JP2003532357A - 膨張可能なボティー部を有するラップアラウンド型ケーブル・スリーブ、およびその製造方法 - Google Patents

膨張可能なボティー部を有するラップアラウンド型ケーブル・スリーブ、およびその製造方法

Info

Publication number
JP2003532357A
JP2003532357A JP2001579413A JP2001579413A JP2003532357A JP 2003532357 A JP2003532357 A JP 2003532357A JP 2001579413 A JP2001579413 A JP 2001579413A JP 2001579413 A JP2001579413 A JP 2001579413A JP 2003532357 A JP2003532357 A JP 2003532357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
wraparound
cable sleeve
longitudinal edge
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001579413A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4597465B2 (ja
Inventor
ルドルフ・ロバート・ブコブニック
ケントン・アーチボルド・ブルー
フランク・ジェイ・フィッツジェラルド
ジェフリー・クレイグ・ジャド
キャスリン・マリー・メイハー
ハリー・ジョージ・ヤワースキー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TE Connectivity Corp
Original Assignee
Tyco Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tyco Electronics Corp filed Critical Tyco Electronics Corp
Publication of JP2003532357A publication Critical patent/JP2003532357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4597465B2 publication Critical patent/JP4597465B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/08Cable junctions
    • H02G15/18Cable junctions protected by sleeves, e.g. for communication cable

Landscapes

  • Cable Accessories (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Communication Cables (AREA)
  • Gloves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ケーブル部を周囲環境に対して封止するためのラップアラウンド型ケーブル・スリーブを供する。ラップアラウンド型ケーブル・スリーブは、電気絶縁性材料から成っており、波形横断方向断面の長手方向延在部を有する長手方向延在ボディーを有している。長手方向延在部は、約4000〜100000psiの間の曲げ弾性率を有している。長手方向延在部は、ケーブル・チャンバーの一部を規定している。ケーブル部の周りにボディーが巻き付けられた場合、ケーブル・チャンバーが、少なくとも実質的にケーブル部の周りにおいて延在する。ケーブル・チャンバーは、少なくとも約15%の半径方向の寸法融通性を有している。本発明によって、湿気および鋭利な物体等を含む周囲環境から種々の形状およびサイズの電気ケーブル部を保護するラップアラウンド型ケーブル・スリーブが供される。また、かかるラップアラウンド型ケーブル・スリーブを形成する方法も供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、ケーブルを封止することに関する。より詳細には、本発明は、ラッ
プアラウンド型ケーブル・スリーブに関する。
【0002】発明の背景 電力業界において、ケーブルの保全を維持することは重要なことである。例え
ば、高電圧ケーブルの短絡等でケーブルの保全が損なわれることによって、不都
合な停電が生じ、また、更に悪いケースになると、命を落とすことにもなり得る
。ケーブルの保全に関して大きな脅威をもたらし得る日々の業務の1つには、電
気的接続部の形成がある。
【0003】 電気的接続部が形成される場合、スプライス・コネクター等の裸金属の表面が
露出されることがある。このような裸金属の表面は、周囲の環境に露出される現
場で形成される場合には特に危険となり得る。かかる環境は、接続部が地中に埋
められている場合には湿気のみならず岩および他の鋭利な物体を含むことがあり
、また、接続部が懸架されている場合には雨を含む。従って、周囲の環境から接
続部を保護する必要がある。
【0004】 フイン−バ(Huynh−Ba)らの米国特許第5828005号では、ケー
ブルと少なくも1つの電気部品との間において接続が形成されるコネクターを周
囲(または環境)から保護するために、ゲルを充填したクロージャーを使用する
ことが提案されている。クロージャーは、空隙部を有する第1ボディーおよび空
隙部を有する第2ボディーを有し得、それぞれは2つの横方向側面および2つの
端部を有する。クロージャーは、横方向のエッジに沿って第1ボティーと第2ボ
ティーとを結合させるヒンジを有し得る。クロージャーは、射出成形法によって
熱可塑性材料から一体に成形され得る。熱可塑性材料は、少なくとも3500p
siの引張降伏強度を有し得る。クロージャーは、補強(または強化)リブを有
してよく、その補強リブによって、封入されたゲルが高温の通電状態にて膨張す
る際、フィンガー近くのクロージャーの歪みが減少される。
【0005】 ゲルによって、接続部が湿気から防護され得る一方、クロージャーによって、
岩および他の埋まっている鋭利な物体から防護され得るが、そのような解決策と
いうものは、最終的に最適化されているとはいえない。所定の内圧に耐えるよう
に補強リブを設計することが必要とされることがある。その結果、満足のいくよ
うなクロージャーを作るために、貴重な工学的資源を用いる必要が生じ得る。更
に、国中で横断する電気設備に標準的な電気コネクターが一般的に使用されてい
るわけではない。そのような標準の電気コネクターに代って、種々の形状および
サイズを成し得るコネクターが用いられることがある。上述のクロージャーは、
射出成形法によってモールド中にて成形することができるので、製造するのに多
くの設備投資が必要となり得る。しばしば、このような特別なクロージャーに対
する最終的な市場は、そのような投資を回収(または保証)するのには十分に大
きいとはいえないことがある。更に、製造プロセス中または現場のいずれかにお
いて、別個の工程でクロージャーにゲルを供給する必要があり得るが、そのよう
な供給は非効率となり得る。
【0006】 クラーク(Clark)らの米国特許第4888070号では、シール材料を
内部に有する可撓性エンベロープが提案されている。加熱するとゲルは膨張し、
上述のように可撓性エンベロープに内部応力が生じる。可撓性エンベロープが、
ゲルの膨張を吸収するのに十分な弾性を有したエラストマーから成る場合、岩等
の鋭利な物体と接触した際に裂け(または割れ)易くなり得る。可撓性エンベロ
ープが、かかる接触に耐えることができる硬質材料から成る場合、クロージャー
は、上述のようにクロージャーが受けるのと同様な応力を受けることとなり得る
。更に、一般的に、ゲルは現場で可撓性エンベロープ内に配置され得る。別個の
工程でゲルを供給するということは、非効率となり得る。
【0007】発明の要旨 本発明では、ケーブル部(またはケーブルの一部)を周囲(または環境)から
封止するためのラップアラウンド型ケーブル・スリーブを供する。ラップアラウ
ンド型ケーブル・スリーブは、電気絶縁性材料から成り、波形横断方向断面の長
手方向延在部を有する長手方向延在ボディーを有し得る。長手方向延在部は、約
4000〜100000psiの間の曲げ弾性率を有し得る。種々の態様にある
長手方向延在部が、ケーブル・チャンバーの一部を規定する。ボディーがケーブ
ル部の周囲に巻き付けられる場合、ケーブル・チャンバーは、少なくとも実質的
にケーブル部の周りにて延在し得る。ケーブル・チャンバーは、少なくとも約1
5%の半径方向の寸法融通性(または寸法適合性、range taking)
を有し得る(または半径方向に少なくとも約15%膨張し得る)。
【0008】 本発明の態様において、長手方向延在部は、第1長手方向エッジ(または長手
方向にあるエッジ)および第1長手方向エッジから横断方向に離隔している第2
長手方向エッジを有し得る。更に、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブは、
第1長手方向エッジに隣接する第1接続部および第2長手方向エッジに隣接する
第2接続部を有するコネクターを有し得る。ボディーがケーブル部の周りを包囲
する場合、第1接続部が、第2接続部に隣接して配置され得る。
【0009】 本発明の他の態様において、コネクターは、第1接続部を第2接続部へ接続さ
せる接続部材を有し得る。接続部材には、例えば、長手方向延在スリーブ、スプ
リング・クランプおよびラッチ部材等が含まれ得る。
【0010】 本発明の他の態様において、更に、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブは
、ケーブル・チャンバー内に配置されるシーラント材料を有し得る。シーラント
材料として、シリコーン・ゲルが挙げられる。更に、ボディーは、ケーブル・チ
ャンバーの第1端部に隣接する第1カラー、およびケーブル・チャンバーの第2
端部に隣接する第2カラーを有し得る。第1カラーおよび第2カラーは、約10
%より小さい半径方向の寸法融通性を有し得る。ケーブル・チャンバーは、約1
0%より小さい長手方向の寸法融通性を有し得る。
【0011】 本発明の更なる態様において、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブは、ケ
ーブル・チャンバーの第1端部上に配置される第1拘束部材、およびケーブル・
チャンバーの第2端部上に配置される第2拘束部材を有し得る。第2端部は、第
1端部から長手方向に離隔して存在し得る。第1端部は第1スロットを有し得、
その第1スロットの中に第1拘束部材が配置される。第2端部は第2スロットを
有し得、その第2スロットの中に第2拘束部材が配置される。第1拘束部材およ
び第2拘束部材は、第1ケーブル・チャンバーの端部および第2ケーブル・チャ
ンバーの端部の半径方向の寸法融通性を約10%より小さい値に制限する。
【0012】 更に、本発明の他の態様において、電気絶縁性材料として、熱可塑性エラスト
マーがあげられる。熱可塑性エラストマーは、ポリプロピレン/ゴムブレンドと
ポリウレタンとから成る群から選択され得る。長手方向延在部は、約250ps
i〜3000psiの間の100%引張モジュラス(または100%引張弾性率
)を有し得、約60%より小さい残留伸びを有し得る。
【0013】 本発明の他の態様において、ケーブル部を周囲から封止するために、電気絶縁
性材料から成り、長手方向延在部を有した長手方向延在ボディーを有するラップ
アラウンド型ケーブル・スリーブが供される。長手方向延在部は、第1長手方向
エッジおよび第1長手方向エッジから横断方向に離隔している第2長手方向エッ
ジを有し得る。長手方向延在部は、ケーブル・チャンバーの一部を規定し得る。
ボディーがケーブル部の周りを包囲する場合、ケーブル・チャンバーは少なくと
も実質的にケーブル部の周りにて延在し得る。ケーブル・チャンバーは、少なく
とも約15%の半径方向の寸法融通性を有し得、約10%より小さい長手方向の
寸法融通性を有し得る。ラップアラウンド型ケーブル・スリーブは、第1長手方
向エッジに隣接する第1接続部および第2長手方向エッジに隣接する第2接続部
を有するコネクターを有し得る。
【0014】 本発明の更なる態様において、ケーブル部を周囲から封止するために、電気絶
縁性材料から成り、波形横断方向断面の長手方向延在部を有した長手方向延在ボ
ディーを有するラップアラウンド型ケーブル・スリーブが供される。長手方向延
在部は、第1長手方向エッジおよび第1長手方向エッジから横断方向に離隔して
いる第2長手方向エッジを有し得る。長手方向延在部は、少なくとも約15%の
横断方向の寸法融通性を有し得、約4000〜100000psiの間の曲げ弾
性率を有し得る。ラップアラウンド型ケーブル・スリーブは、第1長手方向エッ
ジに隣接する第1接続部および第2長手方向エッジに隣接する第2接続部を有す
るコネクターを有し得る。コネクターは、ボディーがケーブル部の周りを包囲す
る場合、第1接続部と第2接続部とを接続させる接続部材を有し得る。本発明の
ラップアラウンド型ケーブル・クロージャーは、ケーブル部を周囲から封止する
ための接続部プロテクター・キットの部品(1またはそれ以上の部品)として存
在し得る。
【0015】 次に、本発明の他の態様において、ボディーがケーブル部の周りを包囲する場
合、ボディーは内面および外面を有し得る。ラップアラウンド型ケーブル・スリ
ーブは、ボディーがケーブル部の周りを包囲する場合、ボディーの内面にシーラ
ント材料を有し得、ケーブル部を周囲から封止する。
【0016】 本発明の他の態様において、ボディーは、長手方向延在部の第1端に隣接して
、第1接続部から延在する第1端部を有し得る。第1端部は、実質的に平坦な横
断方向断面を有し、約10%より小さい横断方向の寸法融通性を有し得る。また
、ボディーは、長手方向延在部の第2端に隣接して、第1長手方向エッジから延
在する第2端部を有し得る。第2端部は、実質的に平坦な横断方向断面を有し、
約10%より小さい横断方向の寸法融通性を有し得る。
【0017】 本発明の更なる態様において、ケーブル部を周囲から封止するために、長手方
向延在ボディーおよびコネクターを有するラップアラウンド型ケーブル・スリー
ブが供される。長手方向延在ボディーは、電気絶縁性材料から成り、波形横断方
向断面の長手方向延在部を有している。長手方向延在部は、第1長手方向エッジ
部および第1長手方向エッジ部から横断方向に離隔している第2長手方向エッジ
部を有し得る。コネクターは、第1長手方向エッジ部に連結して第1長手方向エ
ッジ部から延在するピン部材を有し得、また、第2長手方向エッジ部に連結され
て第2長手方向エッジ部から延在するソケット部材を有している。ピン部材は、
好ましくは、ソケット部材に接続可能にて係合するように構成されている。ボデ
ィーがケーブル部の周りを包囲する場合、ピン部材とソケット部材とは、接続可
能にて係合すべく整列して配置されるのが好ましい。
【0018】 本発明の他の態様において、リップ部材が、ソケット部材のクロージャー側か
ら延在し得る。
【0019】 次に、本発明の他の態様において、長手方向延在部は、約4000〜1000
00psiの間の曲げ弾性率を有し得、ピンおよびソケット部材の各々は、約1
25000psiより大きい曲げ弾性率を有し得る。コネクターは、第1長手方
向エッジ部に隣接する第1接続部を有し得る。第1接続部は、遠位端部にて横断
方向断面が増加する第1直立部材を有し得る。コネクターは、第2長手方向エッ
ジ部に隣接する第2接続部を有し得る。第2接続部は、遠位端部にて横断方向断
面が増加する第2直立部材を有し得る。ピン部材は、一方の端部に第1チャンネ
ルを有し得、対向する遠位端部にピンを有し得る。第1チャンネル部は、第1直
立部材の遠位端部に滑動可能にて(摺動可能にて)係合し得る。ソケット部材は
、一方の端部に第2チャンネル部を有し、対向する遠位端部にソケットを有し得
る。第2チャンネル部は、第2直立部材の遠位端部に滑動可能にて係合し得る。
【0020】 本発明の更なる態様において、ピン部材は第1長手方向エッジ部に結合され得
、また、ソケット部材は第2長手方向エッジ部に結合され得る。長手方向延在部
とピン部材とソケット部材とは一体に形成され得る。ピン部材およびソケット部
材は、硬質コーティングを有し得、これらの接続可能にて係合する部分上に硬質
コーティングが実質的に延在し、硬質性を供している。
【0021】 更に、本発明の他の態様において、ピン部材は第1長手方向エッジに実質的に
全体的に沿うように延在し得、また、ソケット部材は第2長手方向エッジに実質
