは、例えば高密度ポリエチ
レンまたは低密度ポリエチレンなどの当業者に既知のいずれの従来のフィルム材
料であってもよい。図2に示す実施態様では、バッグ10を形成するシート70
の少なくとも一部分は、上記のような複合シート材料である。その結果、バッグ
10のユーザーは、バックのいずれか他の所望の位置で単純に押し付けることに
より複合シートの接着剤を活動化させてシール外辺部で目標シートまたは目標部
分にぴったりシールし、望み通りにバッグを剥離可能にシールすることができる
【0054】 本明細書のシート材料またはそのいずれか単数もしくは複数の部分に、美的な
魅力のためにある種の装飾的な印刷を提供することが望ましいこともある。この
ような印刷はいずれの模様、色、様式、意匠などで行ってもよい。
【0055】 図1cは、十分に開いた状態の図1aのバッグを示し、本発明の長所の一つを
描く。図1cに示すようにバッグ10は、永久にはシールされない二つの重ね合
わせた縁をバッグが有するという事実の結果として存在する広い挿入及び取り出
し領域を備える。例えば本発明に記載のバッグの代表的な寸法は、約29.2か
ら30.0cmx約30.0cmである。このような寸法のバッグについて、挿
入/取り出し開き領域は、開いた領域を完全な円と画定して計算して、約104
0cm2である。
【0056】 家庭の用途に一般的に便利な他の非限定的寸法には、約15.0cmx約15
.0cm及び約60.0cmx約60.0cmが包含される。
【0057】 対照的に、挿入及び取り出しのために利用可能な一面のみを有する従来のバッ
グ、例えばジッパー型バッグまたは保管バッグは、このような長所を提供できな
い。商業的に入手可能なジッパー型バッグでは、開きは、ジッパー材料の組み込
み及び閉じに必要な領域のために、実際のバッグ寸法よりも実際には狭くなって
いることもある。このようなジッパー型バッグは従って、大きいまたは不規則な
形状の品目のために使用することは不便または不可能であり得る。例えば、商業
的に入手可能なジップロック(ZIPLOC)野菜保管バッグLサイズは、約2
6.8cmx27.9cmの寸法を持つ。しかしその挿入/取り出し開き領域は
、開いた領域を完全な円と画定して計算すると、わずか約223cm2である。
【0058】 故に本発明の図1a及び図1cに示すバッグの実施態様の開き領域口寸法は、
十分に開いた状態で他の商業的に入手可能な保管バッグ、例えば貯蔵バッグ及び
ジッパーバッグのそれよりも少なくとも約50%大きいことがわかる。
【0059】 正方形または長方形の形状は使用に役立つ広い内部面積を付与し、また挿入及
び取り出しに便利な永久にはシールされない二つの縁を提供してもよいことが高
く評価されるが、他の形状も提供することができ、それらは本発明の範囲内であ
り、例えば、楕円形または円形バッグは、ここに記載する複合材料の少なくとも
一枚のシートを含み、ある食財の挿入及び剥離のための剥離可能なシール可能開
き領域を持つ。
【0060】 更に永久にシールされた縁を持たないバッグも等しく便利で、またある時は永
久にシールされた縁を持つものよりも使用には便利である。目的とした用途に最
適であるバッグの型は、バッグ内部に置く品目の所望する用途、寸法及び形状並
びにユーザーの好み次第である。
【0061】 故に本発明のバッグ10の好ましい実施態様で調理して出し入れする食材の挿
入及び取り出しは、バッグが多くの異なる寸法及び形状の食材を収容することが
できるので、容易に行ない得ることが理解できる。
【0062】 上記の複合材料に加えて、その他の好ましい実施態様はポリエチレン、ナイロ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリメチルペンテン、耐水性紙、耐
水性不織布材、及びこれらの混合物といったようなプラスチックフィルムから作
られたバッグを包含する。
【0063】 もしバッグが上に挙げた材料の1つから形成される場合、即ち、もし不注意の
