JPS619479A - 感熱性接着剤 - Google Patents
感熱性接着剤Info
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- JPS619479A JPS619479A JP13162084A JP13162084A JPS619479A JP S619479 A JPS619479 A JP S619479A JP 13162084 A JP13162084 A JP 13162084A JP 13162084 A JP13162084 A JP 13162084A JP S619479 A JPS619479 A JP S619479A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
発明の目的
本発明は、紙や布、プラスチックフィルム等の粘着加工
に用いる感熱性接着剤に関する。
に用いる感熱性接着剤に関する。
【従来の技術1
感圧接着剤で粘着加工されたラベル、シールJ3にびシ
ート類は常時粘着性であり、不用意に他のものへ接着さ
せないためには、剥1111紙にのけて取扱う。 この
剥離紙は接着時に剥離したあとは破棄づるものぐあり、
材料コストの低減および省資源の面から、剥mt紙の使
用は好ましくない。 −1j、ホットメルト接着剤をコーティングしたラベル
、シールおよびシー]−は常温では粘着性を示さず、取
り扱いは容易であるが、加熱賦活したとぎ接着剤が粘性
を示す時間が非常に短いので、一般に作業性がまいどは
いえない。 ホットメルト接着剤のこのような問題を解決する接着剤
どして、スチレン−ブタジェンまたはスチレン−イソグ
レンのブロックコポリマーや、エチレン−酢酸ビニルコ
ポリマーに粘着性付与樹脂と結晶性可塑剤とを混合して
なる感熱性接着剤が提案された。 それらはいずれも、
基材への適用に当って150〜200℃という高温にお
けるホットメルトコーティング法によらなければならず
、加熱装置が大がか゛りとなる上に、基材がかなりの耐
熱性をもたなければならないから、ごく限られた種類の
基材にしか適用できない。 また、結晶性可塑剤を多少
に含有するため粘性を示す時間は若干延長されるが、そ
の反面、粘着性が劣るという問題も生じる。 【発明が解決しようとする問題点】 本発明の目的は、このような問題を解決し、100℃程
度またはそれ以下の温度でコーティング加工することが
でき、常温では粘着性を示さず、使用する前に再び10
0℃以下の温度に加熱することにより軟化し、熱源を取
り去っても比較的長い時間粘着性を失わず、接着剤が完
全に固化した後も、すぐれた接着力を示す感熱性接着剤
を提供することにある。 発明の構成
ート類は常時粘着性であり、不用意に他のものへ接着さ
せないためには、剥1111紙にのけて取扱う。 この
剥離紙は接着時に剥離したあとは破棄づるものぐあり、
材料コストの低減および省資源の面から、剥mt紙の使
用は好ましくない。 −1j、ホットメルト接着剤をコーティングしたラベル
、シールおよびシー]−は常温では粘着性を示さず、取
り扱いは容易であるが、加熱賦活したとぎ接着剤が粘性
を示す時間が非常に短いので、一般に作業性がまいどは
いえない。 ホットメルト接着剤のこのような問題を解決する接着剤
どして、スチレン−ブタジェンまたはスチレン−イソグ
レンのブロックコポリマーや、エチレン−酢酸ビニルコ
ポリマーに粘着性付与樹脂と結晶性可塑剤とを混合して
なる感熱性接着剤が提案された。 それらはいずれも、
基材への適用に当って150〜200℃という高温にお
けるホットメルトコーティング法によらなければならず
、加熱装置が大がか゛りとなる上に、基材がかなりの耐
熱性をもたなければならないから、ごく限られた種類の
基材にしか適用できない。 また、結晶性可塑剤を多少
に含有するため粘性を示す時間は若干延長されるが、そ
の反面、粘着性が劣るという問題も生じる。 【発明が解決しようとする問題点】 本発明の目的は、このような問題を解決し、100℃程
度またはそれ以下の温度でコーティング加工することが
でき、常温では粘着性を示さず、使用する前に再び10
0℃以下の温度に加熱することにより軟化し、熱源を取
り去っても比較的長い時間粘着性を失わず、接着剤が完
全に固化した後も、すぐれた接着力を示す感熱性接着剤
を提供することにある。 発明の構成
本発明の感熱性接着剤は、アクリルポリマー100東量
部、結晶性可塑剤20〜100重吊部、好ましくは30
〜80重量部、およびビニル系不飽和1ノン−5〜50
重量部、好ましくは10〜40重量部からなる組成物を
