JP2003528201A - 電子ビームによる感圧性粘着物質の橋架け - Google Patents

電子ビームによる感圧性粘着物質の橋架け

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フゼマン,マルク
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Abstract

(57)【要約】 本発明は担体物質上に感圧性粘着系の被膜を橋架けするための方法に関する。本発明の方法は担体物質上に配置された感圧性粘着系が照射装置による加速電子の照射を受けることを特徴とする。光線を受けなければならない感圧性粘着系で被膜された担体物質はロール上を走行する。接触媒質は照射期間中、ロールと担体物質との間に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [発明の分野] 本発明は裏側上の剥離層に対する損傷を回避する、感圧性粘着テープの電子ビ
ーム橋架けの方法に関する。
【0002】 [従来の技術] 粘着テープの使用特性は極めて本質的に感圧性接着剤(PSA)の特性により
決定される。その接着剤は少なくとも1種の高分子量のエラストマープラス、適
当な場合には1種もしくはそれ以上の粘性規定樹脂および更に特性を修飾するた
め、安定性を改善するため、等の更なる添加剤より成る。粘着テープの組成物、
調製物および特性に関する更なる情報のためには、Ullmann’s Enc
yclopedia of Industrial Chemistry,Si
xth Edition,2000 Electronic Release,
Wiley−VCH,Weinheim 2000中の記事「テープ、接着剤」
を参照されたい。粘着テープを製造するためには接着剤を、フィルム、紙、不織
体、織物、等のような適当な裏材料もしくは担体材料に1枚もしくはそれ以上の
薄膜で適用する。この目的のために、それらを適当な粘度の流体状態に転化しな
ければならず、それはそれらを溶媒に溶解するか、それらを液体中に分散するか
またはホットメルトとして知られたものの場合には、それらを高温で溶融するこ
とにより実施することができる。次にこれらの被膜を溶媒もしくは分散媒質を蒸
発させるかもしくはホットメルトを冷却することにより固化させて、感圧性接着
剤を与える。とりわけホットメルト、しかしまた他の感圧性接着剤も、加熱する
ことによりそれらの強度を再度喪失し、それにより使用範囲を制約する。これは
橋架けにより防止することができ、それによりこのように製造された粘着テープ
の使用範囲を拡大することができる。橋架けはエラストマーのポリマー鎖間に化
学結合をもたらすすべての反応を包含する。これは化学的に開始されたもしくは
放射線化学的に開始された反応により達成することができる。後者は順次、UV
光線によりもしくは、加速電子(EBC)のような高エネルギー光線により開始
することができる。これらの反応は非常に急速に起こり、熱に不安定な基を必要
としないために、光線照射橋架け(UVおよびEBC法)を使用することが好ま
しい。感圧性接着剤調製の更なる方法は反応性の液体モノマーおよびオリゴマー
から開始し、それを光線により硬化させて、凝集性感圧性接着剤を形成する。”
Radiation Curing of PSA−An Overview”
, RadTech Europe,Maastricht 1995中にKa
rmann and Zoellnerにより概説が与えられている。前記の橋
架けと硬化の間には基本的な差は存在しないので、双方を「橋架け」として以下
に言及される。
【0003】 UV法は装置に関しては比較的安価である。しかし、必要な光線反応開始剤お
よび接着剤による光線の吸収のために、橋架けを無制限に実施することはできな
い。例えば、透明なアクリルPSAテープは最大約100g/m2までは有効に
橋架けすることができる。樹脂もしくは充填剤を含んで成る接着剤の場合には、
その制約はずっと低い。天然−ゴム接着剤に対しては、UV橋架けはもっと好ま
しくない。EBC法はこの目的のためには著しくより適する。幸いには、ポリア
クリレート、天然ゴムおよび他のポリジエンゴム、エチレン−ビニルアセテート
、ポリジメチルシロキサンのようなPSAに使用されるポリマーは大部分、主と
して電子ビームの影響下で橋架けするポリマーである(例えば、J.E.Wil
son,”Radiation Chemistry of Monomers
,Polymers,and Plastics”Marcel Dekker
,Inc.,New York,1974を参照されたい。)十分に高い電子加
