JP2004194648A - 軽食用包装食品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有する包装容器に、調理食品及び飲食用具とを収容し、飲食用具の喫食部が該調理食品中に埋めこまれ、飲食用具の柄部が調理食品の外に露出した状態で調理食品を包装、封じられた円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有する軽食用包装食品。又、上記形状の容器に詰められた食品を上記形状のホールダーに嵌挿・収容し、飲食用具を添付して包装された軽食用包装食品。何れも暖かい軽食品を安全且つ簡便に食することができる。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
この発明は、手を汚すことなく手軽に開封し、添付されている飲食具を用いて手軽に喫食することができる、家庭において、又、行楽地、遊園地、スポーツ観戦場、演劇・映画鑑賞場において簡便に喫食できる軽食用包装食品の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、お弁当等の軽食用包装食品の形体としては、合成樹脂シートを真空成型や、圧空成型で成型された長方体の透明蓋付き容器に弁当風に盛り付けられたものが一般的で、箸やスプーン、フォーク等は別個に添えられて販売されている。
特に最近では、ご飯や惣菜などを詰めた包装食品がスーパーやコンビニエンスストアーで広く販売され、一般に広く利用されている。これらの食品は蓋付きの包装容器に詰められて運搬販売がされており、これを購入した消費者は電子レンジで容器ごと加熱して、手軽に食されるようになっている。又、昼食をパンや弁当を買って食す勤労者が増え、ハンバーガーや焼きソバ、おにぎり等簡単に包装された食品を戸外で食すことも多くなった。
しかしながら、これらの軽食用包装食品は密閉性に欠け鮮度保持に欠けるという課題があった。そこでこれらの課題を解決するために種種検討され、以下のものが開示されている。
【0003】
例えば、「シート状食品(5)を透明な略長方形の袋状カバー(1)に両縁部を余して内蔵し、四角形状に形成したにぎり飯(6)を前記袋状カバー(1)によってシート状食品(5)が前記食品(6)の両端面を除く外周面に位置するようにして包み込み、更に袋状カバー(1)の両縁部を収容した食品(6)の両端面の外側において固着したことを特徴とする角型おにぎり包装体。」が開示され、需要者に購買意欲を起こさせるようにした角型おにぎりの包装体が開示されている(特開平10−201438)。
【0004】
又、「表シート(1)と二枚の裏シート(2、3)とからなり、且つ表シート(1)には該表シート(1)を開封する表シート開封手段(4)が設けられてなる米飯加工食品の包装体において、前記表シート(1)と二枚の裏シート(2、3)の間にシート状食品(5)が介装され、且つ前記裏シート(2、3)上に米飯加工食品(A)が載置されており、表シート(1)が裏シート(2、3)に対して外側になるように折り曲げて米飯加工食品(A)と当接する折曲部(8)を形成し、該折曲部(8)以外の表シート(1)と裏シート(2、3)が米飯加工食品(A)に沿って熱シールされてなることを特徴とする米飯加工食品の包装体」が開示され、手で口に持っていける程度の大きさににぎられたおにぎり風のピラフや海苔巻をラップフィルムで包んだものが開示されている(特開2000−125790)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術は包装された食品を開封した場合、包装シート自体が袋状や皿状乃至椀状でないため、米飯等がばらけてしまい、すこぶる食べづらいという問題点が有った。
又、おにぎりの如く食べやすいように握られている加工米飯は包装シートで包んだまま食することができるが、ピラフやスパゲッティ−、ドリア、チリ−ビーンズ、チャウダーなどの如きべとべとした食品、半スープ状の食品はスプーンやフォークが無いと食べられないという問題点があり、さらには、電子レンジ等を用いて加温された容器を持つのにも熱くて食べ難いという欠点を有している。
【0006】
更に、包装が弁当用の容器では、量も多すぎるため、女性、子供等にはなじまない上、食生活が洋風化された現代ではファッション性も低く人気に欠けるという問題点が有った。
又、単身者等は早朝に出かけ、夜遅く帰宅することから調理に手間の掛かる物は敬遠されるため、食事内容が偏り勝ちである。