基材上に設けた層を、電子線照射により硬化させてなる
ことを特徴とする。 アクリルポリ7−としては、一般式CHS2=CI−1
0OR’(ただしR−は炭素数2〜12のアル4−ル基
)で表わされるアクリル酸エステルのポリマー、R−の
異なる前記アクリル酸エステルどうしの]ポリマー、ま
たは、前記アクリル酸エステルの1種または2種以上と
カルボキシル基、水酸基もしくはアミド基を有するビニ
ル系不飽和モノマーまたは酢酸ビニルの1種または2種
以上とのコポリマーを用いる。 結晶性可塑剤としては、融点が50〜100℃、好まし
くは60・〜90℃で、融点以上に加熱すると短時間で
融解づるが、熱源を取り去っても容易に固化しないエス
テル類またはスルホンアミド誘導体を用いる。 ビニル系不飽和モノマーとしては、カルボキシル基、水
酸基またはアミド基を有づるものを用いる。
部、結晶性可塑剤20〜100重吊部、好ましくは30
〜80重量部、およびビニル系不飽和1ノン−5〜50
重量部、好ましくは10〜40重量部からなる組成物を
基材上に設けた層を、電子線照射により硬化させてなる
ことを特徴とする。 アクリルポリ7−としては、一般式CHS2=CI−1
0OR’(ただしR−は炭素数2〜12のアル4−ル基
)で表わされるアクリル酸エステルのポリマー、R−の
異なる前記アクリル酸エステルどうしの]ポリマー、ま
たは、前記アクリル酸エステルの1種または2種以上と
カルボキシル基、水酸基もしくはアミド基を有するビニ
ル系不飽和モノマーまたは酢酸ビニルの1種または2種
以上とのコポリマーを用いる。 結晶性可塑剤としては、融点が50〜100℃、好まし
くは60・〜90℃で、融点以上に加熱すると短時間で
融解づるが、熱源を取り去っても容易に固化しないエス
テル類またはスルホンアミド誘導体を用いる。 ビニル系不飽和モノマーとしては、カルボキシル基、水
酸基またはアミド基を有づるものを用いる。
【作 用1
本発明の感熱性接着剤は、常温では粘着性を示さない固
体で、50〜100℃の加熱により、短時間で容易に5
00〜2.000cps程度の低粘度に溶融し、熱源を
取り去っても約24時間以上粘着性を有する溶融状態、
すなわち感圧粘着剤の状態を保つ。 【実施態様】 アクリルポリマーとしては、分子量5万〜10万の、そ
れ自体粘性を有するものが好ましい。 通常のラジカル溶液重合で調製し、そのときに添加する
連鎖移動剤の量を調節することにより、分子層をある程
度任意にコントロールできる。 重合反応終了後の溶剤
は、蒸留により、または揮発させて除去する。 電子線による砂化性を向上させる目的で、末端または側
鎖に、アクリル基やメタクリル基のような電子線硬化性
の官能基を導入したものを用いてもよい。 結晶性可塑剤は、以下に示すエステル類およびスルホン
アミド誘導体からえらんだものを用いる。 すなわち、エステル類としては、フタル酸ジフェニル、
フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ジヒドロエヂル、
イソフタル酸ジメヂル等の芳香族二塩基酸ジエチル、ク
エン酸トリシクロヘキシルなどの脂肪族多塩基酸エステ
ル、ジ安息香酸■ヂレングリコール、トリ安息香酸トリ
メチロールエタン、トリ安息香酸グリセライド、テトラ
安息香酸ペンタ1リスリツト等の安息香酸エステル、ト
リノエニルフオスフエート、トリーp−t−ブチルフェ
ニルフォスフェート等のリン酸エステル等がある。 スルホンアミド誘導体としては、N −エヂルトルJン
スルホンアミド、N −シフOへキシル−p−トルエン
スルホンアミド等があり、経済性の点から好ましいのは
芳香族二塩基酸のジエステルであり、その中でもとくに
好ましいのはフタル酸ジシクロヘキシルである。 結晶性可塑剤をアクリルポリマー100重量部に対して
20〜100重量部用いるのは、20重量部未満である
と再結晶の後も粘着性が残り、100重量部をこえると
接着力が低下するからである。 ビニル系不飽和モノマーは、カルボキシル基、水酸基お
よびアミド基のいずれかを有するものであって、代表的
な例は、メタクリル酸、アクリロイルオキシエチルモノ
サクシネート、アクリロイルオキシモノフタレート、無
水マレイン酸、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキ
シ−3−フェノキシプロピルメタクリレート、アリルア
ルコール、メタクリルアミド、N−メチロールメタクリ
ルアミド′、ダイアセトンアクリルアミド、N−N ′
−ジエチルアミノエチルメタクリレート、If−N−ジ