速電圧を与えられると、数100g/m2を超えるフィルム厚さをもつPSAで
すらほとんど完全に透過され、それらの組成に関係なく橋架けされる。ここで、
更なる利点はこれらの工程の早急性、橋架けされる成分の構造および組成上に課
せられる最少の条件(UV−活性基が存在する必要がない)および操作を正確に
調整する性能である。しかし、この方法も欠点を有する。接着剤の均一な橋架け
を実施するために、粘着テープを十分な均一性を伴って照射透過しなければなら
ず、そのため裏材料フィルムすら多かれすくなかれ高い線量を受ける。この過程
で、幾つかのポリマーは劣化し、従って脆くなり、機械的荷重支持特性を喪失す
る。他のポリマーは照射中および後に脱色を受ける。特に重大な損傷は、テープ
が巻取られた後の巻き出し力の所望の調整を得るために裏フィルムの裏側に存在
することが多い剥離層に起こる、すなわち、それらは光線照射後に活性を喪失し
、その結果、粘着テープの巻き出し力が許容できないほど上昇する。これはとり
わけ高温の貯蔵後にシリコーン層に適用される。この損傷は、粘着テープが、そ
れら双方が放射線トラップとして働く、その裏側を電子加速装置下の温度調節板
上に走行させるか、もしくは金属の温度調節ロール上にある場合に減少すること
ができる。しかし、その効果は約10kGYより上の線量においては不適当であ
る。ドイツ特許出願第198 46 902号明細書は加速電圧を選択すること
により、剥離裏材料の裏側上の剥離層により吸収される線量を低く保ち、そして
実質的により高い線量で粘着フィルムを橋架けすることができる方法を記載して
いる。しかし、粘着フィルムと裏材料との間の厚さの不都合な比率の場合には、
その可能性は制約される。
【0004】 [発明の課題] 従って、粘着フィルムの橋架けに要する線量を制限する必要がなく、剥離層の
裏側に対する損傷を妨げるかもしくは少なくとも非常に実質的に減少することを
可能にさせ、かつ粘着層と裏材料間の厚さの割合が不都合である場合ですらそう
させる、感圧性接着剤の電子ビーム橋架け法を提供することが本発明の目的であ
る。
【0005】 [課題を実施するための手段] 驚くべきことには、そして当業者に予知不可能であったことには、この種の有
利な手順は、光線照射過程中に粘着テープの裏側とロール、特に温度調節ロール
との間に適当な接触媒質を導入することにより可能であることが見いだされた。
【0006】 従って本発明は裏材料上の感圧性粘着剤の被膜の電子ビーム橋架け法を提供し
、 ・裏材料上に配置された感圧性粘着フィルムを照射手段による電子ビームにより
橋架けする、 ・橋架けされる感圧性粘着系で被覆された裏材料が照射期間中ロール上を走行す
る、 ・照射期間中にロールと裏材料間に接触媒質が存在する、 ことを特徴とする方法を提供する。
【0007】 接触媒質は好ましくは、照射後に裏材料から全体もしくは一部を除去される。
【0008】 裏材料とロール間の接触は感圧性粘着系を提供された裏材料の全照射面積上に
確保しなければならない。
【0009】 本発明に従うと、好ましくは、本方法は電子加速装置、ロール、好ましくは、
温度調節ロール、流体アプリケーター、および所望の場合には、乾燥ユニットよ
り成るユニット中で実施される。
【0010】 非常に有利な手順においては、ロールは温度調節される。以下の本文中では、
ロールとのみ言及される全例において、好ましい態様の一つとして温度調節ロー
ルが明白に包含される。ロールの温度調節は好ましくは、−10℃〜200℃の
範囲内にあり、5℃〜150℃が極めて特に好ましい。
【0011】 使用されるロールは通常、入射電子および、この場合に形成するx−線を吸収
する、接地された金属のロールである。それは好ましくは、特に熱エネルギーの
形態の、エネルギーの消散を確保するために有効な温度調節システムを付けてい
る。腐食を防止するためにそれは通常、保護被膜で被覆されている。この被膜は
好ましくは、接触媒質により有効に湿潤化されるように選択される。概して、表
面は伝導性である。しかし、絶縁性もしくは半導性物質の1枚もしくはそれ以上
の被膜でそれを被覆することもまたより好都合であるかも知れない。本発明の方
法に有利に使用することができるロールは鋼のロール、特に腐食抵抗および/も
しくは湿潤性を改善するための被膜を担持するものであり、それらの被膜は好ま
しくは、適切な金属(例えば、クロム)、金属酸化物もしくはセラミックから成
る。
【0012】 本発明の方法において、接触媒質は有利には裏材料の裏側もしくは前記のロー
ルのいずれかに適用されるが、しかし、それが例えば、噴霧適用により接触せず
に適用されることも可能である。電子ビーム照射中に、接触媒質はロールと裏材