接着を防ぐ感圧接着剤を備える複合フィルム材料以外のから形成される場合、剥
離可能なシールは、シールが空気不透過性及び液体不透過性であるならば、当業
者に既知の手段によってつくられてもよい。
【0064】 加えて、本明細書において調理への使用が単にレトルト食品の再加熱工程では
ないので、アルミニウムといったような食品保存剤を、バッグを構成するフィル
ム材料中に含む必要がない。好ましくは、本発明のバッグは食品保存剤を含まな
い。
【0065】 本発明のバッグは、現在可能な食事の準備の方法を上回る多くの利点を提供す
る。食事準備の効率は、例えば次のように改善される。食材は冷蔵庫内に予め包
装されて保管することができ、その後予め包装された食材は望みの時に単に沸騰
水中に置かれることによって準備することができる。また、バッグを沸騰水中に
置いた後は、煮ている間中台所に留まる必要はなく、食事の準備中にほかのこと
をする時間ができる。
【0066】 また、調理のいかなる特別な技術も学ぶ必要がないように、誰でも新鮮な食事
の準備のために本発明のバッグを便利に使用できるとも考えられる。更に、煮沸
の間食物が熱せられるのは最高で約100℃までなので、本発明によって調理し
ている食材を焦がす危険性は事実上ない。この温度はほとんどの食材が焦げる温
度よりもかなり低い。
【0067】 また、本発明のバッグによってもたらされると考えられる栄養の利益も重要で
ある。日本、東京の一橋大学から発行された新食品成分表(一橋出版社、199
8年)によると、蒸し調理された野菜中には90%のビタミンB2が保持されて
いる。比較すると、従来の煮炊きの方法、即ち、野菜をそのまま直接沸騰水中に
入れることによって調理された野菜中には70〜80%だけしかビタミンB2
保持されない。同様に、80%のビタミンCが蒸された野菜中に保持されている
のに対し、従来の煮る調製後は50〜60%のビタミンCだけしか保持されない
。本明細書に記載のように本発明によるバッグを沸騰水中へ置くことを含む低温
調理方法は、蒸し調理のための方法である。従って本発明によるバッグを用いる
調理は本明細書に記載されている引例中に詳述されると同様の栄養の利益を提供
するであろうと考えられている。
【0068】 野菜の新鮮な色の外観もまた、本発明による調理によって容易に維持される。
これは低い調理温度に関連のクロロフィル損失の制限の結果であると考えられて
いる。
【0069】 また、味覚、歯ごたえ及び全体的美的な利点が本発明のバッグによってもたら
されるとも考えられている。例えば、本発明によって調製された肉及び魚の柔ら
かい/噛み易い歯ごたえ及び汁気は、食材が高温まで加熱されていないことで維
持することができる。加えて、本発明によって調理された魚は、調理の間に皮が
魚肉から分離しないという点において望ましい外観を有することが期待できる。
従来の調理方法は、しばしば魚の皮の魚肉からの離脱を引き起こす。
【0070】 使用方法 煮沸による調理 本明細書の、食物を調理するための好ましい方法は、沸騰水の使用を含む。こ
の方法は、未調理の食物を所望の調味料または香辛料と共に本発明によるバッグ
のいずれかの実施態様の中に入れ、バッグがシール時に空気不透過性及び液体不
透過性であるように、例えば所望の位置で複合フィルムの表面を押し付けること
によって接着剤を活性化してシール外辺部をつくられるようバッグを剥離可能に
シールして、十分な量の熱湯にシールしたバッグを入れ、その中に入れた食物を
調理するのに十分な時間バッグは部分的に熱湯の中に沈むが、浮揚したままであ
るようにして(水を加熱する鍋の底に接触しないことが望ましい)、その時間の
経過後に熱湯からバッグを取り出し、バッグを開いて内容物を取り出すことを含
む。熱湯を入れた鍋には調理中は蓋をすることが好ましく、その結果バッグの内
容物は熱湯自体の熱及び蓋をした鍋の内部に集まる蒸気の両方によって調理され
る。
【0071】 本発明のバッグを形成する好ましい方法は、図7aから図7dにおいて示され