メチルアクリルアミド等である。 ざらに、一般式〇H2=Cf−100R1(ただしR1
は炭素数2〜14のアルキル基)、またはCH9!=C
HCOO−(CHR3−CH2,−0−)n−RS2(
ただしR2はH1アルキル基または)工二ル基、R3は
Hまたはアルキル基、nは自然数)で表わされるモノマ
ーも使用ぐき、それらの例は2−ヒドロキシ−3−フェ
ノキシプロピルアクリレート、アクリロイルオキシエチ
ルモノサクシネート、)ノクロリロイルオキシエチルモ
ノフタレートおよび2−ヒドロキシ3−13フエノキジ
ブ[1ビルアクリレート等である。 ぞのほかに、一般式Cl−12=CHCOO−(Cトl
R4−CH2−0)n −CeHsR5(ただし]<4
はト1またはアルキル基、R5はアルキル基、nは自然
数)で表わされるモノマー、エチレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ヘ
キサンジオールジアクリレートおよび1−リメチロール
ブロバントリアクリレー1−等も有用である。 以上の例の中で、タックおよび接着力の面で、ジアセト
ンアクリルアミドがとくに好ましい。 ビニル系不飽和モノマーは、粘度を下げ粘着性を向上さ
せる目的で添加するものであって、アクリルポリマー1
00重量部に対して5重量部以下では粘度低下に寄与せ
ず、50重量部をこえると粘着力を低下させる。 さらに接着剤の緒特性を改良するために、必要に応じて
、各種の粘着性付与樹脂、酸化防止剤、充填剤、ブロッ
キング防止剤および滑剤等の添加剤を添加する。 前記の配合の組成物を50〜100℃に加熱し、溶融混
合して基材にコーティングする。 コーティング方法と
しては、ファウンテンコーターなどを用いるボットメル
トコーティング、各種ロールコーティング、グラビアコ
ーティングおよびスクリーンコーティング等の方法によ
ればよい。 感熱性接着剤をコーティングする基材は、コーティング
時の温度が高くても100℃程度であるため、紙をはじ
めとする多種類のものから選ぶこどが゛(きる。 基材に接着剤組成物を−1−フイツクした後、100〜
300Ke Vのエネルギー、線量にして1M rad
〜50 M radの電子線を接着剤塗布面に照射して
、接着剤を硬化させる。 これにより、常温におりる粘
着性がなくなり、熱賦活性の接着剤が形成される。 [実施例1] ブチルアクリレー)−100部(以下、1部」はいずれ
も重量部である。)に対し、重合開始剤としてα、α−
−アゾビスイソブチロニトリル0゜1部、連鎖移動剤と
してt−ドデシルメルカプタン0.5部、および溶剤と
して酢酸エチル30部を況合しC重合を行ない、重合反
応終了後、酢酸1デルを減圧留去して・、ポリブチアク
リレート100部を智だ。 これを用いて下記の組成物
を用意し、100℃に加熱しながらよく混合した。 PBΔ (ポリブチルアクリレート> 100部D
Cl−I P (ジシクロへキシルフタレート)40部
Dり△M(ジアセトンアクリルアミド) 20部合
計 160部 上記の溶M混合物を、厚さ25μのPETおよびコート
紙に、N012のワイヤバーを用いて、湿麿80℃で、
塗布量を2部5g/m’にコントロールして加熱コーテ
ィングした。 続いて、加速エネルギー165Ke■で
線110Mradの電子線を照射して、粘着剤を硬化さ
せた。 得られた粘着フィルムおよび粘着紙を、剥離紙を用いず
に室温(24℃)に24時間放置すると、粘着剤中の可
塑剤が結晶化し、塗布面のタックがなくなった。 この粘着フィルムおよび粘着紙を、80℃で5秒間加熱
し、粘着面のタックを測定した。 一方、粘着面をSU
S板およびPP板に接触させ、2Kgの圧着ローラを2
往復させて圧着し、24時間放置後、剥離スピード30
0 mm1分の速度で180°剥離試験を行ない、接着
力を測定した。 その結果は、次のとおりであった。 塁 材 タック 接着力(1/1!imm幅ポ
ールタック 5USFi PP板 ))EH11μ s 600
350コ一1〜紙 9 400
400く基材破壊)く基材破IIFj) (実施例3] ブチルアクリレート95部およびアクリル酸5部に、重
合開始剤どしてα、α′−アゾビスイソ1ヂロニトリル
0.1部、連鎖移動剤としてメルカプ1−[タノール0
.2部、溶剤として酢酸エチル30部とを加えて重合を
行ない、重合反応終了後、酢酸ユチルを減圧蒸留しポリ
マーを得、これにジブチルヂンラウレートを触媒として
、2−ヒドロキシエヂルアクリレートとトルエンジイソ
シアネー1〜アダクト体を、ポリマーの分子船3万に対
し−(1個の割合で゛反応させで、アクリル基を導入し