料との間に配置される。
【0013】 使用される本発明の接触媒質は裏材料とロールの表面間の接触をもたらすこと
ができる物質、特に裏材料とロール表面間の隙間(例えば、ロール表面の不均一
性、泡)を充填する物質である。この目的に適するものは広範な粘度範囲内に存
在することができる流体材料である。従って接触媒質は例えば、感圧性接着剤か
らもしくは、裏材料上を流動し、従って裏側とロール間の空気を追い出すもう1
種の材料より成ることができる。更に、接触媒質として柔軟な「順応(conf
orming)」物質を使用することができる。他方、例えば、柔軟なゴム、可
塑化PVC、他の可塑化ポリマー、および類似物質のような柔軟な物質を優先的
に使用することができる。それらが確実にロールに結合される場合は、それらは
十分な光線抵抗および、更に好ましくは、十分な熱および電気伝導性を示さなけ
ればならない。本発明に従うと、特に十分な放射線抵抗をもたない接触媒質を使
用する場合に、ロール上に接触媒質を恒久的に残さずその代わりに、照射操作の
前にロールにそれを適用し、照射操作後にロールからそれを再度除去することが
特に有利である。後者の原理は、それを裏材料とともに、例えば、裏材料ととも
にロール上を走行するフィルムの形態で、工程中に導入することにより、本発明
に従う優れた方法で実施することができる。更に有利な態様において、接触媒質
はロール上の交換可能な覆いの形態にある。接触媒質は照射操作中(連続的交換
)もしくは個々の照射操作の中間(不連続的交換)に交換することができる。連
続的交換はそれがその機能を喪失する進行中の照射によりそれが著しく損傷され
ることを防止する。しかし、十分な放射線抵抗もしくは十分に低い放射線負荷の
場合には特に、本発明の過程の対応する変法に対して接触媒質がロール上に恒久
的に滞留することも同様に有利であるかも知れない。
【0014】 接触媒質として、適当な場合に追加的機能のための添加剤を含んで成る液体を
使用することが本発明に従って非常に有利であることが見いだされた。これらは
湿り気および電気伝導度の増加並びに吸収された放射線により発生されたフリー
ラジカルおよび他の反応性グループの捕食を含む。
【0015】 本発明の要請された目的を満足する接触液として、水を使用することが有利に
可能である。本発明の意味に著しく適する更なる変法において、接触媒質を、そ
の中に少なくとも1部可溶性である物質と混合する。接触媒質としての水に対す
る添加物の例は、これらの例によりアルコールの選択において制約されることを
望まないが、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノールのようなア
ルキルアルコールを含む。更に非常に有利なものは、とりわけ、比較的長鎖のア
ルコール、グリコール、ポリグリコール、ケトン、アミン、カルボン酸塩、スル
ホン酸塩、水溶性セルロース誘導体、等である。
【0016】 更に、接触媒質への少量の非イオン性および/もしくはアニオン性および/も
しくはカチオン性界面活性剤の添加により表面張力の低下をもたらすことができ
る。もっとも単純な場合には、好ましくは接触媒質として水中数g/lの濃度の
、市販の洗浄組成物もしくは石鹸溶液をこの目的に使用することができる。特に
適したものは比較的低濃度においてすら使用することができる特定の界面活性剤
である。例はスルホニウム界面活性剤(例えば、β−ジ(ヒドロキシアルキル)
スルホニウム塩)、更にエトキシル化ノニルフェニルスルホン酸アンモニウム塩
である。ここで、とりわけUllmann’s Encyclopedia o
f Industrial Chemistry,Sixth Edition
,2000 Electronic Release,Wiley−VCH,W
einheim 2000中の「界面活性剤」の項の当該技術分野を参照するこ
とができる。
【0017】 接触媒質として前記の液体はまた、それぞれ個々にもしくは相互との組み合わ
せで水の添加を伴わずに使用することができる。接触媒質の特性を高めるために
(例えば、せんだん抵抗を増加する、裏材料表面への界面活性剤等の移動を減少
する、そして従って最終生成物の洗浄能を改善するために)、更に、接触媒質お
よび/もしくは使用された補助剤に対する塩、ゲル剤および類似の粘度上昇添加
剤を添加することも有利に可能である。
【0018】 液体の接触媒質の場合は、一つの可能な著明な手順は接触媒質を含有する浴を
とおして有利には湿潤可能なもしくは吸収性表面を有する第2のロール(適用ロ
ール)を走行させ、工程中に接触媒質をそれを湿潤化もしくは含浸し、そして第