的に全体的に沿うように延在し得る。別法では、ピン部材は複数の長手方向離隔
ピン部材(または長手方向に離隔したピン部材)を有し得、また、ソケット部材
は複数の長手方向離隔ソケット部材(または長手方向に離隔したソケット部材)
を有し得る。長手方向離隔ピン部材および長手方向離隔ソケット部材は、ボディ
ーがケーブル部の周りを包囲する場合、接続可能にて係合すべく整列して配置さ
れ得る。
【0022】 更に、本発明の他の態様において、ピン部材は、ボディーから実質的に直角方
向に延在し得、ピン部材のクロージャー側から延在するピンを有し得る。また、
ソケット部材は、ボディーから実質的に直角方向に延在し得、ボディーのクロー
ジャー側にソケットを有し得る。ボディーがケーブル部の周りを包囲する場合、
ピン部材のクロージャー側とソケット部材のクロージャー側とが相互に隣接する
ように構成され得る。ピン部材の外面およびソケット部材の外面には、ボディー
をケーブル部の周りに巻き付けるのを容易にするグリップ面が供され得る。ピン
部材の外面およびソケット部材の外面は、ロック部材を受容するように構成され
得る。ロック部材は、ピン部材およびソケット部材の外面に滑動可能にて係合す
るチャンネル・コネクターであり得る。別法では、ロック部材は、ピン部材およ
びソケット部材のいずれかの一方である第1部材に接続された一体ヒンジ、およ
び一体ヒンジから延在しかつ一体ヒンジに対向する端部におけるフックを有する
アームであってよい。アームをソケット部材およびピン部材の他方である第2部
材に隣接する位置まで回転させる場合、アームは、第2部材にフックを係合させ
るように延在し得る。
【0023】 本発明によって、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブを成形する方法が供
される。ラップアラウンド型ケーブル・スリーブの形成法は、電気絶縁性材料か
ら成るウェブを押し出すこと、ウェブの表面にゲルを塗布すること、およびゲル
が塗布されたウェブを切断して第1端部および第2端部を有するラップアラウン
ド型ケーブル・スリーブを成形することを含んで成り得る。ウェブは、波形横断
方向断面を規定する波形部を有し得る。ウェブは、熱可塑性エラストマーを有す
るボディーを有し得、熱硬化性ポリマーを有する長手方向エッジ部を有し得る。
塗布工程は、ウェブの表面にゲルをスプレーすること、または、ウェブの表面に
ゲルを同時押出しすることを有し得る。ラップアラウンド型ケーブル・スリーブ
の形成法は、ウェブの一部を型押しして、ウェブの一部から波形部を実質的に取
り除くことを有し得る。型押し(またはスタンピング)操作は、加熱型押し操作
であってよい。型押し操作より前に切断操作を実施する場合、第1端部および第
2端部を型押しして、第1端部および第2端部から波形部を実質的に取り除くこ
とができる。
【0024】 本発明の他の態様において、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブを形成す
る方法が供されており、その方法には、電気絶縁性材料から成るウェブを押し出
すこと(少なくとも約15%の横断方向の寸法融通性を供する波形横断方向断面
を規定する波形部を有したウェブが供される)、ウェブを切断して第1端部およ
び第2端部を有するラップアラウンド型ケーブル・スリーブを形成すること、お
よび第1端部および第2端部を型押しして、第1端部および第2端部から波形断
面を実質的に取り除くことを有し得る。型押し操作によって、各々が約10%よ
り小さい横断方向の寸法融通性を有する第1端部および第2端部が供され得る。
型押し操作は、加熱型押し操作であってよい。更に、本発明の方法は、ウェブに
ゲルを塗布することを含み得る。切断よりも塗布が先行してもよい。別法では、
ゲルの塗布より切断操作が先行してもよい。
【0025】 本発明によって、電気ケーブル部を周囲の環境から保護し得る装置が供される
。より詳細には、本発明によって、湿気や鋭利な物体等を含んだ周囲の環境から
種々の形状およびサイズの電気ケーブル部を保護し得るラップアラウンド型ケー
ブル・スリーブが供される。また、本発明は、かかるラップアランド型ケーブル
・スリーブを製造する方法を供し得る。
【0026】好ましい態様の詳細な説明 本発明の好ましい態様を示す添付図面を参照して、以下に本発明をより詳細に
説明する。しかしながら、本発明は、多くの種々の形態で具現化することができ
、本明細書で説明する態様等に限定して解釈すべきではない。むしろ、本開示が
十分かつ完全であるように、また、当業者に本発明の範囲を十分に伝えるために
、このような態様を供している。なお、明細書を通じて同じ番号は同様の要素を
示している。
【0027】 図1を参照して、本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様を以
下で説明する。ラップアラウンド型ケーブル・スリーブ100は、長手方向延在
ボディー110およびコネクター170を有している。長手方向延在ボディー1
10は、第1長手方向エッジ115および第1長手方向エッジ115から横断方
向に離隔している第2長手方向エッジ116を有する長手方向延在部119を有
している。コネクター170は、長手方向延在部119の第1長手方向エッジ1
15に隣接する第1接続部120、および長手方向延在部119の第2長手方向
エッジ116に隣接する第2接続部130を有している。本明細書に記載された
好ましい態様は、特定の接続部の構成について示しており、種々の適当な接続部
の構成を用いてもよいことは当業者に理解されよう。
【0028】 図1に示す長手方向延在ボディー110は電気絶縁性材料から成る。このよう
な材料は、限定されるわけではないが、熱可塑性プラスチック(または熱可塑性
樹脂)および熱可塑性エラストマーを含む、当業者によって理解される種々の電
気絶縁性材料であってよい。好ましくは、電気絶縁性材料は熱可塑性エラストマ
ーである。熱可塑性エラストマーは、当業者によって理解される種々の熱可塑性
エラストマーであってよく、好ましくは、ポリプロピレン/ゴムブレンドとポリ
ウレタンとから成る群から選択される。最も好ましい熱可塑性エラストマーは、
アドバンスド・エラストマー・システムズ(Advanced Elastom
er Systems)(オハイオ州アクロン)から市販されているポリプロピ
レン/ゴムブレンド(登録商標:サントプレン(Santoprene))であ
る。長手方向延在部119は、少なくとも約55、好ましくは少なくとも約80
、より好ましくは少なくとも約90のショアーAスケール硬度計による測定され
る硬度を有し得る。長手方向延在部119は、以下の下限値と上限値との間の曲
げ弾性率を有することが好ましい。下限値は、好ましくは約2000psi、よ
り好ましくは約4000psi、更に好ましくは約6000psiである。上限
値は、好ましくは約100000psi、より好ましくは約25000psi、
更に好ましくは約10000psiである。長手方向延在部119は、好ましく
は、以下の下限値と上限値の間の100%引張モジュラス(ASTM D412
を使用して測定)を有する。下限値は、好ましくは約250psi、より好まし
くは約800psi、更に好ましくは約1300psiである。上限値は、好ま
しくは約3000psi、より好ましくは約1800psi、更に好ましくは約
1600psiである。長手方向延在部119は、好ましくは約60%より小さ
い、より好ましくは約50%より小さい、更に好ましくは約20%より小さい残
留伸び(ASTM D412を使用して測定)を有している。長手方向延在部1
19は、図13において以下で説明するように、好ましくは少なくとも約15%
、より好ましくは少なくとも約30%、更に好ましくは少なくとも約50%の横
断方向の寸法融通性を有し得る。長手方向延在部119は、図14において以下
で説明するように、好ましくは約10%より小さい、より好ましくは約5%より
小さい、更に好ましくは約2%より小さい長手方向の寸法融通性を有し得る。
【0029】 次に、図2を参照して、図1に示す態様の横断方向断面を説明する。長手方向
延在部119は、波形横断方向断面を有している。長手方向延在部119は、外
側面112および内側面114を有する。図2に示す態様では、W形状のジグザ
グ・パターンを有する長手方向延在部119を含んでいるが、本発明の波形横断
方向断面は、特定の波形パターンに限定されるものではないことは理解されよう
【0030】 図2に示すように、第1接続部120は第1直立部材122を有し、その第1
直立部材122は、第1接続部120の外側に連結されて第1接続部の外側面か
ら延在している。第1直立部材122は、係合面124を有した、遠位端部(接
続部120から最も遠い場所にある)にて増加した横断方向断面を有している。
また、第1直立部材122は、クロージャー側面121を有している。更に、第
1接続部120は、グリップ面128を有するグリップ部材126を有している
【0031】 図2に示すように、第2接続部130は、第2直立部材132を有しており、
第2接続部130の外側に連結されて第2接続部の外側から延在する。第2直立
部材132は、その遠位端部134にて横断方向断面が増加している。また、第
2直立部材はクロージャー側面131を有している。更に、第2接続部130は
、グリップ面138を有するグリップ部材136を有している。図1、6および
8に示す態様は、グリップ部材を有した第1接続部および第2接続部を含んでい
るが、本発明の接続部は、グリップ部材を必要とするわけではないことが理解さ
れよう。
【0032】 図2に示すように、第1接続部材120は、リップ部材123を有している。
ボディー110がケーブル部の周りを包囲する場合、リップ部材123は、第1
直立部材122および第2直立部材132のそれぞれ整列させ易くするガイドと
して機能し得る。その上、リップ部材123は、湿気に対するバリヤーとしても
機能し得、ボディー110がケーブル部の周りを包囲する場合、長手方向延在部
119によって成形されるケーブル・チャンバーに侵入する湿気量を減少させ得
る。更に、リップ部材123によって、直立部材122のクロージャー側面12
1と直立部材132のクロージャー側面131との間にシーラント材料が入るこ
とを防止し得る。そのようなリップ部材123がなければ、シーラント材料を有
するラップアラウンド型ケーブル・スリーブがケーブル部の周りを包囲する際、
シーラント材料が直立部材122のクロージャー側面121と直立部材132の
クロージャー側面131との間に入ることになり得る。図1、6および8に示す
態様は、リップ部材を含んでいるが、本発明の接続部はリップ部材を必要とする
わけではないことは理解されよう。本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリ
ーブをケーブル部を周囲から封止するためのキットの部品(またはパーツ)とし
て供してもよい。特に、キットは、とりわけシーラント材料を含んでもよく、こ
の態様では、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブにシーラント材料が供給さ
れていない場合に望ましい。
【0033】 次に、図3Aおよび3Bを参照して、ケーブル・チャンバーを規定するように
配置され、接続部材を含むコネクターを更に有する図1の態様について更に説明
する。図3Aに示すように、コネクター370は、第1接続部122、第2接続
部132および長手方向延在スリーブ要素300を有する。第1接続部120の
第1直立部材122のクロージャー側面121を第2接続部130の第2直立部
材132のクロージャー側面131に隣接するように配置することによって、ボ
ディー110がケーブル部の周りを包囲し得る。このような配置は、グリップ部
材126およびグリップ部材136によって助力され得る。ボディー110がケ
ーブル部の周りを包囲する場合、長手方向延在部119が、ケーブル・チャンバ
ー180の一部を規定する。ケーブル・チャンバー180は、実質的にケーブル
部の周りにて延在する。長手方向延在部119の外側面112は、ケーブル・チ
ャンバーの外面の一部を規定し、長手方向延在部119の内側面114は、ケー
ブル・チャンバー180の内面の一部を規定する。
【0034】 図3Aに示すように、長手方向延在スリーブ要素300は、第1接続部120
を第2接続部130に接続するための接続部材として用いられ得る。長手方向延
在スリーブ要素300は、第1直立部材122の遠位端部124に滑動可能にて
係合するように構成されている内面310、および第2直立部材132の遠位端
部134に滑動可能にて係合するように構成されている内面320を有する。長
手方向延在スリーブ要素300は、切欠き部(または間隙)340によって離隔
される複数のセクション330を有している。図3Aに示す長手方向延在スリー
ブ要素300の態様は、切欠き部340によって離隔される複数のセクション3
30を有しているが、本発明の長手方向延在スリーブ要素は、当業者に理解され
るような他の構成を有し得ることが理解されよう。例えば、本発明の長手方向延
在スリーブ要素は、その長さに沿って長手方向に延在するスリットを有する長手
方向延在波形チューブであってよい。図3Bに示すように、セクション330は
、エッジ部350およびエッジ部351にて相互に接続されている。長手方向延
在スリーブ要素300は、限定されるわけではないが、熱硬化性プラスチック、
金属および約90℃より高い加熱撓み温度を有する硬質熱可塑性プラスチックを
含む、種々の硬質材料から成り得る。長手方向延在スリーブ要素300は、好ま
しくは金属から成り得、更に好ましくはステンレス鋼から成り得る。
【0035】 次に、図4の横断方向断面を参照にして、本発明を説明する。ラップアラウン
ド型ケーブル・スリーブ400は、長手方向延在ボディー410およびコネクタ
ー470を有している。長手方向延在ボディー410は、第1長手方向エッジ4
15および第1長手方向エッジ415から横断方向に離隔している第2長手方向
エッジ416を有する長手方向延在部419を有している。コネクター470は
、第1長手方向エッジ415に隣接する第1接続部420、および第2長手方向
エッジ416に隣接する第2接続部430を有している。第1接続部420は、
その遠位端部424にて横断方向断面が増加する第1直立部材422を有してい
る。第2接続部430は、遠位端部434にて横断方向断面が増加する第2直立
部材432を有している。コネクター470は、スプリング・クランプ接続部材
440を有している。スプリング・クランプ接続部材440は、第1アーム44
1および第2アーム442を有している。第1アーム441は、第1端443お
よび第1端443に対向する(または反対の)第2端445を有している。第2
アーム442は、第1端444およびその第1端444に対向する第2端446
を有している。スプリング部材447によって、第1アーム441の第1端44
3が第2アーム442の第1端444に向かって案内されるように、第1アーム
がスプリング部材447により第2アーム442に連結されている。第1アーム
441の第1端443が第1直立部材422に隣接するように、スプリング・ク
ランプ440が長手方向延在ボディー400に隣接するように配置され得、また
、第1直立部材422と第2直立部材432とが相互に近接して保持されるよう
に、第2アーム442の第1端444が第2直立部材432に隣接する。当業者
に理解されるように、本発明のスプリング・クランプは、種々の材料から成り得
る。例えば、スプリング・クランプは、金属および熱硬化性プラスチックから成
り得る。スプリング・クランプは、好ましくは金属であり得、より好ましくはス
テンレス鋼から成り得る。本発明のスプリング・クランプは、実質的に全体的に
長手方向延在ボディーに沿うように延在し得、または、複数の長手方向に離隔し
たスプリング・クランプ・コネクターが用いられ得る。
【0036】 次に、図5Aおよび図5Bを参照して、ラッチ・コネクターを有する本発明の
ラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様を説明する。図5Bは、図5Aに
示す態様の横断方向断面を示す。図5Aに示すように、ラップアラウンド型ケー
ブル・スリーブ500は、長手方向延在ボディー505およびコネクター525
を有している。長手方向延在ボディー505は、第1長手方向エッジ515およ
び第1長手方向エッジ515から横断方向に離隔している第2長手方向エッジ5
16を有している。コネクター525は、第1長手方向エッジ515に隣接する
第1接続部511および第2長手方向エッジ516に隣接する第2接続部521
を有している。第1接続部511は第1直立部材510を有し、第2接続部材5