た。 得られたポリマーを用いて、下記の組成物を配合
し、100℃に加熱して混合した。 BA/AAポ!J?−100部 DCI−IP 50部DAA
M 25部アロニツクスM1
13モノマー 10部(東亜合成化学製) 合計185部 上記の組成からなる溶融混合物を実施例1と同様にコー
ティングし、電子線を照射して粘着剤を硬化させ、粘着
フィルムおよび粘着紙を製造した。 この粘着フィルムおよび粘着紙の塗布面をブラシで摩擦
し、剥離紙に重ねて24時間放置すると、可塑剤が結晶
化し、塗布面のタックもなくなった。 実施例1と同様にしてこの粘着剤の性能を測定した結果
は、次のとおりであった。 躯 祠 タック 接着力Q / 15mm幅ポ
ールタック SUS板 PP板 PET25μ 9 500 370コ一ト
紙 9 400 400(基材破壊)
(基材破壊) 【実施例3] イソ1デルアクリレート100部を実施例2と同様にし
て重合させ、ポリイソブチルアクリレ−1〜 を 1番
Hこ 。 このポリマーを、100℃に加熱下の混合により、下記
の組成物にした。 1) I B△(ポリブチルアクリレート) 100部
D C!−I P 50
部りΔAM 20部合
計 170部 」二記の組成物を実施例1と同様に基材にコーティング
し、電子線を照射して粘着剤を硬化させ、粘着フィルム
a3よび粘着紙を冑だ。 実施例2と同様に、この粘着フィルムおよび粘る紙の塗
rfi面をブラシで摩擦し、剥離紙と重ねて2411、
li間放置すると可塑剤が結晶化し、塗布面のタックら
なくなった。 実施例1ど同様にして粘着剤の性能を測定した結宋は、
次のとおりであった。 基 材 タック 接着力g /15+n+n幅
PET25μ 10 700 450コ一ト
紙 11 400 400(基材破壊)(
基材破壊) 発明の効果 本発明の感熱性接着剤は、100℃程度の低い温度で基
材に適用できるから、コーティングの装置が大がかりに
ならない。 常温では粘着性を示さず剥離紙が不要であ
るから、材料のコストが低減できる。 使用時は100℃以下の低温加熱でも短時間に低粘度化
し、長時間にわたって粘着性を示すので、作業性が向上
する。 また、溶剤を用いていないため無公害である。 さらに、基材を選ばないので、幅広い用途に向けること
ができるという利点をもつ。 −ζζ
体で、50〜100℃の加熱により、短時間で容易に5
00〜2.000cps程度の低粘度に溶融し、熱源を
取り去っても約24時間以上粘着性を有する溶融状態、
すなわち感圧粘着剤の状態を保つ。 【実施態様】 アクリルポリマーとしては、分子量5万〜10万の、そ
れ自体粘性を有するものが好ましい。 通常のラジカル溶液重合で調製し、そのときに添加する
連鎖移動剤の量を調節することにより、分子層をある程
度任意にコントロールできる。 重合反応終了後の溶剤
は、蒸留により、または揮発させて除去する。 電子線による砂化性を向上させる目的で、末端または側
鎖に、アクリル基やメタクリル基のような電子線硬化性
の官能基を導入したものを用いてもよい。 結晶性可塑剤は、以下に示すエステル類およびスルホン
アミド誘導体からえらんだものを用いる。 すなわち、エステル類としては、フタル酸ジフェニル、
フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ジヒドロエヂル、
イソフタル酸ジメヂル等の芳香族二塩基酸ジエチル、ク
エン酸トリシクロヘキシルなどの脂肪族多塩基酸エステ
ル、ジ安息香酸■ヂレングリコール、トリ安息香酸トリ
メチロールエタン、トリ安息香酸グリセライド、テトラ
安息香酸ペンタ1リスリツト等の安息香酸エステル、ト
リノエニルフオスフエート、トリーp−t−ブチルフェ
ニルフォスフェート等のリン酸エステル等がある。 スルホンアミド誘導体としては、N −エヂルトルJン
スルホンアミド、N −シフOへキシル−p−トルエン
スルホンアミド等があり、経済性の点から好ましいのは
芳香族二塩基酸のジエステルであり、その中でもとくに
好ましいのはフタル酸ジシクロヘキシルである。 結晶性可塑剤をアクリルポリマー100重量部に対して
20〜100重量部用いるのは、20重量部未満である
と再結晶の後も粘着性が残り、100重量部をこえると
接着力が低下するからである。 ビニル系不飽和モノマーは、カルボキシル基、水酸基お
よびアミド基のいずれかを有するものであって、代表的
な例は、メタクリル酸、アクリロイルオキシエチルモノ
サクシネート、アクリロイルオキシモノフタレート、無
水マレイン酸、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキ
シ−3−フェノキシプロピルメタクリレート、アリルア
ルコール、メタクリルアミド、N−メチロールメタクリ
ルアミド′、ダイアセトンアクリルアミド、N−N ′
−ジエチルアミノエチルメタクリレート、If−N−ジ
メチルアクリルアミド等である。 ざらに、一般式〇H2=Cf−100R1(ただしR1
は炭素数2〜14のアルキル基)、またはCH9!=C
HCOO−(CHR3−CH2,−0−)n−RS2(
ただしR2はH1アルキル基または)工二ル基、R3は
Hまたはアルキル基、nは自然数)で表わされるモノマ
ーも使用ぐき、それらの例は2−ヒドロキシ−3−フェ
ノキシプロピルアクリレート、アクリロイルオキシエチ
ルモノサクシネート、)ノクロリロイルオキシエチルモ
ノフタレートおよび2−ヒドロキシ3−13フエノキジ
ブ[1ビルアクリレート等である。 ぞのほかに、一般式Cl−12=CHCOO−(Cトl
R4−CH2−0)n −CeHsR5(ただし]<4
はト1またはアルキル基、R5はアルキル基、nは自然
数)で表わされるモノマー、エチレングリコールジアク
リレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ヘ
キサンジオールジアクリレートおよび1−リメチロール
ブロバントリアクリレー1−等も有用である。 以上の例の中で、タックおよび接着力の面で、ジアセト
ンアクリルアミドがとくに好ましい。 ビニル系不飽和モノマーは、粘度を下げ粘着性を向上さ
せる目的で添加するものであって、アクリルポリマー1
00重量部に対して5重量部以下では粘度低下に寄与せ
ず、50重量部をこえると粘着力を低下させる。 さらに接着剤の緒特性を改良するために、必要に応じて
、各種の粘着性付与樹脂、酸化防止剤、充填剤、ブロッ
キング防止剤および滑剤等の添加剤を添加する。 前記の配合の組成物を50〜100℃に加熱し、溶融混
合して基材にコーティングする。 コーティング方法と
しては、ファウンテンコーターなどを用いるボットメル
トコーティング、各種ロールコーティング、グラビアコ
ーティングおよびスクリーンコーティング等の方法によ
ればよい。 感熱性接着剤をコーティングする基材は、コーティング
時の温度が高くても100℃程度であるため、紙をはじ
めとする多種類のものから選ぶこどが゛(きる。 基材に接着剤組成物を−1−フイツクした後、100〜
300Ke Vのエネルギー、線量にして1M rad
〜50 M radの電子線を接着剤塗布面に照射して
、接着剤を硬化させる。 これにより、常温におりる粘
着性がなくなり、熱賦活性の接着剤が形成される。 [実施例1] ブチルアクリレー)−100部(以下、1部」はいずれ
も重量部である。)に対し、重合開始剤としてα、α−
−アゾビスイソブチロニトリル0゜1部、連鎖移動剤と
してt−ドデシルメルカプタン0.5部、および溶剤と
して酢酸エチル30部を況合しC重合を行ない、重合反
応終了後、酢酸1デルを減圧留去して・、ポリブチアク
リレート100部を智だ。 これを用いて下記の組成物
を用意し、100℃に加熱しながらよく混合した。 PBΔ (ポリブチルアクリレート> 100部D
Cl−I P (ジシクロへキシルフタレート)40部
Dり△M(ジアセトンアクリルアミド) 20部合
計 160部 上記の溶M混合物を、厚さ25μのPETおよびコート
紙に、N012のワイヤバーを用いて、湿麿80℃で、
塗布量を2部5g/m’にコントロールして加熱コーテ
ィングした。 続いて、加速エネルギー165Ke■で
線110Mradの電子線を照射して、粘着剤を硬化さ
せた。 得られた粘着フィルムおよび粘着紙を、剥離紙を用いず
に室温(24℃)に24時間放置すると、粘着剤中の可
塑剤が結晶化し、塗布面のタックがなくなった。 この粘着フィルムおよび粘着紙を、80℃で5秒間加熱
し、粘着面のタックを測定した。 一方、粘着面をSU
S板およびPP板に接触させ、2Kgの圧着ローラを2
往復させて圧着し、24時間放置後、剥離スピード30
0 mm1分の速度で180°剥離試験を行ない、接着
力を測定した。 その結果は、次のとおりであった。 塁 材 タック 接着力(1/1!imm幅ポ
ールタック 5USFi PP板 ))EH11μ s 600
350コ一1〜紙 9 400
400く基材破壊)く基材破IIFj) (実施例3] ブチルアクリレート95部およびアクリル酸5部に、重
合開始剤どしてα、α′−アゾビスイソ1ヂロニトリル
0.1部、連鎖移動剤としてメルカプ1−[タノール0
.2部、溶剤として酢酸エチル30部とを加えて重合を