1のロールと接触により、この接触媒質をフィルム上に適用もしくは塗布するこ
とである。アプリケーターの他の態様もまた実施することができる。「ロール」
の用語は以下では第1のロール(温度調節可能な態様を含む主要請求項中の登録
に従うロール)および適用ロールとしての第2のロールに対して使用される。従
って更に導入することができる第3のロール(接触ロール)は接触ロールと呼ば
れる。
【0019】 本過程の本発明の態様に使用される具体的な照射手段は電子ビーム加速装置が
関与する直列カソードシステム、走査システムおよびセグメントカソードシステ
ムである。当該技術分野の状態およびもっとも重要な工程パラメーターの詳細な
説明はSita Technology,London,1991出版のVol
.1 ”Chemistry & Technology of UV & E
B Formulations for Coatings,Inks & P
aints”中のSkelhorneの ”Electron Beam Pr
ocessing”中に認めることができる。
【0020】 加速電圧は40kVと500kVの間、好ましくは、80kV〜300kVの
範囲内にある。使用線量は5〜150kGy、とりわけ20〜100kGyの範
囲内である。照射される裏材料、すなわち紙、フィルム、不織体等(以下を参照
、されたい)、のような剥離被覆材料、の誘動された供給はある程度の接触圧下
で有利に実施される。これは、一方で、裏材料の裏側と(第1の)ロール間に気
泡が含まれないことおよび第2に、接触液の量が必要な程度に限定されることを
確実にする。接触圧は適当なウエブ張力を設定するかもしくは接触ロールを使用
して圧力をかけることにより実施することができる。この場合は、接触ロールの
表面は、裏材料の表面上の感圧性粘着フィルムがそれに接着しないように、十分
な剥離効果をもたなければならない。更なる可能性はエアジェットもしくはエア
クッションによりまたは静電力により適用された圧力を含む。接触ロールは例え
ば、同様に鋼ロールでもあることができ、セラミックのロールも適している。接
触ロールとしての使用に好ましいものは、弾性材料、特にゴムのロールもしくは
シリコンゴムのロールから製造されたもの、または弾性のもしくはゴム化表面を
有するものである。接触ロールの材料もしくは接触ロールの表面のゴムの硬度は
好ましくは、30〜100ショア(A)、とりわけ40〜80ショア(A)であ
る。当該技術分野に従うと、接触ロールの覆いはEPDM、Vitonもしくは
Siliconゴムもしくは他の弾性材料より成ることができる。
【0021】 本方法の一つの有利な変法において、接触媒質は電気伝導性であるかまたは照
射中そして/もしくはその後に電気伝導性になる。
【0022】 本発明の方法の更なる開発物はロールおよび/もしくはロールの表面が電気伝
導性もしくは半導性である事実を特徴とする。これは裏材料に対する損傷の防止
を更に改善することを可能にする。被覆ロールが、例えば鋼もしくはもう1種の
金属でできた場合のように、それ自体伝導性である材料より成らない場合には、
十分な伝導性を確保する添加剤をロールの材料に添加することができる。これは
炭素黒もしくは金属塵もしくは金属粒子を添加するかまたはドープすることによ
り達成することができ、伝導性は好ましくは、少なくとも電子ビーム照射期間中
は確保される。
【0023】 更に、接触媒質および/もしくはロールおよび/もしくはロールの表面が接地
されている場合は、本発明の方法にとって非常に有利である。
【0024】 更に、ロールは顕微鏡下で平滑であるかもしくは僅かにテキスチャーをもった
表面を有することができる。それが表面のテキスチャー、特に表面のざらざらを
有することが適当であることが認められた。これは接触媒質による湿潤化を改善
させることを可能にする。
【0025】 本発明の方法の有利な更なる開発物において、接触媒質は流体アプリケーター
によりロールに適用される。更に流体の適用も同様に温度調節可能である場合に
本発明の方法の促進に非常に有効であることが見いだされた。
【0026】 本発明の方法を伴う特に有利な方法においては橋架け可能であるので、感圧性
粘着系として、アクリル、天然ゴム、合成−ゴム、シリコンもしくはEVA接着
剤を使用することができ、この群からの、具体的な利点はアクリルの感圧性接着
剤が有する。しかしもちろん、例えば、Donatas Satas(van
Nostrand,New York,1989による ”Handbook
of Pressure Sensitive Adhesive Techn
ology”中に記載のように、当業者に知られた他のすべての放射線−橋架け