21は第2直立部材520を有している。第1直立部材510はクロージャー側
面512を有しており、第2直立部材520はクロージャー側面522を有して
いる。第1直立部材510のクロージャー側512が第2直立部材のクロージャ
ー側面522に隣接するように、長手方向延在ボディー505がケーブル部の周
りを包囲する。
【0037】 図5Aおよび5Bに示すように、コネクター525は、ラッチ部材530を有
する。ラッチ部材530は、第1ラッチ端532および第1ラッチ端532から
長手方向に離隔している第2ラッチ端534を有している。第1ラッチ端532
は、第1接続ポイント514にて第1直立部材510と回転可能にて接続される
。第2ラッチ端534は、第1接続ポイント514から長手方向に離隔している
第2接続ポイント516にて第1直立部材510と回転可能にて接続される。図
5Aおよび5Bにて破線で示すように、ラッチ部材530を第2直立部材520
に隣接する位置にまで回転させる場合、ラッチ部材530が第2直立部材520
に係合するように構成される。当業者に理解されるように、本発明のラッチ部材
は、種々の硬質材料から成り得る。例えば、ラッチ部材を、熱硬化性プラスチッ
ク、金属、および約90℃より大きい加熱撓み温度を有する硬質熱可塑性プラス
チックから形成してもよい。本発明のラッチ部材は、好ましくは金属であり、よ
り好ましくはステンレス鋼である。
【0038】 図3〜5に示す態様は、特定の機械的なコネクターを示しているが、本発明の
コネクターは、当業者に理解されるようないずれの適当なコネクターであっても
よいことが理解されよう。例えば、本発明のコネクターは、種々の構造を有する
機械的なコネクター、化学的なコネクター(例えば接着剤)等であってもよい。
【0039】 次に、図6を参照して、本発明のインターロック(または互いにロックし合う
)直立部材を有するラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様を説明する。
ラップアラウンド型ケーブル・スリーブ600は、長手方向延在ボディー610
およびコネクター670を有している。長手方向延在ボディー610は、第1長
手方向エッジ615および第1長手方向エッジ615から横断方向に離隔してい
る第2長手方向エッジ616を有する長手方向延在619を有している。コネク
ター670は、長手方向延在部619の第1長手方向エッジ615に隣接する第
1接続部620、および長手方向延在部619の第2長手方向エッジ616に隣
接する第2接続部630を有する。
【0040】 次に、図7を参照して、図6に示す態様の横断方向断面について説明する。長
手方向延在部619は、略U形状のジグザグ・パターンを有する波形横断方向断
面を有している。長手方向延在部619は、外面612および内面614を有し
ている。内面614上には、シーラント材料710が配置される。
【0041】 図7に示すように、第1接続部620は、第1直立部材621を有している。
第1直立部材621は、第1凹部622、第1延在要素623、クロージャー側
面624および係合面626を有している。また、第1接続部620は、ガイド
・スロット625、およびグリップ面628を有する第1グリップ部材627を
有している。第2接続部630は、第2直立部材631を有している。第2直立
部材631は、第2延在要素632、第2凹部633、クロージャー側634お
よび係合面636を有している。また、第2接続部630は、ガイド部材635
、およびグリップ面638を有する第2グリップ部材637を有している。
【0042】 ボディー610をケーブル部の周りに巻き付ける場合、第1エクステンション
部材(第1延長要素)623が第2凹部633に係合し、第2エクステンション
部材(第2延長要素)632が第1凹部622に係合するように、ガイド部材6
35をガイド・スロット625に挿入して、第1クロージャー側624が第2ク
ロージャー側634に隣接するように配置することができる。このようにして、
第1直立部材621と第2直立部材631とが、インターロック関係にて配置さ
れ得る。長手方向延在スリーブ要素300を用いて第1直立部材621の係合面
626と第2直立部材631の係合面636とを滑動させて係合させることによ
って、第1直立部材621を第2直立部材631に接続させるため、図3を参照
して上述した長手方向延在スリーブ要素300を用いてもよい。
【0043】 シーラント材料710は、限定されるわけではないが、グリース、ゲル、チオ
トロピック組成物、およびマスチック等を含む、当業者に理解される種々のシー
ラント材料であってよい。シーラント材料は、好ましくはゲルである。「ゲル」
という用語は、グリース〜チキソトロピー性組成物〜流体によってエキステンド
(または増量可塑化)されたポリマー系までの幅広いの種類の材料をカバーする
ように、従来技術にて用いられている。本明細書で用いられているように、「ゲ
ル」は、流体エキステンダーによって、エキステンドされた固体である材料のカ
テゴリーをいう。ゲルは、定常状態流れを呈さない実質的な希釈系であり得る。
フェリー(Ferry)の「ポリマーの粘弾性特性(Viscoelastic
Properties of Polymer)」(1980年、ジェイ・ウ
ィリー・アンド・ソンズ社(J.Wiley & Sons)(ニューヨーク州
)第3版529頁)に記載されているように、ポリマー・ゲルは、化学結合、も
しくは微結晶(もしくはクリスタライト)または他の種類の結合によって結合さ
れているか否かに関わらず、架橋溶液であり得る。定常状態流れがないことは、
固体のような特性の重要な定義であると考えられる一方、比較的低いモジュラス
のゲルを得るためには、実質的な希釈が必要となり得る。固体の性質は、一般的
に、ある種の結合によって高分子鎖を架橋することによって、または、ポリマー
の種々の分枝鎖の関連置換基の領域を作ることによって、材料において形成され
るネットワーク構造により達成され得る。架橋部位がゲルの使用条件下で維持さ
れ得る限り、架橋は物理的または化学的のいずれかであってもよい。
【0044】 本発明に使用するのに好ましいゲルは、デブバウト(Debbaut)の米国
特許第4634207号(以下「デブバウト ‘207」と呼ぶ)、カミン(C
amin)らの米国特許第4680233号、デュブロウ(Dubrow)らの
米国特許第4777063号およびデュブロウらの米国特許第5079300号
(以下「デュブロウ ‘300」と呼ぶ)に教示されている流体によりエキステ
ンドされた系(fluid−extended systems)等のシリコー
ン(オルガノポリシロキサン)ゲルである。ダウ−コーニング(ミシガン州ミッ
ドランド)から市販されている登録商標シルガード(Sylgard)527に
よって例示されるような、またはネルソン(Nelson)の米国特許第302
0260号に開示されているようなエキステンダーとして機能すべく、例えばビ
ニルに富む(またはビニル・リッチな)シリコーン流体等の過剰の反応性液体で
もって、または上で引用した特許の非反応性流体エキステンダーでもって、その
ような流体によりエキステンドされたシリコーン・ゲルを形成してもよい。この
ようなゲルの調製において硬化が関係しているので、ゲルはしばしば熱硬化性ゲ
ルと呼ばれる。特に好ましいゲルは、ジビニル末端ポリジメチルシロキサン、テ
トラキス(ジメチルシロキシ)シラン、白金ジビニルテトラメチルジシロキサン
錯体(ユナイテッド・ケミカル・テクノロジーズ・インク(United Ch
emical Technologies、Inc.)(ペンシルベニア州ブリ
ストル)より市販されている)、ポリジメチルシロキサンおよび1,3,5,7
−テトラビニルテトラ−メチルシクロテトラシロキサン(適切なポットライフを
供する反応抑制剤)の混合物より生成されるシリコーン・ゲルである。
【0045】 他の種類のゲル、例えば、上述のデブバウト‘261、および、デブバウトの
米国特許第5140476号(以下「デブバウト‘476」とよぶ)に教示され
ているポリウレタン・ゲルを用いてもよく、また、チェン(Chen)の米国特
許第4369284号、ガマラ(Gamarra)らの米国特許第471618
3号およびガマラの米国特許第4942270号に開示されているように、ナフ
タレン含有炭化水素オイルのエキステンダー・オイル、または非芳香族の炭化水
素オイルのエキステンダー・オイル、または少量の芳香族を含有する炭化水素オ
イルのエキステンダー・オイルによってエキステンドされたスチレン−エチレン
・ブチレンスチレン(SEBS)またはスチレン−エチレン・プロピレン−スチ
レン(SEPSS)に基づいたゲルを用いてもよい。SEBSゲルおよびSEP
Sゲルは、流体エキステンド・エラストマー相によって相互に結合されたガラス
質スチレン性のミクロ相から成る。ミクロ相が分離したスチレン領域は、系の接
続点として機能する。SEBSゲルおよびSEPSゲルは、熱可塑性の系の一例
である。
【0046】 チャング(Chang)らの米国特許第5177143号に開示されているよ
うに、考えられ得る別のクラスのゲルは、EPDMゴム系ゲルである。しかしな
がら、これらのゲルは、時間と共に硬化し続ける傾向があり、従って、エージン
グによって許容することはできない程度硬くなることがある。
【0047】 しかしながら、適当となり得る別のクラスのゲルは、国際公開第96/230
07号に開示されているように、無水物含量ポリマーに基づくものであってよい
。報告によると、このようなゲルは良好な耐熱性を有している。
【0048】 ゲルには、ヒンダード・フェノール(例えば、チバ−ガイギ・コーポレーショ
ン(Ciba−Geigy Corp.)(ニューヨーク州タリータウン)より
市販されている登録商標イルガノック(Irganox)1076)、ホスフィ
ット(例えば、チバ−ガイギ・コーポレーション(ニューヨーク州タリータウン
)より市販されている登録商標イルガフォス(Irgafos)168)、金属
不活性化剤(例えば、チバ−ガイギ・コーポレーション(ニューヨーク州タリー
タウン)により市販されている登録商標イルガノックD1024)、スルフィド
(例えば、アメリカン・サイアナミッド・カンパニー(American Cy
anamid Co.)(ニュージャージー州ウエイン)から市販されているサ
イアノックス・エル・ティー・ディー・ピー(Cyanox LTDP))、光
安定剤(即ち、アメリカン・サイアナミッド・カンパニー(ニュージャージー州
ウエイン)から市販されているサイアソーブ・ユー・ブイ−531(Cyaso
rb UV−531))、ハロゲン化パラフィン(例えば、フェロ・コーポレー
ション(Ferro Corp)(インディアナ州ハモンド)から市販されてい
るブロモクロー(Bromoklor)50)および/またはリン含有有機化合
物(例えば、アクゾ・ノーベル・ケミカルズ・インク(Akzo Nobel
Chemicals Inc.)(ニューヨーク州ドブスフェリー)から市販さ
れているフィロル・ピー・シー・エフ(Fyrol PCF)およびフォスフレ
ックス(Phosflex )390)等の難燃剤、ならびに酸スキャベンジャ
ー(例えば、米国三井物産株式会社(オハイオ州クリーブランド)を通じて協和
化学工業株式会社より市販されているDHT−4A、およびハイドロタルサイト
)等の安定剤および酸化防止剤を含む種々の添加剤を含んでいてもよい。他の適
当な添加剤として、ディー・エー・ティー・エー・インク(D.A.T.A.、
Inc.)およびザ・インターナショナル・プラスチック・セレクターインク(
The International Plastic Selector.,
Inc.)(カリフォルニア州サンディエゴ)から出版されている「プラスチッ
ク用添加剤 第1版(Additives for Plastics、Edi
tion 1)」に記載された着色剤、殺生剤(または殺生物剤)および粘着付
与剤等が含まれる。
【0049】 ゲルは、テクスチャー・アナライザー(texture analyzer)
を用いた測定により、好ましくは約5〜100gf、より好ましくは約5〜60
gf、更に好ましくは約10〜40gfの硬度を有する。ゲルは、好ましくは約
80%より小さい、より好ましくは約50%より小さい、更に好ましくは約35
%より小さい応力緩和を有する。ゲルは、好ましくは約1gより大きい、より好
ましくは約5gより大きい、更に好ましくは約10〜50gの間の粘着力(また
は粘性力)を有する。当業者に理解されるように、硬度、粘着力および応力緩和
は、特定の用途のために調節してもよい。ゲルは、ASTM D−638の手順
に従って測定されて、少なくとも55%、より好ましくは少なくとも500%、
更に好ましくは少なくとも1000%の伸び率を有している。適当なゲル材料と
して、登録商標レイケム(Raychem)のブランド名で、タイコ・エレクト
ロニクス・エネルギー・ディビジョン(Tyco Electronics E
nergy Division、ノースカロライナ州フュークエイバリーナ)に
より市販されている登録商標パワーゲル(Powergel)が含まれる。
【0050】 デュブロウ‘300(その記載は、参照することによりそのまま本明細書に取
り込んでいる)にて説明するように、硬度、応力緩和、粘着力は、テクスチャー
・テクノロジーズ(Texture Technologies)(ニューヨー
ク州スカースデール)より市販されているテクスチャー・テクノロジーズ・テク
スチャー・アナライザーTA−XT2(力を測定する5kgロード・セル、5g
トリガーおよび1/4インチ(6.35mm)のステンレス鋼製のボール・プロ
ーブを有する)または同様の機器を用いて測定され得る。例えば、ゲルの硬度を
測定するためには、約20gのゲルを有する60mLガラス製バイアルまたは別
法では9つの2インチ×2インチ×1/8”厚さのゲルのスラブのスタックをテ
クスチャー・テクノロジーズ・テクスチャー・アナライザーに置き、4.0mm
の貫入距離(または針入距離もしくは進入距離)に対して0.2mm/秒の速度
にてゲルの中にプローブを進入させる(または押し込める)。ゲルの硬度は、そ
のような速度でプローブを進入させて、4.0mmと決められた距離分ゲルの表
面を貫入または変形させるために必要な力(g)である(コンピューターによっ
て記録される)。より数字が大きいほど、より硬いゲルであることを表している
。テクスチャー・アナライザーTA−XT2からのデータは、IBM PCまた
は同様なコンピューター(XT.RAディメンジョン バージョン2.3(XT
.RA Dimension 2.3)のソフトウェア(マイクロシステムズ・
エル・ティー・ディー)により作動される)により分析され得る。
【0051】 XT.RAディメンジョン・バージョン2.3のソフトウェアによって、ロー
ド・セルが受ける力vs.時間の曲線(貫入速度が2.0mm/秒の下、ゲル中
にプローブを約4.0mmの貫入距離分進入させる場合)が自動的にトレースさ
れることにより得られる応力曲線から粘着力および応力緩和が読み取られる。プ
ローブは、1分間で4.0mm貫入するように保持され、2.00mm/秒の速
度にて引き抜かれる。現時点の貫入深さにてプローブが受ける初期力(F)か
ら1分後のプローブが受ける力(F)を引いた値を初期力(F)でもって割
わり、それを百分率で表した値が応力緩和となる(つまり、応力緩和(%)は、
以下の式により表される)。なお、F、Fの単位はgである。
【数1】 応力緩和(%)=(F−F)/F×100 つまり、応力緩和とは、その初期力から1分後の力を引いた力と初期力との比で
ある。これは、ゲルに加えられた圧縮を緩和させることができるゲルの性能の尺
度であると考えることができる。現在の貫入深さから2.0mm/秒の速度でプ
ローブを引き抜く場合、粘着力は、プローブがゲルから抜かれる際のプローブの
抵抗力(g)の量と考えることができる。
【0052】 ゲルの特性を決定づける別法としては、デブバウト‘261;デブバウト‘2
07;デブバウト‘746およびデブバウトらの米国特許第5357057号(
各々は参照することによってそのまま本明細書に取り込んでいる)において提案
されているように、ASTM D−217に従って円錐貫入(cone pen
etration)試験のパラメーターにより行なう方法がある。円錐貫入(「
CP」)値は、約70(10−1mm)〜約400(10−1mm)の範囲であ
り得る。より硬いゲルは、約70(10−1mm)〜約120(10−1mm)
の範囲のCP値を一般的に有し得る。より軟質なゲルは、約200(10−1
m)〜約400(10−1mm)、特に好ましくは約250(10−1mm)〜
約375(10−1mm)の範囲のCP値を一般的に有し得る。特定の材料系に
対しては、ディットマー(Dittmer)らの米国特許第4852646で提
案されているように、CPとボランド・グラム硬度(Voland gram
