JP2003531167A - 骨吸収および骨粗鬆症治療用のチオアミドオキサゾリジノンの使用 - Google Patents

骨吸収および骨粗鬆症治療用のチオアミドオキサゾリジノンの使用

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JP2003531167A
JP2003531167A JP2001577940A JP2001577940A JP2003531167A JP 2003531167 A JP2003531167 A JP 2003531167A JP 2001577940 A JP2001577940 A JP 2001577940A JP 2001577940 A JP2001577940 A JP 2001577940A JP 2003531167 A JP2003531167 A JP 2003531167A
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ジェバー−マリアム・メスフィン
リチャード・ケイ・ジェンセン
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Pharmacia and Upjohn Co
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Abstract

(57)【要約】 骨吸収および骨粗鬆症の処置のためのチオアミドオキサゾリジノンの使用が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、公知化合物の新しい使用に指向される。より詳細には、本発明は、
骨吸収、骨粗鬆症または他の骨疾患の処置のためのチオアミドオキサゾリジノン
の使用に関する。
【0002】 技術的記載 骨は、静止組織(static tissue)ではない。それは、新しい骨を生成する骨
芽細胞および骨を壊す破骨細胞により媒介される複雑なプロセスにおいて一定の
破壊および再合成に付される。これらの細胞の活性は、多数のサイトカインおよ
び成長因子によって調節され、それらの多くは、今や同定およびクローニングさ
れている。Mundyは、これらの因子に関連する現在の知見を記載している(
Mundy, G. R. Clin Orthop 324:24−28,1996;Mundy、G. R. J Bon
e Miner Res 8:S505−10,1993)。
【0003】 骨の破壊および吸収に影響する因子に有用な多数の情報が存在するが、新しい
骨の形成を刺激する増殖因子に関する情報はより限定されている。研究者らは、
かかる活性の源につき探究し、骨組織自体が、骨細胞を刺激する能力を有する因
子についての宝庫(storehouse)であることを見出した。かくして、屠殺場から
入手したウシの骨組織の抽出物は、骨の構造完全性を維持するのを担う構造蛋白
質だけではなく、骨細胞を刺激して増殖できる生物学的に活性な骨成長因子も含
有する。これらの後者の因子には、トランスフォーミング増殖因子ベータ、ヘパ
リン結合増殖因子(例えば、酸性および塩基性の線維芽細胞増殖因子)、インス
リン様増殖因子(例えば、インスリン様増殖因子Iおよびインスリン様増殖因子
II)、および骨形成蛋白質(BMP)と呼ばれる最近記載されたファミリーの
蛋白質がある。これら全ての増殖因子は、他のタイプの細胞ならびに骨細胞に影
響する。
【0004】 BMPは、拡張されたトランスフォーミング増殖因子ベータのスーパーファミ
リーにおける新規な因子である。それらは、脱塩された骨の抽出物中の生物学的
活性を特徴付ける早期の記載(Urist M. Science(1965)150:893−
99)に続いて、遺伝子クローニング技術を用いて、Wozney J.ら Science(1
988)242:1528−34により最初に同定された。組換えBMP2およ
びBMP4は、それらがラットの腹腔組織に局所注入される場合に、新しい骨形
成を誘導できる(Wozney J. Molec Reprod Dev(1992)32:160−67
)。これらの因子は、それらが分化すると正常な骨芽細胞により発現され、in
vitroでの骨芽細胞の分化およびボーン・ノジュール(bone nodule)形成
ならびにin vivoでの骨形成を刺激することが示されている(Harris S.ら
J. Bone Miner Res(1994)9:855−63)。この後者の特性は、骨喪
失を生じる疾患における治療剤として潜在的な有用性を示す。
【0005】 骨系形成を担う細胞は、骨芽細胞である。骨芽細胞が、前駆体から成熟骨形成
細胞に分化すると、それらは1型コラーゲン、オステオカルシン、オステオポン
チンおよびアルカリ・ホスファターゼを含めた該骨マトリックスの多数の酵素お
よび構造蛋白質を発現および分泌する(Stein G. et al Curr Opin Cell Biol(
1990)2:1018−27;Harris S.ら(1994)、前記)。また、そ
れらは、骨マトリックス中に貯蔵され、正常な骨形成をおそらく担う多数の増殖
調節ペプチドを合成する。これらの増殖調節ペプチドには、該BMPが含まれる
(Harris S.ら(1994)、前記)。胎仔ラット頭蓋骨芽細胞の初代培養の試
験において、BMP1、2、3、4および6は、脱塩されたボーン・ノジュール
形成に先立ち培養細胞により発現される(Harris S.ら(1994)、前記)。
アルカリ・ホスファターゼ、オステオカルシンおよびオステオポンチンのように
、該BMPは、それらが増殖および分化すると培養された骨芽細胞により発現さ
れる。
【0006】 該BMPはin vitroおよびin vivoでの骨形成の強力な刺激物質
であるが、骨修復を増強するための治療剤としてのそれらの使用は不利である。
該骨形成蛋白質の受容体は、多数の組織中で同定され、該BMP自体は、特定の
時間的および空間的なパターンで非常に様々な組織中で発現される。これは、B
MPが、全身投与される場合、骨に加えて多数の組織に影響し、治療剤としての
それらの有用性を潜在的に限定し得る。さらに、それらはペプチドであるので、
それらは注射によって投与されなければないであろう。これらの不利は、治療剤
としてのBMPの開発に厳しい制限を課す。
【0007】 骨形成を増強する必要性により特徴付けられる疾患は有り過ぎるほど存在する
。おそらく、最も明らかなのは骨折の治療であり、それは骨増殖を刺激し、骨修
復を早め完了することが望ましいであろう。また、骨形成を増強する薬剤は、頭
頸部再建手法(facial reconstruction)に有用であろう。他の骨欠損疾患には
、軟骨欠損または損傷の治癒または再生のごとく、結合組織修復が有利であろう
骨の部分的欠損、歯周病、転移性骨疾患、骨溶解性の骨疾患および状態が含まれ
る。また、非常に重要なのは、加齢に伴う骨粗鬆症および閉経後ホルモン状態と
関連する骨粗鬆症を含めた骨粗鬆症の慢性疾患である。骨成長についての必要性
により特徴付けられる他の疾患には、原発性および二次性の副甲状腺機能亢進症
、廃用性(disuse)骨粗鬆症、糖尿病関連骨粗鬆症およびグルココルチコイド関
連骨粗鬆症が含まれる。
【0008】 現在、これらの疾患のいずれの処理も満足する薬学的アプローチは存在しない
。骨折は、依然として、ギブス、装具、定着具(anchoring device)および他の
完全な機械手段を用いて専ら処置される。さらに、閉経後骨粗鬆症と関連する骨
の老化は、公知の副作用を有するエストロゲンまたはビスホスホネートで処置さ
れている。
【0009】 米国特許第5,280,040号は、骨粗鬆症の治療に有用と記載された化合物
を開示する。これらの化合物は、骨吸収を防止することによりこの結果を推定上
達成する。
【0010】 Wang、G. J.ら, J Formos Med Assoc(1995)94:589−592は、
ロバスタチンおよびベザフィブラートにより例示されるある種の脂質除去剤(li
pid clearing agent)がウサギにおけるステロイド投与から生じる骨吸収を阻害
できたことを報告している。ステロイド処置の不存在下ではこれらの2つの化合
物により骨形成に対する効果はない。ステロイドの存在下で観察された骨吸収に
おける阻害の機構(および骨自体に対するステロイドの効果の機構)は、不明で
あると言われている。その著者らは、ステロイド誘導骨喪失が、骨芽細胞活性に
対するコルチコステロイドの阻害効果および直接的な破骨刺激のための骨吸収に
おける増加および副甲状線ホルモン産生における二次的増加での腸のカルシウム
吸収の間接的阻害に帰せられる骨形成における低下に関連すると述べている。言
及された他の機構には、循環系機能障害、肋軟骨下血管の閉塞、骨細胞壊死およ
び骨粗鬆症に導く脂質異常および高脂血症に帰すことができるものが含まれる。
ロバスタチンおよびベザフィブラートの公知の活性に徴して、その著者らは、骨
損失に対する効果が、脂質レベルを低下させるおよび骨頭内の循環に対する障害
を克服するそれらの能力に帰している。ロバスタチンが骨形成を直接的に増強す
ることは、Wangらに示唆されていない。
【0011】 Cui, Q.らによる「Lovastatin Prevents Steroid−Induced Adipogenesis and
Osteoporosis」と題する要約は、ASBMR 18th Annual Meeting(September 1
996)J. Bone Mineral Res.(1996)11(Sl):S510の報告に記載
されている。その要約は、ロバスタチンが、ニワトリの骨髄ストロマからクロー
ニングされた骨原始細胞が、培養においてデキサメタゾンで処理される場合、蓄
積されるトリグリセリドビヒクルを減少させることを報告している。ロバスタチ
ンは、デキサメタゾン処置後に、ある種のmRNAの発現を減少させ、細胞が、
骨形成表現型を維持するのを可能とすると報告している。さらに、デキサメタゾ
ン処理の結果として、骨頭における骨喪失を被ったニワトリは、ロバスタチンで
の処置により改善した。再度、ロバスタチンは、ステロイド処置の不存在下にて
骨形成を直接的に増強できることは示唆していない。
【0012】 いずれの事象においても、これらのデータは、デキサメタゾンおよびBMPの
ごとき他の誘導物質が、骨芽細胞の分化を誘導し、オステオカルシンmRNAを
刺激するという報告に反する(Bellows、C. G.ら, Develop Biol(1990)1
40:132−38;Rickard、D. J.ら, Develop Biol(1994)161:2
18−28)。加えて、Ducy、P.ら、Nature(1996)382:448−52
は、最近、骨吸収の障害なくして、オステオカルシン欠損マウスが骨形成および
機能的な質の改善の増加により著しい表現型を示すことを報告している。Ducyら
は、それらのデータが、オステオカルシン・アンタゴニストが、(骨粗鬆症の予
防または治療用の)エストロゲン代償療法と組み合せて治療上使用できることを
示唆すると述べている。
【0013】 かかる処置についての様々な化合物の使用を示唆し得る他の参考文献には、以
下のもの:US 5,773,428;WO97/15561;WO98/088
40;WO96/24350およびDE 4338944が含まれる。
【0014】 該オキサゾリジノンは、グラム陽性細菌感染を治療するのに有用な新しいクラ
スの抗菌剤である。このクラスの代表例は、Pharmacia & Upjohnによって開発さ
れたリネゾリド(linezolid)として知られている化合物である。チオカルボニ
ル機能性を有するオキサゾリジノンは、WO98/54161およびPCT/U
S98/25308に記載されている。しかしながら、骨粗鬆症、骨吸収または
他の骨疾患の治療についてのこれらの化合物の使用は、開示も示唆もされていて
いない。
【0015】 前記の教示にも拘らず、骨欠損疾患についての現在知られている処置と関連す
る不利益なく、骨形成を刺激するのに有用な化合物についての当該技術分野にお
ける要求が依然として存在する。
【0016】 発明の簡単な概要 本発明により、骨欠損疾患についての現在知られている処置と関連する不利益
のない骨粗鬆症、骨吸収または他の骨疾患を治療する新規な方法が提供される。
より詳細には、本発明方法は、それを必要とする患者へのチオカルボニル機能性
を有するオキサゾリジノンの投与を含む。
【0017】 1つの具体例において、本発明は、脊椎哺乳動物における骨粗鬆症、骨吸収も
しくは他の骨疾患を治療または予防する方法であって、かかる処置を必要とする
哺乳動物に、有効量の式I:
【0018】
【化29】
【0019】 [式中、Gは、
【0020】
【化30】
【0021】 Rは、 a) H、 b) NH、 c) NH−C1−4アルキル、 d) C1−4アルキル、 e) −OC1−4アルキル、 f) −SC1−4アルキル、 g) 1〜3個のF、1〜2個のCl、CNもしくは−COOC1−4アル
キルで置換されたC1−4アルキル、 h) C3−6シクロアルキル、 i) N(C1−4アルキル)、または j) N(CH2−5; Aは、
【0022】
【化31】
【0023】 d) S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有す