可能な感圧性接着剤を加工するためにその方法を使用することもできる。
【0027】 前記の請求項の1項に従って製造された橋架け感圧性粘着系の一つの本発明の
使用は特に有利には、粘着テープへのその使用であり、粘着テープは片面もしく
は両面に粘着層を提供されることができる。この種の粘着テープは橋架けにより
その有利な利用特性、特にその巻きだし性を喪失しない。
【0028】 この情報により不必要に限定されることを望まないが、アクリル感圧性接着剤
としてとりわけ以下の組成物を有するエラストマーポリマーもしくはコポリマー
を使用することができる、 (A) 65〜100重量パーセントの割合を含む一般式CH2=CH(R1)(
COOR2)[式中、R1=HもしくはCH3、かつR2=2〜20炭素原子をもつ
アルキル鎖]のアクリルおよびメタクリル酸誘導体、 (B) 0〜35重量パーセントの割合を含む官能基含むビニル化合物(例によ
り、マレイン、フマルおよび/もしくはイタコン酸、無水マレイン酸、スチレン
、スチレン化合物、ビニルエステル、特に酢酸ビニル、ビニルアルコール、ビニ
ルエーテル、アクリルアミド、等)。
【0029】 天然ゴム接着剤としては、天然ゴムが100 000ダルトン以上の、好まし
くは、500 000ダルトン以上の分子量(重量平均)に基づき、かつ添加さ
れている。電子−ビーム橋架け可能な合成−ゴム接着剤もまた使用することがで
きる。感圧性粘着テープを製造するためには、これらのエラストマーを場合によ
っては橋架け剤と混合する、これに関する限り適した橋架け物質はとりわけ2価
もしくは多価アクリレートである。
【0030】 更に、感圧性接着剤を調製するためにはこれらのエラストマーを場合によって
は少なくとも1種の樹脂と混合する。使用することができる添加のための粘性付
与樹脂は例外なく、それらがエラストマーと少なくとも部分的な相容性を示す限
り、すべての既知の粘性付与樹脂および文献に記載のものを含む。言及すること
ができる代表物はピネン、インデンおよびロジン樹脂、それらの不均化、水素化
、重合、エステル化誘導体および塩、脂肪族および芳香族炭化水素樹脂、テルペ
ン樹脂およびテルペン−フェノール樹脂、並びに更にC5、C9および他の炭化
水素樹脂を含む。これらおよび更なる樹脂のあらゆる所望の組み合わせ物を、所
望されるものに従って生成される接着剤の特性を設定するために使用することが
できる。Donatas Satas(van Nostrand,1989に
よる ”Handbook of Pressure Sensitive A
dhesive Technology”中の当該技術分野の説明を早急に参照
することができる。
【0031】 アクリルPSAは更に老化防止剤、光線安定剤、オゾン遮蔽剤、脂肪酸、樹脂
、可塑化剤、発泡剤、成核剤および促進剤のような1種もしくはそれ以上の添加
剤と混合することができる。それらは更に繊維、炭素黒、酸化亜鉛、二酸化チタ
ン、固形微細ビーズ、シリカ、ケイ酸塩、およびチョークのような1種もしくは
それ以上の充填剤で充填されることができ、ブロッキングをもたない(bloc
king−free)イソシアネートの添加もまた可能である。接着剤の出発材
料としてのゴム/合成ゴムの場合は、前記の材料が天然ゴムの群もしくは合成ゴ
ムの群からのものであるか、またはそれが天然ゴムおよび/もしくは合成ゴムの
どんな所望の混合物をも含んで成るか否かにより更なる変種の可能性が存在し、
原則的に、要求される純度および粘度レベルに応じて例えばクレープ、RSS、
ADS、TSRもしくはCV等級のようなすべての入手できる等級から1種もし
くはそれ以上の天然ゴムを選択することができ、かつランダムに共重合したスチ
レン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、合成ポリイソプレ
ン(IR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム(XIIR)、アク
リレートゴム(ACM)、エチレン−酢酸ビニル(EVA)コポリマー、および
ポリウレタンおよび/もしくはそれらの混合物より成る群から1種もしくはそれ
以上の合成ゴムを選択することができる。更に、好ましくは、それらの加工特性
を改善するために10〜50重量%の重量割合の熱可塑性エラストマーをゴムに
添加することができ、この割合はエラストマー全体の割合に基づく。この時点で
代表物としてとりわけ、特に相容性のスチレン−イソプレン−スチレン(SIS
)およびスチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)タイプを挙げることができ
る。同様に添加することができる可塑化剤として、粘着テープ法から知られるす
べての可塑化物質を使用することができる。これらはなかでも、パラフィンおよ
びナフテン油、オリゴブタジエン、オリゴイソプレンのような(官能化)オリゴ
マー、液体ニトリルゴム、液体テルペン、樹脂、野菜および動物油および脂肪、
フタレート、官能化アクリレートを含む。
【0032】 このように混合された感圧性接着剤は溶液から直接にもしくはホットメルトと
して、裏材料(PP、BOPP、PET、不織体、PVC、ポリエステル、ポリ
アミド、発泡体、等)もしくは剥離紙(グラシン、HDPE、LDPE等)に適
用されるかまたは移動によりラミネートされる(裏材料および剥離紙は請求項の
意味では裏材料である)。
【0033】 橋架けのためには感圧性粘着テープは接触媒質が提供されたロール上を誘導さ
れる。その有効度が前記の添加剤を添加することにより増加され得る水を使用す
ることが好ましい。ロール上の接触液のフィルムがロール表面および担体中の不
均一性を補い、従ってロールと裏材料間の隙間を妨げる。感圧性粘着テープはこ
のロール上に電子ビームを直接照射される。加速電圧は電子がほとんど完全に感
圧性粘着テープ中を通過するように選択される。隙間を充填する液体フィルムが
存在する場合、かつ前記の本発明の手順が使用されている場合は、裏材料の裏側
に対する損傷が完全にもしくは少なくとも著しく減少される。裏側への損傷の回
避もしくは減少の結果として、PSAテープの巻きだし特性が保持されるかもし
くはごく僅かな劣化のみを受ける。
【0034】 前記の感圧性粘着テープの電子ビーム硬化、すなわち電子の照射によるそれら
の橋架けのための実験装置は図1に表す。本実施例に選択され、図1に示された
装置において、橋架けユニットの多数の可能な態様の一つが、それによりどんな
不必要な制約をも受けることを望まないが、例により示される。温度調節ロール
1も同様に接触媒質31を含有するタンク3中に部分的に配置されている第2の
ロール2との接触により接触媒質のフィルム311で湿潤化される。接触媒質3
1としては水を使用することが好ましく、それに場合によっては前記の添加剤が
添加される。安定な水フィルム311を形成するためには、温度調節ロール1は
テキスチャーをもつ表面を有することができる。この表面は彫刻ロールに関した
状態に類似のざらざらを形成することにより得ることができるが、顕微鏡的に平
滑な面の場合ですら微細な表面のざらざらが接触媒質311により十分な湿り気
をもたらす。PSAテープ(PSA51で被覆した裏材料52)がそこから導入
される地点41は変動可能であり、この図においては、PSAテープは12時の
位置(41)でロール上に配置され、更に接触ロール9で圧迫される。照射ユニ
ット6は3時の位置(42)に配置されている。電子ビーム発生源6の位置42
はPSAテープの誘動にしたがって変動することができるが、少なくとも照射窓
(42)においては、PSAテープ5は温度調節ロール1上の液体フィルム31
1と完全な接触をもたなければならない。PSAテープ5は5時の位置(43)
で温度調節ロール1を離れ、この位置も同様に、ユニットの様々な態様において
は異なって配置することができる。それからの電荷の更なる伝導を排除する目的
のために、温度調節ロール1を接地することができる(7)。更に、ユニット中
の不必要な電圧および従って電流もしくは沿面電流を防止するために液体供給ロ
ール2もまた接地することができる。それが照射され、温度調節ロール1を去っ
た後に、裏材料52から接触媒質311の幾らかもしくはすべてを除去するため
に粘着テープ5を乾燥ユニット8中に通過させる。ここで乾燥は熱により、IR
光線および/もしくはもう1種の波長域の光線への照射により、または機械的に
(ストリップ、払拭、等)実施することができる。空気流中での乾燥およびあら
ゆる他の乾燥法も可能である。
【0035】 本発明を文書化するために、実施例の選択により不必要に制約されることを望
まないが、以下の一連の実験を実施した。
【0036】
【実施例】実施された実験の説明 アクリルPSAの調製 フリーラジカル重合のために通常の200Lの反応容器にアクリル酸2400
g、N−tert−ブチルアクリルアミド3200g、メチルアクリレート40
00g、アクリル酸2−エチルヘキシル30.4g、およびアセトン/イソプロ
パノール(97:3)30kgを充填した。窒素ガスを45分間撹拌しながら反
応容器中を通過させた後に、反応容器を58℃に加熱し、2,2’−アゾ−イソ
ブチロニトリル(AIBN)20gを添加した。次に外側の加熱浴を75℃に加
熱し、この外側の温度で一定に反応を実施した。1時間の反応後、AIBN20
gを更に添加した。48時間後に反応を終結し、生成物を室温に冷却した。試験テープの製造 次に接着剤を23μmのPETフィルム(Du PontからのMylar(R ) )に標準単位で適用し、乾燥した(使用された単位はUllmann’s E
ncyclopedia of Industrial Chemistry,
Sixth Edition,2000 Electronic Releas
e,Wiley−VCH,Weinheim 2000中の「テープ、粘着テー
プ」中の「製造法」の項に記載されている)。適用速度は約50g/m2であっ
た。巻き取る前に、接着剤をLauffenbergからのシリコーン処理剥離
紙で裏打ちした。次にこの複合体を切断ユニット上で1.9cm幅のストリップ
に切断し、ロールに巻いた。電子ビーム照射 電子ビーム照射をElectron Crosslinking AB,Ha
lmstad,Swedenからの装置を使用して実施した。照射される剥離紙
(Laufenbergからの1.2g/m2のポリ(ジメチル)シロキサンを
含むグラシン紙)を、標準として存在する温度調節ロール上の加速装置のレナー
ド(Leonard)窓の下方をとおして誘動した。照射領域中では、大気酸素
を純粋窒素でフラッシュすることにより交換した。ウェブ速度はそれぞれ10m
/分であった。本発明により照射された材料に対しては、温度調節ロールを湿潤
可能な表面の皮膜をもつロールおよび図1に従う接触液のためのアプリケーター
ユニットにより置き換えた。剥離紙は空気を含むことを防止するためにゴムの接
触ロールで圧迫された(60ショアA)。液体フィルムの厚さは約0.01〜0
.1mmであった。他の工程パラメーターは下記の表に示される。剥離力の測定 照射の約1時間後に、接着剤の付いた試験テープのストリップを温度調節ロー
ルに面する照射された剥離紙の側の上に気泡を伴わずに置き、2kgの鋼ロール
で圧迫した。次にこの複合体を室温(約20℃)で1日間(記号1dRT)もし
くは70℃で7日間(記号7d70℃)貯蔵した。剥離力(peel forc
e)[剥離力(release force)]を測定するために、試験テープ
の側面を鋼レールに固定し、それに接着された剥離紙を180℃の角度で、30
0mm/分の速度で剥離した。これを達成するために要する引っ張り力(cN/
cm)を標準条件下(23℃、50%大気湿度)で引っ張り試験機上で測定した
結果 実験の条件および結果を下記の表に示す。
【0037】
【表1】
【0038】 #室温(約23℃) ・剥離紙の部分的分裂 ・・剥離紙の分裂 (1)Alcostop(R)(VARN Products Company
GmbH,Willich):セルロースゴム、アニオン界面活性剤、ポリプロ
ピレングリコール、気泡抑制剤およびバッファー物質の水溶液。 未照射対照試料の場合(実施例1)には、剥離力は非常に低く、70℃で7日
間の貯蔵後ですら8cN/cmより上に上昇しなかった。他方、電子−ビーム照
射試料(実施例2a、2b)の場合には、剥離力の急激な上昇を認めた。10k
Gyのみの線量によってすら(実施例2a)、それは12cN/cmであった。
この効果は70℃における貯蔵により増強され、7日後には30cN/cmに上
昇した。
【0039】 しかし、10kGyの線量による橋架けは実際には、多数の高性能粘着テープ
に対しては低すぎ、その結果、50kGyの線量による実験を更に実施した(実
施例b)。ここで、認められた効果は更に急激にすら起こった。巻き取り時に、
剥離材料はピッキングの結果として著しく認識可能な欠陥を示した。70℃での
貯蔵後には、粘着テープがもはや巻き取り不可能であろうように、剥離紙が完全
に分裂した。裏材料への損傷が対照試料2aおよび2bに関して示された後に、
対応する一連の実験を接触媒質として純粋水を使用して、本発明のロール配置に
より実施した。これは実施例2aおよび2bにおけるものと同様な試験テープを
使用して実施する。測定精度の限界内で線量は同一領域内に位置しており、その
ため値は相互に直接比較可能である。結果は実施例3aおよび3b下の表に見る
ことができる。10kGyの線量においては、剥離紙への損傷の減少が見られた
、しかし線量を50kGyに増加すると、剥離力の著しい増加をもたらした。7
0℃で7日間貯蔵後には、再度、このような粘着テープを使用不可能にさせるで
あろう剥離紙の分裂が起こった。少量のn−ブタノールもしくはtert−ブタ
ノールのようなアルキルアルコールを水に添加した時に(それぞれの場合に5%
添加物の形態で)広範囲の改善が達成された。1日後の最初の値は実質的に非照