即ち本発明は、上記の軽食用包装食品が有する各種問題点を解決すると共に、衛生性、搬送性、省エネルギー面ですぐれ、特にピラフ、ドリア、ドライカレー、スパゲッティ−、チリ−ビーンズ、チャウダー等ファッション性に優れた各種加工食品を暖かいまま安全且つ簡便に保持して食することができる軽食用包装食品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の軽食用包装食品は以下の構成を有し、様々な利点を有する。
請求項1に記載の軽食用包装食品は、上部が開口し底部が密閉された円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有する包装容器に、調理食品及び飲食用具とを収容し、該飲食用具の喫食部が該調理食品中に埋没し、該飲食用具の柄部が該調理食品の外に露出した状態で該調理食品を包装、封じられた円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有する構成を有している。
【0008】
請求項2に記載の軽食用包装食品は、軽食用包装食品が、上部が開口し底部が密閉された円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有する包装容器に包装・封じられた調理食品と、この調理食品を喫食するための飲食用具と、喫食にあたって加熱された該調理食品を収容し且つ保持するための少なくとも上部が開口した円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有するホールダーとから構成されており、該調理食品が該ホールダーに嵌挿・収容され、該飲食用具がホールダー内又は外側に添付して包装された構造を有している。
【0009】
本発明において、上記軽食用包装食品が、冷凍ないし半冷凍食品、冷蔵食品であるときは、喫食に当たって、電子レンジ、熱水等で加熱、加温して提供され、喫食する。その際、例えば、左手に包装食品を保持し、右手で添付のスプーン、フォークなどの飲食用具を持って簡単に喫食できる。
このとき、加熱された調理食品をホールダーに嵌挿、収容して保持出来るので、やけどをする心配が無く安心して喫食できる。このホールダーが円柱状又は角柱状のときは、この保持機能及び焼けど防止の面で特に優れている。
【0010】
又、包装容器が透明、半透明な容器素材を使用したときには、内容物である調理食品が視認できるので、購入者側は色とりどりの食品を好みに応じて購入でき、販売者側は、購買者の購買意欲を引き付ける利点がある。更に、包装容器として円錐状又は角錐状のものを使用したときは、パラソルを窄めたような形に封じられるので、該調理食品は色と共に形状においてもファッション性に優れた商品となる。
【0011】
又、請求項2の発明において、ホールダーが円柱状又は角柱状の形状を有するときは、その軽食用包装食品をダンボールなどの外箱に一定個数詰めたケースにより搬送するときに、内容物を該外箱に詰め易く、又搬送時に荷崩れし難いという物流・搬送上大きな利点がある。
【0012】
本発明において、軽食用包装食品を収容する、上部が開口し底部が密閉された円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有する包装容器は、水及び調理用油を透過しないものであれば合成樹脂製、紙製又は複合紙製、これらの積層フィルムの何れであってもよい。合成樹脂製の場合、真空成型や圧空成型、射出ブロー成型で成型したものでもよいが、好ましくは、ポリオレフィンフィルム(PE、LLDPE、HDPE、PP、OPP、CPP)、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのフィルム又は共押出し多層フィルム、又はこれらのラミネートフィルム、更には、合成樹脂フィルムと紙との積層フィルムを用いると紙の低熱伝導により軽食用食品を電子レンジ等で温めたときにも包装容器自体は熱くならず持ちやすい。更には、紙を表側に積層したものは印刷性にも優れている。これらの素材の中から、食品に合わせて、穿刺強度、耐屈曲ピンホール性、耐摩擦・磨耗ピンホール性、耐熱・耐寒性、耐油・耐薬品性ガスバリヤー性に優れたものを適宜選択すればよい。中でも、ONYフィルムは好適に用いられる。これらのフィルム素材を略三角形状又は長方形状に作成し、これを張り合わせて底部及び辺部をヒートシール又は糊接着することにより形成される。尚、角錐状の形状を有する包装容器は辺部及び底部をヒートシール又は糊接着した後、更に面部の中央部を各々外側に拡げてヒートシール又は糊接着することにより形成される。本発明におけるこれら円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状は大略その形状であればよく、正確に円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状である必要は無い。