る5員のヘテロ芳香族基、 ここに、該5員のヘテロ芳香族基は、炭素原子を介して結合し、 該5員のヘテロ芳香族基は、さらに、縮合したベンゼン環またはナフ
チル環を有してもよく、 該ヘテロ芳香族基は、所望により、1ないし3個のR48で置換され
ていてもよく、 e) 少なくとも1つの窒素原子を有する6員のヘテロ芳香族基、 ここに、該ヘテロ芳香族基は炭素原子を介して結合し、 該6員のヘテロ芳香族基は、さらに、縮合したベンゼン環またはナフチ
ル環を有してもよく、 該ヘテロ芳香族基は、所望により、1ないし3個のR55で置換されて
いてもよく、 f) 所望により、1ないし3個のR55で置換されていてもよい、6−員
環を介して結合したβ−カルボリン−3−イルもしくはインドリジニル、
【0024】
【化32】
【0025】 Rは、 a) H、 b) F、 c) Cl、 d) Br、 e) C1−3アルキル、 f) NOであるか、または g) RおよびRは一緒になって、−O−(CH−O−; Rは、 a) −S(=O)、 b) −S(=O)−N=S(O)、 c) −SC(=O)R、 d) −C(=O)R、 e) −C(=O)R、 f) −C(=O)NR1011、 g) −C(=NR12)R、 h) −C(R)(R11)−OR13、 i) −C(R)(R11)−OR13、 j) −C(R)(R11)−OC(=O)R13、 k) −C(R)(R11)−OC(=O)R13、 l) −NR1011、 m) −N(R10)−C(=O)R、 n) −N(R10)−S(=O)、 o) −C(OR14)(OR15)R、 p) −C(R)(R16)−NR1011、または q) 1以上の=O(アルファ位以外にて)、−S(=O)17、−N
1011、C2−5アルケニルもしくはC2−5アルキニルで置換されたC1−8 アルキ; Rは、 a) 所望により、1以上のハロ、OH、CN、NR1011または−C
13で置換されていてもよいC1−4アルキル、 b) C2−4アルケニル、 c) −NR1618、 d) −N、 e) −NHC(=O)R、 f) −NR20C(=O)R、 g) −N(R19、 h) −NR1619、または i) −NR1920、 RおよびRは、各出現にて、同一または異なって、 a) C1−2アルキル、または b) RおよびRは一緒になって、−(CH−; Rは、所望により、1以上のハロで置換されていてもよいC1−4アルキル;
は、 a) H、または b) 所望により、1以上のハロまたはC3−8シクロアルキルで置換され
ていてもよいC1−8アルキル; Rは、1以上の以下のもの: a) −S(=O)R17、 b) −OR13、 c) −OC(=O)R13、 d) −NR1011、または e) 所望により、CHOで置換されていてもよいC1−5アルケニル で置換されたC1−4アルキル; R10およびR11は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−4アルキル、または c) C3−8シクロアルキル; R12は、 a) −NR1011、 b) −OR10;または c) −NHC(=O)R10; R13は、 a) H、または b) C1−4アルキル; R14およびR15は、各出現にて、同一または異なって、 a) C1−4アルキル、または b) R14およびR15は一緒になって、−(CH)−; R16は、 a) H、 b) C1−4アルキル、または c) C3−8シクロアルキル; R17は、 a) C1−4アルキル、または b) C3−8シクロアルキル; R18は、 a) H、 b) C1−4アルキル、 c) C2−4アルケニル、 d) C3−4シクロアルキル、 e) −OR13、または f) −NR2122; R19は、 a) Cl、 b) Br、または c) I; R20は、生理学的に許容されるカチオン; R21およびR22は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−4アルキル、または c) −NR2122は一緒になって−(CH−; R23およびR24は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) F、 c) Cl、 d) C1−2アルキル、 e) CN f) OH、 g) C1−2アルコキシ、 h) ニトロ、または i) アミノ; Qは、
【0026】
【化33】
【0027】
【化34】
【0028】 m) 所望により、XおよびYで置換されていてもよいジアジニル基、 n) 所望により、XおよびYで置換されていてもよいトリアジニル基、 o) 所望により、XおよびYで置換されていてもよいキノリニル基、 p) 所望により、XおよびYで置換されていてもよいキノキサリニル基、 q) 所望により、XおよびYで置換されていてもよいナフチリジニル基、
【0029】
【化35】
【0030】
【化36】
【0031】 QおよびR24は一緒になって、
【0032】
【化37】
【0033】 Zは、 a) −CH−、 b) −CH(R104)−CH−、 c) −C(O)−、または d) −CHCHCH−; Zは、 a) −OS−、 b) −O−、 c) −N(R107)−、 d) −OS−、または e) −S−; Zは、 a) −OS−、 b) −O−、 c) −OS−、または d) −S−; Aは、 a) H−、または b) CH; Aは、 a) H−、 b) HO−、 c) CH−、 d) CHO−、 e) R102O−CH−C(O)−NH−、 f) R103O−C(O)−NH−、 g) (C−C)アルキル−O−C(O)−、 h) HO−CH−、 i) CHO−NH−、 j) (C−C)アルキル−OC− k) CH−C(O)−、 l) CH−C(O)−CH−、
【0034】
【化38】
【0035】 AおよびAは、一緒になって:
【0036】
【化39】
【0037】 R102は、 a) H−、 b) CH−、 c) フェニル−CH−、または d) CHC(O)−; R103は、 a) (C−C)アルキル−、または b) フェニル−; R104は、 a) H−、または b) HO−; R105は、 a) H−、 b) (C−C)アルキル−、 c) CH=CH−CH−、または d) CH−O−(CH−; R106は、 a) CH−C(O)−、 b) H−C(O)−、 c) ClCH−C(O)−、 d) HOCH−C(O)−、 e) CHSO−、
【0038】
【化40】
【0039】 g) FCHC(O)−、
【0040】
【化41】
【0041】 i) HC−C(O)−O−CH−C(O)−、 j) H−C(O)−O−CH−C(O)−、
【0042】
【化42】
【0043】 l) HC≡C−CHO−CH−C(O)−、または m) フェニル−CH−O−CH−C(O)−; R107は、 a) R102O−C(R110)(R111)−C(O)−、 b) R103O−C(O)−、 c) R108−C(O)−、
【0044】
【化43】
【0045】 f) HC−C(O)−(CH−C(O)−、 g) R109−SO−、
【0046】
【化44】
【0047】 i) HO−CH−C(O)−、 j) R116−(CH−、 k) R113−C(O)−O−CH−C(O)−、 l) (CHN−CH−C(O)−NH−、 m) NC−CH−、 n) F−CH−CH−、または o) R150151NSO108は、 a) H−、 b) (C−C)アルキル、 c) アリール−(CH、 d) ClHC−、 e) ClHC−、 f) FHC−、 g) FHC−、 h) (C−C)シクロアルキル、または i) CNCH−、 R109は、 a) アルキルC−C、 b) −CHCl c) −CHCH=CH、 d) アリール、または e) −CHCN; R110およびR111は、独立して a) H−、 b) CH−;または R112は、 a) H−、 b) CHO−CHO−CH−、または c) HOCH−; R113は、 a) CH−、 b) HOCH−、 c) (CHN−フェニル、または d) (CHN−CH−; R114は、 a) HO−、 b) CHO−、 c) HN−、 d) CHO−C(O)−O−、 e) CH−C(O)−O−CH−C(O)−O−、 f) フェニル−CH−O−CH−C(O)−O−、 g) HO−(CH−O−、 h) CHO−CH−O−(CH−O−、または i) CHO−CH−O−;R113は、 a) CH−、 b) HOCH−、 c) (CHN−フェニル、または d) (CHN−CH−; R115は、 a) H−、または b) Cl−; R116は、 a) HO− b) CHO−、または c) F; R150およびR151は、各々、HまたはアルキルC−Cであるか、ある
いはR150およびR151は、各々が結合している窒素原子と一緒になって、
3ないし6個の炭素原子を有する単環系複素環を形成し; Bは、1個の窒素および3個の炭素を有する不飽和4−原子リンカー; Mは、 a) H、 b) C1−8アルキル、 c) C3−8シクロアルキル、 d) −(CHOR13、または e) −(CH−NR2122; Zは、 a) O、 b) S、または c) NM; Wは、 a) CH、 b) N、または c) ZがNMである場合、SもしくはO; Yは、 a) H、 b) F、 c) Cl、 d) Br、 e) C1−3アルキル、または f) NO; Xは、 a) H、 b) −CN、 c) OR27、 d) ハロ、 e) NO、 f) テトラゾイル、 g) −SH、 h) −S(=O)、 i) −S(=O)−N=S(O)、 j) −SC(=O)R、 k) −C(=O)R25、 l) −C(=O)NR2728、 m) −C(=NR29)R25、 n) −C(R25)(R28)−OR13、 o) −C(R25)(R28)−OC(=O)R13、 p) −C(R28)(OR13)−(CH−NR2728、 q) −NR2728、 r) −N(R27)C(=O)R、 s) −N(R27)−S(=O)、 t) −C(OR14)(OR15)R28、 u) −C(R25)(R16)−NR2726、または v) 1以上のハロ、OH、=O(アルファ位以外にて)、−S(=O)17、−NR2728、C2−5アルケニル、C2−5アルキニルもしくは
3−8シクロアルキルで置換されたC1−8アルキル; R、R、R、R、R13、R14、R15、R16およびR17は、前
記定義に同じ; R25は、 a) H、 b) 所望により、1以上のハロ、C3−8シクロアルキル、1以上の−S
(=O)17、−OR13もしくはOC(=O)R13、NR2728
置換されたC1−4アルキルで置換されていてもよいC1−8アルキル、または c) 所望により、CHOもしくはCO13で置換されていてもよいC2−5 アルケニル; R26は、 a) R28、または b) NR2728; R27およびR28は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−8アルキル、 c) C3−8シクロアルキル、 d) −(CHOR13、 e) −(CH−NR2122であるか、または f) R27およびR28は一緒になって、−(CHO(CH −、−(CHCH(COR)−または−(CHN(CH
); R29は、 a) −NR2728、 b) −OR27、または c) −NHC(=O)R28; R30は、 a) H、 b) 所望により、1以上のハロで置換されていてもよいC1−8アルキル
、または c) 所望により、1以上のOHもしくはC1−6アルコキシで置換されて
いてもよいC1−8アルキル; Eは、 a) NR39、 b) −S(=O)、または c) O; R38は、 a) H、 b) C1−6アルキル、 c) −(CH−アリール、または d) ハロ; R39は、 a) H、 b) 所望により、1以上のOH、ハロまたは−CNで置換されていてもよ
いC1−6アルキル、 c) −(CH−アリール、 d) −CO40、 e) −COR41、 f) −C(=O)−(CH−C(=O)R40、 g) −S(=O)−C1−6アルキル、 h) −S(=O)−(CH−アリール、または i) −(C=O)−Het; R40は、 a) H、 b) 所望により、1以上のOH、ハロまたは−CNで置換されていてもよ
いC1−6アルキル、 c) −(CH−アリール、または d) −(CH−OR42; R41は、 a) 所望により、1以上のOH、ハロまたは−CNで置換されていてもよ
いC1−6アルキル、 b) −(CH−アリール、または c) −(CH−OR42; R42は、 a) H、 b) C1−6アルキル、 c) −(CH−アリール、または d) −C(=O)−C1−6アルキル; アリールは、 a) フェニル、 b) ピリジル、または c) ナフチル; aないしcは、所望により、1以上のハロ、−CN、OH、SH、C1−6 アルキル、C1−6アルコキシまたはC1−6アルキルチオで置換されていても
よく; R43は、 a) H、 b) C1−2アルキル、 c) F、または d) OH; R44は、 a) H、 b) CF、 c) 所望により、1以上のハロで置換されていてもよいC1−3アルキル
、 d) 所望により、1以上のハロで置換されていてもよいフェニル、 e) R44およびR45は一緒になって、該式:
【0048】
【化45】
【0049】 で表される5−、6−または7−員環となるか、または f) R46が電子求引性基である場合、R44およびR45は一緒になっ
て−(CH−となり; R45およびR46は、各出現にて、同一または異なって、 a) 電子求引性基、 b) H、 c) CF、 d) 所望により、1個のハロで置換されていてもよいC1−3アルキル、 e) フェニル、但し、R45またはR46の少なくとも1つは電子求引性
基であり、または f) R45およびR46は一緒になって、式:
【0050】
【化46】
【0051】 で表される5−、6−、7−員環となり; Uは、 a) CH、 b) O、 c) S、または d) NR47; R47は、 a) H、または b) C1−5アルキル; R48は、 a) カルボキシル、 b) ハロ、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF、 g) −NO、 h) C1−6アルコキシ、 i) C1−6アルコキシカルボニル、 j) C1−6アルキチオ、 k) C1−6アシル、 l) −NR4950、 m) 所望により、OH、C1−5アルコキシ、C1−5アシルまたは−N
4950で置換されていてもよいC1−6アルキル、 n) 所望により、1または2個のR51で置換されていてもよいC2−8 アルケニルフェニル、 o) 所望により、1または2個のR51で置換されていてもよいフェニル
、 p) 所望により、1または2個のR51で置換されていてもよい、S、N
およびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有する5−または6−
員の(不)飽和複素環基、または
【0052】
【化47】
【0053】 R49およびR50は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−4アルキル、 c) C5−6シクロアルキルであるか、または d) R49およびR60が窒素原子と一緒になって、所望により、S、N
およびOよりなる群から選択されるヘテロ原子をさらに有し、今度は、さらなる
該窒素原子上を含めて、C1−3アルキルまたはC1−3アシルで置換されてい
てもよい5−、6−員の飽和複素環基となり; R51は、 a) カルボキシル、 b) ハロ、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF、 g) −NO、 h) C1−6アルコキシ、 i) C1−6アルコキシカルボニル、 j) C1−6アルキチオ、 k) C1−6アシル、 l) 所望により、OH、C1−5アルコキシ、C1−5アシルまたは−N
4950で置換されていてもよいC1−6アルキル、 m) フェニル、 n) −C(=O)NR5253、 o) −NR4950、 p) −N(R52)(−SO54)、 q) −SO−NR5253、または r) −S(=O)54; R52およびR53は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−6アルキル、または c) フェニル; R54は、 a) C1−4アルキル、または b) 所望により、C1−4アルキルで置換されていてもよいフェニル; R55は、 a) カルボキシル、 b) ハロ、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF、 g) −NO、 h) C1−6アルコキシ、 i) C1−6アルコキシカルボニル、 j) C1−6アルキチオ k) C1−6アシル、 l) −NR5657、 m) 所望により、OH、C1−5アルコキシ、C1−5アシルまたは−N
5657で置換されていてもよいC1−6アルキル、 n) 所望により、1または2個のR58で置換されていてもよいC2−8 アルケニルフェニル o) 所望により、1または2個のR58で置換されていてもよいフェニル
、 p) S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有し
、所望により、1または2個のR58で置換されていてもよい5−または6−員
の(不)飽和の複素環基、または
【0054】
【化48】
【0055】 R56およびR57は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) ホルミル、 c) C1−4アルキル、 d) C1−4アシル、 e) フェニル、 f) C3−6シクロアルキルであるか、または g) R56およびR57は該窒素と一緒になって、所望により、さらに、
S、NおよびOよりなる群から選択されるヘテロ原子を有し、今度は、さらなる
該窒素原子上を含めて、フェニル、ピリミジル、C1−3アルキルまたはC1− アシルで置換されていてもよい5−、6−員の飽和複素環基となり; R58は、 a) カルボキシル、 b) ハロ、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF、 g) −NO、 h) C1−6アルコキシ、 i) C1−6アルコキシカルボニル、 j) C1−6アルキチオ、 k) C1−6アシル、 l) フェニル、 m) 所望により、OH、アジド、C1−5アルコキシ、C1−5アシル、
−NR6566、−SR67、−O−SO68もしくは
【0056】
【化49】
【0057】 で置換されていてもよいC1−6アルキル、 n) −C(=O)NR5960、 o) −NR5657、 p) −N(R59)(−SO54)、 q) −SO−NR5960、 r) −S(=O)54、 s) −CH=N−R61、または t) −CH(OH)−SO64; R54は、前記定義に同じ; R59およびR60は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−6アルキル、 c) フェニル、または d) トリル; R61は、 a) OH、 b) ベンジルオキシ、 c) −NH−C(=O)−NH、 d) −NH−C(=S)−NH、または e) −NH−C(=NH)−NR6263; R62およびR63は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、または b) 所望により、フェニルまたはピリジルで置換されていてもよいC1− アルキル; R64は、 a) H、または b) ナトリウムイオン; R65およびR66は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) ホルミル、 c) C1−4アルキル、 d) C1−4アシル、 e) フェニル、 f) C3−6シクロアルキル、 g) R65およびR66は一緒になって、S、NおよびOよりなる群から
選択される1ないし3個の原子を有し、所望により、該窒素原子上を含めて、フ
ェニル、ピリミジル、C1−3アルキルまたはC1−3アシルで置換されていて
もよい5−、6−員の飽和複素環基となり、 h) −P(O)(OR70)(OR71)、または i) −SO−R72; R67は、
【0058】
【化50】
【0059】 R68は、C1−3アルキル; R69は、 a) C1−6アルコキシカルボニル、または b) カルボキシル; R70およびR71は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、または b) C1−3アルキル; R72は、 a) メチル、 b) フェニル、または c) トリル; Kは、 a) O、または b) S; R73、R74、R75、R76およびR77は、各出現にて、同一または異な
って、 a) H、 b) カルボキシル、 c) ハロ、 d) −CN、 e) メルカプト、 f) ホルミル、 g) CF、 h) −NO、 i) C1−6アルコキシ、 j) C1−6アルコキシカルボニル、 k) C1−6アルキチオ、 l) C1−6アシル、 m) −NR7879、 n) 所望により、OH、C1−5アルコキシ、C1−5アシル、−NR 79、−N(フェニル)(CH−CH−OH)、−O−CH(CH
(OCHCH)または−O−フェニル−[パラ−NHC(=O)CH]で
置換されていてもよいC1−6アルキル、 o) 所望により、R51で置換されていてもよいC2−8アルケニルフェ
ニル、 p) 所望により、R51で置換されていてもよいフェニル、または q) S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有し
、所望により、R51で置換されていてもよい5−または6−員の(不)飽和の
複素環基; R51は、前記定義に同じ; R78およびR79は、各々、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−4アルキル、 c) フェニル、または d) R78およびR79は窒素原子と一緒になって、5−、6−員の飽和
複素環基となり、それは、所望により、さらに、S、NおよびOよりなる群から
選択されるヘテロ原子を有し、今度は、所望により、さらなる該窒素原子上を含
めて、C1−3アルキルまたはC1−3アシルで置換されていてもよく; Tは、 a) O、 b) S、または c) SO; R75、R76およびR77は前記定義に同じ; R80は、 a) H、 b) ホルミル、 c) カルボキシル、 d) C1−6アルコキシカルボニル、 e) C1−8アルキル、 f) C2−8アルケニル、 ここに、該置換基(e)および(f)は、所望により、OH、ハロ、C1− アルコキシ、C1−6アシル、C1−6アルキルチオ、またはC1−6アルコ
キシカルボニル、または所望により、ハロで置換されていてもよいフェニルで置
換されていてもよく、 g) 所望により、カルボキシル、ハロ、−CN、ホルミル、CF、−N
、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アシル、C1−6アル
キルチオまたはC1−6アルコキシカルボニルで置換されていてもよい6ないし
10個の炭素原子を有する芳香族基; h) −NR8182、 i) −OR90、 j) −S(=O)−R91、 k) −SO−N(R92)(R93)、または l) 以下の式の基 R81およびR82は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C3−6シクロアルキル、 c) フェニル、 d) C1−6アシル、 e) 所望により、OH;OHで置換されていてもよいC1−6アルコキシ
;S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有する5−ま
たは6−員の芳香族複素環基;所望により、OH、CF、ハロ、−NO、C1−4 アルコキシ、−NR8384もしくは、
【0060】
【化51】
【0061】 で置換されていてもよいフェニルで置換されていてもよいC1−8アルキル;
【0062】
【化52】
【0063】 Vは、 a) O、 b) CH、または c) NR87; R83およびR84は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、または b) C1−4アルキル; R85は、 a) OH、 b) C1−4アルコキシ、または c) −NR8889; R86は、 a) H、または b) 所望により、インドリル、OH、メルカプチル、イミダゾリ、メチル
チオ、アミノ、所望によりOH、−C(=O)−NH、−COHもしくは−
C(=NH)−NHで置換されていてもよいフェニルで置換されていてもよい
1−7アルキル; R87は、 a) H、 b) フェニル、または c) 所望により、OHにより置換されているC1−6アルキル; R88およびR89は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−5アルキル c) C3−6シクロアルキル、または d) フェニル; R90は、 a) 所望により、C1−6アルコキシまたはC1−6ヒドロキシ、C3− シクロアルキル、1ないし3個の窒素原子を有し、今度は、1または2個の−
NO、CF、ハロ、−CN、OH、C1−5アルキル、C1−5アルコキシ
またはC1−5アシルで置換されていてもよい6員芳香族の所望によりベンゾ縮
合した複素環基;
【0064】
【化53】
【0065】 c) フェニル、または d) ピリジル; R91は、 a) C1−16アルキル、 b) C2−16アルケニル、 ここに、該置換基(a)および(b)は、所望により、C1−6アルコキシ
カルボニル、またはS、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原
子を有する5−、6−、7−員の芳香族複素環基で置換されていてもよく、 c) 6ないし10個の炭素原子を有する芳香族基、または d) S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有す
る5−、6−、7−員の芳香族複素環基、 ここに、該置換基(c)および(d)は、所望により、カルボキシル、ハロ
、−CN、ホルミル、SF、−NO、C1−6アルキル、C1−6アルコキ
シ、C1−6アシル、C1−6アルキルチオまたはC1−6アルコキシカルボニ