射剥離紙に相当し、70℃における貯蔵後ですら剥離力の僅かな増加のみが認め
られた。この動態は50kGyの高線量によってすら実質的に損なわれなかった
。得られた値は感圧性粘着テープに対して容易に許容できる範囲内にあった。
【0040】 実施例6a、6bは、印刷業界に通常使用されるような市販の通常のインキ溶
液を使用することもできることを示す。VARNからのAlcostop(R)
セルロースゴム、アニオン界面活性剤、ポリプロピレングリコール、脱気泡剤お
よびバッファー物質を含んで成る水溶液である。
【0041】 本発明の方法は電子ビームによる照射期間中の裏材料の裏側の損傷を防止もし
くは少なくとも許容できる範囲内に維持するのに著しく適することを見いだすこ
とができる。このように製造され、橋架けされた感圧性粘着テープは工業的使用
に非常に適し、先行技術の欠点をもはや示さない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クロゼ,マレン ドイツ21218ゼーフエタル・フオルデアハ イデ1アー (72)発明者 ノイハウス−シユタインメツツ,ヘルマン ドイツ22926アーレンスブルク・アムゼル ベーク9アー Fターム(参考) 4F073 AA05 BA18 BB01 CA42 4J040 JB09 PA19 PA32 PB06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏材料上に感圧性粘着系の被膜を橋架けさせる方法であって
    、 ・裏材料上に存在する感圧性粘着系を照射手段により加速電子を照射する、 ・照射される感圧性粘着系で被覆された裏材料がロールを介して走行する、 ・照射期間中にロールと裏材料間に接触媒質が存在する、 ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 ロールが好ましくは−10℃〜200℃、極めて特に好まし
    くは、5℃〜150℃の範囲内で温度調節されることを特徴とする、請求項1の
    方法。
  3. 【請求項3】 接触媒質がロール上に恒久的に滞留せずに、照射操作前にロ
    ールに適用され、かつ特に残留物を残さずに、照射操作後に再度それから取り外
    されることを特徴とする請求項1もしくは2の少なくとも1項の方法。
  4. 【請求項4】 接触媒質が裏材料とともに工程中に導入されることを特徴と
    する、前記請求項の少なくとも1項の方法。
  5. 【請求項5】 接触媒質として、好ましくは1種もしくはそれ以上の可溶性
    もしくは一部可溶性の添加剤と混合された液体、特に水が使用されることを特徴
    とする、前記請求項の少なくとも1項の方法。
  6. 【請求項6】 とりわけ、アルキルアルコール、グリコール、ケトン、アミ
    ン、カルボン酸塩、水溶性セルロース誘導体、スルホン酸塩および/もしくは界
    面活性剤が添加剤として使用されることを特徴とする、前記請求項の少なくとも
    1項の方法。
  7. 【請求項7】 感圧性粘着系で被覆された裏材料が適用された圧力下でロー
    ル上を走行することを特徴とする、前記請求項の少なくとも1項の方法。
  8. 【請求項8】 ロール表面が電気伝導性もしくは半導性であることを特徴と
    する、前記請求項の少なくとも1項の方法。
  9. 【請求項9】 接触媒質および/もしくはロールおよび/もしくはロールの
    表面が接地されていることを特徴とする、前記請求項の少なくとも1項の方法。
  10. 【請求項10】 ロールが表面のテキスチャー、とりわけ表面のざらざら化
    を有することを特徴とする、前記請求項の少なくとも1項の方法。
  11. 【請求項11】 ロールが鋼のロール、とりわけ腐食抵抗および/もしくは
    湿潤性を改善するための被膜を担持するものであり、その被膜がとりわけ適切な
    金属、金属酸化物もしくはセラミックから成ることを特徴とする、前記請求項の
    少なくとも1項の方法。
  12. 【請求項12】 接触媒質が流体アプリケーターによりロールに適用される
    ことを特徴とする、前記請求項の少なくとも1項の方法。
  13. 【請求項13】 流体アプリケーターが温度調節可能であることを特徴とす
    る、前記請求項の少なくとも1項の方法。
  14. 【請求項14】 片面もしくは両面上に粘着層が付いている粘着テープのた
    めの、前記請求項の少なくとも1項に従って製造された橋架けされた感圧性粘着
    系の使用。
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