【0013】
本発明において、喫食にあたって加熱された該調理食品を収容し且つ保持するための少なくとも上部が開口した円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有するホールダーは、電子レンジ等で加熱された調理食品を手に持って喫食する際に、火傷をしないように、又安心して食することができるように、本ホールダーの中に加熱された調理食品を嵌挿・収容する。
このホールダーの素材としては上記軽食用包装食品を収容する包装容器に使用されるのと同様の素材が用いられるが、包装用のものより厚いものが使用される。特に厚さ0.05〜2mm、好ましくは0.1〜1mmの、厚紙、積層紙等が有利に用いられる。
このものの場合、ホールダーの上部を底面の一辺に平行な面で斜めにカットすることにより、より食べやすくなる。又、上部を底面の一辺に平行な面で斜めにカットし、蓋を付けても良い。このホールダーは、少なくとも上部が開口しておればよく、底部は密閉されていてもよく、簡易折りたたみ式の底であってもよく、低部を有しないものであってもよい。
【0014】
飲食用具は、合成樹脂製でも、竹製、紙製、木製の何れであってもよい。合成樹脂製のものの場合、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド樹脂をスプーンやフォーク状に射出成型したものでよい。
又、竹製、紙製、木製の場合、電子レンジによる加熱にも変形することなく、また、無公害廃棄物であるから、使用後の廃棄処理にも好都合である。
請求項1の発明の場合、この飲食用具はスプーンやフォークなどの喫食部(掬部)が軽食用食品の深さ方向の中央部付近まで差し込まれ、柄部は包装容器の開放側が捩られてリボンやテープ等の止め具で閉じられる際に握れる程度に外部に突出させられる。
かくすることにより、冷凍された軽食用食品においては飲食用具の喫食部(掬部)がアンカーの役目をして抜け落ちることが無く、又、電子レンジ等で加温・調理するときの出し入れにも便利である。
【0015】
軽食用食品を包装、封じるに当たっては、ステンレス線や合成樹脂製の線状物が合成樹脂のテープに内包された合成樹脂製のテープ、接着テープ、リボン等の留具で括るように結んでもよく、ヒートシールしてもよい。
留具によって包装容器の開口側を緩く留めておく方法の場合、冷凍時に冷気が入り易く短時間に冷凍でき、電子レンジや湯で本発明の軽食用食品を解凍・加熱する際にも蒸気が出易く、包装容器の破損を防止できる。
一方、ヒートシールにより密閉したときは、流通過程において該軽食用食品が雑菌に汚染されるのを防ぐことができる。又、冷凍食品の場合、解凍、過熱の過程で過剰な水分の蒸散を防止することも出来る。
【0016】
軽食用包装食品を収容する円錐状又は角錐状の形状を有する包装容器は、その底部の開角度が20〜55°、好ましくは30〜45°を有するものを使用する。該容器の斜辺の長さは150〜380mm、好ましくは220〜330mmのものが、食品を充填後開放側を捩じり留め具で留めたとき見栄えが良く、また使用にも便利である。
又、円柱状又は角柱状の容器の場合、口径が70〜120mm、深さ70〜150mm程度が手に持って喫食する際に手軽に、また安定に持つことができる。
【0017】
通常、ピラフ、ドリア、リゾット、ドライカレー等の加工米飯類、スパゲッティ−、めん類、チリ−ビーンズやチャウダーの如きスープ類等の調理された食品の場合、これら容器の45〜85%、より好ましくは、50〜75%の高さに充填することによって、スプーンで掬いながら喫食を楽しめる。
又、円錐状又は角錐状の形状を有する包装容器を使用したときは、ピラフ、ドリア、ドライカレー等の油を比較的多く使用する食品の場合、電子レンジ等で加温したとき、油分が底部の空間に溜まるのでべとつきの無い食品を食することができる。サラダ等も同様の効果が期待できる。
【0018】
本発明において使用される包装容器は、合成樹脂製のフィルムであれ、紙製のものであれ、厚さ25〜200μm、より好ましくは、30〜100μmのものが、食事をする間はその形状が保持され、又、捩じり留め具により留めて包装する上にも好都合である。
包装容器の作成に当たっては、頂角が30〜100°、好ましくは40〜85°で等しい2辺の1辺の長さが150〜380mm、好ましくは220〜330mmの略二等辺三角形に形成された二枚のフィルムを合わせてその頂部から等しい長さの2辺を熱溶着等でシールして円錐状に成型する。
【0019】
又、3〜6枚のフィルムの頂部から等しい辺の各辺を合わせて三角錐から6角錐に各辺をシールして角錐上の包装容器に成型する。