ルで置換されていてもよく; R92およびR93は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) フェニル、 c) C1−6アルキル、または d) ベンジル; R94およびR95は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) OH、 c) 所望により、−NR8384で置換されていてもよいC1−6アル
キルであるか、または d) R94およびR95は一緒になって=Oとなり; R96は、 a) 6ないし10個の炭素原子を有する芳香族基、 b) S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有す
る5−または6−員の芳香族の所望によりベンゾ縮合した複素環基、 ここに、該置換基(a)および(b)は、今度は、1または3個の−NO 、CF、ハロ、−CN、OH、フェニル、C1−5アルキル、C1−5アルコ
キシまたはC1−5アシルで置換でき、 c) モルホリニル、 d) OH、 e) C1−6アルコキシ、 f) −NR8384 g) −C(=O)−R97、または
【0066】
【化54】
【0067】 R97は、 a) モルホリニル、 b) OH、または c) C1−6アルコキシ; hは、1、2または3; iは、0、1または2; jは、0または1; kは、3、4または5; lは、2または3; mは、4または5; nは、0、1、2、3、4または5; pは、0、1、2、3、4または5;但し、nおよびpは一緒に1、2、3、4
または5であり; qは、1、2、3または4; rは、2、3または4; tは、0、1、2、3、4、5または6; uは、1または2; wは、0、1、2または3である] で表される化合物、またはその医薬上許容される塩を投与する工程を含むことを
特徴とする該方法を提供する。
【0068】 本発明の目的は、骨粗鬆症、骨吸収もしくは他の骨疾患を治療または予防する
新規な方法を提供することにある。
【0069】 本発明のさらにもう一つの目的は、哺乳動物における骨粗鬆症、骨吸収または
他の骨疾患の治療および予防用の医薬を調製することにある。
【0070】 これらのおよび他の目的は、参照が好ましい具体例の詳細な記載になされてい
るので、当業者には容易に明らかであろう。
【0071】 好ましい具体例の詳細な記載 好ましい具体例の記載において、ある種の用語を明瞭さのために利用するであ
ろう。かかる用語は、列挙された具体例、ならびに同様の結果を達成するために
同様の目的につき類似する方法で操作する技術的同等物を含むことを意図する。
【0072】 本発明は、骨粗鬆症、骨吸収および他の骨疾患を治療するための前記の式Iで
表される化合物の使用に指向される。それらの合成を含めて、該化合物は、WO
98/54161およびPCT/US98/25308に詳細に記載されている
。完成のために必要な範囲まで、これらの文書の開示を出典明示して本明細書の
一部とみなす。
【0073】 本発明に用いた化合物は、オキサゾリジノンの公知化合物および中間体、中間
体としてのイソキサゾリンおよびブチオラクトンならびに当該技術分野で知られ
ている合成方法を用いて調製できる。本発明のチオアミドは、典型的には、対応
するアミドとLawesson試薬との反応により調製できる。
【0074】 以下の刊行物に開示された化合物は、本発明に用いた化合物の調製に適当な中
間体であり、課題のチオカルボニル誘導体に変換できる適当な化合物のそれらの
開示のために、それらをここに出典明示して本明細書の一部とみなす。米国特許
第5,225,565号;第5,182,403号;第5,164,510号;第5,
247,090号;第5,231,188号;第5,565,571号;第5,547
,950号;および第5,523,403号。PCT出願および公開PCT/US
93/04850、WO94/01110;PCT/US94/08904、W
O95/07271;PCT/US95/02972、WO95/25106;
PCT/US95/10992、WO96/13502;PCT/US96/0
5202、WO96/35691;PCT/US96/12766;PCT/U
S96/13726;PCT/US96/14135;PCT/US96/17
120;PCT/US96/19149;PCT/US97/01970;PC
T/US95/12751、WO96/15130;およびPCT/US96/
00718、WO96/23788。
【0075】 該オキサゾリジノン環のCHNHを有する種々の中間体のCHNH−C
(S)−CHを有するものへの変換についての化学的変換技術は、Hartke、K.
、Barrmeyer, S.、J. prakt. Chem.1996、338、251−6に開示されて
いる。同様に、CHNHC(=O)CHのCHNHC(S)NHCH
の変換は、Cava、M. P.;Levinson、M. I.、Thionation Reactions of Lawesson
's Reagents、Tetrahedron 1985、41、5061−87により報告されて
いる。
【0076】 本発明の目的では、種々の炭化水素含有部位の炭素原子含有量は、部位中の最
小および最大炭素原子数を示す接頭語によって示し、すなわち、接頭語Ci−j は、炭素原子が、包括的に整数「i」個から整数「j」個存在すると定義される
。。したがって、例えば、C1−4アルキルとは、包括的に1〜4個の炭素原子
のアルキル、またはメチル、エチル、プロピル、ブチルおよびその異性体形をい
う。
【0077】 「C1−2アルキル」、「C1−3アルキル」、「C1−4アルキル」、「C1−5 アルキル」、「C1−6アルキル」、「C1−8アルキル」および「C −16 アルキル」なる用語は、各々、1ないし2、1ないし3、1ないし4、1
ないし5、1ないし6、1ないし8または1ないし16個の炭素原子を有するア
ルキル基、例えば、メチル、エチル、ブロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テ
トラデシルおよびそれらの異性体形をいう。
【0078】 「C2−4アルケニル」、「C2−5アルケニル」、「C2−8アルケニル」
、「C2−14アルケニル」および「C2−16アルケニル」なる用語は、各々
、2ないし4、2ないし5、2ないし8、2ないし14または2ないし16個の
炭素原子を有する少なくとも1つの二重結合のアルケニル基、例えば、エテニル
、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ペントジエニル、ヘキセニル、ヘキセジ
エニル、ヘプテニル、ヘプトジエニル、オクテニル、オクトジエニル、オクタト
リエニル、ノネニル、ノネジエニル、ノナトリエニル、ウンデセニル、ウンデク
ジエニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニルおよびそれらの異性体形
をいう。
【0079】 「C2−5アルキニル」、「C2−8アルキニル」および「C2−10アルキ
ニル」、なる用語は、各々、2ないし5、2ないし8、2ないし8または2ない
し10個の炭素原子を有する少なくとも1つの三重結合のアルキニル基、例えば
、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ペントジイニル、ヘキシニル
、ヘキシジイニル、ヘプチニル、ヘプトジイニル、オクチニル、オクトジイニル
、オクタトリイニル、ノニニル、ノネジイニル、ノナトリイニルおよびそれらの
異性体形をいう。
【0080】 「C3−4シクロアルキル」、「C3−6シクロアルキル」、「C5−6シク
ロアルキル」および「C3−8シクロアルキル」なる用語は、各々、3ないし4
、3ないし6、5ないし6または3ないし8個の炭素原子を有するシクロアルキ
ル、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル
、シクロヘプチル、シクロオクチルおよびそれらの異性体形をいう。
【0081】 「C1−4アルコキシ」、「C1−6アルコキシ」および「C1−8アルコキ
シ」なる用語は、各々、酸素原子に結合した1ないし4、1ないし6または1な
いし8個の炭素原子を有するアルキル基、例えば、メトキシ、エトキシ、プロピ
ルオキシ、ブチルオキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシま
たはオクチルオキシおよびそれらの異性体形をいう。
【0082】 「C1−6アルキルアミノ」および「C1−8アルキルアミノ」なる用語は、
各々、アミノ部位に結合した1ないし6または1ないし8個の炭素原子を有する
アルキル基、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブチルア
ミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、ヘプチルアミノまたはオクチルアミノ
およびそれらの異性体形をいう。
【0083】 「C1−6ジアルキルアミノ」および「C1−8ジアルキルアミノ」なる用語
は、各々、アミノ部位に結合した1ないし6または1ないし8個の炭素原子を有
する2つのアルキル基、例えば、ジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジエチ
ルアミノ、ジプロピルアミノ、メチルプロピルアミノ、エチルプロピルアミノ、
ジブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルアミノ、メチルヘキシルアミノ
、ジヘプチルアミノまたはオクチルアミノおよびそれらの異性体形をいう。
【0084】 「C1−3アシル」、「C1−4アシル」、「C1−5アシル」、「C1−6 アシル」、「C1−8アシル」および「C2−8アシル」なる用語は、各々、1
ないし3、1ないし4、1ないし5、1ないし6、1ないし8または2ないし8
個の炭素原子のアルキル基を有するカルボニル基をいう。
【0085】 「C1−4アルコキシカルボニル」、「C1−6アルコキシカルボニル」およ
び「C1−8アルコキシカルボニル」なる用語は、各々、1ないし4、1ないし
6または1ないし8個の炭素原子のアルキル基を有するエステル基をいう。
【0086】 「C1−8アルキルフェニル」なる用語は、少なくとも1つのフェニル基で置
換された1ないし8個の炭素原子を有するアルキル基およびその異性体形をいう
【0087】 「C2−8アルケニルフェニル」なる用語は、少なくとも1つのフェニル基で
置換された1ないし8個の炭素原子を有する少なくとも1つの二重結合のアルケ
ニル基およびその異性体形をいう。
【0088】 「C1−8アルキルピリジル」なる用語は、少なくとも1つのピリジル基で置
換された1ないし8個の炭素原子を有するアルキル基およびその異性体形をいう
【0089】 「C1−8ヒドロキシル」なる用語は、ヒドロキシ基に結合した1ないし8個
の炭素原子を有するアルキル基およびその異性体形をいう。
【0090】 「C1−8アルキルスルホニル」なる用語は、SO部位に結合した1ないし
8個の炭素原子を有するアルキル基およびその異性体形をいう。
【0091】 「C1−6アルキルチオ」なる用語は、硫黄原子に結合した1ないし6個の炭
素原子を有するアルキル基およびその異性体形をいう。
【0092】 「Het」なる用語は、1以上の酸素、窒素および硫黄を含有する5ないし1
0員の飽和、不飽和または芳香族の複素環、例えば、ピリジン、チオフェン、フ
ラン、ピラゾリン、ピリミジン、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、
2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、
4−ピリダジニル、3−ピラジニル、2−キノリル、3−キノリル、1−イソキ
ノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、2−キナゾリニル、4−キナゾ
リニル、2−キノキサリニル、1−フタラジニル、4−オキソ−2−イミダゾリ
ル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−イソキサゾリル、4−イソキサ
ゾリル、5−イソキサゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリ
ル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、4−オキソ−2−オキサゾリル、5
−オキサゾリル、4,5,−ジヒドロオキサゾール、1,2,3−オキサチオール、
1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,5−オキサ
ジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、2−チアゾリル、4−チアゾリル、
5−チアゾリル、3−イソチアゾール、4−イソチアゾール、5−イソチアゾー
ル、2−インドリル、3−インドリル、3−インダゾリル、2−ベンゾオキサゾ
リル、2−ベンゾチアゾリル、2−ベンゾイミダゾリル、2−ベンゾフラニル、