hardness)との間の関係が明らかにされている。
【0053】 次に図8を参照して、実質的に平坦な端部を有している長手方向延在ボディー
を有する本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様を説明する。ラ
ンプアラウンド型ケーブル・スリーブ800は、長手方向延在ボディー810お
よびコネクター870を有している。長手方向延在ボディー810は、第1長手
方向エッジ815および第1長手方向エッジ815から横断方向に離隔している
第2長手方向エッジ816を有する長手方向延在部819を有している。コネク
ター870は、長手方向延在部819の第1長手方向エッジ815に隣接する第
1接続部820、および長手方向延在部819の第2長手方向エッジ816に隣
接する第2接続部830を有している。
【0054】 また、図8に示すように、長手方向延在ボディー800は、長手方向延在部8
19の第1端部811に隣接して第1接続部820から延在する第1端部817
を有している。また、長手方向延在ボディー810は、長手方向延在部819の
第2端部813に隣接して第1接続部820から延在する第2端部818を有し
ている。第1端部817および第2端部818が、実質的に平坦な横断方向断面
をそれぞれ有するのが好ましい。第1端部817および第2端部818のそれぞ
れは、図13を参照して以下で説明するように、好ましくは約10%より小さい
、より好ましくは約5%より小さい、更に好ましくは約2%より小さい横断方向
の寸法融通性を各々有する。
【0055】 次に、図9を参照して、ケーブル・チャンバーおよびカラーを規定するように
配置された図8の態様を説明する。引用番号819〜836の要素は、図1〜3
で上述した引用番号119〜136の要素と実質的に同じように説明することが
でき、また、実質的に同じように扱うことができるので、更なる説明は行なわな
い。ケーブル部の周りが包囲される場合、長手方向延在部819がケーブル・チ
ャンバー880の一部を規定し、長手方向延在部819の第1端部811がケー
ブル・チャンバー880の第1端部を規定し、また、長手方向延在部819の第
2端部813がケーブル・チャンバー880の第2端部を規定するように、長手
方向延在ボディー800が。図3において上述したように、また図9において示
すように、配置され得る。第1端部817は、ケーブル・チャンバー880の第
1端部に隣接する第1カラーを規定する。第2端部818は、ケーブル・チャン
バー880の第2端部に隣接する第2カラーを規定する。第1カラーおよび第2
カラーの各々は、図10を参照して以下で説明するように、好ましくは約10%
より小さい、より好ましくは約5%より小さい、および更に好ましくは約2%よ
り小さい半径方向の寸法融通性を有する。
【0056】 次に、図10Aおよび図10Bに示すように、図9の態様の横断方向断面を参
照して本発明を説明する。図10Aにおいて、端部817は、実質的に平坦な横
断方向断面を有するカラーを規定している。カラーは、ケーブル部1020の周
囲にて実質的に延在する。カラーとケーブル部(またはケーブル・セクション)
1020との間にシーラント材料1010が配置される。図10Aに示す態様は
、カラーとケーブル部との間に配置されているシーラント材料を示しているが、
本発明では、シーラント材料がカラーとケーブル部の間に配置されることを(必
ずしも)必要としないことが理解されよう。
【0057】 図10Bにおいては、長手方向延在部819が、ケーブル・チャンバー880
の一部を規定している。ケーブル・チャンバー880は、ケーブル部1020の
周囲にて実質的に延在している。ケーブル・チャンバー内において、長手方向延
在部819とケーブル部1020との間にシーラント材料1010が配置される
。本明細書で用いる場合、ケーブル部は、ケーブルの一部であってよく、また、
2またはそれ以上のケーブルの接続部であってもよい。
【0058】 次に、図11A、11Bおよび11Cを参照して、スロットに配置される第1
拘束部材および第2拘束部材を有する本発明のラップアラウンド型ケーブル・ス
リーブの態様を説明する。図11Aの態様で説明するように、第1拘束部材11
20および第2拘束部材1140は、第1スロット1160および第2スロット
1162に配置される。図11Bは、第1スロット1170および第2スロット
1172にそれぞれ配置される第1拘束部材1120および第2拘束部材114
0を有する態様を示している。図11Cは、シーラント材料1135を含む図1
1Aおよび図11Bに示す態様の横断方向断面を示す。図1〜図3を参照して上
述したように、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブ1100は、ケーブル部
1131の周りを包囲する長手方向延在ボディー1145を有している。長手方
向延在ボディー1145は、第1端部1110および第2端部1130を有する
ケーブル・チャンバー1150を有している。第2端部1130は、第1端部1
110から長手方向に離隔している。
【0059】 図11Aに示すように、第1端部1110は、第1直立部材1122および第
2直立部材1132をそれぞれ通る第1スロット1160を有している。第1拘
束部材1120は、ケーブル・チャンバー1150の第1端部1110上に配置
されて第1スロット1160に配置される。第2端部1130は、第1直立部材
1122および第2直立部材1132のそれぞれを通る第2スロット1162を
有している。第2拘束部材1140は、ケーブル・チャンバー1150の第2端
部1130上に配置されて第2スロット1162に配置される。
【0060】 図11Bに示すように、第1端部1110は、第1直立部材1122および第
2直立部材1132のそれぞれを通る第1スロット1170を有している。第1
拘束部材1120は、ケーブル・チャンバー1150の第1端部1110上に配
置されて第1スロット1170に配置される。第2端部は、第1直立部材112
2および第2直立部材1132のそれぞれを通る第2スロット1172を有して
いる。第2拘束部材1140は、ケーブル・チャンバー1150の第2端部11
30上に配置されて第2スロット1172に配置される。
【0061】 図12を参照して以下で説明するように、第1拘束部材1120は、第1端部
1110の半径方向の寸法融通性を、好ましくは約10%より小さい値に、より
好ましくは約5%より小さい値に、更に好ましくは約2%より小さい値に制限す
る。同様に、図12を参照して以下で説明するように、第2拘束部材1140は
、第2端部1130の半径方向の寸法融通性を、好ましくは約10%より小さい
値に、より好ましくは約5%より小さい値に、更に好ましくは約2%より小さい
値に制限する。当業者に理解されるように、拘束部材1120および1140は
、長手方向延在部の半径方向の寸法融通性を減少させる種々の物品であってよく
、限定するわけではないが、タイ・ラップ、スプリング・ホース・クランプ、ロ
ープ、ストラップ・クランプおよびウォーム・ドライブ・ホース・クランプが含
まれる。図11Aの態様に示すように、拘束部材が、第1スロット1160およ
び第2スロット1162等の溝部として構成されるスロット内にそれぞれ配置さ
れる場合には、拘束部材がスナップ・ホース・クランプであることが好ましい。
図11Bの態様に示すように、拘束部材が、第1スロット1170および第2ス
ロット1172等の穴部として構成されるスロット内にそれぞれ配置される場合
には、拘束部材がタイ・ラップであることが好ましい。
【0062】 図11Aおよび11Bに示す態様には、第1拘束部材および第2拘束部材が同
じ構成を有するように示されているが、本発明の第1拘束部材および第2拘束部
材は、種々の構成を有するものであってよい。図11Aおよび11Bに示す態様
は、スロットに配置される拘束部材を示しているが、本発明の拘束部材は、かか
るスロットを有さないラップアラウンド型ケーブル・スリーブの端部上に配置さ
れてもよいことは理解されよう。しかしながら、拘束部材がラップウランド型ケ
ーブル・スリーブの端部から外れてしまうおそれを減少させ得るという点でスロ
ットが好ましい。また、図11Aおよび11Bに示す態様は、同じ構成を有する
第1スロットおよび第2スロットを各々示しているが、本発明の第1スロットお
よび第2スロットは種々の構成であってよいことは理解されよう。図11Cに示
す態様は、実質的に全体的に端部の周りにて延在する拘束部材1120を示して
いるが、本発明の拘束部材は、(例えば、c−形状のクランプを用いることによ
って)長手方向延在部の一部の周りだけに延在してもよい。
【0063】 次に、図12を参照して、本発明の半径方向の寸法融通性について説明する。
図12は、長手方向延在ボディー1200を有する本発明のラップアラウンド型
ケーブル・スリーブの横断方向断面を示している。長手方向延在ボディー120
0は、長手方向延在部1205を有しており、これは、ケーブル・チャンバー1
280の一部ならびに、第1接続部1250および第2接続部1260をそれぞ
れ含むコネクター1270を規定している。図12の実線で示すように、ケーブ
ル・チャンバーが第1状態にある場合、ケーブル・チャンバーは、内径d(第
1ポイント1210から第2ポイント1220までで測定される)を有する。図
12の破線で示すように、ケーブル・チャンバーが第2状態に膨張(または拡張
)した後では、ケーブル・チャンバーは、内径d(第1ポイント1210から
第2ポイント1220までで測定される)を有する。半径方向の寸法融通性は、
次式にて計算される内径の変化(%)として規定され得る。
【数2】 半径方向の寸法融通性=[(d−d)/d]×100(%) 図12に示す態様は、2つの特定のポイントにて測定される内径を示しているが
、内径を規定する長手方向延在部1205のいずれの2つのポイントであっても
内径を測定できることは理解されよう(なお、dおよびdの双方に関しては
同じポイントを用いる)。
【0064】 次に、図13を参照して、本発明の横断方向の寸法融通性について説明する。
長手方向延在部1300は、第1長手方向延在辺1310および第1長手方向延
在辺1310から横断方向に離隔している第2長手方向延在辺1330を有して
いる。図13において実線で示すように、長手方向延在部1300が第1状態に
ある場合、長手方向延在部1300は、第1長手方向延在辺1310上の第1ポ
イント1320から第2長手方向延在面1330上の第2ポイント1340まで
で測定される幅wを有する。図13にて破線で示すように、長手方向延在部1
300が第2状態にある場合、長手方向延在部1300は、第1ポイント132
0から第2ポイント1340までで測定される幅wを有する。横断方向の寸法
融通性は、次式にて規定されるように幅の変化(%)として規定され得る。
【数3】 横断方向の寸法融通性=[(w−w)/w]×100(%) 図13に示す態様は、2つの特定のポイントにて測定される幅を示しているが、
相互に直接的に対向するように位置するいずれの2つのポイントであっても幅を
測定できることは理解されよう(なお、wおよびwの双方に関しては同じポ
イントを用いる)。
【0065】 次に、図14を参照して、本発明の長手方向の寸法融通性について説明する。
長手方向延在部1400は、第1端部1410および第1端部1410から長手
方向に離隔している第2端部1430を有している。図14において実線で示す
ように、長手方向延在部1400が第1状態にある場合、長手方向延在部140
0は、第1端部1410上の第1ポイント1420〜第2端部1430上の第2
ポイント1440にて測定される長さIを有する。図14において破線で示す
ように、長手方向延在部1400が第2状態にある場合、長手方向延在部140
0は、第1ポイント1420から第2ポイント1440までで測定されるI
有する。長手方向の寸法融通性は、次式にて規定されるように長さの変化(%)
として規定され得る。
【数4】 長手方向の寸法融通性=[(l−l)/l]×100(%) 図14に示す態様は、2つの特定のポイントにて測定される長さを示しているが
相互に直接的に対向するように位置するいずれの2つポイントであっても長さを
測定できることは理解されよう(なお、lおよびlの双方に関しては同じポ
イントを用いる)。
【0066】 次に、図15を参照して、ピン部材およびソケット部材を有する本発明のラッ
プアラウンド型ケーブル・スリーブの横断方向断面を説明する。ラップアランド
型ケーブル・スリーブ1500は、長手方向延在ボディー1560およびコネク
ター1570を有している。長手方向延在ボディー1560は、第1長手方向エ
ッジ部1562および第1長手方向エッジ部1562から横断方向に離隔してい
る第2長手方向エッジ部1564を有する長手方向延在部1561を有している
。コネクター1570は、第1長手方向エッジ部1562に連結され第1長手方
向エッジ部1562から延在するピン部材1510、および第2長手方向エッジ
部1564に連結され第2長手方向エッジ部1564から延在するソケット部材
1520を有している。図15に示す態様は、長手方向延在部と一体に形成され
るピン部材およびソケット部材を示しているが、本発明のピン部材およびソケッ
ト部材は、当業者に理解される種々の手段によって、第1長手方向エッジ部およ
び第2長手方向エッジ部に連結してもよい。例えば、以下にて図18を参照して
説明するように、レールおよびチャンネル方式を用いて、ピン部材およびソケッ
ト部材を第1長手方向エッジ部および第2長手方向エッジ部に連結させてもよい
。また、ピン部材およびソケット部材を第1長手方向エッジ部および第2長手方
向エッジ部に結合することによって、ピン部材およびソケット部材を第1長手方
向エッジ部および第2長手方向エッジ部に連結させてもよい。結合は、当業者に
理解される種々の方法で行なってよい。ピン部材およびソケット部材が長手方向
延在部の材料と異なる材料から成る場合、長手方向延在部と共にピン部材または
ソケット部材とを同時押出しすることによって接合を行なうことが好ましい。
【0067】 図15に示すように、ピン部材1510は、ピン部材1510のクロージャー
側面1512から延在するピン1511を有している。ピン1511は、図15
に示す略矢先形状のテーパ構造(またはテーパ・プロファイル)を有する先端エ
ッジ1514、第1フック部材1515および第2フック部材1516を有して
いる。図15に示す態様は、略矢先形状の先端エッジを有するピンを示している
が、本発明のピンの先端エッジは、当業者に理解される種々の形状であってよい
。例えば、図16に示すように、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブ160
0は、略半円形状を有するテーパ構造の先端エッジ1635を有するピン163
4を有している。引用番号1610〜1626および1660〜1670の要素
は、図15を参照して本明細書で説明した引用番号1510〜1526および1
560〜1570の要素と実質的に同じように扱うことができ、また、実質的に
同じように説明することができる。図17に示すように、ラップアラウンド型ス
リーブ1700は、略半分矢先形状のテーパ構造の先端エッジ1743を有する
ピン1740を有している。引用番号1710〜1726および1760〜17
70の要素は、図15を参照して本明細書で説明した引用番号1510〜152
6および1560〜1570の要素と実質的に同じように扱うことができ、また
、実質的に同じように説明することができる。
【0068】 図15に示すように、ソケット部材1520は、ソケット部材1520のクロ
ージャー側面1522にソケット1524を有する。ソケット1524は、ピン
1511と接続し、係合するように構成されている。ソケット1524は、第1
着座要素1525および第2着座要素1526を有する。
【0069】 図15に示すように、ピン部材1510およびソケット部材1520は、ケー
ブル部の周りに長手方向延在ボディー1500を包囲することを助力し得るグリ
ップ面1517およびグリップ面1527をそれぞれ有し得る。図15に示す態
様には、長手方向延在ボディーから実質的に垂直方向に延在する実質的にまっす
ぐなグリップ面が示されているが、本発明のグリップ面は、当業者に理解される
ように種々の他の構成であってもよい。例えば、図16に示すように、図示する
態様のグリップ面1630は、ボディー1600から延在する実質的にまっすぐ
な部分1631を有し、グリップ面1630の遠位端部にてアーチ部分1632
を有している。図17に示す態様のグリップ面1741および1742は、略ア
ーチ形状を有している。
【0070】 ピン部材1510のクロージャー側面1512がソケット部材1520のクロ