行ない、重合反応終了後、酢酸ユチルを減圧蒸留しポリ
マーを得、これにジブチルヂンラウレートを触媒として
、2−ヒドロキシエヂルアクリレートとトルエンジイソ
シアネー1〜アダクト体を、ポリマーの分子船3万に対
し−(1個の割合で゛反応させで、アクリル基を導入し
た。 得られたポリマーを用いて、下記の組成物を配合
し、100℃に加熱して混合した。 BA/AAポ!J?−100部 DCI−IP 50部DAA
M 25部アロニツクスM1
13モノマー 10部(東亜合成化学製) 合計185部 上記の組成からなる溶融混合物を実施例1と同様にコー
ティングし、電子線を照射して粘着剤を硬化させ、粘着
フィルムおよび粘着紙を製造した。 この粘着フィルムおよび粘着紙の塗布面をブラシで摩擦
し、剥離紙に重ねて24時間放置すると、可塑剤が結晶
化し、塗布面のタックもなくなった。 実施例1と同様にしてこの粘着剤の性能を測定した結果
は、次のとおりであった。 躯 祠 タック 接着力Q / 15mm幅ポ
ールタック SUS板 PP板 PET25μ 9 500 370コ一ト
紙 9 400 400(基材破壊)
(基材破壊) 【実施例3] イソ1デルアクリレート100部を実施例2と同様にし
て重合させ、ポリイソブチルアクリレ−1〜 を 1番
Hこ 。 このポリマーを、100℃に加熱下の混合により、下記
の組成物にした。 1) I B△(ポリブチルアクリレート) 100部
D C!−I P 50
部りΔAM 20部合
計 170部 」二記の組成物を実施例1と同様に基材にコーティング
し、電子線を照射して粘着剤を硬化させ、粘着フィルム
a3よび粘着紙を冑だ。 実施例2と同様に、この粘着フィルムおよび粘る紙の塗
rfi面をブラシで摩擦し、剥離紙と重ねて2411、
li間放置すると可塑剤が結晶化し、塗布面のタックら
なくなった。 実施例1ど同様にして粘着剤の性能を測定した結宋は、
次のとおりであった。 基 材 タック 接着力g /15+n+n幅
PET25μ 10 700 450コ一ト
紙 11 400 400(基材破壊)(
基材破壊) 発明の効果 本発明の感熱性接着剤は、100℃程度の低い温度で基
材に適用できるから、コーティングの装置が大がかりに
ならない。 常温では粘着性を示さず剥離紙が不要であ
るから、材料のコストが低減できる。 使用時は100℃以下の低温加熱でも短時間に低粘度化
し、長時間にわたって粘着性を示すので、作業性が向上
する。 また、溶剤を用いていないため無公害である。 さらに、基材を選ばないので、幅広い用途に向けること
ができるという利点をもつ。 −ζζ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)アクリルポリマー100重量部、結晶性可塑剤2
0〜100重量部およびビニル系不飽和モノマー5〜5
0重量部からなる組成物を基材上に設けた層を、電子線
照射により硬化させてなることを特徴とする感熱性接着
剤。 2)アクリルポリマー100重量部に対し、結晶性可塑
剤30〜80重量部およびビニル系不飽和モノマー10
〜40重量部からなる組成物を用いる特許請求の範囲第
1項に記載の感熱性接着剤。 (3)アクリルポリマーとして、一般式CH_2=CH
OOR′(ただしR′は炭素数2〜12のアルキル基)
で表わされるアクリル酸エステルのポリマー、R′の異
なる前記アクリル酸エステルどうしのコポリマー、また
は、前記アクリル酸エステルの1種または2種以上とカ
ルボキシル基、水酸基もしくはアミド基を有するビニル
系不飽和モノマーまたは酢酸ビニルの1種または2種以
上とのコポリマーを用いる特許請求の範囲第1項に記載
の感熱性接着剤。 (4)結晶性可塑剤として、融点が50〜100℃、好
ましくは60〜90℃で、融点以上に加熱すると短時間
で融解するが、熱源を取り去っても容易に固化しないエ
ステル類またはスルホンアミド誘導体を用いる特許請求
の範囲第1項に記載の感熱性接着剤。 (5)ビニル系不飽和モノマーとして、カルボキシル基
、水酸基またはアミド基を有するものを用いる特許請求
の範囲第1項に記載の感熱性接着剤。 (6)必要に応じて、粘着性付与樹脂、酸化防止剤、充
填剤、ブロッキング防止剤および滑剤等を添加した特許