3−ベンゾフラニル、ベンゾイソチアゾール、ベンゾイソキサゾール、2−フラ
ニル、3−フラニル 2−チエニル、3−チエニル、2−ピロリル、3−ピロリ
ル、3−イソピロリル、4−イソピロリル、5−イソピロリル、1,2,3,−オ
キサチアゾール−1−オキシド、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,
2,4−オキサジアゾール−5−イル、5−オキソ−1,2,4−オキサジアゾー
ル−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾー
ル−5−イル、3−オキソ−1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−
チアジアゾール−5−イル、2−オキソ−1,3,4−チアジアゾール−5−イル
、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1
,2,3,4−テトラゾール−5−イル、5−オキサゾリル、1−ピロリル、1−
ピラゾリル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−1
−イル、1−テトラゾリル、1−インドリル、1−インダゾリル、2−イソイン
ドリル、7−オキソ−2−イソインドリル、1−プリニル、3−イソチアゾリル
、4−イソチアゾリルおよび5−イソチアゾリル、1,3,4,−オキサジアゾー
ル、4−オキソ−2−チアゾリニルまたは5−メチル−1,3,4−チアジアゾー
ル−2−イル、チアゾールジオン、1,2,3,4−チアトリアゾール、1,2,4
−ジチアゾロンをいう。これらの各部位は、適宜置換されていてもよい。
【0093】 ハロなる用語は、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードをいう。
【0094】 Qが、
【0095】
【化55】
【0096】 で表される構造である場合、該複素環中の破線は、この結合が単一または二重の
いずれかであり得ることを意味する。該破線が二重結合である場合には、該R 基は存在しないであろう。
【0097】 本発明の式Iで表される化合物は、該イソキサゾリン環のC5にてキラル中心
を含み、従って、2つのエナンチオマーまたは両者のラセミ体混合物が存在する
。本発明は、該エナンチオマー、ならびに双方の該異性体を含有する混合物に関
する。加えて、置換基に依存して、さらなるキラル中心および他の異性体形が、
AまたはR基のいずれかに存在でき、本発明は、これらの基における全ての可
能な立体異性体および幾何学的形態を含む。
【0098】 より好ましい具体例において、使用のために選択された化合物は、式(II)
【0099】
【化56】
【0100】 [式中、Zは、−OS−、−O−、−N(R107)−、−OS−または−
S−; wは、0、1、2または3; R23およびR24は、同一または異なり、HまたはFであってもよく;およ
び RはH、NH、NHアルキルC−C;N(アルキルC−C
【化57】 アルキルC−C;OアルキルC−C;SアルキルC−C;1〜3個
のF、1〜2個のCl、CNもしくは−COOアルキルC−Cまたはシクロ
アルキルC−Cで置換されたアルキルC−C、ここに、それらは、該ア
ルキル基の出現ごとに、直鎖または分岐鎖であってもよく;および R107は、 a) R102O−C(R110)(R111)−C(O)−、 b) R103O−C(O)−、 c) R108−C(O)−、 d) R109−SO−、 e) NC−CH−、 f) FCHCH−、または g) R150151NSO2−; ここに、R102は、H、CH−、フェニル−CH−またはCHC(
O);各R110およびR111は、HまたはCHから選択され;R103
、アルキルC−Cまたはフェニル;R108は、H、アルキルC−C
アリール(CH0−5、CNCH−、ClCH−、ClHC−、FH C−、FHC−またはシクロアルキルC−C;R150およびR151 は、同一または異なり、H、アルキルC−Cから選択されるか、またはR 50 およびR151は各々が結合する窒素原子と一緒になって3ないし6個の炭
素原子を有する単環系複素環を形成する ] である。
【0101】 使用のための特に好ましい化合物には、 (S)−トランス−[[3−[3−フルオロ−4−(テトラヒドロ−1−オキ
シド−2H−チオピラン−4−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリ
ジニル]メチル]チオ尿素;および (S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−(4−チオモルホリニル)フェニ
ル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]チオ−アセトアミド、チオ
モルホリン S−オキシド が含まれる。
【0102】 本発明に用いた化合物は、慣用的な方法により適宜それらの塩に変換できる。
【0103】 「医薬上許容される塩」なる用語とは、本発明に用いた化合物を投与するのに
有用な酸付加塩をいい、これには、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫
酸塩、リン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、乳酸塩、メシレート、マレイン酸塩
、リンゴ酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、2−ヒドロキシエチルスル
ホン酸塩、フマル酸塩等をいう。これらの塩は、水和物形態であり得る。
【0104】 該化合物は、哺乳動物における骨粗鬆症、骨吸収および他の骨疾患の処置に有
用である。「哺乳動物」なる用語は、限定されるものではないが、伴侶動物(co
mpanion animal)および食糧動物を含めたヒトおよび非ヒト脊椎動物の双方を含
むことを意図する。特に好ましい具体例において、処置されるべき哺乳動物は、
同時に抗菌性感染に苦しんでいない。
【0105】 本発明に用いた医薬組成物を、標準的および従来の技術を使用して本発明の式
(I)の化合物と医薬上許容される固体または液体担体、所望により医薬上許容
されるアジュバントおよび賦形剤との組み合わせによって調製することができる
。固体形態の組成物には、粉末、錠剤、分散顆粒、カプセル、カシェ剤、および
坐薬が含まれる。固体担体は、希釈剤、香料、可溶化剤、潤滑剤、懸濁化剤、結
合剤、錠剤崩壊剤、およびカプセル化剤としても機能することができる少なくと
も1つの物質であり得る。不活性固体担体には、炭酸マグネシウム、ステアリン
酸マグネシウム、タルク、糖、ラクトース、ペクチン、デキストリン、デンプン
、ゼラチン、セルロース系材料、低融点ワックス、カカオ脂等が含まれる。液体
形態組成物には、溶液、懸濁液、およびエマルジョンが含まれる。例えば、所望
により適切な従来の着色料、香料、安定剤、および増粘剤を含む水および水−プ
ロピレングリコールおよび水−ポリエチレングリコール系に溶解した本発明の化
合物の溶液を得ることができる。
【0106】 好ましくは、医薬組成物が従来技術を使用して有効量または適量の有効成分を
含む単位投薬形態で提供される。
【0107】 医薬組成物およびその単位投薬形態中の本発明に用いた化合物である有効成分
の量を、特定の適用、特定の化合物の有効性、および所望の濃度に依存して広範
に変化させるか調整することができる。一般には、有効成分の量は、組成物の0
.5重量%と90重量%との間の範囲であろう。
【0108】 脊椎動物の骨粗鬆症、骨吸収またはその他の骨疾患を治療または予防するため
の治療上の使用において、該化合物またはその医薬組成物を、投薬単位で経口、
経鼻、非経口、局所、経皮および/または直腸投与して治療を受けている動物中
の有効成分の濃度、すなわち、量、または血中レベルを獲得および維持する。一
般的に、有効成分の投薬のかかる有効量は、約0.1〜約100mg/kg体重
/日、より好ましくは約3.0〜約50mg/kg体重/日の範囲であろう。患
者の要求、治療すべき疾患の重症度、および使用する特定の化合物に依存して投
薬量を変化させることができると理解すべきである。また、所望の血液レベルを
迅速に達成するために初回投薬量を上限レベルを超えて増加させるか、初回投薬
量を適量よりも少なくするか、特定の状況に依存して治療単位の1日量を漸増さ
せることができると理解すべきである。所望ならば、1日用量を複数回投与用に
分割することもできる(例えば、1日に2〜4回)。また、Alza Corp.により開
発されたOROSシステムのごとき浸透送達技術を用いる該化合物の1日1回送
達は、本発明の範囲内にあると考えられる。
【0109】 本発明による化合物を非経口、すなわち、注射(例えば、静脈注射)または他
の非経口投与経路により投与する場合、それらは、一般に、例えば、pHが約3
.5〜6の適切に緩衝化された等張液を得るための医薬上許容される液体担体、
例えば、注射用の水および緩衝液に溶解された医薬上許容される量の該化合物ま
たは可溶性塩(酸付加塩または塩基性塩)を含有するであろう。適切な緩衝化剤
には、代表的な緩衝化剤の2〜3の例を挙げると、オルトリン酸三ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、N−メチルグルタミン、L(+)−
リジンおよびL(+)−アルギニンが含まれる。本発明の化合物を、一般に、約
1mg/mlないし約400mg/mlの医薬上許容される溶液の注射濃度範囲
を得るのに十分な量を担体に溶解する。得られた液体医薬組成物は、用量の前記
の有効量を得るように投与されるであろう。本発明による化合物を、固体および
液体投薬形態で経口投与することが有利である。
【0110】 本発明は、以下の非限定の例によってより詳細に記載される。
【0111】 実施例1 (S)−トランス−[[3−[3−フルオロ−4−(テトラヒドロ−1−オキ
シド−2H−チオピラン−4−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリ
ジニル]メチル]チオ尿素
【0112】
【化58】
【0113】 工程1:窒素雰囲気下の0℃の無水塩化メチレン(8.3mL)中の1,1'−
チオカルボニルジ−2(1H)−ピリドン(192mg、0.827ミリモル)
の溶液を、無水塩化メチレン(28mL)中のWO98/54161、工程1の
実施例9において調製された(S)−トランス−3−[3−フルオロ−4−(テ
トラヒドロ−1−オキシド−2H−チオピラン−4−イル)フェニル]−5−ア
ミノメチル−2−オキサゾリジノン(225mg、0.689ミリモル)の溶液
で30分間処理した。得られた混合物を0℃にて30分間、および雰囲気温度に
て40分間撹拌し、次いで塩化メチレン(20mL)で希釈し、水(15mL)
およびブライン(15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で
濃縮した。粗生成物を15psi N下、アセトニトリル/塩化メチレンの勾
配(30/70〜60/40)で溶出するシリカゲル(32〜63mm、40g
)のクロマトグラフィーに付し、TLC(アセトニトリル/塩化メチレン、30
/70)によるR=0.12でのそれらの画分をプールし、濃縮して、(S)
−トランス−3−[3−フルオロ−4−(テトラヒドロ−1−オキシド−2H−
チオピラン−4−イル)フェニル]−5−イソチオシアナトメチル−2−オキサ
ゾリジノン、mp 165−167℃を得た。
【0114】 工程2:窒素雰囲気下の0℃の無水テトラヒドロフラン(31.2mL)中の
(S)−トランス−3−[3−フルオロ−4−(テトラヒドロ−1−オキシド−
2H−チオピラン−4−イル)フェニル]−5−イソチオシアナトメチル−2−
オキサゾリジノン(工程1、230mg、0.624ミリモル)の溶液をアンモ
ニアの気体流で5分間処理(通気)した。反応容器を密閉し、得られた混合物を
0℃にて1時間撹拌した。次いで、過剰なアンモニアを窒素流下で除去し、反応
混合物を真空中で濃縮して、粗生成物を得た。メタノール/塩化メチレン/ジエ
チルエーテルでのトリチュレートは、表題化合物、mp 209−210℃(分
解)を与えた。
【0115】 実施例2 (S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−(4−チオモルホリニル)フェニ
ル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]チオアセトアミド、チオモ
ルホリン S−オキシド(34).
【0116】
【化59】
【0117】 窒素下のメタ過ヨウ素酸ナトリウム(1.08g、5.05ミリモル)および水
(12mL)の氷冷の攪拌混合物を62(1.5g、4.8ミリモル)およびMe
OH(17mL)で処理し、6℃にて18時間、次いで4℃にて3時間保った。
次いで、さらに、それをメタ過ヨウ素酸ナトリウム(0.1g)で処理し、4℃
にて3時間保ち、CHClで抽出した。抽出物を乾燥(MgSO)させ、濃
縮して、1.4gの63を得た。H NMR[300MHz、(CDSO
]d 2.84(m、2H)、3.01(m、2H)、3.16(m、2H)、3.