ージャー側面1522に隣接して配置されるように長手方向延在ボディー156
0がケーブル部の周りを包囲する場合、第1フック部材1515が第1着座要素
1525に隣接し、また第2フック部材1516が第2着座要素1526に隣接
するように、ピン1511がソケット1524に接続されて係合し得る。また、
図15に示す態様は、長手方向延在ボディーから実質的に垂直に延在するピン部
材およびソケット部材を示しているが、本発明のピン部材およびソケット部材は
、ボディーがケーブル部の周りを包囲する場合、ピンがソケットに接続して係合
できるようないずれの角度にて長手方向延在ボディーから延在してもよい。
【0071】 次に、図18を参照して、第1直立部材および第2直立部材に滑動して係合す
るピン部材およびソケット部材を有する本発明のラップアラウンド型ケーブル・
スリーブの態様の横断方向断面を説明する。ラップアラウンド型ケーブル・スリ
ーブ1800は、長手方向延在ボディー1850およびコネクター1855を有
している。長手方向延在ボディー1850は、第1長手方向エッジ部1862お
よび第1長手方向エッジ部1862から横断方向に離隔している第2長手方向延
在部1864を有する長手方向延在部1860を有している。コネクター185
5は、第1長手方向エッジ部1862に連結して第1長手方向エッジ部1862
から延在するピン部材1810、および第2長手方向エッジ部1864に連結し
て第2長手方向エッジ部1864から延在するソケット部材1820を有してい
る。
【0072】 図18に示すように、ピン部材1810は、次に説明するような第1長手方向
エッジ部1862に連結し得る。コネクター1855は、第1長手方向エッジ部
1862に隣接する第1接続部1830を有している。第1接続部1830は、
第1直立部材1832を有している。第1直立部材1832は、その遠位端部1
834にて横断方向断面が増加している。ピン部材1810は、第1端部におい
て、第1チャンネル部材1814と第2チャンネル部材1816とによって規定
されるチャンネルを有している。チャンネルは、第2直立部材1832の遠位端
部1834に滑動して係合するように構成され得る。
【0073】 図18に示すように、ソケット部材1820は、次に説明するような第2長手
方向エッジ部1864に連結され得る。コネクター1855は、第2長手方向エ
ッジ部1864に隣接する第2接続部1840を有している。第2接続部184
0は、第2直立部材1842を有している。第2直立部材1842は、その遠位
端部1844にて横断方向断面が増加している。ソケット部材1820は、第1
端部において、第1チャンネル部材1824と第2チャンネル部材1826とに
よって規定されるチャンネルを有している。チャンネルは、第2直立部材183
2の遠位端部1834に滑動して係合できるように構成され得る。長手方向延在
ボディー1850がケーブル部の周りを包囲する際にピン部材1810とソケッ
ト部材1820とが整列して配置される場合、ソケット部材1820は、第1端
部に対向する端部において、ピン1810と接続可能にて係合するように構成さ
れ得るソケット1822を有している。
【0074】 本発明のピン部材およびソケット部材を長手方向延在部と同じ材料で成形して
もよい。しかしながら、外側に向いた力を受ける場合には、ピン部材とソケット
部材とが離脱し易い(または非係合状態になり易い)場合が有り得る。このよう
な力は、ケーブル・チャンバー内にシーラント材料が配置され、シーラント材料
が熱膨張する場合に生じ得る。このような傾向は、種々の方法によって減少させ
ること、または、取り除くことができる。次にその幾つかについて説明する。
【0075】 追加的なロック機構を供することによって、ピン部材とソケット部材とが離脱
する傾向が減じられまたは取り除かれ得る。図19に図示する態様に示すように
、ピン部材1910およびソケット部材1920の外面は、長手方向延在スリー
ブ要素1930を受容するように構成され得る。長手方向延在スリーブ要素19
30は、ピン部材1910およびソケット部材1920の外面に滑動して係合す
るように構成される。当業者に既知である種々の長手方向延在スリーブ要素を用
いてもよいが、図3を参照して上述したような長手方向延在スリーブ要素を用い
るのが好ましい場合がある。
【0076】 図20に図示する態様に示すように、長手方向延在ボディー2002およびコ
ネクター2004を有するラップアラウンド型ケーブル・スリーブ2000が供
されている。長手方向延在ボディー2002は、第1長手方向エッジ部2062
および第2長手方向エッジ部2064を有する長手方向延在部2060を有して
いる。コネクター2004は、第1長手方向エッジ部2062に連結されて第1
長手方向エッジ部2062から延在するピン部材2010を有しており、また、
第2長手方向エッジ部2064に連結されて第2長手方向エッジ部2064から
延在するソケット部材2020を有している。ピン部材2010は、実質的に全
体的に第1長手方向エッジ2062に沿うように延在しており、ソケット部材2
020は、実質的に全体的に第2長手方向エッジ部2064に沿うように延在し
ている。
【0077】 図20に示すように、一体ヒンジ2030は、ピン部材2010にピボット的
に接続されている。アーム2040は、一体ヒンジ2030から延在している。
アーム2040は、一体ヒンジ2030に対向する端部にてフック2042を有
している。破線で示すように、ソケット部材2020に隣接する位置までアーム
2040を回転させる場合、フック2042はソケット部材2020に係合する
ように構成される。図20に示す態様は、ピン部材に接続する一体ヒンジ、およ
びソケット部材に係合するフックを示しているが、別法にて、一体ヒンジをソケ
ット部材に接続させて、フックをピン部材に係合させてもよいことは理解されよ
う。
【0078】 また、長手方向延在部よりも硬質なピン部材およびソケット部材を供すことに
よって、ピン部材とソケット部材とが離脱する傾向を減させてもよい。例えば、
より硬質な材料から本発明のピン部材およびソケット部材を成形してもよい。長
手方向延在部は上述の第1材料から成り得る一方、ピン部材およびソケット部材
は、第1材料よりも硬質な第2材料から成り得る。第2材料には、第1材料より
も硬質な、熱可塑性プラスチック、熱硬化性プラスチックおよび金属が含まれ得
る。第2材料には、好ましくは熱可塑性プラスチック材料が含まれ得、最も好ま
しくはナイロンが含まれ得る。第2材料は、好ましくは約100℃より高く、よ
り好ましくは約120℃より高く、また、更に好ましくは約150℃より高い加
熱撓み温度を有する(66psiにてASTM D648を用いて測定する)。
第2材料は、約150000psiより大きい、より好ましくは約200000
psiより大きい、更に好ましくは約250000より大きい曲げ弾性率を有し
ている。
【0079】 本発明のピン部材およびソケット部材は、第1材料よりも硬質な第2材料でコ
ート(または被覆)してもよい。図21に図示する態様に示すように、好ましく
はピン部材2110およびソケット部材2120の接続して係合する部分に硬質
コーティング2130を実質的に延在させてよい。引用番号2100〜2126
および2160〜2170の要素は、図15を参照して上述した引用番号150
0〜1526および1560〜1570の要素と実質的に同じように説明するこ
とができ、また、実質的に同じように扱うことができる。
【0080】 次に、図22を参照にして、複数のピン部材およびソケット部材を有する本発
明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様を説明する。ラップアラウン
ド型ケーブル・スリーブ2200は、長手方向延在ボディー2210およびコネ
クター2220を有している。長手方向延在ボディー2210は、長手方向延在
部2219、第1端部2215および第2端部2217を有している。コネクタ
ー2220は、複数の長手方向離隔ピン部材(または長手方向に離隔したピン部
材、2240a〜2240d)を有するピン部材2240、および複数の長手方
向離隔ソケット部材(または長手方向に離隔したソケット部材、2250a〜2
250d)を有するソケット部材2250を有している。ボディー2200がケ
ーブル部の周りを包囲する場合、長手方向離隔ピン部材(2240a〜2240
d)および長手方向離隔ソケット部材(2250a〜2250d)が接続されて
係合するように配置される。図22に示す態様は、4つのピン部材および4つの
ソケット部材を示しているが、複数のピン部材が、2またはそれ以上のピン部材
からなっていてもよく、また、複数のソケット部材が、2またはそれ以上のソケ
ット部材からなっていてもよいことは理解されよう。
【0081】 次に、図23を参照して、ピン部材、ソケット部材およびリップ部材を有する
本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様の横断方向断面について
説明する。ラップアランド型ケーブル・スリーブ2300は、長手方向延在ボデ
ィー2360およびコネクター2370を有している。長手方向延在ボディー2
360は、波形横断方向断面の長手方向延在部2361を有している。長手方向
延在部2361は、第1長手方向エッジ2362、および第1長手方向エッジ2
362から横断方向に離隔している第2長手方向エッジ2364を有している。
コネクター2370は、第1長手方向エッジ2362に連結して第1長手方向エ
ッジ2362から延在するピン部材2310、および第2長手方向エッジ部23
64に連結して第2長手方向エッジ部2364から延在するソケット部材232
0を有している。引用番号2310〜2316および2320〜2326の要素
は、図15を参照して本明細書で説明した引用番号1510〜1516および1
520〜1526の要素と実質的に同じように説明をすることができ、また、実
質的に同じように扱うことができる。引用番号2330〜2335の要素は、図
16を参照して本明細書で説明した引用番号1630〜1635の要素と実質的
に同じように説明することができ、また、実質的に同じように扱うことができる
【0082】 図23に示すように、ピン部材2310は、内面2318およびテール部材(
または後方部材)2317を有している。テール部材2317は、第1長手方向
エッジ部2362に連結している。図23に示す態様は、略アーチ形状のテール
部材2317を示しているが、本発明のテール部材は、直線状の構造(または平
坦構造)を含む他の構造を有していてもよい(しかし、略アーチ形状が好ましい
)ことは理解されよう。
【0083】 図23に示すように、ソケット部材2320は、外面2328および内面23
29を有するリップ部材2327を有している。リップ(またはへり)部材23
27は、ソケット部材2320のクロージャー側2322から延在しており、ク
ロージャー側面2322から横断方向に離隔する遠位端部2340を有している
。図23に示す態様は、略アーチ形状を有したリップ部材2327を示している
が、本発明のリップ部材は直線状の構造を含む他の構造を有していてもよい(し
かし、略アーチ形状が好ましい)ことは理解されよう。
【0084】 図23に示すように、シーラント材料2305は、リップ部材2327の内面
2329、および長手方向延在部2361の内面を実質的に覆っている。図23
に示す態様は、このような内面が、シーラント材料2305によって実質的に覆
われていることを示しているが、本発明のシーラント材料については、そのよう
な表面の一部を覆うだけでもよく、またはシーラント材料を全く用いなくてもよ
いことが理解されよう。ラップアラウンド型スリーブ2300は、ケーブル部の
周りを包囲するので、リップ部材2327の外面2328は、ピン部材2310
の内面2318に隣接するように配置される。ピン部材2310のクロージャー
側2312とリップ部材2327の遠位端部2340との間の箇所にシーラント
材料が搾り込まれ始める前に、リップ部材2327がピン部材2310の内面2
318に接触することが好ましい。ピン2334がソケット2324に配置され
るように、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブ2300が実質的にケーブル
部の周りに配置される場合、リップ部材2327の遠位端部2340が、長手方
向延在部2361の第1長手方向エッジ部2362に隣接することが好ましい。
テール部材2317は、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブの円周部の一部
を成し得るので、波形部が所望の半径方向の寸法融通性を供するサイズであるこ
とが好ましい。
【0085】 リップ部材がない場合、ラップアラウンド型ケーブル・スリーブ2300がケ
ーブル部の周りを包囲する際にピン部材2310のクロージャー側面2312と
ソケット部材2320のクロージャー側面2322との間にシーラント材料23
05が不注意により配置されてしまうことがある(即ち、絞り出されて配置され
てまうことがある)。シーラント材料2305が、ピン部材2310のクロージ
ャー側2312とソケット部材2320のクロージャー側2322との間に不注
意により配置される場合には、ソケット2324内にピン2334を配置するこ
とが難しくなり得る。リップ部材2327は、シーラント材料2305の逃げ道
を塞ぐことによって、さもなければピン部材2310のクロージャー側面231
2とソケット部材2320のクロージャー側面2322との間にて搾り出される
シーラント材料を減少させ得るまたはなくし得る。
【0086】 本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの形成方法は、電気絶縁性材
料から成るウェブを押し出すこと、ウェブの表面にゲルを塗布(または適用)す
ること、そして、ウェブを切断して第1端部および第2端部を有するラップアラ
ウンド型ケーブル・スリーブを形成することを含み得る。押出し工程は、波形横
断方向断面を規定する波形部を含むウェブを押し出すことを含み得る。波形部に
よって、少なくとも約15%の横断方向の寸法融通性が供され得る。また、押出
し工程では、硬質熱可塑性プラスチックと熱可塑性エラストマーとを同時押し出
しして、熱可塑性エラストマーから成る長手方向延在部および硬質熱可塑性プラ
スチックから成るコネクターを有するウェブを成形することを含み得る。押出し
工程は、当業者に理解されるいずれの適当な方法によって行なってもよい。塗布
工程は、限定するわけではないが、スプレー法、同時押出し法、積層法および流
延(またはキャスティング)法を含んだ当業者に理解されるいずれの適当な方法
によって行なってもよい。切断工程は、当業者に既知の適当な手段によって行な
ってもよく、第1端部と第2端部とを同時に切断または順に切断することを含み
得る。
【0087】 また、押出されたウェブが波形横断方向断面を規定する波形部を有する場合、
本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの成形方法は、ウェブの一部を
型押し(またはスタンピング)して、ウェブの一部から波形部を実質的に取り除
く工程を含み得る。型押し操作は、加熱型押し操作であることが好ましい。切断
の前または後にて型押しを行なってもよく、また、実質的に切断と同時に型押し
を行なってもよい。型押しよりも前に切断操作がある場合、型押し操作は、第1
端部および第2端部を型押して、第1端部および第2端部から実質的に波形部を
取り除くことを含むことが好ましい。
【0088】 本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの別の形成方法は、電気絶縁
性材料から成るウェブを押出して、波形横断方向断面を規定する波形部(少なく
とも約15%の横断方向の寸法融通性を供する)を有するウェブを供すること、
ウェブを切断して第1端部および第2端部を有するラップアラウンド型ケーブル
・スリーブを成形すること、ウェブの一部を型押しして、ウェブの一部から実質
的に波形部を取り除くことを含んでいる。押出し操作、切断操作、型押し操作は
上述した通りのものであり得る。また、型押し操作によって、約10%より小さ
い横断方向の寸法融通性を各々有する第1端部および第2端部が供される。更に
、そのような方法は、上述のようにゲルを塗布する工程を含み得る。切断前にゲ
ルを塗布してもよい。別法では、ゲルを塗布する前に切断を行なってもよい。
【0089】 図面および明細書にて本発明の典型的な好ましい態様を説明している。特定の
用語を用いているが、それらは、一般的な、かつ説明用の意味としてのみ用いて
おり、限定する目的で用いているわけではない。なお、本発明の範囲は、前述の