、ここでバッグは本明細書に既に記載されたように永久にシールされた縁を備え
てない。図7aを参照すると、好ましくは本明細書に記載のような複合フィルム
材料から形成された第一フィルムシート300は、例えばタッパーウェア(TUPP
ERWARE)タイプ容器等の、容器の本体を越えて全方向へ拡張する十分な長さのフ
ィルムを伴うぴったりしたフタ340を有する容器本体310の頂上に置かれる
。食材及び調味料320は、所望のように容器本体内部の位置において第一フィ
ルムシート300上に直接に置かれる。
【0072】 図7bを参照すると、本明細書に記載のような複合フィルム材料から好ましく
形成された第二フィルムシートもまた330は、第一フィルムシート300の上
に直接重ね合わせられ、その結果四つの重なり合った自由縁312、314、3
16、318がつくられる。
【0073】 図7cを参照すると、重なり合う自由縁四つ全て312、314、316、3
18は、矢印A−Dの方向において容器本体310の方向へ容器領域の外側に残
留する重なり合う端部の、折り畳まれた部分を伴って折り重ねられる。折り畳み
の順序は重要ではない。容器のフタ340は、バッグ315の内部を形成するシ
ール外辺部350をつくる容器の本体310にしっかりと適合する。フタは、複
合シート中に含有される接着剤の十分な活性化を確保するために強く押圧される
必要があり、それにより気密性及び流体を通さないシールが確保される。図7d
に示されるように、シール外辺部350が形成された後、フタ340が外され、
バッグ315は容器本体310から取り外される。バッグ315はここで内容物
を調理するために沸騰水中に置かれる準備ができている。調理時間が経過した後
、バッグは湯から取り出され、開封され、そして内容物が給される。
【0074】 上記方法におけるシール手順は必ずしもぴったり適合するフタを伴う容器を使
用して行われなくてもよいことは理解される必要がある。シール外辺部は、望ま
しい場所で、手指か、或いはフィルムを破かない何か他の種類の道具で押圧する
ことによって等しく申し分なくつくることができる。
【0075】 加えて、ぴったり適合したフタを伴う容器を用いるシール外辺部をつくること
によってバッグを形成する上記の方法は、永久にシールされた縁を持たないフィ
ルム材料の二つのシートを含むバッグの実施態様に限定されないことが理解され
る必要がある。この方法は、本明細書において開示される複合フィルム材料を含
むバッグのあらゆる実施態様のためにシール外辺部をつくるために使用すること
ができる。
【0076】 本発明のバッグを形成する他の好ましい方法は、本明細書において記載の複合
材料のシート上へ直接望みの食材及び調味料を置くことを含む。その後、フィル
ムシートの縁は寄せ集められ、そしてしっかりと一つに撚り合わされる。撚り合
わせの動作はフィルムシートの接着剤を活性化して、空気不透過性及び液体不透
過性の剥離可能なシールをつくる。調理は、上記のように沸騰水を使用すること
によって行うことができる。シールされたバッグは寄せ集められたフィルムを捻
り解くことによって開封することができる。
【0077】 マイクロ波による調理 他の本明細書の調理方法は、未調理の食材を本発明によるバッグのいずれかの
実施態様に入れ、例えば接着剤を働かせ、シール周辺部をつくる所望の位置で複
合フィルムの表面を押圧することでシールした時に、バッグが空気不透過性及び
液体不透過性であるようにバッグを剥離可能にシールすること、シールしたバッ
グ中に置かれている食材の調理に十分な時間、電子レンジの中に置くこと、及び
時間が経過した後に電子レンジからバッグを取り出すことを含む。その後バッグ
を開いて内容物を取り出し給してもよい。この方法は、アスパラガス、かぼちゃ
またはブロッコリーのような生野菜を蒸気で調理するのに特に有用であると考え
られる。このような方法によれば、野菜の新鮮な色及び外観は十分に維持され、
熱湯と直接接触して煮沸することによる従来の調理方法より優れていると考えら
れる。
【0078】 マイクロ波による調理方法では、油または油を含む調味料をバッグに入れない
ように注意する必要がある。このような油がある場合、バッグ内の温度は125
℃を超えるかもしれず、それによりフィルム材料の構造的な一体性を含有し、そ
れがバッグを融解させるかもしれないことが考えられる。
【0079】 マリネ化または酢漬けにした食物の調製 本明細書の食物調製の更に他の方法は、マリネ化または酢漬けにした食材の調
製を含む。この方法は、少なくとも一つの未調理の食材、例えば生野菜、魚また
は肉、及び所望の調味料、例えば油脂、塩、香草、醤油、酢、味噌、麹(一種の
麦芽)または酒かす(酒の醸造工程由来の米基材の沈澱物)を本発明によるバッ
グのいずれかの実施態様に入れること、例えば所望のシール外辺部において、接
着剤を活性化しシール外辺部をつくるために、所望の位置において複合フィルム
の表面を押圧する等によって、バッグがシール時に空気不透過性及び液体不透過
性であるように、バッグを剥離可能にシールすること、このシールしたバッグを
冷蔵庫に入れて、その食物に味が付くのに十分な時間冷蔵庫に静置することを含
む。ほとんどの場合、一晩から二晩が十分であると考えられる。その後バッグを
開いて内容物を取り出し、給してもよい。
【0080】 未調理の野菜の場合、味の付いた野菜はバッグから取り出した後、そのまま食
してもよい。このような野菜はその日本名で「漬物」と呼んでもよい。マリネ化
した魚もしくは肉の場合、マリネ化した魚もしくは肉はその後、例えば上記のよ
うに焼く、または煮ることによって調理されなくてはならない。
【0081】 再加熱 上記の未調理食材の調製方法加えて、本発明のバッグは既に調理されている食
材の再加熱に使用されてもよい。電子レンジに入れた場合、油を含む食物によっ
てバッグを熱くなり過ぎるかもしれないので、再加熱には上記の煮沸方法が好ま
しい。
【0082】 本明細書の再加熱方法では、食材が生または未調理でなく、調理不足の食物を
食する危険はない場合、沸騰水によって発生する熱より高い水準の熱は必要とさ
れなくてもよいので、100℃(沸騰)未満の湯温を使用してもよい。再加熱す
る食財の種類及びその食材にどのような温かさが必要かというユーザーの好み次
第で、約50℃〜約100℃までの温度が好適である。非限定的な例として、冷
蔵庫に保管されたデザートケーキを食する前に温めることは望ましいこともある
【0083】 しかし、生または未調理の食材について、100℃で煮沸することは、調理不
足の食物を食する結果として起こり得るあらゆる問題または病気を回避するため
に好ましいことは、繰り返すに耐える。
【0084】 本明細書に記載する実施例及び実施態様は単なる説明目的で提示したものであ
り、且つ本発明の範疇から逸脱することなく、その種々の変形または変更が当業
者に予想されるであろうということは理解される。
【図面の簡単な説明】 本明細書は、本発明を特に指摘しかつ明白に請求する特許請求の範囲で終わっ
ているが、次の好ましい実施態様の説明を添付図面と関連して読むことにより、
本発明を更に良く理解できるであろう。
【図1a】 本発明のバッグの好ましい実施態様の斜視図である。
【図1b】 本発明のバッグの好ましい実施態様の斜視図である。
【図1c】 本発明のバッグの好ましい実施態様の斜視図である。
【図2a】 図2bに示される本発明のバッグの好ましい実施態様への構成
に先立つ複合フィルム材料のシートの平面図である。
【図2b】 図2aに示されるシートから形成されるバッグの斜視図である
【図2c】 食材をバッグの内部に置いた、図2a及び図2bに示されるバ
ッグの平面図である。
【図3】 本発明の複合材料の好ましい実施態様の上平面図であり、感圧接
着剤の格子の間に熱成形された切頭円錐形突出部を有する一片の可撓性フィルム
を示す。
【図4】 図3の区分線4−4に沿って取った、図3の複合材料の区分立面
図であり、突出部が突出部の間の接着剤層から支えとして働くことを示し、突出
部の最も外側の末端部に接触する目標面は、接着剤層に接触しない。
【図5】 図4に類似する、その区分立面図であり、くぼみをつけた複合材
料を目標面に押し付ける効果を示し、その結果突出部は壊れ、突出部の間の接着
剤層は目標面に接触する。
【図6】 本発明によるネスティング抵抗性複合シート材料の3次元の他の
好ましい実施態様の平面図である。
【図7a】 本発明によるバッグの好ましい形成方法を示す。
【図7b】 本発明によるバッグの好ましい形成方法を示す。
【図7c】 本発明によるバッグの好ましい形成方法を示す。
【図7d】 本発明によるバッグの好ましい形成方法を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 石井 達也 兵庫県神戸市東灘区住吉山手4−6−48− 202 (72)発明者 石井 裕加 兵庫県神戸市東灘区住吉山手4−6−48− 202 (72)発明者 波多野 哲 兵庫県芦屋市翠ヶ丘町208−8−19 (72)発明者 吉川 賢 兵庫県神戸市東灘区本山南町8−6−8 アモンコート II 211号 (72)発明者 白井 久美子 兵庫県神戸市東灘区住吉東町3−15−10 ハーモニーコート東町2B (72)発明者 トゥーサン・ジョン・ウィリアム アメリカ合衆国 オハイオ州,ウエスト・ チェスター,シアディーブルック・ドライ ブ,8169 Fターム(参考) 3E064 AA01 BA03 BA25 BA30 BA36 BA38 BB03 BC08 EA12 FA01 FA03 HN02 HP10 3E067 AB01 AB99 BA12A BA31A BB03A BB06A BB14A BB26A BC01A CA04 EA04 EA05 EA07 EA11 EA12 EA13 EA15 EA23 EA24 EB11 EB17 EE02 EE03 EE06 EE48 EE59 FB13 GD06 GD08

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 125℃の温度まで変形しないフィルム材料を含みシール時
    に空気不透過性及び液体不透過性である、低温調理用の剥離可能にシール可能な
    バッグ。
  2. 【請求項2】 前記フィルム材料が、不注意な接着を防ぐ感圧接着剤を備え
    る複合フィルム、ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデ
    ン、ポリメチルペンテン、耐水性紙、耐水性不織布、及びこれらの混合物からな
    る群から選択される、請求項1に記載のバッグ。
  3. 【請求項3】 前記フィルム材料が、食品保存剤を含まない、請求項2に記
    載のバッグ。
  4. 【請求項4】 前記フィルム材料が、不注意の接着を防ぐ感圧接着剤を備え
    る複合フィルムである、請求項2に記載のバッグ。
  5. 【請求項5】 前記バッグが、重なり合うシート縁の少なくとも一部分が永
    久にシールされた少なくとも二枚の重なり合うフィルム材料のシートを含み、こ
    こで、前記シートの少なくとも一枚が不注意の接着を防ぐ感圧接着剤を備える複
    合フィルム材料であり、押し付けてシール周辺部を形成する時に前記接着剤支持
    フィルムシートが他方のフィルムシートへ剥離可能にシール可能であり、前記バ
    ッグの内部が前記シール周辺部内に含まれる、請求項1に記載のバッグ。
  6. 【請求項6】 前記バッグが、フィルム材料の第一シート及びフィルム材料
    の第二シートを含み、ここで、前記シートの少なくとも一枚のシートが不注意の
    接着を防ぐ感圧接着剤を備える複合フィルム材料であり、前記接着剤支持フィル
    ムシートが他方のフィルムシートへ剥離可能にシールされ、かつ押し付けてシー
    ル周辺部を形成する時に前記バッグの内部を形成し、前記バッグの内部が前記シ
    ール周辺部内に形成される、請求項1に記載のバッグ。
  7. 【請求項7】 前記バッグが、少なくとも一つの第一部分自由縁を持つ第一
    部分と、少なくとも一つの第二部分自由縁を持つ第二部分と、前記第一部分及び
    前記第二部分の間の接合領域とを有するシートを含み、ここで、前記第一部分ま
    たは前記第二部分の少なくとも一方が不注意な接着を防ぐ感圧接着剤を備える複
    合フィルム材料を含み、前記第一部分が、接合領域周囲で折り畳むことにより前
    記第二部分に被さり、前記第一部分及び第二部分は前記部分の一方を前記部分の
    他方に押し付けることによりつくられるシール周辺部に沿って剥離可能に互いに
    シール可能であり、前記バッグの内部が前記シール周辺部内に含まれる、請求項
    1に記載のバッグ。
  8. 【請求項8】 前記第一部分及び前記第二部分の両方が、不注意な接着を防
    ぐ感圧接着剤を備える複合フィルム材料を含む、請求項7に記載のバッグ。
  9. 【請求項9】 前記接合領域が、不注意な接着を防ぐ感圧接着剤を備える複
    合フィルム材料を含む、請求項8に記載のバッグ。
  10. 【請求項10】 前記シートが、不注意な接着を防ぐ感圧接着剤を備える複
    合フィルム材料の一体シートである、請求項9に記載のバッグ。
  11. 【請求項11】 前記内部が、前記接合領域内に含まれる、請求項7に記載
    のバッグ。
  12. 【請求項12】 前記第一部分自由縁の少なくとも一部が前記第二部分自由
    縁の少なくとも一部に永久にシールされる、請求項7に記載のバッグ。
  13. 【請求項13】 前記バッグが少なくとも一つの第一部分自由縁を持つ第一
    部分と、少なくとも一つの第二部分自由縁を持つ第二部分と、前記第一部分及び
    前記第二部分の間の接合領域とを有するシートを含み、ここで、前記第一部分ま
    たは第二部分の少なくとも一方が、不注意な接着を防ぐ感圧接着剤を備える複合
    フィルム材料を含み、第一部分自由縁または第二部分自由縁の少なくとも一方が
    、他の第一部分自由縁または第二部分自由縁と視覚的に対照的に引き立つ開き表
    示手段を備え、前記第一部分が接合領域の周囲で折り畳むことにより前記第二部
    分に被さり、前記第一部分及び第二部分が、前記部分の一方を前記部分の他方に
    押し付けることにより形成されるシール周辺部に沿って剥離可能に互いにシール
    され、前記シール周辺部が前記接合領域を含む、請求項1に記載のバッグ。
  14. 【請求項14】 前記複合フィルム材料が、第一面及び第二面を有する三次
    元複合シート材料であり、ここで、前記第一面が前記第一面から外側に伸長し間
    隔を置いて配置された複数の三次元の突出部を有する少なくとも一つの領域を含
    み、前記突出部が隣接突出部の間の三次元空間の連続した網状組織により分離し
    、前記空間が接着剤で部分的に満たされる、請求項2、4、5、6、7、または
    13のいずれか1項に記載のバッグ。
  15. 【請求項15】 前記複数の突出部が、相互に結合する凸多角形の無定形模
    様を形成し、各多角形が有限数の線状辺を有し、隣接多角形の向かい合う辺が平
    行である、請求項14に記載のバッグ。
  16. 【請求項16】 (a)請求項1から15のいずれか1項に記載のバッグの内部に少なくとも一
    つの調理する食材を入れる工程と; (b)前記バッグが、シール時に空気不透過性及び液体不透過性であるように
    、前記バッグを剥離可能にシールする工程と; (c)前記バッグを部分的に浸すのに十分な量の沸騰水中に前記シールしたバ
    ッグを入れる工程と; を含む低温調理の方法。 (d)前記バッグ内に入れた前記食材を、調理するのに十分な時間、前記バッ
    グを前記沸騰水中に静置する工程と; (e)前記沸騰水から前記バッグを取り出す工程と; を含む低温調理の方法。
  17. 【請求項17】 前記バッグが、不注意な接着を防ぐ感圧接着剤を備える複
    合フィルム材料を含み、前記バッグを剥離可能にシールする前記工程が、所望の
    位置で前記フィルムを押圧することによってシール周辺部を形成することを含む
    、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 (a)容器の本体を越えて全方向に拡張する十分な長さのフィルムを伴うぴっ
    たり適合したフタを有する前記容器の前記本体の頂上に前記フィルム材料の第一
    シートを置くことによって請求項5、または6のいずれか1項に記載の前記バッ
    グを形成する工程と; (b)前記容器本体の前記位置に前記第一フィルムシートの上に少なくとも一
    つの調理する食材を直接入れる工程と; (c)前記第二フィルムシートを前記第一フィルムシートの上に直接折り重ね
    て、前記折り重ねた自由縁を形成する工程と; (d)前記容器の前記本体へ前記容器の前記フタをぴったり適合させることに
    よって前記シール周辺部を形成し、ここで前記感圧接着剤が活性化しており、前
    記少なくとも一つの食材が前記バッグの前記内部に位置している工程と; (e)前記バッグを部分的に浸すのに十分な量の沸騰水に前記シールしたバッ
    グを入れる工程と; (f)前記バッグの中に入れた前記食材を調理するのに十分な時間、前記沸騰
    水中に前記バッグを静置する工程と; (g)前記バッグを前記沸騰水から取り出す工程と; を含む低温調理の方法。
  19. 【請求項19】 (a)容器の本体を越えて全方向に拡張する十分な長さのフィルムを伴うぴっ
    たり適合したフタを有する前記容器の前記本体の頂上にフィルム材料の前記シー
    トの前記第一部分を置くことによって請求項7、または13のいずれか1項に記
    載のバッグを形成する工程と; (b)前記容器本体の前記位置の前記第一部分の上に少なくとも一つの調理す
    べき食材を直接入れる工程と; (c)前記フィルムシートの前記第二部分を前記第一部分の上に直接折り重ね
    て、前記折り重ねた自由縁を形成する工程と; (d)前記容器の前記本体へ前記容器の前記フタをぴったり適合させることに
    よって前記シール周辺部を形成し、ここで前記感圧接着剤が活性化しており、少
    なくとも一つの前記食材が前記バッグの前記内部に位置している工程と; (e)前記バッグを部分的に浸すのに十分な量の沸騰水中に前記シールしたバ
    ッグを入れる工程と; (f)前記バッグ中に入れた前記食材を調理するのに十分な時間、前記沸騰水
    中に前記バッグを静置する工程と; (g)前記沸騰水から前記バッグを取り出す工程と; を含む低温調理の方法。
  20. 【請求項20】 (a)請求項1から15のいずれか1項に記載のバッグの内部に少なくとも一
    つの調理する食材を入れ、前記バッグの前記内部には油を入れない工程と; (b)前記バッグがシール時に空気不透過性及び液体不透過性であるように、
    前記バッグを剥離可能にシールする工程と; (c)前記シールしたバッグを電子レンジ内へ入れる工程と; (d)前記バッグ内に入れた食材を調理するのに十分な時間、前記電子レンジ
    を加熱する工程と; を含むマイクロ波調理の方法。
  21. 【請求項21】 (a)請求項1から15のいずれか1項に記載のバッグの内部に少なくとも一
    つの食材と少なくとも一つの調味料を入れる工程と; (b)前記バッグが、シール時に空気不透過性及び液体不透過性であるように
    、剥離可能に前記バッグをシールする工程と; (c)前記バッグの中に入れた前記食材がマリネ化するのに十分な時間、冷蔵
    庫内に前記シールされたバッグを入れる工程と; を含むマリネ化した食材を調製する方法。
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