50(m、3H)、3.65(m、1H)、3.77(d、d、1H)、4.03
(t、1H)、4.66(m、1H)、5.18(t、1H)、7.16(m、2
H)、7.52(m、1H);MS(ES)m/z 329(M+H)、351
(M+Na).
【0118】
【化60】
【0119】 窒素下のCHCl(130mL)中の63(1.27g、3.87ミリモル
)およびトリエチルアミン(0.732mL、5.25ミリモル)の氷冷の攪拌混
合物をm−ニトロベンゼンスルホニルクロリド(1.15g、5.19ミリモル)
で処理し、雰囲気温度にて約24時間保った。それをCHClで希釈し、水
およびブラインで洗浄し、乾燥(NaSO)させ、濃縮して、78を得、そ
れを精製なくして次の反応に用いた。
【0120】
【化61】
【0121】 先の反応からの生成物(78)、アセトニトリル(70mL)およびイソプロ
パノール(70mL)の攪拌混合物を濃水酸化アンモニウム(70mL、29.
9% NH)で処理し、40℃にて2時間、雰囲気温度にて18時間および4
0〜45℃にて4時間保ち;それを約50mLまで濃縮し、水で希釈し、CH Clで抽出した。抽出物を水およびブラインで洗浄し、乾燥(MgSO)さ
せ、濃縮した。5% MeOH−CHClでのシリカゲルの残渣のクロマトグ
ラフィーは、0.58gの33を与えた:MS(ES)m/z 328(M+H )、350(M+Na);H NMR[300MHz、(CDSO]
d 2.81(m、4H)、3.01(m、2H)、3.16(m、2H)、3.3
0(broad s)、3.49(m、2H)、3.80(d、d、1H)、4.01(
t、1H)、4.58(m、1H)、7.19(m、2H)、7.51(m、1H
).
【0122】
【化62】
【0123】 THF(120mL)中の33(3.7g、0.011モル)およびトリエチル
アミン(3.5mL、0.025モル)の攪拌した懸濁物を氷浴中で冷却し、窒素
下にて、THF(2mL)中のジチオ酢酸エチル(1.47mL、0.0128モ
ル)の溶液で2分間滴下処理し、雰囲気温度にて22時間保った。得られた溶液
を濃縮し、残渣をアセトニトリルから結晶化して、3.61gの34を得た。m
p 176−177℃;H NMR[300MHz、(CDSO]d 2.
42(s、3H)、2.85(m、2H)、3.01(m、2H)、3.18(m
、3H)、3.50(m、2H)、3.78(d、d、1H)、3.89(broad s
、2H)、4.12(t、1H)、4.92(m、1H)、7.18(m、2H)
、7.49(m、1H)、10.33(s、1H);IR(ドリフト)3186、
3102、1741cm−1;MS(ES)m/z 386(M+H)、40
8(M+Na). 元素分析 C1620FNS 0.5HOとして
計算値:C、48.71;H、5.37;N、10.65;S、16.26;H
、2.38. 実測値:C、48.75;H、5.17;N、10.72;S、16.
07;HO、1.72.
【0124】 化合物の使用 実施例2の化合物の毒性を、30、60、120または200mg/kg/日
の実施例2の化合物、水または(80%プロピレングリコール、5%クレモホー
ル(cremophor)および30mg/mlポビドンを含有する)ビヒクルで8時間
の間隔を空けて2分割した用量にて4週間経口的に処置したラットにおいて評価
した。薬物誘発した変化の可逆性を薬物中止の4および8週間後に決定した。骨
の変化の病因を3または7日間200mg/kg/日で処置したラットの試験に
おいて評価した。骨髄上清および血清中のTGF−ベータ1蛋白質レベルを各投
与期間の終わりにてELISAを用いて測定した。毒性は、臨床的、血液学的、
生化学的および病理学的エンドポイントを用いて評価した。
【0125】 200mg/kg/日以外の全用量は、臨床的によく認容された。食欲不振、
体重喪失、GI作用、造血抑制およびリンパ枯渇に加えて、120および200
mg/kg/日での実施例2の化合物の投与は、胸骨、大腿骨/脛骨、脊椎およ
び基底頭蓋(basal cranium)の小柱(海綿状)骨の量および密度における増加
(骨化過剰症)を引き起こした。骨内皮質骨形成はたまにしか生じなかった。第
7日までに明らかとなった骨化過剰症は、小柱配置における骨髄腔内の骨芽細胞
の増殖および類骨の沈積によって、および/または存在する小柱上の新しい骨の
沈着として特徴付けられた。第28日目に、脊髄腔は、いくらかの小柱周囲の骨
芽細胞増殖および類骨沈積により覆われた十分に正常に見える骨小柱により縦走
された。骨芽細胞のいくらかのわずかな病巣の増殖/活性化合物を除いて第3日
に有意な骨変化はなかった。薬物中止の4および8週間後に依然として存在する
新たに形成された骨小棘(bone spicule)は、先に存在している骨とは定性的に
区別できない。比較的重篤な場合において、第7日目の骨芽細胞増殖および類骨
蓄積および第28日目または回復期間後に新たに形成された小柱骨は、骨髄腔を
傷つけるか、消し去る。しかしながら、骨髄は、造血抑制に関連した低細胞性以
外の変化を示さなかった。TGF−ベータ1は、第3日目の骨髄上清中では有意
ではないが穏やかに増加したが、第7日または第28日には増加しなかった。血
清中TGF−ベータ1は、第3日目に有意ではないがわずかに減少した。骨髄上
清中のTGF−ベータ1のレベルの増大は骨化過剰症に先行し、それは可能な機
序的な関連性を示唆している。実施例2の化合物は、よく認容される用量の順序
で短期間内に骨の量および密度を増大させた。薬物中止の8週間後(評価された
最長の期間)まで持続した新たに形成した骨は、正常な小柱骨から形態学的に区
別できなかった。
【0126】 詳細におよびその好ましい具体例に言及して本発明を記載したので、修飾およ
び変形が、添付した特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく可能であること
は明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 413/10 C07D 413/10 // C07M 7:00 C07M 7:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC02 AD01 AE02 BA11 BB04 BC06 4C063 AA01 BB06 CC95 DD52 EE01 4C086 AA01 AA02 BC69 BC88 GA04 GA09 GA10 GA16 MA01 MA04 MA52 MA55 MA59 MA60 MA63 NA14 ZA96 ZA97

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脊椎哺乳動物における骨粗鬆症、骨吸収もしくは他の骨疾患
    を治療または予防する方法であって、かかる処置を必要とする哺乳動物に、有効
    量の式I: 【化1】 [式中、Gは、 【化2】 は、 a) H、 b) NH、 c) NH−C1−4アルキル、 d) C1−4アルキル、 e) −OC1−4アルキル、 f) −SC1−4アルキル、 g) 1〜3個のF、1〜2個のCl、CNもしくは−COOC1−4アル
    キルで置換されたC1−4アルキル、 h) C3−6シクロアルキル、 i) N(C1−4アルキル)、または j) N(CH2−5; Aは、 【化3】 d) S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有す
    る5員のヘテロ芳香族基、 ここに、該5員のヘテロ芳香族基は、炭素原子を介して結合し、 該5員のヘテロ芳香族基は、さらに、縮合したベンゼン環またはナフ
    チル環を有してもよく、 該ヘテロ芳香族基は、所望により、1ないし3個のR48で置換され
    ていてもよく、 e) 少なくとも1つの窒素原子を有する6員のヘテロ芳香族基、 ここに、該ヘテロ芳香族基は炭素原子を介して結合し、 該6員のヘテロ芳香族基は、さらに、縮合したベンゼン環またはナフチ
    ル環を有してもよく、 該ヘテロ芳香族基は、所望により、1ないし3個のR55で置換されて
    いてもよく、 f) 所望により、1ないし3個のR55で置換されていてもよい、6−員
    環を介して結合したβ−カルボリン−3−イルもしくはインドリジニル、 【化4】 は、 a) H、 b) F、 c) Cl、 d) Br、 e) C1−3アルキル、 f) NOであるか、または g) RおよびRは一緒になって、−O−(CH−O−; Rは、 a) −S(=O)、 b) −S(=O)−N=S(O)、 c) −SC(=O)R、 d) −C(=O)R、 e) −C(=O)R、 f) −C(=O)NR1011、 g) −C(=NR12)R、 h) −C(R)(R11)−OR13、 i) −C(R)(R11)−OR13、 j) −C(R)(R11)−OC(=O)R13、 k) −C(R)(R11)−OC(=O)R13、 l) −NR1011、 m) −N(R10)−C(=O)R、 n) −N(R10)−S(=O)、 o) −C(OR14)(OR15)R、 p) −C(R)(R16)−NR1011、または q) 1以上の=O(アルファ位以外にて)、−S(=O)17、−N
    1011、C2−5アルケニルもしくはC2−5アルキニルで置換されたC1−8 アルキ; Rは、 a) 所望により、1以上のハロ、OH、CN、NR1011または−C
    13で置換されていてもよいC1−4アルキル、 b) C2−4アルケニル、 c) −NR1618、 d) −N、 e) −NHC(=O)R、 f) −NR20C(=O)R、 g) −N(R19、 h) −NR1619、または i) −NR1920、 RおよびRは、各出現にて、同一または異なって、 a) C1−2アルキル、または b) RおよびRは一緒になって、−(CH−; Rは、所望により、1以上のハロで置換されていてもよいC1−4アルキル;
    は、 a) H、または b) 所望により、1以上のハロまたはC3−8シクロアルキルで置換され
    ていてもよいC1−8アルキル; Rは、1以上の以下のもの: a) −S(=O)R17、 b) −OR13、 c) −OC(=O)R13、 d) −NR1011、または e) 所望により、CHOで置換されていてもよいC1−5アルケニル で置換されたC1−4アルキル; R10およびR11は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−4アルキル、または c) C3−8シクロアルキル; R12は、 a) −NR1011、 b) −OR10;または c) −NHC(=O)R10; R13は、 a) H、または b) C1−4アルキル; R14およびR15は、各出現にて、同一または異なって、 a) C1−4アルキル、または b) R14およびR15は一緒になって、−(CH)−; R16は、 a) H、 b) C1−4アルキル、または c) C3−8シクロアルキル; R17は、 a) C1−4アルキル、または b) C3−8シクロアルキル; R18は、 a) H、 b) C1−4アルキル、 c) C2−4アルケニル、 d) C3−4シクロアルキル、 e) −OR13、または f) −NR2122; R19は、 a) Cl、 b) Br、または c) I; R20は、生理学的に許容されるカチオン; R21およびR22は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−4アルキル、または c) −NR2122は一緒になって−(CH−; R23およびR24は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) F、 c) Cl、 d) C1−2アルキル、 e) CN f) OH、 g) C1−2アルコキシ、 h) ニトロ、または i) アミノ; Qは、 【化5】 【化6】 m) 所望により、XおよびYで置換されていてもよいジアジニル基、 n) 所望により、XおよびYで置換されていてもよいトリアジニル基、 o) 所望により、XおよびYで置換されていてもよいキノリニル基、 p) 所望により、XおよびYで置換されていてもよいキノキサリニル基、 q) 所望により、XおよびYで置換されていてもよいナフチリジニル基、 【化7】 【化8】 QおよびR24は一緒になって、 【化9】 は、 a) −CH−、 b) −CH(R104)−CH−、 c) −C(O)−、または d) −CHCHCH−; Zは、 a) −OS−、 b) −O−、 c) −N(R107)−、 d) −OS−、または e) −S−; Zは、 a) −OS−、 b) −O−、 c) −OS−、または d) −S−; Aは、 a) H−、または b) CH; Aは、 a) H−、 b) HO−、 c) CH−、 d) CHO−、 e) R102O−CH−C(O)−NH−、 f) R103O−C(O)−NH−、 g) (C−C)アルキル−O−C(O)−、 h) HO−CH−、 i) CHO−NH−、 j) (C−C)アルキル−OC− k) CH−C(O)−、 l) CH−C(O)−CH−、 【化10】 およびAは、一緒になって: 【化11】 102は、 a) H−、 b) CH−、 c) フェニル−CH−、または d) CHC(O)−; R103は、 a) (C−C)アルキル−、または b) フェニル−; R104は、 a) H−、または b) HO−; R105は、 a) H−、 b) (C−C)アルキル−、 c) CH=CH−CH−、または d) CH−O−(CH−; R106は、 a) CH−C(O)−、 b) H−C(O)−、 c) ClCH−C(O)−、 