特許請求の範囲に記載した通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様
を模式的に図示している。
【図2】 図2は、図1に示す態様の横断方向断面を模式的に図示している
【図3A】 図3Aは、ケーブル・チャンバーを規定する状態の図1に示す
態様を模式的に図示している。
【図3B】 図3Bは、ケーブル・チャンバーを規定する状態の図1に示す
態様を模式的に図示している。
【図4】 図4は、スプリング・クランプ・コネクターを含む本発明のラッ
プアラウンド型ケーブル・スリーブの態様の横断方向断面を模式的に図示してい
る。
【図5A】 図5Aは、ラッチ・コネクターを有する本発明のラップアラウ
ンド型ケーブル・スリーブの態様を模式的に図示している。
【図5B】 図5Bは、ラッチ・コネクターを有する本発明のラップアラウ
ンド型ケーブル・スリーブの態様を模式的に図示している。
【図6】 図6は、インターロック直立部材を含む本発明のラップアラウン
ド型ケーブル・スリーブの態様を模式的に図示している。
【図7】 図7は、本発明の長手方向延在ボディーの内面にシーラント材料
を有している図6に示す態様の横断方向断面を模式的に図示している。
【図8】 図8は、実質的に平坦な端部を有した長手方向延在ボディーを有
する本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様を模式的に図示して
いる。
【図9】 図9は、本発明のカラーを有するケーブル・チャンバーを規定す
る図8に示す態様を模式的に図示している。
【図10A】 図10Aは、図9に示す態様の横断方向断面を模式的に図示
している。
【図10B】 図10Bは、図9に示す態様の横断方向断面を模式的に図示
している。
【図11A】 図11Aは、スロットに位置する第1拘束部材および第2拘
束部材を有する本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様を模式的
に図示している。
【図11B】 図11Bは、スロットに位置する第1拘束部材および第2拘
束部材を有する本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様を模式的
に図示している。
【図11C】 図11Cは、スロットに位置する第1拘束部材および第2拘
束部材を有する本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様を模式的
に図示している。
【図12】 図12は、本発明の半径方向の寸法融通性を模式的に図示して
いる。
【図13】 図13は、本発明の横断方向の寸法融通性を模式的に図示して
いる。
【図14】 図14は、本発明の長手方向の寸法融通性を模式的に図示して
いる。
【図15】 図15は、本発明のピン部材およびソケット部材を有するラッ
プアラウンド型のケーブル・スリーブの態様の横断方向断面を模式的に図示して
いる。
【図16】 図16は、半円形状の先端エッジを有したピンならびに平らな
部分と弓形の部分とを有したグリップ面を有する本発明のラップアラウンド型ケ
ーブル・スリーブの態様の横断方向断面を模式的に図示している。
【図17】 図17は、半分矢先形状の先端エッジを有したピンおよび弓形
の部分を有したグリップ面を有する本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリ
ーブの態様の横断方向断面を模式的に図示している。
【図18】 図18は、第1直立部材および第2直立部材に滑動して係合す
るピン部材およびソケット部材を有する本発明のラップアラウンド型ケーブル・
スリーブの態様の横断方向断面を模式的に図示している。
【図19】 図19は、ピン部材、ソケット部材および長手方向延在スリー
ブ・コネクターを有する本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様
の横断方向断面を模式的に図示している。
【図20】 図20は、ピン部材、ソケット部材、および一体ヒンジとアー
ムとフックとを有したロック部材を有する本発明のラップアラウンド型ケーブル
・スリーブの態様の横断方向断面を模式的に図示している。
【図21】 図21は、硬質コーティングを有して成るピン部材およびソケ
ット部材を有する本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様の横断
方向断面を模式的に図示している。
【図22】 図22は、複数のピン部材およびソケット部材を有する本発明
のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様を模式的に図示している。
【図23】 図23は、ピン部材、ソケット部材およびリップ部材を有する
本発明のラップアラウンド型ケーブル・スリーブの態様の横断方向断面を模式的
に図示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年7月24日(2002.7.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ケントン・アーチボルド・ブルー アメリカ合衆国27540ノースカロライナ州 ホリー・スプリングズ、ケイマン・アベニ ュー521番 (72)発明者 フランク・ジェイ・フィッツジェラルド アメリカ合衆国27511ノースカロライナ州 ケリー、ロックサイド・ドライブ206番 (72)発明者 ジェフリー・クレイグ・ジャド アメリカ合衆国27587ノースカロライナ州 ウェイク・フォレスト、クリードムーア・ ロード12832番 (72)発明者 キャスリン・マリー・メイハー アメリカ合衆国27502ノースカロライナ州 エイペックス、ウェイクハースト・ドライ ブ600番 (72)発明者 ハリー・ジョージ・ヤワースキー アメリカ合衆国27502ノースカロライナ州 エイペックス、テンプル・ゲート・ドライ ブ207番 Fターム(参考) 5G313 AB01 AB07 AC12 AD08 AE01 5G357 DA02 DB01 DD01 DD05 DD10 DE08 DG06 5G367 BB04 5G375 AA02 BA26 BB55 BB81 CA02 CA14 CD17 EA08 EA17

Claims (64)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル部を周囲環境に対して封止するためのラップアラウ
    ンド型ケーブル・スリーブであって、 電気絶縁性材料から成り、波形横断方向断面の長手方向延在部を有する長手方
    向延在ボディーを有して成り、 長手方向延在部は、約4000〜100000psiの間の曲げ弾性率を有し
    ており、 長手方向延在部はケーブル・チャンバーの一部を規定し、 ボディーがケーブル部の周りに巻き付けられた場合、ケーブル・チャンバーは
    少なくとも実質的にケーブル部の周りで延在し、また ケーブル・チャンバーが、少なくとも約15%の半径方向の寸法融通性を有す
    るラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  2. 【請求項2】 長手方向延在部は、第1長手方向エッジおよび第1長手方向
    エッジから横断方向に離隔している第2長手方向エッジを有しており、ラップア
    ラウンド型ケーブル・スリーブが、第1長手方向エッジに隣接して長手方向延在
    ボディーに連結された第1接続部、および第2長手方向エッジに隣接して長手方
    向延在ボディーに連結された第2接続部を更に有しており、ボディーがケーブル
    部の周りに巻き付けられる場合、第1接続部が第2接続部に隣接するように配置
    される、請求項1に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  3. 【請求項3】 ケーブル・チャンバー内に位置するシーラント材料を更に有
    して成る、請求項2に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  4. 【請求項4】 シーラント材料は、シリコーン・ゲルから成る、請求項3に
    記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  5. 【請求項5】 ボディーがケーブル部の周りに巻き付けられる場合、周囲環
    境に対するシーラントをケーブル・チャンバー内に供するため、ケーブル・チャ
    ンバーの内面にシーラント材料層を更に有して成る、請求項2に記載のラップア
    ラウンド型ケーブル・スリーブ。
  6. 【請求項6】 ボディーは、 ケーブル・チャンバーの第1端部に隣接する第1カラー(10%より小さい半
    径方向の寸法融通性を有する)、および ケーブル・チャンバーの第2端部に隣接する第2カラー(10%より小さい半
    径方向の寸法融通性を有する) を更に有して成る、請求項3に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  7. 【請求項7】 ボディーがケーブル部の周りに巻き付けられた場合、第1端
    部が第1カラーを規定し、第2端部が第2カラーを規定するように、各々が実質
    的に平坦な横断方向断面を有し、第1接続部から延在する第1端部および第2端
    部をボディーが有する、請求項6に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリー
    ブ。
  8. 【請求項8】 第1カラーおよび第2カラーによって、シーラント材料がケ
    ーブル・チャンバーから漏出する可能性を制限する、請求項6に記載のラップア
    ラウンド型ケーブル・スリーブ。
  9. 【請求項9】 ケーブル・チャンバーは、約10%より小さい長手方向の寸
    法融通性を有する、請求項2に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  10. 【請求項10】 第1接続部はピン部材を有して成り、第2接続部材は、ピ
    ン部材に接続可能にて係合するように構成されるソケット部材を有して成る、請
    求項2に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  11. 【請求項11】 コネクターは、ボディーがケーブル部の周り巻き付けられ
    た場合、第1接続部を第2接続部に接続するように構成される接続部材を更に有
    して成る、請求項2に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  12. 【請求項12】 第1接続部は第1直立部材を有し、第2接続部は第2直立
    部材を有する、請求項11に記載のラップアランド型ケーブル・スリーブ。
  13. 【請求項13】 接続部材は、ボディーがケーブル部の周りに巻き付けられ
    た場合、第1直立部材および第2直立部材を受容するように構成される長手方向
    延在スリーブ要素である、請求項12に記載のラップアラウンド型ケーブル・ス
    リーブ。
  14. 【請求項14】 接続部材は、第1アームおよびスプリング部材により第1
    アームに連結される第2アームを有するスプリング・クランプを有して成り、第
    1アームが第1直立部材に隣接する端部を有し、第2アームが第2直立部材に隣
    接する端部を有する、請求項12に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリー
    ブ。
  15. 【請求項15】 第1直立部材は第1端部および第2端部を有しており、第
    1直立部材の第1端部に回転可能にて接続される第1ラッチ端部および第1直立
    部材の第2端部に回転可能にて接続される第2ラッチ端部を有するラッチ部材を
    接続部材が有して成り、ラッチ部材を第2直立部材に隣接する位置まで回転させ
    る場合には、ラッチ部材が第2直立部材に接続可能にて係合するように構成され
    ている、請求項12に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  16. 【請求項16】 ケーブル・チャンバーの第1端部上に配置される第1拘束
    部材、および ケーブル・チャンバーの第2端部上に配置される第2拘束部材 を更に有して成り、 第2端部は、第1端部から長手方向に離隔しており、また 第1拘束部材および第2拘束部材は、第1端部および第2端部の半径方向の寸
    法融通性をそれぞれ約10%より小さい値まで制限する、請求項3に記載のラッ
    プアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  17. 【請求項17】 第1端部は、第1拘束部材が配置される第1スロットを有
    し、第2端部は、第2拘束部材が配置される第2スロットを有する、請求項16
    に記載のラップアランド型ケーブル・スリーブ。
  18. 【請求項18】 第1スロットは、溝部または穴部の少なくともいずれか一
    方であり、第2スロットは、溝部または穴部の少なくともいずれか一方である、
    請求項17に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  19. 【請求項19】 電気絶縁性材料としては、熱可塑性エラストマーが含まれ
    る、請求項2に記載のケーブル・スリーブ。
  20. 【請求項20】 熱可塑性エラストマーは、ポリウレタン、およびポリプロ
    ピレンとゴムとのブレンドから成る群から選択される、請求項19に記載のケー
    ブル・スリーブ。
  21. 【請求項21】 長手方向延在部は、約250psi〜3000psiの間
    の100%引張モジュラスを有する、請求項2に記載のケーブル・スリーブ。
  22. 【請求項22】 長手方向延在部は、約60%より小さい残留伸びを有する
    、請求項2に記載のケーブル・スリーブ。
  23. 【請求項23】 ケーブル部を周囲環境に対して封止するためのラップアラ
    ウンド型ケーブル・スリーブであって、該ラップアラウンド型ケーブル・スリー
    ブは、 電気絶縁性材料から成っており長手方向延在部を有する長手方向延在ボディー
    を有して成り、 長手方向延在部がケーブル・チャンバーの一部を規定し、 ボディーがケーブル部の周りに巻き付けられた場合、ケーブル・チャンバーは少
    なくとも実質的にケーブル部の周りにて延在し、また ケーブル・チャンバーが、少なくとも約15%の半径方向の寸法融通性および
    約10%より小さい長手方向の寸法融通性を有するラップアラウンド型ケーブル
    ・スリーブ。
  24. 【請求項24】 長手方向延在部は、第1長手方向エッジおよび第1長手方
    向エッジから横断方向に離隔している第2長手方向エッジを有しており、ラップ
    アラウンド型ケーブル・スリーブが、第1長手方向エッジに隣接して長手方向延
    在ボディーに連結する第1接続部、および第2長手方向エッジに隣接して長手方
    向延在ボディーに連結する第2接続部を有するコネクターを更に有して成り、ボ
    ディーがケーブル部の周りに巻き付けられた場合、第1接続部が第2接続部に隣
    接するように配置される、請求項23に記載のラップアラウンド型ケーブル・ス
    リーブ。
  25. 【請求項25】 ケーブル・チャンバー内に配置されたシリコーン・ゲルを
    更に有して成る、請求項24に記載のラップアラウンド型クロージャー。
  26. 【請求項26】 ボディーは、 ケーブル・チャンバーの第1端部に隣接する第1カラー(約10%より小さい
    半径方向の寸法融通性を有する)、および ケーブル・チャンバーの第2端部に隣接する第2カラー(約10%より小さい
    半径方向の寸法融通性を有する) を更に有して成る、請求項24に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ
  27. 【請求項27】 ボディーがケーブル部の周りに巻き付けられた場合、第1
    端部が第1カラーを規定し、第2端部が第2カラーを規定するように、ボディー
    が、各々実質的に平坦な横断方向断面を有し、第1接続部から延在する第1端部
    および第2端部を有する、請求項24に記載のラップアラウンド型ケーブル・ス
    リーブ。
  28. 【請求項28】 コネクターは、ボディーがケーブル部の周りに巻き付けら
    れた場合、第1接続部を第2接続部に接続する接続部材を更に有して成る、請求