請求の範囲第1項に記載の感熱性接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13162084A JPS619479A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 感熱性接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13162084A JPS619479A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 感熱性接着剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS619479A true JPS619479A (ja) | 1986-01-17 |
Family
ID=15062312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13162084A Pending JPS619479A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 感熱性接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS619479A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6429484A (en) * | 1987-07-25 | 1989-01-31 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | Heat-sensitive delayed tack sheet |
US6428889B1 (en) | 1999-10-06 | 2002-08-06 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive and retroreflective article comprising the adhesive |
EP2014688A1 (en) | 2007-07-09 | 2009-01-14 | Ricoh Company, Ltd. | Thermosensitive adhesive material |
US7993732B2 (en) | 2006-07-28 | 2011-08-09 | Ricoh Company, Ltd. | Heat-sensitive pressure-sensitive adhesive and heat-sensitive adhesive material |
US8354359B2 (en) | 2006-09-11 | 2013-01-15 | Ricoh Company, Ltd. | Heat-sensitive adhesive agent and heat-sensitive adhesive sheet |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP13162084A patent/JPS619479A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6429484A (en) * | 1987-07-25 | 1989-01-31 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | Heat-sensitive delayed tack sheet |
US6428889B1 (en) | 1999-10-06 | 2002-08-06 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive and retroreflective article comprising the adhesive |
US7993732B2 (en) | 2006-07-28 | 2011-08-09 | Ricoh Company, Ltd. | Heat-sensitive pressure-sensitive adhesive and heat-sensitive adhesive material |
US8354359B2 (en) | 2006-09-11 | 2013-01-15 | Ricoh Company, Ltd. | Heat-sensitive adhesive agent and heat-sensitive adhesive sheet |
EP2014688A1 (en) | 2007-07-09 | 2009-01-14 | Ricoh Company, Ltd. | Thermosensitive adhesive material |
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