d) HOCH−C(O)−、 e) CHSO−、 【化12】 g) FCHC(O)−、 【化13】 i) HC−C(O)−O−CH−C(O)−、 j) H−C(O)−O−CH−C(O)−、 【化14】 l) HC≡C−CHO−CH−C(O)−、または m) フェニル−CH−O−CH−C(O)−; R107は、 a) R102O−C(R110)(R111)−C(O)−、 b) R103O−C(O)−、 c) R108−C(O)−、 【化15】 f) HC−C(O)−(CH−C(O)−、 g) R109−SO−、 【化16】 i) HO−CH−C(O)−、 j) R116−(CH−、 k) R113−C(O)−O−CH−C(O)−、 l) (CHN−CH−C(O)−NH−、 m) NC−CH−、 n) F−CH−CH−、または o) R150151NSO108は、 a) H−、 b) (C−C)アルキル、 c) アリール−(CH、 d) ClHC−、 e) ClHC−、 f) FHC−、 g) FHC−、 h) (C−C)シクロアルキル、または i) CNCH−、 R109は、 a) アルキルC−C、 b) −CHCl c) −CHCH=CH、 d) アリール、または e) −CHCN; R110およびR111は、独立して a) H−、 b) CH−;または R112は、 a) H−、 b) CHO−CHO−CH−、または c) HOCH−; R113は、 a) CH−、 b) HOCH−、 c) (CHN−フェニル、または d) (CHN−CH−; R114は、 a) HO−、 b) CHO−、 c) HN−、 d) CHO−C(O)−O−、 e) CH−C(O)−O−CH−C(O)−O−、 f) フェニル−CH−O−CH−C(O)−O−、 g) HO−(CH−O−、 h) CHO−CH−O−(CH−O−、または i) CHO−CH−O−;R113は、 a) CH−、 b) HOCH−、 c) (CHN−フェニル、または d) (CHN−CH−; R115は、 a) H−、または b) Cl−; R116は、 a) HO− b) CHO−、または c) F; R150およびR151は、各々、HまたはアルキルC−Cであるか、ある
    いはR150およびR151は、各々が結合している窒素原子と一緒になって、
    3ないし6個の炭素原子を有する単環系複素環を形成し; Bは、1個の窒素および3個の炭素を有する不飽和4−原子リンカー; Mは、 a) H、 b) C1−8アルキル、 c) C3−8シクロアルキル、 d) −(CHOR13、または e) −(CH−NR2122; Zは、 a) O、 b) S、または c) NM; Wは、 a) CH、 b) N、または c) ZがNMである場合、SもしくはO; Yは、 a) H、 b) F、 c) Cl、 d) Br、 e) C1−3アルキル、または f) NO; Xは、 a) H、 b) −CN、 c) OR27、 d) ハロ、 e) NO、 f) テトラゾイル、 g) −SH、 h) −S(=O)、 i) −S(=O)−N=S(O)、 j) −SC(=O)R、 k) −C(=O)R25、 l) −C(=O)NR2728、 m) −C(=NR29)R25、 n) −C(R25)(R28)−OR13、 o) −C(R25)(R28)−OC(=O)R13、 p) −C(R28)(OR13)−(CH−NR2728、 q) −NR2728、 r) −N(R27)C(=O)R、 s) −N(R27)−S(=O)、 t) −C(OR14)(OR15)R28、 u) −C(R25)(R16)−NR2726、または v) 1以上のハロ、OH、=O(アルファ位以外にて)、−S(=O)17、−NR2728、C2−5アルケニル、C2−5アルキニルもしくは
    3−8シクロアルキルで置換されたC1−8アルキル; R、R、R、R、R13、R14、R15、R16およびR17は、前
    記定義に同じ; R25は、 a) H、 b) 所望により、1以上のハロ、C3−8シクロアルキル、1以上の−S
    (=O)17、−OR13もしくはOC(=O)R13、NR2728
    置換されたC1−4アルキルで置換されていてもよいC1−8アルキル、または c) 所望により、CHOもしくはCO13で置換されていてもよいC2−5 アルケニル; R26は、 a) R28、または b) NR2728; R27およびR28は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−8アルキル、 c) C3−8シクロアルキル、 d) −(CHOR13、 e) −(CH−NR2122であるか、または f) R27およびR28は一緒になって、−(CHO(CH −、−(CHCH(COR)−または−(CHN(CH
    ); R29は、 a) −NR2728、 b) −OR27、または c) −NHC(=O)R28; R30は、 a) H、 b) 所望により、1以上のハロで置換されていてもよいC1−8アルキル
    、または c) 所望により、1以上のOHもしくはC1−6アルコキシで置換されて
    いてもよいC1−8アルキル; Eは、 a) NR39、 b) −S(=O)、または c) O; R38は、 a) H、 b) C1−6アルキル、 c) −(CH−アリール、または d) ハロ; R39は、 a) H、 b) 所望により、1以上のOH、ハロまたは−CNで置換されていてもよ
    いC1−6アルキル、 c) −(CH−アリール、 d) −CO40、 e) −COR41、 f) −C(=O)−(CH−C(=O)R40、 g) −S(=O)−C1−6アルキル、 h) −S(=O)−(CH−アリール、または i) −(C=O)−Het; R40は、 a) H、 b) 所望により、1以上のOH、ハロまたは−CNで置換されていてもよ
    いC1−6アルキル、 c) −(CH−アリール、または d) −(CH−OR42; R41は、 a) 所望により、1以上のOH、ハロまたは−CNで置換されていてもよ
    いC1−6アルキル、 b) −(CH−アリール、または c) −(CH−OR42; R42は、 a) H、 b) C1−6アルキル、 c) −(CH−アリール、または d) −C(=O)−C1−6アルキル; アリールは、 a) フェニル、 b) ピリジル、または c) ナフチル; aないしcは、所望により、1以上のハロ、−CN、OH、SH、C1−6 アルキル、C1−6アルコキシまたはC1−6アルキルチオで置換されていても
    よく; R43は、 a) H、 b) C1−2アルキル、 c) F、または d) OH; R44は、 a) H、 b) CF、 c) 所望により、1以上のハロで置換されていてもよいC1−3アルキル
    、 d) 所望により、1以上のハロで置換されていてもよいフェニル、 e) R44およびR45は一緒になって、該式: 【化17】 で表される5−、6−または7−員環となるか、または f) R46が電子求引性基である場合、R44およびR45は一緒になっ
    て−(CH−となり; R45およびR46は、各出現にて、同一または異なって、 a) 電子求引性基、 b) H、 c) CF、 d) 所望により、1個のハロで置換されていてもよいC1−3アルキル、 e) フェニル、但し、R45またはR46の少なくとも1つは電子求引性
    基であり、または f) R45およびR46は一緒になって、式: 【化18】 で表される5−、6−、7−員環となり; Uは、 a) CH、 b) O、 c) S、または d) NR47; R47は、 a) H、または b) C1−5アルキル; R48は、 a) カルボキシル、 b) ハロ、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF、 g) −NO、 h) C1−6アルコキシ、 i) C1−6アルコキシカルボニル、 j) C1−6アルキチオ、 k) C1−6アシル、 l) −NR4950、 m) 所望により、OH、C1−5アルコキシ、C1−5アシルまたは−N
    4950で置換されていてもよいC1−6アルキル、 n) 所望により、1または2個のR51で置換されていてもよいC2−8 アルケニルフェニル、 o) 所望により、1または2個のR51で置換されていてもよいフェニル
    、 p) 所望により、1または2個のR51で置換されていてもよい、S、N
    およびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有する5−または6−
    員の(不)飽和複素環基、または 【化19】 49およびR50は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−4アルキル、 c) C5−6シクロアルキルであるか、または d) R49およびR60が窒素原子と一緒になって、所望により、S、N
    およびOよりなる群から選択されるヘテロ原子をさらに有し、今度は、さらなる
    該窒素原子上を含めて、C1−3アルキルまたはC1−3アシルで置換されてい
    てもよい5−、6−員の飽和複素環基となり; R51は、 a) カルボキシル、 b) ハロ、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF、 g) −NO、 h) C1−6アルコキシ、 i) C1−6アルコキシカルボニル、 j) C1−6アルキチオ、 k) C1−6アシル、 l) 所望により、OH、C1−5アルコキシ、C1−5アシルまたは−N
    4950で置換されていてもよいC1−6アルキル、 m) フェニル、 n) −C(=O)NR5253、 o) −NR4950、 p) −N(R52)(−SO54)、 q) −SO−NR5253、または r) −S(=O)54; R52およびR53は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−6アルキル、または c) フェニル; R54は、 a) C1−4アルキル、または b) 所望により、C1−4アルキルで置換されていてもよいフェニル; R55は、 a) カルボキシル、 b) ハロ、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF、 g) −NO、 h) C1−6アルコキシ、 i) C1−6アルコキシカルボニル、 j) C1−6アルキチオ k) C1−6アシル、 l) −NR5657、 m) 所望により、OH、C1−5アルコキシ、C1−5アシルまたは−N
    5657で置換されていてもよいC1−6アルキル、 n) 所望により、1または2個のR58で置換されていてもよいC2−8 アルケニルフェニル o) 所望により、1または2個のR58で置換されていてもよいフェニル
    、 p) S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有し
    、所望により、1または2個のR58で置換されていてもよい5−または6−員
    の(不)飽和の複素環基、または 【化20】 56およびR57は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) ホルミル、 c) C1−4アルキル、 d) C1−4アシル、 e) フェニル、 f) C3−6シクロアルキルであるか、または g) R56およびR57は該窒素と一緒になって、所望により、さらに、
    S、NおよびOよりなる群から選択されるヘテロ原子を有し、今度は、さらなる
    該窒素原子上を含めて、フェニル、ピリミジル、C1−3アルキルまたはC1− アシルで置換されていてもよい5−、6−員の飽和複素環基となり; R58は、 a) カルボキシル、 b) ハロ、 c) −CN、 d) メルカプト、 e) ホルミル、 f) CF、 g) −NO、 h) C1−6アルコキシ、 i) C1−6アルコキシカルボニル、 j) C1−6アルキチオ、 k) C1−6アシル、 l) フェニル、 m) 所望により、OH、アジド、C1−5アルコキシ、C1−5アシル、
    −NR6566、−SR67、−O−SO68もしくは 【化21】 で置換されていてもよいC1−6アルキル、 n) −C(=O)NR5960、 o) −NR5657、 p) −N(R59)(−SO54)、 q) −SO−NR5960、 r) −S(=O)54、 s) −CH=N−R61、または t) −CH(OH)−SO64; R54は、前記定義に同じ; R59およびR60は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−6アルキル、 c) フェニル、または d) トリル; R61は、 a) OH、 b) ベンジルオキシ、 c) −NH−C(=O)−NH、 d) −NH−C(=S)−NH、または e) −NH−C(=NH)−NR6263; R62およびR63は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、または b) 所望により、フェニルまたはピリジルで置換されていてもよいC1− アルキル; R64は、 a) H、または b) ナトリウムイオン; R65およびR66は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) ホルミル、 c) C1−4アルキル、 d) C1−4アシル、 e) フェニル、 f) C3−6シクロアルキル、 g) R65およびR66は一緒になって、S、NおよびOよりなる群から
    選択される1ないし3個の原子を有し、所望により、該窒素原子上を含めて、フ