    項24に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  29. 【請求項29】 ケーブル部を周囲環境に対して封止するためのラップアラ
    ウンド型ケーブル・スリーブであって、該ラップアラウンド型ケーブル・スリー
    ブは、 電気絶縁性材料から成る長手方向延在ボディー、および ボディーがケーブル部の周りに巻き付けられた場合に第1長手方向エッジ部と
    第2長手方向エッジ部とを接続するコネクターを有して成り、 該長手方向延在ボディーは、 波形横断方向断面の長手方向延在部(第1長手方向エッジ部および第1長手
    方向エッジ部から横断方向に離隔している第2長手方向エッジ部を有している) を有しており、 長手方向延在部は、少なくとも約15%の横断方向の寸法融通性および約40
    00〜100000psiの間の曲げ弾性率を有するラップアラウンド型ケーブ
    ル・スリーブ。
  30. 【請求項30】 コネクターは、 第1長手方向エッジ部に隣接して長手方向延在ボディーに連結される第1接続
    部、 第2長手方向エッジ部に隣接して長手方向延在ボディーに連結される第2接続
    部、および ボディーがケーブル部の周りに巻き付けられた場合に第1長手方向エッジ部を
    第2長手方向エッジ部に連結する接続部材 を有して成る、請求項29に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  31. 【請求項31】 ボディーがケーブル部の周りに巻き付けられた場合、ボデ
    ィーは内面および外面を更に有して成り、ボディーがケーブル部の周りに巻き付
    けられた場合、ケーブル部を周囲環境に対して封止するために、ラップアラウン
    ド型ケーブル・スリーブが、ボディーの内面にてシーラント材料を更に有して成
    る、請求項29に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  32. 【請求項32】 シーラント材料としては、シリコーン・ゲルが含まれる、
    請求項31に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  33. 【請求項33】 ボディーは、 長手方向延在部の第1端に隣接して第1接続部から延在する第1端部(実質的
    に平坦な横断方向断面を有し、約10%より小さい横断方向の寸法融通性を有す
    る)、および 長手方向延在部の第2端に隣接して第1長手方向エッジ部から延在する第2端
    部(実質的に平坦な横断方向断面を有し、約10%より小さい横断方向の寸法融
    通性を有する) を更に有して成る、請求項30に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ
  34. 【請求項34】 長手方向延在部は、約10%より小さい長手方向の寸法融
    通性を有する、請求項29に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  35. 【請求項35】 ケーブル部を周囲環境に対して封止するためのラップアラ
    ウンド型ケーブル・スリーブであって、該ラップアラウンド型ケーブル・スリー
    ブは、 電気絶縁性材料から成る長手方向延在ボディー、および コネクター を有して成り、 長手方向延在ボディーは、 波形横断方向断面の長手方向延在部であって、第1長手方向エッジ部および
    第1長手方向エッジ部から横断方向に離隔している第2長手方向エッジ部を有す
    る長手方向延在部 を有して成り、 該コネクターは、 第1長手方向エッジ部に連結されて第1長手方向エッジ部から延在するピン部
    材、および 第2長手方向エッジ部に連結されて第2長手方向エッジ部から延在するソケッ
    ト部材 を有して成り、 該ソケット部材は、該ピン部材と接続可能にて係合するように構成されており
    、ボディーがケーブル部の周りに巻き付けられた場合、ピン部材とソケット部材
    とが接続可能にて係合すべく整列して配置されるラップアラウンド型ケーブル・
    スリーブ。
  36. 【請求項36】 ソケット部材は、ソケット部材のクロージャー側から延在
    するリップ部材を更に有して成る、請求項35に記載のラップアラウンド型ケー
    ブル・スリーブ。
  37. 【請求項37】 長手方向延在部は約4000〜100000psiの間の
    曲げ弾性率を有し、ピン部材およびソケット部材は、約150000psiより
    大きい曲げ弾性率を各々有する、請求項35に記載のラップアラウンド型ケーブ
    ル・スリーブ。
  38. 【請求項38】 コネクターは、第1長手方向エッジ部に隣接する第1接続
    部(遠位端部にて横断方向断面が増加する第1直立部材を有する)および第2長
    手方向エッジ部に隣接する第2接続部(遠位端部にて横断方向断面が増加する第
    2直立部材を有する)を更に有して成り、ピン部材が一方の端部に第1チャンネ
    ルおよび対向する遠位端部にピンを有し、該第1チャンネルが第1直立部材の遠
    位端部に滑動して係合し、ソケット部材が一方の端部に第2チャンネルおよび対
    向する遠位端部にソケットを有し、第2チャンネルが第2直立部材の遠位端部に
    滑動して係合する、請求項37に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ
  39. 【請求項39】 ピン部材は第1長手方向エッジ部に結合され、ソケット部
    材は第2長手方向エッジ部に結合される、請求項37に記載のラップアラウンド
    型ケーブル・スリーブ。
  40. 【請求項40】 長手方向延在部とピン部材とソケット部材とは一体に形成
    され、ピン部材およびソケット部材が、硬さを提供すべく、接続可能に係合する
    部分上に実質的に延在する硬質コーティングを更に有して成る、請求項37に記
    載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  41. 【請求項41】 ピン部材は、第1長手方向エッジ部に実質的に全体的に沿
    って延在し、ソケット部材は、第2長手方向エッジ部に実質的に全体的に沿って
    延在する、請求項35に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  42. 【請求項42】 ピン部材が複数の長手方向離隔ピン部材を有して成り、ソ
    ケット部材が複数の長手方向離隔ソケット部材を有して成り、複数の長手方向離
    隔ピン部材および複数の長手方向離隔ソケット部材は、ボディーがケーブル部の
    周りに巻き付けられた場合、接続可能にて係合すべく整列して配置される、請求
    項35に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  43. 【請求項43】 ピン部材が、そのクロージャー側から延在するピンを有し
    、ソケット部材が、そのクロージャー側にソケットを有し、ボディーがケーブル
    部の周りに巻き付けられた場合、ピン部材のクロージャー側とソケット部材のク
    ロージャー側とが相互に隣接するように構成される、請求項35に記載のラップ
    アラウンド型ケーブル・スリーブ。
  44. 【請求項44】 ケーブル部の周りでボディーを巻き付けるのを容易にする
    ために、ピン部材の外面およびソケット部材の外面が、グリップ面を供するよう
    に構成される、請求項43に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  45. 【請求項45】 ピン部材の外面およびソケット部材の外面は、ロック部材
    を受容するように構成されている、請求項43に記載のラップアラウンド型ケー
    ブル・スリーブ。
  46. 【請求項46】 ロック部材は、ピン部材およびソケット部材の外面と滑動
    的に係合する長手方向延在スリーブ要素である、請求項45に記載のラップアラ
    ウンド型ケーブル・スリーブ。
  47. 【請求項47】 ロック部材は、 ピン部材およびソケット部材の一方である第1部材に接続される一体ヒンジ、
    および 一体ヒンジから延在し、一体ヒンジに対向する端部にてフックを有するアーム
    を有して成り、 アームをピン部材およびソケット部材の他方である第2部材に隣接する位置に
    まで回転させる場合、第2部材にフックを係合させるようにアームが延在する、
    請求項45に記載のラップアラウンド型ケーブル・スリーブ。
  48. 【請求項48】 ケーブル部を周囲環境に対して封止するための接続部プロ
    テクター・キットであって、該キットは、ラップアラウンド型ケーブル・スリー
    ブおよびシーラント材料を有して成り、 該ラップアランド型ケーブル・スリーブが、電気絶縁性材料から成る長手方向
    延在ボディーおよびコネクターを有し、 長手方向延在ボディーが、第1長手方向エッジ部および第1長手方向エッジ
    部から横断方向に離隔している第2長手方向エッジ部を有する波形横断方向断面
    の長手方向延在部を有して成り、また 長手方向延在部が、少なくとも約15%の横断方向の寸法融通性および約40
    00〜100000psiの間の曲げ弾性率を有する接続部プロテクター・キッ
    ト。
  49. 【請求項49】 ラップアラウンド型ケーブル・スリーブを形成する方法で
    あって、該方法は、 電気絶縁性材料から成るウェブを押し出す工程、 ウェブの表面にゲルを塗布する工程、そして 塗布されたゲルを有するウェブを切断して、第1端部および第2端部を有する
    ラップアラウンド型ケーブル・スリーブを形成する工程、 を含んで成る方法。
  50. 【請求項50】 押出し工程は、波形横断方向断面を規定する波形部を有す
    るウェブを押し出す工程を含んで成る、請求項49に記載の方法。
  51. 【請求項51】 押出し工程は、硬質熱可塑性プラスチックと熱可塑性エラ
    ストマーとを同時押し出しして、熱可塑性エラストマーから成り、硬質熱可塑性
    プラスチックから成る長手方向エッジを有するボディーを有するウェブを形成す
    る工程を含んで成る、請求項49に記載の方法。
  52. 【請求項52】 塗布工程は、ウェブの表面にゲルをスプレーする工程を含
    んで成る、請求項49に記載の方法。
  53. 【請求項53】 塗布工程は、ウェブの表面にゲルを同時押し出しする工程
    を含んで成る、請求項49に記載の方法。
  54. 【請求項54】 ウェブの一部を型押しして、ウェブの一部から波形部を実
    質的に取り除く工程を更に含んで成る、請求項50に記載の方法。
  55. 【請求項55】 型押し工程は、ウェブの一部を熱型押しして、ウェブの一
    部から波形部を実質的に取り除く工程を更に含んで成る、請求項54に記載の方
    法。
  56. 【請求項56】 型押し工程に先行して切断工程を実施し、型押し工程は、
    第1端部および第2端部を型押しして、第1端部および第2端部から波形部を実
    質的に取り除くことを含んで成る、請求項54に記載の方法。
  57. 【請求項57】 型押し工程は、切断工程と実質的に同時に行なわれる、請
    求項54に記載の方法。
  58. 【請求項58】 ラップアラウンド型ケーブル・スリーブを形成する方法で
    あって、該方法は、 電気絶縁性材料から成るウェブを押し出して、波形横断方向断面を規定する波
    形部(少なくとも約15%の横断方向の寸法融通性を供する)を有するウェブを
    供する工程、 ウェブを切断して、第1端部および第2端部を有するラップアラウンド型ケー
    ブル・スリーブを形成する工程、および 第1端部および第2端部を型押しして、第1端部および第2端部から波形部を
    実質的に取り除く工程、 を含んで成る方法。
  59. 【請求項59】 型押し工程によって、約10%より小さい横断方向の寸法
    融通性を各々有する第1端部および第2端部が供される、請求項58に記載の方
    法。
  60. 【請求項60】 押出し工程は、硬質熱可塑性プラスチックと熱可塑性エラ
    ストマーとを同時押し出しして、熱可塑性エラストマーから成り、硬質熱可塑性
    プラスチックから成る長手方向エッジ部を有するボディーを有するウェブを形成
    する工程を含んで成る、請求項58に記載の方法。
  61. 【請求項61】 型押し工程は、第1端部および第2端部を熱型押しして、
    第1端部および第2端部から波形部を実質的に取り除くことを含んで成る、請求
    項58に記載の方法。
  62. 【請求項62】 ウェブにゲルを塗布する工程を更に含んで成る、請求項5
    8に記載の方法。
  63. 【請求項63】 切断工程に先立って塗布工程を行なう、請求項62に記載
    の方法。
  64. 【請求項64】 塗布工程に先立って切断工程を行なう、請求項62に記載
    の方法。
JP2001579413A 2000-04-24 2001-04-18 膨張可能なボティー部を有するラップアラウンド型ケーブル・スリーブ、およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4597465B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/556,230 US6545219B1 (en) 2000-04-24 2000-04-24 Wrap-around cable sleeves having an expandable body portion and methods of making same
US09/556,230 2000-04-24
PCT/US2001/012718 WO2001082435A2 (en) 2000-04-24 2001-04-18 Wrap-around cable sleeves having an expandable body portion and methods of making same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003532357A true JP2003532357A (ja) 2003-10-28
JP4597465B2 JP4597465B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=24220441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001579413A Expired - Fee Related JP4597465B2 (ja) 2000-04-24 2001-04-18 膨張可能なボティー部を有するラップアラウンド型ケーブル・スリーブ、およびその製造方法

Country Status (19)

Country Link
US (1) US6545219B1 (ja)
EP (1) EP1277262A2 (ja)
JP (1) JP4597465B2 (ja)
KR (1) KR100885333B1 (ja)
CN (1) CN1439189A (ja)
AR (1) AR030213A1 (ja)
AU (2) AU2001253680B2 (ja)
BR (1) BRPI0110329B1 (ja)
CA (1) CA2407137C (ja)
CO (1) CO5300506A1 (ja)
IL (1) IL152323A (ja)
MX (1) MXPA02010498A (ja)
NO (1) NO20025085L (ja)
NZ (1) NZ522035A (ja)
PE (1) PE20020007A1 (ja)
PL (1) PL356912A1 (ja)
RU (1) RU2002128723A (ja)
TR (1) TR200202408T2 (ja)
WO (1) WO2001082435A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012228107A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス用保護材、ワイヤーハーネス用保護材の製造方法及びワイヤーハーネス
JP2016144294A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 矢崎総業株式会社 外装部材及びワイヤハーネス
JP2023169474A (ja) * 2022-05-17 2023-11-30 株式会社イワセ 渦巻き形状保護チューブ