円柱状のものは、上記口径の範囲で任意の口径となるよう接着部を加味した長方形のフィルムを丸めてシールするか、四角乃至8画柱となるよう各辺をシールするか、4〜8枚の各辺をシールして角柱状に成型すればよい。
【0020】
該包装容器の素材として透明乃至半透明の素材を使用することによって、食材や、調理された食品の中身、形状、色彩をも見ることが出来、需要者に購買意欲を起こさせる。
【0021】
本発明の軽食用包装食品の例として次のものが挙げられる。米飯類としては、白米、赤飯、五目飯、中に梅干、カツオブシ、佃煮、明太子など通常のおにぎり様の具を外から見えるように入れ込んだにぎり飯、椎茸、錦糸玉子、そぼろなどを積層した五目すしなど、ピラフ、ドリア、リゾット、ドライカレー等、各種ソース類が和えられた色付きの米飯など、スパゲッティ−その他のめん類、チリ−ビーンズ、チャウダー、クリームスープなどの液状乃至半液状のスープ類、サラダ類もトマトやキューリなど透明な容器を通して素材の色が見えるものを使用したものが好まれる。
【0022】
上記軽食用包装食品が、冷凍ないし半冷凍食品、冷蔵食品であるときは、喫食する際、家庭、コンビニ、公園、野球、サッカー競技場等のスポーツ施設、行楽地、遊園地、演劇・映画鑑賞場などでは電子レンジ、熱水等で加熱、加温して提供され、喫食する。その際、例えば、片方の手に包装食品を保持し、もう一方の手で添付のスプーン、フォークなどの飲食用具を持って簡単に喫食できる。何れも軽食用包装食品を包装容器に詰める量は、包装容器を軽く片手で担持、掌握できる程度の大きさとなるよう収容するのが望ましい。
【0023】
【発明実施の形態】
実施例1
図1は、本発明実施の1態様を示す軽食用包装食品の斜視図であり、図1(a)は軽食用包装食品の開封前の状態を表す図であり、図1(b)は軽食用包装食品を開封した状態を表す図である。
図1(a)、(b)において、1は底部が密封され略円錐形又は略角錐形状に形成された合成樹脂製の包装容器、2は前記包装容器に内包されたピラフやスパゲッティー等の軽食用食品、2aは包装容器の底部にできた空隙部、3は一方の柄部が包装容器の外に出て他方の柄部が前記軽食用食品に埋没するように内包されたスプーン状やフォーク状に形成された飲食用具。4は合成樹脂フィルム内にステンレス線が内包されたテープ状で形成され略円錐形状又は略角錐形状に形成された合成樹脂製の内包容器の開放側を折りたたんで飲食用具3に巻閉じるための留具である。
【0024】
ここで、包装容器1は、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレン、バリアー延伸ポリプロピレンフィルムをラミネートで積層した厚さが60μmフィルムであり、これを頂角が40〜85°で1辺の長さが220〜330mmに形成した。次いで、底部及び両斜辺をヒートシールして形成した。底部の開角度は30〜45°に形成されている。
空隙部2aは、包装容器1にピラフやスパゲッティー等の軽食用食品を内包したときにできる空隙であり、電子レンジで該食品を解凍、加熱したとき該食品から滲み出た油分を溜めることができ、過剰の油の摂取を控えることができると共に、食品自体が油でべとつくのを抑えることができる。
【0025】
実施例2
上記実施例1に於いて、包装容器1のラミネートフィルムの最表側乃至は最表側から2番目に紙を積層したものは、軽食用食品を電子レンジ等で加熱したときも厚くなく、そのまま手に持って喫食することが出来る。
【0026】
図2は、本発明の他の1態様を示す軽食用包装食品の斜視図である。1aは底部が密閉された略円錐形状又は略角錐形状に形成された合成樹脂製の包装容器1の表シート、1bは裏シートである。5は表シート1aと裏シート1bを重ねて接着する際のシート接着部である。
【0027】
実施例3
図3は、本発明の別の実施態様の軽食用包装食品の喫食方法を説明する図である。図3において、1は合成樹脂製の包装容器、2は前記包装容器に内包された軽食用食品である。前記軽食用食品が内包された包装容器1は、喫食者の左手に掌握されている。3は喫食者の右手で担持された飲食用具、包装容器2の上部を飲食用具3と共に括っていた留具4は外されて包装容器1が摂食可能なように開放された状態を示している。
【0028】
実施例4
上記実施例1に於いて、図4に示す如く、電子レンジで加熱された該軽食用食品2を、0.2mmの厚紙で作成した、1辺が上記略円錐形状の軽食用包装食品の最上部より3〜10mm分口径が小さい角柱状のホールダー6に嵌挿・収容して喫食した。角柱状のホールダーの角部を握持することにより、電子レンジで熱せられた該食品2の熱を殆ど感じることなく、安心して、熱々の軽食用食品を喫食することができた。尚、このホールダー6は織り込み形式の底を有している。
【0029】
更に、図5に示す如く、ホールダーの上部を底面の一辺に平行な面で斜めにカットすることにより、より食べやすくなる。又、図6に示すホールダーは、上部を底面の一辺に平行な面で斜めにカットし、これに蓋7を付けた構造のものである。
【0030】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の軽食用包装食品及び軽食用包装食品の喫食方法によれば、以下の如き様々な有利な効果がもたらされる。即ち、
(イ) 片手で軽く掌握でき、安定感のある軽食用包装食品を、家庭でも、スポーツ観戦しながら競技場に於いても、映画・演劇会場で、行楽地や遊園地で簡便に喫食することができる。
(ロ) 器の底部が密閉された円錐形状又は角錐形状の包装容器を使用したときは、電子レンジで食品を加熱したとき食品から滲み出る油分が底部に溜まり、油の過剰な摂取を抑えられるだけでなく、食品そのもののべとつきを抑えることができる。
(ハ) 片手で包装容器を保持し、もう一方の手で飲食用具を持って容易に喫食できる。
(ニ)食用包装食品と共に飲食用具が添付されているので、販売者が購買者に飲食用具を渡し忘れることが無い。
(ホ)食用包装食品の包装にあたって、包装容器の上部がパラソルをすぼめたような形態に閉じることによって、ファッション性に優れ、購買者に購買意欲をそそる。
(ヘ) 包装容器に収容・封じられた軽食用包装食品と飲食用具が、円柱状又は角柱状の形状を有するホールダーに嵌挿・収容された構造を有している場合、ダンボールなどのケースに複数個梱包して運送する際に、荷崩れが無く、商品の搬送上便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の態様を示す軽食用包装食品の斜視図である。
【図2】本発明の1実施の態様を示す軽食用包装食品の合成樹脂製の包装容器の斜視図である。
【図3】本発明の軽食用包装食品を喫食する方法を示す概要図である。
【図4】本発明の軽食用包装食品を喫食する方法を示す概要図である。
【図5】本発明の1実施の態様及び喫食方法を示す軽食用包装食品の斜視図である。
【図6】本発明の1実施の態様及び喫食方法を示す軽食用包装食品の斜視図である。
【符号の説明】
1 包装容器
1a 包装容器の表シート
1b 包装容器の裏シート
2 軽食用食品
2a 空隙部
3 飲食用具
4 留具
5 シート接着部
6 ホールダー
7 ホールダーの蓋部
Claims (6)
- 上部が開口し底部が密閉された円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有する包装容器に、調理食品及び飲食用具とを収容し、該飲食用具の喫食部が該調理食品中に埋没し、該飲食用具の柄部が該調理食品の外に露出した状態で該調理食品を包装、封じられた円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有することを特徴とする調理された軽食用包装食品。
- 軽食用包装食品が、上部が開口し底部が密閉された円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有する包装容器に収容、封じられた調理食品と、この調理食品を喫食するための飲食用具と、喫食にあたって加熱された該調理食品を収容し且つ保持するための少なくとも上部が開口した円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有するホールダーとから構成されており、該調理食品が該ホールダーに嵌挿・収容され、該飲食用具がホールダー内又は外側に添付された構造を有することを特徴とする軽食用包装食品。
- 該調理食品が、該包装容器の底部から45〜85%、好ましくは50〜75%の高さで収容されている請求項1又は2に記載の調理された軽食用包装食品。
- 該包装容器が、水及び油を不透過性の合成樹脂製又は紙製であり、内容物である調理食品が視認できる透明な容器素材からなっている請求項1〜4記載の調理された軽食用包装食品。
- 該上部が開口した包装容器が、該調理食品又は該調理食品と該飲食具とを収容した後ヒートシール等にて密封されていることを特徴とする請求項1〜5記載の調理された軽食用包装食品。
- 請求項1〜5に記載の該調理食品を喫食するにあたって、加熱又は加温された包装容器に収容された該調理食品を、上部が開口し底部が密閉された円柱状、角柱状、円錐状又は角錐状の形状を有するホールダーに嵌挿・収容して喫食することを特徴とする軽食用包装食品の喫食方法。
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