    ェニル、ピリミジル、C1−3アルキルまたはC1−3アシルで置換されていて
    もよい5−、6−員の飽和複素環基となり、 h) −P(O)(OR70)(OR71)、または i) −SO−R72; R67は、 【化22】 68は、C1−3アルキル; R69は、 a) C1−6アルコキシカルボニル、または b) カルボキシル; R70およびR71は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、または b) C1−3アルキル; R72は、 a) メチル、 b) フェニル、または c) トリル; Kは、 a) O、または b) S; R73、R74、R75、R76およびR77は、各出現にて、同一または異な
    って、 a) H、 b) カルボキシル、 c) ハロ、 d) −CN、 e) メルカプト、 f) ホルミル、 g) CF、 h) −NO、 i) C1−6アルコキシ、 j) C1−6アルコキシカルボニル、 k) C1−6アルキチオ、 l) C1−6アシル、 m) −NR7879、 n) 所望により、OH、C1−5アルコキシ、C1−5アシル、−NR 79、−N(フェニル)(CH−CH−OH)、−O−CH(CH
    (OCHCH)または−O−フェニル−[パラ−NHC(=O)CH]で
    置換されていてもよいC1−6アルキル、 o) 所望により、R51で置換されていてもよいC2−8アルケニルフェ
    ニル、 p) 所望により、R51で置換されていてもよいフェニル、または q) S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有し
    、所望により、R51で置換されていてもよい5−または6−員の(不)飽和の
    複素環基; R51は、前記定義に同じ; R78およびR79は、各々、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−4アルキル、 c) フェニル、または d) R78およびR79は窒素原子と一緒になって、5−、6−員の飽和
    複素環基となり、それは、所望により、さらに、S、NおよびOよりなる群から
    選択されるヘテロ原子を有し、今度は、所望により、さらなる該窒素原子上を含
    めて、C1−3アルキルまたはC1−3アシルで置換されていてもよく; Tは、 a) O、 b) S、または c) SO; R75、R76およびR77は前記定義に同じ; R80は、 a) H、 b) ホルミル、 c) カルボキシル、 d) C1−6アルコキシカルボニル、 e) C1−8アルキル、 f) C2−8アルケニル、 ここに、該置換基(e)および(f)は、所望により、OH、ハロ、C1− アルコキシ、C1−6アシル、C1−6アルキルチオ、またはC1−6アルコ
    キシカルボニル、または所望により、ハロで置換されていてもよいフェニルで置
    換されていてもよく、 g) 所望により、カルボキシル、ハロ、−CN、ホルミル、CF、−N
    、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アシル、C1−6アル
    キルチオまたはC1−6アルコキシカルボニルで置換されていてもよい6ないし
    10個の炭素原子を有する芳香族基; h) −NR8182、 i) −OR90、 j) −S(=O)−R91、 k) −SO−N(R92)(R93)、または l) 以下の式の基 R81およびR82は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C3−6シクロアルキル、 c) フェニル、 d) C1−6アシル、 e) 所望により、OH;OHで置換されていてもよいC1−6アルコキシ
    ;S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有する5−ま
    たは6−員の芳香族複素環基;所望により、OH、CF、ハロ、−NO、C1−4 アルコキシ、−NR8384もしくは 【化23】 で置換されていてもよいフェニルで置換されていてもよいC1−8アルキル; 【化24】 Vは、 a) O、 b) CH、または c) NR87; R83およびR84は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、または b) C1−4アルキル; R85は、 a) OH、 b) C1−4アルコキシ、または c) −NR8889; R86は、 a) H、または b) 所望により、インドリル、OH、メルカプチル、イミダゾリ、メチル
    チオ、アミノ、所望によりOH、−C(=O)−NH、−COHまたは−C
    (=NH)−NHで置換されていてもよいフェニルで置換されていてもよいC1−7 アルキル; R87は、 a) H、 b) フェニル、または c) 所望により、OHにより置換されているC1−6アルキル; R88およびR89は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) C1−5アルキル c) C3−6シクロアルキル、または d) フェニル; R90は、 a) 所望により、C1−6アルコキシまたはC1−6ヒドロキシ、C3− シクロアルキル、1ないし3個の窒素原子を有し、今度は、1または2個の−
    NO、CF、ハロ、−CN、OH、C1−5アルキル、C1−5アルコキシ
    またはC1−5アシルで置換されていてもよい6員芳香族の所望によりベンゾ縮
    合した複素環基; 【化25】 c) フェニル、または d) ピリジル; R91は、 a) C1−16アルキル、 b) C2−16アルケニル、 ここに、該置換基(a)および(b)は、所望により、C1−6アルコキシ
    カルボニル、またはS、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原
    子を有する5−、6−、7−員の芳香族複素環基で置換されていてもよく、 c) 6ないし10個の炭素原子を有する芳香族基、または d) S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有す
    る5−、6−、7−員の芳香族複素環基、 ここに、該置換基(c)および(d)は、所望により、カルボキシル、ハロ
    、−CN、ホルミル、SF、−NO、C1−6アルキル、C1−6アルコキ
    シ、C1−6アシル、C1−6アルキルチオまたはC1−6アルコキシカルボニ
    ルで置換されていてもよく; R92およびR93は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) フェニル、 c) C1−6アルキル、または d) ベンジル; R94およびR95は、各出現にて、同一または異なって、 a) H、 b) OH、 c) 所望により、−NR8384で置換されていてもよいC1−6アル
    キルであるか、または d) R94およびR95は一緒になって=Oとなり; R96は、 a) 6ないし10個の炭素原子を有する芳香族基、 b) S、NおよびOよりなる群から選択される1ないし3個の原子を有す
    る5−または6−員の芳香族の所望によりベンゾ縮合した複素環基、 ここに、該置換基(a)および(b)は、今度は、1または3個の−NO 、CF、ハロ、−CN、OH、フェニル、C1−5アルキル、C1−5アルコ
    キシまたはC1−5アシルで置換でき、 c) モルホリニル、 d) OH、 e) C1−6アルコキシ、 f) −NR8384 g) −C(=O)−R97、または 【化26】 97は、 a) モルホリニル、 b) OH、または c) C1−6アルコキシ; hは、1、2または3; iは、0、1または2; jは、0または1; kは、3、4または5; lは、2または3; mは、4または5; nは、0、1、2、3、4または5; pは、0、1、2、3、4または5;但し、nおよびpは一緒に1、2、3、4
    または5であり; qは、1、2、3または4; rは、2、3または4; tは、0、1、2、3、4、5または6; uは、1または2; wは、0、1、2または3である] で表される化合物、またはその医薬上許容される塩を投与する工程を含むことを
    特徴とする該方法。
  2. 【請求項2】 該哺乳動物がヒトであることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 該化合物が、約0.1ないし100mg/kg体重(哺乳動
    物)/日の範囲で投与されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 該化合物が、経口、経鼻、非経口、局所、経皮または直腸投
    与されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 該化合物が、 (S)−トランス−[[3−[3−フルオロ−4−(テトラヒドロ−1−オキ
    シド−2H−チオピラン−4−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリ
    ジニル]メチル]チオ尿素;および (S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−(4−チオモルホリニル)フェニ
    ル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]チオアセトアミド, チオモ
    ルホリン S−オキシド;ならびに その医薬上許容される塩 よりなる群から選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 該哺乳動物が、抗菌性感染に苦しんでいないことを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 脊椎哺乳動物における骨粗鬆症、骨吸収もしくは他の骨疾患
    を治療または予防する方法であって、かかる処置を必要とする哺乳動物に有効量
    の式II: 【化27】 [式中、Zは、−OS−、−O−、−N(R107)−、−OS−または−
    S−; wは、0、1、2または3; R23およびR24は、同一または異なり、HまたはFであってもよく;およ
    び RはH、NH、NHアルキルC−C;N(アルキルC−C; 【化28】 アルキルC−C;OアルキルC−C;SアルキルC−C;1〜3個
    のF、1〜2個のCl、CNもしくは−COOアルキルC−Cまたはシクロ
    アルキルC−Cで置換されたアルキルC−C、ここに、それらは、該ア
    ルキル基の出現ごとに、直鎖または分岐鎖であってもよく;および R107は、 a) R102O−C(R110)(R111)−C(O)−、 b) R103O−C(O)−、 c) R108−C(O)−、 d) R109−SO−、 e) NC−CH−、 f) FCHCH−、または g) R150151NSO2−; ここに、R102は、H、CH−、フェニル−CH−またはCHC(
    O);各R110およびR111は、HまたはCHから選択され;R103
    、アルキルC−Cまたはフェニル;R108は、H、アルキルC−C
    アリール(CH0−5、CNCH−、ClCH−、ClHC−、FH C−、FHC−またはシクロアルキルC−C;R150およびR151 は、同一または異なり、H、アルキルC−Cから選択されるか、またはR 50 およびR151は各々が結合する窒素原子と一緒になって3ないし6個の炭
    素原子を有する単環系複素環を形成する ]で表される化合物を投与する工程を含むことを特徴とする該方法。
  8. 【請求項8】 該哺乳動物がヒトであることを特徴とする請求項7記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 該化合物が、約0.1ないし100mg/kg体重(哺乳動
    物)/日の範囲で投与されることを特徴とする請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 該化合物が、経口、経鼻、非経口、局所、経皮または直腸
    投与されることを特徴とする請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 該化合物が、 (S)−トランス−[[3−[3−フルオロ−4−(テトラヒドロ−1−オキ
    シド−2H−チオピラン−4−イル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリ
    ジニル]メチル]チオ尿素;および (S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−(4−チオモルホリニル)フェニ
    ル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]チオ−アセトアミド、チオ
    モルホリン S−オキシド;ならびに その医薬上許容される塩 よりなる群から選択されることを特徴とする請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】 該哺乳動物が、抗菌性感染に苦しんでいないことを特徴と
    する請求項7記載の方法。
  13. 【請求項13】 哺乳動物における骨粗鬆症、骨吸収または他の骨疾患の治
    療または予防用の医薬を調製するための式(I)または式(II)の化合物の使
    用。
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