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6706968B2 (en) * 2000-04-24 2004-03-16 Tyco Electronics Corporation Environmentally sealed wrap-around sleeves having a longitudinal sealant chamber
GB0102976D0 (en) 2001-02-07 2001-03-21 Tyco Electronics Raychem Nv Enclosing device and method
US20040127818A1 (en) * 2002-12-27 2004-07-01 Roe Steven N. Precision depth control lancing tip
US6948976B2 (en) * 2004-03-01 2005-09-27 Andrew Corporation Cable and apparatus interface environmental seal
US6955558B1 (en) * 2004-04-26 2005-10-18 Andrew Corporation Cable and apparatus interface security device
NL1027997C2 (nl) * 2005-01-11 2006-07-12 Filoform Bv Leidingverbinding en samenstel en werkwijze voor afdichting daarvan.
US20060254799A1 (en) * 2005-05-24 2006-11-16 Gregorek Mark R Instant wire splice wrap
US7453042B2 (en) * 2007-04-09 2008-11-18 Andrew Llc Cable and apparatus interconnection close quarters environmental seal
CA2729337C (en) 2008-06-23 2017-08-22 Tvc Communications, L.L.C. Communications cable with fabric sleeve
GB0915552D0 (en) * 2009-09-07 2009-10-07 Icore Internat Ltd Cable-routing
US8415564B2 (en) * 2009-11-04 2013-04-09 Tyco Electronics Corporation Wrap-around cable sleeve assemblies and methods for making and using the same
CN102664372B (zh) * 2012-04-26 2015-10-21 天津长城精益汽车零部件有限公司 一种线束保护装置
US8952274B2 (en) 2012-07-10 2015-02-10 Thomas & Betts International, Inc. Sleeve for protecting wire or cable
DE102012110217B4 (de) * 2012-10-25 2016-03-24 Ims Connector Systems Gmbh Koaxialkabelbuchse mit Lotdepot und Verfahren zur Herstellung
WO2017087955A1 (en) * 2015-11-19 2017-05-26 Dale Kim Flexible cover for wires or cables
DE102018114520A1 (de) * 2018-06-18 2019-12-19 Asm Assembly Systems Gmbh & Co. Kg Leitungsführungselement und Maschinenvorrichtung
KR102127165B1 (ko) * 2018-12-27 2020-06-26 주식회사 유라코퍼레이션 프로텍터
KR101978159B1 (ko) * 2019-03-13 2019-05-14 이현숙 자연재해시 보호기능을 갖춘 가공 배전선로
CN114566324B (zh) * 2022-02-28 2022-09-13 华远高科电缆有限公司 一种镀锡铜合金复合导体光伏线
US20230305258A1 (en) * 2022-03-25 2023-09-28 Wesco Distribution, Inc. Innerduct for fiberoptic cables and its method of manufacture
KR102646032B1 (ko) * 2023-05-30 2024-03-20 김혜련 조류 퇴치용 전선 보호구

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130989A (ja) * 1974-07-10 1976-03-16 Siemens Ag
JPH01206586A (ja) * 1987-12-01 1989-08-18 Raychem Corp 基材の環境的保護方法および封止材料
JPH01248484A (ja) * 1988-02-11 1989-10-04 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 電線接続部の保護包囲体及び包囲方法
JPH02138862U (ja) * 1989-04-26 1990-11-20
JPH0353466A (ja) * 1989-07-19 1991-03-07 Three Bond Co Ltd 連結部材の被覆材
JPH03174505A (ja) * 1989-11-20 1991-07-29 American Teleph & Telegr Co <Att> 光ファイバ・スプライシング装置
JPH05212793A (ja) * 1983-01-06 1993-08-24 Raychem Ltd クロージャー部材の形成方法、ラップアラウンドシートの形成方法および長い基材の環境的保護方法
JPH0670425A (ja) * 1992-08-17 1994-03-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネスの保護構造とその方法およびそれに使用する装着装置
JPH07272547A (ja) * 1994-03-10 1995-10-20 Elf Atochem Sa 柔軟性に優れた外被を有するケーブルとその製造方法
JPH09135526A (ja) * 1995-11-06 1997-05-20 Japan Riicom:Kk ケーブル接続用クロージャ
US5824956A (en) * 1994-07-29 1998-10-20 Cables Pirelli Connection accessory for low voltage power cables
JPH11515160A (ja) * 1995-11-01 1999-12-21 レイケム・コーポレイション ゲルを充填したクロージャー

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1165418A (en) * 1980-05-12 1984-04-10 Marc F.L. Moisson Splicing branching or terminating cables
US4880676A (en) 1988-04-05 1989-11-14 Raychem Corporation Cable sealing apparatus
US4944976A (en) 1989-02-17 1990-07-31 The Zippertubing Co. Semi-rigid plastic jacket with interlocking longitudinal seam
GB8923408D0 (en) * 1989-10-17 1989-12-06 Raychem Ltd Electrical insulator
US5505230A (en) 1992-03-19 1996-04-09 Proprietary Technology, Inc. Means for protecting conducting equipment
US5397859A (en) 1993-12-10 1995-03-14 The Whitaker Corporation Enclosure with sealant for spliced coaxial cables
US5962811A (en) 1995-04-28 1999-10-05 Thomas & Betts Corporation Cable splice enclosure
KR19990028775A (ko) 1995-07-10 1999-04-15 허버트 지. 버카드 밀봉된 접속 장치
TW479053B (en) * 1998-10-19 2002-03-11 Agro Kanesho Co Ltd Hydrazineoxoacetamide derivatives and pesticides

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5130989A (ja) * 1974-07-10 1976-03-16 Siemens Ag
JPH05212793A (ja) * 1983-01-06 1993-08-24 Raychem Ltd クロージャー部材の形成方法、ラップアラウンドシートの形成方法および長い基材の環境的保護方法
JPH01206586A (ja) * 1987-12-01 1989-08-18 Raychem Corp 基材の環境的保護方法および封止材料
JPH01248484A (ja) * 1988-02-11 1989-10-04 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 電線接続部の保護包囲体及び包囲方法
JPH02138862U (ja) * 1989-04-26 1990-11-20
JPH0353466A (ja) * 1989-07-19 1991-03-07 Three Bond Co Ltd 連結部材の被覆材
JPH03174505A (ja) * 1989-11-20 1991-07-29 American Teleph & Telegr Co <Att> 光ファイバ・スプライシング装置
JPH0670425A (ja) * 1992-08-17 1994-03-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネスの保護構造とその方法およびそれに使用する装着装置
JPH07272547A (ja) * 1994-03-10 1995-10-20 Elf Atochem Sa 柔軟性に優れた外被を有するケーブルとその製造方法
US5824956A (en) * 1994-07-29 1998-10-20 Cables Pirelli Connection accessory for low voltage power cables
JPH11515160A (ja) * 1995-11-01 1999-12-21 レイケム・コーポレイション ゲルを充填したクロージャー
JPH09135526A (ja) * 1995-11-06 1997-05-20 Japan Riicom:Kk ケーブル接続用クロージャ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012228107A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス用保護材、ワイヤーハーネス用保護材の製造方法及びワイヤーハーネス
JP2016144294A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 矢崎総業株式会社 外装部材及びワイヤハーネス
JP2023169474A (ja) * 2022-05-17 2023-11-30 株式会社イワセ 渦巻き形状保護チューブ
JP7411263B2 (ja) 2022-05-17 2024-01-11 株式会社イワセ 渦巻き形状保護チューブ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001082435A3 (en) 2002-02-28
PL356912A1 (en) 2004-07-12
NZ522035A (en) 2005-02-25
CN1439189A (zh) 2003-08-27
US6545219B1 (en) 2003-04-08
IL152323A0 (en) 2003-05-29
AU2001253680B2 (en) 2006-06-01
RU2002128723A (ru) 2004-03-10
IL152323A (en) 2008-06-05
PE20020007A1 (es) 2002-01-24
CA2407137C (en) 2010-07-13
TR200202408T2 (tr) 2003-02-21
BRPI0110329B1 (pt) 2016-03-01
AR030213A1 (es) 2003-08-13
EP1277262A2 (en) 2003-01-22
CO5300506A1 (es) 2003-07-31
WO2001082435A2 (en) 2001-11-01
AU5368001A (en) 2001-11-07
JP4597465B2 (ja) 2010-12-15
NO20025085D0 (no) 2002-10-23
KR100885333B1 (ko) 2009-02-26
KR20020097227A (ko) 2002-12-31
NO20025085L (no) 2002-11-14
BR0110329A (pt) 2003-01-07
CA2407137A1 (en) 2001-11-01
MXPA02010498A (es) 2003-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003532357A (ja) 膨張可能なボティー部を有するラップアラウンド型ケーブル・スリーブ、およびその製造方法
US6706968B2 (en) Environmentally sealed wrap-around sleeves having a longitudinal sealant chamber
AU2001253680A1 (en) Wrap-around cable sleeves having an expandable body portion and methods of making same
US7511222B2 (en) Cold shrink article and method of using cold shrink article
KR100801351B1 (ko) 전기 접속부 보호 키트 및 그 이용 방법
US7863521B2 (en) Cold shrink article and method of using cold shrink article
EP2497171B1 (en) Wrap-around cable sleeve assemblies
US20060169475A1 (en) Cable fluid injection sleeve
CA2616735C (en) Electrical connection protector kits, insert assemblies and methods for using the same
NZ508348A (en) Cable fluid injection sleeve
CA2400029C (en) Electrical connection protector kit and method for using the same
AU2001249671A1 (en) Electrical connection protector kit and method for using the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100105

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100824

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees